JP2020185321A - 箸、及び、箸の使用方法 - Google Patents

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俊治 小山
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雅樹 小山
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Abstract

【課題】 理想的な箸の動かし方を行うことができる箸を提供することを目的とする。【解決手段】 箸1は、棒状であり、使用者の親指、人差し指、及び、中指により把持する位置の断面形状が、円形の形状、又は、頂点の数が6個以上の多角形の形状である箸本体10と、棒状であり、指で把持する位置の断面形状が、二等辺三角形の形状である箸本体20とを有する。箸本体10及び箸本体20の太さは、略同じ太さに形成されている。【選択図】図6

Description

本発明は、箸、及び、箸の使用方法に関する。
例えば、特許文献1には、上側の箸の指で持つ部分の断面を三角形とし,下側の箸の指で持つ部分の断面を扁平な楕円形とし,薬指の当たる部位を窪ませた箸が開示されている。
また、特許文献2には、二本一対として使用する箸の一方の掌肌に接する部位を他方箸の太さとやや同等の厚さとした横巾広の面体状としその断面が矩形状又は楕円状等となる構造である箸が開示されている。
特開2001−197993号公報 実用新案登録第3087626号公報
本発明は、理想的な箸の動かし方を行うことができる箸を提供することを目的とする。
本発明に係る箸は、棒状であり、使用者の親指、人差し指、及び、中指により把持する位置の断面形状が、円形の形状、又は、頂点の数が6個以上の多角形の形状である第1の箸本体と、棒状であり、指で把持する位置の断面形状が、三角形の形状である第2の箸本体とを有する。
好適には、箸本体の基端から箸本体の全長の1/2までの範囲において、前記第1の箸本体、及び、前記第2の箸本体の太さは、略同じ太さに形成されている。
好適には、前記第1の箸本体の断面形状は、頂点の数が6個以上12個以下の多角形に形成されている。
好適には、前記第2の箸本体の断面形状は、等辺の長さより底辺の長さが長い二等辺三角形の形状に形成されている。
また、本発明に係る箸の使用方法は、棒状であり、指で把持する位置の断面形状が、円形の形状、又は、頂点の数が6つ以上の多角形の形状である第1の箸本体と、棒状であり、指で把持する位置にの断面形状が、二等辺三角形の形状である第2の箸本体とを有する箸を持った状態において、前記第1の箸本体を使用者の親指、人差し指、及び、中指により把持し、前記第2の箸本体を使用者の親指と人差し指との間で挟んだ状態で使用する。
本発明によれば、理想的な箸の動かし方を行うことができる。
実施例における箸1を例示する図である。 実施例における箸本体10を例示する六面図及び断面図である。 実施例における箸本体20を例示する六面図及び断面図である。 図1の箸本体10及び箸本体20の各切断位置における太さを比較する図である。 断面形状が八角形以外の箸本体10及び箸本体20の太さを比較する図である。 実施例における箸1の使用状態を説明する図である。 図6(A)に例示する箸1の各切断位置における端部断面を例示する図である。 図6に例示する箸1におけるX−X線断面を例示する図である。 本実施形態における箸1の変形例を説明する図である。
まず、本発明における背景を説明する。
2本1組の箸の理想的な持ち方として、例えば、2本の箸うち、一方の箸において親指と人差し指との付け根で挟みながら親指と薬指とで固定し、他方の箸において親指、人差し指、及び、中指で把持する持ち方が理想的な持ち方として一般的に知られている。(以下、一方の箸を固定箸と称し、他方の箸を可動箸と称する)そして、箸の操作方法として、固定箸を固定した状態で、可動箸のみを動かす操作方法が理想的な操作方法として一般的に知られている。
しかしながら、理想的な箸の操作方法において、可動箸を動かす場合に、親指を支点として人差し指および中指のみで可動箸を、可動箸の回転軸を中心に回転させる点にはあまり着目されていない。なお、可動箸の回転軸とは、可動箸の長さ方向と同方向の軸であり、可動箸の断面の重心を通る直線の軸である。
