JP2000304860A - 車載用超音波検知器 - Google Patents

車載用超音波検知器

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JP2000304860A
JP2000304860A JP11117176A JP11717699A JP2000304860A JP 2000304860 A JP2000304860 A JP 2000304860A JP 11117176 A JP11117176 A JP 11117176A JP 11717699 A JP11717699 A JP 11717699A JP 2000304860 A JP2000304860 A JP 2000304860A
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noise
obstacle
ultrasonic
ultrasonic detector
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Hajime Sasaki
肇 佐々木
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Abstract

(57)【要約】 【課題】受信手段の不作動状態が検出が可能となる、ま
た障害物の誤検知の防止ができる車載用超音波検知器を
提供することにある。 【解決手段】演算制御部1はマイクロホン4から送受信
される超音波をもとに車両の障害物を検知する。高速走
行中、マイクロホン4から受信されるノイズ量が所定値
より小さいときは、マイクロホン4に泥や雪などが付着
して不動作状態であると演算制御部1が判断する。ま
た、中速走行中、マイクロホン4から受信されるノイズ
量が所定値より大きいときは、演算制御部1は路面がぬ
れていると判断する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、超音波を利用し
て、人体、車両、壁等の検知を行う車載用超音波検知器
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図8に従来の車載用超音波検知器の構成
を示す。車載用超音波検知器15は車両に搭載されてお
り、演算制御部1、送信信号増幅部2、残響吸収回路
3、マイクロホン4、受信信号増幅部5、波形整形回路
6を備えている。演算制御部1から送信される送信信号
が、送信信号増幅部2で増幅され、残響吸収回路3を介
して、超音波の送受信機能を有する送信手段および受信
手段であるマイクロホン4に印加され、空気中に超音波
が放射される。
【0003】車両の近辺に人体、車両、壁等の障害物な
る物体が存在すると、マイクロホン4から放射された超
音波がその物体に反射され、その反射された超音波がマ
イクロホン4により受信され電気信号に変換される。こ
の電気信号が受信信号増幅部5で増幅され、波形整形回
路6にて波形整形されて演算制御部1に入力され、演算
制御部1は超音波の送受信をもとに車両から障害物まで
の距離を演算する。そして、その演算された距離に応じ
てLEDの点灯表示やブザーの吹鳴により運転者に報知
がなされる。
【0004】図9(a)は送信信号増幅部2より残響吸
収回路3へ出力される信号を示し、図9(b)は受信信
号増幅部5より波形整形回路6に出力される信号を示し
ている。図中Tは増幅された送信信号であり、Rは送信
される信号により強制振動したマイクロホン4の収束、
すなわち残響である。このとき、t0は残響がおさまる
までの待ち時間であり、t1はこの時間内に物体からの
反射信号rがあれば、車両近辺の物体を検出したとして
報知等を行うものであり、ゲートとよぶ。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】図9(c)は、マイク
ロホン4の表面に雪や泥などが付着した時の受信信号増
幅部5から波形整形回路6への出力を示しており、車両
近辺に物体があるのにかかわらず、反射信号rがマイク
ロホン4より入力されていない。これは、マイクロホン
4の表面に付着した雪や泥等により、反射した超音波が
減衰したからである。このような受信手段であるマイク
ロホン4の不作動状態を検出することができなかった。
【0006】また、図10には上記した超音波の送受信
機能を有するマイクロホン4が車両のバンパー7に超音
波センサ8として設けられたところを示している。この
超音波センサ8の表面に水が付着すると、超音波センサ
8の垂直方向の検知エリアが拡大し、路面等を本来検知
すべき人、車両、壁などの物体と誤検知してしまう場合
がある。
【0007】本発明は上記事由に鑑みて為されたもので
