JP2000167486A - 振動発生装置 - Google Patents
振動発生装置Info
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 携帯電話における呼出音声と呼出振動とを選
択的に発生させることができ、呼出振動を強く発生させ
得る振動発生装置を得る。 【解決手段】 板状の圧電振動子に、該圧電振動子を支
持すると共に、圧電振動子で発生した振動を外部に伝達
するように構成された振動伝達部材6が連結されてお
り、圧電振動子の外周部において圧電振動子における振
動を増幅するために、質量負荷部材5が連結されてい
る、振動発生装置1。
択的に発生させることができ、呼出振動を強く発生させ
得る振動発生装置を得る。 【解決手段】 板状の圧電振動子に、該圧電振動子を支
持すると共に、圧電振動子で発生した振動を外部に伝達
するように構成された振動伝達部材6が連結されてお
り、圧電振動子の外周部において圧電振動子における振
動を増幅するために、質量負荷部材5が連結されてい
る、振動発生装置1。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、音声と、音声と認
識されないが体感し得る周波数域の振動を出力し得る振
動発生装置に関し、例えば、携帯電話機等において、呼
出音を発生させる動作と、体感し得る呼出振動を発生さ
せる動作とを行わせるのに適した振動発生装置に関す
る。
識されないが体感し得る周波数域の振動を出力し得る振
動発生装置に関し、例えば、携帯電話機等において、呼
出音を発生させる動作と、体感し得る呼出振動を発生さ
せる動作とを行わせるのに適した振動発生装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】携帯電話機においては、着信を報知する
ために、音声や振動が広く用いられている。特に、周囲
の人々に音声による騒音が問題となる場所では、音声信
号として認識されない低周波の呼出振動を発生させるこ
とにより、使用者に振動を体感させて着信を報知させる
方法が用いられている。
ために、音声や振動が広く用いられている。特に、周囲
の人々に音声による騒音が問題となる場所では、音声信
号として認識されない低周波の呼出振動を発生させるこ
とにより、使用者に振動を体感させて着信を報知させる
方法が用いられている。
【0003】携帯電話機ににおいて上記呼出音声を発生
させる装置としては、従来、電磁スピーカーや圧電振動
子を用いたものが知られている。また、上記呼出振動を
発生させる振動発生装置としては、電磁モータに偏心重
りを連結したものや圧電振動子を用いたものなどが知ら
れていた。
させる装置としては、従来、電磁スピーカーや圧電振動
子を用いたものが知られている。また、上記呼出振動を
発生させる振動発生装置としては、電磁モータに偏心重
りを連結したものや圧電振動子を用いたものなどが知ら
れていた。
【0004】しかしながら、呼出音声を発生させるため
の振動発生装置と、呼出振動を発生させるための振動発
生装置は、従来別々の部品で構成されていた。従って、
携帯電話機の小型化を進めることが困難であり、部品点
数が増加するという問題があった。
の振動発生装置と、呼出振動を発生させるための振動発
生装置は、従来別々の部品で構成されていた。従って、
携帯電話機の小型化を進めることが困難であり、部品点
数が増加するという問題があった。
【0005】そこで、特開平7−274230号公報に
は、このような問題を解決するものとして、呼出音声
と、呼出振動とを1つの部品で発生させ得る圧電報知器
が開示されている。
は、このような問題を解決するものとして、呼出音声
と、呼出振動とを1つの部品で発生させ得る圧電報知器
が開示されている。
【0006】この先行技術に記載の圧電報知器では、長
尺状の圧電素子が用いられており、該長尺状圧電素子が
長手方向両端において固定されている。そして、圧電素
子の中央付近に振動を携帯者に伝える振動誘導体が連結
されている。また、上記呼出音声及び呼出振動を発生さ
せるために、切換入力手段と、この切換入力手段の切換
入力に応じて可聴周波数領域内のパルス状駆動電界、あ
るいは可聴周波数領域よりも低い周波数のパルス状駆動
電界のいずれか一方の駆動電界を選択的に発生させる電
気回路が上記圧電素子に接続されている。
