JP2000213175A - 全天候型屋外足場及び該足場におけるシ―トの張設方法 - Google Patents

全天候型屋外足場及び該足場におけるシ―トの張設方法

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JP2000213175A
JP2000213175A JP11020313A JP2031399A JP2000213175A JP 2000213175 A JP2000213175 A JP 2000213175A JP 11020313 A JP11020313 A JP 11020313A JP 2031399 A JP2031399 A JP 2031399A JP 2000213175 A JP2000213175 A JP 2000213175A
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scaffold
sheet
scaffolds
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Jiro Fukue
次郎 福江
Yohei Watanabe
洋平 渡辺
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Sekisui House Ltd
Original Assignee
Sekisui House Ltd
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    • E04BUILDING
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    • E04G21/00Preparing, conveying, or working-up building materials or building elements in situ; Other devices or measures for constructional work
    • E04G21/24Safety or protective measures preventing damage to building parts or finishing work during construction
    • E04G21/242Safety or protective measures preventing damage to building parts or finishing work during construction for temporarily covering the whole worksite, e.g. building, trench
    • EFIXED CONSTRUCTIONS
    • E04BUILDING
    • E04GSCAFFOLDING; FORMS; SHUTTERING; BUILDING IMPLEMENTS OR AIDS, OR THEIR USE; HANDLING BUILDING MATERIALS ON THE SITE; REPAIRING, BREAKING-UP OR OTHER WORK ON EXISTING BUILDINGS
    • E04G5/00Component parts or accessories for scaffolds
    • E04G5/12Canopies
    • E04G2005/125Roof for scaffolds, e.g. extending to the adjacent building

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  • Architecture (AREA)
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  • Civil Engineering (AREA)
  • Structural Engineering (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 【解決手段】 第1及び第2足場2、3の各上端部に各
々第1及び第2足場に沿って延びるように設けられた第
1及び第2案内棒4、5と、これら第1及び第2案内棒
間で第1及び第2足場間の上部を覆う広さを有するシー
ト7と、このシートの幅方向一端部に各一端が接続され
る複数本の第1ロープ8と、上記シートの幅方向他端部
に各一端が接続される複数本の第2ロープ12と、第1
足場の下端部近傍に設けられ各第1ロープの他端が分離
自在に接続される第1支持部材11と、第2足場の下端
