JP2017153732A - 箸、及び、連結箸 - Google Patents

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Toshiharu Koyama
俊治 小山
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雅樹 小山
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優子 金子
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Abstract

【課題】 理想的な持ち方を行うことができる箸を提供することを目的とする。【解決手段】 箸1は、箸本体2と、箸本体2のうち、少なくとも一部の断面形状が二等辺三角形状に形成された持ち代10とを含み構成されている。持ち代10の断面形状は、等辺の長さより底辺の長さが長い形状に形成されている。また、箸1は、持ち代10における断面形状の底辺を含む面に設けられた印40をさらに有し、持ち代10の断面形状は、直角二等辺三角形状に形成されている。印40は、少なくとも2つ以上あり、互いに離間して設けられている。【選択図】図1

Description

本発明は、箸、及び、連結箸に関する。
例えば、特許文献1には、木製又は竹製の棒状をした一対の箸本体の一方の箸本体の一端に、表裏面がほぼ平面状に形成された、ほぼ方形板状のヘラが突出形成され、前記一方の箸本体の他端と、前記一対の箸本体の他方の箸本体の両端とのそれぞれが、先細に形成され、かつ、前記一対の箸本体の棒状をした部分が、その各側面が内側に窪んだ三角柱状に形成されてなることを特徴とするヘラ付きの料理箸が開示されている。
また、特許文献2には、箸の長さ方向で見た所要部分が物差し部とされ、該物差し部の側面に、箸の長さ方向に目盛りが付されていることを特徴とする物差し付き箸が開示されている。
特開2001−197993号公報 実用新案登録第3087626号公報
本発明は、理想的な持ち方を行うことができる箸を提供することを目的とする。
本発明に係る箸は、箸本体と、前記箸本体のうち、少なくとも一部の断面形状が二等辺三角形状に形成された持ち代とを有し、前記持ち代の断面形状は、等辺の長さより底辺の長さが長い形状に形成されている。
好適には、前記持ち代における断面形状の底辺を含む面に設けられた印をさらに有し、
前記持ち代の断面形状は、直角二等辺三角形状に形成され、前記印は、少なくとも2つ以上設けられ、互いに離間している。
好適には、前記箸本体の一方の端部に、前記持ち代の角部分を取って形成された箸頭をさらに有する。
好適には、前記箸本体の他方の端部に設けられ、断面形状が多角形状または円形状に形成された箸先部と、前記箸先の側壁面に設けられ、前記箸本体の軸方向に複数形成された溝とをさらに有し、前記箸本体は、前記持ち代から前記箸先に向かって先細り状に形成されている。
また、本発明に係る連結箸は、2本1組の箸と、この箸を連結する連結具とで構成された連結箸であって、前記箸は、箸本体と、前記箸本体のうち、少なくとも一部の断面形状が二等辺三角形状に形成された持ち代とを有し、前記持ち代の断面形状は、等辺の長さより底辺の長さが長い形状に形成され、前記連結具は、S字形状、Z字形状、又は、クランク形状に構成された連結具本体と、前記連結具本体の一方に設けられ、前記箸における一方の前記箸本体を該連結具本体に固定する第1の固定部と、前記連結具本体の他方の端部に設けられ、前記箸における他方の前記箸本体を該連結具本体に可動自在に固定する第2の固定部と、前記連結具本体の一方に設けられた取手とを有する。
本発明によれば、理想的な持ち方を行うことができる。
実施例1における箸1を例示する図である。 実施例1における箸本体2を例示する六面図及び断面図である。 図1に例示する箸1におけるZ−Z断面図である。 図1に例示する箸1におけるY矢視図である。 実施例1における箸1の使用形態を説明する図である。 実施例2における連結箸100を例示する図である。 連結具50を例示する斜視図及びZ矢視図である。 図6に例示する連結箸100の使用形態を説明する図である。
まず、本発明における背景を説明する。
箸製品には、例えば、介護用具や福祉用具市場にある箸同士を連結するためのアタッチメント部品を備えたピンセット型の連結箸と、一般的な2本1組の箸とがある。
