JP7209413B2 - コンクリート型枠装置の構築方法、解体方法及びコンクリート型枠装置の滑車支持部材 - Google Patents
コンクリート型枠装置の構築方法、解体方法及びコンクリート型枠装置の滑車支持部材 Download PDFInfo
- Publication number
- JP7209413B2 JP7209413B2 JP2022149165A JP2022149165A JP7209413B2 JP 7209413 B2 JP7209413 B2 JP 7209413B2 JP 2022149165 A JP2022149165 A JP 2022149165A JP 2022149165 A JP2022149165 A JP 2022149165A JP 7209413 B2 JP7209413 B2 JP 7209413B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- concrete
- gantry
- frame member
- concrete formwork
- top frame
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Images
Description
この特許文献1の方法においては、コンクリート型枠装置のガントリの下部に搬送レールが支持され、その搬送レールにウィンチが支持される。そして、そのウィンチに車輪ユニットが吊下げられて、同ユニットがガントリの車輪装着位置まで移動される。
また、本発明のコンクリート型枠装置の構築方法においては、トンネルの覆工コンクリートを成形するためのコンクリート型枠装置において、そのコンクリート型枠装置は、トンネルの地面上に設置されるガントリと、そのガントリ上に支持されて、外周面にコンクリート成形用の面板が取付けられる骨組材とを有し、前記骨組材は、前記覆工コンクリートの頂部に対応して位置する複数本の骨組が並設された頂部骨組材と、前記各骨組の両側下端に連結される複数本の骨組を有する側部骨組材とを備え、前記ガントリの上部にウィンチを設けて、そのウィンチからの索が周回される定滑車を前記頂部骨組材の下端位置に吊下げて、前記索を巻取ることによって前記コンクリート型枠装置の構成部材をその組付け位置に向かってリフトすることを特徴とする。
また、本発明のコンクリート型枠装置の構築方法においては、トンネルの覆工コンクリートを成形するためのコンクリート型枠装置において、そのコンクリート型枠装置は、トンネルの地面上に設置されるガントリと、そのガントリ上に支持されて、外周面にコンクリート成形用の面板が取付けられる骨組材とを有し、前記骨組材は、前記覆工コンクリートの頂部に対応して位置する複数本の骨組が並設された頂部骨組材と、前記各骨組の両側下端に連結される複数本の骨組を有する側部骨組材とを備え、前記ガントリの上部にウィンチを設けて、そのウィンチからの索が定滑車に周回された状態で前記索を巻取ることによって前記コンクリート型枠装置の構成部材をその組付け位置に向かってリフトすることを特徴とする。
また、本発明のコンクリート型枠装置の解体方法においては、トンネルの覆工コンクリートを成形するためのコンクリート型枠装置において、そのコンクリート型枠装置は、トンネルの地面上に設置されるガントリと、そのガントリ上に支持されて、外周面にコンクリート成形用の面板が取付けられる骨組材とを有し、前記骨組材は、前記覆工コンクリートの頂部に対応して位置する複数本の骨組が並設された頂部骨組材と、前記各骨組の両側下端に連結される複数本の骨組を有する側部骨組材とを備え、前記ガントリの上部にウィンチを設けて、そのウィンチからの索が定滑車に周回された状態で前記索を繰出すことによって前記コンクリート型枠装置の構成部材をその組付け位置から地面に降下させることを特徴とする。
以下、本発明を具体化した第1実施形態を図面に基づいて説明する。
〈コンクリート型枠装置11の構成及び覆工コンクリートCの打設方法〉
はじめに、図1~図4を中心に、前記コンクリート型枠装置11の構成及び覆工コンクリートCの打設方法を説明する。
そして、図1に示すように、トンネルTNの内壁と面板25との間に覆工コンクリートCが打設されるとともに、面板25によって覆工コンクリートCの内面が成形される。