尺状の圧電素子が用いられており、該長尺状圧電素子が
長手方向両端において固定されている。そして、圧電素
子の中央付近に振動を携帯者に伝える振動誘導体が連結
されている。また、上記呼出音声及び呼出振動を発生さ
せるために、切換入力手段と、この切換入力手段の切換
入力に応じて可聴周波数領域内のパルス状駆動電界、あ
るいは可聴周波数領域よりも低い周波数のパルス状駆動
電界のいずれか一方の駆動電界を選択的に発生させる電
気回路が上記圧電素子に接続されている。
【0007】特開平7−274230号公報に記載の圧
電報知器では、長尺状の単層の圧電素子がその長手方向
両端において固定されており、該圧電素子の長手方向中
央付近に上記振動誘導体が連結されている。従って、呼
出振動を発生させるべく、圧電素子を振動させた場合、
圧電素子の振幅が十分に大きくはならず、携帯者に容易
に体感し得る強い振動を発生させることが困難であっ
た。
電報知器では、長尺状の単層の圧電素子がその長手方向
両端において固定されており、該圧電素子の長手方向中
央付近に上記振動誘導体が連結されている。従って、呼
出振動を発生させるべく、圧電素子を振動させた場合、
圧電素子の振幅が十分に大きくはならず、携帯者に容易
に体感し得る強い振動を発生させることが困難であっ
た。
【0008】他方、特開平8−79891号公報には、
使用者が体感し得る強い振動が得られる圧電振動装置と
して、円形で平板状の振動板の表面に圧電体を貼り付け
てなる圧電振動子を用いた圧電振動装置が開示されてい
る。ここでは、円板状の圧電振動子16は、その中央部
で支持されており、かつ樹脂もしくは金属からなるケー
スに収納されている。この先行技術に記載の圧電振動装
置では、円形の圧電振動子が中央を支点とし、その周縁
部が最大振幅となるように振動するため、周縁部は自由
端として容易に変位する。従って、振幅が大きく低周波
の振動を得ることができ、それによって小型でありなが
ら、より強い振動を発生させ得るとされている。
使用者が体感し得る強い振動が得られる圧電振動装置と
して、円形で平板状の振動板の表面に圧電体を貼り付け
てなる圧電振動子を用いた圧電振動装置が開示されてい
る。ここでは、円板状の圧電振動子16は、その中央部
で支持されており、かつ樹脂もしくは金属からなるケー
スに収納されている。この先行技術に記載の圧電振動装
置では、円形の圧電振動子が中央を支点とし、その周縁
部が最大振幅となるように振動するため、周縁部は自由
端として容易に変位する。従って、振幅が大きく低周波
の振動を得ることができ、それによって小型でありなが
ら、より強い振動を発生させ得るとされている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】特開平7−27423
0号公報に記載の圧電報知器は、呼出音声と呼出振動の
双方を発生し得るように構成されているが、可聴周波数
域の呼出音声を発生させるために、長尺状圧電素子を両
端で固定し、かつ中央で支持した構造を有するため、逆
に、低周波域において強い振動を発生させることが困難
であった。
0号公報に記載の圧電報知器は、呼出音声と呼出振動の
双方を発生し得るように構成されているが、可聴周波数
域の呼出音声を発生させるために、長尺状圧電素子を両
端で固定し、かつ中央で支持した構造を有するため、逆
に、低周波域において強い振動を発生させることが困難
であった。
【0010】また、特開平8−79891号公報に記載
の圧電振動装置では、円板状の圧電振動子を中央で支持
した構造を有するため、低周波域において比較的強い振
動を発生させ得るものの、その振動の強さはなお十分な
ものではなかった。のみならず、特開平8−79891
号公報に記載の圧電振動装置は、上記呼出振動を発生さ
せるものにすぎなかった。
の圧電振動装置では、円板状の圧電振動子を中央で支持
した構造を有するため、低周波域において比較的強い振
動を発生させ得るものの、その振動の強さはなお十分な
ものではなかった。のみならず、特開平8−79891
号公報に記載の圧電振動装置は、上記呼出振動を発生さ
せるものにすぎなかった。
【0011】本発明の目的は、上述した従来技術の欠点
を解消し、1つの圧電振動子を用いて、より大きな呼出
音声及び/または通話音声と、より強い呼出振動とを発
生させ得る振動発生装置を提供することにある。
を解消し、1つの圧電振動子を用いて、より大きな呼出
