JP2019029748A - 圧電振動体およびこれを用いた圧電スピーカ - Google Patents

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Abstract

【課題】従来よりも省電力化や軽量化を図ることが可能でありながら、振動板のストローク量を大きくすることができる圧電振動体およびこれを用いた圧電スピーカを提供する。
【解決手段】圧電振動体10は、支持部材12と、支持部材12に振動可能に支持される振動板14と、電圧が印可された場合に変形が可能な圧電素子16と、を有して構成される。また、圧電素子16は、支持部材12と振動板14との間に架け渡されるとともに、電圧が印可されると変形して振動板14を厚さ方向に振動させる。
【選択図】図1

Description

本発明は、圧電素子を用いた圧電振動体およびこれを用いた圧電スピーカに関する。
従来、振動板に圧電素子を取り付けた圧電スピーカが広く知られている。このような圧電スピーカの一つとして、圧電素子を振動板中央部の両面に接着し、電気信号を入力して圧電素子を屈曲振動させることで音を出力する圧電スピーカが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2016−103773号公報
しかしながら、従来の圧電スピーカは、圧電素子の屈曲振動によって得られる振動板のストローク(振幅)が小さく、音圧を高めるのが難しいといった問題点があった。また、圧電素子を振動板中央部の両面に接着することにより、振動板に圧電素子の重みが加わるため、振動板の軽量化やストロークの増大には限界があった。
本発明は、このような従来の問題点を解決するためになされたものであって、従来よりも省電力化や軽量化を図ることが可能でありながら、振動板のストローク量を大きくすることができる圧電振動体およびこれを用いた圧電スピーカを提供することを目的とする。
本発明は、支持部材と、前記支持部材に振動可能に支持される振動板と、電圧が印可された場合に変形が可能な圧電素子と、を有して構成された圧電振動体であって、前記圧電素子は、前記支持部材と前記振動板との間に架け渡されるとともに、電圧が印可されると変形して前記振動板を厚さ方向に振動させる、ことを特徴とする圧電振動体、および、これを用いた圧電スピーカである。
本発明に係る圧電振動体およびこれを用いた圧電スピーカによれば、従来よりも省電力化や軽量化を図ることが可能でありながら、振動板のストローク量を大きくすることができる、という優れた効果を奏し得る。
(a)本実施形態に係る圧電振動体10の平面図である。(b)圧電振動体10の側断面図である。 本実施形態に係る圧電振動体10の動作を模式的に示した側断面図である。
以下、図面を参照して、本発明の実施の形態に係る圧電振動体10について詳細に説明する。
<全体構成>
最初に、図1を用いて、本実施形態に係る圧電振動体10の全体構成について説明する。図1(a)は、本実施形態に係る圧電振動体10の平面図であり、同図(b)は、圧電振動体10の側断面図である。
図1(a)の平面図に示すように、圧電振動体10は、平面視がリング形状の支持部材(フレーム)12と、この支持部材12の径方向内側に配置される平面視が円形状の振動板14(14a,14b)と、この振動板14と支持部材12との間に架け渡される平面視が長方形形状の複数の圧電素子16と、を有して構成される。
図1(b)の側断面図に示すように、各々の圧電素子16の一端16aは、支持部材12の上面に固定(接着)され、他端16bは、振動板14の自在膜14bを跨いで(自在膜14bには固定されずに)、振動板14の振動板本体14aの上面に固定(接着)される。
なお、本例では、8つの圧電素子16を振動板14の外周縁に沿って等間隔に配置することで、圧電素子16を平面視で放射状に配置しているが、本発明に係る圧電素子の数や配置場所は、本例に限定されない。したがって、例えば、9つ以上、または、8つ未満(例えば、4つ)の圧電素子16を、振動板14の外周縁に沿って等間隔に配置してもよい。また、平面視が多角形形状の振動板を適用し、振動板の各々の辺に1または複数の圧電素子を配置してもよい。また、本例では、圧電素子16を振動板14の厚さ方向の一方側の面(上面)だけに配置しているが、後述するバイモルフ型の圧電素子16を振動板14の厚さ方向の両面(上面と下面)に配置してもよい。また、圧電素子16を、振動板14の振動板本体14aに加えて、自在膜14bの少なくとも一部に固定(接着)してもよい。また、圧電素子16の他端16bを、振動板本体14aの中央部付近に固定(接着)してもよい。
<支持部材>
支持部材12は、振動板14を振動可能に支持するための部材である。支持部材12の材質は、特に限定されず、例えば、金属、プラスチック、木材、陶器等を適用することができる。また、支持部材12の形状も、特に限定されず、例えば、平面視が多角形状であってもよいし、楕円形状であってもよい。すなわち、振動板14を振動可能に支持可能な部材であればよい。
<振動板>
振動板14は、圧電素子16に駆動されて振動する部材である。本例では、平面視が円形状の振動板本体14aと、この振動板本体14aの外周縁に沿って配置される平面視がリング形状の自在膜14bと、を有して構成される。振動体本体14aの外周縁が自在膜14bの内周縁に固定(接着)されて1つの振動板14が構成され、この振動板14の外周縁が、支持部材12の内周縁に固定(接着)される。