次に、コンクリート型枠装置11の構築方法について説明する。
コンクリート型枠装置11の構築前において、図5及び図7に示すように、足場21は、ガントリ側足場板22と骨組側足場板23とが重なる折りたたみ状態にされる。この状態で、ガントリ側足場板22の下端位置に複数の起立台31を固定することによって、折たたみ状態の足場21を起立させることができる。このとき、足場21の側面に対して金具(図示しない)等を用いて前記通し材19が固定される。なお、本実施形態の足場21は、小規模の型枠装置11に用いられる軽量足場である。
ところで、前述した足場21の組付けは、ウィンチ41を用いて行われる。図4,図9~図10に示すように、ウィンチ41は、トンネルTNの延長方向の両端に位置する支持架台13の側面に対して着脱可能にボルト止めされる。また、足場21の組付けには、両端のウィンチ41と対向して滑車支持部材及び固定部としての支持金具46が用いられる。この支持金具46には、定滑車42と、構成部材の吊下げ部としての吊下げ用のフック43を有する動滑車44とが支持されるとともに、ウィンチ41の索45の先端が固定される。
図8に示すように、軽量の足場21の組付け作業は以下のようにして行われる。頂部骨組材16を有する複数の支持架台13がベース基枠12に組付けられる。そして、頂部骨組材16に側部骨組材17及び下部骨組材18が組付けられる前であって、頂部骨組材16の各骨組16aの突出部16b間に通し材19が組付けられる前に、ガントリ10にウィンチ41が取付けられる。このウィンチ41の取付箇所は、図4及び図9に示すように、トンネルTNの長さ方向の両端(前後両端)に位置する支持架台13の側面である。
型枠装置11の解体は、構築時とはほぼ逆の手順で作業が進行する。
すなわち、骨組材16,17,18から面板25が取外されて、下部骨組材18が外された後に、側部骨組材17が外される。次いで、通し材19が足場21に組付けられて、足場21が展開状態から折りたたまれた後に、ガントリ10から切離されて、ガントリ10が組付け時とは逆順に分解される。
本実施形態においては、以下の効果がある。
(1)足場21が型枠装置11の組付け位置における両側位置であって、足場21の下側の位置に仮置きされる。このため、足場21の組付けに際して、足場21を仮置き位置からリフトするのみでよいため、リフト及びそれに続く組付けが容易である。
次に、本発明を具体化した第2実施形態を図14~図16の図面に基づいて第1実施形態と異なる部分を中心に説明する。
次に、本発明を具体化した第3実施形態を図17(a)~(c)の図面に基づいて第1実施形態と異なる部分を中心に説明する。
例えば、図17(a)~(c)は、第2実施形態のウィンチ67を使用するものである。
また、本実施形態においては、定滑車72をねじクランプ75によって骨組16aに支持するため、ねじクランプ75を脱着することによって、定滑車72の支持位置を迅速に配置替えできる。従って、側部骨組材17の骨組17a等の構成部材の組付け位置が複数存在する場合であっても、その組付け及び分離に対して容易に対応できる。
本発明は前記第1~第3実施形態に限定されるものではなく、以下のような態様で具体化することも可能である。
・前記第1,第2実施形態では、ウィンチ41,67をガントリ10の前後両端部に設けたが、前後方向の中間部にも設けること。
11…コンクリート型枠装置
16…頂部骨組材
17…側部骨組材
18…下部骨組材
20…サポート部材
25…面板
41…ウィンチ
42…定滑車
43…フック
44…動滑車
45…索
67…ウィンチ
70…索
71…定滑車
72…定滑車
73…フック
75…ねじクランプ
C…覆工コンクリート
S…地面
TN…トンネル
Claims (10)
- トンネルの覆工コンクリートを成形するためのコンクリート型枠装置において、そのコンクリート型枠装置は、トンネルの地面上に設置されるガントリと、そのガントリ上に支持されて、外周面にコンクリート成形用の面板が取付けられる骨組材とを有し、前記骨組材は、前記覆工コンクリートの頂部に対応して位置する複数本の骨組が並設された頂部骨組材と、前記各骨組の両側下端に連結される複数本の骨組を有する側部骨組材とを備え、前記ガントリの上部にウィンチを設けて、前記頂部骨組材の骨組に前記側部骨組材の骨組が連結される前において、そのウィンチからの索が周回される定滑車を前記頂部骨組材の下端位置に吊下げて、前記索を巻取ることによって前記コンクリート型枠装置の構成部材をその組付け位置に向かってリフトするコンクリート型枠装置の構築方法。
