JP2007021187A - 洗濯ばさみおよび物干し具並びにハンガー - Google Patents

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Abstract

【課題】洗濯物の着脱が迅速かつ容易にでき、また確実に保持できる洗濯ばさみおよびこれを用いる物干し具並びにハンガーを提供する。
【解決手段】2つの挟持部材で洗濯物を挟み込んで保持する洗濯ばさみにおいて、前記挟持部材が平行する2本の回動軸にそれぞれ軸支されているとともに、ある角度で互いに当接して前記挟持部材がそれ以上内側に倒れるのを阻止する当接面とを設けて構成する。2つの挟持部材の挟持面に、互いに歯合する凹凸を設けるとともに、2つの挟持部材の回転を連動させるリンク機構を設けると、洗濯物の抜け落ちが防止され使用勝手がよくなる。
【選択図】 図1

Description

本発明は洗濯ばさみおよび物干し具並びにハンガーに関し、特に、洗濯物の装着及び脱着が容易な自重加圧式の洗濯ばさみ及びこれを利用した物干し具並びにハンガーに関する。
従来の洗濯ばさみ(ピンチ、クリップ等と呼ばれるものを含む。)は、ばねで付勢された2つの挟持部材の間に洗濯物を挟んで洗濯物を保持するものが一般的である。この洗濯ばさみにおいて、干している途中に洗濯物が落下することがないよう、洗濯物を挟持するばねの付勢力はある程度強めに設定される。また、洗濯物を取り外す際はてこの原理を利用して挟持部を拡開できるよう操作部が挟持部から離れた場所に設けられている。
一方、挟持部材の片方に上下に可動な輪を用いて、洗濯物が自重によって保持されるようにしたハンガークリップが提案されている(例えば、特許文献1)。また、挟持部材の片方が下端部で軸支されており、洗濯物の自重を挟持部材の把持圧力に利用したピンチが提案されている(例えば、特許文献2)。これらはいずれも軽い力で洗濯物を挟持部間に挿入することができ、また洗濯物の自重を利用するため重量のある洗濯物ほど強い力で保持することができる。
特開2004−261556号公報 特開2005−87399号公報
従来のばねで把持する洗濯ばさみは、重量のある洗濯物にも耐えるべくばねの力を強くする必要があるが、開閉の際にばねの力を上回る力が必要となり、特に握力の弱い女性にとっては疲れる作業であった。また、操作部が挟持部から離れているため、洗濯物を落とさずに取り外すには両手を用いる必要があり煩雑で面倒であった。
一方、引用文献1,2記載の洗濯物の自重を利用して挟持する洗濯ばさみでは、洗濯物を両側から挟持する部材の片方のみを可動としているため、挿入時に固定された側の挟持部に洗濯物が引っかかる感じを受けたり、洗濯物を挿入した後にも滑りやすく洗濯物が落下してしまう可能性があるという問題がある。
本発明は、このような従来の洗濯ばさみの諸問題を解決し、洗濯物を干すという日常繰り返される作業を行うにあたり、洗濯物の着脱が迅速かつ容易にでき、また薄いものから厚いものまで確実に保持できる洗濯ばさみを提供することを目的とする。また本発明は、この洗濯ばさみが複数取り付けられており、これら複数の洗濯ばさみを一斉に解放する機構を備える物干し具を提供することを目的とする。
上記目的を達成すべく、本発明は、2つの挟持部材で洗濯物を挟み込んで保持する洗濯ばさみにおいて、前記挟持部材が平行する2本の回動軸にそれぞれ軸支されているとともに、ある角度で互いに当接して前記挟持部材がそれ以上内側に倒れるのを阻止する当接面を具えることを最も主要な特徴とする。
この洗濯ばさみにおいて、前記2つの挟持部材の挟持面に、互いに歯合する凹凸が設けられていることが有効である。また、前記2つの挟持部材の回転を連動させるリンク機構を具えることが有効である。