あり、その目的は受信手段の不作動状態の検出が可能と
なる、また障害物の誤検知の防止ができる車載用超音波
検知器を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、請求項1の発明では、空気中に超音波を送信する車
両に搭載された送信手段と、送信された超音波の障害物
による反射波を受信する車両に搭載された受信手段を有
し、超音波の送受信をもとに車両の障害物を検知する車
載用超音波検知器において、前記受信手段より受信され
る車両が走行することによるノイズのノイズ量がその時
の車両の速度に応じて発生するノイズ量であるか否かを
判定する判定手段を設けたことを特徴とする。よって、
受信手段が正常に作動するか否かの検出が可能となる。
【0009】また、請求項2の発明は、請求項1記載の
発明において、前記判定手段は、前記受信手段より受信
されるノイズのノイズ量が車速に応じて発生するノイズ
量より小さいか否かを判定し、小さいと判定したときは
前記受信手段が不作動状態であると判断することを特徴
とする。よって、受信手段が正常に作動するか否かを検
出することができる。
【0010】また、請求項3の発明は、請求項1記載の
発明において、前記判定手段は、前記受信手段より受信
されるノイズのノイズ量が車速に応じて発生するノイズ
量より大きいか否かを判定し、大きいと判定したときは
車両が走行している路面がぬれていると判断することを
特徴とする。よって、路面がぬれているか否かを検出す
ることができる。
【0011】また、請求項4の発明は、請求項3の発明
において、前記判定手段により路面がぬれていると判断
されたときは、前記受信手段を通常より低い増幅度で増
幅した増幅信号をもとに車両の障害物を検知することを
特徴とする。よって、車両の障害物の誤検知を防止でき
る。
【0012】また、請求項5の発明は、請求項3記載の
発明において、前記判定手段により路面がぬれていると
判断されたときは、前記車両の障害物を検知する検知距
離を通常よりも短くすることを特徴とする。よって、車
両の障害物の誤検知を防止できる。
【0013】
【発明の実施の形態】(実施形態1)図1に本発明の車
載用超音波検知器の構成を示す。図1において図8の従
来例と同じものには同じ符号を付しその説明を省略す
る。図1の車載用超音波検知器13が図8の車載用超音
波検知器15と異なる点は、演算制御部1に車速信号回
路9から車両の速度を示す車速信号が入力されるよう構
成される点である。
【0014】図2は各部における出力波形を示してお
り、横軸は時間を、縦軸は波形レベルを表している。図
2においてA1は車両が低速走行中の受信信号増幅部5
の出力波形であり、A2は出力波形A1が波形整形回路
6により閾値Vthにより波形整形された出力波形であ
る。また、B1は車両が高速走行中の受信信号増幅部5
の出力波形であり、B2は出力波形B1が波形整形回路
6により波形整形された出力波形である。さらに、C1
は車両が高速走行中であり、かつマイクロホン4の表面
に雪や泥が付着している場合の受信信号増幅部5の出力
波形であり、C2は出力波形C1が波形整形回路6によ
り波形整形された出力波形である。ここで、高速走行中
とは車両の速度が時速約80〜100km/h以上のこ
とをいう。
【0015】また、図2の出力波形図において、t2は
超音波の送信前にノイズの有無を監視するゲートであり
ノイズゲートとよぶ。また、上記したようにt0は残響
がおさまるまでの待ち時間であり、t1はゲートであ
る。図2の出力波形A1に示されるように、低速走行中
ではノイズゲートt2にはほとんどノイズ波形は見られ
ないが、出力波形B1に示されるように高速走行中では
多くのノイズ波形が見られる。ところが、マイクロホン
4の表面に雪、泥などが付着している場合は、出力波形
C1に示されるように高速走行中でもノイズゲートt2
に見られるノイズ量が減少する。これは、マイクロホン
4の表面に付着した雪、泥等により受信されるノイズが
減衰するからである。
【0016】そこで本実施形態では、演算制御部1は、
車速信号回路7から入力された車速信号より車両が高速
走行中であると判断した時、すなわち本来ノイズ信号が
受信されるべき車速である時に、ノイズゲートt2内で
検出されるノイズ量が少ない場合は、マイクロホン4の
表面に雪、泥等が付着しマイクロホン4が不作動状態で
あると判断し、例えば車両の運転者に警告を発するなど
の処理を行う。このとき、ノイズゲートt2内で一定間
隔でノイズの有無を検出し、規定回数以上のノイズをカ
ウントしなかった場合にノイズ量が少ないと判定する。
【0017】また、車両が高速走行中は、ノイズによる
誤作動を防ぐため、送信信号の出力を行わない。よっ
て、上記したようにノイズゲートt2の代わりにゲート
