JP2000234304A - すべり止め舗装の施工方法 - Google Patents
すべり止め舗装の施工方法Info
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Abstract
に分散され、固定されたノンスリップ層4を、速硬化型
の樹脂を使用して、しかも骨材41の脱落などの問題を
生じることなく短時間で形成できるために、舗装の工期
をこれまでよりも著しく短縮できる、新規なすべり止め
舗装の施工方法を提供する。 【解決手段】 骨材41を、粉粒体をガスとともに吹き
付ける装置ABを用いて吹き付けることによって、速硬
化型の樹脂がゲル化する前の塗膜42に分散させる。
Description
場の床面などに適したすべり止め舗装の、新規な施工方
法に関するものである。
は、すべり止めのために多数の骨材を分散、固定した層
(ノンスリップ層)を含む、いわゆるノンスリップタイ
プの舗装が施工される。詳しくは、たとえば図2に示す
ようにモルタルあるいはコンクリートなどを打設して形
成した施工面1上に、プライマ層2、ベース層3を介し
て、多数の骨材41を分散、固定したノンスリップ層
4、およびトップコート層5をこの順に積層すること
で、ノンスリップタイプの舗装が施工される。
してのベース層3上に、鏝やローラなどを用いて、手作
業で樹脂を塗布して塗膜42を形成し、ついでその上か
ら骨材41を散布したのち、塗膜42を形成する樹脂を
硬化させるか、または骨材41をあらかじめ混合、分散
した樹脂をやはり手作業で、ベース層3上に塗布したの
ち、樹脂を硬化させることによって形成されていた。
装は、上記のように多数の層を積層して形成されるため
に、その施工に時間がかかるという問題があった。そこ
で前記のうち中間層であるベース層3とノンスリップ層
4とを、そのゲル化時間がおよそ30秒以下程度で、か
つ硬化時間(指触乾燥時間:表面を指で触った際にべた
つき感がなく、乾燥したと感じるまでに要する時間)が
およそ30〜90秒程度という、従来の一昼夜硬化タイ
プのものなどに比べてきわめて短時間で硬化する、たと
えば速硬化型ウレタン樹脂などの速硬化型の樹脂にて形
成することが検討されたが、前述した従来工法にて形成
されるノンスリップ層4には、上記速硬化型の樹脂を使
用できないことが明らかとなった。
散布する工程は従来、作業員が手作業で行っていたた
め、上記のような速硬化型の樹脂を使用した場合には、
骨材41の散布が塗膜42を形成する樹脂のゲル化に間
に合わない。このため散布された骨材41が、硬化後の
塗膜42にしっかりと固定されずに、その後のトップコ
ート層5の形成工程や、あるいは舗装の使用時などに脱
落して、すべり止めとしての機能が失われたり、あるい
は汚れの原因となったりするおそれがある。
使用した場合には、そもそも樹脂が硬化する前に、当該
樹脂中に、骨材41を均一に分散させることすら容易で
なく、分散できたとしてもそれを下地上に塗布すること
はほとんど不可能に近い。したがってノンスリップタイ
プの舗装においては、ノンスリップ層4のみ、依然とし
て現在でも従来の、一昼夜硬化タイプなどの硬化時間の
長い樹脂を使用せざるを得ず、それが舗装の施工におけ
る律速段階となって施工の工期を短縮する妨げとなって
いる。
スリップ層を、速硬化型の樹脂を使用して、しかも上記
のような種々の問題を生じることなく短時間で形成でき
るために、舗装の工期をこれまでよりも著しく短縮でき
る、新規なすべり止め舗装の施工方法を提供することに
ある。
の、本発明のすべり止め舗装の施工方法は、ノンスリッ
プ層を形成する樹脂として速硬化型の樹脂を使用すると
ともに、骨材を、粉粒体をガスとともに吹き付ける装置
を用いて吹き付けることによって、上記樹脂がゲル化す
る前の塗膜に分散させることを特徴とするものである。
