JP3280606B2 - ケーブル及びその被膜の塗布方法 - Google Patents

ケーブル及びその被膜の塗布方法

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は吊橋等のケーブル及
びその被膜の塗布方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】吊橋等の主ケーブルは多数のストランド
ロープを束ねて形成されたもので、その外面には錆止を
目的とした被膜を下記の表1の方法によって被覆してい
た。
【表1】
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記の被膜は、予め3
回にわたって刷毛塗りした接着剤上に手巻した被膜材及
び3回にわたって刷毛塗りした上塗塗装材で構成される
が、各々3回にわたる接着剤と上塗塗装材の塗布及び乾
燥に長時間を要するのみならず、被膜材を人力による手
巻で行うため多大な時間と工数を要し、結果的に工期が
長くなるという問題があった。またシート状の被膜材を
使用するため、被膜材同士を完全に一体化することに困
難を極めていた。
【0004】本発明はこのような問題に鑑みてなされた
ものであり、その目的は、耐久性に優れた継ぎ目のない
被膜を形成して成るケーブル及びその被膜の塗布方法を
提供するものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】以上の課題を解決するた
めの本発明のケーブルは、ケーブルの外面に塗布したプ
ライマーを介して、速硬化無溶剤型ウレタン被膜材が塗
布され、該速硬化無溶剤型ウレタン被膜材上に耐候性に
優れた上塗塗料が塗布されてなることを特徴とする。ま
たケーブルの被膜の塗布方法は、吊橋に使用されるケー
ブルの外面にプライマーを塗布し、該プライマーの上か
らスプレーガンで速硬化無溶剤型ウレタン被膜材を吹付
塗布し、該速硬化無溶剤型ウレタン被膜材上に耐候性に
優れた上塗塗料を塗布したことを特徴とする。
【0006】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態の一例
を図面に基づいて詳細に説明する。図1は本発明が主と
して実施される吊橋の正面図、図2の(1)は主ケーブ
ルのケーブルバンドの側面図、同図の(2)は同断面
図、同図の(3)はケーブルの断面図である。
【0007】図1に示す吊橋1は、補剛桁2を主ケーブ
ル3のハンガーロープ4で吊って形成され、該ハンガー
ロープ4は、主ケーブル3に取り付けられたケーブルバ
ンド5に掛け渡されている。これらの主ケーブル3及び
ケーブルバンド5は、その外面にプライマーを介して吹
付塗布した速硬化無溶剤型ウレタン被膜材及び耐候性に
優れた上塗塗料で構成される被膜で被覆されている。
【0008】被膜の形成にあたっては、まず主ケーブル
3及びケーブルバンド5の表面に付着した錆、砂塵、油
分等の被膜との一体化に障害となる有害物質を除去す
る。特に表面に海塩粒子が付着している場合は、水洗等
を行って除去することが望ましい。
【0009】そして図2に示すように、洗浄された主ケ
ーブル3及びケーブルバンド5の表面に、プライマーを
刷毛あるいは吹付塗装装置等を用いて塗布してプライマ
ー層7を形成する。
【0010】プライマーとしては、主ケーブル3及びケ
ーブルバンド5と速硬化無溶剤型ウレタン被膜材との密
着性が確保される性能を有するものであれば溶剤系、非
溶剤系は無論、一液型、二液型何れのものでも使用可能
である。より具体的には、ウレタン系一液湿気硬化型の
サンPC(商標:三井東圧化学社製)、エポキシ変性ウ
レタン樹脂をベースとする溶剤二液型のサンPC−U
(商標:三井東圧化学社製)、あるいは特殊充填材を配
合したエポキシ樹脂をベースとする無溶剤型のNKフレ
