JP3064911U - 介護用箸 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】従来からあるピンセット式の箸一膳では、各々
一本ずつを連結している所が固定されているので、手や
指の大きさが異なる筋力の衰えた方達には使いづらかっ
たので、支点や幅の変えられる介護箸が望まれていた。 【解決手段】箸に上下移動可能、更には左右に幅調節可
能な機構の箸一本一本を連結できるブリッジ及びブリッ
ジホルダーを装着させる。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】

本考案は、使用する人の手の大きさや箸を握る位置の個人差に対応できるよう に、箸を連結しているブリッジを上下左右に滑動できるようにすることで、特に 老人のような筋力の衰えた人でも、手の大きさや握る幅に合わせられる滑動機能 を付帯させ、箸を使う時の開閉動作を自然にできるような補助をする箸である。

【０００２】

【従来の技術】

箸２本をピンセットのように単純に連結した箸はあった。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

従来のピンセットのように在る１点を固定して連結すると、ただでさえ筋力の 弱ったお年寄りが使用するに、指の太さ、掴む位置に個人差があり、強制された 箸の持ち方なりがちで、使うことが苦痛になることも考えられる。本考案はこの 欠点を除くべく、上下左右に連結ブリッジを滑動可能にして、若い頃と同様の箸 の使い方に近づけるようにしたいと考えるものである。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

上記構成による箸本体１とブリッジ２とブリッジ３は、箸を使用する時は固定 されていなければならず、ブリッジの位置を上下に変えたい時は容易に動かなけ ればならないが、箸本体１と接触するブリッジ２とブリッジ３の接触面積を図２ に示すように少なくすることで解決する。加えてブリッジ２及びブリッジ３を軟 質プラスチックを使用することで更に機能を満足させることができる。

【０００５】 ブリッジ２とブリッジ３を連結させるブリッジホルダー４も左右に滑動させる 目的は、前項で述べた事柄と同様の目的である為、各々の接触面積を少なくする ことと、並びに軟質プラスチックで構成されることから左右の滑動と固定を可能 にすることができる。

【０００６】

【考案の実施の形態】

筋力の弱った方達には手や指が硬直し始めている為、指先に力が入らないこと もあって、自分の手や指の大きさにあった箸一本一本の支点の位置や幅を提供す べきであり、上記の如く構成した箸が手や指の大きさに合った箸に近づくことが できる。

【０００７】

【実施例】

図１で実施例を説明しますと、手や指の大きな方はブリッジ２、ブリッジ３の 位置は箸本体１の上の方に位置し、更にブリッジ２とブリッジ３は左右に広げた 状態で使用することができる。その際には図２で示すようにブリッジ２とブリッ ジ３はブリッジホルダー４によって抱え込まれるように連結されている。反対に 、手や指の小さい方はブリッジ２、ブリッジ３の位置は箸本体１の中央寄りにす ることができ、ブリッジ２とブリッジ３は接近させた状態で使用することができ る

【０００８】

【考案の効果】

前記構造によれば、手や指のこわばりの有る方の手や指の大きさに合った箸を 提供でき、箸一膳をバラバラに持つことの出来なくなった方に、容易に箸の先端 を合わすことが可能の箸を使用することで、指先の筋力を補助することができる 。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案の平面図及び側面図である。

【図２】本考案のブリッジ部及びブリッジホルダー部の
Ａ断面図である。

【図３】本考案のブリッジ部及びブリッジホルダー部の
Ｂ断面図である。

【図４】本考案の実施方法を示した説明図である。

【符号の説明】

１ 箸本体 ２ ブリッジ ３ ブリッジ ４ ブリッジホルダー ５ ブリッジ接触面 ６ ブリッジ隙間

Claims (2)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 箸本体１を連結させるブリッジ２及びブ
   リッジ３は上下滑動可能なる構造の連結された箸。
2. 【請求項２】 前項ブリッジ２とブリッジ３を包含且つ
   連結させるブリッジホルダー４を構成することで箸本体
   １が左右スライドを可能とする箸。