JP3954483B2 - 洗濯挟み - Google Patents

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Description

【0001】
【発明が属する技術分野】
本発明は、洗濯物を干すときに、洗濯物を挟んで、物干紐または物干竿に吊り下げるように用いる洗濯挟みについての改良に関する。
【0002】
【従来の技術】
洗濯物を干すときに、その洗濯物を挟んで締め付けることで保持するように用いる洗濯挟みまたはピンチは、通常、図1にあるように、先端側の内面に挟持面10を設けて尾端側の外面につまみ部11を形設した挟み片1を形成して、その挟み片1・1を左右に一対に対向させ、それら挟み片1・1の各内面側で長手方向の中間の部位に設けた突起部12と突起部12とを突き合わせて、ヒンジ軸2により回動自在に連結し、かつ、これら挟み片1と挟み片1とに、それらを先端側の挟持面10と挟持面10とが互いに接合して閉じ合わされる状態とするバネ材3を組み付けて構成してあって、使用するときには、一対の挟み片1・1の尾端側(基端側)のつまみ部11とつまみ部11とを、片方の手の親指と人さし指とでつまんで、バネ材3のバネ圧に抗して強くつまみ込むことにより、先端側の挟持面10と挟持面10との間を拡き、その間に挟持させようとする洗濯物を位置させて、つまみ込んだ指先の力を解放することにより洗濯物を挟持した状態とし、これによって、洗濯物を吊り下げた状態とするように用いられている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
上述の洗濯挟みは、開閉回動する一対の挟み片1・1による洗濯物の挟持が、その一対の挟み片1・1を閉じ合わせる方向に付勢するバネ材3のバネ力によっていることから、かなり強いバネ圧のバネ材3を使用している。
【0004】
このため、通常の人では、苦にならないが、力のおとろえた老人や力の弱い子供または指先を怪我した人にとっては、一対の挟み片1・1をバネ材3のバネ圧に抗してつまみ込むのが困難で使いこなせない問題があり、特に、老人は指先の機能に衰えがあることで殆どつかいこなせず、洗濯物を干すときに、洗濯挟みAを使用しないで、物干竿または物干紐に掛けるだけで行うことから、乾いた洗濯物が風に飛ぶようになり、洗濯物を干す作業に不都合を生ぜしめている。
【0005】
本発明は、従前の洗濯挟みに生じている上述の問題を解消せしめるためになされたものであって、洗濯挟みを、子供や指先の機能に衰えのある老人であっても扱えるように、その洗濯挟みの一対に対向する挟み片の開閉作動が、僅かの力で的確に行えるようにする新たな手段を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上述の目的を達成するための本発明手段は、洗濯挟みを、先端側の内面に挟持面10を形設し尾端側(基端側)の外面側に、つまみ部11を形成した挟み片1を一対に対向させ、それら挟み片1と挟み片1との各長手方向の中間の内側に設けた突起部12と突起部12とを突き合わせてヒンジ軸2により互いに回動するよう連結することで組み立てるが、それの一対に対向する挟み片1・1には、それらの先端側を閉じ合わせる方向に付勢するバネ材を用いないで、バネ圧の抵抗を受けることなく、自由に開閉回動する状態としておく。
【0007】
そして、これら挟み片1・1のつまみ部11・11の対向位置に挟み片1・1の長手方向に連続するガイド溝a・aを、一対に対向するように設け、かつ、それらガイド溝a・aの対向間隔が、挟み片1・1の尾端側に向かうに従い狭くなるように挟み片1の長手方向に対し傾斜させておき、一対の挟み片1・1のつまみ部11・11の対向間隔内には、中心部位に吊杆4が連結する作動片bを配設して、それの左右の側端部を前述の一対に対向するガイド溝a・aにスライド自在に嵌装して、吊杆4の引き上げにより作動片bをガイド溝a・aの外端側に引き出すことで、一対に対向する挟み片1・1が、ヒンジ軸2中心に先端側の挟持面10・10が閉じ合わされる方向に回動し、吊杆4の押し下げることにより作動片bをガイド溝a・aの内端側に押し下げることで、一対に対向する挟み片1・1が、それの先端側の挟持面10・10を自由に開閉できる状態になるようにする手段を提起するものである。
