JPH06325299A - 車両用後方監視装置 - Google Patents
車両用後方監視装置Info
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- JPH06325299A JPH06325299A JP5114347A JP11434793A JPH06325299A JP H06325299 A JPH06325299 A JP H06325299A JP 5114347 A JP5114347 A JP 5114347A JP 11434793 A JP11434793 A JP 11434793A JP H06325299 A JPH06325299 A JP H06325299A
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- inter
- alarm
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- Valves And Accessory Devices For Braking Systems (AREA)
- Control Of Driving Devices And Active Controlling Of Vehicle (AREA)
- Emergency Alarm Devices (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 警報の発生頻度を制御して警報の信頼性を高
める。 【構成】 車間距離検出装置105により自車両と後方
車両の車間距離を検出し,自車両速度検出装置104に
より自車両の走行速度を検出し,スロットル開度検出装
置102により自車両がエンジンブレーキ作動状態にあ
るか否かを検出し,フットブレーキ作動検出装置103
により自車両がフットブレーキ作動状態にあるか否かを
検出し,制御部101が,エンジンブレーキ作動状態に
あり,フットブレーキが作動していない場合において,
その後方車両が安全車間距離内に侵入したと判断したと
きにのみ,対後方車両警報装置106および警報ブザー
107により後方車両およびドライバーに対し警報を与
える。
める。 【構成】 車間距離検出装置105により自車両と後方
車両の車間距離を検出し,自車両速度検出装置104に
より自車両の走行速度を検出し,スロットル開度検出装
置102により自車両がエンジンブレーキ作動状態にあ
るか否かを検出し,フットブレーキ作動検出装置103
により自車両がフットブレーキ作動状態にあるか否かを
検出し,制御部101が,エンジンブレーキ作動状態に
あり,フットブレーキが作動していない場合において,
その後方車両が安全車間距離内に侵入したと判断したと
きにのみ,対後方車両警報装置106および警報ブザー
107により後方車両およびドライバーに対し警報を与
える。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は,走行中の自車両に後
方から異常接近してきた車両が安全車間距離内に侵入し
たとき警報を発すると共に,自車両のドライバーに対し
ても警告音により後方車両の異常接近を報知する車両用
後方監視装置に関する。
方から異常接近してきた車両が安全車間距離内に侵入し
たとき警報を発すると共に,自車両のドライバーに対し
ても警告音により後方車両の異常接近を報知する車両用
後方監視装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来,走行中の自車両に対し後方から異
常接近してきた車両がある場合,具備している自車両の
速度を検出する手段と,自車両と後方車両との車間距離
を検出する手段とにより,自車両速度に対して車間距離
が短くなったこと(危険状態になったこと)を検知し,
後方車両に対して車間距離が短くなったことを知らせた
り,あるいは自車両のドライバーに対して後方車両が異
常接近したことを報知していた。この従来技術に関連す
る参考技術文献として,特開平3−113600号公報
に開示されている「自動車の追突防止装置」,および実
開平2−18751号公報に開示されている「車両用警
報装置」がある。
常接近してきた車両がある場合,具備している自車両の
速度を検出する手段と,自車両と後方車両との車間距離
を検出する手段とにより,自車両速度に対して車間距離
が短くなったこと(危険状態になったこと)を検知し,
後方車両に対して車間距離が短くなったことを知らせた
り,あるいは自車両のドライバーに対して後方車両が異
常接近したことを報知していた。この従来技術に関連す
る参考技術文献として,特開平3−113600号公報
に開示されている「自動車の追突防止装置」,および実
開平2−18751号公報に開示されている「車両用警