音声及び/または通話音声と、より強い呼出振動とを発
生させ得る振動発生装置を提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】本願の第1の発明は、駆
動電界の周波数を切り換えることにより、可聴周波数の
音声出力を発生させる動作と、可聴周波数よりも低い周
波数の音声と認識されない振動を発生させる動作とを行
わせ得る振動発生装置であって、板状の圧電振動子と、
前記板状の圧電振動子に連結されており、該圧電振動子
を支持すると共に、該圧電振動子で発生した振動を外部
に伝達するように構成された振動伝達部材と、前記圧電
振動子の外周部において、圧電振動子における振動を増
幅するために、圧電振動子に連結された質量負荷部材と
を備えることを特徴とする。
動電界の周波数を切り換えることにより、可聴周波数の
音声出力を発生させる動作と、可聴周波数よりも低い周
波数の音声と認識されない振動を発生させる動作とを行
わせ得る振動発生装置であって、板状の圧電振動子と、
前記板状の圧電振動子に連結されており、該圧電振動子
を支持すると共に、該圧電振動子で発生した振動を外部
に伝達するように構成された振動伝達部材と、前記圧電
振動子の外周部において、圧電振動子における振動を増
幅するために、圧電振動子に連結された質量負荷部材と
を備えることを特徴とする。
【0013】第1の発明に係る振動発生装置では、好ま
しくは、圧電振動子に電気的に接続されており、かつ該
圧電振動子を駆動するための駆動回路がさらに備えられ
ている。この駆動回路は、可聴周波数域の第1の駆動電
界と、可聴周波数域よりも低い周波数域の第2の駆動電
界とを選択的に切り換えて圧電振動子に印加し得るよう
に構成されている。
しくは、圧電振動子に電気的に接続されており、かつ該
圧電振動子を駆動するための駆動回路がさらに備えられ
ている。この駆動回路は、可聴周波数域の第1の駆動電
界と、可聴周波数域よりも低い周波数域の第2の駆動電
界とを選択的に切り換えて圧電振動子に印加し得るよう
に構成されている。
【0014】また、上記板状の圧電振動子は、好ましく
は、板状の振動体と、振動体の少なくとも片面に貼り合
わされた圧電素子とを備える。
は、板状の振動体と、振動体の少なくとも片面に貼り合
わされた圧電素子とを備える。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の具体的な実施例を
挙げることにより、本発明に係る振動発生装置をより詳
細に説明する。
挙げることにより、本発明に係る振動発生装置をより詳
細に説明する。
【0016】図1及び図2は、本発明の第1の実施例に
係る振動発生装置の平面図及び側面断面図である。振動
発生装置1は、円板状の金属板により構成されている振
動板2を有する。振動板2の上面及び下面には、同じく
円板状の、但し振動板2よりも径の小さな圧電素子3,
4が貼り合わされている。すなわち、振動板2の両面に
圧電素子3,4が貼り合わされて、バイモルフ型の圧電
振動子が構成されている。もっとも、本発明において
は、振動板2の片面にのみ圧電素子が貼り合わされたユ
ニモルフ型の圧電振動子を用いてもよい。
係る振動発生装置の平面図及び側面断面図である。振動
発生装置1は、円板状の金属板により構成されている振
動板2を有する。振動板2の上面及び下面には、同じく
円板状の、但し振動板2よりも径の小さな圧電素子3,
4が貼り合わされている。すなわち、振動板2の両面に
圧電素子3,4が貼り合わされて、バイモルフ型の圧電
振動子が構成されている。もっとも、本発明において
は、振動板2の片面にのみ圧電素子が貼り合わされたユ
ニモルフ型の圧電振動子を用いてもよい。
【0017】圧電素子3,4は、円板状の圧電セラミッ
ク板の両面に電極(図示せず)を形成した構造を有す
る。もっとも、振動板2が金属により構成されているの
で、圧電素子3,4の振動板2側の主面に形成される電
極については省略してもよい。
ク板の両面に電極(図示せず)を形成した構造を有す
る。もっとも、振動板2が金属により構成されているの
で、圧電素子3,4の振動板2側の主面に形成される電
極については省略してもよい。
【0018】圧電素子3,4に電圧を印加することによ
り、圧電素子3,4が圧電効果により振動し、振動板2
及び圧電素子3,4からなるバイモルフ型圧電振動子が
振動する。
り、圧電素子3,4が圧電効果により振動し、振動板2
