JP2000222699A - 車両の先行車発進報知装置 - Google Patents

車両の先行車発進報知装置

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JP2000222699A
JP2000222699A JP11019300A JP1930099A JP2000222699A JP 2000222699 A JP2000222699 A JP 2000222699A JP 11019300 A JP11019300 A JP 11019300A JP 1930099 A JP1930099 A JP 1930099A JP 2000222699 A JP2000222699 A JP 2000222699A
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JP
Japan
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vehicle
preceding vehicle
notification device
speed
determination
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JP11019300A
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English (en)
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Takahiro Inada
貴裕 稲田
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Mazda Motor Corp
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Mazda Motor Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】自車の停止後所定時間の間は、先行車の発進報
知を規制することで、自車の停止直後のピッチングに基
づく誤警報を防止することができる車両の先行車発進報
知装置の提供を目的とする。 【解決手段】自車が先行車に続いて停車している時、先
行車の発進を報知する車両の先行車発進報知装置であっ
て、自車の車速を検出する車速検出手段1と、車速検出
手段1の検出結果に基づいて自車の停車を判定する停車
判定手段9と、自車の前方に検出波aを送信する送信手
段4と、自車の前方に存在する物体から反射された上記
検出波bを受信する受信手段5と、上記停車判定手段9
で自車の停車状態が検出された時、上記受信手段5の受
信結果に基づいて自車前方の先行車が発進したと判定す
る発進判定手段11と、上記発進判定手段11の判定結
果に基づいて先行車の発進をドライバに報知する報知手
段8と、自車の停止後所定時間の間は、上記報知を規制
する規制手段12とを備えたことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、道路の渋滞時や
信号待ちの場合等において自車が先行車に続いて停車し
ている際、停車中の先行車が発進したことを自車乗員に
報知警告するような車両の先行車発進報知装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、上述例の車両の先行車発進報知装
置としては、例えば特開平8−276806号公報に記
載の装置がある。
【0003】すなわち、図28に示すように自車100
が先行車101に続いて停車している時、停車中の先行
車101が発進したことを警告するものにおいて、自車
100の停車を検出した時の車間距離を基準車間距離と
して設定し、実車間距離が基準車間距離よりも大きくな
った時、先行車101が発進したと判定すべく構成した
装置である。
【0004】上述の車間距離はセンサにより検出される
が、自車100が例えば急制動により停車した場合には
ピッチング(pitching、車両の縦揺れ)が発生するの
で、自車100と先行車101との間の車間距離が可
変、または自車100と先行車101との間に相対速度
差が生じたかのようにセンサが誤検出し、これにより誤
警報が発せられる問題点があった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】この発明の請求項1記
載の発明は、自車の停止後所定時間の間は、先行車の発
進報知を規制することで、自車の停止直後のピッチング
に基づく誤警報を防止することができる車両の先行車発
進報知装置の提供を目的とする。
【0006】この発明の請求項2記載の発明は、上記請
求項1記載の発明の目的と併せて、自車の停止後所定時
間の間は報知手段による警報をカットすることで、計時
による警報カットにより誤警報を防止しつつ、装置コス
トの低減を図ることができる車両の先行車発進報知装置
の提供を目的とする。
【0007】この発明の請求項3記載の発明は、上記請
求項1記載の発明の目的と併せて、自車の停止後所定時
間の間は送信手段による検出波送信をカットすること
で、計時による送信カットにより誤警報を防止しつつ、
装置コストの低減を図ることができる車両の先行車発信
報知装置の提供を目的とする。
【0008】この発明の請求項4記載の発明は、先行車
の発進を、検出波のドップラー信号(自車が送信した検
出波の振動数と反射波の振動数との差の値)に基づいて
判定するものにおいて、自車のピッチング状態を検出す
る加速度センサを設けて、ピッチングが原因のドップラ
ー信号をカットすることで、自車の停止直後のピッチン
グに基づく誤警報を精度よく防止することができる車両
の先行車発進報知装置の提供を目的とする。
【0009】この発明の請求項5記載の発明は、上記請
求項1または4記載の発明の目的と併せて、受信手段で
受信した検出波の受信信号が一定になるまで、報知手段
による報知を待機することで、受信信号のみによるピッ
チング期間判定ができ、装置コストの低減を図ることが
できる車両の先行車発進報知装置の提供を目的とする。
【0010】この発明の請求項6記載の発明は、上記請
求項1または4記載の発明の目的と併せて、自車のピッ
チング中に先行車と自車との相対速度が所定以上になっ
た時、先行車発進報知の規制を解除することで、ピッチ
ング状態下にあっても先行車の発進を正確に判定、報知
することができる車両の先行車発進報知装置の提供を目
的とする。
【0011】この発明の請求項7記載の発明は、上記請
求項1記載の発明の目的と併せて、上述の所定時間を、
車速が検出できない極低速(例えば4km/h以下程度
の車速)にある第1所定期間と、自車のピッチングが生
じている第2所定期間(この第2所定期間は車速と、減
速度とから推定することが可能)との少なくとも一方に
設定することで、先行車の発進報知を精度よく実行する
ことができる車両の先行車発進報知装置の提供を目的と
する。
【0012】この発明の請求項8記載の発明は、上記請
求項1または4記載の発明の目的と併せて、自車または
先行車のエンジン振動に起因するドップラー振動に基づ
いて発進判定手段による発進判定が行なわれるのを禁止
することで、エンジンのアイドル振動が原因で発生する
ドップラー信号による誤警報を防止することができる車
両の先行車発進報知装置の提供を目的とする。
【0013】この発明の請求項9記載の発明は、上記請
求項8記載の発明の目的と併せて、エンジン回転数から
エンジン振動に起因するドップラー信号の振動数を求め
て、このドップラー振動をカットすることで、エンジン
のアイドル振動を要因とするドップラー信号による誤警
報をより一層良好に防止することができる車両の先行車
発進報知装置の提供を目的とする。
【0014】この発明の請求項10記載の発明は、上記
請求項8記載の発明の目的と併せて、周波数が所定値よ
り低いドップラー信号(エンジンのアイドル振動が原因
で発生するドップラー信号)に対しては発進判定を実行
しないように構成することで、エンジンのアイドル振動
を要因とするドップラー信号による誤警報をより一層確
実に防止することができる車両の先行車発進報知装置の
提供を目的とする。
【0015】この発明の請求項11記載の発明は、上記
請求項1または4記載の発明の目的と併せて、大きさが
一定のドップラー信号をカットすることで、エンジン後
ろ置きタイプで後面にファンを備えているバスのような
先行車からのドップラー信号による誤警報を防止するこ
とができる車両の先行車発進報知装置の提供を目的とす
る。
【0016】この発明の請求項12記載の発明は、上記
請求項1または4記載の発明の目的と併せて、振動数が
所定以上のドップラー信号をカットすることで、エンジ
ン後ろ置きタイプで後面にファンを備えているバスのよ
うな先行車からのドップラー信号による誤警報を防止す
ることができる車両の先行車発進報知装置の提供を目的
とする。
【0017】この発明の請求項13記載の発明は、上記
請求項1または4記載の発明の目的と併せて、50Hz、
60Hzの特定周波数(商用周波数)およびその高調波
(50Hz、60Hzの整数倍の周波数)の信号をカットす
ることで、路上に設置された蛍光灯などの街灯による誤
警報を防止することができる車両の先行車発進報知装置
の提供を目的とする。
【0018】この発明の請求項14記載の発明は、上記
請求項1または4記載の発明の目的と併せて、受信手段
が外来電波を受信した時、外来電波の受信の大きさに応
じて送信手段による送信強度を変更することで、車両監
視システムや交通流監視システムからの外来電波受信に
よる誤警報を防止することができ、また、これらシステ