報装置」がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら,上記に
示されるような従来の技術にあっては,自車両と後方車
両との車間距離が予め設定しておいた安全車間距離に対
して短くなったときには,常に後方車両に対して警報を
発するため,自車両ドライバーがブレーキを作動させた
ことにより自車両後尾のブレーキランプが点灯しても,
該ブレーキランプ点灯と共に後方車両に対して警報を与
えてしまうことになる。
示されるような従来の技術にあっては,自車両と後方車
両との車間距離が予め設定しておいた安全車間距離に対
して短くなったときには,常に後方車両に対して警報を
発するため,自車両ドライバーがブレーキを作動させた
ことにより自車両後尾のブレーキランプが点灯しても,
該ブレーキランプ点灯と共に後方車両に対して警報を与
えてしまうことになる。
【0004】また,渋滞の場合において,車間距離が短
くなることが多い都市部における走行にあっては,警報
発生頻度が過多となり,後方車両ドライバーに対して煩
わしさを与えることになる。さらに警報過多の状態が続
くと,警報に慣れてしまい,適切な警報を与えるという
本来の目的が損なわれる恐れがあった。
くなることが多い都市部における走行にあっては,警報
発生頻度が過多となり,後方車両ドライバーに対して煩
わしさを与えることになる。さらに警報過多の状態が続
くと,警報に慣れてしまい,適切な警報を与えるという
本来の目的が損なわれる恐れがあった。
【0005】この発明は,上記に鑑みてなされたもので
あって,自車両がエンジンブレーキ作動状態にあり,か
つ,フットブレーキが作動していない場合において,後
方車両が車速に応じた安全車間距離内に侵入したときに
のみ,後方車両に警報を与えることで警報の発生頻度を
低減させて警報の信頼性を高めることを目的とする。
あって,自車両がエンジンブレーキ作動状態にあり,か
つ,フットブレーキが作動していない場合において,後
方車両が車速に応じた安全車間距離内に侵入したときに
のみ,後方車両に警報を与えることで警報の発生頻度を
低減させて警報の信頼性を高めることを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明は,上記の目的
を達成するために,自車両と後方車両との車間距離を検
出する車間距離検出手段と,自車両の走行速度を検出す
る自車両速度検出手段と,自車両がエンジンブレーキ作
動状態にあるか否かを検出するエンジンブレーキ作動検
出手段と,自車両がフットブレーキ作動状態にあるか否
かを検出するフットブレーキ作動検出手段と,信号の入
力に応じて後方車両に警報を発する対後方車両警報手段
と,前記車間距離検出手段により検出された車間距離,
前記自車両速度検出手段により検出された自車両の走行
速度,前記エンジンブレーキ作動検出手段により検出さ
れた自車両のエンジンブレーキ作動状態,および前記フ
ットブレーキ作動検出手段により検出された自車両のフ
ットブレーキ作動状態に基づいて,自車両がエンジブレ
ーキ作動状態にあり,フットブレーキが作動していない
場合において,後方車両が安全車間距離内に侵入したと
き,前記対後方車両警報手段に対し信号を出力する制御
手段とを具備するものである。
を達成するために,自車両と後方車両との車間距離を検
出する車間距離検出手段と,自車両の走行速度を検出す
る自車両速度検出手段と,自車両がエンジンブレーキ作
動状態にあるか否かを検出するエンジンブレーキ作動検
出手段と,自車両がフットブレーキ作動状態にあるか否
かを検出するフットブレーキ作動検出手段と,信号の入
力に応じて後方車両に警報を発する対後方車両警報手段
と,前記車間距離検出手段により検出された車間距離,
前記自車両速度検出手段により検出された自車両の走行
速度,前記エンジンブレーキ作動検出手段により検出さ
れた自車両のエンジンブレーキ作動状態,および前記フ
ットブレーキ作動検出手段により検出された自車両のフ
ットブレーキ作動状態に基づいて,自車両がエンジブレ
ーキ作動状態にあり,フットブレーキが作動していない
場合において,後方車両が安全車間距離内に侵入したと
き,前記対後方車両警報手段に対し信号を出力する制御
手段とを具備するものである。
【0007】また,自車両と後方車両との車間距離を検
出する車間距離検出手段と,自車両の走行速度を検出す
る自車両速度検出手段と,自車両がエンジンブレーキ作
動状態にあるか否かを検出するエンジンブレーキ作動検
出手段と,自車両がフットブレーキ作動状態にあるか否
かを検出するフットブレーキ作動検出手段と,後方車両
に警報を発する対後方車両警報手段と,自車両ドライバ
ーに対して警告を発する対ドライバー警報手段と,前記
車間距離検出手段により検出された車間距離,前記自車
両速度検出手段により検出された自車両の走行速度,前
記エンジンブレーキ作動検出手段により検出された自車