t1内のノイズ量を検知することで、マイクロホン4が
不作動状態であるか否かを判断してもよい。
【0018】この演算制御部1の処理を図3のフローチ
ャートを用いて説明する。ステップS1ではノイズゲー
トt2でノイズを監視してノイズが検出されると超音波
の送信を行わないようにするノイズ処理が行われる。続
いてステップS2により車速信号回路9からの車速信号
より車両の速度が10km/h以上か否かの車速判断を
行い、車速が10km/h以下のときはステップS3に
移り、超音波の送信処理を行う。そして、ステップS4
で残響がおさまるまで待ち時間t0の間待機した後、ス
テップS5にて受信信号の受波ゲート処理を行い、ステ
ップS7の処理に移る。このステップS5の受波ゲート
処理は、ゲートt1内で受信した信号をもとに車両から
障害物までの距離を算出する処理である。
【0019】一方、ステップS2で車速が10km/h
以上であると判断されると、超音波の送信処理は行わ
ず、ステップS6で所定時間待機後、ステップS7へ移
る。ステップS7では、車速信号回路9からの信号によ
り車両の速度が例えば80〜100km/h以上の高速
であるか否かの車速判断を行い、高速でない場合はステ
ップS8へ移り通常の表示処理を行った後、ステップS
1へ移る。このステップS8での表示処理は、ステップ
S5で算出した障害物までの距離に応じてLEDなどの
点滅周期を変化させて運転者に報知するものである。
【0020】また、ステップS7で車両の速度が高速で
あると判断したときは、ステップS9へ移り、ステップ
S1で監視したノイズをもとにノイズ判定を行う。すな
わち、一定間隔でノイズの有無を調べ、規定回数以上の
ノイズをカウントしたか否かを判定する。ノイズのカウ
ント数が規定回数以下である、すなわちノイズ量が小さ
いと判定したときは、車速が高速でありノイズが検出さ
れるべき状態であるにもかかわらずノイズが少ない場合
であり、マイクロホン4に泥や雪などが付着しているも
のとし、ステップS10でマイクロホン4が不作動状態
であると判断し、例えば運転者に警告を出す。ここで、
ステップS9は受信手段であるマイクロホン4より受信
されるノイズのノイズ量がその時の車両の速度に応じて
発生するノイズ量であるか否かを判定する判定手段に相
当する。一方、ノイズが規定回数以上カウントされた場
合はマイクロホン4が正常であり、また高速走行中であ
るため、ステップS11でLEDの表示をオフする。こ
のステップS10,S11の後はステップS1の処理へ
戻る。上記した処理によりマイクロホン4が不作動状態
であるか否かを検出することができる。 (実施形態2)次に車載用超音波検知器の第2の実施形
態を説明する。全体構成は図1の構成図と同じためその
説明を省略する。図4は各部における出力波形を示して
おり、横軸は時間を、縦軸は波形レベルを表している。
図4においてD1は、車両が乾いた路面上を例えば時速
約40〜60km/hの中速度で走行している状態での
受信信号増幅部5の出力波形であり、D2は出力波形D
1が波形整形回路6により波形整形された出力波形であ
る。
【0021】また、E1は車両がぬれた路面上を上記し
た中速度で走行している状態での受信信号増幅部5の出
力波形であり、E2は出力波形E1が波形整形回路6に
より波形整形された出力波形である。尚、図4におい
て、図2と同様、t2はノイズゲート、t0は待ち時
間、t1はゲートを示している。
【0022】図4の出力波形D1に示されるように、路
面が乾いている状態では、ノイズがほどんど見られない
が、出力波形E1に示されるように、路面がぬれている
状態では、図2で示したような高速走行時のようなノイ
ズが見られる。よって、本実施形態では、演算制御部1
は、車速信号回路9から入力された車速信号より車両が
中速度で走行中であると判断した時、すなわち、本来ノ
イズが受信されるべきでない車速である時に、ノイズゲ
ートt2内で一定間隔でノイズの有無を検出し、規定回
数以上のノイズをカウントした場合に路面がぬれている
と判定する。
【0023】ここで、演算制御部1の処理を図5のフロ
ーチャートを用いて説明する。ステップS21ではノイ
ズゲートt2でノイズを監視してノイズが検出されると
超音波の送信を行わないようにするノイズ処理が行われ
る。続いてステップS22により車速信号回路9からの
車速信号より車両の速度が10km/h以上か否かの車
速判断を行い、車速が10km/h以下のときはステッ
プS23に移り、超音波の送信処理を行う。そして、ス
テップS24で残響がおさまるまで待ち時間t0の間待
機した後、ステップS25にて受信信号の受波ゲート処
理を行い、ステップS27の処理に移る。このステップ
S25の受波ゲート処理は、ゲートt1内で受信した信