においては、すべり止めとなる骨材を、上記のように粉
粒体をガスとともに吹き付ける装置を用いて吹き付ける
ことによって、速硬化型の樹脂がゲル化するまでの、お
よそ30秒以下程度といったきわめて短時間の間に、施
工面を覆う広い面積に亘る塗膜に均一に分散させること
ができる。
や舗装の使用時における骨材の脱落などの問題を生じる
ことなしに、ノンスリップ層にも上記のような硬化時間
の短い速硬化型の樹脂を使用することが可能となり、舗
装の工期をこれまでよりも著しく短縮することが可能と
なる。
の一例を示す図面を参照しつつ説明する。この例におい
てはまず、図1(a)に示すように、モルタルあるいはコ
ンクリートなどの施工面1にプライマ層2、ベース層3
をこの順に積層する。上記施工面1を形成するモルタル
やコンクリートなどは打設後、十分に養生させたのち研
磨、清掃などの下地処理を行っておくのが好ましい。
た施工面1上に、たとえば湿気硬化型ウレタンプライマ
などの、従来公知の種々の、通常のプライマを塗布して
形成する。かかるプライマ層2は、施工面1を整えると
ともに、当該施工面1を形成するモルタルやコンクリー
トなどと、ベース層3を形成する樹脂とを親和させる、
プライマとしての本来の機能が重視され、しかも通常の
プライマは、塗布後およそ1時間程度でその上にベース
層3を形成できる状態となるため、あえて速硬化型の特
殊な組成を採用する必要がなく、経済性なども併せ考慮
すると、上記のように通常のプライマを使用するのが好
ましい。
従来同様に種々の塗布方法が採用される。プライマの塗
布量はとくに限定されないが、上述したプライマ層2と
しての機能を十分に発揮させるためには、およそ0.0
5〜1.0kg/m2程度であるのが好ましく、0.1
〜0.3kg/m2程度であるのがさらに好ましい。
ともに、舗装全体の強度や伸びなどの物性を確保し、か
つ厚みをかせぐためのもので、施工の工期を短縮する目
的で、前述したようにそのゲル化時間がおよそ30秒以
下程度で、かつ硬化時間がおよそ30〜90秒程度であ
る、速硬化型の樹脂にて形成するのが好ましい。かかる
速硬化型の樹脂としては、たとえばジフェニルメタンジ
イソシアネート(MDI)などを出発原料とする、末端
にイソシアネート基を有するウレタンプレポリマーを含
む主剤と、アミン変成ポリエーテルポリオール樹脂(末
端をアミノ化したポリエーテル)を含む硬化剤の2成分
からなり、前述したようにゲル化時間がおよそ30秒以
下程度、とくに15〜30秒程度で、かつ硬化時間(指
触乾燥時間)がおよそ30〜90秒程度、とくに50〜
70秒程度である、いわゆる2液速硬化型のウレアウレ
タン樹脂などがあげられる。
レアウレタン樹脂などを塗布してベース層3を形成する
には、従来の、一昼夜硬化タイプの2液硬化型の樹脂の
ように、主剤と硬化剤とを所定量ずつ秤量して混合した
のち、鏝やローラなどを用いて手作業で塗布する方法な
どでは樹脂の硬化に間に合わないので、たとえば主剤と
硬化剤とを別々に貯蔵した容器から、それぞれ別個にス
プレーガンに供給して、噴霧の直前に混合したのち、ス
プレーガンのノズルから噴霧してプライマ層2の表面に
スプレー塗布する、いわゆるスタティックタイプのスプ
レーガンを用いたスプレー塗布方法などを採用するのが
好ましい。
述したベース層3としての機能を十分に発揮させるため
には、およそ0.5〜5.0kg/m2程度であるのが
好ましく、1.0〜2.0kg/m2程度であるのがさ
らに好ましい。つぎに図1(b)にみるように、下地とし
ての上記ベース層3上に、速硬化型の樹脂を、スプレー
ガンSGを用いてスプレー塗布して塗膜42を形成す
る。
41を、粉粒体をガスとともに吹き付ける装置ABを用
いて、当該装置ABからの、骨材41を含むガス流AS
が、上記スプレーガンSGからの樹脂の噴霧流RSと重