【0008】
この手段によれば、洗濯挟みAの開閉が、作動片bを押し上げ下げすることで、自由に行えるようになり、作動片bを引き出し方向に動かすことで、洗濯挟みAの閉鎖作動が行われるようになるから、指先の機能に衰えのある老人でも的確に扱えるようになる。
【0009】
また、作動片bを押し引きする吊杆4は、それを、物干竿または物干紐に引き掛けるフックと連結しておくことが可能であるから、そのようにしておくことで、洗濯挟みAを物干竿または物干紐に吊り下げた状態において、吊杆4を握って作動片bを保定しておいて、この作動片bに対し洗濯挟みAの本体となる一対の挟み片1・1を上昇させれば、一対の挟み片1・1が自由に開閉するようになり、逆に洗濯挟みAの本体を引き下げれば、閉じられた状態となり、その状態で手を放せば、洗濯挟みAに挟持させた洗濯物の重量で一対の挟み片1・1が閉じ側に回動する方向に力が働くようになるから、洗濯物の挟持も確実なものとなる。
【0010】
また、この手段は、例えば、ズボンハンガーのように、開閉する一対の挟み片の挟持面が左右に巾の広いものである場合に対しても、これに組み込むことで、その挟み片を開閉させる開閉器として利用できるようになる。
【0011】
【発明の実施の形態】
次に本発明の実施の態様を実施例につき図面に随い詳述する。
図2は本発明手段を実施せる洗濯挟みAの、先端側を開放した状態の全体の正面図、図3は同上の洗濯挟みの先端側を閉鎖させた状態の縦断正面図で、同図において、1・1は一対に対向させた挟み片、2はこの一対の挟み片1・1を開閉回動自在に連結するヒンジ軸、bはそのヒンジ軸2より基端側(図において上端側)に寄る位置における一対の挟み片1・1の対向間隔内に、その挟み片1・1の長手方向に可動に配設した作動片、4はその作動片bに連結する吊杆を示す。
【0012】
挟み片1は、樹脂材、金属材などの適宜の素材により、通常の洗濯挟みAの挟み片1と同様に、先端側の内面側に挟持面10を具備し、基端側の外面側につまみ部11を形成し、長手方向の中間部の内面側に、対向する挟み片1に向け突出する突起部12を形設した形状に成形しておいて、この挟み片1を一対に対向させて組み合わせ、このとき突き合わせる突起部12と突起部12とをヒンジ軸2により連結することで、互いに開閉回動するようにすることについては、従前の洗濯挟みAの挟み片1と同様に形成してよい。
【0013】
しかし、この挟み片1・1には、それらのつまみ部11とつまみ部11との対向部位で、ヒンジ軸2よりも基端側に寄る部位の各内面側に、その部位に配設する作動片bを、ヒンジ軸2を通る中心線Fに沿う方向に可動とするためのガイド溝a・aを一対に対向するように設ける。
【0014】
このガイド溝a・aは、それらの溝底50・50の対向間隔が、挟み片1・1の基端側に向かい次第に狭くなるように、挟み片1の長手方向に対し傾斜させて形設する。
【0015】
そして、このガイド溝a・aは、挟み片1と挟み片1とがそれの先端側を閉じ合わせた状態において、挟み片1・1の基端側に位置する外端側における対向間隔Dが、前述の挟み片1と挟み片1との対向部位に配設する作動片bの左右の間隔巾よりも狭くなるように設定して装設する。
【0016】