ーク(商標:日本シーアールエム社製)等が挙げられ
る。
【0011】次に、図3の(2)および(3)に示すが
如く、主ケーブル3とケーブルバンド5との段差部9及
び、ケーブルバンド5の係止溝の凹部10にシーリング
材11を充填して段差や凹部を解消することは、この後
に吹き付け成形する速硬化無溶剤型ウレタン被膜材の厚
みを均一化する上で有効な手段である。
【0012】シーリング材11としては、前記の段差部
9や凹部10の段差や凹部を解消できるものであれば一
液硬化型又は二液硬化型の何れのものでも使用可能であ
る。より具体的には、ウレタン系のHi−BON500
0(商標:日立化成ポリマー社製)、変性シリコン系の
ペンギンシール2500DRY(商標:サンスター技研
社製)、ポリサルファイド系のハマタイトSC−500
(商標:横浜ゴム社製)、あるいはシリコン系のシーラ
ント45(商標:信越化学社製)等が挙げられる。
【0013】次に、図4に示すように、前記プライマー
層7及びシーリング材11上に、速硬化無溶剤型ウレタ
ン被膜材をスプレーガンで吹付塗布して、約3mm厚の
速硬化無溶剤型ウレタン被膜8を形成する。速硬化無溶
剤型ウレタン被膜材には、有機イソシアネートを主たる
成分とするウレタン主剤と、ポリオールおよび/又はポ
リアミンを主たる成分に硬化触媒や着色剤あるいは充填
材等を添加したウレタン硬化剤とを使用する。
【0014】ウレタン主剤は、ジフェニルメタンジイソ
シアネート(MDI)に代表される有機イソシアネート
と、ポリオキシアルキレンポリオール等のポリオールと
の反応により得られる末端にイソシアナト基(NCO
基)を有するプレポリマーとを使用するのが一般的であ
る。
【0015】ウレタン硬化剤は、前記ポリオール及び/
又は芳香族ジアミン、ポリオキシアルキレンポリアミン
等のポリアミンに有機金属触媒や着色剤等を混合したも
のが一般的である。
【0016】これらのウレタン主剤とウレタン硬化剤
は、所定の配合比に計量可能な機能を有する計量装置、
および両材料を混合するのに必要な混合装置を備えた吹
付塗装装置とスプレーガンとに導かれ、ここから吹付塗
布されることにより速硬化無溶剤型ウレタン被膜8を形
成する。
【0017】前記の計量装置の例としては、ウレタン主
剤とウレタン硬化剤の計量機能を有するものであれば何
れのものでも使用でき、ダブルアクションタイプのプラ
ンジャーポンプ、ギヤーポンプ、アキシャルピストンポ
ンプ等が挙げられ、所望により両材料を昇圧する機能を
有するものも使用可能である。
【0018】また前記の混合装置は、混合機能を有する
ものであれば何れのものでも使用でき、その例として
は、静的混合によるスタティックミキサー、動的混合に
よるダイナミックミキサーや、高圧の2液を衝突させて
混合する衝突混合型のものが挙げられる。
【0019】これらの混合装置は、ウレタン主剤とウレ
タン硬化剤との反応性に応じて選択することが必要であ
る。比較的反応性が緩やかな速硬化無溶剤型ウレタン被
膜材の場合は、予めスタティックミキサーやダイナミッ
クミキサーで混合したウレタン主剤と、ウレタン硬化剤
の混合物とがスプレーガンに導かれて吹付塗布される。
ウレタン主剤とウレタン硬化剤とが混合直後より反応が
開始する程の極度に反応性を高めた速硬化無溶剤型ウレ
タン被膜材の場合は、スプレーガン内まで主材と硬化材
が導かれてミキシングチャンバー内にて衝突混合する混
合機能を有する混合装置を備えたものを使用する。
【0020】スプレーガンの例としては、圧縮エアーの
助けをかりて噴霧するエアスプレータイプのと、圧縮エ
アーの助けをかりることなく噴霧するエアレススプレー
タイプのものがある。主として前者は、比較的反応性が
緩やかな速硬化無溶剤型ウレタン被膜材を、低圧の状態
で吹付塗布するために使用される、一液型のエアスプレ
