JP3227039U - 把持フック - Google Patents
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Abstract
【課題】不特定多数が触れたり、把持したりする部位を直接手で触れることなく操作可能な把持フックを提供する。【解決手段】把持フック100は、把持部10と、把持部10から延設されてなり、長尺物を引っ掛けることが可能なフック部20と、フック部20の少なくとも一部から被押圧部材を押圧可能な突起部30を備えたことを特徴とする。かかる構成を採用することによって、吊り革やドアの取っ手に手で直接触れることなく、吊り革に掴まったり、ドアの開け閉めをしたりすることができ、また、エレベータのボタンを押すことができる。そのため、感染症にかかるリスクを大きく低減することができる。【選択図】図1
Description
本考案は、把持フックに関する。
ウイルスや細菌等による感染症が流行した場合に、不特定多数の者が触れたり、握ったりする場所を介して、接触感染を引き起こすことがある。例えば、感染者が咳やくしゃみをした手で、電車の吊り革、コンビニエンスストアの入り口のドアや飲料等を冷却する冷蔵庫のドアの取っ手又はエレベータのボタン等を触ることで、そこにウイルスや細菌が付着し、その後につり革や取っ手等に第三者が触った場合に、この第三者の手にウイルスが付着し、感染症を引き起こす可能性がある。
そこで、本考案は、上記課題を鑑みてなされたものであり、上述した不特定多数の者が触れたり、握ったりする部位を手で直接触れることなく操作可能な把持フックを提供することを目的とする。具体的には、吊り革を手で直接掴むことなく吊り革を利用したり、ドアの取っ手を手で直接掴むことなくドアを開けたり、又はエレベータの押しボタンに手で直接触れることなく押したりすることができるフックを提供することを目的とする。
本考案は、上述の目的を達成するために以下の手段を採った。
本考案にかかる把持フックは、
把持部と、
前記把持部から延設されてなり、吊り革やドアの取っ手等の長尺物を引っ掛けることが可能なフック部と、
を備えたことを特徴とする。
把持部と、
前記把持部から延設されてなり、吊り革やドアの取っ手等の長尺物を引っ掛けることが可能なフック部と、
を備えたことを特徴とする。
本考案にかかる把持フックは、把持部を握ることによって、フック部を手の先の近傍に配置することができる。このフック部を吊り革に引っ掛けることによって吊り革に掴まることができる。また、ドアの取っ手に引っ掛けることでドアを開けたり、閉めたりすることができる。そのため、吊り革やドアの取っ手に手で直接触れることなく、吊り革に掴まったり、ドアの開け閉めをしたりすることができる。そのため感染症防止に資するものとすることができる。
また、本考案にかかる把持フックにおいて、
前記フック部の少なくとも一部から被押圧部材を押圧可能な突起部を備えたことを特徴とするものであってもよい。
前記フック部の少なくとも一部から被押圧部材を押圧可能な突起部を備えたことを特徴とするものであってもよい。
かかる構成を採用することによって、この突起部を使用して例えば、被押圧部材であるエレベータのボタン等を直接手で触れることなく、エレベータのボタンを押すことができる。そのため感染症防止に資するものとすることができる。
さらに、本発明にかかる把持フックにおいて、
前記把持フックには、取付用貫通孔が設けられていることを特徴とするものであってもよい。
前記把持フックには、取付用貫通孔が設けられていることを特徴とするものであってもよい。
かかる取付用貫通孔を設けることによって、キーホルダーやウォレットチェーン等に取り付けて持ち運ぶことができ、携帯性に優れた把持フックとすることができる。
さらに、本発明にかかる把持フックにおいて、
前記把持部には、指を置くことができる凹部を備えていることを特徴とするものであってもよい。
前記把持部には、指を置くことができる凹部を備えていることを特徴とするものであってもよい。
凹部を設けることによって、持ちやすく、かつドアを開ける際に力を入れやすい把持フックとすることができる。
さらに、本発明にかかる把持フックは、金属又は炭素の微粒子を混合した導電性プラスチックで作製されていることを特徴とするものであってもよい。
かかる構成を採用することによって、手の電気を伝達することができるので、タッチパネルにおける操作も行うことができる。
本考案にかかる把持フックによれば、吊り革やドアの取っ手に手で直接触れることなく、吊り革を利用したり、ドアの開け閉めをしたりすることができる。そのため、感染症にかかるリスクを大きく低減することができる。
本考案にかかる把持フック100の実施形態について、図面を参照しつつ詳細に説明する。なお、以下に説明する実施形態及び図面は、本考案の実施形態の一部を例示するものであり、これらの構成に限定する目的に使用されるものではなく、本考案の要旨を逸脱しない範囲において適宜変更することができる。なお、各図において対応する構成要素には同一又は類似の符号が付されている。
(実施形態)
実施形態にかかる把持フック100が図1に示されている。図1Aは、把持フック100の正面図であり、図1Bは、図1AのA−A断面図である。
実施形態にかかる把持フック100が図1に示されている。図1Aは、把持フック100の正面図であり、図1Bは、図1AのA−A断面図である。
本実施形態にかかる把持フック100は、厚さが3mm〜10mm程度のプラスチックの板を加工して形成されており、主として、人間が手で把持する把持部10と、吊り革やドアの取っ手等の長尺物に引っ掛けるためのフック部20と、このフック部20の先端に突出するように形成された突起部30を備えている。
