JP3073089U - 弱い力で開閉できるクリップ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】クリップを開くために一部の指先の力を利用せ
ずに、掴む力を使い、且つ、弱い力で、通常の挟持力を
持つ先端部の開閉ができる機構の提供。 【課題の解決手段】上記の課題は、開閉用把握部を支点
から６０ミリから１００ミリの範囲に置き、把握部の先
端に滑り防止部を置くことによって解決する。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】

本考案は、弱い力で開閉可能なクリップの構造に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】

従来は、洗濯用として、プラスチックまたは、金属性のクリップが供給されて きた。この場合一般的に先端挟持部を開く為には、指の先でつまみ部を押さえて 開閉させている。 近年老人が増えてきたが、この層の人達は指の先の力が衰え 、クリップの使用は不可能で、そのために洗濯が出来ない状態である。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

クリップを開くために一部の指先の力を利用せずに、掴む力を使い、且つ、老 人などの弱い力で、通常の挟持力を持つ先端部の開閉ができる機構の提供。

【０００４】

【課題を解決する手段】

上記の課題は、開閉用把握部を支点から遠く置き、把握部の先端に滑り防止の 為の反り返り部を置くことによって解決する。

【０００５】

【実施の形態】

図１及び図２に、本校案の１例による平面図、側面図、各種断面図を示す。支 点（１）から開閉用把握部（２）の先端（３）までが７３ミリ、支点（１）から 挟持部先端（４）までが３０リである。開閉用把握部の先端は、図の如く上に反 り（５）、滑り止めの縞状突起（６）を持っている。

【０００６】

【実施例】

通常のクリップは、開閉用把握部の先端までが３５ミリ程度、また、支点から 挟持部先端までが２５ミリ程度である。 本考案の１例は前述の通り、支点から開閉用把握部の先端までが７３ミリ、支 点から挟持部先端までが３０ミリである。開閉用把握部の先端は上に反り、滑り 止めの縞状突起を持っている。 支点から開閉用把握部の先端までが長いため、開閉用把握先端部（２）を押す 力によって把握部（２）が内側に曲げられると、十分に挟持部先端（４）が開か ない可能性がある。それを避けるため、クリップ本体の内側にリブ（７）を置い て強度を補完している。

【０００７】

【考案の効果】

以上によって本考案クリップの開閉は、通常クリップの２分の１程度の力で足 り、且つ指先によるつまむ力を利用せず、握る力を用い、力の弱い高年齢者でも 扱いが楽で、容易に挟持部先端が開閉できる構造となっている。

【図面の簡単な説明】

【図１】 全体図

【図２】 本体詳細図

【符号の説明】 （１）クリップの支点 （２）開閉用把握部 （３）開閉用把握部先端 （４）挟持部先端 （５）滑り防止用反り上がり部 （６）滑り防止用縞状突起 （７）リブ

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項 １】支点から６０ミリ乃至１００ミリの長さ
   の開閉用把握部と、支点から２５ミリ乃至３５ミリの長
   さの先端挟持部を持ったクリップ