JP2011017230A - 飛散防止装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】建物工事において、作業の柔軟な運用を可能とし、効率のよい工事進行を可能にする飛散防止装置を提供することを目的とする。
【解決手段】飛散防止装置1は、建物51の解体工事中において建物51外部への物の飛散を防止する飛散防止装置である。建物51の梁53aに支持され建物51の側面51b,51cに沿って建物51の上端よりも上方に突出するように配置される4体のネット保持部21〜24と、建物51の上端よりも上方の位置において4体のネット保持部21〜24に保持され、建物51の上面51aを覆う防護ネット11と、を備え、4体のネット保持部21〜24は、互いに独立して建物51に対して鉛直方向に移動可能である。
【選択図】図1

Description

本発明は、工事中の建物において建物外部への物の飛散を防止する飛散防止装置に関するものである。
従来、建物の建設工事又は解体工事においては、例えば、工事に用いられる資材や器具、或いは瓦礫などが建物外に飛散することを防止する措置が講じられる。このような安全上の措置として、例えば、建物の外壁に沿って仮設される足場の外側に防護ネットを設置する等の措置が一般的である。また、この種の仮設足場を、建物の必要最小限の複数フロアのみを囲むように設け、工事の進行に合わせて仮設足場を上下移動させる技術も知られている(例えば、特許文献1及び2参照。)。
特開2003−147956号公報 特開2007−262685号公報
しかしながら、仮設足場の外側に防護ネットを設置する方式では、例えば、防護ネットの上方を越えて飛散する物体を防ぐことはできないので、飛散防止の万全を期すためには建物の上方にも防護ネットを施すことが望まれる。そして、常に適切な作業空間の高さを確保するために、工事の進行に合わせて建物上方の防護ネットを上下させることが好ましい。この場合、引用文献1又は2に記載のような仮設足場全体を上下させる方式で建物上方の防護ネットの昇降を行うことも考えられる。
しかしながら、建物の複数フロアを囲む仮設足場全体を上下させる方式で建物上方の防護ネットを上下させるとすれば、建物の1フロア分の工事を完了させた後に、防護ネットの昇降作業を行うことになる。従って、フロアの一部の工事が完了するごとに、工事の進行に合わせてこまめに防護ネットの高さを調整するといった運用は難しい。従って、防護ネットの高さ調整作業の柔軟な運用ができず、効率のよい工事進行の妨げになる場合もある。
そこで、本発明は、建物工事において、作業の柔軟な運用を可能とし、効率のよい工事進行を可能にする飛散防止装置を提供することを目的とする。
本発明の飛散防止装置は、建物の工事中において建物外部への物の飛散を防止する飛散防止装置であって、建物の構造部分に支持され建物の側面に沿って建物の上端よりも上方に突出するように配置される複数のネット保持部と、建物の上端よりも上方の位置において複数のネット保持部に保持され、建物の上面を覆う防護ネットと、を備え、複数のネット保持部は、互いに独立して建物に対して鉛直方向に移動可能であることを特徴とする。
この飛散防止装置では、建物の側面に沿って配置された複数のネット保持部によって防護ネットが保持され、防護ネットは、建物の上面を覆う。従って、建物の工事中において上面側からの飛散物を防護ネットによって防止することができ、高い飛散防止効果が得られる。また、ネット保持部は鉛直方向に移動可能であるので、建物上面から上方の防護ネットまでの高さを調整することができ、建物上面における工事作業空間の高さを適切に調整することができる。また、ネット保持部は互いに独立して鉛直移動可能であることから、建物上面における防護ネットの高さを領域ごとに設定することができる。従って、領域毎の工事の進行状況に合わせて、こまめに各領域の防護ネットの高さ調整作業を行うことができ、その結果、効率のよい工事進行が可能になる。また、防護ネットを用いているので、各ネット保持部の高さが異なっていても、防護ネットの形状を追従させ建物上面からの飛散防止効果を維持することができる。
また、ネット保持部は、建物の上端よりも上方の位置において建物の側面に平行に配置され板状の構造をなす鉛直面板部と、鉛直面板部から鉛直下方に延び、建物の構造部分に対して鉛直方向に移動可能に支持された複数の脚柱部と、を備え、防護ネットの上端は、鉛直面板部の上縁に沿って固定されることとしてもよい。
