JP2000233157A - 振動発生装置 - Google Patents

振動発生装置

Info

Publication number
JP2000233157A
JP2000233157A JP11036439A JP3643999A JP2000233157A JP 2000233157 A JP2000233157 A JP 2000233157A JP 11036439 A JP11036439 A JP 11036439A JP 3643999 A JP3643999 A JP 3643999A JP 2000233157 A JP2000233157 A JP 2000233157A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
vibration
piezoelectric
plate
vibrating plate
vibration generator
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP11036439A
Other languages
English (en)
Inventor
Osamu Shibata
治 柴田
Yasuhiro Negoro
泰宏 根来
Kenjiro Okaguchi
健二朗 岡口
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Murata Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Murata Manufacturing Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Murata Manufacturing Co Ltd filed Critical Murata Manufacturing Co Ltd
Priority to JP11036439A priority Critical patent/JP2000233157A/ja
Publication of JP2000233157A publication Critical patent/JP2000233157A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04RLOUDSPEAKERS, MICROPHONES, GRAMOPHONE PICK-UPS OR LIKE ACOUSTIC ELECTROMECHANICAL TRANSDUCERS; DEAF-AID SETS; PUBLIC ADDRESS SYSTEMS
    • H04R17/00Piezoelectric transducers; Electrostrictive transducers
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04RLOUDSPEAKERS, MICROPHONES, GRAMOPHONE PICK-UPS OR LIKE ACOUSTIC ELECTROMECHANICAL TRANSDUCERS; DEAF-AID SETS; PUBLIC ADDRESS SYSTEMS
    • H04R2400/00Loudspeakers
    • H04R2400/03Transducers capable of generating both sound as well as tactile vibration, e.g. as used in cellular phones
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04RLOUDSPEAKERS, MICROPHONES, GRAMOPHONE PICK-UPS OR LIKE ACOUSTIC ELECTROMECHANICAL TRANSDUCERS; DEAF-AID SETS; PUBLIC ADDRESS SYSTEMS
    • H04R2499/00Aspects covered by H04R or H04S not otherwise provided for in their subgroups
    • H04R2499/10General applications
    • H04R2499/11Transducers incorporated or for use in hand-held devices, e.g. mobile phones, PDA's, camera's

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Acoustics & Sound (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Apparatuses For Generation Of Mechanical Vibrations (AREA)