ムに対して自車の検出波が悪影響を与えるのを防止する
ことも可能な車両の先行車発進報知装置の提供を目的と
する。
【0019】
【課題を解決するための手段】この発明の請求項1記載
の発明は、自車が先行車に続いて停車している時、先行
車の発進を報知する車両の先行車発進報知装置であっ
て、自車の車速を検出する車速検出手段と、車速検出手
段の検出結果に基づいて自車の停車を判定する停車判定
手段と、自車の前方に検出波を送信する送信手段と、自
車の前方に存在する物体から反射された上記検出波を受
信する受信手段と、上記停車判定手段で自車の停車状態
が検出された時、上記受信手段の受信結果に基づいて自
車前方の先行車が発車したと判定する発進判定手段と、
上記発進判定手段の判定結果に基づいて先行車の発進を
ドライバに報知する報知手段と、自車の停止後所定時間
の間は、上記報知を規制する規制手段とを備えた車両の
先行車発進報知装置であることを特徴とする。
【0020】この発明の請求項2記載の発明は、上記請
求項1記載の発明の構成と併せて、上記規制手段が自車
の停止後所定時間の間は報知手段による警報をカットす
る車両の先行車発進報知装置であることを特徴とする。
【0021】この発明の請求項3記載の発明は、上記請
求項1記載の発明の構成と併せて、上記規制手段が自車
の停止後所定時間の間は送信手段による検出波送信をカ
ットする車両の先行車発進報知装置であることを特徴と
する。
【0022】この発明の請求項4記載の発明は、自車が
先行車に続いて停車している時、先行車の発進を報知す
る車両の先行車発進報知装置であって、自車の車速を検
出する車速検出手段と、車速検出手段の検出結果に基づ
いて自車の停車を判定する停車判定手段と、自車の前方
に検出波を送信する送信手段と、自車の前方に存在する
物体から反射された上記検出波を受信する受信手段と、
上記停車判定手段で自車の停車状態が検出された時、上
記検出波のドップラー信号に基づいて自車前方の先行車
が発車したと判定する発進判定手段と、上記発進判定手
段の判定結果に基づいて先行車の発進をドライバに報知
する報知手段と、自車のピッチング状態を検出する加速
度センサと、ピッチングによるドップラー信号をカット
することで上記報知を規制する規制手段とを備えた車両
の先行車発進報知装置であることを特徴とする。
【0023】この発明の請求項5記載の発明は、上記請
求項1または4記載の発明の構成と併せて、上記規制手
段は検出波の受信信号が一定になるまで報知手段による
報知を待機する車両の先行車発進報知装置であることを
特徴とする。
【0024】この発明の請求項6記載の発明は、上記請
求項1または4記載の発明の構成と併せて、自車のピッ
チング中に先行車と自車との相対速度が所定以上になっ
た時、上記規制を解除する車両の先行車発進報知装置で
あることを特徴とする。
【0025】この発明の請求項7記載の発明は、上記請
求項1記載の発明の構成と併せて、上記所定時間は、車
速が検出可能な極低速にある第1所定期間と、自車のピ
ッチングが生じている第2所定期間との少なくとも一方
に設定された車両の先行車発進報知装置であることを特
徴とする。
【0026】この発明の請求項8記載の発明は、上記請
求項1または4記載の発明の構成と併せて、自車または
先行車のエンジン振動に起因するドップラー振動に基づ
いて上記発進判定手段による発進判定の実行を禁止する
禁止手段を設けた車両の先行車発進報知装置であること
を特徴とする。
【0027】この発明の請求項9記載の発明は、上記請
求項8記載の発明の構成と併せて、エンジン回転数を検
出するエンジン回転数検出手段を設け、エンジン回転数
からエンジン振動に起因するドップラー信号の振動数を
求め、ドップラー振動をカットする車両の先行車発進報
知装置であることを特徴とする。
【0028】この発明の請求項10記載の発明は、上記
請求項8記載の発明の構成と併せて、上記禁止手段は、
周波数が所定値より低いドップラー信号に対しては発進
判定を実行しない車両の先行車発進報知装置であること
を特徴とする。
【0029】この発明の請求項11記載の発明は、上記
請求項1または4記載の発明の構成と併せて、大きさが
一定のドップラー信号をカットするカット手段を備えた
車両の先行車発進報知装置であることを特徴とする。
【0030】この発明の請求項12記載の発明は、上記
請求項1または4記載の発明の構成と併せて、振動数が
所定以上のドップラー信号をカットするカット手段を備
えた車両の先行車発進報知装置であることを特徴とす
る。
【0031】この発明の請求項13記載の発明は、上記
請求項1または4記載の発明の構成と併せて、50Hz、
60Hzの特定周波数およびその高調波の信号をカットす
るカット手段を備えた車両の先行車発進報知装置である
ことを特徴とする。
【0032】この発明の請求項14記載の発明は、上記
請求項1または4記載の発明の構成と併せて、上記受信
手段が外来電波を受信した時、外来電波の受信の大きさ
に応じて送信手段による送信強度を変更する車両の先行
車発進報知装置であることを特徴とする。
【0033】
【発明の作用及び効果】この発明の請求項1記載の発明
によれば、車速検出手段は自車の車速を検出し、停車判
定手段は車速検出手段の検出結果に基づいて自車の停車
を判定し、送信手段は自車の前方に検出波を送信し、受
信手段は自車の前方に存在する物体から反射された上記
検出波(つまり反射波)を受信し、発進判定手段は上述の
停車判定手段で自車の停車状態が検出された時、受信手
段の受信結果に基づいて自車前方の先行車が発進したと
判定し、報知手段は発進判定手段の判定結果に基づいて
先行車の発進をドライバに報知する。しかも、規制手段
は自車の停車後所定時間の間は、上述の報知を規制する
ので、自車の停止直後のピッチングに基づく誤警報を防
止することができる効果がある。
【0034】この発明の請求項2記載の発明によれば、
上記請求項1記載の発明の効果と併せて、上述の規制手
段が自車の停止後所定時間の間は報知手段による警報を
カットするので、所定時間の計時による警報カットによ
って、誤警報を防止しつつ、装置コストの低減を図るこ
とができる効果がある。
【0035】この発明の請求項3記載の発明によれば、
上記請求項1記載の発明の効果と併せて、上述の規制手
段が自車の停止後所定時間の間は送信手段による検出波
の送信をカットするので、所定時間の計時による送信カ
ットによって、誤警報を防止しつつ、装置コストの低減
を図ることができる効果がある。
【0036】この発明の請求項4記載の発明によれば、
車速検出手段は自車の車速を検出し、停車判定手段は車
速検出手段の検出結果に基づいて自車の停車を判定し、
送信手段は自車の前方に検出波を送信し、受信手段は自
車の前方に存在する物体から反射された上記検出波(つ
まり反射波)を受信し、発進判定手段は上述の停車判定
手段で自車の停車状態が検出された時、受信手段で受信
された検出波のドップラー信号に基づいて自車前方の先
行車が発進したと判定し、報知手段は発進判定手段の判
定結果に基づいて先行車の発進をドライバに報知し、加
速度センサは自車のピッチング状態を検出する。
【0037】しかも、上述の規制手段は加速度センサで
検出されたピッチングによるドップラー信号をカットす
ることで、上述の報知を規制する。このように自車のピ
ッチング状態を検出する加速度センサを設けて、ピッチ
ングが原因のドップラー信号をカットするので、自車の
停止直後のピッチングに基づく誤警報を精度よく防止す
ることができる効果がある。
【0038】この発明の請求項5記載の発明によれば、
上記請求項1または4記載の発明の効果と併せて、上述
の規制手段は検出波の受信信号が一定になるまで報知手
段による報知を待機するので、受信信号のみによるピッ
チング期間判定ができ、装置コストの低減を図ることが
できる効果がある。
【0039】この発明の請求項6記載の発明によれば、
上記請求項1または4記載の発明の効果と併せて、自車
のピッチング中に先行車と自車との相対速度が所定以上
になった時、規制手段による報知規制を解除するので、
ピッチング状態下にあっても先行車の発進を正確に判
定、報知することができる効果がある。
【0040】この発明の請求項7記載の発明によれば、
上記請求項1記載の発明の効果と併せて、車速が検出不
能な極低速にある第1所定期間と、自車のピッチングが
生じている第2所定期間との少なくとも一方を前述の所
定時間に設定したので、この所定時間経過後において先
行車の発進報知を精度よく実行することができる効果が
ある。
【0041】この発明の請求項8記載の発明によれば、
上記請求項1または4記載の発明の効果と併せて、上述
の禁止手段は自車または先行車のエンジン振動に起因す
るドップラー振動に基づいて上述の発進判定手段が発進
判定を行なうことを禁止するので、エンジンのアイドル
振動が原因で発生するところのドップラー信号による誤
警報を防止することができる効果がある。
【0042】この発明の請求項9記載の発明によれば、
上記請求項8記載の発明の効果と併せて、エンジン回転
数検出手段で検出されたエンジン回転数からエンジン振
動に起因するドップラー信号の振動数を求めて、このド
ップラー振動をカットするので、エンジンのアイドル振
動を要因とするところのドップラー信号による誤警報を
より一層良好に防止することができる効果がある。
【0043】この発明の請求項10記載の発明によれ
ば、上記請求項8記載の発明の効果と併せて、上述の禁
止手段は、周波数が所定値よりも低いドップラー信号
(エンジンのアイドル振動が原因で発生するドップラー
信号)に対しては発進判定を実行しないので、エンジン
のアイドル振動を要因とするドップラー信号による誤警