また、前記2つの挟持部材の挟持面の近傍に、当該洗濯ばさみから洗濯物を解放するための膨出部または突起が設けられていることが有効である。
また、前記2つの挟持部材がそれぞれ、内側に倒れる方向に付勢されていることが有効である。
一方、本発明にかかる物干し具は、上記いずれかに記載の洗濯ばさみを複数組み込んでなることを特徴とする。
この物干し具において、前記複数の洗濯ばさみを一斉に解放するスライド式解放手段を具えることが有効である。
また、前記洗濯ばさみの挟持面の中間また上側にハンガーのフレームを保持する空隙が形成されることが有効である。
さらに本発明は、上記物干し具に用いるハンガーであって、前記空隙に嵌合するフレームを具えることを特徴とするハンガーに関する。
本発明の洗濯ばさみは、洗濯物を挟み込んで保持する両側の挟持部材がそれぞれ回動するよう構成したため、下から洗濯物を押しあてると挟持部材が両側に拡開して容易に洗濯物を差し入れることができる。また、この状態で洗濯物を離すと洗濯物の自重により挟持部材が内側へ倒れるよう回動し、挟持面の間に洗濯物が挟み込まれ保持される。このように本発明の洗濯ばさみは洗濯物の取付が迅速且つ容易にでき、また洗濯物の自重を利用するため薄くて軽いものから厚くて重いものまで確実に保持することができる。
また、2つの挟持部材の挟持面に互いに歯合する凹凸を設けることにより、洗濯物がこの凹凸に沿って変形し、狭持部材間に確実に保持される。また、リンク機構を付加して2つの挟持部材の回転が連動するようにすると、洗濯物の着脱がスムーズかつ容易になる。
また、挟持面の近傍に、洗濯物を解放するための膨出部または突起を設けるようにすると、片手で洗濯物を洗濯ばさみから取り外して取り込むことができる。また、2つの挟持部材を内側下向きに付勢するバネを設けるようにすると、より確実に洗濯物を挟み込んで保持することができる。
また、本発明の物干し具は、上記の洗濯ばさみを複数組み込んで構成されており、一度に多くの洗濯物を簡単且つ確実に干すことができる。また、この物干し具において、複数の洗濯ばさみを一斉に解放する解放手段を設けるようにすると、個別に洗濯ばさみから洗濯物を取り外す必要がなくなり洗濯物を迅速に取り込むことができる。
さらに、2つの挟持面の中間または上側にハンガーのフレームを保持する空隙が形成されるように構成すると、例えばシャツやカットソーなどの衣類やタオル等をハンガーにかけた状態で容易に着脱することができる。
本発明を実施するための最良の実施形態について図面を参照しながら以下に詳細に説明する。
図1は、本発明にかかる洗濯ばさみの一実施例の構成を示す斜視図である。本図に示すように、本発明の洗濯ばさみ1は、外側ケース10と、ケース10に軸支された2つの挟持部材20a、20bとを具えている。図2は、この洗濯ばさみ1の分解斜視図である。ケース10は前面10aと背面10bとからなり、U字を逆にして開口部10cを下に向けたような形状を有する。この開口部10cに洗濯物が保持される構成である。
ケース10の両脚部の下端部近傍にはそれぞれ回動軸11a、11bが取り付けられ、この回動軸11にそれぞれ挟持部材20a、20bが回動可能に軸支される。挟持部材20a、20bはほぼ対称に形成されており、回動軸11を貫通する軸穴21と、軸穴21を中心とする円弧を接線方向上側に延ばしたような輪郭をなす挟持面22と、上端部に突出するストッパ23とを具えている。挟持面22は、軸穴21からの半径が下端部から上になるに伴い徐々に長くなるよう形成されており、図に示すように、所定の角度位置で互いに当接し、挟持面間で洗濯物を挟み込んで保持するよう構成されている。挟持面22には、挟持部材間で歯合する凹凸24が形成されている。この凹凸24は挟持面22の全面に設けられていてもよいが、例えば図14で後述するように部分的あるいはまばらに設けられていてもよい。