ーガンである。主として後者は、極度に反応性を高めた
速硬化無溶剤型ウレタン被膜材を、高圧の状態で吹付塗
布するために使用し、スプレーガンに前記の混合装置を
内蔵した二液型のエアレススプレーガンが用いられてい
る。
【0021】より具体的な一液型のエアスプレーガンの
例としては、モデル18N(米国ビンクス社製)、W−
70型スプレーガン(岩田塗装機社製)等が挙げられ
る。また、スプレーガンに混合装置を内蔵した二液型の
エアレススプレーガンの具体的な例としては、PROB
LER GUN(米国:グラス・クラフト社製)、GX
7 GUN(米国:ガスマー・アドミラル社製)、ある
いはSP−300(スイス:イソテル社製)が挙げられ
る。その他、モデルDG−103付属のダイナミックミ
キサースプレー用ガン(オーストリア:SPRITZU
TECHNIK社製)の如きスプレーガンに、混合装置
を内蔵した二液型のエアースプレーガンも使用できる。
【0022】本発明の実施は、速硬化無溶剤型ウレタン
被膜材としてリムスプレーF−1000(商標:三井東
圧化学社製)を、吹付塗装装置としてモデルH−200
0(米国:ガスマー・アドミラル社製)を、またスプレ
ーガンとしてPROBLERGUN(米国:グラス・ク
ラフト社製)を、それぞれ組み合わせた態様を取るのが
一般的である。
【0023】リムスプレーF−1000(商標)は下記
の表2のように、可使時間が数秒、指触乾燥時間が8〜
20秒、ゴム弾性の発現時間が2〜3分、伸び率が35
0〜410%という物性を備えている。
【表2】
【0024】またリムスプレーF−1000(商標)
は、主剤と硬化剤にそれぞれポリイソシアネートと特殊
混合レジンとからなる2液の材料を使用し、両材料を1
対1の配合比(容積比)で混合・吹付塗布することによ
り速硬化無溶剤型ウレタン被膜材が得られる。図5は、
ドラム缶等の容器に充填した前記の2液が、吹付の対象
となる面に吹き付けられる様子を模式的に示したもので
ある。
【0025】前記の2液は、それぞれのドラムポンプ1
3から2成分系高圧定量ポンプ14に送り込まれて80
〜120kg/cm2に昇圧される。そして、吹付塗装
装置に内蔵されたヒータ15により各々加熱され、引き
続きヒータ内蔵ホース17を介して送り込まれた2液
は、2液衝突混合型スプレーガン16に送られる。ここ
において衝突混合した2液の混合物は、液状のミスト
(霧)状態を保ったまま吹付対象面に到達するが、混合
と同時に急速な硬化が始まるため、吹付対象面から垂れ
落ちることなく付着して、継ぎ目のない連続した被膜を
形成する。
【0026】図6は、吹き付け方法を示したものであ
り、吹付塗装装置及び、発電機、エアコンプレサー、エ
アドライヤー、材料等を搭載し、かつ路肩に配置した作
業車19からヒータ内蔵ホース17を施工位置まで伸ば
すとともに、作業者18がスプレーガン16をもって吹
き付け施工を行う。また主ケーブル上部においては、材
料及び吹付塗装装置等をキャットウォーク(図示せず)
上に置き、これを施工位置変更に伴って移動させながら
吹き付け施工を行う。さらに、材料及び吹付塗布装置等
を搭載した作業車19を、補剛桁2上の車道に停止させ
る場合には、一車線を交通規制する場合もある。
【0027】また、本発明に使用可能な速硬化無溶剤型
ウレタン被膜材、吹付塗装装置及びスプレーガンは、前
記した例に限定されるものではない。これは、無溶剤型
のウレタン主剤とウレタン硬化剤を所定の配合比で混合
すると同時に急速な硬化が始まるものの、液状のミスト
(霧)状態を保ったまま吹付対象面に垂れ落ちることな
く付着して継ぎ目のない連続した被膜を形成し得るもの
であれば、使用可能である。
【0028】前記した速硬化無溶剤型ウレタン被膜材の
他の例として、ミゼロン(商標:三井金属塗料化学社
