JPH09215409A - 水稲湛水条播種機 - Google Patents

水稲湛水条播種機

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JPH09215409A
JPH09215409A JP2708696A JP2708696A JPH09215409A JP H09215409 A JPH09215409 A JP H09215409A JP 2708696 A JP2708696 A JP 2708696A JP 2708696 A JP2708696 A JP 2708696A JP H09215409 A JPH09215409 A JP H09215409A
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JP
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seeding
seeding groove
groove
wheel
seeds
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JP2708696A
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English (en)
Inventor
Hiroshi Nishimura
洋 西村
Takashi Goto
隆志 後藤
Mitsuhiro Horio
光広 堀尾
Tomohiko Ichikawa
友彦 市川
Hirokazu Naka
弘和 仲
Kyuhei Ouchi
久平 大内
Takeshi Nasu
毅 奈須
Mikio Okuyama
幹夫 奥山
Hideaki Fukuma
英明 福間
Tomotaka Mishima
友孝 三島
Iwao Sato
巌 佐藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
SEIBUTSUKEI TOKUTEI SANGYO GIJUTSU KENKYU SUISHIN KIKO
Iseki and Co Ltd
Kubota Corp
Yanmar Co Ltd
Mitsubishi Agricultural Machinery Co Ltd
Iseki Agricultural Machinery Mfg Co Ltd
Original Assignee
SEIBUTSUKEI TOKUTEI SANGYO GIJUTSU KENKYU SUISHIN KIKO
Iseki and Co Ltd
Yanmar Agricultural Equipment Co Ltd
Kubota Corp
Mitsubishi Agricultural Machinery Co Ltd
Iseki Agricultural Machinery Mfg Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 水稲湛水条播種機における鎮圧輪の鎮圧機能
を向上させる。 【解決手段】 .走行機体に上下動可能に装着され、
フロートにより支持された種子タンク及び種子繰出し部
と、フロートに設けられ、種子繰出し部から繰り出され
る種子を圃場に播種するための播種溝を作溝する播種溝
作溝器と、この播種溝作溝器の後方に設けられ、播種溝
に播種された種子を鎮圧する鎮圧輪とを具備し、鎮圧輪
は、機体の進行方向に回転自在とすると共に、その幅を
播種溝作溝器の幅より広くし、かつ播種溝作溝器により
形成された播種溝より深く鎮圧し、播種溝の側部と播種
溝内に播種された種子とを押圧して鎮圧する。.鎮圧
輪を強制回転駆動するようにし、その周速度を機体の走
行速度より速くなるように設定した。.鎮圧輪の鎮圧
深さを、圃場表面の条件に応じて制御できるようにし
た。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、鎮圧輪の鎮圧機能
を向上させるように改良した水稲湛水条播種機に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、走行機体に上下動可能に装着さ