ケース10の背面10bにはストッパ受け12が設けられており、挟持部材20の回転範囲が物理的に制限されている。また、左右のバネ受け13a、13bと各挟持部材20a、20bとの間にはそれぞれバネ14a、14bが配置され、両側の挟持部材20を常に内側へ倒す方向へ軽く付勢している。この洗濯ばさみ1は単品で用いてもよいし、後述するように組み合わせて物干し具を構成してもよい。単品で用いる場合、頂部に図示しないフック手段を設けて、物干し竿などに係止できるようにする。
図3は、この洗濯ばさみ1の動作を説明する部分透明図である。図3(a)は洗濯物を留めていない閉じた状態を示しており、挟持面22の上側が互いに当接して、挟持部材20がこれ以上内側へ倒れない構成となっている。上述したようにバネ14が挟持部材を互いに当接する方向へ軽く付勢している(図2参照)。挟持面22に設けられた凹凸24は互いに歯合している。
この状態から図3(b)に示すように洗濯物30を下から挟持部材間に宛がって少し持ち上げると、挟持部材20a、20bが回動して挟持部材間に隙間が生じ、洗濯物がケース10の切り欠き10c内に進入する。挟持部材20を付勢するバネ14は付勢力の弱いものを用いてこの作業の妨げとならないようにする。挟持部材20a、20bの双方が回動して洗濯物30を受け入れるため、楽に洗濯物を進入させることができる。
この状態から手を離した場合、バネ14により挟持部材20は常に洗濯物を挟む方向に付勢されているため、洗濯物が自重によって落下しようとするときに凹凸24に沿って変形し、両側の挟持部材20a、20bを巻き込んでこれを回動させ、その結果挟持部材の凹凸24間に洗濯物が噛み込んでしっかりと挟持される。また、洗濯物が厚くて重い場合はさらに挟持部材を巻き込んで凹凸24間が狭まるよう作用するため、洗濯物が確実に保持される。
この状態から洗濯物を取り外すには、ケース10の下端部から出ている挟持部材20の下端部の片方あるいは両方を図3(d)に矢印で示すように上に軽く押せばよい。これにより挟持部材20が拡開し、挟持部材20間に隙間ができて洗濯物が解放される。解放するための操作部を挟持部のすぐ傍に設けているため、片手で挟持部を操作すると同時に洗濯物を掴んで回収することができる。
図4は、洗濯ばさみの別の実施例の構成を示す斜視図である。本実施例の洗濯ばさみ2では、図1乃至3に示す実施例の挟持部材20の下側突出部分の代わりに、洗濯物を取り外すためのレバー25が設けられている。図4に示す状態からレバー25を押し下げると挟持部材26が拡開方向に回動し、挟持部材間に保持していた洗濯物を取り外すことができる。このように、挟持していた洗濯物を取り外す機構は、外部から挟持部材を回動操作できるものであれば様々な形態であってよい。図4に示す実施例の場合にも、レバー25の大きさや位置は挟持部材を簡単に操作できる限りにおいて、その大きさや取り付け位置を変更することができる。
図5は、図1乃至3に示す洗濯ばさみのさらなる実施例を説明する図である。本実施例の洗濯ばさみ3は、両側の挟持部材31a、31bの回転を連動させるリンク機構32を具えている。このリンク機構32は、両側の挟持部材31a,31bに回転可能に取り付けられた対のアーム33a,33bと、アーム33同士の連結部34を所定範囲で上下摺動可能に保持するガイド溝35とを具えている。図5(b)は挟持部材31が閉じている状態を示す部分透明図であり、アーム33a、33bの連結部34がガイド溝35の最も高い位置にある。この状態から、例えば一方の挟持部材31aが回動すると、例えば図5(c)〜(d)に示すように、挟持部材31aに連結されたアーム33aが引っ張られ、アームの連結部34が下にスライドする。これにより他方のアーム33bも下がり、他方の挟持部材31bが回転する。このようにして両側の挟持部材31a、31bを連動させるようにすると、挟持部材31の回転がスムーズになるとともに、一方の挟持部材のみを操作して容易に洗濯物を着脱することができる。