号をもとに車両から障害物までの距離を算出する処理で
ある。
【0024】一方、ステップS22で車速が10km/
h以上であると判断されると、超音波の送信処理は行わ
ず、ステップS26で所定時間待機後、ステップS27
へ移る。ステップS27では、車速信号回路9からの信
号により車両の速度が40〜60km/hの中速度であ
るか否かの車速判断を行い、中速度でない場合はステッ
プS28へ移り通常の表示処理を行った後、ステップS
21へ移る。このステップS28での表示処理は、ステ
ップS25で算出した障害物までの距離に応じてLED
などの点滅周期を変化させて運転者に報知するものであ
る。
【0025】また、ステップS27で車両の速度が中速
度であると判断したときは、ステップS29へ移り、ス
テップS21で監視したノイズをもとにノイズ判定を行
う。すなわち、一定間隔でノイズの有無を調べ、そのノ
イズのカウント数が規定回数以下であるか否かを判定す
る。ノイズのカウント数が規定回数以下でない、すなわ
ちノイズ量が多いと判定したときは、車速が中速度であ
りノイズが検出されるべきでない速度にもかかわらず、
ノイズが多く検出された場合であり、路面がぬれている
状態であるとし、ステップS30で路面がぬれている
(WET)状態であると確定判断する。一方、ノイズの
カウント数が規定回数以下である場合は、路面が乾いて
いる状態であり、中速度での走行中であるため、ステッ
プS31でLEDの表示をオフする。このステップS3
0,S31の処理の後はステップS21へ戻る。上記処
理により、路面がぬれているか否かの検出が可能とな
る。
【0026】次に、上記した演算制御部1の他の処理を
図6のフローチャートを用いて説明する。図6のフロー
チャートにおいて図5と同じ処理には同じ符号を付しそ
の説明を省略する。図6において図5と異なるところ
は、ステップS30で路面がぬれていると判断されたと
きに、障害物の検知距離を短縮するステップS32の処
理が追加されている点と、路面が乾いていると判断され
て表示をオフするステップS31の処理の後に障害物の
検知距離を通常の検知距離とするステップS33が追加
されている点である。
【0027】これにより、路面がぬれている状態を検出
したときは、障害物の検知距離を短縮する。すなわち、
ゲートt1の時間を短縮する。上記したように、路面が
ぬれているときは、雨が降っているか雨上がりであり、
車両に設けられた超音波センサ、すなわちマイクロホン
4には雨が直接あたるか、又は雨のはね上げによる水滴
が付着している可能性が大である。この超音波センサに
付着した水滴により垂直エリアが変化し、路面検知など
の誤作動の可能性がある。上記した処理により、路面が
ぬれていることを検出したときは、障害物の検知距離を
短縮するために、この誤検知を防止できる。 (実施形態3)図7に実施形態3に対応する車載用超音
波検知器の構成を示す。図7において図1と同じものに
は同じ符号を付しその説明を省略する。図7の車載用超
音波検知器14で図1の車載用超音波検知器13と異な
る点は、受信信号増幅部5の他に新たにマイクロホン4
より受信した受信信号を増幅する受信信号増幅部10
と、その受信信号増幅部10からの出力波形を波形整形
する波形整形回路11が設けられており、マイクロホン
4が切り替え部12を介してそれぞれの受信信号増幅部
5,10に接続されている点である。そして、マイクロ
ホン4からの受信信号が、演算制御部1から切り替え部
12に出力される切り替え信号により選択された方の受
信信号増幅部5,10に入力され増幅処理される。ここ
で、受信信号増幅部10は受信信号増幅部5より増幅度
が低くなっている。
【0028】このとき、路面が乾いている通常時は、マ
イクロホン4からの受信信号を受信信号増幅部5により
増幅処理し、図5に示すステップS30の処理にて路面
がぬれている状態であると判断されたときは、マイクロ
ホン4からの受信信号を受信信号増幅部10により増幅
処理するよう演算制御部1の切り替え信号により切り換
える。
【0029】路面がぬれているときは、雨が降っている
か雨上がりであり、車両に設けられた超音波センサ、す
なわちマイクロホン4には雨が直接あたるか、又は雨の
はね上げによる水滴が付着している可能性が大である。
この超音波センサに付着した水滴により垂直エリアが変
化し、路面検知などの誤作動の可能性がある。上記した
ように、路面がぬれていることを検出したときは、増幅
度を低下させるため、この誤検知を防止できる。
【0030】
【発明の効果】上記したように、請求項1の発明では、
空気中に超音波を送信する車両に搭載された送信手段
と、送信された超音波の障害物による反射波を受信する
車両に搭載された受信手段を有し、超音波の送受信をも
とに車両の障害物を検知する車載用超音波検知器におい