報をより一層確実に防止することができる効果がある。
【0044】この発明の請求項11記載の発明によれ
ば、上記請求項1または4記載の発明の効果と併せて、
上述のカット手段は大きさが一定のドップラー信号をカ
ット(排除)するので、エンジン後ろ置きタイプで後面に
ファンを備えているバスのような先行車にあっては、該
ファンから大きさが一定のドップラー信号が発生する
が、このような先行車からのドップラー信号による誤警
報を防止することができる効果がある。
【0045】この発明の請求項12記載の発明によれ
ば、上記請求項1または4記載の発明の効果と併せて、
上述のカット手段は振動数が所定以上のドップラー信号
をカットするので、エンジン後ろ置きタイプで後面にフ
ァンを備えているバスのような先行車にあっては、該フ
ァンから振動数が高いドップラー信号が発生するが、こ
のような先行車からのドップラー信号による誤警報を防
止することができる効果がある。
【0046】この発明の請求項13記載の発明によれ
ば、上記請求項1または4記載の発明の効果と併せて、
上述のカット手段は50Hz、60Hzの特定周波数および
その高調波(つまり100Hz、120Hz、150Hz、1
80Hz)の信号をカットするので、路上に設置された蛍
光灯などの街灯からは2電極間を往復する電子によって
ドップラー信号が発生されるが、このようなドップラー
信号による誤警報を防止することができる効果がある。
【0047】この発明の請求項14記載の発明によれ
ば、上記請求項1または4記載の発明の効果と併せて、
上述の受信手段が外来電波を受信した時、この外来電波
の受信の大きさに応じて送信手段による送信強度を変更
するので、車両監視システムや交通流監視システムから
の外来電波受信による誤警報を防止することができ、特
に送信強度を小さく変更した際には上記監視システムに
対して自車の検出波が悪影響を与えない効果がある。
【0048】
【実施例】この発明の一実施例を以下図面に基づいて詳
述する。図面は車両の先行車発進報知装置を示し、この
装置は図1に示すように自車Aが先行車Bに続いて停車
している時、先行車Bの発進を報知するものである。
【0049】図2は車両の先行車発進報知装置(自車A
側の構成)のブロック図を示し、自車の車速Vを検出す
る車速検出手段としての車速センサ1と、自車Aのピッ
チング状態を検出する加速度センサ2と、エンジン回転
数Neを検出するエンジン回転数検出手段としてのディ
ストリビュータ3と、自車Aの前方に検出波aを送信す
る送信手段としての送信センサ4と、自車Aの前方に存
在する物体(先行車B参照)から反射された検出波(以下
単に反射波bと略記する)を受信する受信手段としての
受信センサ5とを備えている。
【0050】ここで、上述の加速度センサ2は一番的な
加減速検出時のセンサ配置と異なり、該センサ2を上下
方向に指向させて配置することで、自車Aの停止直後の
ピッチング(車両の縦揺れ)を検出する。
【0051】また各センサ4,5としては、マイクロ波
やミリ波などの電波を用いるセンサ、超音波などの音を
用いるセンサ、赤外線などの光センサのうちから任意の
ものを選定して用いることができるが、送信センサ4と
受信センサ5とは一体ユニット化することが望ましい。
【0052】一方、CPU10とアナログ回路部6とを
備えたコントロールユニット7を設けると共に、先行車
Bの発進をドライバに報知する報知手段としての報知器
8を設けている。この報知器8としては電子ブザーなど
を用いることができる。
【0053】上述のCPU10は車速センサ1の検出結
果に基づいて自車Aの停車を判定する停車判定手段とし
ての自車停止判定部9と、この自車停止判定部9で自車
Aの停車状態が検出された時、受信センサ5の受信結果
に基づいて自車A前方の先行車Bが発進したと判定する
発進判定手段としての先行車発進判定部11と、自車A
の停止後所定時間の間は、報知器8による先行車Bの発
進報知を規制する規制手段としての報知規制判定部12
と、ディストリビュータ3により検出されたエンジン回
転数Neからアイドル時のエンジン振動に起因するドッ
プラー信号の振動数を求めて、このドップラー振動をカ
ットする外乱排除部13と、を備えている。
【0054】上述のアナログ回路部6は、検出波aを発
振する発振器14と、この発振出力を変調、減衰、また
はON、OFF制御する回路部15と、受信センサ5が
受信した反射波bを周波数解析して先行車発進判定部1
1および報知規制判定部12に出力する周波数解析部1
6と、受信センサ5が受信した反射波bを時間解析して
先行車発進判定部11および報知規制判定部12に出力
する時間解析部17とを備えている。
【0055】ここで、上述のCPU10は各センサ1,
2,4,5およびディストリビュータ3からの入力に基
づいて、報知器8を駆動制御すると共に、ライン18を
介して回路部15をコントロールする制御手段である。
【0056】図3は上述の送信センサ4および受信セン
サ5をマイクロ波モジュールの(ドップラー信号を取出
すモジュール)にて構成した場合の説明図で、このマイ
クロ波モジュール19は電子端子20とアースとの間に
接続されたガンダイオード21と、出力端子22とアー
スとの間に接続されたショットキーバリアダイオード2
3とを備え、キャビティ(金属製の箱体)24内に上記2
つのダイオード21,23を近接配置すると共に、キャ
ビティ24の開口部にはアンテナ25を設け、さらに上
述のショットキーバリアダイオード23と並列になるよ
うに出力抵抗26を接続して、ショットキーバリアダイ
オード23からの電流変化を電圧変化として出力端子2
2から取出すように構成したものである。
【0057】上述のマイクロ波モジュール19は電源端
子20に所定高電圧を印加するとガン効果によりガンダ
イオード21がマイクロ波m1を発生し、このマイクロ
波m1がアンテナ25を介して前方へ送信され、ターゲ
ットとしての先行車Bから反射された反射波m2と、マ
イクロ波出力の一部m3とがショットキーバリアダイオ
ード23でミキシングされ、上述の出力端子22からは
図4に示すようなドップラー出力(ドップラー信号と同
意)Sが得られる。
【0058】この図4に示すドップラー出力Sは中間周
波数出力(いわゆるIF出力)である。ここで、反射波m
2の受信電力Pは次の[数1]で示すことができる。
【0059】
【数1】P=K/R[W] 但し、Kは定数 Rは自車Aと先行車Bとの間の距離(図3参照) またドップラー出力Sの周波数つまりドップラー周波数
Fd(ビート周波数と同意)は次の[数2]で示すことがで
きる。
【0060】
【数2】Fd=K×V 但し、Kは定数 Vは先行車Bの車速、詳しくは自車Aと先行車Bとの相
対速度 つまり、ドップラー周波数Fdから先行車Bの車速Vが
判定できる。また図4に示すドップラー出力Sの周波数
Fdは先行車Bの車速Vが大きくなる程、高くなり、自
車Aと先行車Bとの相対速度が零の時にはドップラー出
力Sは一定(コンスタントな値)となる。
【0061】この実施例では自車Aの停止直後のピッチ
ングに基づく誤警報を防止すべく、自車Aの停止後所定
時間の間は、報知器8による先行車発進報知を報知規制
判定部12にて規制すべく構成したものであって、以
下、図5のフローチャートを参照して、その作用を説明
する。
【0062】第1ステップC1で、CPU10は車速セ
ンサ1からのパルスと、ドップラー信号S(図4参照)と
の取込みを実行し、次に第2ステップC2で、CPU1
0は演算処理を実行する。
【0063】つまり車速信号はパルスにて入力されるの
で、パルス数を車速Vに変換する。例えば所定時間(1
00msec)内のパルス数に定数を乗じて自車Aの車速V
を求める。またドップラー信号Sが図6に示す所定値
(しきい値)th1以上の時、第1フラグ(先行車発進識
別フラグ)をF1=1とする。
【0064】次に第3ステップC3で、CPU10(自
車停止判定部9参照)は自車Aの車速Vが所定値以下か
否かを判定し、自車停止時(YES判定時)には次の第4
ステップC4に移行する一方、自車非停止時(NO判定
時)には第5ステップC5に移行する。
【0065】上述の第4ステップC4で、CPU10
(報知規制判定部12参照)は報知規制条件か否かを判定
する。この場合は、報知規制条件を自車Aの停止後所定
時間内なーに設定し、CPU10は停止後所定時間内か
否かを判定する。而してYES判定時には第5ステップ
C5に移行する一方、NO判定時には第6ステップC6
に移行する。
【0066】上述の第5ステップC5で、CPU10は
報知器8による先行車Bの発進報知をカットする。また
は回路部15をOFFにして送信センサ4からの検出波
aの送信をカットする。一方、上述の第6ステップC6
で、CPU10(先行車発進判定部11参照)は先行車発
進か否かを、第1フラグF1=1か否かで判定する。
【0067】而して、F1=1の時(YES判定時)には
次の第7ステップC7に移行し、F1=0の時(NO判
定時)には上述の第5ステップC5に移行する。上述の
第7ステップC7で、CPU10は先行車Bの発進に対
応して報知器8を駆動し、発進報知を実行する。
【0068】このように、図1〜図6で示した実施例
(請求項1,2,3に相当する実施例)によれば、車速検
出手段(車速センサ1参照)は自車Aの車速Vを検出し、
停車判定手段(自車停止判定部10参照)は車速検出手段
の検出結果に基づいて自車Aの停車を判定し、送信手段
送信手段(送信センサ4参照)は自車Aの前方に検出波a
を送信し、受信手段(受信センサ5参照)は自車Aの前方
に存在する物体(先行車B参照)から反射された上記検出
波(つまり反射波b)を受信し、発進判定手段(先行車発
進判定部11参照)は上述の停車判定手段(判定部10参
