JPWO2009141970A1 - 振動装置 - Google Patents

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健司 加賀山
俊彦 宇波
俊彦 宇波
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Abstract

部品点数が少なく、かつ振動の伝達効率が高い振動装置を提供する。振動装置1は、被固定部材10に取り付けられる。振動装置1は、一枚の弾性板11と、圧電振動板12,13とを備える。弾性板11は、固定部14と、振動部15と、接続部16とを有する。固定部14は、被固定部材10に取り付けられる。振動部15は、固定部14の被固定部材10に対する固定面10bに対して略平行に間隔をおいて配置されている。接続部16は、固定部14の一方の端部と、振動部15の一方の端部とを接続している。圧電振動板12,13は、振動部15の表面に設けられている。

Description

本発明は、振動装置に関し、特に、圧電振動子が貼り付けられた弾性板を備えた振動装置に関する。
振動によって着信を報知する目的等に用いられる振動装置として、種々の振動装置が提案されている。図14は、下記特許文献1に開示されている振動装置100の平面図である。図15は、ケース101に取り付けられた状態の振動装置100の側面図である。図15に示すように、振動装置100はケース101に取り付けられる支持部材102と、基端部が支持部材102に取り付けられた弾性板103とを備えている。図14に示すように、弾性板103には、セラミック振動子105が貼り付けられている。また、弾性板103の先端部には、重り104が取り付けられている。
図16は、下記特許文献2に開示されている振動装置110の側面断面図である。図16に示すように、振動装置110は、ハウジング111を備えている。ハウジング111内には、少なくとも一端がハウジング111によって支持されたシム材112が配置されている。シム材112の少なくとも一方の面には、圧電素子113が設けられている。
特開平10−192782号公報 特開平11−65569号公報
特許文献1や特許文献2に開示されている振動装置100,110では、モータを必要としないため、低消費電力化及び小型・軽量化を図ることができる。しかしながら、振動装置100,110では、支持部材やハウジングが必要となるため、部品点数が多くなるという問題があった。また、振動装置100,110の振動は、支持部材やケーシングを介して伝達されるため、支持部材やケーシングにおいて振動の機械的損失が生じ、振動の伝達効率が低かった。
本発明の目的は、部品点数が少なく、かつ振動の伝達効率が高い振動装置を提供することにある。
本発明に係る振動装置は、被固定部材に取り付けられる。本発明に係る振動装置は、一枚の弾性板と、圧電振動板とを備える。弾性板は、固定部と、振動部と、接続部とを有する。固定部は、被固定部材に取り付けられる。振動部は、固定部の被固定部材に対する固定面に対して略平行に間隔をおいて配置されている。接続部は、固定部の一方の端部と、振動部の一方の端部とを接続している。圧電振動板は、振動部の少なくとも一方の表面に設けられている。
本発明のある特定の局面において、圧電振動板は振動部の両面に設けられている。
本発明の別の特定の局面において、弾性板は金属製である。
本発明の他の特定の局面において、固定部は、被固定部材に対して貼付されており、固定部の被固定部材に対して貼付されている部分の面積は、圧電振動板の面積よりも大きい。
本発明のさらに別の特定の局面において、接続部は、固定部に対して略垂直な部分を有する。
本発明のさらに他の特定の局面において、接続部は、固定部と振動部との接続方向において、複数の屈曲部を有する。
本発明に係る振動装置では、被固定部材に固定される固定部と、振動部と、接続部とを有する一枚の弾性板の振動部に圧電振動板が設けられているため、部品点数を少なくすると共に、振動の伝達効率を高めることができる。
図1は、第1の実施形態に係る振動装置の斜視図である。 図2は、振動装置の平面図である。 図3は、図2のIII−III矢視図である。 図4は、第2の実施形態に係る振動装置の断面図である。 図5は、第2の実施形態に係る振動装置の第1の接続部分の拡大断面図である。 図6は、第3の実施形態に係る振動装置の断面図である。 図7は、実験例1における振動装置の取り付け態様を表す斜視図である。 図8は、比較例1における振動装置の取り付け態様を表す斜視図である。 図9は、実験例1における振動変位量の測定結果を表すグラフである。 図10は、比較例1における振動変位量の測定結果を表すグラフである。 図11は、比較例2に係る振動装置の断面図である。 図12は、実験例3における振動変位量の測定結果を表すグラフである。 図13は、実験例4における振動変位量の測定結果を表すグラフである。 図14は、特許文献1に開示されている振動装置の平面図である。 図15は、ケースに取り付けられた状態の振動装置の側面図である。 図16は、特許文献2に開示されている振動装置の側面断面図である。