把持部10は、本実施形態においては、人間の手で掴みやすいように、指を挿入することができるリング状に形成されている。リングの大きさは特に限定するものではないが、指が2本から3本程度挿入できる大きさに作製することが好ましい。しっかりと把持することができ、かつ大きくなりすぎず携帯性に優れるからである。なお、把持部10は、手で掴むことができる形態であれば、特にその形態は限定するものではない。例えば、図2に示すように、リングの一方側が開口して形成されたものであってもよい。また、把持部10には、図1に示すように、指を置くことができるように外周面の一部に凹部11を形成してもよい。このような凹部11を設けることによって、把持フック100をしっかり握ることができる。
フック部20は、把持部10を掴んだ際に、手の先端側に突出して配置されるように、把持部10から延設して形成されている。吊り革やドアの取っ手等の長尺物に引っ掛けることができるように、略J字状に湾曲して形成されている。
突起部30は、フック部20の先端又は先端近傍に形成されており、エレベータのボタン等の被押圧物を押圧することができるように突出して形成されている。突起部30は、ボタン等を押圧可能な位置であれば、フック部20のどの位置に設けられていても良いし、その形態も限定するものではない。
把持フック100は、任意の位置に取付用貫通孔40が設けられている。このような取付用貫通孔40を設けることによって、キーホルダーやウォレットチェーン等に取り付けて持ち運ぶことができ、携帯性に優れた把持フック100とすることができる。
こうして作製された把持フック100は、以下のようにして使用される。例えば、電車の吊り革に使用する場合、把持部10を把持した状態でフック部20を吊り革に引っ掛けた状態にすることによって、吊り革に直接触れることなく吊り革を使用することができる。また、コンビニエンスストアのドアや冷蔵庫のドアを開ける際には、把持部10を把持した状態でフック部20をドアの取っ手に引っ掛けた状態で引くことによってドアを開けることができる。さらに、エレベータのボタンを押すときには、把持部10を把持した状態で突起部30を使用して押すことができる。
以上のように、本実施形態に係る把持フック100によれば、吊り革やドアの取っ手に手で直接触れることなく、吊り革に掴まったり、ドアの開け閉めをしたりすることができ、また、エレベータのボタンを押すことができる。そのため、感染症にかかるリスクを大きく低減することができる。
上述した実施形態においては、汎用のプラスチックを使用して、把持フック100を作製したが、金属又は炭素の微粒子を混合した導電性プラスチックを使用して作製してもよい。導電性プラスチックを使用して把持フック100を作製することによって、手の電気を通して通電することができるので、静電容量方式のタッチパネルやタッチセンサー等に使用することができるようになる。
なお、本考案は上述した実施形態に何ら限定されることはなく、本考案の技術的範囲に属する限り種々の態様で実施し得ることはいうまでもない。
上述した実施の形態で示すように、感染予防用のフックとして産業上利用することができる。
10…把持部、11…凹部、20…フック部、30…突起部、40…取付用貫通孔、100…把持フック
Claims (5)
- 把持部と、
前記把持部から延設されてなり、吊り革や取っ手等の長尺物を引っ掛けることが可能なフック部と、
を備えたことを特徴とする把持フック。 - 前記フック部の少なくとも一部から被押圧部材を押圧可能な突起部を備えたことを特徴とする請求項1記載の把持フック。
- 前記把持フックには、取付用貫通孔が設けられていることを特徴とする請求項1又は2に記載の把持フック。
- 前記把持部には、指を置くことができる凹部を備えていることを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の把持フック。
- 請求項1から4のいずれか1項に記載の把持フックにおいて、
金属又は炭素の微粒子を混合した導電性プラスチックで作製されていることを特徴とする把持フック。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2020001713U JP3227039U (ja) | 2020-05-12 | 2020-05-12 | 把持フック |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2020001713U JP3227039U (ja) | 2020-05-12 | 2020-05-12 | 把持フック |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP3227039U true JP3227039U (ja) | 2020-07-30 |
Family
ID=71738390
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2020001713U Active JP3227039U (ja) | 2020-05-12 | 2020-05-12 | 把持フック |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP3227039U (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2022054951A1 (ja) * | 2020-09-14 | 2022-03-17 | 株式会社東海理化電機製作所 | 接触回避器具 |
-
2020
- 2020-05-12 JP JP2020001713U patent/JP3227039U/ja active Active
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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WO2022054951A1 (ja) * | 2020-09-14 | 2022-03-17 | 株式会社東海理化電機製作所 | 接触回避器具 |
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