ピンセット型の連結箸の操作方法は、親指と親指以外の指とで掴むといった握る動作によって操作する。よって、使用者は、少なくとも、手掌回内握り、または、手指回内握りを行うことにより、ピンセット型の連結箸を操作することができる。
一方、一般的な2本1組の箸の操作方法は、2本のうち、一方の箸を親指と薬指とで固定しながら、他方の箸を親指、人差し指、及び、中指で挟持し可動させることによって操作する。使用者は、一方の箸を固定し、かつ、他方の箸を三指握りすることにより、理想的な持ち方で操作を行うことができる。
しかしながら、市場にある製品には、ピンセット型の連結箸から2本1組の箸へと移行する中間段階の箸製品が少ない。そのため、箸に不慣れな使用者(未就学児童若しくは外国人、又は、手指の不自由な高齢者若しくは障害者)では、ピンセット型の連結箸から2本1組の箸へと移行するには困難であった。
そこで、実施例1における箸1では、持ち代部の断面形状を二等辺三角形状に形成する。これにより、三指握りを行うことができる使用者は、動的な三面把持を行うことができるため、理想的な箸の持ち方を行うことができる。
また、実施例2における連結箸100では、箸1を連結具50で連結する。これにより、一方の箸を三指握りすることができるが他方の箸を固定することができない使用者、又は、三指握りが不慣れな使用者は、ピンセット型の連結箸から一般的な2本1組の箸に移行するための練習用の箸として使用することができる。
このように、本実施形態における箸は、使用者の手指の巧緻性に応じたものである。
以下、本発明に係る実施形態の構成を、図面を参照して説明する。ただし、本発明の範囲は、図示例に限定されるものではない。
[実施例1]
まず、本実施例1における箸1の構成を説明する。
図1は、実施例1における箸1を例示する図である。
図2は、箸本体2を例示する六面図であり、図2(A)は正面図であり、図2(B)は背面図であり、図2(C)は右側面図である。また、図2(D)は左側面図であり、図2(E)は平面図であり、図2(E)は底面図であり、図2(G)はA−A線断面図である。
図1及び図2に例示するように、箸1は、箸本体2で構成された二本一対の棒である。
(箸本体2)
箸1は、略同じ形状である箸本体2A、及び、箸本体2Bで構成されている。本例での箸本体2は、箸本体2Aが可動箸であり、箸本体2Bが固定箸である。
箸本体2は、例えば、木材、竹部材、合成樹脂材、又は、金属材料で構成されている。なお、生産性や操作性の観点から、箸本体2は、木材、又は、合成樹脂材で構成することが望ましい。
また、箸本体2は、全長が14cm以上26cm以下の長さに形成されており、実施例1での箸本体2の全長は、約24cmである。
また、箸本体2は、持ち代10、箸頭20、使い代30、箸先32、及び、印40を備えている。箸本体2の外形形状は、持ち代10から箸先32にかけて、三角形状から多角形状または円形状に滑らかに形成されており、持ち代10から箸先32に向かって先細り状に形成されている。また、箸本体2は、角部分を滑らかに面取り加工されているため、使用者は、箸1を長時間使用しても痛みが生じにくい。
(持ち代10)
図1及び図2に例示するように、持ち代10は、箸本体2を手で持つ部分である。持ち代10の範囲は、概ね、箸本体2の中央部分から箸頭20までの部分、言い換えると、箸本体2の約1/3の範囲である。
持ち代10は、少なくとも一部の断面形状が二等辺三角形状に形成されている。持ち代10における少なくとも一部の部分とは、箸本体2を手で持つ部分のうち、使用者の指(指先、指の側面)が当たる部分、及び、指と指との間に当たる部分を含む部分である。なお、本実施例1の持ち代10は、持ち代10の全体の断面形状が直角二等辺三角形状に形成されている。また、持ち代10の断面形状において、等辺(平面3b及び平面3c)の辺の長さより底辺(平面3a)の辺の長さが長い形状に形成されている。平面3aにおける箸幅寸法Wは、一番幅の広い端頭20近傍で13mm〜17mmであり、本実施例1の平面3aにおける箸幅寸法Wは、15mmである。また、箸本体2における箸高さ寸法Hは、7mm〜12mmであり、本実施例1における箸本体2における箸高さ寸法Hは、9mmである。これにより、箸幅寸法Wを大きく確保するとともに、箸高さ寸法Hを一般的な箸と略同じ高さとすることにより、一般的な箸と同様に違和感なく使用することができる。
また、持ち代部10は、等辺(平面3b及び平面3c)の間の角度が直角に形成されている。これにより、例えば未就学児等の子供である使用者は、手指との接触面積が広くなるため長時間箸を使用しても痛みが生じにくい。また、持ち代部10は、三角形状の外形において、角部分を面取り加工されている。