照)で自車Aの停車状態が検出された時、受信手段(受信
センサ5参照)の受信結果に基づいて自車A前方の先行
車Bが発進したと判定し、報知手段(報知器8参照)は発
進判定手段(判定部11参照)の判定結果に基づいて先行
車Bの発進をドライバに報知する。しかも、規制手段
(報知規制判定部12参照)は自車Aの停車後所定時間の
間は、上述の報知を規制するので、自車Aの停止直後の
ピッチングに基づく誤警報を防止することができる効果
がある。
【0069】また、上述の規制手段(判定部12参照)が
自車Aの停止後所定時間の間は報知手段(報知器8参照)
による警報をカット(第5ステップC5参照)するので、
所定時間の計時による警報カットによって、誤警報を防
止しつつ、装置コストの低減を図ることができる効果が
ある。
【0070】さらに、上述の規制手段(判定部12参照)
が自車Aの停止後所定時間の間は送信手段(送信センサ
4参照)による検出波aの送信をカット(第5ステップC
5参照)するので、所定時間の計時による送信カットに
よって、誤警報を防止しつつ、装置コストの低減を図る
ことができる効果がある。
【0071】図7、図8は車両の先行車発進報知装置の
他の実施例を示す。なお、この実施例においても図1〜
図3の回路装置を用いるが、この図7、図8の実施例で
は先行車発進判定部11は反射波bのドップラー信号に
基づいて自車A前方の先行車Bが発進したと判定し、ま
た報知規制判定部12はピッチングによるドップラー信
号をカットすることで報知器8による報知を規制すべく
構成している。このように構成した車両の先行車発進報
知装置の作用を、図7に示すフローチャートを参照し
て、以下に詳述する。
【0072】第1ステップD1で、CPU10は車速セ
ンサ1からのパルスと、ドップラー信号S(図4参照)
と、加速度センサ2の出力(図8参照)との取込みを実行
し、次に第2ステップD2で、CPU10は演算処理を
実行する。
【0073】つまり車速信号はパルスにて入力されるの
で、パルス数を車速Vに変換する。例えば所定時間(1
00msec)内のパルス数に定数を乗じて自車Aの車速V
を求める。またドップラー信号Sが図6に示す所定値
(しきい値)th1以上の時、第1フラグ(先行車発進識
別フラグ)をF1=1とする。さらに加速度センサ2の
出力が図8に示す所定値(しきい値th2)以上にばらつ
く時にはピッチング判定フラグとしての第2フラグをF
2=1とする。
【0074】次に第3ステップD3で、CPU10(自
車停止判定部9参照)は自車Aの車速Vが所定値以下か
否かを判定し、自車停止時(YES判定時)には次の第4
ステップD4に移行する一方、自車非停止時(NO判定
時)には第5ステップD5に移行する。
【0075】上述の第4ステップD4で、CPU10
(報知規制判定部12参照)は報知規制条件か否かを判定
する。この場合は、第2フラグF2=1か否かを判定
し、YES判定時(F2=1の時)には第5ステップD5
に移行する一方、NO判定時(F2=0の時)には第6ス
テップD6に移行する。
【0076】上述の第5ステップD5で、CPU10は
F2=1つまりピッチングに対応して報知器8による先
行車Bの発進報知をカットする。または回路部15をO
FFにして送信センサ4からの検出波aの送信をカット
する。一方、上述の第6ステップD6で、CPU10
(先行車発進判定部11参照)は先行車発進か否かを、第
1フラグF1=1か否かで判定する。
【0077】而して、F1=1の時(YES判定時)には
次の第7ステップD7に移行し、F1=0の時(NO判
定時)には上述の第5ステップD5に移行する。上述の
第7ステップD7で、CPU10は先行車Bの発進に対
応して報知器8を駆動し、発進報知を実行する。
【0078】このように、図7、図8で示した実施例
(請求項4に相当する実施例)によれば、車速検出手段
(車速センサ1参照)は自車Aの車速Vを検出し、停車判
定手段(自動停止判定部10参照)は車速検出手段の検出
結果に基づいて自車Aの停車を判定し、送信手段(送信
センサ4参照)は自車Aの前方に検出波aを送信し、受
信手段(受信センサ5参照)は自車Aの前方に存在する物
体(先行車B参照)から反射された上記検出波(つまり反
射波b)を受信し、発進判定手段(先行車発進判定部11
参照)は上述の停車判定手段(判定部10参照)で自車A
の停車状態が検出された時、受信手段(受信センサ5参
照)で受信された検出波のドップラー信号Sに基づいて
自車A前方の先行車Bが発進したと判定し、報知手段
(報知器8参照)は発進判定手段(判定部11参照)の判定
結果に基づいて先行車Bの発進をドライバに報知し、加
速度センサ2は自車Aのピッチング状態を検出する。
【0079】しかも、上述の規制手段(報知規制判定部
12参照)は加速度センサ2で検出されたピッチングに
よるドップラー信号(図8参照)をカットすることで、上
述の報知を規制する。このように自車Aのピッチング状
態を検出する加速度センサ2を設けて、ピッチングが原
因のドップラー信号(図8参照)をカットするので、自車
Aの停止直後のピッチングに基づく誤警報を精度よく防
止することができる効果がある。
【0080】図9、図10は車両の先行車発進報知装置
のさらに他の実施例を示す。なお、この実施例において
も図1〜図3の回路装置を用いるが、この図9、図10
の実施例では報知規制判定部12は反射波bの受信信号
が一定にになるまで報知器8による報知を待機すべく構
成している。このように構成した車両の先行車発進報知
装置の作用を、図9に示すフローチャートを参照して、
以下に詳述する。
【0081】第1ステップE1で、CPU10は車速セ
ンサ1からのパルスと、ドップラー信号S(図4参照)と
の取込みを実行し、次に第2ステップE2で、CPU1
0は演算処理を実行する。
【0082】つまり車速信号はパルスにて入力されるの
で、パルス数を車速Vに変換する。例えば所定時間(1
00msec)内のパルス数に定数を乗じて自車Aの車速V
を求める。またドップラー信号Sが図6に示す所定値
(しきい値)th1以上の時、第1フラグ(先行車発進識
別フラグ)をF1=1とする。さらにドップラー信号S
の変化量が図10に示す所定値(しきい値)th3以上の
時、ピッチング判定フラグとしての第3フラグをF3=
1とする。
【0083】次に第3ステップE3で、CPU10(自
車停止判定部9参照)は自車Aの車速Vが所定値以下か
否かを判定し、自車停止時(YES判定時)には次の第4
ステップE4に移行する一方、自車非停止時(NO判定
時)には第5ステップE5に移行する。
【0084】上述の第4ステップE4で、CPU10
(報知規制判定部12参照)は報知規制条件か否かを判定
する。この場合は、第3フラグF3=1か否かを判定
し、YES判定時(F3=1の時)には第5ステップE5
に移行する一方、NO判定時(F3=0の時)には第6ス
テップE6に移行する。
【0085】上述の第5ステップE5で、CPU10は
F3=1つまりピッチングに対応して報知器8による先
行車Bの発進報知をカットする。または回路部15をO
FFにして送信センサ4からの検出波aの送信をカット
する。一方、上述の第6ステップE6で、CPU10
(先行車発進判定部11参照)は先行車発進か否かを、第
1フラグF1=1か否かで判定する。
【0086】而して、F1=1の時(YES判定時)には
次の第7ステップE7に移行し、F1=0の時(NO判
定時)には上述の第5ステップE5に移行する。上述の
第7ステップE7で、CPU10は先行車Bの発進に対
応して報知器8を駆動し、発進報知を実行する。
【0087】このように図9、図10に示す実施例(請
求項5に相当する実施例)によれば、上述の規制手段(報
知規制判定部12参照)は反射波bの受信信号が一定に
なるまで、換言すればピッチングがおさまるまで、報知
手段(報知器8参照)による報知を待機するので、受信信
号(図10に示すドップラー信号S参照)のみによるピッ
チング期間判定ができ、装置コストの低減を図ることが
できる効果がある。なお、この実施例においても、その
他の点については先の実施例とほぼ同様の作用、効果を
奏するものである。
【0088】図11〜図14は車両の先行発進報知装置
のさらに他の実施例を示す。なお、この実施例において
も図1〜図3の回路装置を用いるが、図11〜図14の
実施例では、CPU10は自車Aのピッチング中に先行
車Bと自車Aとの相対速度が所定以上になった時、報知
規制判定部12による規制を解除すべく構成している。
このように構成した車両の先行車発進報知装置の作用
を、図11に示すフローチャートを参照して、以下に詳
述する。
【0089】第1ステップG1で、CPU10は車速セ
ンサ1からのパルスと、ドップラー信号S(図4参照)と
の取込みを実行し、次に第2ステップG2で、CPU1
0は演算処理を実行する。
【0090】つまり車速信号はパルスにて入力されるの
で、パルス数を車速Vに変換する。例えば所定時間(1
00msec)内のパルス数に定数を乗じて自車Aの車速V
を求める。またドップラー信号Sが図6に示す所定値
(しきい値)th1以上の時、第1フラグ(先行車発進識
別フラグ)をF1=1とする。さらにドップラー信号S
の変化量が図10に示す所定値(しきい値)th3以上の
時、ピッチング判定フラグとして第3フラグをF3=1
(図10参照)とし、加えて、ドップラー信号Sの周波数
が図14に示す所定値(しきい値)th4以下の時には第
4フラグをF4=1とする。ここで、自車Aのピッチン
グ後に先行車Bが発進した場合のドップラー信号Sは図
12のようになり、自車Aのピッチング中に先行車Bが
発進した場合のドップラー信号Sは図13のようにな
る。
【0091】この自車Aのピッチングによる周波数は図