れ、フロートにより支持された種子タンク及び種子繰出
し部と、上記フロートに設けられ、前記種子繰出し部か
ら繰り出される種子を圃場に播種するための播種溝を作
溝する播種溝作溝器と、この播種溝作溝器の後方に設け
られ、播種溝に播種された種子を覆土する覆土輪とを具
備する水稲湛水直播機が知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記先行技術の覆土輪
においては、播種溝底部が種子の埋没位置となっている
ため、覆土輪による覆土が圃場の泥土の硬軟状態に応じ
てばらつき、発芽率が安定しないという問題点があっ
た。本発明は、上記の問題点を解決することを目的にな
されたものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに本発明は、 (1).走行機体に上下動可能に装着され、フロートにより
支持された種子タンク及び種子繰出し部と、上記フロー
トに設けられ、前記種子繰出し部から繰り出される種子
を圃場に播種するための播種溝を作溝する播種溝作溝器
と、この播種溝作溝器の後方に設けられ、播種溝に播種
された種子を鎮圧する鎮圧輪とを具備する水稲湛水直播
機において、上記鎮圧輪は、機体の進行方向に回転自在
とすると共に、その幅を上記播種溝作溝器の幅より広く
し、かつ播種溝作溝器により形成された播種溝より深く
鎮圧し、播種溝の側部と播種溝内に播種された種子とを
押圧して鎮圧すること、
【0005】(2).上記鎮圧輪を強制回転駆動するように
し、その周速度を機体の走行速度より速くなるように設
定したこと、
【0006】(3).上記鎮圧輪の鎮圧深さを、圃場表面の
条件に応じて制御できる構成としたこと、をそれぞれ特
徴としている。
【0007】
【作用】上記の構成によって本発明の水稲湛水条播種機
は、次のような作用をする。 .鎮圧輪は、機体の進行方向に回転自在とすると共
に、その幅を上記播種溝作溝器の幅より広くし、かつ播
種溝作溝器により形成された播種溝より深く鎮圧し、播
種溝の側部と播種溝内に播種された種子とを押圧して鎮
圧することで、播種溝に播種された種子を鎮圧輪により
所定深さに埋没させ、また、鎮圧輪により鎮圧して種子
の上方に鎮圧溝を形成するため、浮き苗、タコ足苗が減
少し、種子の上には多量の土が覆土されることがなく、
発芽率も良く苗立ち率が向上し、さらに、種子から芽が
出て苗がある程度成長した頃には広く形成した鎮圧溝が
自然に崩れて覆土となり、倒伏を防止する。
【0008】.鎮圧輪を強制回転駆動するようにし、
その周速度を機体の走行速度より速くなるように設定し
たことで、鎮圧輪はスリップしながら鎮圧作用を行い、
鎮圧輪の外周面に泥が付着するのが少なく、ことに鎮圧
輪による泥土の押し出しが減少して播種精度が向上す
る。
【0009】.鎮圧輪の鎮圧深さを、圃場表面の条件
に応じて制御できる構成としたことで、圃場条件に応じ
て鎮圧輪が上下動し、適正な鎮圧作業が行われ、播種精
度が向上する。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を添付の
図面に基づいて具体的に説明する。図1ないし図3にお
いて、符号1は従来周知の乗用型田植機に使用されてい
るものと同様の乗用型車体で、この乗用型車体1の後部
に、油圧シリンダにより作動する昇降リンク2を介して
湛水条施肥・播種装置3を昇降可能に装着し、この湛水
条施肥・播種装置3に、乗用型車体1から伝動軸4を介
して動力が伝達されるようにしている。そして、乗用型
車体1と湛水条施肥・播種装置3とで乗用型の湛水条施
肥・播種機を構成している。
【0011】湛水条施肥・播種装置3は、同時に6条の
施肥・播種を行うよう左右方向に6組所定間隔に設けら
れており、左右方向の中央部とその左右両側の下側位置
に計3個のフロート5がそれぞれ上下揺動可能に設けら
れ、施肥・播種機構を2組ずつ支持している。
【0012】各フロート5の上方には、前側に種子タン
ク6、後ろ側に肥料タンク7が一体的に連結されて設け
られ、この種子タンク6及び肥料タンク7には、それぞ