  • Telephone Function (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 小型化に対応することができ、例えば携帯電
話における呼出音声及び呼出振動を選択的に発生させる
ことができ、振動を強く発生させ得る振動発生装置を得
る。 【解決手段】 圧電振動板2に、該圧電振動板2を支持
すると共に、圧電振動板2で発生した振動を外部に伝達
するように構成された振動伝達部材6が連結されてお
り、圧電振動板2の外周部において、圧電振動板2にお
ける振動を増幅するために、弾性部材8,9を介して質
量負荷部材10が連結されている、振動発生装置1。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、音声や、音声と認
識されないが体感し得る周波数域の振動を出力するのに
適した振動発生装置に関し、例えば、携帯電話機などに
おいて、呼出音を発生させる動作と、呼出振動を発生さ
せる動作とを行わせるのに適した振動発生装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】携帯電話などの携帯用通信機器において
着信を使用者に報知する手段として、音声や振動が広く
用いられている。特に、周囲の人に迷惑になる場所で携
帯電話を使用している場合には、振動により着信を報知
する方法が選ばれている。
【0003】ところで、上記のような携帯電話における
着信報知手段としては、音声を発生させるための電磁ス
ピーカーや、振動を発生させるための電磁モーターなど
が用いられていた。他方、携帯電話機の小型化に対応す
るために、着信報知手段として圧電振動子を用いたもの
が種々提案されている。
【0004】例えば、特開平7−213997号公報に
は、図11(a)及び(b)に示す圧電振動装置が開示
されている。ここでは、平板状の振動板51の表面に圧
電体52が貼り付けられて圧電振動板53が構成されて
いる。圧電振動板53の周縁部に支持枠54が固定され
ており、支持枠54は、ケース55に固定されている。
【0005】さらに、圧電振動板53の周縁部には、可
聴周波数域よりも低い周波数で振動させるための錘56
が固定されている。すなわち、錘56の質量負荷作用に
より、圧電振動板53の振動を抑制し、それによって可
聴域よりも低い振動を発生することが可能とされてい
る。
【0006】また、特開平7−213997号公報で
は、上記質量負荷部材としての錘56に代えて、圧電振
動板53の中央とケースとを金属バネなどの弾性部材を
介して連結し、該弾性部材の弾性により振動を抑圧し、
低周波域の振動を発生させる構成も開示されている。
【0007】他方、特開平10−56498号公報に
は、音声により着信を報知することができると共に、低
周波域の大きな振動を発生して振動により着信を報知し
得る携帯電話機用着信報知装置が開示されている。ここ
では、屈曲振動し得る弾性帯板に圧電素子が貼り合わさ
れて圧電振動子が構成されている。そして、弾性帯板の
一端が携帯電話機のケースに固定され、弾性帯板の他端
に錘が取り付けられている。圧電振動子に対し低い周波
数の交流電圧を印加した場合には、圧電振動子が屈曲振
動し、錘の作用により弾性帯板が大きな振幅で振動する
ため、振動により着信を報知することができるとされて
いる。また、圧電振動子に対して高い周波数の交流電圧
を印加すると、ケースが発音体となって振動し、音声に
より着信を報知することができるとされている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】従来の電磁モーターを
用いた呼出振動発生装置では、電磁モーターの消費電力
が大きく、携帯電話機の省電力化に対応することが困難
であった。また、電磁モーターにより発生する電磁ノイ
ズが、他の電子部品等に悪影響を及ぼすことがあった。
【0009】他方、圧電振動子を用いた着信報知装置で
は、上記のような問題を解決することができる。しかし
ながら、特開平7−213997号公報に開示されてい
る方法では、錘56の変位量が十分でなく、強い振動を
得ることが困難であった。
【0010】また、特開平10−56498号公報に記
載の着信報知装置では、金属板などを折り曲げてなる弾
性帯板を用いているため、十分強い振動を得るには、弾
性帯板をある程度以上の大きさとすることが必要であっ
た。従って、携帯電話機などの小型化や薄型化が困難で
あるという問題があった。
【0011】本発明の目的は、省電力化に対応すること
ができ、他の電子部品への悪影響を引き起し難く、かつ
小型化に対応し得ると共に十分強い振動を発生させ得
る、振動発生装置を提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明は、入力電界の周
波数と同じ周波数で振動する振動発生装置であって、振
動板と、該振動板の少なくとも片面に固定された圧電素
子とを有する圧電振動板と、前記圧電振動板の主面中央