14に示す如くしきい値(th4)よりも低く、先行車B
発進による周波数は図14に示すしきい値(th4)より
も高いので、第4フラグのF4=1(ピッチング)、F4
=0(先行車発進)により判定を実行するものである。
【0092】次に第3ステップG3で、CPU10(自
車停止判定部9参照)は自車Aの車速Vが所定値以下か
否かを判定し、自車停止時(YES判定時)には次の第4
ステップG4に移行する一方、自車非停止時(NO判定
時)には第5ステップG5に移行する。
【0093】上述の第4ステップG4で、CPU10
(報知規制判定部12参照)は報知規制条件か否かを判定
する。この場合は、第3フラグF3=1(図10参照)
で、かつ第4フラグF4=1か否かを判定し、YES判
定時(自車Aのピッチング時)には第5ステップG5に移
行する一方、NO判定時(自車Aのピッチング中に先行
車Bが発進したような場合)には第6ステップG6に移
行する。
【0094】上述の第5ステップG5で、CPU10は
報知器8による先行車Bの発進報知をカットする。また
は回路部15をOFFにして送信センサ4からの検出波
aの送信をカットする。一方、上述の第6ステップG6
で、CPU10(先行車発進判定部11参照)は先行車発
進か否かを、第1フラグF1=1か否かで判定する。
【0095】而して、F1=1の時(YES判定時)には
次の第7ステップG7に移行し、F1=0の時(NO判
定時)には上述の第5ステップG5に移行する。上述の
第7ステップG7で、CPU10は先行車Bの発進に対
応して報知器8を駆動し、発進報知を実行する。
【0096】このように図11〜図14に示す実施例
(請求項6に相当する実指例)によれば、自車Aのピッチ
ング中(F3=1)に先行車Bと自車Aとの相対速度が所
定以上(F4=0)になった時、規制手段(報知規制判定
部12参照)による報知規制を解除(第4ステップG4の
NO判定参照)するので、自車Aのピッチング状態下に
あっても先行車Bの発進を正確に判定、報知することが
できる効果がある。なお、この実施例においても、その
他の点については先の実施例とほぼ同様の作用、効果を
奏するものである。
【0097】図15は車両の先行車発進報知装置のさら
に他の実施例を示す。なお、この実施例においても図1
〜図3の回路装置を用いるが、図15の実施例では、先
行車Bの発進報知を規制する所定時間(自車停止後の所
定時間)を、車速Vの検出が不可能な極低速にある第1
所定期間と、自車Aのピッチングが生じている第2所定
期間との少なくとも一方に設定している。このように構
成した車両の先行車発進報知装置の作用を、図15に示
すフローチャートを参照して、以下に詳述する。
【0098】第1ステップH1で、CPU10は車速セ
ンサ1からのパルスと、ドップラー信号S(図4参照)
と、加速度センサ2からの出力(図8参照)との取込みを
実行し、次に第2ステップH2で、CPU10は演算処
理を実行する。
【0099】つまり車速信号はパルスにて入力されるの
で、パルス数を車速Vに変換する。例えば所定時間(1
00msec)内のパルス数に定数を乗じて自車Aの車速V
を求める。またドップラー信号Sが図6に示す所定値
(しきい値)th1以上の時、第1フラグ(先行車発進識
別フラグ)をF1=1とする。さらに加速度センサ2の
出力が図8に示す所定値(しきい値)th2以上にばらつ
く時にはピッチング判定フラグとしての第2フラグをF
2=1とする。
【0100】次に第3ステップH3で、CPU10(自
車停止判定部9参照)は自車Aの車速Vが所定値以下か
否かを判定し、自車停止時(YES判定時)には次の第4
ステップH4に移行する一方、自車非停止時(NO判定
時)には第5ステップH5に移行する。なお車速の検出
が不可能な極低速時には自車停止時と見なす。
【0101】上述の第4ステップH4で、CPU10
(報知規制判定部12参照)は報知規制条件か否かを判定
する。この場合は、自車Aの停止後所定時間内か否か、
または第2フラグがF2=1(図8参照)か否か判定(但
し、車速の検出が不可能な極低速時において自車停止と
見なした場合は、第1所定期間を設定し、この期間内か
否かを判定)する。而してYES判定時には第5ステッ
プH5に移行する一方、NO判定時には第6ステップH
6に移行する。
【0102】上述の第5ステップH5で、CPU10は
第1所定期間内または第2所定期間内(第2フラグF2
=1の期間内)の何れか長い方に対応して、報知器8に
よる先行車Bの発進報知をカットする。または回路部1
5をOFFにして送信センサ4からの検出波aの送信を
カットする。一方、上述の第6ステップH6で、CPU
10(先行車発進判定部11参照)は先行車発進か否か
を、第1フラグF1=1か否かで判定する。
【0103】而して、F1=1の時(YES判定時)には
次の第7ステップH7に移行し、F1=0の時(NO判
定時)には上述の第5ステップH5に移行する。上述の
第7ステップH7で、CPU10は先行車Bの発進に対
応して報知器8を駆動し、発進報知を実行する。
【0104】このように図15に示す実施例(請求項7
に相当する実施例)によれば、車速Vが検出不能な極低
速にある第1所定期間と、自車Aのピッチングが生じて
いる第2所定期間との少なくとも一方を前述の所定時間
に設定したので、この所定時間経過後において先行車B
の発進報知を第7ステップH7の処理にて精度よく実行
することができる効果がある。なお、この実施例におい
ても、その他の点については先の実施例とほぼ同様の作
用、効果を奏する。
【0105】図16、図17は車両の先行車発進報知装
置のさらに他の実施例を示す。なお、この実施例におい
ても図1〜図3の回路装置を用いるが、図16、図17
の実施例では、自車Aまたは先行車Bのエンジン振動に
起因するドップラー振動に基づいて先行車発進判定部1
1による発進判定を禁止すべく構成している。
【0106】つまり、上述のCPU10が発進判定を禁
止する禁止手段(図16に示すフローチャート第6ステ
ップJ6参照)を兼ねる。特に、この実施例では、。エ
ンジン回転数Neを検出するエンジン回転数検出手段と
してのディストリビュータ3を設け、CPU10はエン
ジン回転数Neからエンジン振動に起因するドップラー
信号の振動数を求め、このドップラー振動を第6ステッ
プJ6にてカットすべく構成している。このように構成
した車両の先行車発進報知装置の作用を、図16に示す
フローチャートを参照して、以下に詳述する。
【0107】第1ステップJ1で、CPU10は車速セ
ンサ1からのパルスと、ドップラー信号S(図4参照)
と、ディストリビュータ3からのエンジン回転パルスと
の取込みを実行し、次の第2ステップJ2で、CPU1
0は演算処理を実行する。
【0108】つまり、車速信号はパルスにて入力される
ので、パルス数を車速Vに変換する。例えば所定時間
(100msec)内のパルス数に定数を乗じて自車Aの車速
Vを求める。またドップラー信号Sが図6に示す所定値
(しきい値)th1以上の時、第1フラグ(先行車発進識
別フラグ)をF1=1とする。さらにディストリビュー
タ3からのエンジン回転パルスに定数を乗じて現行のエ
ンジン回転数Neを求める。
【0109】次に第3ステップJ3で、CPU10(自
車停止判定部9参照)は自車Aの車速Vが所定値以下か
否かを判定し、自車停止時(YES判定時)には次の第4
ステップJ4に移行する一方、自車非停止時(NO判定
時)には第9ステップJ9に移行する。
【0110】上述の第4ステップJ4で、CPU10
(報知規制判定部12参照)は報知規制条件か否かを判定
する。この場合は、報知規制条件を自車Aの停止後所定
時間内に設定し、CPU10は停止後所定時間内か否か
を判定する。而してYES判定時には第9ステップJ9
に移行する一方、NO判定時には第5ステップJ5に移
行する。
【0111】この第5ステップJ5で、CPU10は現
行のエンジン回転数Neが図17に示すアイドル回転数
に相当する所定値Ne1〜Ne2の範囲内か否かを判定
し、NO判定時には第7ステップJ7に移行する一方、
YES判定時には第6ステップJ6に移行する。
【0112】この第6ステップJ6で、CPU10は排
除処理を実行する。つまりエンジンのアイドル振動が原
因で発生するドップラー周波数Fd1を求め、この信号
をカットする。上述のドップラー周波数Fd1は現行の
エンジン回転数Neに定数を乗じて求める。
【0113】次に第7ステップJ7で、CPU10(先
行車発進判定部11参照)は先行車発進か否かを、第1
フラグF1=1か否かで判定する。而して、F1=1の
時(YES判定時)には次の第8ステップJ8に移行し、
F1=0の時(NO判定時)には第9ステップJ9に移行
する。
【0114】上述の第8ステップJ8で、CPU10は
先行車Bの発進に対応して報知器8を駆動し、発進報知
を実行する。一方、第9ステップJ9で、CPU10は
自車Aの停止後所定時間が未だ経過していないこと、ま
たは自車Aが非停止であることに対応して、報知器8に
よる先行車Bの発進報知をカットする。または回路部1
5をOFFにして送信センサ4からの検出波aの送信を
カットする。
【0115】このように図16、図17に示す実施例
(請求項8,9に相当する実施例)によれば、上述の禁止
手段(第6ステップJ6参照)は自車Aまたは先行車B
(但し、この実施例では自車A)のエンジン振動に起因す
るドップラー振動に基づいて上述の発進判定手段(先行
車発進判定部11参照)が発進判定を行なうことを禁止
するので、エンジンのアイドル振動が原因で発生すると
ころのドップラー信号による誤警報を防止することがで
きる効果がある。
【0116】しかも、エンジン回転数検出手段(ディス