さて、上記で説明した箸の持ち方に矯正する従来の矯正箸は、固定箸を固定した状態で、可動箸のみを動かす操作方法を行えるが、可動箸において、可動箸の回転軸を中心に回転せず固定した動作となる。即ち、従来の矯正箸は、箸の持ち方を矯正するための箸であり、箸の操作方法を矯正するものではない。
そこで、このような上記事情を解決するために、本発明の実施形態における箸1を創作するに至った。本発明の実施形態における箸1は、持ち方を矯正する矯正箸から一般的な2本1組の箸に移行するための箸であり、箸の動かし方を矯正するための矯正箸である。以下、このような本発明の実施形態による箸1を説明する。
実施形態における箸1は、例えば、箸の動かし方に不慣れな使用者が対象となる。箸の動かし方に不慣れな使用者とは、上記で説明した箸の持ち方を行うことができるが、物を摘む又は裂く動作時において、例えば、可動箸と固定箸との両方が動いてしまう等の動かし方となる使用者である。具体的には、未就学児童若しくは学児童、外国人、又は、手指のリハビリ患者、手指の不自由な高齢者若しくは障害者等の使用者である。
以下、本発明に係る実施形態の構成を、図面を参照して説明する。ただし、本発明の範囲は、図示例に限定されるものではない。
まず、図1〜図3を参照し、本実施例における箸1の構成を説明する。
図1は、実施例における箸1を例示する図である。
図2は、実施例における箸本体10を例示する六面図及び断面図である。
図3は、実施例における箸本体20を例示する六面図及び断面図である。
図1に例示するように、箸1は、2本1組の箸であり、箸本体10と箸本体20とを有する。箸本体10と箸本体20とは、同じ長さであり、指で把持する位置の断面形状が異なっている。また、箸1は、木材、又は合成樹脂により形成される。
(箸本体10)
図1及び図2に例示するように、箸本体10は、2本1組の箸のうちの1本であり、使用者が箸1を持った場合、使用者の親指、人差し指、及び、中指の3本指により把持される箸である。箸本体10は、いわゆる可動箸である。箸本体10は、箸本体10の基端(箸頭)から箸本体10の全長の1/2までの範囲において、多角形に形成されている。具体的には、箸本体10の断面形状は、頂点の数が6個以上の多角形に形成されている。より具体的には、箸本体10は、頂点の数が6個以上12個以下の多角形に形成されている。即ち、箸本体10の断面形状は、六角形、七角形、八角形、九角形、十角形、十一角形、又は十二角形であり、本例の箸本体10の断面形状は、正八角形となっている。なお、箸本体10の基端(箸頭)から箸本体10の全長の1/2までの範囲には、指で把持する位置が含まれている。よって、本例の箸本体10の指で把持する位置における断面形状も、正八角形となっている。
これにより、使用者は、箸本体10を可動箸として機能させるにあたり、親指を支点として人差し指および中指のみで箸本体10を、箸本体10の回転軸を中心に回転させやすい。加えて、支点となる親指にも引っ掛かりやすく、すべり止めとなる。なお、箸本体10の回転軸とは、箸本体10の長さ方向と同方向の軸であり、箸本体10の断面の重心を通る直線の軸である。
なお、箸本体10の3本指により把持する位置の断面形状において、頂点の数が5個以下(すなわち、五角形、四角形、三角形)である場合、箸本体10を可動箸として機能させるにあたり、親指と、人差し指及び中指との間で、箸本体10の回転軸を中心に回転させにくい。これにより、使用者は、箸1の箸先を開く動作(箸先を離す動作と称することもある)を行いにくくなるため、箸先に対して物を裂く力を加えにくくなる。
対して、箸本体10の3本指により把持する位置の断面形状において、頂点の数が13個以上(すなわち、十三角形以上)である場合、箸本体10を可動箸として機能させるにあたり、親指と、人差し指及び中指との間で、箸本体10の回転軸を中心として回転させやすい。これにより、使用者は、箸1の箸先を開く動作を行いやすくなるため、箸先に対して物を裂く力を加えやすくなる。しかしながら、頂点の数が増加すると箸本体10表面の凹凸が減少するため、3本指(特に親指)が箸本体10に対して引っ掛かりにくい。そのため、使用者は、箸1の箸先を閉じる動作を行うにあたり、箸先に対して物を掴む力を加えにくくなる。