に連結されており、かつ圧電振動板を支持すると共に該
圧電振動板で発生した振動を外部に伝達するように構成
された振動伝達部材と、前記振動板の外周縁に連結され
た弾性部材と、前記弾性部材を介して前記振動板に連結
されており、圧電振動板における振動を増幅するための
質量負荷部材とを備えることを特徴とする。
【0013】本発明に係る振動発生装置では、好ましく
は、上記弾性部材は、振動板と同じ材料により一体的に
構成される。また、本発明に係る振動発生装置では、上
記弾性部材及び質量負荷部材は、振動板の外周縁の複数
の位置に連結されていてもよい。
【0014】本発明の特定の局面によれば、圧電振動板
に電気的に接続されており、かつ圧電振動板を駆動する
ための駆動回路がさらに備えられ、該駆動回路が、複数
の周波数の電界を選択的に切り換えて圧電振動板に印加
し得るように構成される。
【0015】好ましくは、上記駆動回路は、可聴周波数
域の第1の駆動電界と、可聴周波数よりも低い周波数域
の第2の駆動電界とを選択的に切り換えて圧電振動板に
印加し得るように構成される。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の具体的な実施例を
挙げることにより、本発明を明らかにする。図1は、本
発明の一実施例に係る振動発生装置の概略構成図であ
る。
【0017】振動発生装置1は、入力電界の周波数と同
じ周波数で振動するように構成されている。振動発生装
置1は、圧電振動板2を用いて構成されている。圧電振
動板2は、振動板3の両面に圧電素子4,5が貼り合わ
されたバイモルフ型圧電振動子で構成されている。
【0018】圧電素子4,5としては、例えばチタン酸
ジルコン酸鉛系圧電セラミックスのような適宜の圧電材
料からなるものを用いることができる。また、図1では
特に図示はしないが、圧電素子4,5を駆動するため
に、圧電素子4,5の両面には、電極が形成されてい
る。なお、振動板3を金属で構成する場合には、圧電素
子4の下面及び圧電素子5の上面の電極については省略
してもよい。
【0019】また、バイモルフ型の圧電振動板2に代え
て、振動板3の片面にのみ圧電素子を貼り付け、ユニモ
ルフ型の圧電振動板を用いてもよい。圧電振動板2の下
面中央には、振動伝達部材6の一端が固定されている。
振動伝達部材6の他端は、ケース材7に固定されてい
る。ケース材7は、振動発生装置のケース、あるいは携
帯電話機のケースを構成するものである。
【0020】上記振動伝達部材6は、圧電振動板2の振
動をケース材7に伝達するために設けられている。従っ
て、振動伝達部材6は、振動をケース材7に効率良く伝
達し得る適宜の材料、例えば硬質の合成樹脂や絶縁材料
で被覆された金属などで構成することができる。
【0021】他方、圧電振動板2の外周縁には、略図的
に示す弾性部材8,9が連結されている。そして、弾性
部材8,9の他端には、リング状の質量負荷部材10が
固定されている。なお、図1では、弾性部材8,9は略
図的に示されているが、後述のより具体的な実施例に示
すように、弾性部材8,9は質量負荷部材10を弾力的
に支持し得る限り、適宜の弾性材料で構成することがで
きる。すなわち、図1に略図的に示されているように、
弾性部材8,9はコイルバネにより構成する必要はな
い。
【0022】質量負荷部材10は、圧電振動板2の外周
縁に質量を負荷するために設けられている。従って、圧
電振動板2の外周縁に弾性部材8,9を介して質量を負
荷し得る限り、適宜の形状及び構造を有するように構成
することができる。
【0023】振動発生装置1では、圧電振動板2の外周
縁に弾性部材8,9を介して質量負荷部材10が連結さ
れているので、弾性部材8,9の弾性定数をコントロー
ルすることにより、振動発生装置1により発生する振動
の周波数を容易に調整することができる。また、弾性部
材8,9を介して質量負荷部材10が連結されているの
で、質量負荷部材10の変位量を大きくすることがで
き、それによって外形寸法を大きくすることなく、大き
な振動を、しかも所望の周波数において得ることができ
る。
【0024】すなわち、例えば特開平7−213997
号公報に開示されている従来の圧電振動子を用いた着信
報知装置では、圧電振動板に直接錘が固定されていたた
め、さほど大きな振動を得ることができなかったのに対
し、本実施例の振動発生装置1では、上記弾性部材8,
9を介して質量負荷部材10が連結されているので、弾
性部材8,9の作用により大きな振動を得ることができ
る。よって、携帯電話機などに用いた場合、使用者に対
して、体感し得るのに十分な大きさの振動を発生するこ
とができる。
【0025】図2は、本発明の第2の実施例に係る振動
発生装置を説明するための平面図である。第2の実施例
の振動発生装置12は、弾性部材を除いては、第1の実
施例の振動発生装置1と同様に構成されている。従っ
て、相当の部分については、図1に示した参照番号と同
じ参照番号を付することにより、第1の実施例について
行った説明を援用することとする。