トリビュータ3参照)で検出されたエンジン回転数Ne
からエンジン振動に起因するドップラー信号の振動数
(図17にハッチングを施して示す周波数参照)を求め
て、このドップラー振動を第6ステップJ6にてカット
するので、エンジンのアイドル振動を要因とするところ
のドップラー信号(図8参照)による誤警報をより一層良
好に防止することができる効果がある。なお、この実施
例においても、その他の点については先の実施例とほぼ
同様の作用効果を奏する。
【0117】図18は車両の先行車発進報知装置のさら
に他の実施例を示す。なお、この実施例においても図1
〜図3の回路装置を用いるが、図18の実施例では、自
車Aまたは先行車Bのエンジン振動に起因するドップラ
ー振動に基づいて先行車発進判定部11による発進判定
を禁止すべく構成している。
【0118】つまり、上述のCPU10が発進の判定を
禁止する禁止手段(図18に示すフローチャートの第6
ステップM6参照)を兼ねる。特にこの実施例では、該
禁止手段(第6ステップM6参照)は、周波数が所定値t
h5(図17参照)より低いドップラー信号に対しては発
進判定を実行しないように構成している。このように構
成した車両の先行車発進報知装置の作用を、図18に示
すフローチャートを参照して、以下に詳述する。
【0119】第1ステップM1で、CPU10は車速セ
ンサ1からのパルスと、ドップラー信号S(図4参照)と
の取込みを実行し、次の第2ステップM2で、CPU1
0は演算処理を実行する。
【0120】つまり、車速信号はパルスにて入力される
ので、パルス数を車速Vに変換する。例えば所定時間
(100msec)内のパルス数に定数を乗じて自車Aの車速
Vを求める。またドップラー信号Sが図6に示す所定値
(しきい値)th1以上の時、第1フラグ(先行車発進識
別フラグ)をF1=1とする。さらにドップラー信号S
の周波数が図14に示す所定値(しきい値)th4以下の
時には第4フラグをF4=1とする。
【0121】次に第3ステップM3で、CPU10(自
車停止判定部9参照)は自車Aの車速Vが所定値以下か
否かを判定し、自車停止時(YES判定時)には次の第4
ステップM4に移行する一方、自車非停止時(NO判定
時)には第9ステップM9に移行する。
【0122】上述の第4ステップM4で、CPU10
(報知規制判定部12参照)は報知規制条件か否かを判定
する。この場合は、報知規制条件を自車Aの停止後所定
時間内に設定し、CPU10は停止後所定時間内か否か
を判定する。而してYES判定時には第9ステップM9
に移行する一方、NO判定時には第5ステップM5に移
行する。
【0123】この第5ステップM5で、CPU10は第
4フラグF4=1か否かを判定し、NO判定時には第7
ステップM7に移行する一方、NO判定時には第6ステ
ップM6に移行する。
【0124】この第6ステップM6で、CPU10は排
除処理を実行する。つまりエンジンのアイドル振動に相
当する所定周波数th5(図17参照)以下の信号(つま
り、図17にハッチングおよび多点を施して示す部分の
信号)をカットする。
【0125】次に第7ステップM7で、CPU10(先
行車発進判定部11参照)は先行車発進か否かを、第1
フラグF1=1か否かで判定する。而して、F1=1の
時(YES判定時)には次の第8ステップM8に移行し、
F1=0の時(NO判定時)には第9ステップM9に移行
する。
【0126】上述の第8ステップM8で、CPU10は
先行車Bの発進に対応して報知器8を駆動し、発進報知
を実行する。一方、第9ステップM9で、CPU10は
自車Aの停止後所定時間が未だ経過していないこと、ま
たは自車Aが非停止であることに対応して、報知器8に
よる先行車Bの発進報知をカットする。または回路部1
5をOFFにして送信センサ4からの検出波aの送信を
カットする。
【0127】このように図18に示す実施例(請求項1
0に相当する実施例)によれば、上述の禁止手段(第6ス
テップM6参照)は、周波数が所定値th5(図17参
照)よりも低いドップラー信号 (エンジンのアイドル振
動が原因で発生するドップラー信号)に対しては発進判
定を実行しないので、エンジンのアイドル振動を要因と
するドップラー信号による誤警報をより一層確実に防止
することができる効果がある。
【0128】なお、この実施例においても、その他の点
については先の実施例とほぼ同様の作用、効果を奏す
る。
【0129】図19、図20は車両の先行車発進報知装
置のさらに他の実施例を示す。なお、この実施例におい
ても図1〜図3の回路装置を用いるが、図19、図20
の実施例では、CPU10は大きさが一定のドップラー
信号(図20参照)(エンジン後ろ置きタイプで後面にフ
ァンを備えたバスにおいて、該ファンから発せられる大
きさが一定のドップラー信号)をカットするカット手段
(図19に示すフローチャートの第6ステップQ6参照)
を兼ねる。このように構成した車両の先行車発進報知装
置の作用を、図19に示すフローチャートを参照して、
以下に詳述する。
【0130】第1ステップQ1で、CPU10は車速セ
ンサ1からのパルスと、ドップラー信号S(図4参照)と
の取込みを実行し、次の第2ステップQ2で、CPU1
0は演算処理を実行する。
【0131】つまり、車速信号はパルスにて入力される
ので、パルス数を車速Vに変換する。例えば所定時間
(100msec)内のパルス数に定数を乗じて自車Aの車速
Vを求める。またドップラー信号Sが図6に示す所定値
(しきい値)th1以上の時、第1フラグ(先行車発進識
別フラグ)をF1=1とする。さらに大きさが一定の図
20に示すようなドップラー信号の周波数成分がある時
には第5フラグをF5=1とする。
【0132】次に第3ステップQ3で、CPU10(自
車停止判定部9参照)は自車Aの車速Vが所定値以下か
否かを判定し、自車停止時(YES判定時)には次の第4
ステップQ4に移行する一方、自車非停止時(NO判定
時)には第9ステップQ9に移行する。
【0133】上述の第4ステップQ4で、CPU10
(報知規制判定部12参照)は報知規制条件か否かを判定
する。この場合は、報知規制条件を自車Aの停止後所定
時間内に設定し、CPU10は停止後所定時間内か否か
を判定する。而してYES判定時には第9ステップQ9
に移行する一方、YES判定時には第5ステップQ5に
移行する。
【0134】この第5ステップQ5で、CPU10は第
5フラグF5=1か否かを判定し、NO判定時には第7
ステップQ7に移行する一方、YES判定時には第6ス
テップQ6に移行する。この第6ステップQ6で、CP
U10は排除処理を実行する。つまり大きさが一定の高
い周波数成分の信号をカットする。
【0135】次に第7ステップQ7で、CPU10(先
行車発進判定部11参照)は先行車発進か否かを、第1
フラグF1=1か否かで判定する。而して、F1=1の
時(YES判定時)には次の第8ステップQ8に移行し、
F1=0の時(NO判定時)には第9ステップQ9に移行
する。
【0136】上述の第8ステップQ8で、CPU10は
先行車Bの発進に対応して報知器8を駆動し、発進報知
を実行する。一方、第9ステップQ9で、CPU10は
自車Aの停止後所定時間が未だ経過していないこと、ま
たは自車Aが非停止であることに対応して、報知器8に
よる先行車Bの発進報知をカットする。または回路部1
5をOFFにして送信センサ4からの検出波aの送信を
カットする。
【0137】このように図19、図20に示す実施例
(請求項11に相当する実施例)によれば、上述のカット
手段(第6ステップQ6参照)は大きさが一定のドップラ
ー信号をカット(排除)するので、エンジン後ろ置きタイ
プで後面にファンを備えているバスのような先行車にあ
っては、該ファンから大きさが一定のドップラー信号
(図20参照)が発生するが、このような先行車からのド
ップラー信号による誤警報を防止することができる効果
がある。なお、この実施例においても、その他の点につ
いては先の実施例とほぼ同様の作用、効果を奏する。
【0138】図21、図22は車両の先行車発進報知装
置のさらに他の実施例を示す。なお、この実施例におい
ても図1〜図3の回路装置を用いるが、図21、図22
の実施例では、CPU10は振動数が所定以上のドップ
ラー信号(エンジン後ろ置きタイプで後面にファンを備
えたバスにおいて、該ファンから発せられる信号通過帯
域よりも高い周波数の信号、図22参照)をカットする
カット手段(図21に示すフローチャートの第6ステッ
プU6参照)を兼ねる。このように構成した車両の先行
車発進報知装置の作用を、図21に示すフローチャート
を参照して、以下に詳述する。
【0139】第1ステップU1で、CPU10は車速セ
ンサ1からのパルスと、ドップラー信号S(図4参照)と
の取込みを実行し、次の第2ステップU2で、CPU1
0は演算処理を実行する。
【0140】つまり、車速信号はパルスにて入力される
ので、パルス数を車速Vに変換する。例えば所定時間
(100msec)内のパルス数に定数を乗じて自車Aの車速
Vを求める。またドップラー信号Sが図6に示す所定値
(しきい値)th1以上の時、第1フラグ(先行車発進識
別フラグ)をF1=1とする。さらにドップラー信号S
の周波数が所定値以上の時には第6フラグをF6=1
(図22参照)とする。
【0141】次に第3ステップU3で、CPU10(自
車停止判定部9参照)は自車Aの車速Vが所定値以下か
否かを判定し、自車停止時(YES判定時)には次の第4
ステップU4に移行する一方、自車非停止時(NO判定
時)には第9ステップU9に移行する。
【0142】上述の第4ステップU4で、CPU10
(報知規制判定部12参照)は報知規制条件か否かを判定
する。この場合は、報知規制条件を自車Aの停止後所定
