JP2507766Y2 - ハンガ―フック - Google Patents

ハンガ―フック

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JP2507766Y2
JP2507766Y2 JP1990042919U JP4291990U JP2507766Y2 JP 2507766 Y2 JP2507766 Y2 JP 2507766Y2 JP 1990042919 U JP1990042919 U JP 1990042919U JP 4291990 U JP4291990 U JP 4291990U JP 2507766 Y2 JP2507766 Y2 JP 2507766Y2
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hook
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達侈 岩本
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さゞ波株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 《考案の目的》 〈産業上の利用分野〉 本考案は物干器等を吊り下げるためのハンガーフック
に関するものであり、特にバネ作用により物干し竿を挟
みこむようなフック部を具えたものに関する。
〈考案の背景〉 従来から物干器が強風時に物干し竿から外れてしまわ
ないように、物干し竿を積極的に掴持する構造を有する
ハンガーフックが開発され、既に製品として市場に出回
っている。しかしこれら製品における回動接合部Aの構
造は、第6図に示すように回動軸Bが軸受孔C内で回動
するという軸支構造であるため、部材の組立時には回動
軸Bを軸受孔C内に嵌め込む操作を必要とし、これは極
めて手間が掛かるものであった。またこの種のハンガー
フックは通常合成樹脂から成るため、回動軸Bの強度が
必ずしも十分でない場合もあり、日常的に頻繁に使用さ
れるこの種の製品では、この部分に不具合が生ずるとそ
の機能が損なわれてしまう。更にハンガーフック内に組
み込まれるバネ部材はバネ定数が大きいほど確実な物干
し竿の掴持状態が得られるが、逆に部材の組立時にはバ
ネ部材を変形させて組み込むため、その組み込み作業が
行ないづらくなる。
〈開発を試みた技術的事項〉 本考案はこのような背景に鑑みなされたものであっ
て、回動軸を有さず、しかもバネ部材のバネ定数を変え
ずに干し物の重さを利用してフック部の掴持状態を強め
るようにした新規なハンガーフックに関するものであ
る。
《考案の構成》 〈目的達成の手段〉 本出願に係る考案たるハンガーフックは、フック主部
材とフック副部材とが回動接合部において互いに回動自
在に組み合わされ、この回動接合部の上方に掴持機能を
有するフック部を設けるとともに、回動接合部の下方に
は前記フック部の掴持機能の解除操作を行なうグリップ
を設け、更にグリップ側には一本の吊下げロッドを具え
て成るハンガー用の部材において、前記回動接合部は覆
板とこの覆板内で嵌合されて摺動する円形の摺動板とを
有し、一方前記吊下げロッドはその端部が、前記フック
主部材とフック副部材とのそれぞれの切り欠きが対向的
に組み合わされて形成されたロッド係合穴に回動自在に
係合するとともに、この吊下げロッドに下向きの荷重が
掛かることにより前記フック部が閉鎖傾向となることを
特徴として成るものであり、もって前記目的を達成しよ
うとするものである。
〈考案の作用〉 本考案にあっては、回動接合部は覆板と、この覆板内
で摺動する円形の摺動板とを有するから、覆板が設けら
れる周縁当接部に沿って摺動板の縁部が回動してフック
部の開閉がなされる。また吊下げロッドの端部が回動接
合部内に形成されたロッド係合穴に係合するとともに、
この吊下げロッドに下向きの荷重が掛かることによりフ
ック部が閉鎖傾向となるから、物干し竿は一層しっかり
と掴持される。
〈実施例〉 以下本考案を図示の実施例に基づいて具体的に説明す
る。符号1は本考案たるハンガーフックを適用した物干
器であって、このものはハンガーフック2と物干器本体
3とから成る。この実施例における物干器本体3は、ほ
ぼ円盤状の支持体4に対して、使用時にはこの支持体4
から八方に延びる10本の棒体5と、これら各棒体5の先
端に設けるピンチ6とを具えて成る。尚、本考案たるハ
ンガーフック2を取り付けるものは、このような形態の
他、従来公知の形態の物干器本体に対して適用すること
ができるし、また物干器以外にも例えば電球等の吊下げ
フックとしても使用することができる。ハンガーフック
2は、フック主部材7、フック副部材8、吊下げロッド
9及び引きバネ10が組み合わされて成り、上からフック
部12、回動接合部13、グリップ14が形成される。フック