(箸頭20)
図1及び図2に例示するように、箸頭20は、箸本体2の一方の端部であり、箸先32とは反対側の端部である。箸頭20は、外形が三角柱状に形成された持ち代10における角部分を面取り加工(面取り24)されている。箸頭20は、三角柱状に形成された持ち代10の角部分を取ることにより、箸本体2A、及び、箸本体2Bの箸頭20が互いにぶつからないよう形成されている。これにより、使用者は、箸操作において、必要以上に箸先32を開いても箸頭20が干渉することなく箸操作を行うことができる。
(使い代30)
図1及び図2に例示するように、使い代30は、持ち代10よりも箸先32側である。使い代30は、概ね、箸本体2の中央部分から箸先32までの部分、または、箸本体2の約2/3の範囲である。使い代30は、箸先32及び溝34を含んでいる。
(箸先32)
図1及び図2に例示するように、箸先32は、食べ物等を挟む部分である。箸先32は、箸本体2の他方の端部、言い換えると、箸頭20の設けられた位置とは反対側に設けられ、断面形状が多角形状または円形状に形成されている。箸先32の太さは、持ち代10の太さに比べて細く形成されており、細かなものを掴むことができる。また、箸先32は、箸先32の側壁面に溝34が形成されている。箸先32は、溝34を形成されることにより、箸先32表面を凹凸状に形成されている。
なお、箸先32は、箸先32の断面形状が多角形状であっても、溝34が形成されることにより、角が削られて断面形状が略円形状となる。
(溝34)
図1及び図2に例示するように、溝34は、箸先32の側壁面に形成された溝である。本例の溝34は、箸先32の側壁面の全周に形成されており、箸先32で掴んだ食品の滑りを防ぐための滑り止めとして機能する。溝34は、箸本体2の軸方向に複数形成され、溝の深さ、溝の太さ、溝の長さ、及び、溝の形状をそれぞれが異なるよう形成されている。
また、溝34は、箸先32だけでなく、箸本体2全体、又は、持ち代部10に形成されてもよい。これにより、溝34は、持ち代部10において、滑り止めとして機能するため、握り易さを向上させることが期待できる。
(印40)
図1及び図2に例示するように、印40は、箸1を持つ使用者に対して、指を配置する位置を示す印である。
印40は、持ち代10における断面形状の底辺を含む面である平面3aに設けられている。印40は、箸本体2それぞれに少なくとも2つ以上あり、互いに離間して設けられている。印40は、2つである場合、親指の指先、及び、親指の根元を配置する位置にそれぞれ設ける。印40は、箸本体2A及び箸本体2Bを把持する位置が入れ替わる場合を考慮して、親指の指先、及び、親指の根元を配置する位置にそれぞれ設ける。なお、本実施例1の印40は、3つの印が設けられている。
図1に例示する箸1において、使用者は、箸本体2Aにおける印40のうち、箸先32側にある印40に親指の指先を配置し、箸本体2Bにおける印40のうち、中央に位置する印40に親指の付け根部分を配置している。これにより、例えば、外国人等の使用者であっても、指を配置する位置を合わせることで、指の角度を調節しながら箸1を持つことができる。
また、印40は、目印を設けることで、指を配置する位置を示すことができ、かつ、箸の審美性を損なわないデザインとすることができる。印40は、例えば、漆によって付けられてもよいし、刻印されてもよい。また、印40は、例えばシリコンゴムを塗布して配置してもよい。印40は、シリコンゴムを塗布して構成することにより、指を配置する位置を示すとともに、滑り止めとしても機能する。また、印40の形状もとくに限定せず、適宜に選択することができる。
このように、箸本体2は、持ち代10、箸頭20、使い代30、箸先32、及び、印40を含み構成されている。
図3は、図1に例示する箸1におけるZ−Z断面図である。
図3に例示するように、箸本体2は、箸本体2Aが可動箸であり、箸本体2Bが固定箸である。箸本体2は、持ち代10における断面形状が直角二等辺三角形状に形成され、外形形状における角部分は丸く加工されている。
箸本体2Aにおいて、使用者は、箸本体2Aを三本指で把持している。具体的には、使用者は、箸本体2Aにおける平面3aに親指を配置し、平面3bに中指を配置し、平面3cに人差し指を配置することで箸本体2Aを把持している(三面把持)。箸本体2Aは、断面形状が三角形形状であることにより、使用者に対して三面把持を行いやすく形成されている。箸本体2Aにおける断面形状において、平面3aの長さは、平面3b及び平面3cの長さより長いため、使用者は、平面3aに親指を載せやすい。