時間内に設定し、CPU10は停止後所定時間内か否か
を判定する。而してYES判定時には第9ステップU9
に移行する一方、NO判定時には第5ステップU5に移
行する。
【0143】この第5ステップU5で、CPU10は第
6フラグF6=1か否かを判定し、NO判定時には第7
ステップU7に移行する一方、YES判定時には第6ス
テップU6に移行する。この第6ステップU6で、CP
U10は排除処理を実行する。つまり図22に示すよう
な所定周波数以上の信号(ファンによる高い周波数の信
号)をカットする。
【0144】次に第7ステップU7で、CPU10(先
行車発進判定部11参照)は先行車発進か否かを、第1
フラグF1=1か否かで判定する。而して、F1=1の
時(YES判定時)には次の第8ステップU8に移行し、
F1=0の時(NO判定時)には第9ステップU9に移行
する。
【0145】上述の第8ステップU8で、CPU10は
先行車Bの発進に対応して報知器8を駆動し、発進報知
を実行する。一方、第9ステップU9で、CPU10は
自車Aの停止後所定時間が未だ経過していないこと、ま
たは自車Aが非停止であることに対応して、報知器8に
よる先行車Bの発進報知をカットする。または回路部1
5をOFFにして送信センサ4からの検出波aの送信を
カットする。
【0146】このように図21、図22に示す実施例
(請求項12に相当する実施例)によれば、上述のカット
手段(第6ステップU6参照)は振動数が所定以上のドッ
プラー信号(図22に示すファンによる周波数の部分参
照)をカットするので、エンジン後ろ置きタイプで後面
にファンを備えているバスのような先行車にあっては、
該ファンから振動数が高いドップラー信号が発生する
が、このような先行車からのドップラー信号による誤警
報を防止することができる効果がある。なお、この実施
例においても、その他の点については先の実施例とほぼ
同様の作用、効果を奏する。
【0147】図23、図24は車両の先行車発進報知装
置のさらに他の実施例を示す。なお、この実施例におい
ても図1〜図3の回路装置を用いるが。図23、図24
の実施例では、CPU10は50Hz、60Hzの特定周
波数(商用周波数)およびその高調波の信号をカットする
カット手段(図23に示すフローチャートの第6ステッ
プX6参照)を兼ねる。このように構成した車両の先行
車発進報知装置の作用を、図23に示すフローチャート
を参照して、以下に詳述する。
【0148】第1ステップX1で、CPU10は車速セ
ンサ1からのパルスと、ドップラー信号S(図4参照)と
の取込みを実行し、次の第2ステップX2で、CPU1
0は演算処理を実行する。
【0149】つまり、車速信号はパルスにて入力される
ので、パルス数を車速Vに変換する。例えば所定時間
(100msec)内のパルス数に定数を乗じて自車Aの車速
Vを求める。またドップラー信号Sが図6に示す所定値
(しきい値)th1以上の時、第1フラグ(先行車発進識
別フラグ)をF1=1とする。さらに50Hz、60Hzお
よびその高調波の信号成分(特定周波数成分)がある時に
は第7フラグF7=1とする。
【0150】次に第3ステップX3で、CPU10(自
車停止判定部9参照)は自車Aの車速Vが所定値以下か
否かを判定し、自車停止時(YES判定時)には次の第4
ステップX4に移行する一方、自車非停止時(NO判定
時)には第9ステップX9に移行する。
【0151】上述の第4ステップX4で、CPU10
(報知規制判定部12参照)は報知規制条件か否かを判定
する。この場合は、報知規制条件を自車Aの停止後所定
時間内に設定し、CPU10は停止後所定時間内か否か
を判定する。而してYES判定時には第9ステップX9
に移行する一方、NO判定時には第5ステップX5に移
行する。この第5ステップX5で、CPU10は第7フ
ラグF7=1か否かを判定し、NO判定時には第7ステ
ップX7に移行する一方、YES判定時には第6ステッ
プX6に移行する。
【0152】この第6ステップX6で、CPU10は排
除処理を実行する。つまり図24に示す50Hz、60Hz
の特定周波数およびその高調波の信号を例えばBPF
(バンドパスフィルタ)を用いてカットする。
【0153】次に第7ステップX7で、CPU10(先
行車発進判定部11参照)は先行車発進か否かを、第1
フラグF1=1か否かで判定する。而して、F1=1の
時(YES判定時)には次の第8ステップX8に移行し、
F1=0の時(NO判定時)には第9ステップX9に移行
する。
【0154】上述の第8ステップX8で、CPU10は
先行車Bの発進に対応して報知器8を駆動し、発進報知
を実行する。一方、第9ステップX9で、CPU10は
自車Aの停止後所定時間が未だ経過していないこと、ま
たは自車Aが非停止であることに対応して、報知器8に
よる先行車Bの発進報知をカットする。または回路部1
5をOFFにして送信センサ4からの検出波aの送信を
カットする。
【0155】このように図23、図24に示す実施例
(請求項13に相当する実施例)によれば、上述のカット
手段(第6ステップX6参照)は50Hz、60Hzの特定周
波数およびその高調波(つまり100Hz、120Hz、1
50Hz、180Hz)の信号をカットするので、路上に設
置された蛍光灯などの街灯からは2電極間を往復する電
子によってドップラー信号が発生されるが、このような
ドップラー信号による誤警報を防止することができる効
果がある。なお、この実施例においても、その他の点に
ついては先の実施例とほぼ同様の作用、効果を奏する。
【0156】図25、図26は車両の先行車発進報知装
置のさらに他の実施例を示す。なお、この実施例におい
ても図1〜図3の回路装置を用いるが、図25、図26
の実施例では、受信手段としての受信センサ5が外来電
波を受信した時、外来電波の受信の大きさに応じて送信
センサ4による送信強度を変更する変更手段(回路部1
5参照)を設けている。
【0157】なお、この変更手段はフローチャート(図
25参照)にあっては第7ステップY7に相当する。こ
のように構成した車両の先行車発進報知装置の作用を、
図25に示すフローチャートを参照して以下に詳述す
る。
【0158】第1ステップY1で、CPU10は車速セ
ンサ1からのパルスと、発振器14の発振停止中の受信
信号SR(図26参照)との取込みを実行する。図26に
示すように、この実施例では送信を所定周期で瞬断さ
せ、この送信瞬断中に外来電波が存在する時には、受信
電圧に受信信号SRが現われる。次の第2ステップY2
で、CPU10は演算処理を実行する。
【0159】つまり、車速信号はパルスにて入力される
ので、パルス数を車速Vに変換する。例えば所定時間
(100msec)内のパルス数に定数を乗じて自車Aの車速
Vを求める。またドップラー信号Sが図6に示す所定値
(しきい値)th1以上の時、第1フラグ(先行車発進識
別フラグ)をF1=1とする。さらに発振停止中の受信
信号SRが所定値(しきい値)th6以上の時に第8フラ
グをF8=1とする。
【0160】次に第3ステップY3で、CPU10(自
車停止判定部9参照)は自車Aの車速Vが所定値以下か
否かを判定し、自車停止時(YES判定時)には次の第4
ステップY4に移行する一方、自車非停止時(NO判定
時)には第10ステップY10に移行する。
【0161】上述の第4ステップY4で、CPU10
(報知規制判定部12参照)は報知規制条件か否かを判定
する。この場合は、報知規制条件を自車Aの停止後所定
時間内に設定し、CPU10は停止後所定時間内か否か
を判定する。而してYES判定時には第10ステップY
10に移行する一方、NO判定時には第5ステップY5
に移行する。
【0162】この第5ステップY5で、CPU10は発
振器14による発振を所定短時間のみ停止する。この送
信瞬断は回路部15を所定短時間のみOFFとしてもよ
く、発振器14それ自体を瞬断してもよい。
【0163】次に、第6ステップY6で、CPU10は
第8フラグF8=1か否かを判定し、NO判定時には第
8ステップY8に移行する一方、YES判定時には第7
ステップY7に移行する。この第7ステップY6で、C
PU10は排除処理を実行する。つまり、回路部15を
減衰部に設定し、発振出力を100×SR/S[%]程度
に減衰処理する。
【0164】次に第8ステップY8で、CPU10(先
行車発進判定部11参照)は先行車発進か否かを、第1
フラグF1=1か否かで判定する。而して、F1=1の
時(YES判定時)には次の第9ステップY9に移行し、
F1=0の時(NO判定時)には第10ステップY10に
移行する。
【0165】上述の第9ステップY9で、CPU10は
先行車Bの発進に対応して報知器8を駆動し、発進報知
を実行する。一方、第10ステップY10で、CPU1
0は自車Aの停止後所定時間が未だ経過していないこ
と、または自車Aが非停止であることに対応して、報知
器8による先行車Bの発進報知をカットする。または回
路部15をOFFにして送信センサ4からの検出波aの
送信をカットする。
【0166】このように図25、図26に示す実施例
(請求項14に相当する実施例)によれば、上述の受信手
段(受信センサ5参照)が外来電波(図26参照)を受信し
た時、この外来電波の受信の大きさに応じて送信手段
(送信センサ4参照)による送信強度を変更するので、車
両監視システムや交通流監視システムからの外来電波受
信による誤警報を防止することができ、特に送信強度
(この実施例では発振出力)を小さく変更した際には上記
監視システムに対して自車Aの検出波aが悪影響を与え
ない効果がある。なお、この実施例においても、その他
の点については先の実施例とほぼ同様の作用、効果を奏
する。
【0167】以上の各実施例においては送信センサ4お
