JPH0823731A - 水田用作業機 - Google Patents

水田用作業機

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Publication number
JPH0823731A
JPH0823731A JP16968294A JP16968294A JPH0823731A JP H0823731 A JPH0823731 A JP H0823731A JP 16968294 A JP16968294 A JP 16968294A JP 16968294 A JP16968294 A JP 16968294A JP H0823731 A JPH0823731 A JP H0823731A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
rotor
sensor float
float
working
mud
Prior art date
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Pending
Application number
JP16968294A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroshi Suzuki
宏 鈴木
Satoru Kato
哲 加藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Iseki and Co Ltd
Iseki Agricultural Machinery Mfg Co Ltd
Original Assignee
Iseki and Co Ltd
Iseki Agricultural Machinery Mfg Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Iseki and Co Ltd, Iseki Agricultural Machinery Mfg Co Ltd filed Critical Iseki and Co Ltd
Priority to JP16968294A priority Critical patent/JPH0823731A/ja
Publication of JPH0823731A publication Critical patent/JPH0823731A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 代掻ロータが発生する泥波によるセンサフロ
ートの誤報を防止する。 【構成】 走行車体1の後に作業装置2が駆動装置9で
上下するように装着され、作業装置2には滑走中の泥面
Bからの情報で前記の駆動装置9を作動させるセンサフ
ロート14aが設けられ、センサフロート14aの前方
に代掻ロータ24が配置され、下端が泥面Bに接触して
前進する可撓性の消波具27がセンサフロート14aと
代掻ロータ24との間に設けられている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、水田で用いる乗用型
の田植機や播種機に用いるものである。
【0002】
【従来の技術】走行車体の後に作業装置が装着されて田
植機や播種機などの作業機が構成される。走行車体は、
車輪が耕盤上で回転して前進し、作業装置は、その上の
泥土に一定の深さに苗の移植や播種などを行う。そのた
め、耕盤の深さに変動があると、作業の深さが変化する
が、センサフロートで泥土の深浅を検出し、その情報で
駆動装置が作業装置を上下に移動し、耕盤の深浅にかか
わらず、作業装置を泥面を基準に支持し、作業深さを均
一に保つようになっている。
【0003】また、作業機に代掻ロータを装着し、代掻
作業と田植又は播種作業とを複合されることにより、作
業の能率を向上するものが提案されている(特開平6−
7号他)。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ここに、代掻ロータ
は、必然的にフロートの前方に設けられる。そのため、
代掻ロータの回転によって発生した泥波がフロートの前
面又は底面に当り、その影響を受けてセンサフロートが
誤信を発するおそれがあった。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明は、上記の課題
を解決するため、走行車体1の後に作業装置2が駆動装
置9で上下するように装着され、作業装置2には滑走中
の泥面Bからの情報で前記の駆動装置9を作動させるセ
ンサフロート14aが設けられ、センサフロート14a
の前方に代掻ロータ24が配置され、下端が泥面Bに接
触して前進する可撓性の消波具27がセンサフロート1
4aと代掻ロータ24との間に設けられていることを特
徴とする水田用作業機とした。
【0006】
【作用】上記のように構成された作業機は、耕盤A上で
回転する車輪で前進し、代掻ロータ24がその上の作土
を破砕して泥土とし、フロートがその泥土の表面を均平
にしたのち、苗の移植や播種を行う。そして、耕盤に深
浅があると、センサフロート14aが情報を発し、駆動
装置9がその情報を受けて作動して作業装置2を上下さ
せ、この作業装置2を泥面Bから一定範囲内の高さに保
ち、作業深さを均一にする。このとき、代掻ロータ24
の回転で泥波が発生し、これが後に流れてセンサフロー
ト14aの前面や下面に直接当ろうとするが、その泥波
は、センサフロート14aに当る前に消波具27に当っ
て消波される。
【0007】
【効果】以上のように、この発明によると、作業機の1
行程で代掻作業と苗の移植又は播種などの2つの作業が
行なわれて農作業が能率的である。又、耕盤Aに深浅が
あると、センサフロート14aからの情報で駆動装置9
が作動して作業装置2を泥面Bから一定の高さに保ち、
苗の移植や播種の深さが均一になる。さらに、代掻ロー
タ24で発生した泥波が消波具27で消され、その泥波
がセンサフロート14aの情報発信に影響を与えるおそ
れがないので、上記の農作業が効果的に行なわれる。
【0008】
【実施例】つぎに、この発明の実施例を説明する。図1
のように、走行車体1の後に作業装置の1つの苗植装置
2がリンク3で装着されて乗用型の田植機が構成されて
いる。走行車体1は、中央部のエンジン4で駆動されて
水田の耕盤A上で回転するそれぞれ1対の前輪5と後輪
6を備えている。上下1対のリンク3の先端が走行車体
1の後部の支柱7に回動自在に取付けられている。1対
のリンク3は、平行に後に伸び、それぞれの後端が取付
枠8に回動自在に取付けられ、このリンク3が先端の取
付軸の回りに回動すると、後端の取付枠8が同じ姿勢で