【0026】本実施例の振動発生装置12では、圧電振
動板2の外周縁において、弾性部材8,9,8a,9a
が連結されている。弾性部材8,9は圧電振動板2を介
して対向する位置に連結されており、弾性部材8a,9
aもまた、圧電振動板2を介して対向する位置に連結さ
れている。また、弾性部材8,9が対向している方向
と、弾性部材8a,9aが対向している方向は直交して
いる。
【0027】すなわち、複数の弾性部材8,9,8a,
9aは、圧電振動板2の外周縁に沿って等しい間隔を隔
てて分散配置されている。弾性部材8,9,8a,9a
の外側端は、リング状の質量負荷部材10に連結されて
いる。
【0028】上記弾性部材8,9,8a,9aは、質量
負荷部材10とあいまって大きな振動を発生させるため
に設けられている。従って、弾性部材8,9,8a,9
aの構造については、このような効果を発揮し得る限り
特に限定されるものではないが、図3〜図6を参照し
て、弾性部材8,9,8a,9aの構造例を説明する。
【0029】なお、図3〜図6では、圧電振動板2の外
周縁に1つの弾性部材及び質量負荷部材が連結されてい
る部分のみを取出して示すが、第2の実施例に係る振動
発生装置では、複数の弾性部材8,9,8a,9aは、
全て同じ構造とされている。もっとも、本発明において
は、複数の弾性部材として、全て同じものを用いる必要
はなく、異なる構造の弾性部材を組み合わせてもよい。
【0030】図3に示す構造例では、圧電振動板2の振
動板3が圧電振動板2の外側に延ばされており、該振動
板3の延長部分において、弾性部材9Aが構成されてい
る。すなわち、弾性部材9Aは振動板3と同一材料によ
り一体的に構成されている。弾性部材9Aでは、その途
中に、上方に屈曲された屈曲部9A1 が構成されてい
る。屈曲部9A1 は、上面が円筒状曲面を有し、それに
よって弾性部材9Aの外側端部9A2 側が弾性部材9A
の弾性により大きく変位し得るように構成されている。
さらに、弾性部材9Aの外側端部9A2 には、質量負荷
部材10が固定されている。従って、質量負荷部材10
の質量と、弾性部材9Aの作用により、より強い振動を
得ることができる。
【0031】図4に示す構造例では、弾性部材9Bが、
弾性部材9Aの場合と同様に振動板3と同じ材料で一体
的に構成されている。ここでは、弾性部材9Bは、その
側縁9B1 ,9B2 から相手側端縁に向かって延びるよ
うに形成された切り込み9B 3 〜9B5 を形成すること
により構成されている。弾性部材9Bの外側端部9B 6
には、質量負荷部材10が連結されている。
【0032】図5に示す構造例では、振動板3と同じ材
料で弾性部材9Cが構成されている。弾性部材9Cは、
振動板3から遠ざかるにつれて幅が細くなるように構成
されており、この細幅部9C1 により外側端部9C2
連結された質量負荷部材10が弾力的に支持されてい
る。
【0033】図6に示す構造例では、振動板3と一体に
弾性部材9Dが構成されているが、弾性部材9Dにおい
ては、長さ方向中央に相対的に薄い薄肉部9D1 が構成
されており、それによって弾性部材9Dの外側端部9D
2 に連結された質量負荷部材10が弾力支持されてい
る。
【0034】すなわち、図4〜図6に示した各弾性部材
9B〜9Dにおいても、外側端に連結された質量負荷部
材10が、図3に示した振動発生装置11の場合と同様
に弾性部材9B〜9Dにより弾力的に支持されているの
で、発生した振動を弾性部材9B〜9Dの弾性と、質量
負荷部材10の質量により拡大することができる。
【0035】図2に示した実施例では、円形の圧電振動
板2において、径方向に延びる弾性部材8,9,8a,
9aが圧電振動板2に連結されていたが、図7に平面図
で示すように、弾性部材18a,18b,18c,18
dを、径方向ではなく、渦巻状に延びるように形成して
もよい。この場合には、渦巻状に延びる弾性部材18a
〜18dの外側端部がリング状の質量負荷部材10に連
結されている。
【0036】また、質量負荷部材10は閉環状、すなわ
ちリング状に形成されていたが、図8に平面図で示すよ
うに、周方向において分割された複数の質量負荷部材1
0A〜10Dを配置してもよい。図8に示す振動発生装
置21では、圧電振動板2の外周縁から径方向外側に延
びるように弾性部材8,9,8a,9aが連結されてい
る。各弾性部材8,9,8a,9aの外側端に、上述し
た質量負荷部材10A〜10Dがそれぞれ連結されてい
る。
【0037】なお、図8に示す弾性部材8,9,8a,
9aについては、図3〜図6に示した各弾性部材9A〜
9Dのように構成することができる。さらに、図9に示
すように、弾性部材8,9,8a,9aにおいて、各弾
性部材8,9,8a,9aの両側縁から相手方の側縁に
向かって延びるように対向された一対のスリット22を
形成することにより、弾性部材8,9,8a,9aを構
成してもよい。
【0038】また、上述した実施例では、弾性部材は、
振動板3と同じ材料により一体的に構成されていたが、
弾性部材は振動板3と別の材料で別部品として構成され