図6乃至図10は、本発明にかかる物干し具を説明するための図である。図6は物干し具5の斜視図であり、図7が本体部を上からみた部分分解図である。図6に示すように、物干し具5は長方形に構成されており2本の平行する本体フレーム5aと、これら本体フレーム5aを連結するフレームつなぎ5bと、物干し具5を吊すフック5cとを具えている。各本体フレームには複数の洗濯ばさみ4が連設されている。図7に示すように、各本体フレーム5aにおいて洗濯ばさみ4は互い違いに2列設けられており、より多くの洗濯ばさみ4を組み込んでたくさんの洗濯物を吊せるようにしている。また、これら2本の本体フレーム5aにおいて洗濯ばさみ4の数と位置はそれぞれ対応しており、洗濯物やハンガーをこれら2本のフレーム間に渡して取り付けられるようにしている。図6に示すように、各列の個々の洗濯ばさみ4の間にもスリット37が設けられており、隣の列の洗濯ばさみ4の挟持部の横を塞がないよう構成されている。
図8は、この物干し具5の内部機構を示す部分分解図である。本図に示すように、本体フレーム5aにおいて、複数の洗濯ばさみ4が2列に配列されている。各洗濯ばさみ4は、図5の実施例とほぼ同じ構成のリンク機構39を具えており、両側の挟持部材40a、40bがそれぞれアーム41a、41bに接続され、これらのアーム41の連結部42が本体フレーム5aに上下スライド可能に保持されている。このスライド機構は、アーム連結部42と一体的に構成された凹部43と、本体フレーム5aと一体的に形成され凹部43を上下に案内する凸条44とで実現される。ただし、このリンク機構は図5に示すような構成であってもよいし、また他の構成を採用してもよい。本実施例の洗濯ばさみ4では、アーム41と連結部42の部分にバネ38が設けられており、このバネ38が挟持部材40a、40bを閉じる方向へ軽く付勢している。
本発明の物干し具5はさらに、すべての洗濯ばさみ4を一斉に解放するスライド式解放手段を具えている。この解放手段は、図8に示すように、物干し具の本体フレーム5aに沿って延在するロッド45と、このロッド45を引っ張るスライドバー46とを具えている。ロッド45は図示しないレールに保持されており、物干し具5の本体フレーム5aに沿って摺動可能である。ロッド45において各洗濯ばさみ4に対応する箇所には横方向に突出する突起47が形成されている。図9に参考分解図を示すように、ロッド45におけるスライドバー46と反対側の端部は引っ張りバネ48に連結されている。ロッド45のスライドバー46側の端部はフレキシブルなワイヤ49に連結されており、このワイヤ49を物干し具本体の角にはわせてスライドバー46で引っ張るようにしている。図6に最もよく示すように、2つのスライドバー46a、46bは片手で操作できるよう片側のフレームつなぎ5bに近接配置されている。
図10を用いて、このスライド式解放手段の動作を説明する。図10(a)は洗濯ばさみ4の挟持部材40a、40bが閉じた状態であり、この状態でロッド45はバネ48(図9参照)により紙面の左側に引っ張られている。これが通常位置である。この状態から図6に示すスライドバー46を操作すると、図10(b)に示すようにロッド45が右側に移動する。このとき、ロッド45の突起47が右側の挟持部材40bに当接し、さらに進むことにより挟持部材40bが回動する。両側の挟持部材40a、40bはリンク機構39で連動するため、両側の挟持部材40a、40bがともに拡開する。図10(c)はさらにロッド45が引っ張られて挟持部材40が拡開した状態を示す図である。これにより、洗濯物を挟持していた場合にはそれが解放される。ロッド45にはすべての洗濯ばさみ4に対応する位置に洗濯ばさみと同じ数の突起47が両側に設けられており、すべての洗濯ばさみ4を一斉に解放することができる。