上下に移動するように出来ている。油圧シリンダ9aの
端が走行車体1に回動自在に取付けられ、ピストンロッ
ド9bがこれから斜後上に伸び、その突端が上のリンク
3から下向に突出したアーム11に回動自在に取付けら
れて駆動装置9となっている。そして、ポンプ(図示し
ていない)から吐出した油を油圧シリンダ9a内に送る
と、ピストンロッド9bが伸び出してリンク3が反時計
方向に回動し、油圧シリンダ9a内の油をタンクに戻す
と、そのピストンロッド9bが戻ってリンク3が時計方
向に回動するようになっている。
【0009】苗植装置2は、中央部の歯車箱12と、そ
の上で前上りに斜設されて左右に往復駆動される苗載台
13と、その下に設けられて泥面Bを滑走するフロート
14と、苗載台13の後で上下に長い長円軌道で旋回し
て苗載台13上の苗を取り出してフロート14が整地し
た泥面Bに移植する植込杆15で構成されている。そし
て、歯車箱12が回動軸16で取付枠8に連結されてい
る。フロート14は、中央のセンサフロート14aとそ
の左右のサイドフロート14bで構成され、それぞれの
後部が横軸17回りに揺動するように歯車箱12に連結
されている。
【0010】ステイ18が歯車箱12から前下りに伸
び、その突端に弁箱19が回動自在に取付けられ、セン
サフロート14aから上に伸びる弁棒20がこの弁箱1
9に差し込まれて切換弁となっている。そして、周知の
ように、耕盤Aが標準的な深さのときは、切換弁が「中
立」の位置にあって、前記のポンプが吐出した油をタン
クに戻す。耕盤Aが深い(泥土が厚い)ときは、センサ
フロート14aの先端が泥面で押し上げられるので、弁
棒20が弁箱19内に押し込まれ、切換弁が「上げ」と
なってポンプが吐出した油を油圧シリンダ9a内に導
く。これとは逆に、耕盤Aが浅いと、センサフロート1
4aの先端が下って弁棒20が下り、切換弁が「下げ」
となって油圧シリンダ9a内の油をタンクに戻すように
なっている。このようにして、苗植装置2は、耕盤Aの
深浅にかかわらず、泥面Bを基準に支持されている。
【0011】図1および図2のように、伝動ケース21
と支杆22が歯車箱12から前下りに伸び、その下端で
ロータ軸23を横向に支持している。リング24aに代
掻板24bが固定されて代掻ロータ24が構成され、こ
れがスポーク25でロータ軸23に固定されている。そ
して、この代掻ロータ24は、フロート9の前方に、こ
れと同じ巾か、やや広巾に設けられている。この代掻ロ
ータ24は、歯車箱12内の動力が伝動ケース21内を
通って伝わって矢印のように回転し、代掻板24bがそ
の回転で作土を破砕するようになっている。また、この
代掻板24bは、軸心に対して斜に配置し、後に掻き出
した土の1部がセンサフロート14aとサイドフロート
14bとの間に寄せられるようにすることができる。
【0012】1対の消波ステイ26が歯車箱12から前
下りに伸び、ゴムその他の可撓性の材料で出来た消波具
27がその下端の横杆28に取付けられている。この消
波具27はセンサフロート14aと代掻ロータ24の間
に位置し、走行車体1の前進で下端が泥面Bを滑走し、
代掻ロータ24の回転で発生した泥波や泥流をセンサフ
ロート14aの前面や底面に当てないようになってい
る。
【0013】図2および図3のように、センサフロート
14aやサイドフロート14bの底面に前後方向の溝2
9を設け、滑走中にこの溝を通って泥水が後に流れるよ
うにすることができる。図2のように、代掻ロータ24
の横外からサイドフロート14bの横外にかけて規制板
30を設け、代掻ロータ24で発生した泥波が横の既植
苗を押し倒さないようにすることができる。
【0014】図4は、車輪と代掻ロータの関係を表わし
ている。すなわち、それぞれ1対の前輪5と後輪6の後
に代掻ロータ24が配置されている。この代掻ロータ2
4の代掻板24bは、リボンスクリューのような板で形
成され、回転にともなって土の1部を車輪5,6の後に
寄せ集めるようになっている。すなわち、田植機が前進
すると、泥面に轍ができるが、代掻ロータ24がこの轍
を埋め戻す。
【0015】図5は、植込杆15と代掻ロータ24の関
係を示している。すなわち、4組(複数)の植込杆15
が横並びに等間隔で配置され、その前方に代掻ロータ2
4が設けられている。V字形に配置された4組の案内板
31がそれぞれの植込杆15の前方で代掻ロータ24の
前方に設けられている。そのため、それぞれの案内板3
1が土を寄せ集め、代掻し、フロートで整地したあとで
苗が移植される。すなわち、作土には足跡や溝などの凹
部があり、代掻ロータ24による代掻やフロート14に
よる整地でも埋め戻しができない場合がある。この凹部
に苗が移植されると浮苗となって活着しないおそれがあ
るが、図5のように構成すると、植込杆15の前方の凹
部が案内板であらかじめ埋め戻されているから、そのお
それが解消される。
【0016】図6は、代掻ロータ24が苗植装置2から
独立したうえ、前後に移動することにより、畦際まで代
掻ができるものを示している。すなわち、苗植装置2の
下方の前方に取付枠32が配置され、これが上下1対の
リンク33で走行車体1に連結され、油圧シリンダ34
で上下に移動するように出来ている。前後方向の油圧シ
リンダ35が取付枠32に固定され、ピストンロッド3
6がこれから後に伸び、その突端に歯車ケース37が縦
向きに固定されている。耕耘軸38が歯車ケース37の
下端から両横に伸び、これに耕耘爪39が固定されて代
掻ロータ24となっている。反円筒形のカバー40で代
掻ロータ24の上部が被われている。走行車体1と歯車
ケース37との間に伸縮軸41が設けられ、エンジン4
の回転が耕耘軸38に伝達されるようになっている。座
席42の横のレバー43で、前記の弁(19,20)が
操作できる。すなわち、レバー43を後に操作すると、
弁(19,20)が「上げ」に切り換って、苗植装置2
を泥面から高く引き上げる。つづいてレバー44を後に
操作すると、ピストンロッド36が後に押し出され、代
掻ロータ24がフロート14よりも後に移動する。その
ため、畦が高い所でも畦際まで代掻ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明を施した水田用作業機(田植機)の側
面図。
【図2】その1部の拡大した側面図。
【図3】そのフロートの背面図。
【図4】他の実施例における車輪と代掻ロータの配置
図。
【図5】他の実施例における植込杆と代掻ロータの配置
図。
【図6】代掻ロータが前後に移動するものの側面図。
【符号の説明】
1 走行車体 2 苗植装置 9 駆動装置 14a センサフロート 24 代掻ロータ 27 消波具