製)、ソフランレック#400(商標:東洋ゴム工業社
製)、エバコートSP−100、SP−200(商標:
ダイフレックス社製)等が挙げられる。
【0029】速硬化無溶剤型ウレタン被膜材をスプレー
ガンで吹付成形した後、該速硬化無溶剤型ウレタン被膜
材を紫外線や雨水等から保護すること、あるいは美観性
の向上を目的に、耐候性に優れた上塗塗料を塗布するこ
とは有効である。この上塗塗料としては、アクリル系樹
脂、SBR系樹脂、ウレタン系樹脂等をベースとした一
液型の水性塗料、あるいはアクリルウレタン系樹脂やフ
ッ素含有ウレタン系樹脂等をベースとした二液型イソシ
アネート硬化タイプの溶剤系塗料が挙げられる。また速
硬化無溶剤型ウレタン被膜材との密着性を考慮すると、
後者のアクリルウレタン系樹脂やフッ素含有ウレタン系
樹脂等をベースとした、二液型イソシアネート硬化タイ
プの溶剤系塗料を使用するのが好ましい。
【0030】また必要により、前記の上塗塗料に滑り止
めを目的とした珪砂やゴムチップを混入することもでき
る。
【0031】下記の表3は、本発明に至る工程を従来の
工程と比較したものであり、本発明に至るまでの工程数
削減と、各工程終了後の次工程開始までの時間短縮が可
能となった。
【表3】
【0032】また下記の表4は、本発明のワイヤー上に
吹き付け成形された速硬化無溶剤型ウレタン被膜材の例
として、前記リムスプレーF−1000(商標)の耐久
性を示したものであり、長期の耐久性に優れていること
が立証できた。
【表4】
【0033】図8は、ブチルゴム系粘着テープ(例えば
スリオンテープNo4420:商標:スリオンテック社
製)12を、主ケーブル3とケーブルバンド5との段差
部9に巻き付けて、速硬化無溶剤型ウレタン被膜8及び
上塗塗料層20を形成したものである。これは主ケーブ
ル3とケーブルバンド5との異なる伸び率をシーリング
材11及びブチルゴム系粘着テープ12で吸収して、速
硬化無溶剤型ウレタン被膜8及び上塗塗料層20のひび
割れを防ぐものである。
【0034】また、図9に示すように、主ケーブル3の
一部にプライマー層7を成して後、ブチルゴム系粘着テ
ープ12を半分重ねて巻き付けてから、速硬化無溶剤型
ウレタン被膜材(図示せず)及び上塗塗料(図示せず)
を塗布することに、何ら支障を来すものではない。
【0035】
【発明の効果】プライマーを介して、速硬化無溶剤型ウ
レタン被膜材を吹付塗布して後、該速硬化無溶剤型ウレ
タン被膜材上に耐候性に優れた上塗塗料を塗布すること
で、耐久性に優れた継ぎ目のない被膜を有するケーブル
を得ることができる。
【0036】ケーブルとケーブルバンドとの段差部にシ
ーリング材を充填し、前記ケーブルバンドからシーリン
グ材及ケーブルにかけてブチルゴム系粘着テープを巻き
付けたことにより、凹部や段差等における角部にも均一
な厚みを持った速硬化無溶剤型ウレタン被膜材の形成が
可能となり、該速硬化無溶剤型ウレタン被膜材の破損を
防止できる。
【0037】速硬化無溶剤型ウレタン被膜材上に、滑止
用骨材を混入した上塗塗料を塗布することにより、主ケ
ーブルの上面を滑り難くできる。
【0038】吊橋に使用されるケーブルの外面にプライ
マーを塗布し、該プライマーの上からスプレーガンで速
硬化無溶剤型ウレタン被膜材を吹付塗布し、該速硬化無
溶剤型ウレタン被膜材上に耐候性に優れた上塗塗料を塗
布したことにより、従来に比べて塗布時間を1/3以下
にすることができた。
【図面の簡単な説明】
【図1】塗布方法が実施される吊橋の正面図である。
【図2】(1)はプライマー層を切断したケーブルバン
ドの側面図、(2)は同断面図、(3)はプライマー層
を切断した主ケーブルの断面図である。
【図3】(1)は主ケーブルとケーブルバンドとの段差
部にシーリング材を充填した断面図、(2)は段差部の
断面図、(3)はケーブルバンドの係合溝の断面図であ