両のエンジンブレーキ作動状態,および前記フットブレ
ーキ作動検出手段により検出された自車両のフットブレ
ーキ作動状態に基づいて,自車両がエンジブレーキ作動
状態にあり,フットブレーキが作動していない場合にお
いて,後方車両が安全車間距離内に侵入したとき,前記
対後方車両警報手段に対し警報の発生を指示し,かつ,
前記対ドライバー警報手段に対し警報の発生を指示する
制御手段とを具備するものである。
出する車間距離検出手段と,自車両の走行速度を検出す
る自車両速度検出手段と,自車両がエンジンブレーキ作
動状態にあるか否かを検出するエンジンブレーキ作動検
出手段と,自車両がフットブレーキ作動状態にあるか否
かを検出するフットブレーキ作動検出手段と,後方車両
に警報を発する対後方車両警報手段と,自車両ドライバ
ーに対して警告を発する対ドライバー警報手段と,前記
車間距離検出手段により検出された車間距離,前記自車
両速度検出手段により検出された自車両の走行速度,前
記エンジンブレーキ作動検出手段により検出された自車
両のエンジンブレーキ作動状態,および前記フットブレ
ーキ作動検出手段により検出された自車両のフットブレ
ーキ作動状態に基づいて,自車両がエンジブレーキ作動
状態にあり,フットブレーキが作動していない場合にお
いて,後方車両が安全車間距離内に侵入したとき,前記
対後方車両警報手段に対し警報の発生を指示し,かつ,
前記対ドライバー警報手段に対し警報の発生を指示する
制御手段とを具備するものである。
【0008】
【作用】この発明による車両用後方監視装置は,車間距
離検出手段により自車両と後方車両の車間距離を検出
し,自車両速度検出手段により自車両の走行速度を検出
し,エンジンブレーキ作動検出手段により自車両がエン
ジンブレーキ作動状態にあるか否かを検出し,フットブ
レーキ作動検出手段により自車両がフットブレーキ作動
状態にあるか否かを検出し,制御手段が,エンジンブレ
ーキ作動状態にあり,フットブレーキが作動していない
場合において,その後方車両が安全車間距離内に侵入に
したと判断したときにのみ,対後方車両警報手段により
後方車両に対し警報を与える。このように後方車両に対
する警報発生回数を適切に制御し,警報の信頼性を高
め,かつ,実際に接近状態にあるとき的確に警報を与え
るものである。
離検出手段により自車両と後方車両の車間距離を検出
し,自車両速度検出手段により自車両の走行速度を検出
し,エンジンブレーキ作動検出手段により自車両がエン
ジンブレーキ作動状態にあるか否かを検出し,フットブ
レーキ作動検出手段により自車両がフットブレーキ作動
状態にあるか否かを検出し,制御手段が,エンジンブレ
ーキ作動状態にあり,フットブレーキが作動していない
場合において,その後方車両が安全車間距離内に侵入に
したと判断したときにのみ,対後方車両警報手段により
後方車両に対し警報を与える。このように後方車両に対
する警報発生回数を適切に制御し,警報の信頼性を高
め,かつ,実際に接近状態にあるとき的確に警報を与え
るものである。
【0009】また,上記において,さらに,対ドライバ
ー警報手段により自車両のドライバーに対しても後方車
両が接近していることを報知して注意を促し,注意が必
要な車間距離であることをドライバーに認識させるもの
である。
ー警報手段により自車両のドライバーに対しても後方車
両が接近していることを報知して注意を促し,注意が必
要な車間距離であることをドライバーに認識させるもの
である。
【0010】
【実施例】以下,この発明の一実施例を添付図面を参照
して説明する。図1は,この発明による車両用後方監視
装置の概略構成を示すブロック図である。図において,
101は格納されている制御プログラムに基づいて所定
の処理を実行する制御手段としての制御部であり,該制
御部101の入力側には,自動車エンジンの吸入空気ス
ロットルの開度を検出するスロットル開度検出装置10
2と,自車両ドライバーがフットブレーキを作動させて
いることを検出するフットブレーキ作動検出装置103
と,自車両の速度を検出する自車両速度検出装置104
と,後方車両と自車両との車間距離を検出する車間距離
検出装置105とが接続されている。なお,フットブレ
ーキ作動検出装置103は,フットブレーキペダルに取
り付けられた接触スイッチあるいは車両後尾ブレーキ灯
への印加電圧検知手段等(いずれも図示せず)により構
成される。また,車間距離検出装置105は,例えば,
超音波送信後に後方車両からの反射波が受信されるまで
の時間差から距離を算出するパルス発振方式の超音波ソ
ナーを用いる。この他に車間距離が検出可能であればこ
れ以外の手段,例えば,レーザレーダによる検出装置を
用いてもよい。また,制御部101の出力側には,制御
部101の出力に基づいて後方車両に対して警報を発す
る対後方車両警報装置106と,後方車両が自車両に衝