よび受信センサ5をマイクロ波モジュール19(図3参
照)にて構成した場合を例示したが、これれら各センサ
4,5は図27に示すように光センサで構成することが
できる。
【0168】すなわち、同図に示すように自車Aの前部
に、自車Aの前方に検出波を送信する発光センサ31
と、自車Aの前方に存在する物体つまり先行車Bから反
射された反射波を受信する受光センサ32とを設ける。
【0169】而して、発光センサ31と受光センサ32
との間の離間距離をL、光軸の成す角度をθとする時、
自車Aと先行車Bとの間の距離RはR=f(θ,L)(但
し、fは関数)となる。このように図3に示すマイクロ
波モジュール19に代えて光センサ31,32を用いて
車両の先行車発進報知装置を構成してもよい。
【0170】この発明の構成と、上述の実施例との対応
において、この発明の車速検出手段は、実施例の車速セ
ンサ1に対応し、以下同様に、停車判定手段は、自車停
止判定部9に対応し、送信手段は、送信センサ4、ガン
ダイオード21、発光センサ31に対応し、受信手段
は、受信センサ5、ショットキーバリアダイオード2
3、受光センサ32に対応し、発進判定手段は、先行車
発進判定部11に対応し、報知手段は、報知器8に対応
し、規制手段は、報知規制判定部12に対応し、禁止手
段は、CPU10制御による各ステップJ6,M6に対
応し、エンジン回転数検出手段は、ディストリビュータ
3に対応し、カット手段は、CPU10制御による各ス
テップQ6,U6,X6に対応するも、この発明は、上
述の実施例の構成のみに限定されるものではない。例え
ば、送信センサ4および受信センサ5としては例示した
マイクロ波モジュール19および光センサ31,32に
代えて、超音波センサを用いてもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】 先行車と自車の説明図。
【図2】 本発明の車両の先行車発進報知装置を示すブ
ロック図。
【図3】 マイクロ波モジュールの説明図。
【図4】 ドップラー信号の説明図。
【図5】 先行車発進報知処理を示すフローチャート。
【図6】 第1フラグの説明図。
【図7】 先行車発進報知処理の他の実施例を示すフロ
ーチャート。
【図8】 第2フラグの説明図。
【図9】 先行車発進報知処理のさらに他の実施例を示
すフローチャート。
【図10】 第3フラグの説明図。
【図11】 先行車発進報知処理のさらに他の実施例を
示すフローチャート。
【図12】 自車ピッチング後に先行車が発信した時の
信号説明図。
【図13】 自車ピッチング中に先行車が発信した時の
信号説明図。
【図14】 第4フラグの説明図。
【図15】 先行車発進報知処理のさらに他の実施例を
示すフローチャート。
【図16】 先行車発進報知処理のさらに他の実施例を
示すフローチャート。
【図17】 エンジン回転数と周波数との関係を示す説
明図。
【図18】 先行車発進報知処理のさらに他の実施例を
示すフローチャート。
【図19】 先行車発進報知処理のさらに他の実施例を
示すフローチャート。
【図20】 ファンによる信号と先行車発進による信号
との差異を示す説明図。
【図21】 先行車発進報知処理のさらに他の実施例を
示すフローチャート。
【図22】 第6フラグの説明図。
【図23】 先行車発進報知処理のさらに他の実施例を
示すフローチャート。
【図24】 特定周波数およびその高調波の信号処理を
示す説明図。
【図25】 先行車発進報知処理のさらに他の実施例を
示すフローチャート。
【図26】 外来電波受信時の信号を示す説明図。
【図27】 光センサによる送受信手段を示す説明図。
【図28】 従来の車両の先行車発進報知装置の説明
図。
【符号の説明】
A…自車 B…先行車 a…検出波 b…反射波 1…車速センサ(車速検出手段) 2…加速度センサ 3…ディストリビュータ(エンジン回転数検出手段) 4…送信センサ(送信手段) 5…受信センサ(受信手段) 8…報知器(報知手段) 9…自車停止判定部(停車判定手段) 11…先行車発進判定部(発進判定手段) 12…報知規制判定部(規制手段) 21…ガンダイオード(送信手段) 23…ショットキーバリアダイオード(受信手段) 31…発光センサ(送信手段) 32…受光センサ(受信手段) J6,M6…禁止手段 Q6,U6,X6…カット手段 Y7…変更手段 S…ドップラー信号

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】自車が先行車に続いて停車している時、先
    行車の発進を報知する車両の先行車発進報知装置であっ
    て、自車の車速を検出する車速検出手段と、車速検出手
    段の検出結果に基づいて自車の停車を判定する停車判定
    手段と、自車の前方に検出波を送信する送信手段と、自
    車の前方に存在する物体から反射された上記検出波を受
    信する受信手段と、上記停車判定手段で自車の停車状態
    が検出された時、上記受信手段の受信結果に基づいて自
    車前方の先行車が発進したと判定する発進判定手段と、
    上記発進判定手段の判定結果に基づいて先行車の発進を
    ドライバに報知する報知手段と、自車の停止後所定時間
    の間は、上記報知を規制する規制手段とを備えた車両の
    先行車発進報知装置。
  2. 【請求項2】上記規制手段が自車の停止後所定時間の間
    は報知手段による警報をカットする請求項1記載の車両
    の先行車発進報知装置。
  3. 【請求項3】上記規制手段が自車の停止後所定時間の間
    は送信手段による検出波送信をカットする請求項1記載
    の車両の先行車発進報知装置。
  4. 【請求項4】自車が先行車に続いて停車している時、先
    行車の発進を報知する車両の先行車発進報知装置であっ
    て、自車の車速を検出する車速検出手段と、車速検出手
    段の検出結果に基づいて自車の停車を判定する停車判定
    手段と、自車の前方に検出波を送信する送信手段と、自
    車の前方に存在する物体から反射された上記検出波を受
    信する受信手段と、上記停車判定手段で自車の停車状態
    が検出された時、上記検出波のドップラー信号に基づい
    て自車前方の先行車が発進したと判定する発進判定手段
    と、上記発進判定手段の判定結果に基づいて先行車の発
    進をドライバに報知する報知手段と、自車のピッチング
    状態を検出する加速度センサと、ピッチングによるドッ
    プラー信号をカットすることで上記報知を規制する規制
    手段とを備えた車両の先行車発進報知装置。
  5. 【請求項5】上記規制手段は検出波の受信信号が一定に
    なるまで報知手段による放置を待機する請求項1または
    4記載の車両の先行車発進報知装置。
  6. 【請求項6】自車のピッチング中に先行車と自車との相
    対速度が所定以上になった時、上記規制を解除する請求
    項1または4記載の車両の先行車発進報知装置。
  7. 【請求項7】上記所定時間は、車速が検出不能な極低速
    にある第1所定期間と、自車のピッチングが生じている
    第2所定期間との少なくとも一方に設定された請求項1
    記載の車両の先行車発進報知装置。
  8. 【請求項8】自車または先行車のエンジン振動に起因す
    るドップラー振動に基づいて上記発進判定手段による発
    進判定の実行を禁止する禁止手段を設けた請求項1また
    は4記載の車両の先行車発進報知装置。
  9. 【請求項9】エンジン回転数を検出するエンジン回転数
    検出手段を設け、エンジン回転数からエンジン振動に起
    因するドップラー信号の振動数を求め、ドップラー振動
    をカットする請求項8記載の車両の先行車発進報知装
    置。
  10. 【請求項10】上記禁止手段は、周波数が所定値より低
    いドップラー信号に対しては発進判定を実行しない請求
    項8記載の車両の先行車発進報知装置。
  11. 【請求項11】大きさが一定のドップラー信号をカット
    するカット手段を備えた請求項1または4記載の車両の
    先行車発進報知装置。
  12. 【請求項12】振動数が所定以上のドップラー信号をカ
    ットするカット手段を備えた請求項1または4記載の車
    両の先行車発進報知装置。
  13. 【請求項13】50Hz、60Hzの特定周波数およびその
    高調波の信号をカットするカット手段を備えた請求項1
    または4記載の車両の先行車発進報知装置。
  14. 【請求項14】上記受信手段が外来電波を受信した時、
    外来電波の受信の大きさに応じて送信手段による送信強
    度を変更する請求項1または4記載の車両の先行車発進
    報知装置。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001291199A (ja) * 2000-04-11 2001-10-19 Mazda Motor Corp 先行車発進報知装置
JP2016048179A (ja) * 2014-08-27 2016-04-07 オムロンオートモーティブエレクトロニクス株式会社 レーザレーダ装置及び物体検出方法
KR101700564B1 (ko) * 2016-09-27 2017-01-26 박영열 오작동 방지를 위한 차량의 감지장치
CN113255612A (zh) * 2021-07-05 2021-08-13 智道网联科技(北京)有限公司 前车起步提醒方法及系统、电子设备和存储介质

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