また、箸本体2Aは、平面3bと平面3cとの間にある角が直角であることにより、直角部分を人差し指と中指と間に固定させることができる。これにより、使用者は、箸本体2Aの把持力を向上させることができる。
また、箸本体2Bにおいて、使用者は、箸本体2Bを二本指で把持している。具体的には、使用者は、箸本体2Bにおける平面3aに親指(の付け根部分である第二関節近傍)を配置し、平面3bに薬指(の第一関節)を配置することで箸本体2Bを把持している。箸本体2Bは、平面3bと平面3cとの間にある角が直角であることにより、直角部分を薬指の第一関節に引っ掛けることができる。これにより、使用者は、箸本体2Bの把持力を向上させることができる。
図4は、図1に例示する箸1におけるY矢視図である。
図4に例示するように、使用者は、人差し指におけるMP関節を挟み込むよう箸本体2を配置する。箸本体2は、三角形状に形成されているため、箸本体2Aにおける平面3bと箸本体2Bにおける平面3cとをMP関節に当てて、挟み込むよう配置される。これにより、箸本体2は、箸操作において、人差し指におけるMP関節からずれることなく配置することができる。よって、使用者は、平面3aの平面部分と箸本体2の三角形状と相まって、箸先32に挟持力を伝えやすくなるため、細かなものでも挟むことができる。
図5は、実施例1における箸1の使用形態を説明する図である。
図5に例示するように、使用者は、箸先32を開く箸操作を行う。このとき、箸本体2A及び箸本体2Bにおける箸頭20は、互いに接近する。箸頭20は、面取り24を形成されているため、箸操作において、使用者が必要以上に箸先32を開いても、箸頭20同士が干渉することはない。
以上説明したように、本実施例1における箸1は、箸本体2と、箸本体2のうち、少なくとも一部の断面形状が二等辺三角形状に形成された持ち代10とを含み構成されている。箸1は、持ち代10の断面形状において、等辺(平面3b及び平面3c)の長さより底辺(平面3a)の長さが長い形状に形成されている。これにより、使用者は、箸本体2Aである可動箸を三面把持することができる。また、箸1は、平面3aの平面部分を広く形成し、指との接触面積を確保することにより、使用者は、痛みや違和感なく箸1を使用することができる。また、平面3aの平面部分と箸本体2の三角形状と相まって、箸先32に挟持力を伝えやすくなるため、細かなものでも挟むことができる。また、箸1は、平面3aの平面部分を広く形成することにより、2本の箸本体2の持ち代10同士が交差しにくくすることができる。
また、箸1は、持ち代10における断面形状の底辺(平面3a)を含む面に印40をさらに備えている。印40は、各箸本体2に少なくとも2つ以上設けられ、互いに離間している。これにより、使用者は、箸本体2A及び箸本体2Bに設けられた印40を目印として、理想的な持ち方となる位置に指を配置することを促すことができる。
さらに、箸1は、持ち代10の断面形状において、直角二等辺三角形状に形成されている。これにより、使用者は、直角となる部分を利用して箸本体2を把持しやすくなり、かつ、理想的な持ち方となる位置に指を配置することができる。また、箸本体2を把持しやすくなることにより、箸先32に挟持力を伝えやすくなる。
また、箸1は、箸本体2の一方の端部に、持ち代10の角部分を取って形成された箸頭20をさらに備えている。これにより、使用者は、箸操作において、必要以上に箸先32を開いても箸頭20が干渉することなく箸操作を行うことができる。
また、箸1は、箸本体2の他方の端部に設けられ、断面形状が多角形状または円形状に形成された箸先部32と、箸先32の側壁面に設けられ、箸本体2の軸方向に複数形成された溝34とをさら備えている。これにより、使用者は、滑らすことなく箸先32で食品を掴むことができる。
また、箸1は、箸本体2において、持ち代10から箸先32に向かって先細り状に形成されているため、使用者は、細かなものでも滑らせることなく、箸先32で掴むことができる。
[実施例2]
次に、箸1を使用した連結箸100を説明する。なお、実施例2に係る箸1において、実施例1における箸1と実質的に同一の機能、構成を有する要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略する。
図6は、実施例2における連結箸100を例示する図である。