なるように、その吹き付け角度を設定した状態で吹き付
けてやる。そうすると、樹脂がゲル化する前の塗膜42
に骨材41が均一に分散され、塗膜42を形成する樹脂
の硬化によって、図1(c)にみるように骨材41が均一
に分散、固定されたノンスリップ層4が形成される。
は、前記ベース層3で使用した樹脂との相溶性、密着性
にすぐれた樹脂を使用するのが好ましく、とくにベース
層3で使用したのと同じ樹脂を使用するのが好ましい。
したがってより好適な樹脂の例としては、前述した、ジ
フェニルメタンジイソシアネート(MDI)などを出発
原料とする、末端にイソシアネート基を有するウレタン
プレポリマーを含む主剤と、アミン変成ポリエーテルポ
リオール樹脂(末端をアミノ化したポリエーテル)を含
む硬化剤の2成分からなり、ゲル化時間がおよそ30秒
以下程度、とくに15〜30秒程度で、かつ硬化時間
(指触乾燥時間)がおよそ30〜90秒程度、とくに5
0〜70秒程度である、2液速硬化型ウレアウレタン樹
脂などがあげられる。
同様でよい。すなわち樹脂として、上記2液速硬化型ウ
レアウレタン樹脂などを使用する場合は、たとえば前述
したスタティックタイプのスプレーガンを用いて、主剤
と硬化剤とを別々に貯蔵した容器から、それぞれ別個に
スプレーガンSGに供給して、噴霧の直前に混合したの
ち、スプレーガンSGのノズルから噴霧してベース層3
の表面にスプレー塗布してやればよい。
ないが、骨材41がしっかりと固定されたノンスリップ
層4を形成するためには、およそ0.3〜3.0kg/
m2程度であるのが好ましく、0.5〜2.0kg/m2
程度であるのがさらに好ましい。骨材41としては、す
べり止め用として従来公知の、種々の無機あるいは有機
の骨材が、すべり止め舗装の用途にあわせて、いずれも
使用可能である。
べり止め用としては、これに限定されないがたとえば、
各種サイズの珪砂などがあげられ、とくに2号〜8号珪
砂、なかんずく3号〜6号珪砂が好適に使用される。上
記珪砂などの、骨材41を吹き付けるための装置ABと
しては、たとえば金属表面の研磨や表面加工などに広く
用いられている、いわゆるエアブラスト機などがあげら
れる。
いが、ノンスリップ層4に十分なすべり止めの機能を発
揮させるためには、およそ0.2〜1.5kg/m2程
度であるのが好ましく、0.3〜1.0kg/m2程度
であるのがさらに好ましく、0.5〜0.8kg/m2
程度であるのがより一層、好ましい。最後に、上記のよ
うにして形成されたノンスリップ層4上に、舗装表面の
耐性をさらに高めるとともにその表面の艶などを整え、
なおかつ骨材41の脱落をより確実に防止するために、
たとえば2液硬化型のウレタン樹脂などを塗布し、硬化
させてトップコート層5を形成してやると、図2にみる
ようにすべり止め舗装の施工が完了する。
コート層としての本来の機能が重視されることや、この
あとは各層の養生のためにできあがった舗装をしばらく
放置する工程が残されているだけであることなどを考慮
すると、プライマ層2の場合と同様に、あえて速硬化型
の特殊な組成を採用する必要はなく、経済性なども併せ
考慮すると、通常のトップコート層5の構造をそのまま
採用するのが好適である。
通常硬化タイプの2液硬化型ウレタン樹脂を塗布して形
成される第1層と、これも通常硬化タイプの2液硬化型
アクリルウレタン樹脂を、上記第1層の上に塗布して形
成される第2層の2層構造を有するトップコート層など
が好適に採用される。かかる2層構造のトップコート層
においては、主として上記の第1層が、柔軟性と、ノン
スリップ層4への接着性とを高めるために機能し、かつ
第2層が、表面硬度を高めるために機能する。
両層の、それぞれにおける樹脂の塗布量はとくに限定さ
れないが、上述した両層の機能を十分に発揮させること