突する危険性がある場合に自車両ドライバーに対して警
報音を発する対ドライバー警報手段としての警報ブザー
107が接続されている。なお,対後方車両警報装置1
06は,通常の車両後尾ブレーキ灯あるいはハザードラ
ンプを流用した構成,あるいは新たに車両後尾部分に独
立して警告灯ランプを設置したものでもよい。
して説明する。図1は,この発明による車両用後方監視
装置の概略構成を示すブロック図である。図において,
101は格納されている制御プログラムに基づいて所定
の処理を実行する制御手段としての制御部であり,該制
御部101の入力側には,自動車エンジンの吸入空気ス
ロットルの開度を検出するスロットル開度検出装置10
2と,自車両ドライバーがフットブレーキを作動させて
いることを検出するフットブレーキ作動検出装置103
と,自車両の速度を検出する自車両速度検出装置104
と,後方車両と自車両との車間距離を検出する車間距離
検出装置105とが接続されている。なお,フットブレ
ーキ作動検出装置103は,フットブレーキペダルに取
り付けられた接触スイッチあるいは車両後尾ブレーキ灯
への印加電圧検知手段等(いずれも図示せず)により構
成される。また,車間距離検出装置105は,例えば,
超音波送信後に後方車両からの反射波が受信されるまで
の時間差から距離を算出するパルス発振方式の超音波ソ
ナーを用いる。この他に車間距離が検出可能であればこ
れ以外の手段,例えば,レーザレーダによる検出装置を
用いてもよい。また,制御部101の出力側には,制御
部101の出力に基づいて後方車両に対して警報を発す
る対後方車両警報装置106と,後方車両が自車両に衝
突する危険性がある場合に自車両ドライバーに対して警
報音を発する対ドライバー警報手段としての警報ブザー
107が接続されている。なお,対後方車両警報装置1
06は,通常の車両後尾ブレーキ灯あるいはハザードラ
ンプを流用した構成,あるいは新たに車両後尾部分に独
立して警告灯ランプを設置したものでもよい。
【0011】さらに,上記制御部101は,スロットル
開度検出装置102,フットブレーキ作動検出装置10
3,自車両速度検出装置104,車間距離検出装置10
5からの検出信号を入力して該検出信号をデータバス1
01fへ送り出す入力インタフェース101aと,各種
制御処理を実行するためのプログラムが格納されている
ROM101bと,該ROM101bの格納プログラム
に従って各種処理を実行するCPU101cと,該CP
U101cにより処理された結果やデータを記憶するR
AM101dと,対後方車両警報装置106,警報ブザ
ー107に対する制御指令を所定のフォーマットで出力
する出力インタフェース101eとから構成されてい
る。
開度検出装置102,フットブレーキ作動検出装置10
3,自車両速度検出装置104,車間距離検出装置10
5からの検出信号を入力して該検出信号をデータバス1
01fへ送り出す入力インタフェース101aと,各種
制御処理を実行するためのプログラムが格納されている
ROM101bと,該ROM101bの格納プログラム
に従って各種処理を実行するCPU101cと,該CP
U101cにより処理された結果やデータを記憶するR
AM101dと,対後方車両警報装置106,警報ブザ
ー107に対する制御指令を所定のフォーマットで出力
する出力インタフェース101eとから構成されてい
る。
【0012】図2は,上記車間距離検出装置105の装
着状態を示す説明図であり,警戒領域を拡大するために
自車両201の後尾部分に,車間距離検出装置105を
複数個(本実施例では,105a〜105cの3個)並
設している。
着状態を示す説明図であり,警戒領域を拡大するために
自車両201の後尾部分に,車間距離検出装置105を
複数個(本実施例では,105a〜105cの3個)並
設している。
【0013】次に,動作を図3に示すフローチャートに
基づいて説明する。なお,本処理はROM101bに予
め格納されている制御プログラムに基づいてCPU10
1cにより実行されるものである。図3において,ま
ず,スロットル開度検出装置102により吸気用スロッ
トル開度を検出し,現在の自車両201がエンジンブレ
ーキ作動状態であるか否かを判断する(S301:この
ステップS301とスロットル開度検出装置102とに
より特許請求の範囲に記載されているエンジンブレーキ
作動検出手段が構成される)。この判断において,吸気
用スロットル開度量が最小値ではないと判断したときに
は,後方車両に対する警報処理を実行しないで本処理を
リターンする。一方,上記ステップS301において,
吸気用スロットル開度量の最小値を検出して自車両20
1がエンジンブレーキ作動状態であると判断したときに
は,さらに,フットブレーキ作動検出装置103により
フットブレーキ作動状態(制動状態)であるか否かを判
断する(S302:このステップS302とフットブレ
