JPH069403U - 水田溝切機の作溝体 - Google Patents

水田溝切機の作溝体

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JPH069403U
JPH069403U JP5585492U JP5585492U JPH069403U JP H069403 U JPH069403 U JP H069403U JP 5585492 U JP5585492 U JP 5585492U JP 5585492 U JP5585492 U JP 5585492U JP H069403 U JPH069403 U JP H069403U
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JP
Japan
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grooving
groove
wheel
guide
drainage
Prior art date
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Pending
Application number
JP5585492U
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English (en)
Inventor
幸雄 細田
英尚 石田
睦久 石倉
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
MITSUBISHI NOUKI KABUSHIKI KAISHA
Original Assignee
MITSUBISHI NOUKI KABUSHIKI KAISHA
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 車輪跡地の両側に点在する軟質泥土の余剰土
塊を排水溝側に戻し、溝肩を均平状態に保持して排水効
率の良い排水溝を円滑かつ確実に作溝することができる
水田溝切機の作溝体を提供する。 【構成】 走行機体1の車輪跡Cに臨ませて配設する作
溝体10の下面に作溝部17を突成し、かつ該作溝体1
0の左右両側に平板状の溝肩整形部10a、10aを延
設すると共に、上記作溝体10の前部に、車輪跡地Cの
余剰土塊Dを集合する土塊案内部12を前方開放状に開
口し、作溝体10の進行移動に連繋して余剰土塊Dを車
輪跡Cに誘導案内すべく構成した。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、水田に縦横の溝を作溝する乗用溝切機に係り、特に走行機体の車輪 跡周囲に点在する泥土を車輪跡に戻し、泥土の盛り上がりのない排水溝を効率良 く作溝することができる水田溝切機の作溝体に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、苗丈が30cm程度に成長した水田では、水稲の成育後期の根の活力を 維持させて苗の成育を旺盛にし、多収量と品質を向上させるために、田面に複数 条の排水溝を作溝し、冠水状態の地表水を排出して田面を適宜乾燥させる、いわ ゆる「中干し」を行うことが重要であり、それ故、上記排水溝を作溝する場合に は、田面の泥土を溝の両側方へ押し分けて作溝する培土板形式の溝切機を機体後 部に装着した水田溝切機が使用されている。
【0003】 しかしながら、この種の水田溝切機は、機体の走行車輪が稲の株元間を走行し 、この走行車輪跡に沿って作溝体により排水溝を作溝しているため、機体自重に よる走行車輪の沈み込みで盛り上がった余剰土塊が車輪跡地の周囲に点在して排 水の流れを著しく悪化させるばかりでなく、排水時の流圧に押されて余剰土塊が 作溝した排水溝に崩落してしまう、という危惧を有し、この点を改善するために 、左右両側に溝肩整形板を延設して溝肩の盛り上がりを解消する作溝体が提案さ れているが、この構成としても余剰土塊自体を消滅させるものではないため、残 土が溝肩整形板の側方に残ってしまい、根本的な欠点の解消には至らないもので あった。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
本考案は、上記の如き実状に鑑み従来の欠点を解消すべく創案されたものであ って、その目的とするところは、車輪跡地の両側に点在する軟質泥土の余剰土塊 を排水溝側に戻し、溝肩を均平状態に保持して排水効率の良い排水溝を円滑かつ 確実に作溝することができる水田溝切機の作溝体を提供しようとするものである 。
【0005】
【課題を解決するための手段】
課題を解決するため、本考案が採用した技術的手段は、走行機体の車輪跡に臨 ませて配設する作溝体の下面に作溝部を突成し、かつ該作溝体の左右両側に平板 状の溝肩整形部を延設すると共に、上記作溝体の前部に、車輪跡地の余剰土塊を 集合する土塊案内部を前方開放状に開口し、作溝体の進行移動に連繋して余剰土 塊を車輪跡に誘導案内すべく構成したことを特徴とするものである。
【0006】
【作用】
したがって、本考案によれば、余剰土塊による盛り上がりない均平な溝肩を保 持した排水溝を確実に作溝することができると共に、余剰土塊の排水溝への崩落 を防止して排水効率の高い排水溝とすることができる。
【0007】
【実施例】
本考案の構成を、図面に示した一実施例に基づいて詳細に説明する。 図1において、1は前後輪1a、1bを備えた走行機体であって、該走行機体 1の前部には、ハンドル2を備えた運転操作部3が設けられ、かつ走行機体1後 部にはPTOレバー4を一側部に備えた運転席5が配設されていると共に、上記 走行機体1の後方には、リンク式の昇降機構6を介して溝切り作業部7が昇降自 在に架設されている。