を考慮すると、第1層における樹脂の塗布量はおよそ
0.1〜1.0kg/m2程度であるのが好ましく、
0.3〜0.7kg/m2程度であるのがさらに好まし
い。また第2層における樹脂の塗布量はおよそ0.1〜
1.0kg/m2程度であるのが好ましく、0.15〜
0.5kg/m2程度であるのがさらに好ましい。
法としては、当該樹脂が、前記のように通常硬化タイプ
であるため、鏝やローラを用いた手作業の塗布方法でも
十分に間に合うが、作業の継続性や工程の簡略化などを
考慮すると、やはりスプレー塗布方法を採用するのが好
ましい。ただしこの場合は、主剤と硬化剤とを混合後、
樹脂が硬化するまでの間に時間的な余裕があるので、前
述したスタティックタイプのスプレーガンを必ずしも使
用する必要はなく、主剤と硬化剤と、さらに必要に応じ
て溶剤などとを混合した硬化前の液を1個の容器に入
れ、この容器からスプレーガンに供給して、その先端の
ノズルから噴霧する、通常タイプのスプレーガンを使用
してもよい。
説明した図の例には限定されない。たとえばノンスリッ
プ層4を形成する際の、樹脂の塗布による塗膜42の形
成と、装置ABを用いた骨材41の吹き付けとは、上記
例のように同時に行う必要はなく、たとえばスプレー塗
布などによって塗膜42を先に形成したのち、当該塗膜
42を形成する速硬化型の樹脂がゲル化する前に、引き
続き上記装置ABを用いて骨材41を吹き付けて、塗膜
42に分散させるようにしても構わない。
は、図の例のものには限定されない。その他、本発明の
要旨を変更しない範囲で種々の変更を施すことができ
る。
る。 実施例1 (施工面1の下地処理)すべり止め舗装の形成に先だっ
てコンクリートを打設し、養生させた施工面1を研磨し
たのち、研磨粉などを十分に清掃、除去して下地処理と
した。
た施工面1に、1液型の湿気硬化型ウレタンプライマ
〔住友ゴム工業(株)製のC−908A〕を、ローラを
用いて塗布したのち、およそ1時間程度、硬化させてプ
ライマ層2を形成した。プライマの塗布量は0.15k
g/m2とした。
を指で触った際にべたつき感がなく、乾燥したことが確
認された時点で、当該プライマ層2の表面に、前述した
2液速硬化型ウレアウレタン樹脂を構成する主剤〔住友
ゴム工業(株)製のC−856、前記のようにMDIを
出発原料とする、末端にイソシアネート基を有するウレ
タンプレポリマーを含むもの、粘度3000mPa・
s〕と、硬化剤〔住友ゴム工業(株)製のH−856、
これも前記のようにアミン変成ポリエーテルポリオール
樹脂を含むもの、粘度1900mPa・s〕とを、スタ
ティックタイプのスプレーガンを用いて、噴霧の直前に
混合しつつノズルから噴霧してスプレー塗布したのち樹
脂を硬化させて、ベース層3を形成した。
した。また主剤と硬化剤との混合比は、容積比で100
(主剤):136(硬化剤)、重量比で100(主
剤):128(硬化剤)に設定した。この混合比におけ
る樹脂のゲル化時間は15秒、硬化時間(指触乾燥時
間)は60秒であった。 (ノンスリップ層4の形成)ベース層3の表面を指で触
った際にべたつき感がなく、乾燥したことが確認された
時点で、当該ベース層3の表面に、前記と同じ2液速硬
化型ウレアウレタン樹脂を構成する主剤〔住友ゴム工業
(株)製のC−856〕と硬化剤〔住友ゴム工業(株)
製のH−856〕とを、スタティックタイプのスプレー
ガンSGを用いて、噴霧の直前に混合しつつノズルから
噴霧してスプレー塗布して塗膜42を形成した。
珪砂(粒径77〜590μm)を、粉粒体をガスととも
に吹き付ける装置ABとしてのエアブラスト機〔オオサ
ワ&カンパニー社製のワンダーガンW301ES〕を用
いて、当該装置ABからの、骨材41を含むガス流(こ
の場合はエア流)ASが、上記スプレーガンSGからの
樹脂の噴霧流RSと重なるように、その吹き付け角度を