れ種子繰出し部8及び肥料繰出し部9が2組ずつ設けら
れている。これら種子繰出し部8及び肥料繰出し部9に
はそれぞれ種子導管10及び肥料導管11が接続されて
おり、該種子導管10及び肥料導管11の下端部は前後
及び左右の位相をずらせてフロート5に設けられた切欠
き部に支持されており、フロート5の下方に種子繰出し
部8及び肥料繰出し部9から繰り出された種子及び肥料
を放出するようにしている。
【0013】上記フロート5の底面の種子導管10及び
肥料導管11が取付けられている位置(切欠き部)の前
側には、図4ないし図6に示すように、播種溝を作溝す
る播種溝作溝器12及び施肥溝を作溝する施肥溝作溝器
13が、施肥溝作溝器13の方が播種溝作溝器12より
やや深くなるように下方に突出し、かつ施肥溝作溝器1
3の方が播種溝作溝器12よりやや前側になるようにし
て設けられている。
【0014】上記播種溝作溝器12の後方には、播種溝
作溝器12により形成される播種溝に播種される種子を
鎮圧する鎮圧輪14が設けられている。この鎮圧輪14
は、機体の進行方向に回転自在であり、その幅Lを、図
6で明らかなように上記播種溝作溝器12の幅lより広
くL>lとし、かつ播種溝作溝器12により形成された
播種溝の側部を押圧して播種溝内に播種された種子を鎮
圧する形状となっている。
【0015】上記フロート5は上方に突出する支持部材
5aを、装置本体15に前端部が固着されて後方斜め下
方に延びているフロート用ブラケット16の後端部に、
枢支軸17を介して上下方向に回動(揺動)自在に枢支
している。また、フロート用ブラケット16の後端部に
鎮圧輪用ブラケット18の前端部が固着されており、該
鎮圧輪用ブラケット18の後部側に鎮圧輪支持部材19
が、鎮圧輪取付けプレート20及び固定ボルト20aに
より前後移動調節可能に取付けられている。そして、鎮
圧輪支持部材19の両側に設けられた支持軸19a,1
9aに鎮圧輪14が軸支されている。
【0016】従って、鎮圧輪14は、その外周部を接地
して圃場面との接地抵抗により機体の進行に伴って支持
軸19aを中心に回転し、播種溝作溝器12により形成
された播種溝の側部を押圧して播種溝内に播種された種
子を鎮圧する。
【0017】鎮圧輪14の形状は、図7A〜Fに示す各
種形状のものが考えられる。即ち、Aのものは図1ない
し図6に示すものであり、接地部が直線で平面形状が長
方形をしており、播種溝を均等な圧力で押圧するもので
ある。Bのものは接地部が円弧状にくぼんでおり、平面
形状がつづみ形をしていて、播種溝の両側を切り取るよ
うにして中央側に寄せ、覆土・鎮圧するものである。
【0018】Cのものは、Bと同様のものに、その外周
の等間隔の4箇所に切欠き14aを設けたもので、Bの
ものに比べ切欠き14aから泥水を逃がし、泥水の持回
りを防止するようにしたものである。Dのものは、接地
部が斜めに直線状に傾斜していて平面形状が台形をして
おり、播種溝の一側側を強く他側側を弱く押圧して鎮圧
し、接地部が傾斜していることで泥水を傾斜下方に逃が
し、泥水の持回りを防止するようにしたものである。
【0019】Eのものは、Dのものにおける接地部が直
線状に斜めに傾斜している部分を円弧状にしたもので、
播種溝の一側側を切り取るようにして他側側に寄せて覆
土・鎮圧すると共に、泥水の持回りを防止するようにし
たものである。Fのものは、Eのものの左右両側に角取
り部分14bを設けたもので、Eのものと同様の作用を
しながらも、角取り部分14b,14bによる側方への
泥土の押し出しによって、左右両側からの泥土の戻りが
遅くなるようにしたものである。
【0020】図8に播種溝作溝器12と鎮圧輪14(E
の場合)の関係位置を示すが、図6と同様に播種溝作溝
器12の幅lより鎮圧輪14の幅Lの方が広くなってお
り、播種溝作溝器12は、前側に溝切器12aを配設
し、これにつづいて整形板12bを一体的に設けてい
る。また、鎮圧輪C及び鎮圧輪Fの斜視図(a)と、そ
れぞれの作用説明図(b)を図9及び図10に示すが、
播種溝21に播種された種子Sは、鎮圧輪Cあるいは鎮
圧輪Fにより鎮圧されて下方に移動し、その上方に鎮圧
溝22が形成される。鎮圧輪Fにより形成される鎮圧溝