ーキ作動検出装置103とにより特許請求の範囲に記載
されているフットブレーキ作動検出手段が構成され
る)。
基づいて説明する。なお,本処理はROM101bに予
め格納されている制御プログラムに基づいてCPU10
1cにより実行されるものである。図3において,ま
ず,スロットル開度検出装置102により吸気用スロッ
トル開度を検出し,現在の自車両201がエンジンブレ
ーキ作動状態であるか否かを判断する(S301:この
ステップS301とスロットル開度検出装置102とに
より特許請求の範囲に記載されているエンジンブレーキ
作動検出手段が構成される)。この判断において,吸気
用スロットル開度量が最小値ではないと判断したときに
は,後方車両に対する警報処理を実行しないで本処理を
リターンする。一方,上記ステップS301において,
吸気用スロットル開度量の最小値を検出して自車両20
1がエンジンブレーキ作動状態であると判断したときに
は,さらに,フットブレーキ作動検出装置103により
フットブレーキ作動状態(制動状態)であるか否かを判
断する(S302:このステップS302とフットブレ
ーキ作動検出装置103とにより特許請求の範囲に記載
されているフットブレーキ作動検出手段が構成され
る)。
【0014】なお,上記において,自車両201のドラ
イバーがフットブレーキを作動させているときには,自
車両201と後方車両との車間距離が相対速度差に対し
て短くても,後方車両へ警報を与えることはないが,こ
れとは別にフットブレーキの作動の有無に関係なく一定
条件のもとで後方車両へ警報を与えてもよい。
イバーがフットブレーキを作動させているときには,自
車両201と後方車両との車間距離が相対速度差に対し
て短くても,後方車両へ警報を与えることはないが,こ
れとは別にフットブレーキの作動の有無に関係なく一定
条件のもとで後方車両へ警報を与えてもよい。
【0015】次に,上記ステップS302の判断におい
て,フットブレーキ作動状態であると判断したときに
は,後方車両に対する警報処理を実行しないで本処理を
リターンする。一方,上記ステップS302にてフット
ブレーキ作動状態ではないと判断したときには,車間距
離検出装置105を作動させ,自車両201の後方に向
けて超音波をパルス発振させる(S303)。この超音
波発振処理により,自車両201に対して比較的近傍に
後方車両が存在した場合に,この超音波は,後方車両に
当たって反射され,自車両201に帰還する。その反射
超音波が車間距離検出装置105によって捕捉され,制
御部101にて自車両201と後方車両との車間距離L
を演算する(S304:上記ステップS303およびこ
のステップS304と車間距離検出装置105とにより
特許請求の範囲に記載されている車間距離検出手段が構
成される)。また,上記において,超音波発振後,ある
所定時間以内に反射超音波が帰還しない場合には,自車
両201の危険領域内に後方車両が存在しないと判断す
る。
て,フットブレーキ作動状態であると判断したときに
は,後方車両に対する警報処理を実行しないで本処理を
リターンする。一方,上記ステップS302にてフット
ブレーキ作動状態ではないと判断したときには,車間距
離検出装置105を作動させ,自車両201の後方に向
けて超音波をパルス発振させる(S303)。この超音
波発振処理により,自車両201に対して比較的近傍に
後方車両が存在した場合に,この超音波は,後方車両に
当たって反射され,自車両201に帰還する。その反射
超音波が車間距離検出装置105によって捕捉され,制
御部101にて自車両201と後方車両との車間距離L
を演算する(S304:上記ステップS303およびこ
のステップS304と車間距離検出装置105とにより
特許請求の範囲に記載されている車間距離検出手段が構
成される)。また,上記において,超音波発振後,ある
所定時間以内に反射超音波が帰還しない場合には,自車
両201の危険領域内に後方車両が存在しないと判断す
る。
【0016】さらに,上記車間距離検出処理は,自車両
201と後方車両との相対速度を求めるために2回繰り
返し実行する。すなわち,自車両201の後方に向けて
超音波を再度発振させ(S305),帰還した反射超音
波に基づいて制御部101は自車両201と後方車両と
の車間距離を演算する(S306)。
201と後方車両との相対速度を求めるために2回繰り
返し実行する。すなわち,自車両201の後方に向けて
超音波を再度発振させ(S305),帰還した反射超音
波に基づいて制御部101は自車両201と後方車両と
の車間距離を演算する(S306)。
【0017】次に,上記2回繰り返し実行した車間距離
検出処理によって得られた,自車両201と後方車両と
の車間距離の値の変化量から自車両201と後方車両と
の相対速度差を演算する(S307)と共に,自車両速
