JP2000236717A - 水田作業機における整地フロート - Google Patents

水田作業機における整地フロート

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JP2000236717A
JP2000236717A JP11040260A JP4026099A JP2000236717A JP 2000236717 A JP2000236717 A JP 2000236717A JP 11040260 A JP11040260 A JP 11040260A JP 4026099 A JP4026099 A JP 4026099A JP 2000236717 A JP2000236717 A JP 2000236717A
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Japan
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leveling
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JP11040260A
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English (en)
Inventor
Yukinori Takami
幸徳 高見
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Mitsubishi Agricultural Machinery Co Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Agricultural Machinery Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 圃場の均平性が高い水田作業機における整地
フロートを提供することを課題としている 【解決手段】 走行用の車輪2を備えた走行機体の後方
に連結された作業機1に、車輪2により圃場面上に形成
される車輪跡16を整地せしめる整地フロート3を取り
付け、整地フロート3の前方側の上方に反り上がって形
成せしめられた反上部8において、整地フロート3の底
面に形成された泥流通用の溝13の側方に走行時に圃場
の泥流を内側に案内移動する突起部14を設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は乗用田植機に備え
られた植付機等の水田作業機における整地フロートに関
する。
【0002】
【従来の技術】従来乗用田植機等のような水田作業機と
して、走行用の車輪を備えた走行機体の後方に作業機を
連結せしめ、前記車輪により圃場面上に形成される車輪
跡を整地せしめる整地フロートを該作業機の底面に取り
付けたものが知られており、上記整地フロートは、前方
側が上方に反り上がって形成せしめられた反上部をなす
とともに、後方側が上記反上部の後端側から連続する水
平部をなし、且つ底面には泥流通用の溝が形成せしめら
れているものが公知であった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし車輪により形成
せしめられる車輪跡は圃場面上に凹状に形成せしめら
れ、さらに車輪跡の両側には泥が押し上げられるが、上
記整地フロートは溝を効率的に泥で埋め整地することは
できず、圃場の均平度があまり高くならないという欠点
があった。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
の本発明の水田作業機における整地フロートは、第1に
走行用の車輪2を備えた走行機体の後方に作業機1を連
結せしめ、前記車輪2により圃場面上に形成される車輪
跡16を整地せしめる整地フロート3を該作業機1の底
面に取り付け、上記整地フロート3は、前方側が上方に
反り上がって形成せしめられた反上部8をなすととも
に、後方側が上記反上部8の後端側から連続する水平部
9をなし、且つ底面には泥流通用の溝13が形成せしめ
られている水田用作業機において、上記整地フロート3
の反上部8において、上記溝13の側方に、走行時に圃
場の泥流を内側に案内移動する突起部14を設けたこと
を特徴としている。
【0005】また突起部14の最下端を水平部9の底面
より上方に位置させたことを第2の特徴としている。
【0006】さらに突起部14を整地フロート3の左右
方向に複数設けたことを第3の特徴としている。
【0007】
【発明の実施の形態】図1は水田作業機である乗用田植
機の後方に連結された植付作業機1の側面図であり、該
植付作業機1は乗用田植機の走行車体後側に昇降リンク
(共に図示せず)を介して連結されており、走行機体の
後輪2の後方に位置している。
【0008】このとき上記植付作業機1は従来の乗用田
植機に付設されるものと同様に下方に整地フロート3が
備えられた構造であり、昇降リンクが下降した作業状態
で、整地フロート3によって圃場面に接地支持され、植
付ケース(プランタケ−ス)4に備えられた植付用の植
付部(ロータリ植付部)6によって苗載せ台7に載せら
れた苗を掻き取り、植付け作業を行う構造となってい
る。
【0009】なお上記植付作業機1は図2,図3に示さ
れるように、プランタケース4が3つ設けられていると
ともに、上記整地フロート3が各プランタケース4側に
それぞれ支持されており、整地フロート3もプランタケ
ース4に対応して3つ設けられている。そして左右両側
の整地フロート3a,3bは走行機体の後輪2の真後ろ
に配置されており、後述するように後輪2が圃場面上に
形成する車輪跡上を通過するように設けられている。
【0010】一方図4に示されるように上記整地フロー
ト3は前方側が上方に反り上がって形成せしめられた幅
広な反上部8をなすとともに、後方側が上記反上部8の
後端側から連続する幅狭(反上部8に比較して)な水平
部9をなし、プランタケース4側にリンク機構11を介
して連結されている。そして底面12には凹状の泥流通
用の溝13が前後方向に形成せしめられている。そして
反上部8の底面における前記溝13の左右両側には下方
側に突出する突起部14が前後方向に延出せしめられ
て、左右方向に複数設けられている。
【0011】なお上記溝13は前側が扇状に左右に広が
り、後側が後輪2の幅より狭くなって後方に延び、終端
は整地フロート3の後端側において浅くなり終わってい
る。また上記突起部14は整地フロート3に一体形成
(成形)されており、側面視及び平面視(底面視)にお
いて略円弧状をなすとともに、溝13を挟んだ左右の突