22の幅は鎮圧輪Cにより形成される鎮圧溝22の幅よ
り角取り部分14b,14bだけ広く、軟らかい圃場に
おける鎮圧後の泥土の戻りが遅くなっている。
【0021】図11に播種溝作溝器12及び鎮圧輪14
の作業(作用)状態を示すが、この実施例では、播種溝
作溝器12により作溝される播種溝21の深さは10m
m程度、鎮圧輪14により形成される鎮圧溝22の深さ
は25mm程度となっている。
【0022】このような構成の水稲湛水条播種機におい
ては、耕耘、代掻され、湛水された水田圃場に導入され
て使用される。湛水条施肥・播種装置3は、昇降リンク
2により下降されてフロート5を田面に接し、乗用型車
体1から伝動軸4を介して動力を受け、乗用型車体1の
走行によりフロート5が田面を滑走しながら整地し、同
時に播種溝作溝器12及び施肥溝作溝器13により播種
溝21及び施肥溝を作溝する。
【0023】また、乗用型車体1が耕盤の起伏等で上下
動や左右傾動し、昇降リンク2を介して湛水条施肥・播
種装置3が上下動や左右傾動するとき、フロート5はこ
れを感知し、図示しない制御機構を介して湛水条施肥・
播種装置3が常に田面に対してほぼ平行状態となるよう
に制御される。従って、播種溝作溝器12及び施肥溝作
溝器13によって作溝される播種溝21及び施肥溝は、
ほぼ一定の幅及び深さとなっている。
【0024】一方、湛水条施肥・播種装置3においは、
種子タンク6に収容された水稲の種子(種籾)及び肥料
タンク7に収容された粒状肥料が、種子繰出し部8及び
肥料繰出し部9により所定量ずつ繰り出され、種子導管
10及び肥料導管11を通って播種溝作溝器12及び施
肥溝作溝器13により作溝された直後の播種溝21及び
施肥溝に播種及び施肥される。
【0025】そして、播種溝21に播種された種子S
は、鎮圧輪14により鎮圧される。鎮圧輪14は、図7
A〜Fに示されるように、それぞれ特徴のある形状、作
用をなし、しかも播種溝21より広幅で、かつ深く鎮圧
するので、種子Sをほぼ所定深さに鎮圧し、種子Sの上
方に鎮圧溝22を形成する。
【0026】このように、播種された種子Sはほぼ所定
深さに埋没されるので、発芽が良好となり、浮き苗、タ
コ足苗が減少し、苗立ち率が向上して倒伏が防止され
る。また、鎮圧輪14により種子Sの上方に播種溝21
より広い鎮圧溝22が形成されので、種子Sの上には多
量の土が覆土されることがなく、発芽率、苗立ち率が向
上する。さらに、種子Sが発芽して苗がある程度成長し
た頃に、広く形成した鎮圧溝22が自然に崩れて苗の根
本を覆土し、倒伏が防止される。
【0027】図12及び図13に示す本発明の第2の実
施例においては、装置本体15から後方に延びる第1の
チェン伝動系23から第2のチェン伝動系24,24を
介して鎮圧輪14に動力伝達し、鎮圧輪14を回転軸1
9bを中心に強制駆動回転するようにしている。強制駆
動回転される鎮圧輪14の周速度は、機体の走行速度よ
り速くなるように設定されている。また、鎮圧輪14を
強制駆動回転するチェン伝動系は、図14に示す本発明
の第3の実施例のように、第3のチェン伝動系25によ
り装置本体15から直接、鎮圧輪14に動力伝達するよ
うにしてもよいものである。
【0028】このように構成された水稲湛水条播種機で
は、鎮圧輪14が第1のチェン伝動系23と第2のチェ
ン伝動系24、あるいは第3のチェン伝動系25により
動力を受けて機体の走行速度より速い周速度で回転しな
がら鎮圧作業を行う。即ち、鎮圧輪14は多少のスリッ
プをしながら鎮圧作業を行い、鎮圧輪14の外周面に泥
が付着するのが防止され、しかも鎮圧輪14による泥水
の押し出しが減少して確実な鎮圧が行われる。
【0029】図15及び図16に示す本発明の第4の実
施例においては、上記図1ないし図6の第1の実施例に
おけるフロート用ブラケット16の後端部にリンクアー
ム27,27を枢支し、このリンクアーム27の前後中
間位置に鎮圧輪支持杆26を枢支し、該鎮圧輪支持杆2
6の両側に枢支したリンクアーム27の後端部に固設さ
れた支持軸28を介して鎮圧輪14を軸支している。鎮
圧輪支持杆26には上方に向け作動アーム30が設けら