この場合、防護ネットの上端を保持するネット保持部の上部は、板状の構造をなす鉛直面板部とされているので、機械的強度を確保しやすく、例えば防護ネットに作用する風の力にも耐えることができる。
また、ネット保持部は、脚柱部に固定されると共に当該脚柱部に沿って鉛直に延在するガイドレールを有しており、建物の側面に沿って鉛直方向に配列され、当該建物の側面から側方に突出しながら建物の構造部分にそれぞれ固定されると共に、ガイドレールに係合しながら当該ガイドレールの水平移動を規制する複数のレール保持部を更に備え、ガイドレールは、複数のレール保持部に対してボルト止めにより着脱自在に固定されると共に、ボルト止めによる固定が解除されたときに、レール保持部によって鉛直方向に案内され滑動することとしてもよい。
この場合、ネット保持部のガイドレールは、鉛直方向に複数配列された各レール保持部に係合しており、レール保持部は、ガイドレールの水平移動を規制すると共に、ガイドレールを鉛直方向へ案内し滑動させる。従って、ガイドレールに固定された脚柱部を、鉛直方向に安定して移動させることができる。また、ガイドレールをレール保持部にボルト止めすることで、脚柱部の上下位置も固定することができ、防護ネットを固定することができる。
また、ガイドレールには、上下方向に配列された複数のボルト穴が形成されていることが好ましい。このような複数のボルト穴により、ガイドレールとレール保持部とのボルト止めの位置を調整することができ、防護ネットの高さを微調整することができる。
また、鉛直面板部には、水平方向に所定ピッチで配列された複数のボルト穴が形成されており、鉛直面板部は当該ボルト穴を用いて脚柱部にボルト止めで固定されていることが好ましい。建物の構造によっては、レール保持部の設置位置が制限される場合がある。この場合、ネット保持部の複数の脚柱部の間隔をレール保持部材の位置に合わせて調整することになるが、鉛直面板部には複数のボルト穴が水平方向に配列されているので、脚柱部と鉛直面板部とのボルト止めの位置を容易に選択することができる。従って、レール保持部材の固定位置を、建物の構造に応じて柔軟に選択することができる。
本発明の飛散防止装置によれば、建物工事において、作業の柔軟な運用を可能とし、効率のよい工事進行が可能になる。
本発明の飛散防止装置の一実施形態が建物の解体工事に適用される例を示す斜視図である。 図1の建物及び飛散防止装置の断面図である。 図1の飛散防止装置におけるネット保持部の上部を示す斜視図である。 図3のIV-IV断面図であり、ネット保持部の脚柱部及びガイドレールを示す断面図である。 ネット保持部とレール保持部との取合部分を示す斜視図である。 レール保持部の平面図である。 ネット保持部とレール保持部との取合部分を示す側面図である。 図1の建物において、フロアの一部の解体工事が完了した状態を示す斜視図である。 パラペットが形成されたフロアにレール保持部を構築した状態を示す側面図である。 建物の中央付近にレール保持部及びネット保持部を設けた状態を示す断面図である。
以下、図面を参照しつつ本発明に係る飛散防止装置の好適な実施形態について詳細に説明する。
図1及び図2に示す飛散防止装置1は、建物51の解体工事中において建物51の上面51aを防護ネット11で覆い、解体工事中に発生する瓦礫や工事に用いる資材・器具等を、建物51の外部に飛散させないようにするための装置である。なお、図1においては、建物51の主な梁や柱等の構造部分53のみを図示し、床板や壁等の詳細部分は図示を省略している。また、建物51の梁や柱等の構造部分53には、実際にはH鋼等が用いられる場合もあるが、図1においては構造部分53を直方体形状で図示している。また、建物51の周囲には、公知の仮設外部足場60(図2参照)も設けられるが、以下では図示を省略する場合がある。
飛散防止装置1は、防護ネット11の上端を建物51の上面51aよりも高い位置で保持するための4体のネット保持部21,22,23,24を備えている。ネット保持部21,22は、上面51aよりも上方に突出しながら建物51の1つの側面51bのやや外側に設置されており、建物51の梁(構造部分)53aに支持されている。同様に、ネット保持部23,24は、上面51aよりも上方に突出しながら側面51bに対向する側面51cのやや外側に設置され、建物51の梁53aに支持されている。ネット保持部21〜24の間にはワイヤ27が縦横に張られており、各ワイヤ27には、防護ネット11の上端が市販のクリップ等を介して保持されている。なお、一部のワイヤ27の端部は、建物上面51aの位置まで引き回されており、建物上面51aでの操作によって、ワイヤ27を適宜緊張させたり弛緩させたりすることができる。