このように、箸本体10の断面形状は、頂点の数が6個以上12個以下の多角形に形成されていることが好ましい。なお、理想的な箸の動かし方を行える使用者であれば、3本指により把持する位置の断面形状が円形の形状、又は、十三角形以上であっても、とりわけ支障をきたす程ではない。なお、箸本体10は、本発明に係る第1の箸本体の一例である。
(箸本体20)
図1及び図3に例示するように、箸本体20は、2本1組の箸のうちの1本であり、使用者が箸1を持った場合、使用者の親指と人差し指との付け根で挟みながら親指と薬指とで固定される箸である。箸本体20は、いわゆる固定箸である。箸本体20は、箸本体20の基端(箸頭)から箸本体20の全長の1/2までの範囲において、多角形に形成されている。具体的には、箸本体20の断面形状は、三角形の形状であり、好ましくは二等辺三角形の形状であり、より好ましくは直角二等辺三角形の形状に形成されている。なお、本例の箸本体20の断面形状は、直角二等辺三角形となっている。なお、箸本体20の基端(箸頭)から箸本体20の全長の1/2までの範囲には、指で把持する位置が含まれている。よって、本例の箸本体20の指で把持する位置における断面形状も、直角二等辺三角形となっている。
また、箸本体20は、図3(E)〜図3(F)に例示するように、平面23b及び平面23cの間の角が直角であり、等辺(平面23b及び平面23c)の辺の長さより底辺(平面23a)の辺の長さが長い形状に形成されている。これにより、例えば未就学児等の子供である使用者であれば、手指との接触面積が広くなるため、箸本体20を親指と人差し指との付け根で、長時間挟み込んでも痛みが生じにくい。また、箸本体20は、角部分を面取り加工されている。なお、箸本体20は、本発明に係る第2の箸本体の一例である。
次に、図4及び図5を参照し、箸本体10及び箸本体20の太さを説明する。
図4は、図1の箸本体10及び箸本体20の各切断位置における太さを比較する図である。図4(A)はA−A線端部断面における箸本体10および箸本体20の太さを例示する図であり、図4(B)はB−B線端部断面における箸本体10および箸本体20の太さを例示する図であり、図4(C)はC−C線端部断面における箸本体10および箸本体20の太さを例示する図である。
図1に例示するように、箸本体10の基端(箸頭)から箸本体10の全長の1/2までの範囲において、箸本体10の太さおよび箸本体20の太さとは、略同じ太さとなっている。具体的には、図4(A)に例示するように、図1のA−A線の切断位置における箸本体10および箸本体20の太さは、同じ太さとなっている。詳細には、箸本体10における対向する位置の2つの平面部(平面13a及び平面13b)の間の長さHAと、箸本体20における平面23aと、平面23aと対向する位置の角部25との間の長さHBとが同じ長さとなっている。即ち、箸本体10および箸本体20の太さは、同じ太さとなっている。また同様に、図4(B)に例示するように、図1のB−B線の切断位置における箸本体10および箸本体20の太さは、同じ太さとなっている。また同様に、図4(C)に例示するように、図1のC−C線の切断位置における箸本体10および箸本体20は、同じ太さとなっている。なお、箸本体10のHAは、箸本体20のHBより±1mm程度の長さであれば許容範囲であり、2本の箸の長さが略同じ長さの概念に含まれる。即ち、2本の箸の太さが略同じ太さの概念に含まれる。
このように、使用者は、これら同じ太さの2本の箸本体10を持った状態において、箸本体10及び箸本体20に対してそれぞれ同じような圧力で親指の腹面を接触させることができるため、違和感なく使用することができる。
一方で、箸本体20の長さHBより箸本体10の長さHAが低い組み合わせの箸を手に持ち操作した場合、即ち、箸本体20が太く箸本体10が細い組み合わせの箸を手に持ち操作した場合、親指、人差し指、及び、中指の3本指により箸本体10を把持すると、箸本体20を挟む親指と人差し指とに過度な挟む力が加わり疲れやすくなる。さらに、親指を支点として箸本体10を、箸本体10の回転軸を中心に回転させにくくなる。
また、箸本体10の長さHAより箸本体20の長さHBが低い組み合わせの箸を手に持ち操作した場合、即ち、箸本体10が太く箸本体20が細い組み合わせの箸を手に持ち操作した場合、親指、人差し指、及び、中指の3本指により箸本体10を把持すると、箸本体20を挟む親指と人差し指との間に隙間ができやすい。そのため、親指を支点として箸本体10を、箸本体10の回転軸を中心に回転させると、箸本体20が脱落しやすくなる。