また、このガイド溝aの溝底50は、片方は平滑面に形成してよいものであるが、図示する実施例のものにあっては、階段状に形成してあり、かつ、各段における溝底50を、一対の挟み片1・1が図3にあるように先端側を閉じられた状態において、中心線Fに対し平行する略垂直な平面50aと凹面50bとが交互に位置するように形成し、さらに、この各段における溝底が、左右の挟み片1と挟み片1との関係において、一方の挟み片1のガイド溝aの溝底の平面50aが他方の挟み片1のガイド溝aの溝底の凹面50bと対向するように、配列位置をずらせてあり、これにより、作動片bの左端側が左方の挟み片1のガイド溝aの凹面50bとなっている溝底に接当したときに、その作動片bの右端側が右方の挟み片1のガイド溝aの平面50aとなっている溝底に当接していくようにしている。
【0017】
一対の挟み片1・1の長手方向の中間部位に設ける突起部12と突起部12とを連結して、挟み片1と挟み片1とが互いに開閉回動するように軸着連結するためのヒンジ軸2は、挟み片1・1とは別体に形成して、突起部12と突起部12とに設けておく軸穴に嵌挿するようにしてよいものであるが、この例においては、挟み片1・1を合成樹脂材で成形するようにしていることから、挟み片1・1と一体に連続させて成形する突起部12・12の各突出端部に、図4および図5にあるように、互いに喰い合って重合する喰い合い部120・120をそれぞれ設けて、この喰い合い部120・120に、一方には半球状または円柱状の凸部wを設け他方にはこの凸部wと嵌合する凹面状の凹部yを設けておいて、この凸部wと凹部yとの嵌合によりヒンジ軸2が構成されるようにしている。
【0018】
一対の挟み片1・1のつまみ部11とつまみ部11とが対向する間隔部位に配設する作動片bは、前後の巾が対向する挟み片1・1の前後の巾内に収まる寸法で、左右の巾が一対の挟み片1・1の内面側の対向間隔に対応する寸法となる盤状乃至板状の適宜の形状に形成するが、それの左右の両端部には、前述したガイド溝a・aに嵌合する嵌合部を形設する。
【0019】
この嵌合部は、作動片bが平面視において、図6にあるような形状に形成されていて、それの左右の両端が一対の挟み片1・1の各内面側に形設したガイド溝a・aに嵌入するようになっている場合には、格別に形設する必要はない。
【0020】
また、作動片bは、それを、左右の両端部が対向するガイド溝a・aの内端側(図2・図3において下端側)のエンドまで押し込んだときに、図7にあるように、底面側がヒンジ軸2を設けた左右の挟み片1の突起部12・12の上面に当接する形状に形成してよく、むしろ、このようにすることが望ましい。
【0021】
また、この作動片bの上面側には、中心部位に上方に延出する吊杆4を設ける。この吊杆4は、作動片bをガイド溝a・aに沿い動かすための操作杆でもあり、組み立てられた洗濯挟みAの基端側となる上方に、手で把持し得る程度の長さに突出するようになればよいものであって、前述の図7にあるように、突出端部に把持部40となるコイン状のつまみ片を一体に連続させて設け、それに吊り紐等を通す透孔41を開設しておき、この透孔41に通した紐により適宜の個所に吊り下げるようにするか、または、この透孔41に、物干紐または物干竿に設けておくフックを引き掛けて吊り下げるようにする。この把持部40は、図8にあるように、開裂のあるループ状の吊環に形成してよい。
【0022】
また、この吊杆4は、それの上端側に図9にあるように、物干竿Pに引き掛ける大型のフック6を一体に連続させて形設し、そのフック6には、図8にあるように、物干竿Pに引き掛けたときに、その物干竿Pに対しフック6を係着させるための、弾性を具備する素材により一対のアームが物干竿Pの外径よりも狭い間隔で対向して略V字型をなす形状に成形した係着部材60を支軸61中心に自在に回動するよう設けておいて、物干竿Pに引き掛けたときに、このV字型の係着部材60に物干竿Pの外周面の半周弱が押し込まれた状態で図9において鎖線に示しているよう上向きに回動し、これにより、このV字型の係着部材60の弾性による復元力で物干竿Pをフック6の内周面に押し付けるようになってフック6が物干竿Pに係着していくようにする。
【0023】