度検出装置104により自車両速度を検出し(S30
8:このステップS308と自車両速度検出装置104
とにより特許請求の範囲に記載されている自車両速度検
出手段が構成される),さらに,後方車両の車速Vを演
算する(S309)。
検出処理によって得られた,自車両201と後方車両と
の車間距離の値の変化量から自車両201と後方車両と
の相対速度差を演算する(S307)と共に,自車両速
度検出装置104により自車両速度を検出し(S30
8:このステップS308と自車両速度検出装置104
とにより特許請求の範囲に記載されている自車両速度検
出手段が構成される),さらに,後方車両の車速Vを演
算する(S309)。
【0018】続いて,制御部101は,上記ステップS
304の処理によって求めた自車両201と後方車両と
の車間距離L,およびステップS309の処理によって
求められた後方車両の車速Vに基づいて,自車両201
に対して後方車両が衝突する危険性があるか否かを判断
する(S310)。この判断において,自車両201に
対して後方車両が衝突する危険性がないと判断した場合
には,後方車両に対する警報処理を実行しないで本処理
をリターンする。
304の処理によって求めた自車両201と後方車両と
の車間距離L,およびステップS309の処理によって
求められた後方車両の車速Vに基づいて,自車両201
に対して後方車両が衝突する危険性があるか否かを判断
する(S310)。この判断において,自車両201に
対して後方車両が衝突する危険性がないと判断した場合
には,後方車両に対する警報処理を実行しないで本処理
をリターンする。
【0019】一方,上記ステップS310において,自
車両201に対して後方車両が衝突する危険性があると
判断したときには,次の2つの処理を実行する。すなわ
ち,第1に,制御部101が対後方車両警報装置106
に対して制御信号を出力し,対後方車両警報装置106
を作動させ,後方車両に対して自車両201がエンジン
ブレーキ状態にあること,あるいは車間距離が短い状態
(危険状態)であることを警報により与える。また,第
2に,制御部101が警報ブザー107に対して制御信
号を出力し,自車両ドライバーに対して後方車両が接近
している旨を警報ブザー107から警報音を発生させて
(S311:このステップS311と対後方車両警報装
置106とにより特許請求の範囲に記載されている対後
方車両警報手段が構成される),認識させる。
車両201に対して後方車両が衝突する危険性があると
判断したときには,次の2つの処理を実行する。すなわ
ち,第1に,制御部101が対後方車両警報装置106
に対して制御信号を出力し,対後方車両警報装置106
を作動させ,後方車両に対して自車両201がエンジン
ブレーキ状態にあること,あるいは車間距離が短い状態
(危険状態)であることを警報により与える。また,第
2に,制御部101が警報ブザー107に対して制御信
号を出力し,自車両ドライバーに対して後方車両が接近
している旨を警報ブザー107から警報音を発生させて
(S311:このステップS311と対後方車両警報装
置106とにより特許請求の範囲に記載されている対後
方車両警報手段が構成される),認識させる。
【0020】上記における自車両201とその後方車両
との衝突の危険性が生じた場合の処理についてさらに詳
細に説明する。図4は,後方車両速度と警報を与える距
離の最大値との関係を後方車両速度(km/h)と警報
距離(m)との関係で示すグラフである。図4に示すグ
ラフにあっては,例えば,後方車両の平均減速度を 1G(G=9.8m/sec2 ) とした場合の制動距離に一致させている。ここではグラ
フの斜線部分で示す警報発生領域に進入したとき,警報
を発生させる。なお,本実施例では,後方車両速度が時
速35.6km/h以下のとき(a領域)には,警報距
離を一定値5mとする。また,この場合,より余裕を持
たせて警報距離を長めに設定してもよいが,長く設定し
過ぎると警報発生回数が過多となり,後方車両のドライ
バーに対して煩わしさを与える可能性がある。
との衝突の危険性が生じた場合の処理についてさらに詳
細に説明する。図4は,後方車両速度と警報を与える距
離の最大値との関係を後方車両速度(km/h)と警報
距離(m)との関係で示すグラフである。図4に示すグ
ラフにあっては,例えば,後方車両の平均減速度を 1G(G=9.8m/sec2 ) とした場合の制動距離に一致させている。ここではグラ
フの斜線部分で示す警報発生領域に進入したとき,警報
を発生させる。なお,本実施例では,後方車両速度が時
速35.6km/h以下のとき(a領域)には,警報距
離を一定値5mとする。また,この場合,より余裕を持
たせて警報距離を長めに設定してもよいが,長く設定し
過ぎると警報発生回数が過多となり,後方車両のドライ
バーに対して煩わしさを与える可能性がある。