なお、この物干し具5に洗濯物を取り付ける際には、任意の洗濯ばさみ4の挟持部材間に下から洗濯物を宛がって少し持ち上げればよい。このとき挟持部材40bも回動するが突起47はこの回動方向と逆側に設けられているため、洗濯ばさみ4を個別に操作する際に突起47が干渉することがない。なお、本実施例の物干し具本体は長方形に形成したが、当業者であればこの本体部に正方形、円形、楕円形など他の形状も適用できることは自明である。
本発明の洗濯ばさみまたは物干し具の別の使用方法について説明する。図1、図4、図5(a)等に示すように、本発明の洗濯ばさみは、閉じた状態において挟持部材(20,26,31)とケース(10)とにより空隙50が形成される。この空隙50に、例えば図11に示すように、上述した洗濯物を取り付けるのと同じ要領で、洗濯物を吊したハンガー51を掛けることができる。ハンガー51のレールが空隙50に収まったらその自重で挟持部材が閉じ、ハンガー51が落ちてしまうことがない。これにより、着脱が容易なハンガー掛けとして使用することができる。
図12は、本発明のさらなる実施例の構成を示す図である。本実施例は、上記のように洗濯ばさみあるいは物干し具とともに用いるハンガーに関し、特にその断面形状に特徴を持たせたハンガーに関する。図12に断面を示すように、本実施例のハンガー55は縦方向中央部の両脇が窪んでおり、且つ下側部分が上側部分より大きく構成された概略ひょうたん形状をしている。この窪み55aは挟持部材56の凹凸に対応する大きさに形成される。また、ハンガー55の断面の下側部分55bは、挟持部材56間を通過しない程度の大きさに形成されている。
このハンガー55を取り付けるには、図12(a)に示すように挟持部材56の間に宛がい下から少し持ち上げる。これに伴って両側の挟持部材56が拡開し、挟持部材間に隙間が生じる。その後、図12(b)に示すように、ハンガー55の断面下側部分55bが挟持部材56に阻まれ、その高さより上に上がらなくなる。この状態で手を離すと、図12(c)に示すように、挟持部材56が内側に倒れ挟持面の凹凸がハンガー55の断面の窪み55aに嵌ってハンガー55が保持される。
ここで用いるハンガーのバリエーションを図13に示す。本図に示すように、物干し具60に適用するハンガーは様々な形状とすることができる。これらのハンガーは左右の肩部分で洗濯物を保持できるため、通常上部中央に形成されるフックを省略することができ、洋服の襟部分へのハンガーの出し入れが容易となる。また、例えば一般的な形状のハンガー61の他に、タオル類を掛けるのに好適な棒状のハンガー62を用いることもできる。なお、本発明にかかるハンガーは、洗濯ばさみまたは物干し具に係合させる部分のみを上記の断面形状とすればよく、他の部分は上記の断面形状でなくてもよい。
図14は、図8に示す物干し具の変形例を示す図である。本実施例の物干し具では、各洗濯ばさみ71がリンク機構を持っておらず、一方の挟持部材72aのみを拡開させる構成となっている。また、他方の挟持部材72bの回動範囲を制限するストッパ73が設けられている。このように物干し具を構成して、ロッド74の操作により一方の挟持部材72aのみが拡開する構成としても、各洗濯ばさみの挟持物を解放することができる。なお、本実施例では、解放操作しない方の挟持部材72bは固定式であってもよい。