てもよい。その場合には、弾性部材を振動板3に接着等
により固定すればよい。
【0039】本発明に係る振動発生装置は、携帯電話機
における着信報知装置に好適に用いることができる。こ
の場合、振動発生装置に、振動発生装置を駆動するため
の駆動回路が連結される。このような駆動回路の一例を
図10を参照して説明する。
【0040】低周波発振回路31は能動素子及び周辺回
路で構成される。振動発生装置1を低周波発振回路31
に接続するようにスイッチを操作すると、低周波発振回
路31の自励振回路により、設定された可聴周波数より
も低い周波数で圧電振動子が振動し、その振動が振動伝
達部材6を介してケース材7に与えられる。従って、使
用者はケース材7に伝達してきた呼出振動を体感するこ
とができる。
【0041】スイッチを切り換えて振動発生装置1を呼
出音声回路32に接続すると、呼出音声回路32のメモ
リーに予め記憶されている音声信号が振動ユニットによ
り可聴周波数域の振動に変換され、呼出音声が発生す
る。
【0042】また、呼出音声あるいは呼出振動による着
信確認後は、スイッチを切り換えて振動発生装置1を受
話回路30に接続することにより、振動発生装置を受話
用スピーカーとして用いることができ、通話音声を発生
させることができる。
【0043】よって、上記振動発生装置1に上記のよう
な駆動回路を接続することにより、携帯電話機が着信し
た際に、呼出音声あるいは呼出振動を選択的に発生させ
ることができる。しかも、呼出振動の発生に際しては、
圧電振動子の振動板3の外周縁部に弾性部材8,9を介
して質量負荷部材10が取り付けられているので、振動
板3の外周縁部分が大きく変位し、すなわち、弾性部材
8,9及び質量負荷部材10により、より大きな振幅の
振動が得られる。従って、より強い呼出振動を発生させ
ることができる。
【0044】なお、上記実施例では、呼出音声及び/ま
たは通話音声と、呼出振動とを発生させ得る用途に用い
た例を説明したが、単に呼出振動を発生させる振動発生
装置や、呼出音声もしくは通話音声のみを発生させるた
めの振動発生装置として用いることもできる。
【0045】
【発明の効果】本発明に係る振動発生装置では、圧電振
動板が振動伝達部材により支持されており、かつ圧電振
動板の外周縁に弾性部材を介して質量負荷部材が連結さ
れているので、圧電振動板を振動させた場合、弾性部材
の作用及び質量負荷部材の質量により、振動が増幅さ
れ、より大きな振動を得ることができる。
【0046】従って、例えば、可聴周波数よりも低い周
波数の駆動電界により音声と認識されない呼出振動を発
生させた場合、強い振動が発生するので、携帯電話機の
使用者に対し、呼出振動により着信を確実に報知するこ
とができる。
【0047】加えて、入力電界を切り換えれば、呼出音
声と呼出振動とを発生させることができるので、1つの
振動発生装置を用いて、呼出音声や呼出振動を選択的に
発生させることができる。従って、携帯電話機の小型化
及び部品点数の低減を図り得る。
【0048】また、弾性部材が、振動板と同じ材料によ
り一体的に構成されている場合には、振動発生装置を構
成する部品点数を低減することができ、かつ振動発生装
置の耐機械衝撃性を高めることができる。
【0049】振動板の外周縁の複数の位置に弾性部材及
び質量負荷部材を連結した場合には、複数の弾性部材及
び質量負荷部材により、より強い振動を発生させること
ができる。
【0050】圧電振動板に、駆動回路を電気的に接続
し、駆動回路として、複数の周波数の電界を選択的に切
り換えて圧電振動板に印加し得るものを用いた場合に
は、該駆動回路から印加する電界の周波数を切り換える
ことにより、上述したように、呼出音声や呼出振動を選
択的に発生させることができる。
【0051】特に、駆動回路が、可聴周波数域の第1の
駆動電界と、可聴周波数域よりも低い周波数域の第2の
駆動電界とを選択的に切り換えて圧電振動板に印加し得
るように構成されている場合には、第1の駆動電界を印
加することにより呼出音声や通話音声を発生させること
ができ、第2の駆動電界を印加することにより強い呼出
振動を発生させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例に係る振動発生装置を説
明するための概略構成図。
【図2】本発明の第2の実施例に係る振動発生装置の平
面図。
【図3】第2の実施例の振動発生装置に用いられる弾性
部材の一構造例を説明するための略図的部分断面斜視
図。
【図4】第2の実施例の振動発生装置に用いられる弾性
部材の他の構造例を説明するための略図的部分断面斜視
図。
【図5】第2の実施例の振動発生装置に用いられる弾性
部材の他の構造例を説明するための略図的部分断面斜視
図。
【図6】第2の実施例の振動発生装置に用いられる弾性
部材の他の構造例を説明するための略図的部分断面斜視
図。
【図7】本発明に係る振動発生装置の変形例を説明する
ための平面図。
【図8】本発明に係る振動発生装置の他の変形例を説明
するための平面図。