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 走行車体1の後に作業装置2が駆動装置
    9で上下するように装着され、作業装置2には滑走中の
    泥面Bからの情報で前記の駆動装置9を作動させるセン
    サフロート14aが設けられ、センサフロート14aの
    前方に代掻ロータ24が配置され、下端が泥面Bに接触
    して前進する可撓性の消波具27がセンサフロート14
    aと代掻ロータ24との間に設けられていることを特徴
    とする水田用作業機。
JP16968294A 1994-07-21 1994-07-21 水田用作業機 Pending JPH0823731A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP16968294A JPH0823731A (ja) 1994-07-21 1994-07-21 水田用作業機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP16968294A JPH0823731A (ja) 1994-07-21 1994-07-21 水田用作業機

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Publication Number Publication Date
JPH0823731A true JPH0823731A (ja) 1996-01-30

Family

ID=15890958

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP16968294A Pending JPH0823731A (ja) 1994-07-21 1994-07-21 水田用作業機

Country Status (1)

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JP (1) JPH0823731A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100782226B1 (ko) * 2003-10-22 2007-12-05 미쯔비시노끼 가부시끼가이샤 이식기
JP2013017485A (ja) * 2012-09-24 2013-01-31 Iseki & Co Ltd 多目的機

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KR100782226B1 (ko) * 2003-10-22 2007-12-05 미쯔비시노끼 가부시끼가이샤 이식기
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