起部14が後方に向かって閉じるように溝13の前方側
に沿って略逆ハ字状をなしており、上記突起部14の最
下端は水平部9の底面より上方に位置している。
【0012】これにより走行機体が圃場内を走行して植
付作業機が植え付け作業を行う際に、走行機体の車輪
(後輪2)は圃場内に一部埋まりながら(沈みながら)
回転して走行機体を走行せしめる。このため上記後輪2
は圃場の泥を車輪の外側に押しだし、圃場には凹状の溝
である車輪跡16が形成せしめられる(図5における右
端の整地フロート3bの状態)。
【0013】しかしこの車輪跡16を左右両端の整地フ
ロート3a,3bが通過することにより、上記突起部1
4が圃場面の泥流を内側に案内移動し、車輪跡16の両
側に盛り上がった泥等を車輪跡16内に寄せて埋めなが
ら、整地フロート3が圃場を整地(均平化)する(図5
における左端の整地フロート3aの状態)る。これによ
り比較的車輪跡16を埋める泥が多く集められ、整地フ
ロート3による均平作業が効率よく行われ、圃場面の均
平度が向上する。
【0014】このとき突起部14の下端が水平部9の底
面より下方に突出しないため、突起部14は泥等の収集
に効果を有し、均平に悪影響を及ぼすことはない。なお
図5は整地フロート3a,3の均平動作を説明するため
に左右の整地フロート3a,3bの作動状態を時制をず
らして表現してある。
【0015】これにより図6に示されるように圃場の均
平度が向上し、さらに車輪跡16が効率よく埋められ、
整地フロート3a,3bの後部の車輪跡16に起因する
沈みが防止されるとともに、植付作業機1のローリング
支えもより強くなるため、植付作業機1による植え付け
性能が向上する。また整地フロート3による圃場の均平
時に、圃場面上の泥流(泥水及び泥)は整地フロート下
面の溝13を介して後方に案内されるが、この場合泥流
は突起部14により溝13側に円滑に案内され泥流の流
通が円滑に行われる。
【0016】一方上記実施形態では突起部14を整地フ
ロート3に一体形成させた構造であるが、図7に示され
るように突起部14を別体で構成し、整地フロート3
(反上部8)にボルト17等の固定具で着脱自在に取り
付けるように構成しても良い。この場合上記突起部14
は左右方向に複数設けられており、各突起部14は図8
に示されるように整地フロート3a,3bの前端部上面
側に固定される左右方向のプレート状のベース18に固
定されて後方に延出して、整地フロート3の底面方向に
突出せしめられる。
【0017】そして上記突起部14は、ベース18が整
地フロート3に取り付けられた状態において、溝13を
中心に左右に略対称に位置するように左右方向に配置さ
れており、溝13の前端側において溝13の側方(外側
及び内側)にそれぞれ位置している。これにより図9に
示されるように突起部14が後輪2(車輪跡16)の後
方に配置される。
【0018】以上により突起部14は上記実施形態と同
様に車輪跡16の左右両側の泥を寄せ車輪跡16を埋
め、整地フロート3(水平部9)が圃場を均平するが、
特に突起部14が整地フロート3の溝13内に設けられ
ているため、泥を内側に寄せる作用が大きく、すなわち
整地フロート3に一体成形で設けられる突起部14に対
して整地フロート3に対する突起部14の配置の自由度
が高く、より効率よく泥を寄せることができ、これによ
り圃場の均平度がさらに高くなる。
【0019】なお上記のように突起部14が着脱式の場
合は、泥寄せが不要な圃場等においては突起部14を取
り外すことで、圃場側に悪影響を及ぼすことがなく、圃
場条件により適した整地フロート3による均平作業を行
わせることができる。
【0020】
【発明の効果】以上のように構成される本発明の構造に
よれば、圃場面には車輪により溝形状の車輪跡が形成せ
しめられるが、整地フロートにおける反上部の下面側に
設けられた突起部が、車輪跡の両側に盛り上がった土等
を溝(車輪跡)内に寄せて埋めるため、圃場面の均平度
が向上するという効果がある。
【0021】特に突起部の最下端を水平部の底面より上
方に位置させることで突起部が整地フロートによる圃場
の均平に悪影響を及ぼさないという利点もある。また突
起部を整地フロートの左右方向に複数設けることで土を
寄せる性能が向上し、より多くの土を車輪跡の埋め戻し
に使用することができ、圃場の均平性がより向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】植付作業機の側面図である。
【図2】整地フロート部分の要部平面図である。
【図3】植付作業機の要部背面図である。
【図4】(b),(c)は整地フロートの底面図及び側
面図であり、(a)は突起部部分の要部断面図である。
【図5】植付作業機の要部背面図である。
【図6】整地フロートによる整地後の状態を示した植付
作業機の要部背面図である。
【図7】他の実施形態の突起部を有した植付作業機の側
面図である。
【図8】(b),(c)は他の実施形態の整地フロート
の底面図及び側面図であり、(a)は突起部部分の要部
断面図である。
【図9】整地フロート部分の要部平面図である。
【符号の説明】
1 植付作業機(作業機) 2 後輪(車輪) 3 整地フロート 8 反上部 9 水平部 13 溝 14 突起部 16 車輪跡

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 走行用の車輪(2)を備えた走行機体の
    後方に作業機(1)を連結せしめ、前記車輪(2)によ
    り圃場面上に形成される車輪跡(16)を整地せしめる
    整地フロート(3)を該作業機(1)の底面に取り付
    け、上記整地フロート(3)は、前方側が上方に反り上
    がって形成せしめられた反上部(8)をなすとともに、
    後方側が上記反上部(8)の後端側から連続する水平部
    (9)をなし、且つ底面には泥流通用の溝(13)が形
    成せしめられている水田用作業機において、上記整地フ
    ロート(3)の反上部(8)において、上記溝(13)
    の側方に、走行時に圃場の泥流を内側に案内移動する突
    起部(14)を設けた水田作業機における整地フロー
    ト。
  2. 【請求項2】 突起部(14)の最下端を水平部(9)
    の底面より上方に位置させた請求項1の水田作業機にお
    ける整地フロート。
  3. 【請求項3】 突起部(14)を整地フロート(3)の
    左右方向に複数設けた請求項1又は2の水田作業機にお
    ける整地フロート。
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