そして、防護ネット11の端部は、ネット保持部21〜24の上縁の高さから建物51の側面に沿って自重で最上階の床付近まで垂れ下がり、防護ネット11は、建物51の上面51aから側面51b,51cに亘る部分を覆っている。この防護ネット11は、複数の小面積のネットを隙間なく連ねて構成してもよい。このとき、小面積のネット同士の重ね代を最低1m確保することが好ましい。このような防護ネット11によって、建物上面51aが隙間なく覆われて物の飛散防止が図られる。また、防護ネット11がネット保持部21〜24で保持さることで、建物上面51aと防護ネット11との間に適切な高さの作業空間が確保される。すなわち、図2に示すように、建物上面51a上には、バックホウ等の重機械を導入することができ、当該バックホウのアームを動かすために十分な作業空間の高さが確保される。また、建物51の周囲の仮設外部足場60は、建物51を超える高さまで組み立てられており、すべての仮設外部足場60の外側には、防護板61(図2参照)が隙間なく取り付けられている。このような防護板61及び防護ネット11によって、建物51外部への物の飛散が確実に防止される。
次に、ネット保持部21〜24の具体的な構成について説明する。なお、4体の各ネット保持部21〜24は、すべて同一の構成を有しているので、以下では、ネット保持部21の構成について説明し、ネット保持部22〜24の説明は省略する。
ネット保持部21は、側面51bに対して平行に配置され板状構造をもつ鉛直面板部31と、当該鉛直面板部31から鉛直下方に延びる2本の脚柱部33と、当該脚柱部33にそれぞれ固定され鉛直方向に延在するガイドレール35と、を備えている。また、ネット保持部21を支持するため、建物51の複数箇所において、梁(構造部分)53aに固定されると共に上記ガイドレール35を保持するレール保持部37が、合計6箇所に設置されている。
図3及び図4に示すように、鉛直に延在する脚柱部33は、断面矩形の中空の構造をなす部材である。ここでは、仮設支柱として市販されるベント材を長手方向に繋ぎ合わせて脚柱部33が構成されている。なお、脚柱部33の上端には、ベント材連結用の余分のボルト穴が存在しており、当該ボルト穴の一部には、シャックルを用いてワイヤ27が固定される。
2本の脚柱部33,33の上端部は、水平に延びる水平チャンネル材311によって連結されている。更に、その水平チャンネル材311の下方の位置において、2本の脚柱部33,33は、水平に延びる水平チャンネル材313によって連結されている。水平チャンネル材311と水平チャンネル材313とは、複数の鉛直連結材315で連結され、更に、筋交い連結材317で水平チャンネル材311と水平チャンネル材313とが連結されることで、トラス構造が形成されている。このように、ネット保持部21の上部には、水平チャンネル材311と水平チャンネル材313とを含み、側面51bに平行な板状構造をなす鉛直面板部31が形成されている。このような面板構造によって、ネット保持部21の機械的強度を高めることができ、例えば防護ネット11に作用する風の力に耐えることができる。
なお、建物51側から見て脚柱部33,33の手前側にも、水平チャンネル材311,313にそれぞれ対応する位置に、水平チャンネル材311a,313aが取り付けられ、機械的強度の強化が図られている。これらの水平チャンネル材311,313,311a,313aには、水平方向に所定ピッチで配列された多数のボルト穴310が予め形成されている。そして、水平チャンネル材311,313,311a,313aと脚柱部33,33とのボルト止めは、これらのボルト穴310の何れかを利用して行われる。また、2本の脚柱部33,33の上端部同士を繋ぐように、前述のワイヤ27が張られる。当該ワイヤ27は、鉛直面板部31の上縁を構成する水平チャンネル材311,311aに沿って延びており、当該ワイヤ27にも防護ネット11の上端が市販のクリップ等を介して保持されている。
図3〜図5に示すように、脚柱部33の建物51側には、当該脚柱部33と平行に延在するガイドレール35が取り付けられている。ガイドレール35は、平行して延在する2本の鉛直チャンネル材351,351が、連結プレート353,353で連結されて構成されている。すなわち、2本の鉛直チャンネル材351,351は、チャンネル部351a,351a同士が互いに外側を向くように連結プレート353,353で連結されている。そして、このガイドレール35は、脚柱部33に対してつなぎ材34を介して連結されている。