【図9】本発明に係る振動発生装置の他の変形例を説明
するための平面図。
【図10】第1の実施例の振動発生装置に接続される駆
動回路を説明するためのブロック図。
【図11】(a)及び(b)は、従来の着信報知装置の
一例を説明するための平面図及び正面断面図。
【符号の説明】
1…振動発生装置 2…圧電振動板 3…振動板 4,5…圧電素子 6…振動伝達部材 7…ケース材 8,8a,9,9a,18a〜18d…弾性部材 10…質量負荷部材 21…振動発生装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 岡口 健二朗 京都府長岡京市天神二丁目26番10号 株式 会社村田製作所内 Fターム(参考) 5D107 AA02 AA06 BB08 CC03 FF07 FF10 5K027 AA11 BB01 FF03

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力電界の周波数と同じ周波数で振動す
    る振動発生装置であって、 振動板と、該振動板の少なくとも片面に固定された圧電
    素子とを有する圧電振動板と、 前記圧電振動板の主面中央に連結されており、かつ圧電
    振動板を支持すると共に該圧電振動板で発生した振動を
    外部に伝達するように構成された振動伝達部材と、 前記振動板の外周縁に連結された弾性部材と、 前記弾性部材を介して前記振動板に連結されており、圧
    電振動板における振動を増幅するための質量負荷部材と
    を備えることを特徴とする、振動発生装置。
  2. 【請求項2】 前記弾性部材が、前記振動板と同じ材料
    により一体的に構成されている、請求項1に記載の振動
    発生装置。
  3. 【請求項3】 前記振動板の外周縁の複数の位置に、前
    記弾性部材及び質量負荷部材が連結されている、請求項
    1または2に記載の振動発生装置。
  4. 【請求項4】 前記圧電振動板に電気的に接続されてお
    り、かつ圧電振動板を駆動するための駆動回路をさらに
    備え、 前記駆動回路が、複数の周波数の電界を選択的に切り換
    えて前記圧電振動板に印加し得るように構成されてい
    る、請求項1〜3のいずれかに記載の振動発生装置。
  5. 【請求項5】 前記駆動回路が、可聴周波数域の第1の
    駆動電界と、可聴周波数よりも低い周波数域の第2の駆
    動電界とを選択的に切り換えて圧電振動板に印加し得る
    ように構成されている、請求項4に記載の振動発生装
    置。
JP11036439A 1999-02-15 1999-02-15 振動発生装置 Pending JP2000233157A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11036439A JP2000233157A (ja) 1999-02-15 1999-02-15 振動発生装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11036439A JP2000233157A (ja) 1999-02-15 1999-02-15 振動発生装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2000233157A true JP2000233157A (ja) 2000-08-29

Family

ID=12469853

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP11036439A Pending JP2000233157A (ja) 1999-02-15 1999-02-15 振動発生装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2000233157A (ja)

Cited By (18)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006165318A (ja) * 2004-12-08 2006-06-22 Sony Corp 圧電体支持構造、圧電体取付方法、触覚機能付きの入力装置及び電子機器
JP2007500998A (ja) * 2003-07-30 2007-01-18 ザ・ボーイング・カンパニー 振動エネルギー捕集のためのひずみエネルギーのシャトル装置および方法
JP2008125005A (ja) * 2006-11-15 2008-05-29 Kenwood Corp 音声発生装置
JP2009131740A (ja) * 2007-11-28 2009-06-18 Sony Corp 振動体、入力装置および電子機器
WO2009141970A1 (ja) * 2008-05-19 2009-11-26 株式会社村田製作所 振動装置
WO2010023801A1 (ja) * 2008-08-27 2010-03-04 株式会社村田製作所 振動装置