部近傍に設けられ各第2ロープの他端が分離自在に接続
されて第2ロープを巻取り、巻戻し自在に支持する第2
支持部材12とを備えたことを特徴とする全天候型屋外
足場。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、対向する2つの外
部足場の上端部間にシートを着脱自在に張設してなる全
天候型屋外足場に関するものである。
【0002】
【従来の技術】住宅等の建築現場においては、降雨等の
天候により工事の進行が左右される問題がある。そのた
め、従来、住宅等の建築に先立って、建築すべき住宅等
の上部及び両側部を覆う仮設建家を設けることが提案さ
れている(特開平5−171817号公報参照)。すな
わち、この仮設建家では、左右一対の足場の上部間に屋
根鉄骨が設けられ、この屋根鉄骨上に屋根板が配置され
るとともに、この仮設建家内の上部に、建築資材等を運
搬するための天井クレーンが設けられている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記の仮設
建家を用いると、天井クレーンに加えて、上記屋根鉄骨
や屋根板等を支持する必要上、左右の足場に十分な強度
を付与しなければならないばかりか、屋根鉄骨や屋根板
の設置作業及び工事完了後の解体作業が煩雑になる問題
を有していた。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は前記の課題を解
決するため、シートを用いて容易に構成できる全天候型
屋外足場を提供すること、並びに係る足場におけるシー
トの張設方法を提供することを目的としている。そのた
め、本発明の請求項1の全天候型屋外足場は、屋外に第
1及び第2足場を互いに対向させて設置してなる屋外足
場において、第1及び第2足場の各上端部に各々第1及
び第2足場に沿って延びるように設けられた第1及び第
2案内棒と、これら第1及び第2案内棒間で第1及び第
2足場間の上部を覆う広さを有するシートと、このシー
トの幅方向一端部に各一端が接続される複数本の第1ロ
ープと、上記シートの幅方向他端部に各一端が接続され
る複数本の第2ロープと、第1足場の下端部近傍に設け
られ各第1ロープの他端が分離自在に接続される第1支
持部材と、第2足場の下端部近傍に設けられ各第2ロー
プの他端が分離自在に接続されて第2ロープを巻取り、
巻戻し自在に支持する第2支持部材とを備えたことを特
徴とするものである。
【0005】請求項2の全天候型屋外足場は、請求項1
の構成において、上記第1及び第2案内棒間で各案内棒
と大略直交する方向に延び、両端が第1及び第2案内棒
に各々接続される連結棒を備えたことを特徴とするもの
である。
【0006】請求項3の全天候型屋外足場は、請求項1
または2の構成において、上記第1及び第2足場の上部
における上記第1及び第2案内棒より下方に各々第1及
び第2サイドレールが設けられ、これら第1及び第2サ
イドレールによりガーターレールの両端部が移動自在に
支持されるとともに、このガーターレールに沿って移動
可能なウインチが設けられたことを特徴とするものであ
る。
【0007】請求項4の全天候型屋外足場におけるシー
トの張設方法は、請求項1乃至3のいずれか記載の全天
候型屋外足場において、上記シートの張設時に、まず、
第1足場の下端部近傍にシートを配置して第1ロープの
他端を第1支持部材に接続するとともに、上記第2ロー
プを第1案内棒及び第2案内棒の上方を介して第2ロー
プの他端を第2支持部材に接続し、この状態で第2支持
部材により第2ロープを巻き取ることにより上記シート
を第1案内棒を介して第1及び第2案内棒間で第1及び
第2足場間の上部に張設することを特徴とするものであ
る。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。図1に示すように、本実施の形態
の全天候型屋外足場1は、住宅H等の建物を建築すべき
空間を挟んで互いに対向する第1及び第2足場2、3を
備えている。
【0009】図1のA−A矢視図である図2、及び上方
からみた斜視図である図3にも示すように、この全天候
型屋外足場1は、第1及び第2足場2、3の上端部にお
いて、これらの足場2、3の長手方向に沿って延びる第
1及び第2案内管4、5(第1及び第2案内棒)と、両
案内管4、5間で案内管4、5と大略直交する方向に延
び、両端が案内管4、5に各々接続される複数の連結棒
6と、第1及び第2案内管4、5間に張設され、第1及
び第2案内棒2、3間の上部全体を覆う広さを有する大
略矩形状で可撓性のシート7とを備えている。なお、図
3では、簡単のため、第1及び第2足場2、3の図示を
省略している。
【0010】シート7の幅方向一端部、つまり、図1中
左端部には、複数本の第1ロープ8の一端が接続され、