さらに、このフック6には、それの内周面の上縁部位に、前述の図9にあるように、上方に向け狭い巾で嵌入する縊れ部62を形設し、それの内腔に、基端側がフック6に連結して支持され、先端側が縊れ部62内に突入する角状乃至舌片状のアーム63を、弾性を具備する素材により成形して配位し、フック6を物干紐Rに引き掛けたときに、その物干紐Rが図9で鎖線で示しているように、角状のアーム63に接触してそれを撓わませながら、そのアーム63と縊れ部62の内周面との間に嵌入して、角状のアーム63の弾性の復元力により縊れ部62の内周面に圧接されてフック6に係着するようにしておく。
【0024】
これにより、洗濯挟みAを開閉する作動片bに連結する吊杆4の上端側に設けたフック6を、物干竿Pまたは物干紐Rに引き掛けて吊り下げたときに、そのフック6が物干竿Pまたは物干紐Rに係着することで、洗濯挟みAに挟持させた洗濯物が風であおられたときに、物干竿または物干紐に対して動いたり外れたりするのを防止し得るようになる。
【0025】
このように構成する洗濯挟みAは、洗濯物を挟み込むときには、一方の手で、洗濯挟みAの本体となる一対の挟み片1・1を持ち、他方の手で作動片bに連結する吊杆4またはそれに連結する把持部40を持って、一対の挟み片1・1の対向間隔内に押し込み、それにより作動片bを一対に対向するガイド溝a・aの内端側に突き落とすようにする。
【0026】
これにより、ヒンジ軸2により連結して一対に対向する挟み片1・1が、ヒンジ軸2中心に自由に開閉する状態となるから、この状態で、一対の挟み片1・1の一方または両方を動かしてそれらの先端側が開放した状態にし、そこに洗濯物を挿入し、そこで、吊杆4を引き出すように操作することで作動片bを対向するガイド溝a・aの外端側に動かすことにより、一対の挟み片1・1の先端側が閉じ合わされて、洗濯物が洗濯挟みAに挟持された状態になり、吊杆4をそれの上部に設ける紐・フック6などの適宜の吊り具により物干竿または物干紐に吊り下げられるようになる。
【0027】
また、洗濯物を外すときは、吊杆4を持って、それに対して、洗濯挟みAの本体となる一対の挟み片1・1を持ち上げてやるようにするば、作動片bが一対のガイド溝a・aの内端側に動いて、一対の挟み片1・1が自由に開閉回動するようになるから、その状態としたところで挟み片1・1の一方または両方を開いてやることで洗濯物は取り外される。
【0028】
図10は、別の実施例を示している。この例は、一対に挟み片1・1を、それらの内面側の先端側には挟持面10を設け、基端側には一対に対向するようガイド溝a・aを挟み片1・1の長手方向に対し傾斜状態に設け、中間部には突起部12をそれぞれ設けた形状に成形しておいて、その突起部12・12をヒンジ軸2により回動自在に連結することで組み立て、そのとき挟み片1・1の基端側と基端側との間隔内には、左右の両端部が前述の一対のガイド溝a・aのそれぞれの嵌合する作動片bを装入し、それに吊杆4を連結させておくことで、吊杆4の操作により作動片bを動かすことにより、一対の挟み片1・1がヒンジ軸2中心に自由に開閉回動する状態と先端側を閉じ合わせた状態とに切り換わるようにすることについては、前述した実施例のものと変わりがないが、一対の挟み片1・1の先端側の内面側には、挟み片1と挟み片1とを閉じ合わせたときに、一方の挟み片1の内面側に設けておく嵌合凹溝oと他方の挟み片1の内面側に設けておく嵌合突起pとが嵌り合うことで、挟み片1と挟み片1とを閉じた状態に仮とじするよう軽くロックするロック機構qを設けている例である。
【0029】
そして、この例の洗濯挟みAは、一対の挟み片1・1を、弾性を具備する合成樹脂材で成形し、その成形の際に、挟み片1・1の内面側で、ヒンジ軸2と先端の挟持面10との間に位置する部位に、一方の挟み片1にあっては、正面側において刳り込み溝状の弾性材よりなる嵌合凹溝oを成形し、他方の挟み片1にあっては、この嵌合凹溝oに嵌入していく弾性材よりなる嵌合突起pを設けておくことで、図11にあるよう挟み片1・1を閉じ合わせときに、嵌合凹溝oとそれに嵌入する嵌合突起pとの嵌合により、挟み片1と挟み片1を閉じ合わせた状態に仮締めロックするロック機構qを構成するようにしている。