以下、図面を参照しつつ、本発明の具体的な実施形態を説明することにより、本発明を明らかにする。
(第1の実施形態)
図1は、本実施形態の振動装置1の斜視図である。図2は、振動装置1の平面図である。図3は、図2中の切り出し線III−IIIに沿う振動装置1の断面図である。図3に示すように、振動装置1は、被固定部材10に固定され、被固定部材10に振動を伝達するための装置である。被固定部材10は、特に限定されない。被固定部材10は、例えば、携帯電話のケーシングなどであってもよい。すなわち、振動装置1は、例えば、携帯電話のバイブレータとして用いられる。
図1に示すように、振動装置1は、弾性板11と、第1の圧電振動板12と、第2の圧電振動板13とを備えている。弾性板11は、板状の固定部14と、板状の振動部15と、接続部16とを備えている。固定部14と振動部15と接続部16とは、一体に形成されている。
弾性板11は、弾性を有するものである限りにおいて、特に限定されない。弾性板11の材質としては、例えば、プラスチックや金属などが挙げられる。中でも、弾性板11の材質としては、ステンレスなどの金属が好ましい。弾性板11を金属製とすることにより、弾性板11における振動の機械的損失をより小さくすることができる。なお、弾性板11の厚みは、振動装置1に求められる特性や弾性板11の材質等に応じて適宜設定することができる。一般的に、弾性板11の厚みは、第1及び第2の圧電振動板12,13が駆動されることにより振動が効率よく伝達するように設計されていることが好ましい。
図3に示すように、固定部14は、被固定部材10に対して固定される。固定部14の固定方法は、特に限定されない。例えば、接着剤や粘着剤、アクリル系粘着テープ等の粘着テープなどを用いて、固定部14を被固定部材10に対して貼付してもよい。また、ビスやリベットなどを用いて固定部14を被固定部材10に対して固定してもよい。
振動部15は、固定部14の被固定部材10に対する固定面14bに対して略平行に配置されている。振動部15は、固定部14に対して間隔をおいて配置されている。振動部15の第1の主面15aには、第1の圧電振動板12が貼付されている。振動部15の第2の主面15bには、第2の圧電振動板13が貼付されている。本実施形態では、これら振動部15並びに第1及び第2の圧電振動板12,13によってバイモルフ型の振動子が構成されている。
第1及び第2の圧電振動板12,13の貼付方法は特に限定されない。第1及び第2の圧電振動板12,13は、例えば、エポキシ系接着剤などの接着剤によって貼付される。
第1及び第2の圧電振動板12,13の構成は特に限定されない。第1及び第2の圧電振動板12,13は、典型的には、正弦波の交流電圧が印加される一対の電極と、一対の電極間に配置された圧電体とにより構成される。
なお、振動部15と固定部14とのそれぞれの形状寸法は特に限定されない。振動部15と固定部14とのそれぞれは、例えば、矩形であってもよいし、円形または楕円形であってもよい。振動部15と固定部14とは相互に同じ形状を有していてもよいし、異なる形状を有していてもよい。
振動部15と固定部14とのそれぞれの大きさは、振動装置1に求められる特性などに応じて適宜設定される。振動部15と固定部14とは相互に同じ大きさであってもよいし、異なる大きさであってもよい。具体的には、振動部15と固定部14とのそれぞれを、例えば、幅:10mm、長さ:20mm、厚さ:0.2mmの矩形状としてもよい。この場合、第1及び第2の圧電振動板12,13は、例えば、幅:10mm、長さ:16mm、厚さ:0.1mmの矩形状とすることができる。
なお、固定部14の被固定部材10に対して貼付されている部分の面積は、第1及び第2の圧電振動板12,13の面積よりも大きいことが好ましい。そうすることによって、固定部14の支点と作用点との間の距離を大きくすることができる。従って、被固定部材10の比較的広い部分を振動させることができる。
図3に示すように、固定部14の端部14aと、振動部15の端部15cとは、接続部16により接続されている。接続部16は、固定部14の端部14aと振動部15の端部15cとを接続可能な形状である限りにおいて、どのような形状を有していてもよい。具体的には、本実施形態では、接続部16の側面視形状は、中心角が約180°の略円弧状とされている。すなわち、弾性板11の側面視形状は、略U字状とされている。
以上説明したように、本実施形態では、第1及び第2の圧電振動板12,13が設けられた弾性板11が被固定部材10に対して直接固定される。振動装置1では、図14に示す振動装置100や図16に示す振動装置110のように、弾性板11を収納または支持するためのケーシングや支持部材を要さない。また、振動装置100のように、重りを必須としない。従って、振動装置1の部品点数を少なくすることができる。