これら第1ロープ8の他端は第1足場2の下端部近傍に
おける後述の支柱18の外側にブラケット10を介して
取り付けられた第1手動ウインチ11(第1支持部材)
に接続されている。これにより、第1ロープ8は第1手
動ウインチ11の正、逆方向への手動回転に伴って巻取
り、巻戻し自在とされている。
【0011】また、シート7の幅方向他端部、つまり、
図1中右端部には、複数本の第2ロープ12の一端が接
続され、これら第2ロープ12の他端は第2足場3の下
端部近傍における支柱18の外側に、上記と同様のブラ
ケット10を介して取り付けられた第2手動ウインチ1
3(第1支持部材)に接続され、第2ロープ12は第2
手動ウインチ13の手動回転に伴って巻取り、巻戻し自
在とされている。
【0012】第1及び第2足場2、3の各上端部近傍に
は、これら足場2、3の長手方向(図1の紙面と直角方
向)に延びる第1及び第2サイドレール14、15が吊
り支持されている。また、第1及び第2サイドレール1
4、15の下方に、ガーターレール16がサイドレール
14、15と大略直交して第1及び第2足場2、3間に
行き渡るように配置されている。このガーターレール1
6の両端部は第1及び第2サイドレール14、15によ
り、それらの長手方向(図2の左右方向)に沿って移動
自在に支持されている。
【0013】そして、ガーターレール16の下方には、
電動ウインチ17(ウインチ)がガーターレール16の
長手方向(図1の左右方向)に沿って移動自在に配置さ
れている。住宅H等の建物の建築に際しては、ガーター
レール16を第1及び第2サイドレール14、15に沿
って移動させるとともに、電動ウインチ17をガーター
レール16に沿って移動させ、電動ウインチ17で、鉄
骨、外壁パネル等の各種建築資材を吊り上げて所望の取
付位置に搬送することができる。
【0014】次に、第1足場2の上端部近傍を例に取っ
て、足場2、3の構成部材並びにサイドレール14、1
5、ガーターレール16等の構成を簡単に説明する。図
4に示すように、第1足場2の支柱は、左右一対の支柱
18からなり、各支柱18は、上下方向に複数の縦部材
20を連結してなる。
【0015】各縦部材20の上端部には小径部20a
が、下端部には円形溝20bが設けられ、下側の縦部材
20の小径部20aに上側の縦部材20の円形溝20b
が嵌合されて、必要により、不図示のピン等で抜止めが
施される。また、各縦部材20には、小径部20aの下
方に隣接して、第1凸部20cと、この第1凸部20c
と直交する方向へ突出する一対の第2凸部20dとが設
けられている。第1凸部20cには、縦部材20の両側
に一対の第1係合凹部20e(図5参照)が設けられる
一方、各第2凸部20dには第2係合凹部20fが設け
られている。
【0016】ここでは、左右一対の支柱18における対
応する縦部材20同士が、連結部材21を用いて連結さ
れている。すなわち、この連結部材21は、両端部に下
方へ延びる係止部21aが形成され、これら係止部21
aが各縦部材20の第2係合凹部20fに上方から係合
されることにより、対応する縦部材20同士が連結され
ている。
【0017】また、左右一対の支柱18における最も上
方の縦部材20には、第1サイドレール14を支持する
ための上端ブラケット22が着脱自在に取り付けられ
る。すなわち、この上端ブラケット22は、横管22a
と、この横管22aと略直交して下方へ延びるように横
管22aに固定された固定縦管22bと、上端部が横管
22aに摺動自在に嵌合され固定縦管22bと略平行に
下方へ延びる可動縦管22cと、固定縦管22bと横管
22aとを斜め方向に連結する斜め部材22dと、横管
22aにおける可動縦管22cと反対側の端部に固定さ
れた大径フランジ22eとを備えている。
【0018】上記上端ブラケット22は、固定縦管22
bと可動縦管22cとを各支柱18の上端の縦部材20
の小径部20aに上方から嵌合するとともに、必要によ
り、固定縦管22b及び可動縦管22cと対応する縦部
材20の上端部20aの各孔22g及び22hと孔20
gとに各々不図示のピンを貫通させることにより抜止め
を施す。可動縦管22cを設けたのは、横方向に隣接す
る一対の支柱18間の間隔が異なる場合でも対応できる
ようにするためである。
【0019】図5は図4のB方向矢視図であり、第1足
場2の長手方向に沿って隣接する支柱18の対応する縦
部材20同士は、両端部に設けた係止部23aが上記第
1係合凹部20eに係合される水平部材23により連結
される。
【0020】上記上端ブラケット22における横管22
aの大径フランジ22eの近傍には、第1サイドレール
14を吊り支持するためのサスペンション24が、上端
の締付け部材25で固定されるようになっている。
【0021】サスペンション24の下端部に設けたクラ