本発明の幾つかの実施形態および実施例について上記に詳細に説明したが、本発明は上記実施例に限るものではなく、他の様々な異なる実施例として実現することができる。例えば、挟持部材は内側に倒れたときに互いに当接して洗濯物を挟持する構成であれば上記の形状でなくてもよく、多角形のように形成してもよい。また、挟持面に形成される凹凸も必須の構成ではなく、例えばこの挟持面に滑り止めのゴムシートのようなものを貼付する構成であってもよい。さらに、上記実施例の物干し具はスライドバーを操作して一斉に解放できるようにしているが、これを図1や図4に示す洗濯ばさみのような構成をそのまま適用して個別に着脱する構成としてもよい。
本発明にかかる洗濯ばさみおよび物干し具は、洗濯物を容易に着脱でき、また確実に吊しておけるよう構成されており、ランドリー業界や製造業において好適に利用することができる。
本発明にかかる洗濯ばさみの第1実施例の構成を示す斜視図である。 図1に示す洗濯ばさみの組立斜視図である。 図1に示す洗濯ばさみの動作を説明する図である。 本発明にかかる洗濯ばさみの第2実施例の構成を示す斜視図である。 本発明にかかる洗濯ばさみの第3実施例およびその動作を示す図である。 本発明にかかる物干し具の一実施例の構成を示す斜視図である。 図6に示す物干し具を上から見た状態を示すイメージ図である。 図6に示す物干し具の部分分解図である。 図6に示す物干し具の部分分解図である。 図6に示す物干し具の動作を説明するための図である。 本発明にかかる物干し具とハンガーを用いた使用方法を説明する図である。 本発明にかかる洗濯ばさみまたは物干し具とハンガーとの係合関係を示す図である。 本発明にかかるハンガーのバリエーションを示す図である。 本発明にかかる物干し具のさらなる実施例を示す図である。
符号の説明
1,2,3,4,71 洗濯ばさみ
5,60 物干し具
10 ケース
20,26,31,40、56,72 挟持部材
24 凹凸
32,39 リンク機構
33,41 アーム
34,42 連結部
35 ガイド溝
45,74 ロッド
46 スライドバー
47 突起
48 バネ
49 ワイヤ
51,55,61,62 ハンガー

Claims (9)

  1. 2つの挟持部材で洗濯物を挟み込んで保持する洗濯ばさみにおいて、前記挟持部材が平行する2本の回動軸にそれぞれ軸支されているとともに、ある角度で互いに当接して前記挟持部材がそれ以上内側に倒れるのを阻止する当接面を具えることを特徴とする洗濯ばさみ。
  2. 請求項1に記載の洗濯ばさみにおいて、前記2つの挟持部材の挟持面に、互いに歯合する凹凸が設けられていることを特徴とする洗濯ばさみ。
  3. 請求項1または2に記載の洗濯ばさみにおいて、前記2つの挟持部材の回転を連動させるリンク機構を具えることを特徴とする洗濯ばさみ。
  4. 請求項1乃至3のいずれかに記載の洗濯ばさみにおいて、前記2つの挟持部材の挟持面の近傍に、当該洗濯ばさみから洗濯物を解放するための膨出部または突起が設けられていることを特徴とする洗濯ばさみ。
  5. 請求項1乃至4のいずれかに記載の洗濯ばさみにおいて、前記2つの挟持部材がそれぞれ、内側に倒れる方向に付勢されていることを特徴とする洗濯ばさみ。
  6. 請求項1乃至5のいずれかに記載の洗濯ばさみを複数組み込んでなることを特徴とする物干し具。
  7. 請求項6に記載の物干し具において、前記複数の洗濯ばさみを一斉に解放するスライド式解放手段を具えることを特徴とする物干し具。
  8. 請求項6または7に記載の物干し具において、前記洗濯ばさみの挟持面の中間また上側にハンガーのフレームを保持する空隙が形成されることを特徴とする物干し具。
  9. 請求項8に記載の物干し具に用いるハンガーであって、前記空隙に嵌合するフレームを具えることを特徴とするハンガー。
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