JPH0314981Y2 - - Google Patents

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JPH0314981Y2
JPH0314981Y2 JP17559185U JP17559185U JPH0314981Y2 JP H0314981 Y2 JPH0314981 Y2 JP H0314981Y2 JP 17559185 U JP17559185 U JP 17559185U JP 17559185 U JP17559185 U JP 17559185U JP H0314981 Y2 JPH0314981 Y2 JP H0314981Y2
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float
flowing water
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planting
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JP17559185U
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Description

【考案の詳細な説明】 <産業上の利用分野> この考案は田植機におけるフロートの構造に関
する。
<従来の技術> 一般に田植機のフロートには田面においてその
浮力により植付部を支持し且つ植付深さを一定に
保ちつつ田面を平坦に整地しながら植付作業部を
滑走せしめる機能が求められるが、植付作業時に
滑走するフロートにより田面に泥水の波を形成す
ることが避けられず、植付後の苗に倒伏等の悪影
響を及ぼしている。
このため従来は例えば実開昭60−89820号公報
に示される如く、サイドフロートの前方外側面に
突設したならし部の底面には、底上げした排水溝
を設け、あるいはさらにならし部とサイドフロー
ト本体との間に前後方向の流水間〓を設けて、フ
ロート前方の泥水をできるだけ後方に排出せしめ
る工夫がなされたものがあつた。
<考案が解決しようとする問題点> しかし上記のような従来のフロート構造におい
てはサイドフロートのならし部取付部が外側に突
出しており、その後方に続くサイドフロートの外
側面との間に段差が形成されるために流水間〓に
よつて後方に導かれる泥水が排出された瞬間に、
流水抵抗が急激に変化する(緩和される)ことに
より、ならし部後方において激しい泥水の乱流を
生じ、後続する植付苗の埋没や倒伏又は浮上等の
問題を生じていた。
特に上記従来例においては流水間〓が後方植付
条の外側において開放されていたために、流水間
〓より放出された泥水がフロート本体の外側面に
強く引き寄せられる瞬間に植付苗が内向きに流水
にさらされることになり、植付条への影響が大き
かつた。
<問題点を解決するための手段> 上記のような問題点を解決する本考案のフロー
トの構造においては、センターフロート8の外側
にサイドフロート9を配設し、上記サイドフロー
ト9が本体フロート9aと本体フロート9aの外
側面より突出するならし部を兼ねた補助フロート
9bからなる構造において、最外側の植付条A4
の内側に位置させるように本体フロート9aと補
助フロート9bの間に泥水を後方に導く前後方向
の流水間〓17を設けるとともに、該流水間〓1
7の側壁面を構成する本体フロート9aの外側面
を前後方向に略直線状又は緩やかな流線形をなし
た流水ガイド面9dとしたことを特徴としてい
る。
<作用> 本考案のフロート構造においては、田植作業中
サイドフロート9の前方の泥水はフロートの進行
に伴つてその少なからぬ部分が流水間〓17に導
かれてフロート後方に排出され、しかもこの流水
は本体フロート9aの直線状又は緩やかな流線形
の流水ガイド面9dに沿つているために流水間〓
17の後方で開設されても大きな乱流を生じるこ
となく後方まで送られ、その外側に位置する最外
側の植付条には影響を及ぼすことはない。
また上記流水により最外側のビークは常時湿潤
状態を保ち土の付着や土詰まりを生じることな
く、苗の掻き取り及び植付を確実に行わしめる。
<実施例> 以下本考案を四輪支持の乗用田植機に応用した
場合の実施例につき詳述すると、第2図に示す如
くの前後の車輪2,3によつて支持される機体1
の後方には、上下のアツパリンク4,ロアリンク
5によつて上下動自在に作業部6が取付られ、作
業部6は田面7を浮上滑走するセンターフロート
8及びサイドフロート9,上記フロート8,9上
でこれを取付けている作業部の本体10,該本体
後方に取付けられて一定の軌跡11を画いて回動
し植付作業を行う植付部12,苗載せ台13等を
有している。
フロートはいずれも樹脂製中空体よりなり、平
面視で前方が幅広に側方に突出し、左右前方に植
付条A2,A3を形成するピーク14b,14cを
位置せしめるように後方を幅狭に形成したセンタ
ーフロート8を中央に配している。該センターフ
ロート8は機体1との相対的な浮上高さを感知す
る感知フロートを兼ねている。
上記センターフロート8の左右両側にはサイド
フロート9,9が各配設され、各サイドフロート
9の本体フロート9a前方外側面には車輪2,3
等によつて持ち上げられて落下した土塊15上を
滑走するように外側に向かつて突出するならし部
を兼ねた補助フロート9bが一体的に又はジヨイ
ント16を介した連結によつて設けられ、その両
側面は後方が左右に広がるように傾斜した面を形
成している。
上記本体フロート9aは後方に長く延出し、図
示する例では平面視で略長方形をなして左右の各
側面は前後方向に直線状又は緩やかな流線形をな
した流水ガイド面9c,9dを形成するととも
に、左右の各本体フロート9a,9aともに互換
性を有する如く同一形状(左右対称形)をなし、
底面中央には田面滑走中前方の泥水を円滑に後方
に導くために底上げされた排水溝9eを形成して
いる。
前記本体フロート9a及び補助フロート9bは
本体フロート9aの前端部との間にブリツジ状の
ジヨイント16の下端のプレート16a,16b
を介して着脱自在に取付けられている。そして補
助フロート9bは全体としては田面滑走時の抵抗
を少なくするように平面視で略三角形又は台形を
なし、その中央で左右格別に分離着脱できるよう
に、内フロート9b1と外フロート9b2とに分割形
成されており、補助フロート9bは前方の車輪2
又は3が田植作業に持ち上げた土塊が落下する後
方に位置するように取付けられ、これらの土塊を
田の堆肥屑やわら屑とともに田面に埋没させなが
ら整地する機構となつている。また内フロート9
b1の後方には最外側のビーク14a又は14dが