ンプ部材26は、ボルト・ナット27により第1サイド
レール14の上端部14aに接続され、第1サイドレー
ル14がサスペンション24及び上端ブラケット22を
介して支柱18により支持されている。この第1サイド
レール14内には車輪28が回転自在に配置されてい
る。
【0022】車輪28から吊り下げられた下垂部材30
の下端部には、上記サスペンション24下端部のクラン
プ部材26と同様のクランプ部材26が設けられ、ボル
ト・ナット27によりガーターレール16の大略断面逆
三角形状の上端部16aに固定されている。
【0023】なお、このガーターレール16と第1及び
第2サイドレール14、15とは、配置方向が互いに略
直交しているが、同様の横断面形状を有している。上記
車輪28及び第2サイドレール15内の同様の車輪が第
1及び第2サイドレール14、15内で回転することに
より、ガーターレール16が第1及び第2サイドレール
14、15の長手方向に沿って移動するようになってい
る。
【0024】ガーターレール16内には、車輪31が回
転自在に配置されている。この車輪31から下垂する下
垂部材32に前記電動ウインチ17(図1参照)が取り
付けられ、車輪31の回転に伴って電動ウインチ17が
ガーターレール16の長手方向に移動するようになって
いる。電動ウインチ17には、巻出し、巻戻し自在なロ
ープ33が設けられ、建築資材等に係止するためのフッ
ク34が、ロープ33の下端に取り付けられている。
【0025】なお、上端ブラケット22からの第1及び
第2サイドレール14、15の吊り支持及びサイドレー
ル14、15からのガーターレール16の吊り支持を行
うクランプ部材26内に不図示の玉継手を内蔵させてお
けば、玉継手部分でのサイドレール14、15及びガー
ターレール16の揺動により、サイドレール14、15
同士が平行配置されていなくても、第1及び第2サイド
レール14、15に沿ってガーターレール16を移動さ
せることができる。
【0026】図2において、第1サイドレール14の長
手方向両端部、つまり、C及びD位置の一対の支柱18
は、その間の他の支柱18よりも高さが高くなるよう
に、上下方向への縦部材20の接続個数が多くされてい
る。そして、これら長手方向両端部の支柱18の上端部
同士の間に、第1足場2の長手方向に沿って前記第1案
内管4が配置されている。
【0027】第1案内管4は両端部に設けた係止部4a
(図3参照)が上記長手方向両端部の支柱18の上端に
位置する縦部材20の前記第1係合凹部20eに係合さ
れることにより、第1足場2の長手方向両端部の支柱1
8に接続されている。なお、第1案内管4は、この接続
状態で、両端部以外の支柱18の上端より上方に位置し
ているので、両端部以外の支柱18の上端部がシート7
に干渉することが防止される。35は、第1足場2の長
手方向に沿って延び、各支柱18に取り付けられる足場
板である。
【0028】第2足場3側の第2案内管5も、第1案内
管4と同様の方法で第2足場3の長手方向に沿って取り
付けられている。図6に示すように、第1及び第2案内
管4、5の対応位置に凸部4a、5aが設けられ、各凸
部4a、5aには係合凹部4b、5bが形成されてい
る。また、連結棒6の両端部には、下方へ延びる係止部
6aが形成され、これら係止部6aを係合凹部4b、5
bに上方から嵌合することにより、連結棒6が第1及び
第2案内管4、5間に架け渡されている。
【0029】次に、シート7の張設手順につき、簡単に
説明する。図7に示すように、シート7の張設時には、
シート7を、例えば、第1足場2の下端部に隣接した地
上に配置し、一端がシート7の幅方向一端部に接続され
た前記第1ロープ8の他端を第1手動ウインチ11に接
続しておく。
【0030】そして、一端がシート7の幅方向他端部に
接続された第2ロープ12を、第1足場2の上端の第1
案内管4及び第2足場3の上端の第2案内管5の各上方
に順次掛け渡し、第2ロープ12の他端を第1足場2の
下端部において前記第2手動ウインチ13に接続する。
このため、第2ロープ12は、第1手動ウインチ11か
ら第1及び第2案内管4、5の上部を経て第2手動ウイ
ンチ13に至るのに十分な長さとしておく必要がある。
【0031】第2ロープ12の他端を第2手動ウインチ
13に接続した後、第2手動ウインチ13を手動回転し
て、第2ロープ12を巻き取ると、図3に示すように、
シート7が前記幅方向他端部側から第1足場2の支柱1
8の外側に沿って引き上げられ、第1案内管4の上部を
通過し、続いて、連結棒6によって案内されながら第2
案内管5側に移動する。
【0032】そして、図1に示すように、シート7が第
1及び第2足場2、3間の上部全体を覆う位置まで移動
した段階で第2手動ウインチ13による巻取りを終了