以上のように、箸本体10と箸本体20とは、略同じ太さすることが好ましい。
上記のように、断面形状が八角形の箸本体10と箸本体20と組み合わせである本例箸1の太さを説明した。次に、断面形状が八角形以外の箸本体10と箸本体20との組み合わせである場合における、箸本体10と箸本体20と太さを説明する。
図5は、断面形状が八角形以外の箸本体10と箸本体20との太さを比較する図である。図5は、断面形状が六角形の場合(図5(A))、断面形状が七角形の場合(図5(B))、断面形状が九角形の場合(図5(C))、断面形状が十角形の場合(図5(D))、断面形状が十一角形の場合(図5(E))、及び、断面形状が十二角形の場合(図5(F))における箸本体10と、箸本体20との太さを比較している。なお、図5において、箸本体20は一貫して同じ断面形状、同じ太さであり、箸本体10は断面形状が異なっている。
図5(A)、図5(D)及び図5(F)に例示するように、断面形状が六角形、十角形、及び、十二角形の箸本体10と、箸本体20との太さは、同じ太さとなっている。詳細には、箸本体10における対向する位置の2つの平面部(平面13a及び平面13b)の間の長さHAと、箸本体20における平面23aと、平面23aと対向する位置の角部25との間の長さHBとが同じ長さとなっている。即ち、箸本体10および箸本体20の太さは、同じ太さとなっている。
このように、頂点の数が偶数の断面形状である箸本体10において2つの平面部が対向する間の長さHAと、箸本体20における平面23aと、平面23aと対向する位置の角部25との間の長さHBとを比較し、これらが同じ長さとなれば、箸本体10及び箸本体20は、同じ太さとなる。
また同様に、図5(B)、図5(C)及び図5(E)に例示するように、断面形状が七角形、九角形、及び、十一角形の箸本体10と、箸本体20との太さにおいても、同じ太さとなっている。詳細には、箸本体10における平面13aと対向する位置の角部15との間の長さHAと、箸本体20における平面23aと、平面23aと対向する位置の角部25との間の長さHBとが同じ長さとなっている。即ち、箸本体10および箸本体20の太さは、同じ太さとなっている。
このように、頂点の数が奇数の断面形状である箸本体10において平面13aと対向する位置の角部15との間の長さHAと、箸本体20における平面23aと、平面23aと対向する位置の角部25との間の長さHBとを比較し、これらが同じ長さとなれば、箸本体10及び箸本体20は、同じ太さとなる。
次に、図6〜図8を参照し、本実施例における箸1の使用状態を説明する。
図6は、実施例における箸1の使用状態を説明する図である。図6(A)は、箸本体10と箸本体20との箸先を接触させた状態を例示する図であり、図6(B)は、箸本体10と箸本体20との箸先を離間させた状態を例示する図である。
また、図7は、図6(A)に例示する箸1の各切断位置における端部断面を例示する図である。
図6(A)に例示するように、使用者は、親指、人差し指、及び、中指により箸本体10を把持し、親指と人差し指との付け根で箸本体20を挟みながら、親指と薬指とで箸本体20を固定する。このとき、親指、人差し指、及び、中指により把持する位置における箸本体10のS−S線断面の太さと、親指と人差し指との付け根で挟み込んだ位置における箸本体20のL−L線断面の太さとは異なる。具体的には、図7に例示するように、箸本体10のS−S線断面の長さHBより、箸本体20のL−L線断面の長さHAの方が高い。すなわち、箸本体10における指で把持する位置の太さと、箸本体20における指で把持する位置の太さとは異なっている。
また、図6(B)に例示するように、使用者は、親指と人差し指との付け根で箸本体20を挟んだ状態で、親指を支点として人差し指および中指を動かし、箸本体10の回転軸を中心にして箸本体10を回転させる。よって、使用者は、箸本体10と箸本体20との箸先を離間させることができる。なお、使用者は、箸本体10と箸本体20との箸先を離間させる場合の箸本体10の回転方向と逆方向に箸本体10を回転させることにより、箸本体10と箸本体20との箸先を接触させることができる。