続いて、上記ネット保持部21を支持するためのレール保持部37について説明する。図5及び図6に示すように、レール保持部37は、建物側面51bに直交して水平に延びる2本の受け梁371,371を有している。建物側面51bのやや内側には、建物側面51bに沿って建物床板55の下方で延在する梁53aが存在しており、各受け梁371,371の一端は、この梁53aに固定されている。具体的には、受け梁371,371の一端と建物床板55と梁53aとをアングル材57で上下に挟み込み、床板55を鉛直に貫通する4本のかんざしボルト59で、アングル材57同士を接続する。このような構成により、受け梁371,371の一端が梁53aに固定される。各受け梁371,371の他端は、建物側面51bから外方に突出しており、外方に突出した部分には、ガイドレール35に係合すると共に、ガイドレール35を固定するためのガイドレール係合部373が形成されている。
ガイドレール係合部373において、両方の受け梁371,371の上面には、それぞれ2つのL字状の固定部材375,375が取り付けられている。更に、当該固定部材375,375の間には、ガイドレール35のチャンネル部351aに接触する降下用ガイド部材377がそれぞれ取り付けられている。これらの4つの固定部材375,375と2つの降下用ガイド部材377とによって、2つの受け梁371,371の間に、ガイドレール35が嵌り込む形状の隙間が形成されている。当該隙間にガイドレール35が係合し、更に、鉛直チャンネル材351のフランジ351bと固定部材375,375とがボルト止めで固定されることにより、ガイドレール35は、レール保持部37に対して固定される。また、ボルト止めを解除すれば、ガイドレール35は、レール保持部37によって水平移動が規制されると共に、鉛直方向に案内されて滑動可能である。なお、降下用ガイド部材377のチャンネル部351aに接触する凸面には、例えばテフロン(登録商標)板などの摩擦低減材を設置することで、ガイドレール35の滑動の円滑化を図ってもよい。
このようなレール保持部37が、鉛直方向に3体配列され、この3体のレール保持部37で1本のガイドレール35が保持される。すなわち、建物51の連続する3フロア(例えばここでは、10階、9階及び8階とする)にそれぞれレール保持部37が設置され、対応する1本のガイドレール35は、3体のレール保持部37によって鉛直に保持される(図1及び図2参照)。そして、3体のレール保持部37において、1本のガイドレール35のフランジ351bのボルト止めをすべて解除することにより、ガイドレール35及び脚柱部33が鉛直方向に移動可能となる。鉛直チャンネル材351のフランジ351bには、多数のボルト穴351dが、固定部材375のボルト穴のピッチに合わせたピッチで、鉛直方向に配列され予め形成されている。そして、固定部材375と鉛直チャンネル材351とのボルト止めは、これらのボルト穴351dの何れかを利用して行われる。
なお、この場合、建物51の10階部分の解体作業を行う際には、レール保持部37が存在するフロア縁部を、フロアの中央部から縁切りしておき、最初にフロアの中央部のみを解体する。その後、ネット保持部21を降下(詳細は後述する)させ、レール保持部37を撤去した後に、フロア縁部の解体を行うこととする。
以上のような構成に基づき、ネット保持部21は、全体として、合計6体のレール保持部37に保持される。そして、当該6体のレール保持部37において、ガイドレール35のボルト止めを解除することにより、ネット保持部21全体を鉛直方向に移動可能とすることができる。このとき、ネット保持部21の2本のガイドレール35が、合計6箇所において水平移動が規制されながら鉛直方向に案内されて滑動するので、ネット保持部21を、建物51に対して安全に鉛直移動させることができる。このように、飛散防止装置1におけるネット保持部21の昇降機構は、チャンネル材やベント材といったシンプルな部材を組み合わせたシンプルな構成であるので、ラックピニオン機構など複雑な機構に比較して不具合発生の可能性が低い。
このような飛散防止装置1が用いられる建物51の解体工事にあっては、建物51の解体工事が進行するに従って、建物上面51aの高さは徐々に低くなっていく。建物上面51aにおける作業空間の高さを常に適切にする観点から、建物51の高さの変化に応じて防護ネット11の高さも徐々に低くしていく必要がある。そこで、飛散防止装置1によれば、前述したようなネット保持部21を鉛直移動させる機構によって、ネット保持部21〜24を降下させることができ、ひいては、防護ネット11の高さを解体工事の進行に応じて徐々に降下させることができる。