設定した状態で吹き付けてやることによって、樹脂がゲ
ル化する前の塗膜42に分散させたのち樹脂を硬化させ
て、ノンスリップ層4を形成した。
材41の吐出圧は8kg/cm2、骨材41の吹き付け
量は0.5〜1.0kg/m2とした。また主剤と硬化
剤との混合比は、前記と同様に容積比で100(主
剤):136(硬化剤)、重量比で100(主剤):1
28(硬化剤)に設定した。この混合比における樹脂の
ゲル化時間は15秒、硬化時間(指触乾燥時間)は60
秒であった。
層4の表面を指で触った際にべたつき感がなく、乾燥し
たことが確認された時点で、当該ノンスリップ層4の表
面に、まず前述した通常硬化タイプの2液硬化型ウレタ
ン樹脂を構成する主剤〔住友ゴム工業(株)製のC−8
18〕と、硬化剤〔住友ゴム工業(株)製のH−81
8〕と、溶剤としてのキシレンとを、重量比で10(主
剤):10(硬化剤):2(溶剤)の割合で混合した混
合液を、通常タイプのスプレーガンを用いてスプレー塗
布したのち樹脂を硬化させて、2層構造のトップコート
層5のうちの第1層を形成した。塗布量は0.4kg/
m2とした。
べたつき感がなく、乾燥したことが確認された時点で、
当該第1層の表面に、これも前述した通常硬化タイプの
2液硬化型アクリルウレタン樹脂を構成する主剤〔住友
ゴム工業(株)製のC−982〕と、硬化剤〔住友ゴム
工業(株)製のH−982〕と、溶剤としてのキシレン
とを、重量比で1(主剤):5(硬化剤):2(溶剤)
の割合で混合した混合液を、通常タイプのスプレーガン
を用いてスプレー塗布したのち樹脂を硬化させて、2層
構造のトップコート層5のうちの第2層を形成した。塗
布量は0.2kg/m2とした。
完成した。上記各工程のうち、プライマの塗布を開始し
た時点から、ノンスリップ層の形成後、当該ノンスリッ
プ層の表面を指で触った際にべたつき感がなく、乾燥し
たことが確認され、トップコート層のうち第1層のスプ
レー塗布を開始できるまでに要した時間を計時したとこ
ろ、およそ3分間であった。
脂として、通常の一昼夜硬化タイプの樹脂を使用し、こ
の樹脂を、ローラを用いて塗布した上に、骨材41を手
作業で散布して樹脂を硬化させる従来法にて、上記と同
じ層構成のすべり止め舗装を形成したところ、次工程で
ある、トップコート層のうち第1層のスプレー塗布を開
始できるまでにおよそ10時間を要した。
従来と同様な構造のノンスリップ層を、速硬化型の樹脂
を使用して、しかもその後の工程や舗装の使用時におけ
る骨材の脱落などの種々の問題を生じることなく短時間
で形成できるために、舗装の工期をこれまでよりも著し
く短縮できる、新規なすべり止め舗装の施工方法を提供
できるという特有の作用効果を奏する。
の、実施の形態の一例における各工程を示す断面図であ
る。
分拡大断面図である。
Claims (3)
- 【請求項1】すべり止めとなる骨材が樹脂の塗膜に分散
され、樹脂の硬化によって固定されたノンスリップ層を
含む滑り止め舗装を施工する方法であって、上記樹脂と
して速硬化型の樹脂を使用するとともに、骨材を、粉粒
体をガスとともに吹き付ける装置を用いて吹き付けるこ
とによって、上記樹脂がゲル化する前の塗膜に分散させ
ることを特徴とするすべり止め舗装の施工方法。 - 【請求項2】下地上に、速硬化型の樹脂をスプレー塗布
して塗膜を形成するのと同時に、すべり止めとなる骨材
を、粉粒体をガスとともに吹き付ける装置を用いて吹き
付けて、樹脂がゲル化する前の塗膜に分散させる請求項
1記載のすべり止め舗装の施工方法。 - 【請求項3】速硬化型の樹脂として、ゲル化時間が30
秒以下である速硬化型のウレタン樹脂を使用する請求項
1記載のすべり止め舗装の施工方法。
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