及び圧電素子3,4からなるバイモルフ型圧電振動子が
振動する。
【0019】他方、振動板2の外周縁には、質量負荷部
材5が取り付けられている。質量負荷部材5は、本実施
例においては、円板状の振動板2の外周に沿って連続的
に形成されている。すなわち、質量負荷部材5は、円環
状の形状を有する部材で構成されている。
材5が取り付けられている。質量負荷部材5は、本実施
例においては、円板状の振動板2の外周に沿って連続的
に形成されている。すなわち、質量負荷部材5は、円環
状の形状を有する部材で構成されている。
【0020】上記質量負荷部材5は、振動板2の外周縁
における変位を増大するために設けられている。従っ
て、質量負荷部材5は、ある程度の質量を有する材料で
構成することが好ましく、金属などの質量の大きな材料
で構成することが望ましい。もっとも、振動板2の外周
縁に質量を負荷する作用は、質量負荷部材5が合成樹脂
などの比較的質量の小さい材料で構成した場合でも得ら
れるため、質量負荷部材5を構成する材料については特
に限定されるものではない。
における変位を増大するために設けられている。従っ
て、質量負荷部材5は、ある程度の質量を有する材料で
構成することが好ましく、金属などの質量の大きな材料
で構成することが望ましい。もっとも、振動板2の外周
縁に質量を負荷する作用は、質量負荷部材5が合成樹脂
などの比較的質量の小さい材料で構成した場合でも得ら
れるため、質量負荷部材5を構成する材料については特
に限定されるものではない。
【0021】振動板2及び圧電素子3,4で構成される
上記圧電振動子は、その下面中央において、振動伝達部
材6に連結されている。振動伝達部材6は、圧電振動子
の振動を他の部分、例えば携帯電話機のケース材7に伝
達するために、該ケース部材7に連結されている。
上記圧電振動子は、その下面中央において、振動伝達部
材6に連結されている。振動伝達部材6は、圧電振動子
の振動を他の部分、例えば携帯電話機のケース材7に伝
達するために、該ケース部材7に連結されている。
【0022】図3は振動発生装置1に連結された駆動回
路を示す略図的ブロック図である。低周波発振回路8は
能動素子及び周辺回路で構成される。振動発生装置を低
周波発振回路8に接続するようにスイッチを操作すると
低周波発振回路8の自励振回路により、圧電振動子が設
定された可聴周波数よりも低い周波数域で振動し、その
振動が振動伝達部材6を通じてケース材7に与えられ
る。従って、使用者は、ケース材7に伝達してきた呼出
振動を体感することができる。スイッチを切り換えて振
動発生装置を呼出音声回路9に接続すると、呼出音声回
路9のメモリにあらかじめ記憶されている音声信号が振
動ユニットにより可聴周波数域の振動に変換され呼出音
声を発生する。
路を示す略図的ブロック図である。低周波発振回路8は
能動素子及び周辺回路で構成される。振動発生装置を低
周波発振回路8に接続するようにスイッチを操作すると
低周波発振回路8の自励振回路により、圧電振動子が設
定された可聴周波数よりも低い周波数域で振動し、その
振動が振動伝達部材6を通じてケース材7に与えられ
る。従って、使用者は、ケース材7に伝達してきた呼出
振動を体感することができる。スイッチを切り換えて振
動発生装置を呼出音声回路9に接続すると、呼出音声回
路9のメモリにあらかじめ記憶されている音声信号が振
動ユニットにより可聴周波数域の振動に変換され呼出音
声を発生する。
【0023】また、呼出音声あるいは呼出振動による着
信確認後は、スイッチを切り換えて振動発生装置を受話
回路10に接続することにより振動発生装置を受話用ス
ピーカとして用いることができ、通話音声を発生させる
ことが可能となる。
信確認後は、スイッチを切り換えて振動発生装置を受話
回路10に接続することにより振動発生装置を受話用ス
ピーカとして用いることができ、通話音声を発生させる
ことが可能となる。
【0024】よって、本実施例の振動発生装置1を用い
ることにより、携帯電話機が着信した際に、呼出音声あ
るいは呼出振動を選択的に発生させることができる。し
かも、呼出振動の発生に際しては、上記圧電振動子の振
動板2の外周縁部に質量負荷部材5が取り付けられてい
るため、振動板2の外周縁部分が大きく変位する。すな
わち、質量負荷部材5により、より大きな振幅の振動が
得られるため、より強い呼出振動を発生させることがで