て、前記受信手段より受信される車両が走行することに
よるノイズのノイズ量がその時の車両の速度に応じて発
生するノイズ量であるか否かを判定する判定手段を設け
たため、受信手段が正常に作動するか否かの検出が可能
となる。
【0031】また、請求項2の発明は、請求項1記載の
発明において、前記判定手段は、前記受信手段より受信
されるノイズのノイズ量が車速に応じて発生するノイズ
量より小さいか否かを判定し、小さいと判定したときは
前記受信手段が不作動状態であると判断するため、受信
手段が正常に作動するか否かを検出することができる。
【0032】また、請求項3の発明は、請求項1記載の
発明において、前記判定手段は、前記受信手段より受信
されるノイズのノイズ量が車速に応じて発生するノイズ
量より大きいか否かを判定し、大きいと判定したときは
車両が走行している路面がぬれていると判断するため、
路面がぬれているか否かを検出することができる。
【0033】また、請求項4の発明は、請求項3の発明
において、前記判定手段により路面がぬれていると判断
されたときは、前記受信手段を通常より低い増幅度で増
幅した増幅信号をもとに車両の障害物を検知するため、
車両の障害物の誤検知を防止できる。
【0034】また、請求項5の発明は、請求項3記載の
発明において、前記判定手段により路面がぬれていると
判断されたときは、前記車両の障害物を検知する検知距
離を通常よりも短くするため、車両の障害物の誤検知を
防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態1に対応する車載用超音波検
知器の構成を示すブロック図である。
【図2】本発明の実施形態1に対応する車載用超音波検
知器の作用を説明する説明図である。
【図3】本発明の実施形態1に対応する車載用超音波検
知器の演算制御部の処理を示すフローチャートである。
【図4】本発明の実施形態2に対応する車載用超音波検
知器の作用を説明する説明図である。
【図5】本発明の実施形態2に対応する車載用超音波検
知器の演算制御部の処理を示すフローチャートである。
【図6】本発明の実施形態2に対応する車載用超音波検
知器の演算制御部の他の処理を示すフローチャートであ
る。
【図7】本発明の実施形態3に対応する車載用超音波検
知器の構成を示すブロック図である。
【図8】従来の車載用超音波検知器の構成を示すブロッ
ク図である。
【図9】従来の車載用超音波検知器の各部の出力波形を
示す図であって、(a)(b)(c)はいずれも波形図
である。
【図10】従来の車載用超音波検知器の超音波センサを
示す斜視図である。
【符号の説明】
1 演算制御部 2 送信信号増幅部 3 残響吸収回路 4 マイクロホン 5 受信信号増幅部 6 波形整形回路 9 車速信号回路 13 車載用超音波検知器

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 空気中に超音波を送信する車両に搭載さ
    れた送信手段と、送信された超音波の障害物による反射
    波を受信する車両に搭載された受信手段を有し、超音波
    の送受信をもとに車両の障害物を検知する車載用超音波
    検知器において、 前記受信手段より受信される車両が走行することによる
    ノイズのノイズ量がその時の車両の速度に応じて発生す
    るノイズ量であるか否かを判定する判定手段を設けたこ
    とを特徴とする車載用超音波検知器。
  2. 【請求項2】 前記判定手段は、前記受信手段より受信
    されるノイズのノイズ量が車速に応じて発生するノイズ
    量より小さいか否かを判定し、小さいと判定したときは
    前記受信手段が不作動状態であると判断することを特徴
    とする請求項1記載の車載用超音波検知器。
  3. 【請求項3】 前記判定手段は、前記受信手段より受信
    されるノイズのノイズ量が車速に応じて発生するノイズ
    量より大きいか否かを判定し、大きいと判定したときは
    車両が走行している路面がぬれていると判断することを
    特徴とする請求項1記載の車載用超音波検知器。
  4. 【請求項4】 前記判定手段により路面がぬれていると
    判断されたときは、前記受信手段を通常より低い増幅度
    で増幅した増幅信号をもとに車両の障害物を検知するこ
    とを特徴とする請求項3記載の車載用超音波検知器。
  5. 【請求項5】 前記判定手段により路面がぬれていると
    判断されたときは、前記車両の障害物を検知する検知距
    離を通常よりも短くすることを特徴とする請求項3記載
    の車載用超音波検知器。
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