続いて、ネット保持部21を1フロア分の高さだけ降下させる工程について説明する。今、例えば建物51の10階、9階、及び8階の3フロアに設置された3組(6体)のレール保持部37に、ネット保持部21が支持されているものとする。図7に示すように、各レール保持部37の受け梁371の先端には、上方吊りピース379が取り付けられている。また、当該上方吊りピース379の下方の位置において、脚柱部33には下方吊りピース333が取り付けられている。ネット保持部21の降下時には、まず、10階のレール保持部37において、上方吊りピース379と下方吊りピース333との間にチェーンブロック39を架ける。そして、チェーンブロック39を操作することにより、ネット保持部21の重量を、チェーンブロック39を介して受け梁371に支持させた状態とする。その状態で固定部材375とガイドレール35とを固定する各箇所のボルトをすべて外す。
更に、7階の対応する位置に新たなレール保持部37を構築する。その後、チェーンブロック39の操作により、ネット保持部21を自重でゆっくりと降下させる。ネット保持部21を1フロア分の高さだけ降下させたところで、9階、8階及び7階のすべてのレール保持部37において、再び固定部材375とガイドレール35とをボルト止めする。その後、チェーンブロック39は取外し、一番上の10階に設置されている2体のレール保持部37を撤去する。
以上の工程により、ネット保持部21を1フロア分の高さだけ鉛直に降下させることができる。そして、同様の工程をネット保持部22〜24についても行うことで、防護ネット11を全体として1フロア分の高さだけ降下させることができる。ここで、ガイドレール35の鉛直チャンネル材351には、固定部材375のボルト穴のピッチに合わせて、複数のボルト穴351dが予め形成されているので、作業性が高く、また、ガイドレール35と固定部材375との取合位置を調整することでネット保持部21の高さの微調整も容易である。
また、大規模な解体工事においては、1フロア分の解体を完了させるのに日数がかかる場合もある。従って、1フロアの半分が解体済みであるなど、建物上面51aの高さに段差が生じる場合がある。これに対して、各ネット保持部21〜24を鉛直移動させる機構は、それぞれ独立しているので、各ネット保持部21〜24は、それぞれ独立して降下させることができる。従って、フロアの位置ごとの解体工事の進行に応じて、防護ネット11の高さをフロアの位置ごとに調整することができる。
例えば、図8に例示するように、建物51のうち南側領域51Sについてのみの10階部分の解体工事が完了し、北側領域51Nについては10階部分の解体工事が未完了である場合を考える。この場合、南側領域51Sにおいては、工事用のバックホウは9階で作業を行うことになる。一方、北側領域51Nにおいては、バックホウは10階で作業を行うことになる。従って、建物51の各領域毎に適切な作業空間の高さを設定する観点から、南側領域51Sに対応する防護ネット11の高さは、北側領域51Nに対応する防護ネット11の高さよりも1フロア分低くすることが望まれる。
これに対して、図8に示されるように、ネット保持部22,24のみを降下させることにより、南側領域51Sに対応する防護ネット11の高さのみを1フロア分低くすることができる。このように、建物51の領域毎の工事の進行状況に合わせて、こまめに各領域の防護ネット11の高さ調整作業を行うことができ、その結果、作業の柔軟な運用が可能になり、効率のよい工事進行が可能になる。また、ネット保持部22,24を降下させるときには、ネット保持部21とネット保持部22との間のワイヤ27と、ネット保持部23とネット保持部24との間のワイヤ27と、を送り出して弛緩させることもできる。更に、ネット保持部21〜24同士の間の防護ネット11には、予め長さの余裕を持たせておくことで、ワイヤ27及び防護ネット11の形状が、ネット保持部22,24の降下に追従し、防護ネット11の隙間は生じないので、建物51外部への物の飛散防止効果は維持される。