図7は、連結具50を例示する図であり、図7(A)は、斜視図であり、図7(B)は、Z矢視図である。
図6に例示するように、連結箸100は、箸1と連結具50とで構成されている。連結箸100は、連結具50に箸本体2Aを可動自在に固定し、箸本体2Bを固定している。
(連結具50)
図6及び図7に例示するように、連結具50は、箸本体2Aと箸本体2Bとを連結する器具である。連結具50は、箸1を使用する補助部材である。
連結具50は、連結具本体51、取手52、貫通孔54、挟持片56、及び、挟持溝58を含み構成されている。
(連結具本体51)
図6及び図7に例示するように、連結具本体51は、例えば、弾性変形する素材で形成されており、具体的には、合成樹脂、又は、弾性体で形成されている。連結具本体51は、弾性変形する素材で形成することにより、例えば箸本体2を装着する場合に、弾性力を利用して箸本体2を固定することができる。また、連結具本体51は、グリップ力のある素材が好ましく、グリップ力のある素材として、例えば弾性体である場合、シリコンゴムが好ましい。
また、連結具本体51は、S字状、Z字状,又は、クランク状に形成されている。
(取手52)
図6及び図7に例示するように、取手52は、連結具本体51の一方に設けられ、連結具本体51における挟持片56及び挟持溝58と反対の位置に設けられている。取手52は、使用者により握られる部分であり、連結箸100を把持するときに、薬指や小指で握ることのできる大きさ(長さや太さ)に形成されている。
また、取手52の近傍には、貫通孔54を設けられている。取手52は、挟持片56の長さより長く形成されている。
(貫通孔54)
図6及び図7に例示するように、貫通孔54は、連結具本体51の一方に設けられ、連結具本体51における取手52の近傍に設けられている。貫通孔54は、箸本体2の一方を固定するために設けられている。貫通孔54は、箸本体2を挿通できる大きさに形成された貫通した穴である。具体的には、貫通孔54は、箸先32の太さより大きく、持ち代10の太さより小さいサイズの穴である。これにより、連結具本体51は、貫通孔54に挿入した箸本体2の中央部分で固定することができる。なお、本実施例2の貫通孔54は、箸本体2Bを固定する。また貫通孔54は、本発明に係る第1の固定部の一例である。
(挟持片56)
図6及び図7に例示するように、挟持片56は、連結具本体51の他方の端部に設けられ、連結具本体51の端部を二股に形状した突出部分である。挟持片56は、挟持片56a及び挟持片56bを備え、貫通孔54の貫通方向と異なる方向に分かれて形成されている。挟持片56a及び挟持片56bは、互いに離間しており、対向する位置に形成されている。挟持片56a及び挟持片56bは、互いに離間するため、挟持片56a及び挟持片56bの間に箸本体2を可動自在に挟持することができる。本実施例2の挟持片56a及び挟持片56bの離間間隔は、例えば、箸本体2の箸高さ寸法Hと略同様な離間間隔が設けられており、具体的には、7mm〜9mmである。挟持片56の離間間隔は、箸本体2の箸高さ寸法Hより離間間隔が大きい場合、可動したときの挟持した箸本体2が挟持片56から脱落するおそれがある。そのため、挟持片56a及び挟持片56bの離間間隔は、箸本体2の箸高さ寸法Hと略同じ、又は、箸高さ寸法Hより小さい離間間隔が好ましい。
また、挟持片56は、挟持片56a及び挟持片56bの互いに対向する方向に突起を備えてもよい。これにより、挟持した箸本体2の抜けを防止することができる。
なお、本実施例2の挟持片56は、箸本体2Aを可動自在に固定する。
(挟持溝58)
図6及び図7に例示するように、挟持溝58は、連結具本体51の他方の端部に設けられ、挟持片56の間にある凹みである。挟持溝58は、箸本体2を挟み込むことのできる溝であり、U字状、V字状、コ字状、又は、箸本体2の外形に合う形状に合わせて形成されてもよい。また、挟持溝58の配置方向は、貫通孔54の貫通方向と同じ方向となるよう形成されている。なお、挟持片56及び挟持溝58は、本発明に係る第2の固定部の一例である。挟持片56及び挟持溝58は、連結具本体51に箸本体2の他方を可動自在に固定している。
このように、連結具50は、連結具本体51、取手52、貫通孔54、挟持片56、及び、挟持溝58を含み構成されている。
図8は、図6に例示する連結箸100の使用形態を説明する図である。
図8に例示するように、まず、使用者は、連結具50に箸1を装着し、連結箸100を構成する。
