JP3128178B2 - テントの躯体構築方法 - Google Patents

テントの躯体構築方法

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JP3128178B2
JP3128178B2 JP05168126A JP16812693A JP3128178B2 JP 3128178 B2 JP3128178 B2 JP 3128178B2 JP 05168126 A JP05168126 A JP 05168126A JP 16812693 A JP16812693 A JP 16812693A JP 3128178 B2 JP3128178 B2 JP 3128178B2
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敏之 福島
保治 山口
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Sekisui House Ltd
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Izumi Cosmo Co Ltd
Sekisui House Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、建築現場、イベント会
場等のように雨天、炎天下の影響を排除するためのテン
トの躯体構築方法に関する。
【0002】
【従来の技術】建築現場では、雨天においても建築作業
ができるように、あるいは、資材が雨に濡れないよう
に、大型のテントを構築する場合がある。建築現場全体
を覆う大型のテントでは、地上に鉛直状態に立設された
多数の支柱の間に、屋根フレームを架設して、その屋根
フレームにテント幕が張られる。
【0003】このようなテントの躯体を構築する方法と
して、本願発明者らは、特願平4−195793号にお
いて提案している。この方法では、支柱の先端部に物上
装置を予め取り付けておき、その支柱を鉛直状態に立設
した後に、各支柱の先端部に設けられた物上装置によっ
て屋根フレームを引き上げて、各支柱間に屋根フレーム
を架設するようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】この方法では、先端部
に物上装置が設けられた支柱を、数人の作業者によって
鉛直状態に建て起こす必要がある。しかし、各支柱の先
端部には物上装置が取り付けられているために重くなっ
ており、支柱を建て起こす際に左右に振れるおそれがあ
る。支柱は複数の作業者による手作業によって建て起こ
すようになっているために、支柱が振れると危険でもあ
る。
【0005】本発明は、このような問題を解決するもの
であり、その目的は、先端部に物上装置が設けられた支
柱を安全にかつ迅速に建て起こすことができるテントの
躯体構築方法を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明のテントの躯体構
築方法は、テント幕が張られる屋根フレームを、地上に
て梁部材および棟部材により組み立てる工程と、組み立
てられた屋根フレームにおける梁部材の端面に、先端部
に梁部材を引き上げる物上装置が設けられた支柱を地上
に載置した状態でその基端部を回動可能に取り付ける工
程と、梁部材に基端部が取り付けられた支柱に係止して
この支柱を鉛直状態に引き上げる支柱引き上げ装置を、
梁部材の端部に取り付ける工程と、梁部材に取り付けら
れた支柱引き上げ装置によって、支柱の基端部を梁部材
の端面に対して回動させつつ先端部を上方へと引き上げ
る工程と、支柱を鉛直状態で固定する工程と、支柱の先
端部に設けられた物上装置によって梁部材を上方へと引
き上げる工程と、を包含するものであり、そのことによ
り上記目的が達成される。
【0007】
【作用】本発明のテントの躯体構築方法では、地上にて
組み立てられた屋根フレームの梁部材の端部に、支柱引
き上げ装置が取り付けられて、この支柱引き上げ装置に
よって、支柱の基端部が梁部材の端面に対して回動され
て、物上装置が取り付けられた支柱の先端部が上方へと
引き上げられる。このようにして、支柱は鉛直状態とさ
れて、各支柱を地上に対して固定した後に、支柱先端部
に取り付けられた物上装置によって梁部材が支柱に沿っ
て上方へと引き上げられる。
【0008】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。図1は、本発明のテントの躯体構築方法によって
構築されるテントの躯体の一例を示す側面図である。本
発明方法によって構築されるテントの躯体は、図1に示
すように、方形状の地面の各角部に立設されてそれぞれ
が補強ステイ12(図3参照)に支持された4本の支柱
10と、各支柱10によって支持された屋根フレーム2
0とを有している。屋根フレーム20には、テント幕が
張られるようになっている。屋根フレーム20は、一対
の支柱10間にそれぞれ架設されるトラス構造の一対の