きる。
ることにより、携帯電話機が着信した際に、呼出音声あ
るいは呼出振動を選択的に発生させることができる。し
かも、呼出振動の発生に際しては、上記圧電振動子の振
動板2の外周縁部に質量負荷部材5が取り付けられてい
るため、振動板2の外周縁部分が大きく変位する。すな
わち、質量負荷部材5により、より大きな振幅の振動が
得られるため、より強い呼出振動を発生させることがで
きる。
【0025】上記実施例では、質量負荷部材5は振動板
2の周囲に沿って連続に形成されていたが、図4に平面
図で示すように、質量負荷部材5は振動板2の外周縁に
沿って不連続に形成されていてもよい。すなわち、図4
に示す振動発生装置11では、円板状の振動板2の外周
縁に、所定間隔を隔てて複数の切欠2aが振動板2の中
心に向かって延びるように、但し圧電素子3には至らな
いように形成されている。従って、質量負荷部材5は、
上記切欠2aにより分断され、振動板2の外周縁に沿っ
て不連続とされている。
2の周囲に沿って連続に形成されていたが、図4に平面
図で示すように、質量負荷部材5は振動板2の外周縁に
沿って不連続に形成されていてもよい。すなわち、図4
に示す振動発生装置11では、円板状の振動板2の外周
縁に、所定間隔を隔てて複数の切欠2aが振動板2の中
心に向かって延びるように、但し圧電素子3には至らな
いように形成されている。従って、質量負荷部材5は、
上記切欠2aにより分断され、振動板2の外周縁に沿っ
て不連続とされている。
【0026】図4に示した振動発生装置11では、上記
複数の切欠2aが形成されているので、圧電振動子を振
動させた場合、振動板2の外周縁部分がより大きく変位
する。従って、振動発生装置1に比べて、より強い呼出
振動を発生させることができる。
複数の切欠2aが形成されているので、圧電振動子を振
動させた場合、振動板2の外周縁部分がより大きく変位
する。従って、振動発生装置1に比べて、より強い呼出
振動を発生させることができる。
【0027】なお、振動発生装置1,11では、円板状
の振動板2を用いたが、円板状ではなく、矩形などの他
の平面形状の振動板を用いてもよい。同様に、圧電素子
3,4の平面形状についても、円形に限定されず、矩形
や多角形状などの他の形状としてもよい。
の振動板2を用いたが、円板状ではなく、矩形などの他
の平面形状の振動板を用いてもよい。同様に、圧電素子
3,4の平面形状についても、円形に限定されず、矩形
や多角形状などの他の形状としてもよい。
【0028】さらに、質量負荷部材5については、振動
板2の外周縁において振動板2の上面から上方に突出す
るように、かつ下方においても、下方に突出するように
設けられていたが、質量負荷部材5の断面形状について
も特に限定されない。もっとも、振動板2の上面及び下
面における質量負荷部材の断面形状を等しくすることに
より、対称性が高められ、より強い振動を発生させる上
で好ましい。
板2の外周縁において振動板2の上面から上方に突出す
るように、かつ下方においても、下方に突出するように
設けられていたが、質量負荷部材5の断面形状について
も特に限定されない。もっとも、振動板2の上面及び下
面における質量負荷部材の断面形状を等しくすることに
より、対称性が高められ、より強い振動を発生させる上
で好ましい。
【0029】なお、図4に示した振動発生装置11は、
呼出音声及び/または通話音声と、呼出振動とを発生さ
せ得る用途に用いることができるだけでなく、単に呼出
振動を発生させる振動発生装置や呼出音声もしくは通話
音声のみを発生させるための振動発生装置として用いる
ことができるものである。
呼出音声及び/または通話音声と、呼出振動とを発生さ
せ得る用途に用いることができるだけでなく、単に呼出
振動を発生させる振動発生装置や呼出音声もしくは通話
音声のみを発生させるための振動発生装置として用いる
ことができるものである。
【0030】
【発明の効果】第1の発明に係る振動発生装置では、板
状の圧電振動子が振動伝達部材により支持されており、
かつ圧電振動子の外周部において、圧電振動子における
振動を増幅するために質量負荷部材が連結されているの
で、圧電振動子を振動させた場合、質量負荷部材より振
動が増幅され、より大きな振動を得ることができる。
状の圧電振動子が振動伝達部材により支持されており、
かつ圧電振動子の外周部において、圧電振動子における