使用者は、連結具50における貫通孔54に箸本体2Bを挿入し固定する。使用者は、箸本体2Bを貫通孔54に挿入したあとに、箸本体2Aを挟持溝58及び挟持片56に可動自在に挟持させ、連結箸100を構成する。なお、連結具50に装着する箸本体2Aと箸本体2Bとの配置順番を入れ替えてもよい。
次に、使用者は、連結箸100を把持する。
使用者は、箸本体2Aを三面把持し、箸本体2Bを二本指で把持する(図3参照)。図8に例示するように、使用者は、箸本体2Aおよび箸本体2Bを把持したあとに、薬指と小指とで取手52を握る。使用者は、取手52を握ることで箸本体2Bを容易に固定することができる。使用者は、連結箸100の取手52により、箸本体2Aを三面把持の不慣れな使用者であっても連結箸100を安定して使用することができる。
このように、使用者は、三面把持が不慣れであっても、理想的な持ち方を練習しながら、連結箸100を使用することができる。連結箸100は、連結具50を用いて箸本体2を連結することにより、使用者の手との接触面積を広げることができ、安定して使用させることができる。また、連結具50は、固定する箸本体2B側に取手52を構成することにより、使用者は、取手52を握ることで箸本体2Bを容易に固定することができる。そのため、使用者は、取手52を握った状態で連結箸100の箸先を開閉するときにおいて、可動自在に固定した箸本体2Aの三指握りを行いやすくなる。よって、連結箸100は、三指握りの不慣れな使用者であっても箸の操作性や箸先の挟持力を向上させることができる。
以上説明したように、本実施例2における連結箸100によれば、2本の箸本体2を互いに連結し、一方の箸本体2Bを固定した状態で、他方の箸本体2Aを可動自在に固定する。連結箸100は、取手52を備えることにより、箸本体2Bを容易に固定できる。そのため、使用者は、箸本体2Aのみを可動させることで、容易に物を挟むことができる。よって、三指握りを行うことができない使用者、または、一方の箸を固定できない使用者であっても、三指握りの練習を行うとともに、理想的な箸の持ち方を行うことができる。
以上、本発明に係る実施例1及び実施例2について説明したが、これらに限定されるものではなく、発明の趣旨を逸脱しない範囲内において、種々の変更、追加等が可能である。
1…箸
2…箸本体
10…持ち代
20…箸頭
24…面取り
30…使い代
32…箸先
34…溝
40…印
50…連結具
51…連結具本体
52…取手
54…貫通孔
56…挟持片
58…挟持溝

Claims (5)

  1. 箸本体と、
    前記箸本体のうち、少なくとも一部の断面形状が二等辺三角形状に形成された持ち代と
    を有し、
    前記持ち代の断面形状は、等辺の長さより底辺の長さが長い形状に形成されている
    箸。
  2. 前記持ち代における断面形状の底辺を含む面に設けられた印
    をさらに有し、
    前記持ち代の断面形状は、直角二等辺三角形状に形成され、
    前記印は、少なくとも2つ以上設けられ、互いに離間している
    請求項1に記載の箸。
  3. 前記箸本体の一方の端部に、前記持ち代の角部分を取って形成された箸頭
    をさらに有する
    請求項2に記載の箸。
  4. 前記箸本体の他方の端部に設けられ、断面形状が多角形状または円形状に形成された箸先部と、
    前記箸先の側壁面に設けられ、前記箸本体の軸方向に複数形成された溝と
    をさらに有し、
    前記箸本体は、前記持ち代から前記箸先に向かって先細り状に形成されている
    請求項3に記載の箸。
  5. 2本1組の箸と、この箸を連結する連結具とで構成された連結箸であって、
    前記箸は、
    箸本体と、
    前記箸本体のうち、少なくとも一部の断面形状が二等辺三角形状に形成された持ち代と
    を有し、
    前記持ち代の断面形状は、等辺の長さより底辺の長さが長い形状に形成され、
    前記連結具は、
    S字形状、Z字形状、又は、クランク形状に構成された連結具本体と、
    前記連結具本体の一方に設けられ、前記箸における一方の前記箸本体を該連結具本体に固定する第1の固定部と、
    前記連結具本体の他方の端部に設けられ、前記箸における他方の前記箸本体を該連結具本体に可動自在に固定する第2の固定部と、
    前記連結具本体の一方に設けられた取手と
    を有する
    連結箸。
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