US7737608B2 (en) 2003-07-30 2010-06-15 The Boeing Company Enhanced amplitude piezoelectric motor apparatus and method
US20110095654A1 (en) * 2008-06-20 2011-04-28 Siemens Aktiengesellschaft Apparatus for generating electrical energy from mechanical vibrations having a wide variety of amplitudes and frequencies by means of piezo sensors
JP2011245437A (ja) * 2010-05-28 2011-12-08 Nec Tokin Corp 振動装置
WO2011158434A1 (ja) * 2010-06-15 2011-12-22 東海ゴム工業株式会社 車両用スピーカユニット
US8319396B2 (en) 2005-12-27 2012-11-27 Nec Corporation Piezo-electric actuator and electronic device
JP5136644B2 (ja) * 2008-07-14 2013-02-06 株式会社村田製作所 圧電発電装置
JP2013529133A (ja) * 2010-05-28 2013-07-18 ユーロコプテール ドイチェランド ゲーエムベーハー 構造体に取付けるための力発生器
WO2015060505A1 (ko) * 2013-10-22 2015-04-30 (주)진우소프트이노베이션 압전모듈을 이용한 에너지 하베스팅 무선 제어 시스템 및 이를 이용한 무선 제어 방법
WO2019044958A1 (ja) * 2017-09-04 2019-03-07 株式会社村田製作所 振動装置
WO2019107221A1 (ja) * 2017-11-29 2019-06-06 ミツミ電機株式会社 電子機器、ウェアラブル機器、および携帯機器
JP2019197248A (ja) * 2018-05-07 2019-11-14 Njコンポーネント株式会社 振動伝達装置
WO2023193191A1 (zh) * 2022-04-07 2023-10-12 深圳市韶音科技有限公司 一种声学输出装置

Cited By (30)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007500998A (ja) * 2003-07-30 2007-01-18 ザ・ボーイング・カンパニー 振動エネルギー捕集のためのひずみエネルギーのシャトル装置および方法
US7521841B2 (en) 2003-07-30 2009-04-21 The Boeing Company Strain energy shuttle apparatus and method for vibration energy harvesting
US7737608B2 (en) 2003-07-30 2010-06-15 The Boeing Company Enhanced amplitude piezoelectric motor apparatus and method
JP2006165318A (ja) * 2004-12-08 2006-06-22 Sony Corp 圧電体支持構造、圧電体取付方法、触覚機能付きの入力装置及び電子機器
US8319396B2 (en) 2005-12-27 2012-11-27 Nec Corporation Piezo-electric actuator and electronic device
JP2008125005A (ja) * 2006-11-15 2008-05-29 Kenwood Corp 音声発生装置
JP2009131740A (ja) * 2007-11-28 2009-06-18 Sony Corp 振動体、入力装置および電子機器
WO2009141970A1 (ja) * 2008-05-19 2009-11-26 株式会社村田製作所 振動装置
US8513858B2 (en) 2008-05-19 2013-08-20 Murata Manufacturing Co., Ltd. Vibrating device
JPWO2009141970A1 (ja) * 2008-05-19 2011-09-29 株式会社村田製作所 振動装置
US20110095654A1 (en) * 2008-06-20 2011-04-28 Siemens Aktiengesellschaft Apparatus for generating electrical energy from mechanical vibrations having a wide variety of amplitudes and frequencies by means of piezo sensors