る。
【図4】(1)はプライマー層および速硬化無溶剤型ウ
レタン被膜を切断したケーブルバンドの側面図、(2)
は段差部の断面図、(3)はケーブルバンドの係合溝の
断面図である。
【図5】速硬化無溶剤型ウレタン被膜材の吹付塗装装置
及びスプレーガンの概略図である。
【図6】(1)は被膜の塗布方法の側面図、(2)はス
プレーガンによる吹き付け方法を示す側面図、(3)は
被膜の塗布方法の平面図である。
【図7】(1)及び(2)は主ケーブルの被膜の断面図
である。
【図8】(1)及び(2)は主ケーブルとケーブルバン
ドとの段差部にブチルゴム系粘着テープを巻き付けた断
面図である。
【図9】(1)は主ケーブルにブチルゴム系粘着テープ
を巻き付ける正面図、(2)は同断面図である。
【符号の説明】
1 吊橋 2 補剛桁 3 主ケーブル 4 ハンガーロープ 5 ケーブルバンド 6 被膜 7 プライマー層 8 速硬化無溶剤型ウレタン被膜 9 段差部 10 凹部 11 シーリング材 12 ブチルゴム系粘着テープ 13 ドラムポンプ 14 2成分系高圧定量ポンプ 15 ヒータ 16 2液衝突混合型のスプレーガン 17 ヒータ内蔵ホース 18 作業者 19 作業車 20 上塗塗料層
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 石橋 清美 岡山県岡山市伊島町2−10−25 2− 102 (72)発明者 森本 泰二郎 東京都練馬区石神井町1丁目7番29号 (72)発明者 小倉 哲義 神奈川県横浜市栄区笠間町1190番地 (56)参考文献 特開 平5−345163(JP,A) 特開 平8−222041(JP,A) 特開 平6−223635(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B05D 1/00 - 7/26 E01D 11/00

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ケーブルの外面に塗布したプライマーを
    介して、速硬化無溶剤型ウレタン被膜材が塗布され、該
    速硬化無溶剤型ウレタン被膜材上に耐候性に優れた上塗
    塗料が塗布されてなることを特徴とするケーブル。
  2. 【請求項2】 ケーブルとケーブルバンドとの段差部分
    にシーリング材が充填され、該シーリング材上にブチル
    ゴム系粘着テープが巻き付けられたことを特徴とする請
    求項1に記載のケーブル。
  3. 【請求項3】 速硬化無溶剤型ウレタン被膜材が、有機
    ポリイソシアネートとポリオールとの反応により得られ
    る末端にイソシアネート基(NCO基)を有するプレポ
    リマーから成る主剤と、ポリオール及びポリアミンに単
    独又は両者の混合物から成る活性水素化合物を主たる構
    成成分とする硬化剤とからなることを特徴とする請求項
    1または2に記載のケーブル。
  4. 【請求項4】 上塗塗料が、アクリルウレタン系をベー
    スとし、且つ滑り止め用骨材を混合してなることを特徴
    とする請求項1、2、3のいずれかに記載のケーブル。
  5. 【請求項5】 上塗塗料が、フッ素系樹脂をベースと
    し、且つ滑り止め用骨材を混合してなることを特徴とす
    る請求項1、2、3のいずれかに記載のケーブル。
  6. 【請求項6】 吊橋に使用されるケーブルの外面にプラ
    イマーを塗布し、該プライマーの上からスプレーガンで
    速硬化無溶剤型ウレタン被膜材を吹付塗布し、該速硬化
    無溶剤型ウレタン被膜材上に耐候性に優れた上塗塗料を
    塗布したことを特徴とするケーブル被膜の塗布方法。
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