梁部材21と、各梁部材21の中央部間に架設される同
じくトラス構造の1本の棟部材(図示せず)とを有して
構成されている。
【0009】各支柱10は丸パイプによって構成されて
おり、その上端部には、地面に傾斜状態で支持された補
強ステイ12(図3参照)の上端部が連結されて、この
補強ステイ12により各支柱10が固定されている。ま
た、各支柱10は、適宜、地中に埋め込まれたアンカー
14によって支持されている補強ワイヤー13によって
もそれぞれ強固に固定されている。
【0010】各支柱10の上端の先端部には、物上装置
としてのチェーンブロック30が吊り下げられている。
このチェーンブロック30は、屋根フレーム20におけ
る梁部材21を、支柱10に沿って引き上げるために設
けられている。梁部材21は、この梁部材21の端面に
取り付けられた接合プレート15によって支柱10の上
端部に固定されている。
【0011】このような構成のテントの支柱の構築方法
を図2および図3に基づいて説明する。図2および図3
は、テントの躯体構築方法の実施工程の一例を示す側面
図および平面図、図4は次の工程を示す正面図である。
テントの躯体を構築するに際して、まず、地上の所定位
置において、梁部材21および棟部材を構築される位置
に対応してそれぞれを載置して、それらを連結して屋根
フレーム20を組み立てる。
【0012】屋根フレーム20が平面視でH型状に組み
立てられると、各梁部材21の端面に、各梁部材21の
端部を支持する各支柱10が、接合プレート15および
円筒状の保持体18によって、回動可能に取り付けられ
る。各接合プレート15は、各梁部材21の端面に整合
する平板状をしており、各四隅には、梁部材21の端面
に整合状態になった際に梁部材21にボルト止めするた
めのボルト孔15bがそれぞれ設けられている。そし
て、この接合プレート15の中央部がボルト16によっ
て、各梁部材21の端面に回動可能に取り付けられてい
る。また、接合プレート15には、梁部材21の端面に
整合状態になった際に鉛直方向に延びる円筒状の保持体
18が幅方向の中央部に、一対のブラケット19によっ
て取り付けられている。この保持体18は、例えば三重
のパイプ構造になっており、この保持体18内に支柱1
0がスライド可能に嵌入される。
【0013】各支柱10は、先端に設けられたチェーン
ブロック30が地上に載置されたほぼ水平状態になった
状態で、基端部が、接合プレート15の保持体18内に
嵌入される。そして、保持体18内に嵌入された支柱1
0の基端部が、保持体18の外側から挿入されるしの1
7により保持体18と一体化される。従って、この支柱
10は、保持体18と一体に固定された状態になって、
該保持体18と一対のブラケット19によって一体化さ
れた接合プレート15とも、一体となって回動するよう
になっている。
【0014】各支柱10が各梁部材21の端面にそれぞ
れ取り付けられると、各梁部材21の端面近傍の外側面
には、支柱引き上げ装置40がそれぞれ取り付けられ
る。この支柱引き上げ装置40は、梁部材21の側面に
接合プレート41によって鉛直状態に支持された支持パ
イプ42と、この支持パイプ42の上端部に水平面内で
の回動可能に連結された鉛直状態の支持軸43と、この
支持軸43の上端部に設けられた一対の滑車44とを有
している。
【0015】支持パイプ42の基端部を支持する接合プ
レート41は、四隅が梁部材21の外側面にボルト止め
されている。この接合プレート41の幅方向の中央部に
は、支持パイプ42の基端部が嵌入される円筒状の保持
部が外方へと突出した状態で設けられている。支持パイ
プ42は、傾斜状態で地上に固定された控えパイプ48
によって支持されている。
【0016】支持パイプ42における上端部寄りの位置
には、手動ウインチ45が取り付けられている。この手
動ウインチ45は、ハンドル45aを回転させることに
よってワイヤー46が巻き取られるようになっている。
支持パイプ42の上方に支持パイプ42の軸心回りに回
動可能に支持された支持軸43の上端部には、支持台4
7が水平状態で取り付けられており、この支持台47上
に一対の滑車44が、直線状に並べて配置されている。
手動ウインチ45のワイヤー46は、各滑車44にそれ
ぞれ半周にわたって巻き掛けられて、下方に垂れ下がっ
た状態になっている。
【0017】このような支柱引き上げ装置40が各梁部
材21の端部外側面に取り付けられると、支柱引き上げ
装置40における手動ウインチ45のワイヤー46先端
部が、支柱10の基端部寄りの位置にUフック50が巻
き付けられて、このUフック50が、ワイヤー46の先
端部に、例えばシャックル49によって連結される。そ
して、支持パイプ42に取り付けられた手動ウインチ4
5のハンドル45aを回転操作することにより、ワイヤ
ー46が巻き取られて、支柱10は、基端部がボルト1
6を中心に回動して、先端部が上方へと引き上げられ
る。
【0018】各支柱10の基端部は、ボルト16によっ
て梁部材21の端面に回動可能に取り付けられた接合プ