振動板本体14aの材質は、特に限定されず、例えば、金属、プラスチック、木材、紙等を適用することができる。また、振動板本体14aの形状も、特に限定されず、例えば、平面視が多角形状であってもよいし、楕円形状であってもよい。また、振動板本体14aの厚さも、特に限定されず、例えば、0.05mm〜0.5mm程度の厚さにすることができる。
自在膜14bの材質は、特に限定されないが、振動体本体14aよりも弾性率が小さい(変形しやすい)材料であることが好ましい。したがって、例えば、シリコン樹脂等の樹脂材料や、ウレタンゴム、シリコンゴム、アクリルゴム等のゴム材料等を適用することができる。また、自在膜14bの形状も、特に限定されず、例えば、平面視が、振動板本体と同形状の貫通孔を有する多角形形状であってもよいし、振動板本体と同形状の貫通孔を有する楕円形状であってもよい。また、自在膜14bの厚さも、特に限定されず、例えば、0.1mm〜1mm程度の厚さにすることができる。
<圧電素子>
圧電素子16は、振動板14を振動させるための素子である。圧電素子16の形状は、特に限定されないが、本例では、平面視が長方形の板状部材である。また、圧電素子16の構造は、特に限定されないが、本例では、上部電極と、下部電極と、これらの上部電極と下部電極との間に挟まれて配置される圧電材料と、を有して構成される。
圧電素子16は、電極に電気信号が入力されたときに(電圧が印可されたときに)厚さ方向に屈曲振動するユニモルフ型の素子である。なお、本発明に係る圧電素子は、電圧が印可された場合に変形が可能な素子であればよく、長さ方向に伸縮振動する素子であってもよい。また、ユニモルフ型に限定されず、厚さ方向に屈曲振動する素子を厚さ方向に接合したバイモルフ型であってもよいし、長さ方向に伸縮振動する素子を厚さ方向に接合し、一方が伸びると他方が縮むように構成したバイモルフ型であってもよい。
<圧電振動体の動作>
図2は、本実施形態に係る圧電振動体10の動作を模式的に示した側断面図である。なお、同図においては、説明の都合上、圧電素子16や振動板14の変形を誇張して描いている。
図示しない駆動源から圧電素子16の電極に、所定の電圧が印可されると、圧電素子16が厚さ方向(図2における上下方向)に屈曲振動(屈曲変形)する。圧電振動体10が備える複数の圧電素子16は、同一方向に同期して屈曲振動するように制御され、各々の圧電素子16に固定(接着)された振動板本体14aが、印可される電圧の大きさや周期に応じて厚さ方向(図2における上下方向)に振動する。
以上説明したように、本実施形態に係る圧電振動体(例えば、図1に示す圧電振動体10)は、支持部材(例えば、図1に示す支持部材12)と、前記支持部材に振動可能に支持される振動板(例えば、図1に示す振動体14)と、電圧が印可された場合に変形が可能な圧電素子(例えば、図1に示す圧電素子16)と、を有して構成された圧電振動体であって、前記圧電素子は、前記支持部材と前記振動板との間に架け渡されるとともに、電圧が印可されると変形して前記振動板を厚さ方向に振動させる、ことを特徴とする圧電振動体である。
本実施形態に係る圧電振動体によれば、小さい電流で振動板を振動させることができる上に、圧電素子を振動板中央部の両面に取り付ける従来の圧電振動体よりも、振動板自体を軽量化することが可能なため、省電力化や軽量化を図ることができる。また、圧電素子を支持部材と振動板との間に架け渡す構造であるため、圧電素子の変形を振動板に伝達しやすいことに加えて、従来の圧電振動体よりも振動板自体を軽量化することが可能なため、振動板のストローク量を大きくすることができる。したがって、本発明に係る圧電振動体を、スピーカに適用することで、従来の圧電スピーカよりも音圧を高めることができるとともに、振動板の口径を大きくすることが可能で、従来の圧電スピーカが苦手とする低周波数においても音圧を高めることができる。
また、前記圧電素子は、前記振動板に放射状に複数配置されるとともに、電圧が印可されると厚さ方向に屈曲して前記振動板を厚さ方向に振動させるものであってもよい。
このような構成とすれば、圧電素子の変形(屈曲振動)を効率的に振動板に伝達することができ、振動板のストローク量をより大きくすることができる。
また、前記振動板は、振動板本体(例えば、図1に示す振動体本体14a)と、該振動板本体と前記支持部材とを接合する自在膜(例えば、図1に示す自在膜14b)と、を有して構成され、前記圧電素子は、前記自在膜を跨いで(前記自在膜とは非接着で)前記支持部材と前記振動板本体との間に架け渡されるものであってもよい。
このような構成とすれば、圧電素子の変形を自在膜に伝達することなく振動板本体のみに伝達することができ、振動板のストローク量をより大きくすることができる。
なお、本発明に係る圧電振動体の構成は、上記実施形態に係る圧電振動体10の構成に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変更を加え得ることは勿論である。したがって、例えば、長さ方向に伸縮振動する圧電素子を用いて振動板を振動させてもよいし、この場合、圧電素子を厚さ方向に接合し、一方が伸びると他方が縮むように構成したバイモルフ型の素子を適用してもよい。
また、本発明に係る圧電振動体は、音を発生させる圧電スピーカ以外にも適用することができ、例えば、人間が音として認識することができない空気の流れを発生させる空気流発生装置や、人間が音として認識することができない低周波領域の音(振動)を発生させる低周波振動装置等に適用することもできる。
本発明に係る圧電振動体は、空気流発生装置、低周波振動装置、各種音響機器や家電機器等に用いられる圧電スピーカ等に適用することができる。
10 圧電振動体
12 支持部材
14 振動板
14a 振動板本体
14b 自在膜
16 圧電素子