振動を増幅するために質量負荷部材が連結されているの
で、圧電振動子を振動させた場合、質量負荷部材より振
動が増幅され、より大きな振動を得ることができる。
【0031】従って、例えば、可聴周波数よりも低い周
波数の駆動電界により音声と認識されない呼出振動を発
生させた場合、強い振動が発生されるので、携帯電話機
の使用者に対し、呼出振動により着信を確実に報知する
ことができる。加えて、第1,第2の駆動電界を切り換
えることにより、呼出音声と、呼出振動とを発生させる
ことができるので、1つの振動発生装置を用いて、呼出
音声及び呼出振動を選択的に発生させることができ、携
帯電話機の小型化及び部品点数の低減を図り得る。
波数の駆動電界により音声と認識されない呼出振動を発
生させた場合、強い振動が発生されるので、携帯電話機
の使用者に対し、呼出振動により着信を確実に報知する
ことができる。加えて、第1,第2の駆動電界を切り換
えることにより、呼出音声と、呼出振動とを発生させる
ことができるので、1つの振動発生装置を用いて、呼出
音声及び呼出振動を選択的に発生させることができ、携
帯電話機の小型化及び部品点数の低減を図り得る。
【0032】また、上記駆動回路を圧電振動子に電気的
に接続した場合には、使用者が駆動回路の出力切換スイ
ッチを切り換えておくだけで、第1の駆動電界と第2の
駆動電界とを選択的に圧電振動子に印加し得るため、呼
出音声及び呼出振動を選択的に発生させることができ
る。
に接続した場合には、使用者が駆動回路の出力切換スイ
ッチを切り換えておくだけで、第1の駆動電界と第2の
駆動電界とを選択的に圧電振動子に印加し得るため、呼
出音声及び呼出振動を選択的に発生させることができ
る。
【0033】さらに、上記板状の圧電振動子として、板
状の振動体と該振動体の少なくとも片面に貼り合わされ
た圧電素子とを備えるものを用いた場合、ユニモルフ型
圧電振動子またはバイモルフ型圧電振動子が構成される
ので、より大きな振動を得ることができ、従って使用者
により着信を確実に報知することができる。
状の振動体と該振動体の少なくとも片面に貼り合わされ
た圧電素子とを備えるものを用いた場合、ユニモルフ型
圧電振動子またはバイモルフ型圧電振動子が構成される
ので、より大きな振動を得ることができ、従って使用者
により着信を確実に報知することができる。
【0034】特に、板状の振動の両面に圧電素子を貼り
合わせたバイモルフ振動子を構成した場合には、より大
きな振動が得られるため、使用者に対して着信をより確
実に報知することができる。
合わせたバイモルフ振動子を構成した場合には、より大
きな振動が得られるため、使用者に対して着信をより確
実に報知することができる。
【0035】さらに、上記質量負荷部材が、圧電振動子
の外周部において周方向に連続的に配置されている構成
では、圧電振動子の外周部に連続的に質量負荷部材を構
成する材料を塗布もしくは固定するだけでよいため、本
発明に係る振動発生装置を容易に得ることができる。
の外周部において周方向に連続的に配置されている構成
では、圧電振動子の外周部に連続的に質量負荷部材を構
成する材料を塗布もしくは固定するだけでよいため、本
発明に係る振動発生装置を容易に得ることができる。
【図1】本発明の第1の実施例に係る振動発生装置を説
明するための平面図。
明するための平面図。
【図2】図1に示した実施例の振動発生装置の側面断面
図。
図。
【図3】図1に示した振動発生装置において圧電振動子
に接続される駆動回路を説明するためのブロック図。
に接続される駆動回路を説明するためのブロック図。
【図4】本発明に係る振動発生装置の変形例を説明する
ための平面図。
ための平面図。
1,11…振動発生装置 2…振動板 3…圧電素子 4…圧電素子 5…質量負荷部材 6…振動伝達部材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04R 17/00 H04B 7/26 103E
Claims (4)
- 【請求項1】 駆動電界の周波数を切り換えることによ
り、可聴周波数の音声出力を発生させる動作と、可聴周
波数よりも低い周波数の音声と認識されない振動を発生
させる動作とを行わせ得る振動発生装置であって、 板状の圧電振動子と、 前記板状の圧電振動子に連結されており、該圧電振動子
を支持すると共に、該圧電振動子で発生した振動を外部