し、例えば、第1及び第2手動ウインチ11、13をロ
ックする等の操作によって、第1ロープ8の前記他端を
第1足場2の下端部側で、第2ロープ12の前記他端を
第2足場3の下端部側で各々固定すればよい。なお、第
1ロープ8の長さは、図1のように、第1手動ウインチ
11から第1案内管4近傍に至る長さが最低限あればよ
い。
【0033】一方、シート7を撤去する際には、上記と
逆に、第1手動ウインチ11で第1ロープ8を巻き取る
と、シート7が第1案内管4を介して、第1足場2の支
柱18の外側に沿って引き下ろされる。このように、シ
ート7の着脱作業が簡単に行えるので、例えば、常時は
シート7を張設しておき、強風時等に必要に応じて、シ
ート7を撤去することができる。
【0034】なお、上記の実施の形態では、第1及び第
2足場2、3の各下端部近傍に第1及び第2手動ウイン
チ11、13を設けるようにしたが、例えば、第1ロー
プ8の前記他端を第1足場2の下端部近傍に固定してお
き、シート7の張設時には、第2手動ウインチ13で第
2ロープ12を巻き取る一方、撤去時には、第1足場2
の下端部側から第1ロープ8を手で直接牽引することも
できる。その場合は、例えば、第1足場2側の支柱18
自体を第1支持部材として第1ロープ8の前記他端を該
支柱18の下端部付近に締結することができる。
【0035】また、手動ウインチ11、13の代わり
に、電動ウインチを使用して第1または第2ロープ8、
12の巻取り作業を行ってもよい。なお、上記実施の形
態では、第1及び第2足場2、3間に第1及び第2サイ
ドレール14、15、ガーターレール16並びに電動ウ
インチ17からなる天井クレーンを設置したが、係る天
井クレーンを設置しない場合でも、互いに対向する一対
の足場の上部間にシートを張設することにより、本発明
の全天候型屋外足場を構成することができる。
【0036】
【発明の効果】本発明の請求項1の全天候型屋外足場
は、屋外に第1及び第2足場を互いに対向させて設置し
てなる屋外足場において、第1及び第2足場の各上端部
に各々第1及び第2足場に沿って延びるように設けられ
た第1及び第2案内棒と、これら第1及び第2案内棒間
で第1及び第2足場間の上部を覆う広さを有するシート
と、このシートの幅方向一端部に各一端が接続される複
数本の第1ロープと、上記シートの幅方向他端部に各一
端が接続される複数本の第2ロープと、第1足場の下端
部近傍に設けられ各第1ロープの他端が分離自在に接続
される第1支持部材と、第2足場の下端部近傍に設けら
れ各第2ロープの他端が分離自在に接続されて第2ロー
プを巻取り、巻戻し自在に支持する第2支持部材とを備
えたものであるから、上記シートを第1及び第2案内棒
間に張設することにより、第1及び第2足場間の上部全
体を上記シートで覆った全天候型屋外足場を提供するこ
とができる。
【0037】その場合、シートは軽量であるので、従来
の屋根鉄骨や屋根板を用いた場合と異なり、第1及び第
2足場は足場本来の機能を果たす程度の強度を有するの
みで十分であり、比較的簡単かつ低コストの足場とする
ことができる。また、従来の屋根鉄骨や屋根板に代えて
シートを用いたので、全天候型屋外足場を安価に構成す
ることができ、組立、解体も容易に行える利点がある。
【0038】請求項2の全天候型屋外足場は、請求項1
の構成において、上記第1及び第2案内棒間で各案内棒
と大略直交する方向に延び、両端が第1及び第2案内棒
に各々接続される連結棒を備えたものであるから、シー
トの張設状態において、第1及び第2案内棒間でシート
が連結棒によって下方から支持され、シートのたるみが
防止されるとともに、例えば、第1案内棒から第2案内
棒に向けてシートを張設してゆく際にも、連結棒に沿っ
てシートが案内され、張設作業を容易に行える利点があ
る。
【0039】請求項3の全天候型屋外足場は、請求項1
または2の構成において、上記第1及び第2足場の上部
における上記第1及び第2案内棒より下方に各々第1及
び第2サイドレールが設けられ、これら第1及び第2レ
イドレールによりガーターレールの両端部が移動自在に
支持されるとともに、このガーターレールに沿って移動
可能なウインチが設けられたものであるから、第1及び
第2足場間にガーターレールを介してウインチを設けた
場合でも、このウインチの上部を上記シートで覆い、降
雨等の影響を受けずに建築工事が行えるものである。
【0040】請求項4の全天候型屋外足場におけるシー
トの張設方法は、請求項1乃至3のいずれか記載の全天
候型屋外足場において、上記シートの張設時に、まず、
第1足場の下端部近傍にシートを配置して第1ロープの
他端を第1支持部材に接続するとともに、上記第2ロー
プを第1案内棒及び第2案内棒の上方を介して第2ロー
プの他端を第2支持部材に接続し、この状態で第2支持