図8は、図6に例示する箸1におけるX−X線断面を例示する図である。
図8に例示するように、使用者は、親指と、人差し指、及び、中指で箸本体10を把持している(三面把持)。使用者は、支点となる親指と、人差し指および中指との間で箸本体10を回転させることにより、箸本体10を動かすことができる。
また、使用者は、親指と人差し指との付け根に箸本体20を挟んだ状態で、箸本体20における平面23aに親指(の付け根部分である第二関節近傍)を配置し、平面23bに薬指(の第一関節)を配置することで箸本体20を把持している。箸本体20は、平面23bと平面23cとの間にある角が直角であるため、直角部分を薬指の第一関節に引っ掛けることができる。これにより、箸本体20の把持力を向上させることができるため、使用者は、手指から脱落しないよう箸本体20を固定することができる。
以上説明したように、本実施例における箸1によれば、断面形状が直角二等辺三角形である箸本体20を固定箸とすることにより、箸本体20を親指と人差し指との付け根で挟むだけで、しっかり固定できる。さらに、断面形状が正八角形である箸本体10を可動箸することにより、親指を支点として人差し指および中指を動かし、箸本体10の回転軸を中心にして箸本体10を回転させることができるため、理想的な箸の動かし方を行うことができる。
なお、本実施例における箸1において、箸本体10及び箸本体20は、分割不能に形成されているが、これに限定するものではなく、例えば、箸本体10及び箸本体20の使用時において、例えば箸本体の基端(箸頭)から箸本体の全長の1/2までの範囲と、それ以外の範囲とで分割できる箸本体であってもよい。
以上、本発明に係る実施形態について説明したが、これらに限定されるものではなく、発明の趣旨を逸脱しない範囲内において、種々の変更、追加等が可能である。
次に、上記実施例における変形例を説明する。なお、変形例では、上記実施例と実質的に同一の機能、構成を有する要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略する。
[変形例1]
図9は、本実施形態における箸1の変形例を説明する図である。
上記実施例の箸1における箸本体10は、角部分を取っていない(すなわち面取り加工していない)箸頭を備える場合を説明したが、図9に例示するように、本例の箸1における箸本体10は、角部分を取って形成された(すなわち面取りされた)箸頭を備えてもよい。箸本体10は、箸先を開く動作を行うにあたり、箸本体10の箸頭と箸本体20の箸頭が接触しない程度に角部分を取ることが好ましい。本例の箸本体10の箸頭は、八角錐台状に形成されている。これにより、使用者は、箸操作において、必要以上に箸先を開く動作を行っても、2本の箸本体の箸頭が互いに干渉することなく箸操作を行うことができる。
1…箸
10、20…箸本体

Claims (5)

  1. 棒状であり、使用者の親指、人差し指、及び、中指により把持する位置の断面形状が、円形の形状、又は、頂点の数が6個以上の多角形の形状である第1の箸本体と、
    棒状であり、指で把持する位置の断面形状が、三角形の形状である第2の箸本体と
    を有する箸。
  2. 箸本体の基端から箸本体の全長の1/2までの範囲において、前記第1の箸本体、及び、前記第2の箸本体の太さは、略同じ太さに形成されている
    請求項1に記載の箸。
  3. 前記第1の箸本体の断面形状は、頂点の数が6個以上12個以下の多角形に形成されている
    請求項2に記載の箸。
  4. 前記第2の箸本体の断面形状は、等辺の長さより底辺の長さが長い二等辺三角形の形状に形成されている
    請求項2に記載の箸。
  5. 棒状であり、指で把持する位置の断面形状が、円形の形状、又は、頂点の数が6つ以上の多角形の形状である第1の箸本体と、棒状であり、指で把持する位置にの断面形状が、二等辺三角形の形状である第2の箸本体とを有する箸を持った状態において、
    前記第1の箸本体を使用者の親指、人差し指、及び、中指により把持し、前記第2の箸本体を使用者の親指と人差し指との間で挟んだ状態で使用する
    箸の使用方法。
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