れ、鎮圧輪支持杆26にリンクアーム27,27が支持
される位置に捻りバネ29,29が介装されていて、鎮
圧輪14,14を接地方向に付勢している。
【0030】一方、鎮圧輪14の一側方に土壌表面硬度
センサ31が設けられ、この土壌表面硬度センサ31の
検出値により伸縮作動する電動シリンダ32が、装置本
体15と上記作動アーム30との間にバネ33を介して
装着されている。そして、土壌表面硬度センサ31の検
出値により電動シリンダ32を伸縮させて鎮圧輪14,
14を上下動し、その押圧力、即ち、鎮圧力を制御する
ようにしている。
【0031】また、上記のような土壌表面硬度センサ3
1により鎮圧輪14,14の押圧力を制御する構成を、
図17に示す第5の実施例のようにしてもよいものであ
る。即ち、フロート5の上部に鎮圧輪支持アーム34の
先端を枢支し、この枢支位置に捻りバネ29を介装し、
鎮圧輪支持アーム34の後端に鎮圧輪14を軸支し、鎮
圧輪支持アーム34にバネ33を介して電動シリンダ3
2を装着している。また、この実施例では、電動シリン
ダ32と土壌表面硬度センサ31との間にコントローラ
35を介装している。
【0032】このような構成の第4及び第5実施例の水
稲湛水条播種機においては、鎮圧輪14の鎮圧深さ、即
ち、鎮圧の圧力を、土壌表面硬度センサ31及び電動シ
リンダ32、バネ33等によって圃場表面の条件に応じ
て制御できるようにしたので、圃場条件に応じて鎮圧輪
14が上下動し、適正な鎮圧作業を行ない、播種精度が
向上する。
【0033】
【発明の効果】以上説明したように本発明の水稲湛水条
播種機によれば、以下の効果を奏する。 .鎮圧輪は、機体の進行方向に回転自在とすると共
に、その幅を播種溝作溝器の幅より広くし、かつ播種溝
作溝器により形成された播種溝より深く鎮圧し、播種溝
の側部と播種溝内に播種された種子とを押圧して鎮圧す
るようにしたので、播種溝に播種された種子を鎮圧輪に
より所定深さに埋没させることができる。また、鎮圧輪
により鎮圧して種子の上方に鎮圧溝を形成するため、浮
き苗、タコ足苗を減少させることができ、種子の上には
多量の土が覆土されることがなく、発芽率も良く苗立ち
率を向上させることができる。さらに、種子から芽が出
て苗がある程度成長した頃には、広く形成した鎮圧溝が
自然に崩れて苗の根本を覆土し、倒伏を防止することが
できる。
【0034】.鎮圧輪を強制回転駆動するようにし、
その周速度を機体の走行速度より速くなるように設定し
たので、鎮圧輪はスリップしながら鎮圧作用を行い、鎮
圧輪の外周面に泥が付着するのが少なくなり、ことに鎮
圧輪による泥土の押し出しが減少して播種精度を向上さ
せることができる。
【0035】.鎮圧輪の鎮圧深さを、圃場表面の条件
に応じて制御できる構成としたので、圃場条件に応じて
鎮圧輪が上下動制御され、適正な鎮圧が行われて播種精
度を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による水稲湛水条播種機の全体側面図で
ある。
【図2】同平面図である。
【図3】同湛水条施肥・播種装置の全体背面図である。
【図4】フロート及び鎮圧輪の部分側面図である。
【図5】同背面図である。
【図6】同平面図である。
【図7】A〜Fは鎮圧輪の各種変形例を示す平面図
(上)及び側面図(下)である。
【図8】播種溝作溝器と鎮圧輪の関係位置を示す平面図
(a)及び側面図(b)である。
【図9】鎮圧輪Cの斜視図(a)及び作用説明図(b)
である。
【図10】鎮圧輪Fの斜視図(a)及び作用説明図
(b)である。
【図11】播種溝作溝器と鎮圧輪の作業(作用)説明図
で、(a)は側面図、(b)は背面図である。
【図12】本発明の第2実施例の部分側面図である。
【図13】同背面図である。
【図14】本発明の第3実施例の概略側面図である。
【図15】本発明の第4実施例の部分側面図である。
【図16】同背面図である。
【図17】本発明の第5実施例の概略側面及びブロック
図である。
【符号の説明】
1 乗用型車体 2 昇降リンク 3 湛水条施肥・播種装置 4 伝動軸 5 フロート 5a 支持部材 6 種子タンク 7 肥料タンク 8 種子繰出し部 9 肥料繰出し部 10 種子導管 11 肥料導管 12 播種溝作溝器 12a 溝切器 12b 整形板