部12は、フック主部材7側に形成された断面がチャンネ
ル状の屈曲部15と、フック副部材8側に形成された押え
込み片16とが組み合わさることにより構成される。また
フック部12の閉鎖時に屈曲部15を押え込み片16とによっ
て囲まれた部分を、竿保持部12aとするとともに、フッ
ク部12の開放時において、屈曲部15と押え込み片16とが
離間する部分を竿挿脱口17とする。またフック副部材8
の上端部には突起部18が形成され、この突起部18がフッ
ク主部材7の端部に形成された受け部19と嵌まり合うよ
うになっている。またフック副部材8における押え込み
片16がフック主部材7側に臨む部分には、竿固定用きざ
み20が形成される。因みにこの竿固定用きざみ20は、竿
保持部12aに物干し竿Pを保持したときに物干し竿Pの
表面に当接して固定するためのものである。更に竿保持
部12aの下方には、ロープ受け部21が設けられる。この
ロープ受け部21は、フック主部材7とフック副部材8と
にそれぞれ形成された半円状の切り欠きが、フック部12
の閉鎖時には互いに合わさっているが、フック部12の開
放とともに各切り欠きが分かれて、その間に物干し用の
ロープを挟み込むようにしたものである。次に回動接合
部13について説明する。この回動接合部13はフック部12
の下方にあって、フック主部材7に形成された覆板22の
内側に、フック副部材8に形成された摺動板23が嵌まり
合うことにより、フック主部材7とフック副部材8とが
回動自在に接合する部分である。即ち、覆板22はフック
主部材7のほぼ中央部に形成されるものであって、両方
の側面7aから外側へ張り出した周縁当接部22aに対して
フック副部材8側にほぼ半円分だけはみだして形成され
る2枚の円盤状のものである。また覆板22と周縁当接部
22aとによって囲まれた部分には、各々嵌め込み部25が
形成されるとともに、一方の覆板22には中央に嵌合穴26
を形成し、更にこの覆板22のフック副部材8側の端部に
は案内切り欠き27が形成される。因みにこの案内切り欠
き27は、覆板22と摺動板23とを接合する際に摺動板23を
案内しやすくするためのものである。また一方フック副
部材8側に形成される摺動板23は、フック副部材8のほ
ぼ中央部に形成されるものであって、両方の側面8aに対
してフック主部材7側にほぼ半円分だけはみだして形成
される2枚のほぼ円盤状のものである。この摺動板23に
は、ほぼ半円分だけはみだして形成された部分の境界部
に外側に張り出し状に回動係止部28が形成されるととも
に、前記嵌合穴26が形成される側の覆板22と対応する側
の摺動板23には中央に突起状の嵌合部29を形成する。こ
のような覆板22と摺動板23との嵌め合い構造は、フック
副部材8における両摺動板23が、フック主部材7におけ
る嵌め込み部25に嵌合するとともに、摺動板23に形成し
た嵌合部29が覆板22に形成した嵌合穴26に嵌まって抜け
防止作用をなす。また摺動板23の周縁部は、フック主部
材7側の周縁当接部22aの内側に摺動自在に当接してい
る。以上述べたように回動接合部13は回動軸を有さない
構造であり、このような構造は本考案の特徴的構成要素
となっている。また回動接合部13にはフック主部材7と
フック副部材8の各背面7b、8bにそれぞれバネ係止穴30
が形成され、このバネ係止穴30には各々バネ係止部31が
設けられる。そして各バネ係止部31には引きバネ10にお
ける鉤部10aが係止することにより、フック部12が常時
閉鎖傾向となっている。更に回動接合部13の内部には、
フック主部材7側とフック副部材8側のそれぞれに一部
が半円状に切り欠かれたロッド支持板32が形成され、両
部材の結合により、半円状の切り欠き部分が対向的に組
み合わされて回動接合部13の回動中心より上方にロッド
係合穴33が形成される。そしてこのロッド係合穴33には
吊下げロッド9が支持される。吊下げロッド9は、棒状
のロッド本体34に対し、その上下に係合端35、36を形成
し、ロッド本体34と各係合端35、36との間にそれぞれく
びれ部37、38を形成した部材である。そしてこの上側の
くびれ部37がロッド係合穴33に嵌まり合って上側の係合
端35がロッド支持板32に回動自在に支持されるととも
に、一方下側の係合端36には物干器本体3における支持
体4が回動自在に係合する。また回動接合部13の下側に
はグリップ14が形成される。このグリップ14は、フック
部12の閉鎖状態ではフック主部材7とフック副部材8の
それぞれ回動接合部13より下の部分が、回動接合部13か
ら外側へ広がるように形成され、人が片手で握ることが
できるようになっている。
本考案たるハンガーフックは以上のような構造を有す
るものであって、このものを組み立てる場合には、覆板
22と摺動板23とを臨ませるとともに、吊下げロッド9に
おけるくびれ部37をロッド係合穴33に臨むようにした状