レート15と一体となった保持体18に取り付けられて
いるために、各支柱10は左右に振れることなく円滑に
且つ迅速に引き起こされる。このとき、支柱10が引き
起こされる際には、ワイヤー46の引っ張り方向が若干
変化するが、その変化は、支持パイプ42の上方に支持
パイプ42の軸心回りに回動可能に支持された支持軸4
3が回動することによって吸収され、支柱10の振れが
確実に防止される。
【0019】また、支柱10の先端部には補強ステイ1
2の先端部が取り付けられており、この補強ステイ12
の基端部が地上に沿って移動するために、通常は、作業
者がこの補強ステイ12を軽く支持して、補強ステイ1
2を円滑に移動させるようになっている。
【0020】このようにして、各支柱10が鉛直状態に
なるように、手動ウインチ45のワイヤー46によって
引き上げられる。そして、各支柱10が鉛直状態になる
と、接合プレート15が梁部材21の端面に整合した状
態になり、接合プレート15の四隅の各ボルト孔15b
にボルトが挿通されて、接合プレート15が梁部材21
の端面に取り付けられる。この状態では、接合プレート
15と一体化された保持体18は支柱10に沿ってスラ
イドすることができる。各支柱10が鉛直状態になる
と、各支柱10の先端部にそれぞれの先端部が連結され
た補強ステイ12および補強ワイヤー13を地上に固定
して、各支柱10を鉛直状態で確実に固定する。
【0021】次に、各支柱10の上端部に設けられたチ
ェーンブロック30のチェーンを繰り出して、このチェ
ーンの先端に取り付けられたフックを梁部材21に係止
する。そして、チェーンブロック30によってチェーン
を巻き取ることにより、梁部材21を引き上げる。この
とき、各支柱10の上端部にそれぞれ設けられた各チェ
ーンブロック30を同時に操作することにより、各梁部
材21は水平状態で、支柱10に沿って上昇する。
【0022】このようにしてテントの躯体が構築される
と、屋根フレーム20にテント幕が張られて、テントが
形成される。
【0023】
【発明の効果】本発明のテントの躯体構築方法は、この
ように、地上にて組み立てられた屋根フレームの梁部材
端面に、支柱の基端部を回動可能に取り付けて、梁部材
に取り付けられた支柱引き上げ装置によって、支柱を鉛
直状態にまで引き上げるようになっているために、支柱
は、左右に振れることなく安全に、しかも、短時間で鉛
直状態に引き上げられる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のテントの躯体構築方法によって構築さ
れたテントの躯体の側面図である。
【図2】本発明のテントの躯体構築方法の一つの工程を
示す側面図である。
【図3】図2の要部の平面図である。
【図4】その構築方法の他の工程を示す正面図である。
【符号の説明】
10 支柱 15 接合プレート 16 ボルト 17 しの 18 保持体 20 屋根フレーム 21 梁部材 30 チェーンブロック 40 支柱引き上げ装置 41 接合プレート 42 支持パイプ 43 支持軸 44 滑車 45 手動ウインチ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭62−174473(JP,A) 特公 昭49−43010(JP,B1) 実公 昭48−47103(JP,Y1) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) E04H 15/00 - 15/64 E04G 21/14 - 21/16 E04B 1/343 102

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 テント幕が張られる屋根フレームを、地
    上にて梁部材および棟部材により組み立てる工程と、 組み立てられた屋根フレームにおける梁部材の端面に、
    先端部に梁部材を引き上げる物上装置が設けられた支柱
    を地上に載置した状態でその基端部を回動可能に取り付
    ける工程と、 梁部材に基端部が取り付けられた支柱に係止してこの支
    柱を鉛直状態に引き上げる支柱引き上げ装置を、梁部材
    の端部に取り付ける工程と、 梁部材に取り付けられた支柱引き上げ装置によって、支
    柱の基端部を梁部材の端面に対して回動させつつ先端部
    を上方へと引き上げる工程と、 支柱を鉛直状態で固定する工程と、 支柱の先端部に設けられた物上装置によって梁部材を上
    方へと引き上げる工程と、 を包含するテントの躯体構築方法。
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KR100813128B1 (ko) * 2006-12-12 2008-03-17 국방과학연구소 원추형 물품 이송장치
JP5042291B2 (ja) * 2009-10-12 2012-10-03 有限会社信建 支柱立て起し機具

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