位置し、上記整地(ならし)後の田面に苗を植付
け、順次植付条A1,A4を形成するものである。
さらに上記補助フロート9bと本体フロート9
aの外側の流水ガイド面9dとの間には、田植作
業中サイドフロート9の前方の泥水を後方に導く
ために、前後方向を向いた所定幅の流水間〓17
が形成されている。このためサイドフロート9の
前方中央付近においては、田植作業中に田面の泥
水は側方の隣接条A0方向に大波を形成して押し
出されることなく、上記流水間〓17に導かれて
後方に排出される。
このとき流水間〓17を形成する一方の面であ
る本体フロート9aの流水ガイド面9dは、泥水
を円滑に後方に導き得るように、流水間〓17の
終端より後方に連続して直線状又は緩やかな流線
形をなしており、泥水が流水間〓17の後部開放
端から放出されても水流の大きな変化、即ち乱流
を防止すべく作用している。
本実施例に示す如く補助フロート9を着脱可能
に構成した場合、圃場が軟弱で補助フロート9に
よるならしが必要ない場合あるいは、第5図Bに
示すように畦18に近接した畦際の植付け等で補
助フロート9が作業の妨げとなる場合等はこれを
全部取り外して作業することが可能であり、さら
に硬軟の中間的な圃場条件で、僅かでも田面整地
が必要な場合等は第5図Aに示すように外フロー
ト9b2のみを外して作業することもできる。第4
図は補助フロート9bの取付プレート16bをヒ
ンジ構造とし、外フロート9b2を取外す代わりに
上方へ回動固定して作業が出来る構造を示してい
る。
サイドフロート9のこのような着脱、又は一部
折り畳み、分割構造等により、補助フロート9b
を外した場合は、第1図に示すように既植の隣接
条A0とサイドフロート9との間隔は植付条間隔
Lよりも広くL1だけ取ることが出来、外フロー
ト9b2のみ外した場合はL2まで狭められる。これ
に対し通常の硬質田等においては田面整地の必要
性が高く且つ田植作業時の泥波発生が少ないので
すべての補助フロート9bを取付け、フロートと
隣接条A0との間隔はL3まで狭められる。
なお図示する実施例では補助フロート9bを本
体フロート9aに対してブリツジ状のジヨイント
16によつて着脱自在に取付ける構成としたが、
両者を連結する場合の連結構造は上記のほか前掲
した従来例に示す如くいずれか一方のフロートに
取付エツジを突出させる等の他の方法でもよく、
あるいは所定の流水間〓を確保しつつ両フロート
を着脱式とせず両者を一体形成する場合もあり得
る。
<考案の効果> 以上の如く構成される本考案のフロート構造に
よれば、田植作業中本体フロート外側における円
滑な流水ガイド面を片面に有する流水間〓が補助
フロートとの間に形成されるので、サイドフロー
ト前方の泥水が前方及び側面方向に大波を立てる
ことなく最外側の植付条の内側後方に案内され、
しかも流水間〓通過後も大きな水流の変化を生じ
ないので、後方の植付条や既植の隣接条の植付苗
を大波や流水の乱流によつて倒伏、埋没あるいは
浮上せしめる等の問題が防止される。
また上記流水間〓からサイドフロートの後方に
送られる水より、最外側のビークは作動時におい
て常に洗浄されることになり、ビークへの土の付
着及び土詰まり等がなく苗載せ台上の苗の掻き取
り及び植付作業を常時確実に行わしめる効果があ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係るフロートの構造と配置形
状を示す平面図、第2図はフロート取付状態を示
す田植機の側面図、第3図はサイドフロートの側
面図、第4図は第1図A−A断面図、第5図A,
Bは分割形成したフロートの使用状態例を示す部
分平面図である。 8……センターフロート、9……サイドフロー
ト、9a……本体フロート、9b……補助フロー
ト、9b1……内フロート、9b2……外フロート、
9d……流水ガイド面、17……流水間〓、A0
……隣接条、A1〜A4……植付条。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. センターフロート8の外側にサイドフロート9
    を配設し、上記サイドフロート9が本体フロート
    9aと本体フロート9aの外側面より突出するな
    らし部を兼ねた補助フロート9bからなる構造に
    おいて、最外側の植付条A4の内側に位置させる
    ように本体フロート9aと補助フロート9bの間
    に泥水を後方に導く前後方向の流水間〓17を設
    けるとともに、該流水間〓17の側壁面を構成す
    る本体フロート9aの外側面を前後方向に略直線
    状又は緩やかな流線形をなした流水ガイド面9d
    とした田植機におけるフロートの構造。
JP17559185U 1985-11-15 1985-11-15 Expired JPH0314981Y2 (ja)

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JP17559185U JPH0314981Y2 (ja) 1985-11-15 1985-11-15

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JP17559185U JPH0314981Y2 (ja) 1985-11-15 1985-11-15

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Publication Number Publication Date
JPS62157312U JPS62157312U (ja) 1987-10-06
JPH0314981Y2 true JPH0314981Y2 (ja) 1991-04-03

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ID=31115057

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JP17559185U Expired JPH0314981Y2 (ja) 1985-11-15 1985-11-15

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JPH0824460B2 (ja) * 1989-05-26 1996-03-13 井関農機株式会社 苗植機

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JPS62157312U (ja) 1987-10-06

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