態で嵌め込み部25内に摺動板23を嵌め込む。これにより
嵌合部29が嵌合穴26に嵌合し、フック主部材7、フック
副部材8及び吊下げロッド9が一体的に結合される。次
に引きバネ10における各鉤部10aを、フック主部材7、
フック副部材8のバネ係止部31にそれぞれ係止させれ
ば、ハンガーフック2が完成する。
次に本考案たるハンガーフックの使用方法について説
明する。まずグリップ14を片手で握ると、回動接合部13
を回動中心として引きバネ10の作用に反してフック部12
が開放する。この状態で物干し竿Pを竿保持部12aに掛
け、グリップ14から手を離せば、フック部12が引きバネ
10の復帰傾向により再び閉鎖状態となる。
またこのようにして物干し竿Pにハンガーフック2を
掛けた状態で洗濯物を干した場合の吊下げロッド9にお
ける上側の係合端35とロッド係合穴33との係合状態は、
第5図に示すように、洗濯物の荷重により上側の係合端
35がロッド支持板32を下向きに押し加減となる。そして
このロッド支持板32に掛かる下向きの力は、ロッド支持
板32は回動接合部13の回動中心より上方にあるため、引
きバネ10の作用とともにフック部12を閉鎖する傾向を生
じさせる。
《考案の効果》 本考案たるハンガーフック2の回動接合部13は回動軸
を有しない構造であるから、部材組立時に回動軸を嵌め
込むという面倒な手間が省けるとともに、回動軸が折れ
るなどの回動部分の破損がほとんどなくなる。
また吊下げロッド9の上側の係合端35がロッド係合穴
33に係合し、物干器本体3に洗濯物を干すことによりそ
の荷重がフック部12の閉鎖傾向をもたらすから、組立時
の組み込みが困難なバネ定数の大きなバネ部材を適用し
なくても物干し竿Pをしっかりと掴持することができ、
強風時などでも物干し竿Pから物干器1が外れることが
ない。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案のハンガーフックを適用した物干器の使
用状態を示す斜視図、第2図は本考案のハンガーフック
の分解斜視図、第3図は同上縦断側面図、第4図は第3
図IV-IV線における断面図、第5図はハンガーフックに
負荷がかかった場合の力の作用状態を示す説明図、第6
図は従来のハンガーフックを示す側面図並びに回動接合
部の背面図である。 1;物干器 2;ハンガーフック 3;物干器本体 4;支持体 5;棒体 6;ピンチ 7;フック主部材 7a;側面 7b;背面 8;フック副部材 8a;側面 8b;背面 9;吊下げロッド 10;引きバネ 12;フック部 12a;竿保持部 13;回動接合部 14;グリップ 15;屈曲部 16;押し込み片 17;竿挿脱口 18;突起部 19;受け部 20;竿固定用きざみ 21;ロープ受け部 22;覆板 22a;周縁当接部 23;摺動板 24;側面 25;嵌め込み部 26;嵌合穴 27;案内切り欠き 28;回動係止部 29;嵌合部 30;バネ係止穴 31;バネ係止部 32;ロッド支持板 33;ロッド係合穴 34;ロッド本体 35、36;係合端 37、38;くびれ部 P;物干し竿

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】フック主部材とフック副部材とが回動接合
    部において互いに回動自在に組み合わされ、この回動接
    合部の上方に掴持機能を有するフック部を設けるととも
    に、回動接合部の下方には前記フック部の掴持機能の解
    除操作を行なうグリップを設け、更にグリップ側には一
    本の吊下げロッドを具えて成るハンガー用の部材におい
    て、前記回動接合部は覆板とこの覆板内で嵌合されて摺
    動する円形の摺動板とを有し、一方前記吊下げロッドは
    その端部が、前記フック主部材とフック副部材とのそれ
    ぞれの切り欠きが対向的に組み合わされて形成されたロ
    ッド係合穴に回動自在に係合するとともに、この吊下げ
    ロッドに下向きの荷重が掛かることにより前記フック部
    が閉鎖傾向となることを特徴とするハンガーフック。
JP1990042919U 1990-04-20 1990-04-20 ハンガ―フック Expired - Lifetime JP2507766Y2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS51112676A (en) * 1975-03-27 1976-10-05 Sekiden Kaihatsu Shoji Kk Hanger
JPH0310951Y2 (ja) * 1987-12-18 1991-03-18
JPH0637837Y2 (ja) * 1988-06-22 1994-10-05 さゞ波株式会社 物干器等における吊下フック

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