【0030】
次に図12乃至図14はさらに別の実施例を示している。この例は、洗濯挟みAを、靴下・ハンカチなどの小物を対象としたものではなく、ズボン・スカートなどの比較的重量のある大きな衣服類を対象とするズボンハンガーまたはスカートハンガーとなるように構成した例である。
【0031】
この例においても、洗濯挟みAは、一対に対向してヒンジ軸2により開閉回動する挟み片1・1の先端側の内面側に、挟持面10をそれぞれ設け、基端側の内面側には、挟み片1の長手方向に対し傾斜するガイド溝a・aを一対に対向させて形設し、これに作動片bをそのガイド溝a・aの方向に可動に嵌合し、この作動片bをそれの連結する吊杆4の操作により動かして、一対の挟み片1・1が閉じ合わされた状態と自在に開放回動する状態とに切り換わるように構成することについては、前述した各実施例のものと変わりないが、挟み片1・1の先端側の内面側に形設する挟持面10は、ズボン・スカートを挟持させるため、左右に長い帯板状に形成する必要があることから、洗濯挟みAを、左右に2連に並列させ、かつ、それらの、挟持面10・10を形成する先端側を、左右に長い帯板状の挟持板7に形成して、2連に並列する洗濯挟みA・Aのそれぞれの本体となる挟み片1・1の先端側が、この帯板状の挟持板7・7により一体に連結した形態としている。
【0032】
いいかえるならば、左右に長い帯板状をなす一対の挟持板7・7の、左右の両端側に、洗濯挟みAの主体部となる一対の挟み片1・1がそれぞれ一体に連結した形態としている。
【0033】
そして、一対に対向する左右に長い帯板状の挟持板7・7は、それの長手方向の中間部位の各上面側に、それぞれ連結軸受部70・70を設けて、これに貫通する支軸8により互いに回動するよう連結し、その支軸8の左右の両端部を、挟持板7・7の両端部にそれぞれ一体に連結させて設ける一対の挟み片1・1の内面側の突起部12と突起部12との突き合わせ部位に貫通させて、これを軸支するヒンジ軸2となるようにしている。
【0034】
そして、また、前述の連結軸受部70・70の上面側に、フック6を連結させて設け、このフック6を物干竿または物干紐に吊り下げることにより、洗濯挟みAの懸架が行えるようにしている。
【0035】
そして、フック6は、物干竿Pに懸架したときは、フック6を成形している素材の弾性と、フック6の内面側に形成している弧状の凹部6aおよび凹部6bとで、通常の径(22φ)の物干竿P1または大径(30φ)の物干竿P2でもそれに係着するようになり、また物干紐Rに懸架したときは、フック6の上縁側に設けた縊れ溝62とそこに先端側が臨む舌片状の弾性アーム63とで物干紐Rに係着していくようにしている。
【0036】
【発明の効果】
本発明手段によれば、洗濯挟みAの開閉が、作動片bを上下させることで、自由に行えるようになり、作動片bを引き出し方向に動かすことで、洗濯挟みAの閉鎖作動が行われるようになるから、指先の機能に衰えのある老人や子供でも的確に扱えるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】従前の洗濯挟みの縦断正面図である。
【図2】本発明手段を実施せる洗濯挟みの縦断正面図である。
【図3】同上の洗濯挟みの作動片の押し込みにより開閉が自由に行われるようになった状態の縦断正面図である。
【図4】同上の洗濯挟みのヒンジ部分の組立前の状態における横断平面図である。
【図5】同上のヒンジ部分の連結状態における横断平面図である。
【図6】同上の洗濯挟みの一部破断した平面図である。
【図7】同上の洗濯挟みの別の実施例の縦断正面図である。
【図8】同上の洗濯挟みの作動片の別の実施例の正面図である。