に伝達するように構成された振動伝達部材と、前記圧電
振動子の外周部において、圧電振動子における振動を増
幅するために、圧電振動子に連結された質量負荷部材と
を備えることを特徴とする、振動発生装置。 - 【請求項2】 前記圧電振動子に電気的に接続されてお
り、かつ圧電振動子を駆動するための駆動回路をさらに
備え、 前記駆動回路が、可聴周波数域の第1の駆動電界と、可
聴周波数域よりも低い周波数域の第2の駆動電界とを選
択的に切り換えて前記圧電振動子に印加し得るように構
成されている、請求項1に記載の振動発生装置。 - 【請求項3】 前記板状の圧電振動子が、板状の振動体
と、該振動体の少なくとも片面に貼り合わされた圧電素
子とを備える、請求項1または2に記載の振動発生装
置。 - 【請求項4】 前記質量負荷部材が、圧電振動子の外周
部において、周方向に連続的に配置されている、請求項
1〜3のいずれかに記載の振動発生装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP34200698A JP2000167486A (ja) | 1998-12-01 | 1998-12-01 | 振動発生装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP34200698A JP2000167486A (ja) | 1998-12-01 | 1998-12-01 | 振動発生装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000167486A true JP2000167486A (ja) | 2000-06-20 |
Family
ID=18350457
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP34200698A Pending JP2000167486A (ja) | 1998-12-01 | 1998-12-01 | 振動発生装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000167486A (ja) |
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100413597B1 (ko) * | 2000-11-22 | 2004-01-03 | 강상배 | 진동발생장치 |
JP2008099127A (ja) * | 2006-10-13 | 2008-04-24 | Audio Technica Corp | ヘッドホン |
KR101522670B1 (ko) * | 2014-08-19 | 2015-05-26 | 주식회사 이노칩테크놀로지 | 압전 소자 및 이를 구비하는 전자기기 |
KR101534645B1 (ko) * | 2014-08-19 | 2015-07-09 | 주식회사 이노칩테크놀로지 | 압전 소자 및 이를 구비하는 전자기기 |
KR101575800B1 (ko) | 2014-08-19 | 2015-12-08 | 주식회사 이노칩테크놀로지 | 압전 소자 및 이를 구비하는 전자기기 |
KR101624285B1 (ko) | 2015-07-14 | 2016-05-25 | 주식회사 이노칩테크놀로지 | 압전 소자 및 이를 구비하는 전자기기 |
EP4287653A4 (en) * | 2022-04-07 | 2024-04-10 | Shenzhen Shokz Co., Ltd. | VIBRATION DEVICE |
-
1998
- 1998-12-01 JP JP34200698A patent/JP2000167486A/ja active Pending
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CN106209013A (zh) * | 2014-08-19 | 2016-12-07 | 英诺晶片科技股份有限公司 | 压电装置以及包含压电装置的电子装置 |
CN106209013B (zh) * | 2014-08-19 | 2019-02-15 | 英诺晶片科技股份有限公司 | 压电装置以及包含压电装置的电子装置 |
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