JPH08314467A - 圧電振動発音装置 - Google Patents

圧電振動発音装置

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JPH08314467A
JPH08314467A JP7146843A JP14684395A JPH08314467A JP H08314467 A JPH08314467 A JP H08314467A JP 7146843 A JP7146843 A JP 7146843A JP 14684395 A JP14684395 A JP 14684395A JP H08314467 A JPH08314467 A JP H08314467A
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JP
Japan
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piezoelectric
vibration
weight
piezoelectric diaphragm
free end
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP7146843A
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English (en)
Inventor
Hidehiko Washio
英彦 鷲尾
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Taiyo Yuden Co Ltd
Original Assignee
Taiyo Yuden Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 小形でしかも体感振動及びブザー音共に良好
な出力特性が得られる圧電振動発音装置。 【構成】 圧電振動板2の一端をフレーム1に支持し、
この圧電振動板2の他端を自由端とすると共に、この自
由端に錘3を取り付ける。フレーム1を額縁状の共振部
材とし、圧電振動板2の一端をこのフレーム1の内周部
に支持し、圧電振動板2の自由端をフレーム1の内部に
配置する。このフレーム1は、それを機器に取り付ける
ための取付部4を有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、いわゆるポケットベル
や携帯電話等の電信器に使用される振動発音装置であっ
て、圧電振動板を用い、体感振動と音響を発して使用者
に呼び出しを知らせるのに好適な圧電振動発音装置に関
する。
【従来の技術】
【0002】いわゆるポケットベルや携帯電話等の電信
器では、通常ブザー音等の音響で使用者に呼出を知らせ
るが、音を発するのが適当でない場所も多い。そのた
め、最近では電信器を身体に着けて携行し、電信器から
生じる体感振動で呼出を知らせるものも多く使用される
ようになった。このような電信器では、呼出音発生用の
ブザーの他に、小形モーター等を使用した起振器が装着
される。
【0003】しかしながら、電信器にブザーと共に起振
器を装着すると、それだけ電信器が大形になり、携行に
不便になる。そのため、例えば特開平4−292025
号公報に示されたように、圧電素子に発音器と加振器と
を組み合せ、選択により体感振動と音響との何れかを発
生する装置が提案されている。この装置では、円板状の
圧電素子をケースに収納し、圧電素子の周辺部をケース
で支持し、圧電素子の中心部の一方の面に錘片を介して
ホーン板を接触させ、圧電素子の中央部の他方の面に中
継ぎ部材を介して振動板を接触させたものである。
【0004】
【発明が解決しようとしている課題】前記従来の振動発
音装置では、ケース、ホーン板、中継ぎ部材、振動板等
を使用し、それらを圧電素子の両側に配さなければなら
ないため、全体的に厚みがあり、大形である。そのた
め、ポケットベルや携帯電話等の電信器の小形化の障害
となる課題があった。
【0005】また、体感振動を発する場合、その周波数
は数10Hzであるのに対し、ブザー音を発する場合、
その周波数は1KHz〜10KHzと、相当に周波数帯
域が異なる。そのため、単一の装置で体感振動とブザー
音を発するには、これら2つの帯域において出力が大き
くなるような周波数−出力特性を有する必要がある。と
ころが、前記従来の圧電素子を使用した振動発音装置で
は、体感振動を発する発振源もブザー音を発する発振源
も何れも同じであるため、ブザー音と体感振動との双方
で良好な出力特性を得ることができないという課題もあ
った。本発明は、前記従来の振動発音装置における課題
に鑑み、小形でしかも体感振動及びブザー音共に良好な
出力特性が得られる圧電振動発音装置を提供することを
目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明では、前記の目的
を達成するため、ベース1に圧電振動板2の一端のみを
支持する、いわゆる片持支持方式とし、圧電振動板2の
自由端には錘3を取り付けた。これにより、小形化を図
ると共に、体感振動及び音響を共に良好に発することが
できるようにした。
【0007】すなわち、本発明による圧電振動発音装置
は、圧電振動板2の一端をフレーム1に支持し、この圧
電振動板2の他端を自由端とすると共に、この自由端に
錘3を取り付けたことを特徴とする。この場合、フレー
ム1を額縁状の共振部材とし、圧電振動板2の一端をこ
のフレーム1の内周部に支持し、圧電振動板2の自由端
をフレーム1の内部に配置する。このフレーム1は、そ
れを機器に取り付けるための取付部4を有する。
【0008】
【作用】前記本発明による圧電振動発音装置では、ベー
ス1に圧電振動板2の一端のみを支持し、圧電振動板2
の自由端には錘3を取り付けたことにより、全体として
小形化が図れ、特に薄形化が可能となる。すなわち、こ
の圧電振動発音装置は、ベース、圧電振動板2及び錘3
を主体とするものであるため、全体を薄く且つ小形にす
ることが可能である。
【0009】そして、周波数が低い体感振動を発すると
きは、圧電振動板2の自由端側の錘3が共振し、これが
揺動して大きな振動を発生する。他方、高い周波数の音
響を発するときは、圧電振動板2の自由端側の錘3が殆
ど振れないため、あたかも圧電振動板2の両端が支持さ
れた如くなり、圧電振動板2が共振する。これにより、
良好な音圧レベルが得られる。さらに、フレーム1を額
縁状の共振部材とすることで、体感振動及び音響を発す