Claims (4)

  1. 支持部材と、
    前記支持部材に振動可能に支持される振動板と、
    電圧が印可された場合に変形が可能な圧電素子と、
    を有して構成された圧電振動体であって、
    前記圧電素子は、前記支持部材と前記振動板との間に架け渡されるとともに、電圧が印可されると変形して前記振動板を厚さ方向に振動させる、
    ことを特徴とする圧電振動体。
  2. 請求項1に記載の圧電振動体であって、
    前記圧電素子は、前記振動板に放射状に複数配置されるとともに、電圧が印可されると厚さ方向に屈曲して前記振動板を厚さ方向に振動させる、
    ことを特徴とする圧電振動体。
  3. 請求項1または請求項2に記載の圧電振動体であって、
    前記振動板は、振動板本体と、該振動板本体と前記支持部材とを接合する自在膜と、を有して構成され、
    前記圧電素子は、前記自在膜を跨いで前記支持部材と前記振動板本体との間に架け渡される、
    ことを特徴とする圧電振動体。
  4. 請求項1乃至請求項3のいずれか一項に記載の圧電振動体を有して構成される、
    ことを特徴とする圧電スピーカ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN115550822A (zh) * 2021-06-30 2022-12-30 华为技术有限公司 压电扬声器以及电子设备

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