【0021】このように,自車両201がエンジンブレ
ーキ状態にあるという条件のもとで,その後方車両が安
全車間距離内に侵入したとき,後方車両に対して警報を
与えると共に,自車両201のドライバーに対しても後
方車両が接近していることを報知し,注意を促すように
したため,後方車両に対する警報発生回数を適切に制御
することができ,かつ,実際に危険状態にあるときに的
確に警報を与えることができる。
ーキ状態にあるという条件のもとで,その後方車両が安
全車間距離内に侵入したとき,後方車両に対して警報を
与えると共に,自車両201のドライバーに対しても後
方車両が接近していることを報知し,注意を促すように
したため,後方車両に対する警報発生回数を適切に制御
することができ,かつ,実際に危険状態にあるときに的
確に警報を与えることができる。
【0022】
【発明の効果】以上説明したように,この発明による車
両用後方監視装置によれば,自車両がエンジンブレーキ
作動状態にあり,フットブレーキが作動していない場合
において,その後方車両が安全車間距離内に侵入にした
とき,後方車両に対し警報を与えて,後方車両に対する
警報発生回数を適切に制御し,警報の信頼性を高め,か
つ,実際に危険状態にあるとき的確に警報を与え,ま
た,上記において,自車両のドライバーに対しても後方
車両が接近していることを報知して注意を促すように
し,追突の可能性が生じる車間距離であることを認識さ
せるため,自車両がエンジンブレーキ作動状態にあり,
かつ,フットブレーキが作動していない場合において,
後方車両が車速に応じた安全車間距離内に侵入した場合
にのみ,後方車両に警報を与えることで警報の発生頻度
を低減させて警報の信頼性を高めることができる。
両用後方監視装置によれば,自車両がエンジンブレーキ
作動状態にあり,フットブレーキが作動していない場合
において,その後方車両が安全車間距離内に侵入にした
とき,後方車両に対し警報を与えて,後方車両に対する
警報発生回数を適切に制御し,警報の信頼性を高め,か
つ,実際に危険状態にあるとき的確に警報を与え,ま
た,上記において,自車両のドライバーに対しても後方
車両が接近していることを報知して注意を促すように
し,追突の可能性が生じる車間距離であることを認識さ
せるため,自車両がエンジンブレーキ作動状態にあり,
かつ,フットブレーキが作動していない場合において,
後方車両が車速に応じた安全車間距離内に侵入した場合
にのみ,後方車両に警報を与えることで警報の発生頻度
を低減させて警報の信頼性を高めることができる。
【図1】この発明による車両用後方監視装置の概略構成
を示すブロック図である。
を示すブロック図である。
【図2】図1に示した車間距離検出装置の装着状態を示
す説明図である。
す説明図である。
【図3】この発明による車両用後方監視装置の動作を示
すフローチャートである。
すフローチャートである。
【図4】後方車両速度と警報を与える距離の最大値との
関係を示すグラフである。
関係を示すグラフである。
101 制御部 101b ROM 101c CPU 102 スロットル開度検出装置 103 フットブレーキ作動検出装置 104 自車両速度検出装置 105 車間距離検出装置 106 対後方車両警報装置 107 警報ブザー
フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G08B 21/00 N 9177−5G
Claims (2)
- 【請求項1】 自車両と後方車両との車間距離を検出す
る車間距離検出手段と,自車両の走行速度を検出する自
車両速度検出手段と,自車両がエンジンブレーキ作動状
態にあるか否かを検出するエンジンブレーキ作動検出手
段と,自車両がフットブレーキ作動状態にあるか否かを
検出するフットブレーキ作動検出手段と,信号の入力に
応じて後方車両に警報を発する対後方車両警報手段と,
前記車間距離検出手段により検出された車間距離,前記
自車両速度検出手段により検出された自車両の走行速
度,前記エンジンブレーキ作動検出手段により検出され
た自車両のエンジンブレーキ作動状態,および前記フッ
トブレーキ作動検出手段により検出された自車両のフッ
トブレーキ作動状態に基づいて,自車両がエンジブレー
キ作動状態にあり,フットブレーキが作動していない場
合において,後方車両が安全車間距離内に侵入したと
き,前記対後方車両警報手段に対し信号を出力する制御
手段とを具備することを特徴とする車両用後方監視装
置。 - 【請求項2】 自車両と後方車両との車間距離を検出す
る車間距離検出手段と,自車両の走行速度を検出する自
車両速度検出手段と,自車両がエンジンブレーキ作動状
態にあるか否かを検出するエンジンブレーキ作動検出手
段と,自車両がフットブレーキ作動状態にあるか否かを
検出するフットブレーキ作動検出手段と,後方車両に警
報を発する対後方車両警報手段と,自車両ドライバーに