また、本実施形態では、弾性板11が被固定部材10に直接取り付けられるため、ケーシングや支持部材などを設けた場合と比べて、振動の機械的損失を抑制することができる。従って、被固定部材10を高効率に振動させることができる。
ところで、例えば、図15に示すように、振動方向が固定部材の固定面に対して平行である場合は、固定部材を効率よく振動させることができない。固定部材は、固定面に対して平行な方向に振動しにくいからである。それに対して、本実施形態では、図3に示すように、振動部15が固定部14の被固定面14bに対して略平行に配置されている。このため、振動部15は、被固定面10aに対して略平行に位置する。よって、振動部15の振動方向R1が、被固定部材10が最も振動しやすい被固定面10aに対して垂直な方向と一致する。従って、被固定部材10を高効率に振動させることができる。
本実施形態では、側面視形状が略円弧状である接続部16によって固定部14と振動部15とが接続されている。このため、振動部15が最も振動しやすい方向と、振動部15の振動方向R1が一致する。従って、振動部15が振動しやすいため、大きな振動を被固定部材10に対して付与することができる。
ところで、図14及び図15に示す振動装置100では、図15に示すように、弾性板103が被固定面に対して垂直に位置している。このため、弾性板103の幅を広くすると、被固定面の法線方向における振動装置100の高さH1が大きくなる。
それに対して本実施形態では、図3に示すように、振動部15が被固定面10aに対して略平行に配置される。このため、振動部15の幅を広くした場合であっても、被固定面10aの法線方向における振動装置1の高さH2が大きくならない。よって、被固定面10aの法線方向における振動装置1の高さH2を大きくすることなく、振動部15の幅を大きくすることができる。従って、被固定面10aの法線方向における振動装置1の高さH2を大きくすることなく、振動装置1において発生する加振力を大きくすることができる。
また、本実施形態では、振動部15のみならず、接続部16も振動に寄与する。このため、例えば、板状の弾性板を別の支持部材を用いて被固定部材10に固定する場合と比較して、弾性板11の振動する部分の長さである有効長を長くすることができる。従って、振動装置1によれば、より大きな加振力が得られる。逆に言えば、振動部15の長さを短くした場合であっても比較的高い加振力が得られる。従って、振動装置1を小型化することができる。
なお、本実施形態では、振動部15の両面に圧電振動板を設け、バイモルフ型の振動子を構成する例について説明した。但し、本発明はこの構成に限定されない。例えば、振動部15の一方の表面にのみ圧電振動板を設け、ユニモルフ型の振動子を構成してもよい。
以下、本発明を実施した好ましい形態のさらなる例について、図4〜図6を参照しつつ詳細に説明する。なお、以下の説明において、第1の実施形態と実質的に共通の機能を有する部材については、共通の符号で参照し、説明を省略する。
(第2の実施形態)
上記第1の実施形態では、接続部16の側面視形状が略円弧である例について説明した。但し、接続部16の側面視形状は略円弧に限定されない。例えば、図4に示すように、接続部16は、固定部14に対して垂直な部分16aを有していてもよい。具体的には、本実施形態では、接続部16は、垂直部分16aと、それぞれ中心角が約90°の第1の接続部分16b及び第2の接続部分16cとを備えている。垂直部分16aと振動部15とは、第1の接続部分16bにより接続されている。垂直部分16aと固定部14とは、第2の接続部分16cにより接続されている。
このように、接続部16に垂直部分16aを設けることにより、接続部16を中心角が約180°の略円弧状に形成する場合と比較して、振動装置1の長さを同じとすれば、弾性板11の有効長をさらに長くすることができる。従って、さらに大きな加振力(振動変位量)が得られる。
振動装置1において得られる加振力をより大きくする観点から、図5に示す第1の接続部分16bの内径r及び第2の接続部分16cの内径のそれぞれは小さい方が好ましい。弾性板11の有効長をより長くすることができるからである。
(第3の実施形態)
図6は、第3の実施形態に係る振動装置の断面図である。図6に示すように、接続部16は、固定部14と振動部15との接続方向R2において、複数の屈曲部を有していてもよい。具体的には、本実施形態では、接続部16に複数の屈曲部16d〜16gが設けられている。
(実験例1)
図7に示すように、図1〜図3に示す振動装置1を筐体20に貼付し、振動装置1を駆動させることにより、筐体20の重心位置の振動変位量を測定した。測定結果を図9に示す。なお、実験例1において、弾性板11は、ステンレス製とした。弾性板11の厚みは、0.2mmとした。振動部15及び固定部14のそれぞれは、幅:10mm、長さ:20mmの矩形状とした。第1及び第2の圧電振動板12,13のそれぞれは、幅:10mm、長さ:16mm、厚さ:0.1mmの矩形状とした。