【0008】 上記溝切り作業部7は、支持フレーム8下方の前端部に、図示しない溝深さ調 整装置を介して滑走体9を配設すると共に、上記支持フレーム8の両側方に向け て取付フレーム8aを延設し、該取付フレーム8aの一端に作溝体10、他端に 均平板11がそれぞれ稲の株元A、A間に位置して取着され、溝切り作業部7を 構成している。
【0009】 上記作溝体10は、図2および図3に示す如く、左右両側に溝肩整形部10a、 10aを延設してなる本体10bの前部に、土塊案内部12を側板13、13と 後傾状の上板14により前方に向けて拡開状に開口し、かつ上記本体10bの下 面に、左右の傾斜側板15、15と平面状の底板16とからなる作溝部17を一 体に形成すると共に、上記底板16は前部16aから後部16bに至る間で後傾 状に形成され、更に前部16aは土塊案内部12の上板14に連接されて作溝体 10が構成されている。 また、上記本体10bの後部上面には、両側後方に突出して先細り状の弾性体1 8、18が固定ボルト18a、18aにより着脱自在に装着され、溝肩整形部1 0a、10aの側方に流出した泥土を株元A、Aに寄せるようになっている。な お、19、19は弾性体18、18の回り止めピンである。
【0010】 叙上の如き構成において、稲の条間に沿って走行機体1を走行させて排水溝を 作溝する場合、滑走体9に作用する土圧に基づき、図示しない溝深さ調整装置が 作用し、該溝深さ調整装置に連結した昇降機構6の油圧シリンダ(図示せず)が 出没駆動して、作溝体10の作溝深さおよび均平板11の均平位置が適正位置に 保持される。そしてこの走行機体1の進行に伴い後続の作溝体10が条間を移動 し、作溝部17の傾斜側板15、15および底板16により、図4に示す如く、 株元A、A間に排水溝Bが作溝される。
【0011】 ここで、走行機体1の走行で前後輪1a、1bにより形成された車輪跡Cの周囲 には、余剰土塊Dが盛り上がり状に堆積するが、この余剰土塊Dは、進行する作 溝体10前部の土塊案内部12に集められた後、該土塊案内部12の側板13、 13および上板14を介して土塊案内部12後部に集積される。そして、更に作 溝体10が進行することにより、集積された余剰土塊Dは、作溝部17により車 輪跡Cに戻され、溝肩整形部10a、10aによる均平作用と相俟って、余剰土 塊Dによる溝肩での盛り上がりのない排水溝率の良い排水溝Bが形成される。 また、上記溝肩整形部10a、10aの側方に散在する泥土の盛り上がり部分は 、作溝体10後部の弾性体18、18により株元A、A…に押し寄せられ、横方 向からの排水の流れに対する障害が取り除かれて、排水の排水溝Bへの流出を速 やかに行うことができる。
【0012】
【考案の効果】
これを要するに、本考案は、走行機体の車輪跡に臨ませて配設する作溝体の下 面に作溝部を突成し、かつ該作溝体の左右両側に平板状の溝肩整形部を延設する と共に、上記作溝体の前部に、車輪跡地の余剰土塊を集合する土塊案内部を前方 開放状に開口し、作溝体の進行移動に連繋して余剰土塊を車輪跡に誘導案内すべ く構成したから、車輪跡地の両側に点在する余剰土塊による軟質泥土の盛り上が りを一掃して、溝肩を均平状態に保持することができ、排水溝を円滑かつ確実に 作溝することができると共に、余剰土塊自体を車輪跡地に戻すことができ、作溝 した排水溝への泥土の崩落を未然に防止して排水効率の高い排水溝とすることが できる、等の極めて有用な実用的効果を奏するものである。
【0013】
【図面の簡単な説明】
【図1】溝切り作業部を装着した走行機体の全体平面図
である。
【図2】(a)は作溝体の平面図である。(b)は同上
側面図である。(c)は同上左側面図である。
【図3】作溝体の一部省略全体斜視図である。
【図4】作溝された排水溝の断面図である。
【符号の説明】
1 走行機体 10 作溝体 10a 溝肩整形部 12 土塊案内部 17 作溝部 C 車輪跡 D 余剰土塊

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 走行機体の車輪跡に臨ませて配設する作
    溝体の下面に作溝部を突成し、かつ該作溝体の左右両側
    に平板状の溝肩整形部を延設すると共に、上記作溝体の
    前部に、車輪跡地の余剰土塊を集合する土塊案内部を前
    方開放状に開口し、作溝体の進行移動に連繋して余剰土
    塊を車輪跡に誘導案内すべく構成したことを特徴とする
    水田溝切機の作溝体。
JP5585492U 1992-07-16 1992-07-16 水田溝切機の作溝体 Pending JPH069403U (ja)

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JPH069403U true JPH069403U (ja) 1994-02-08

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ID=13010645

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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007116992A (ja) * 2005-10-28 2007-05-17 Mitsubishi Agricult Mach Co Ltd 水田用除草装置
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JP2015139449A (ja) * 2014-01-27 2015-08-03 訓之 竹内 水田除草機

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