るときの出力をより高くすることができる。またフレー
ム1に、それを機器に取り付けるための取付部4を設け
ることにより、機器にコンパクトに取り付けることがで
きる。
【0010】
【実施例】次に、図面を参照しながら、本発明の実施例
について具体的且つ詳細に説明する。図1及び図2に示
すように、ベース1は四角形の額縁状であり、その内部
空間を囲む4辺をなす内壁のうちの一つの内壁の中央部
に圧電振動板2の一端部が埋め込まれ、支持されてい
る。この圧電振動板は、圧電性セラミクスからなる圧電
板の両主面に電極を設けた、いわゆるバイモルフ形、圧
電板の片方の主面に電極を設けた、いわゆるユニモルフ
形、或は片方の主面に電極を設けた圧電板をそれらの電
極が外側に向くように重ねて貼り合わせた、いわゆる積
層形等が使用される。特に、本発明による圧電振動発音
装置のように、振動を発生するものでは、金属板を介し
て2枚の圧電振動板を貼り合わせた積層形のバイモルフ
圧電板が多く使用される。
【0011】この圧電振動板2の他端側は自由端となっ
ており、同振動板2の一端が埋め込まれた内壁と対向す
る他の内壁側に向いている。この自由端には錘3が取り
付けられている。ベース1の圧電振動板2の一端が支持
された側と自由端に近い側の壁部の外壁面から取付部
4、4が突設されており、これに取付孔が設けられてい
る。さらに、ベース1の圧電振動板2の一端が支持され
た側の壁部から突設された取付部4のの両側に接続端子
部5、5が設けられ、この接続端子部5、5は、圧電振
動板2の一端を支持したベース1の壁部内で同振動板2
の両主面の電極に接続された図2に示す導体7、7を介
して圧電振動板2の両主面の電極に接続されている。
【0012】このような構成を有する圧電振動発音装置
は、ベース1の取付部4、4を図示してない機器のハウ
ジング等にネジ止めする等の手段で機器に取り付けられ
る。また、接続端子部5、5をリード線6、6等を介し
て機器の駆動回路に接続する。この状態で体感振動を発
生するときは、リード線6、6を介して圧電振動板2の
両面の電極に数10Hzの駆動電圧を印加し、圧電振動
板2を振動させる。このとき圧電振動板2の自由端側の
錘3が共振し、これが揺動して大きな振動を発生する。
一方、音響を発するときは、リード線6、6を介して圧
電振動板2の両面の電極に1KHz〜10KHzの駆動
電圧を印加し、圧電振動板2を振動させる。このとき、
錘3の重力によって圧電振動板2の自由端側の錘3が殆
ど振れないため、あたかも圧電振動板2の両端が支持さ
れた如くなり、圧電振動板2が共振する。また、これら
体感振動及び音響を発する何れの場合も、額縁状のベー
ス1も共振する。
【0013】次に、図3の実施例について説明すると、
この実施例では、ベース1が額縁状ではなく、単に圧電
振動板2の一端を支持するための棒状の支持部材からな
っている。このベース1の取付部4、4は、両端に設け
られている。この実施例による圧電振動発音装置では、
ベース1が小さいため、より小型化することができる。
【0014】次に、図4と図5の実施例について説明す
ると、これらの実施例ではベース1が樹脂ケースからな
っている。また、端子部5、5を有しておらず、圧電振
動板2の両主面の電極に直接リード線6、6が接続さ
れ、ベース1の外側に引き出されている。図4の実施例
では、ベース1が円形であり、図5の実施例ではベース
1が四角形であるが、基本的な構成は同じである。ベー
ス1の対向する部分に一対の取付部4、4を有し、この
取付部4、4により機器のハウジング等に取り付けられ
る。
【0015】
【発明の効果】以上説明した通り、本発明によれば、ベ
ース1、このベース1に一端が支持された圧電振動板2
及びこの圧電振動板2の自由端に取り付けた錘3を基本
構成とするため、全体として小形化が可能であり、特に
厚みを薄くすることができる。しかも、体感振動及び音
響の双方に良好な出力が得られるため、体感振動及び音
響の双方を良好に発することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例による圧電振動発音装置の斜視
図。
【図2】図1のA−A線断面図。
【図3】本発明の他の実施例による圧電振動発音装置の
斜視図。
【図4】本発明の他の実施例による圧電振動発音装置の
斜視図。
【図5】本発明の他の実施例による圧電振動発音装置の
斜視図。
【符号の説明】
1 フレーム 2 圧電振動板 3 錘 4 取付部 5 端子部 6 リード線 7 導体

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 圧電振動板(2)を用いて体感振動及び
    音響を発する装置において、圧電振動板(2)の一端を
    フレーム(1)に支持し、この圧電振動板(2)の他端
    を自由端とすると共に、この自由端に錘(3)を取り付
    けたことを特徴とする圧電振動発音装置。
  2. 【請求項2】 フレーム(1)が額縁状の共振部材から
    なり、圧電振動板(2)の一端がこのフレーム(1)の
    内周部に支持され、圧電振動板(2)がフレーム(1)
    の内部に配置されていることを特徴とする請求項1に記
    載の圧電振動発音装置。
  3. 【請求項3】 フレーム(1)がそれを機器に取り付け
    るための取付部(4)を有する支持部材からなる請求項
    1に記載の圧電振動発音装置。
JP7146843A 1995-05-22 1995-05-22 圧電振動発音装置 Withdrawn JPH08314467A (ja)

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JP7146843A JPH08314467A (ja) 1995-05-22 1995-05-22 圧電振動発音装置

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JP7146843A Withdrawn JPH08314467A (ja) 1995-05-22 1995-05-22 圧電振動発音装置

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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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Effective date: 20020806