比較例1として、図8に示すように、実験例1において用いた振動装置1と同様の構成を有する振動装置1の固定部の側面を、上記実験例と同様に、筐体20にアクリル系テープ接着剤を用いて貼付し、振動装置1を駆動させることにより、筐体20の重心位置の振動変位量を測定した。測定結果を図10に示す。なお、図9及び図10に示すAは、弾性板11の幅が1mmであるときのデータを示し、Bは、弾性板11の幅が5mmであるときのデータを示し、Cは、弾性板11の幅が10mmであるときのデータを示す。
図10に示すように、振動装置1の側面を筐体20に貼付した場合は、弾性板11の幅を大きくすることによって振動変位量を大きくできるものの、弾性板11の幅が大きくなるにつれて振動装置1の筐体20の固定面からの高さが高くなることがわかる。
それに対して、振動装置1の固定部14を筐体20に貼付した場合は、弾性板11の幅を大きくすることによって、振動装置1の筐体20の固定面からの高さを高くすることなく、振動変位量を大きくできることがわかる。
(実験例2)
実験例1において使用した振動装置1を図3に示すように被固定部材10に固定し、駆動したときの被固定部材10の重心位置の振動変位量を測定し、実験例2とした。実験例2では、被固定部材10の重心位置の振動変位量が11.3μmであった。
図11に示すように、実験例2における振動部15と同じ形状寸法かつ同じ材質の弾性板21に第1及び第2の圧電振動板12,13を実験例2と同様に貼付し、振動子22を形成した。振動子22をABS樹脂からなる支持部材23を介して、実験例2と同様の被固定部材10に対して固定し、駆動したときの被固定部材10の重心位置の振動変位量を測定し、比較例2とした。比較例2では、被固定部材10の重心位置の振動変位量が10.9μmであった。
これら実験例2及び比較例2の結果から、支持部材23を使用せず、一枚の弾性板によって固定部と振動部とを構成することにより、弾性板11の有効長を大きくでき、且つ振動の機械的損失を抑制できるため、被固定部材10を大きく振動させることができることがわかる。
(実験例3)
図3に示す振動装置において、固定部14と被固定部材10との貼付部分の面積を種々変化させたときの被固定部材10の重心位置の振動変位量を測定した。なお、固定部14と被固定部材10との貼付部分の幅は10mmに固定した。固定部14と被固定部材10との貼付には、厚さ1.0mmのテープ接着剤を用いた。
測定結果を図12に示す。図12に示すように、固定部14と被固定部材10との貼付部分の長さを長くし、貼付部分の面積が大きくなるにつれ、固定部14の支点と作用点との間の距離を大きくすることができるため、被固定部材10の重心位置の振動変位量が大きくなることがわかる。
(実験例4)
図4に示す振動装置において、第1及び第2の接続部分16b、16cの内径rを種々変化させたときの被固定部材10の重心位置の振動変位量を測定した。なお、本実験例4の測定において、第1の接続部分16bの内径と第2の接続部分16cの内径とは等しく設定した。
測定結果を図13に示す。図13に示すように、第1及び第2の接続部分16b、16cの内径rを小さくすることによって、弾性板11の有効長を大きくできるため、被固定部材10を大きく振動させることができることがわかる。
1 …振動装置
10 …被固定部材
10a…被固定面
11 …弾性板
12 …第1の圧電振動板
13 …第2の圧電振動板
14 …固定部
14a…端部
14b…固定面
15 …振動部
15a…第1の主面
15b…第2の主面
15c…端部
16 …接続部
16a…垂直部分
16b…第1の接続部分
16c…第2の接続部分
16d〜16g…屈曲部
20 …筐体
21 …弾性板
22 …振動子
23 …支持部材

Claims (6)

  1. 被固定部材に固定される振動装置であって、
    前記被固定部材に固定される固定部と、前記固定部の前記被固定部材に対する固定面に対して略平行に間隔をおいて配置された振動部と、前記固定部の一方の端部と、前記振動部の一方の端部とを接続する接続部とを有する一枚の弾性板と、
    前記振動部の少なくとも一方の表面に設けられた圧電振動板とを備える振動装置。
  2. 前記圧電振動板が前記振動部の両面に設けられている、請求項1に記載の振動装置。
  3. 前記弾性板は金属製である、請求項1または2に記載の振動装置。
  4. 前記固定部は、前記被固定部材に対して貼付されており、
    前記固定部の前記被固定部材に対して貼付されている部分の面積は、前記圧電振動板の面積よりも大きい、請求項1〜3のいずれか一項に記載の振動装置。
  5. 前記接続部は、前記固定部に対して略垂直な部分を有する、請求項1〜4のいずれか一項に記載の振動装置。
  6. 前記接続部は、前記固定部と前記振動部との接続方向において、複数の屈曲部を有する、請求項1〜5のいずれか一項に記載の振動装置。
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