対して警告を発する対ドライバー警報手段と,前記車間
距離検出手段により検出された車間距離,前記自車両速
度検出手段により検出された自車両の走行速度,前記エ
ンジンブレーキ作動検出手段により検出された自車両の
エンジンブレーキ作動状態,および前記フットブレーキ
作動検出手段により検出された自車両のフットブレーキ
作動状態に基づいて,自車両がエンジブレーキ作動状態
にあり,フットブレーキが作動していない場合におい
て,後方車両が安全車間距離内に侵入したとき,前記対
後方車両警報手段に対し警報の発生を指示し,かつ,前
記対ドライバー警報手段に対し警報の発生を指示する制
御手段とを具備することを特徴とする車両用後方監視装
置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5114347A JPH06325299A (ja) | 1993-05-17 | 1993-05-17 | 車両用後方監視装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5114347A JPH06325299A (ja) | 1993-05-17 | 1993-05-17 | 車両用後方監視装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06325299A true JPH06325299A (ja) | 1994-11-25 |
Family
ID=14635490
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5114347A Pending JPH06325299A (ja) | 1993-05-17 | 1993-05-17 | 車両用後方監視装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH06325299A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6577779B2 (en) | 2000-01-28 | 2003-06-10 | Shin-Etsu Chemical Co., Ltd. | Ferrule connection type optical isolator with optical fiber |
JP2005242484A (ja) * | 2004-02-24 | 2005-09-08 | Nissan Motor Co Ltd | 車線逸脱防止装置 |
JP2007310587A (ja) * | 2006-05-17 | 2007-11-29 | Sumitomonacco Materials Handling Co Ltd | 産業車両の安全装置 |
DE19933782B4 (de) * | 1999-07-19 | 2013-08-01 | Volkswagen Ag | Verfahren zur Vermeidung von Auffahrunfällen sowie Vorrichtung zur Ausführung des Verfahrens |
-
1993
- 1993-05-17 JP JP5114347A patent/JPH06325299A/ja active Pending
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE19933782B4 (de) * | 1999-07-19 | 2013-08-01 | Volkswagen Ag | Verfahren zur Vermeidung von Auffahrunfällen sowie Vorrichtung zur Ausführung des Verfahrens |
US6577779B2 (en) | 2000-01-28 | 2003-06-10 | Shin-Etsu Chemical Co., Ltd. | Ferrule connection type optical isolator with optical fiber |
JP2005242484A (ja) * | 2004-02-24 | 2005-09-08 | Nissan Motor Co Ltd | 車線逸脱防止装置 |
JP2007310587A (ja) * | 2006-05-17 | 2007-11-29 | Sumitomonacco Materials Handling Co Ltd | 産業車両の安全装置 |
JP4739112B2 (ja) * | 2006-05-17 | 2011-08-03 | 住友ナコ マテリアル ハンドリング株式会社 | 産業車両の安全装置 |
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