なお、建物の解体工事において、建物の構造によってはレール保持部37を設置する位置が限定される場合もある。例えば、建物51の柱、階段、吹き抜け等が存在する位置には、レール保持部37を設置することができない。従って、レール保持部37の設置可能な位置に合わせて、各ネット保持部21〜24においては、2本の脚柱部33の間隔を調整する必要がある。これに対し、前述したように、ネット保持部21〜24の水平チャンネル材311,313,311a,313aには、水平方向に所定ピッチで配列された多数のボルト穴310が予め形成されている(図4(a),(b)参照)。従って、ネット保持部21〜24では、2本の脚柱部33の間隔の柔軟な選択が可能であり、構造が不規則な既存の建物51への適用が容易である。
また、一般に建物の屋上部分には、図9に示すようにパラペット56が形成されていることが多く、レール保持部37を構築し難い場合もある。このような場合、屋上床板55rと受け梁371との間に、寸法が調整された介在ブロック58を挟み込むことにより、受け梁371を水平に設置することができる。
また、建物51の幅が広い場合には、ネット保持部21とネット保持部23との距離が大きくなり、ワイヤ27及び防護ネット11の弛みが大きくなってしまう場合もある。このような場合、図10に示すように、建物51の側面51bと側面51cとの中央付近において、ネット保持部21〜24と同じ構成のネット保持部26を更に設け、防護ネット11の中央付近を更に支持するようにしてもよい。この場合、建物51の中央付近の梁53aにレール保持部37を固定し、3フロア分の床板55に貫通穴を設けて、脚柱部33及びガイドレール35を鉛直に貫通させればよい。
なお、本発明は、上記実施形態に限定されるものではない。上記実施形態では、飛散防止装置1を解体工事中の建物51に適用しているが、本発明の飛散防止装置は、建設中の建物にも適用可能である。この場合、工事の進行に応じて、ネット保持部21〜24を1フロア分ずつ上昇させていくことになる。この場合、チェーンブロック39(図7参照)に代えて電動チェーンブロックを採用することにより、ネット保持部21〜24を上昇させる作業がより容易になる。
1…飛散防止装置、11…防護ネット、21,22,23,24…ネット保持部、31…鉛直面板部、33…脚柱部、35…ガイドレール、37…レール保持部、51…建物、51a…建物の上面、51b,51c…建物の側面、53…構造部分、53a…梁、310…鉛直面板部のボルト穴、351d…ガイドレールのボルト穴。

Claims (5)

  1. 建物の工事中において建物外部への物の飛散を防止する飛散防止装置であって、
    前記建物の構造部分に支持され前記建物の側面に沿って前記建物の上端よりも上方に突出するように配置される複数のネット保持部と、
    前記建物の上端よりも上方の位置において前記複数のネット保持部に保持され、前記建物の上面を覆う防護ネットと、を備え、
    前記複数のネット保持部は、互いに独立して前記建物に対して鉛直方向に移動可能であることを特徴とする飛散防止装置。
  2. 前記ネット保持部は、
    前記建物の上端よりも上方の位置において前記建物の側面に平行に配置され板状の構造をなす鉛直面板部と、
    前記鉛直面板部から鉛直下方に延び、前記建物の構造部分に対して鉛直方向に移動可能に支持された複数の脚柱部と、を備え、
    前記防護ネットの上端は、前記鉛直面板部の上縁に沿って固定されることを特徴とする請求項1に記載の飛散防止装置。
  3. 前記ネット保持部は、前記脚柱部に固定されると共に当該脚柱部に沿って鉛直に延在するガイドレールを有しており、
    前記建物の側面に沿って鉛直方向に配列され、当該建物の側面から側方に突出しながら前記建物の前記構造部分にそれぞれ固定されると共に、前記ガイドレールに係合しながら当該ガイドレールの水平移動を規制する複数のレール保持部を更に備え、
    前記ガイドレールは、前記複数の前記レール保持部に対してボルト止めにより着脱自在に固定されると共に、前記ボルト止めによる固定が解除されたときに、前記レール保持部によって鉛直方向に案内され滑動することを特徴とする請求項2に記載の飛散防止装置。
  4. 前記ガイドレールには、上下方向に配列された複数のボルト穴が形成されていることを特徴とする請求項3に記載の飛散防止装置。
  5. 前記鉛直面板部には、水平方向に所定ピッチで配列された複数のボルト穴が形成されており、前記鉛直面板部は当該ボルト穴を用いて前記脚柱部にボルト止めで固定されていることを特徴とする請求項2〜4の何れか1項に記載の飛散防止装置。
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