【図9】同上の洗濯挟みの作動杆の吊杆に設けたフックの正面図である。
【図10】同上の洗濯挟みの別の実施例の縦断正面図である。
【図11】同上の実施例の洗濯挟みの閉じ合わされた状態の縦断正面図である。
【図12】同上の洗濯挟みのさらに別の実施例の一部破断した側面図である。
【図13】同上の実施例の洗濯挟みの縦断正面図である。
【図14】同上の洗濯挟みの一対の挟持板を開いた状態における縦断正面図である。
【符号の説明】
A…洗濯挟み、F…中心線、P…物干竿、R…物干紐、a…ガイド溝、b…作動片、o…嵌合凹溝、p…嵌合突起、q…ロック機構、w…凸部、y…凹部、1…挟み片、10…挟持面、11…つまみ部、12…突起部、120…喰い合い部、2…ヒンジ軸、3…バネ材、4…吊杆、40…把持部、41…透孔、50…溝底、50a…平面、50b…凹面、6…フック、6a・6b…弧状の凹部、60…係着部材、61…支軸、62…縊れ部、63…アーム、7…挟持板、70…連結軸受部、8…支軸。

Claims (4)

  1. 先端側の内面に挟持面10を設け基端側の外面につまみ部11を形成した挟み片1を一対に対向させて、それら挟み片1・1の長手方向の中間部の内面側に形成した突起部12と突起部12とを突き合わせ、その突き合わせ部をヒンジ軸2により連結して挟み片1と挟み片1とを互いに回動するよう組み合わせ、これら挟み片1・1の各基端側の内面側で対向する部位に、挟み片1・1の長手方向に連続するガイド溝a・aを、それらの対向間隔が挟み片1・1の基端側に向かうに従い狭くなるように前記長手方向に対し傾斜させて形設し、その挟み片1・1の基端側の対向間隔内には、左右の両端部が前記一対のガイド溝a・aに嵌合して挟み片1・1の長手方向に動く作動片bを配設し、その作動片bに、それを動かす作動杆となる吊杆4を連結して、それの上端側を挟み片1・1の基端側の外方に突出させ、この吊杆4により作動片bをガイド溝a・aの外端側に動かすことにより挟み片1・1が閉じ合わされるようにしたことを特徴とする洗濯挟み。
  2. 一対の挟み片1・1のヒンジ軸2よりも先端側に寄る部位の各内面側に、挟み片1と挟み片1との先端側が閉じ合わされたときに互いに嵌合して閉じ合わされた状態に保定する嵌合凹溝oと嵌合突起pとを設けておくことを特徴とする請求項1記載の洗濯挟み。
  3. 一対の挟み片1・1の基端側の各内面に対向させて設けるガイド溝a・aの溝底50を、階段状に形成するとともに、それぞれの段の溝底を略垂直な方向に沿う平面50aと凹面50bとが交互に位置するよう形成し、かつ、一方のガイド溝aの平面50aの溝底50と他方のガイド溝aの凹面50bの溝底50とが対向するように喰い違わせて形設しておくことを特徴とする請求項1記載の洗濯挟み。
  4. 帯板状に長く形成した一対の挟持板7・7の長手方向の両端部に、洗濯挟みAの主体部となる一対の挟み片1・1を一体に連続させてそれぞれ設け、それらの各一対の挟み片1・1の長手方向の中間部の内面側の突起部12と突起部12とを突き合わせてヒンジ軸2により互いに回動するよう連結し、それら挟み片1・1の基端側の内面側で対向する部位に、その挟み片1・1の長手方向に連続するガイド溝a・aを、それらの対向間隔が挟み片1・1の基端側に向け次第に狭くなるよう前記長手方向に対し傾斜させて形設し、挟み片1・1の基端側の対向間隔内には、左右の両端部が前記一対のガイド溝a・aに嵌合して挟み片1・1の長手方向に動く作動片bを配設し、その作動片bにそれを動かす作動杆となる吊杆4を連結して、それの上端側に挟み片1・1の基端側の外方に突出させ、この吊杆4により作動片bをガイド溝a・aの外端側に動かすことにより挟み片1・1の先端側に連結する一対の挟持板7・7が閉じ合わされるようにしたことを特徴とする洗濯挟み。
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