JP5136644B2 (ja) * 2008-07-14 2013-02-06 株式会社村田製作所 圧電発電装置
US8247954B2 (en) 2008-08-27 2012-08-21 Murata Manufacturing Co., Ltd. Electronic component device and method for manufacturing the same
WO2010023801A1 (ja) * 2008-08-27 2010-03-04 株式会社村田製作所 振動装置
JP5304791B2 (ja) * 2008-08-27 2013-10-02 株式会社村田製作所 振動装置
JP2011245437A (ja) * 2010-05-28 2011-12-08 Nec Tokin Corp 振動装置
JP2013529133A (ja) * 2010-05-28 2013-07-18 ユーロコプテール ドイチェランド ゲーエムベーハー 構造体に取付けるための力発生器
WO2011158434A1 (ja) * 2010-06-15 2011-12-22 東海ゴム工業株式会社 車両用スピーカユニット
WO2015060505A1 (ko) * 2013-10-22 2015-04-30 (주)진우소프트이노베이션 압전모듈을 이용한 에너지 하베스팅 무선 제어 시스템 및 이를 이용한 무선 제어 방법
CN111032239A (zh) * 2017-09-04 2020-04-17 株式会社村田制作所 振动装置
WO2019044958A1 (ja) * 2017-09-04 2019-03-07 株式会社村田製作所 振動装置
CN111032239B (zh) * 2017-09-04 2021-09-24 株式会社村田制作所 振动装置
WO2019107221A1 (ja) * 2017-11-29 2019-06-06 ミツミ電機株式会社 電子機器、ウェアラブル機器、および携帯機器
JP2019098218A (ja) * 2017-11-29 2019-06-24 ミツミ電機株式会社 電子機器、ウェアラブル機器、および携帯機器
JP7092983B2 (ja) 2017-11-29 2022-06-29 ミツミ電機株式会社 電子機器、ウェアラブル機器、および携帯機器
JP2019197248A (ja) * 2018-05-07 2019-11-14 Njコンポーネント株式会社 振動伝達装置
WO2019216111A1 (ja) * 2018-05-07 2019-11-14 Njコンポーネント株式会社 振動伝達装置
JP7313799B2 (ja) 2018-05-07 2023-07-25 Njコンポーネント株式会社 振動伝達装置
WO2023193191A1 (zh) * 2022-04-07 2023-10-12 深圳市韶音科技有限公司 一种声学输出装置
EP4290884A4 (en) * 2022-04-07 2023-12-13 Shenzhen Shokz Co., Ltd. AUDIBLE DISPENSING DEVICE

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2000233157A (ja) 振動発生装置
US8907733B2 (en) Oscillator
KR100348919B1 (ko) 전기기계음향변환장치
KR100396416B1 (ko) 구동 회로, 전기기계 음향 변환기 및 휴대 단말 장치
JP2004147077A (ja) 複合型スピーカ
KR100413597B1 (ko) 진동발생장치
JP2006050309A (ja) 圧電型スピーカの保持構造
JP3113612B2 (ja) 携帯用通信装置
JP2000167486A (ja) 振動発生装置
KR200221515Y1 (ko) 다기능 전자 음향 변환기 구조
JP2006100954A (ja) 圧電型音響変換装置およびその製造方法
JPH1066194A (ja) 電気機械音響変換器とそれを用いた携帯端末装置
JP2012217013A (ja) 発振装置及び電子機器
JPH11146491A (ja) 電気機械変換部品
JP2000078692A (ja) 圧電振動体
JPH1056498A (ja) 携帯電話器用着信報知装置
KR20020045666A (ko) 진동 스피커
JP2013153314A (ja) 圧電型電気音響変換器、それを用いた電子機器および電気音響変換方法
JP6020465B2 (ja) 発振装置
JP5516180B2 (ja) 発振装置及び電子機器
JP2000350292A (ja) 振動発生装置
JP3924777B2 (ja) フラットスピーカ
JPH08116594A (ja) 圧電振動装置
KR20010057857A (ko) 진동 스피커
JPH11244783A (ja) 圧電バイブレータ