l 播種溝作溝器の幅 13 施肥溝作溝器 14 鎮圧輪(A〜F) 14a 切欠き 14b 角
取り部分 L 鎮圧輪の幅 15 装置本体 16 フロート用ブラケット 17 枢支軸 18 鎮圧輪用ブラケット 19 鎮圧輪支持部材 19a 支持軸 19b 回転
軸 20 鎮圧輪取付けプレート 20a 固定ボルト 21 播種溝 22 鎮圧溝 23 第1のチェン伝動系 24 第2のチェン伝動系 25 第3のチェン伝動系 26 鎮圧輪支持杆 27 リンクアーム 28 支持軸 29 捻りバネ 30 作動アーム 31 土壌表面硬度センサ 32 電動シリンダ 33 バネ 34 鎮圧輪支持アーム 35 コントローラ S 種子
フロントページの続き (71)出願人 000001878 三菱農機株式会社 島根県八束郡東出雲町大字揖屋町667番地 1 (71)出願人 000006851 ヤンマー農機株式会社 大阪府大阪市北区茶屋町1番32号 (72)発明者 西村 洋 埼玉県大宮市日進町1丁目40番地2 生物 系特定産業技術研究推進機構内 (72)発明者 後藤 隆志 埼玉県大宮市日進町1丁目40番地2 生物 系特定産業技術研究推進機構内 (72)発明者 堀尾 光広 埼玉県大宮市日進町1丁目40番地2 生物 系特定産業技術研究推進機構内 (72)発明者 市川 友彦 埼玉県大宮市日進町1丁目40番地2 生物 系特定産業技術研究推進機構内 (72)発明者 仲 弘和 愛媛県伊予郡砥部町八倉1番地 井関農機 株式会社技術部内 (72)発明者 大内 久平 大阪府堺市石津北町64番地 株式会社クボ タ堺製造所内 (72)発明者 奈須 毅 大阪府堺市石津北町64番地 株式会社クボ タ堺製造所内 (72)発明者 奥山 幹夫 大阪府堺市石津北町64番地 株式会社クボ タ堺製造所内 (72)発明者 福間 英明 島根県八束郡東出雲町大字揖屋町667番地 1 三菱農機株式会社内 (72)発明者 三島 友孝 島根県八束郡東出雲町大字揖屋町667番地 1 三菱農機株式会社内 (72)発明者 佐藤 巌 大阪府大阪市北区茶屋町1番32号 ヤンマ ー農機株式会社内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 走行機体に上下動可能に装着され、フロ
    ートにより支持された種子タンク及び種子繰出し部と、
    上記フロートに設けられ、前記種子繰出し部から繰り出
    される種子を圃場に播種するための播種溝を作溝する播
    種溝作溝器と、この播種溝作溝器の後方に設けられ、播
    種溝に播種された種子を鎮圧する鎮圧輪とを具備する水
    稲湛水直播機において、 上記鎮圧輪は、機体の進行方向に回転自在とすると共
    に、その幅を上記播種溝作溝器の幅より広くし、かつ播
    種溝作溝器により形成された播種溝より深く鎮圧し、播
    種溝の側部と播種溝内に播種された種子とを押圧して鎮
    圧することを特徴とする水稲湛水条播種機。
  2. 【請求項2】 上記鎮圧輪を強制回転駆動するように
    し、その周速度を機体の走行速度より速くなるように設
    定したことを特徴とする請求項1記載の水稲湛水条播種
    機。
  3. 【請求項3】 上記鎮圧輪の鎮圧深さを、圃場表面の条
    件に応じて制御できる構成としたことを特徴とする請求
    項1又は2記載の水稲湛水条播種機。
JP2708696A 1996-02-14 1996-02-14 水稲湛水条播種機 Pending JPH09215409A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2010124775A (ja) * 2008-11-28 2010-06-10 Iwate Prefecture 水田作業機の排水溝形成装置
CN113179715A (zh) * 2021-05-25 2021-07-30 中国农业大学 免耕播种机主动式播种深度与镇压力调节系统

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