部材により第2ロープを巻き取ることにより上記シート
を第1案内棒を介して第1及び第2案内棒間で第1及び
第2足場間の上部に張設するものであるから、シートの
張設時には、第2ロープのみを第1及び第2案内棒上に
掛け渡した後、上記第2足場の下端部近傍の第2支持部
材で第2ロープを巻き取るのみで張設を行え、シート自
体を第1及び第2案内棒の上部に掛け渡す必要がないの
で、シートの張設作業を容易に行える利点がある。
【0041】また、シートを撤去する際には、上記と逆
に、第2ロープを第2支持部材から分離して、第1足場
の外側方の下端部近傍から第1ロープを牽引するのみ
で、シートを第2及び第1案内棒を介して第1足場の下
端部近傍に引き降ろすことができる。従って、例えば、
強風時等にシートを一時的に撤去する必要が生じた場合
でも、係る撤去作業や、再度の張設作業を容易に行え
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る全天候型屋外足場を
示す概略正面図。
【図2】図1のA−A線に沿う概略部分矢視図。
【図3】上記全天候型屋外足場へのシートの張設状態を
示す概略斜視図。
【図4】前記全天候型屋外足場中の第1足場の上端部近
傍の構成部材を示す拡大分解正面図。
【図5】図4のB方向矢視図。
【図6】連結棒の第1及び第2案内管への取付状態を示
す拡大部分正面図。
【図7】前記全天候型屋外足場へのシートの張設前の状
態を示す概略正面図。
【符号の説明】
1 全天候型屋外足場 2 第1足場 3 第2足場 4 第1案内管(第1案内棒) 5 第2案内管(第2案内棒) 6 連結棒 7 シート 8 第1ロープ 12 第2ロープ 14 第1サイドレール 15 第2サイドレール 16 ガーターレール 17 電動ウインチ(ウインチ)

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 屋外に第1及び第2足場を互いに対向さ
    せて設置してなる屋外足場において、 第1及び第2足場の各上端部に各々第1及び第2足場に
    沿って延びるように設けられた第1及び第2案内棒と、 これら第1及び第2案内棒間で第1及び第2足場間の上
    部を覆う広さを有するシートと、 このシートの幅方向一端部に各一端が接続される複数本
    の第1ロープと、 上記シートの幅方向他端部に各一端が接続される複数本
    の第2ロープと、 第1足場の下端部近傍に設けられ各第1ロープの他端が
    分離自在に接続される第1支持部材と、 第2足場の下端部近傍に設けられ各第2ロープの他端が
    分離自在に接続されて第2ロープを巻取り、巻戻し自在
    に支持する第2支持部材とを備えたことを特徴とする全
    天候型屋外足場。
  2. 【請求項2】 上記第1及び第2案内棒間で各案内棒と
    大略直交する方向に延び、両端が第1及び第2案内棒に
    各々接続される連結棒を備えたことを特徴とする請求項
    1記載の全天候型屋外足場。
  3. 【請求項3】 上記第1及び第2足場の上部における上
    記第1及び第2案内棒より下方に各々第1及び第2サイ
    ドレールが設けられ、これら第1及び第2レールにより
    ガーターレールの両端部が移動自在に支持されるととも
    に、このガーターレールに沿って移動可能なウインチが
    設けられたことを特徴とする請求項1または2記載の全
    天候型屋外足場。
  4. 【請求項4】 請求項1乃至3のいずれか記載の全天候
    型屋外足場において、上記シートの張設時に、まず、第
    1足場の下端部近傍にシートを配置して第1ロープの他
    端を第1支持部材に接続するとともに、上記第2ロープ
    を第1案内棒及び第2案内棒の上方を介して第2ロープ
    の他端を第2支持部材に接続し、この状態で第2支持部
    材により第2ロープを巻き取ることにより上記シートを
    第1案内棒を介して第1及び第2案内棒間で第1及び第
    2足場間の上部に張設することを特徴とする全天候型屋
    外足場におけるシートの張設方法。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011017230A (ja) * 2009-07-10 2011-01-27 Kajima Corp 飛散防止装置
KR101572172B1 (ko) * 2014-10-08 2015-11-27 삼성물산 주식회사 전천후 작업 가설시스템
CN111379405A (zh) * 2018-12-27 2020-07-07 海南华金钢构有限公司 一种钢结构施工平台

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