- トンネルの覆工コンクリートを成形するためのコンクリート型枠装置において、そのコンクリート型枠装置は、トンネルの地面上に設置されるガントリと、そのガントリ上に支持されて、外周面にコンクリート成形用の面板が取付けられる骨組材とを有し、前記骨組材は、前記覆工コンクリートの頂部に対応して位置する複数本の骨組が並設された頂部骨組材と、前記各骨組の両側下端に連結される複数本の骨組を有する側部骨組材とを備え、前記ガントリの上部にウィンチを設けて、そのウィンチからの索が周回される定滑車を前記頂部骨組材の下端位置に吊下げて、前記索を巻取ることによって前記コンクリート型枠装置の構成部材をその組付け位置に向かってリフトするコンクリート型枠装置の構築方法。
- トンネルの覆工コンクリートを成形するためのコンクリート型枠装置において、そのコンクリート型枠装置は、トンネルの地面上に設置されるガントリと、そのガントリ上に支持されて、外周面にコンクリート成形用の面板が取付けられる骨組材とを有し、前記骨組材は、前記覆工コンクリートの頂部に対応して位置する複数本の骨組が並設された頂部骨組材と、前記各骨組の両側下端に連結される複数本の骨組を有する側部骨組材とを備え、前記ガントリの上部にウィンチを設けて、そのウィンチからの索が定滑車に周回された状態で前記索を巻取ることによって前記コンクリート型枠装置の構成部材をその組付け位置に向かってリフトするコンクリート型枠装置の構築方法。
- 前記ガントリと前記頂部骨組材との間に、その頂部骨組材に作用する下方への負荷を支持するためのサポート部材を設けるとともに、そのサポート部材と前記頂部骨組材との間に滑車支持部材を設け、その滑車支持部材に前記定滑車を吊下げる請求項1~3のうちいずれか一項に記載のコンクリート型枠装置の構築方法。
- 前記ガントリに支持されたサポート部材と前記頂部骨組材のうちの1本の骨組との間に滑車支持部材を設け、その滑車支持部材に前記定滑車を吊下げて、前記構成部材をリフトし、その後、前記滑車支持部材を外して前記頂部骨組材の複数本の骨組間を通し材によって連結するとともに、その通し材と前記ガントリとの間に前記サポート部材を設ける請求項1~3のうちいずれか一項に記載のコンクリート型枠装置の構築方法。
- 前記滑車支持部材に索の先端を固定するとともに、前記定滑車を支持し、前記索の先端と前記定滑車との間において、前記索に前記構成部材を吊下げるための吊下げ部を有した動滑車を支持する請求項5に記載のコンクリート型枠装置の構築方法。
- 前記定滑車を、ねじクランプによって前記ガントリ若しくは前記頂部骨組材又は前記ガントリ若しくは前記頂部骨組材に取付けられた取付け部材に支持する請求項1~3のうちいずれか一項に記載のコンクリート型枠装置の構築方法。
- トンネルの覆工コンクリートを成形するためのコンクリート型枠装置において、そのコンクリート型枠装置は、トンネルの地面上に設置されるガントリと、そのガントリ上に支持されて、外周面にコンクリート成形用の面板が取付けられる骨組材とを有し、前記骨組材は、前記覆工コンクリートの頂部に対応して位置する複数本の骨組が並設された頂部骨組材と、前記各骨組の両側下端に連結される複数本の骨組を有する側部骨組材とを備え、前記ガントリの上部にウィンチを設けて、そのウィンチからの索が周回される定滑車を前記頂部骨組材の下端位置に吊下げて、前記索を繰出すことによって前記コンクリート型枠装置の構成部材をその組付け位置から地面に降下させるコンクリート型枠装置の解体方法。
- トンネルの覆工コンクリートを成形するためのコンクリート型枠装置において、そのコンクリート型枠装置は、トンネルの地面上に設置されるガントリと、そのガントリ上に支持されて、外周面にコンクリート成形用の面板が取付けられる骨組材とを有し、前記骨組材は、前記覆工コンクリートの頂部に対応して位置する複数本の骨組が並設された頂部骨組材と、前記各骨組の両側下端に連結される複数本の骨組を有する側部骨組材とを備え、前記ガントリの上部にウィンチを設けて、そのウィンチからの索が定滑車に周回された状態で前記索を繰出すことによって前記コンクリート型枠装置の構成部材をその組付け位置から地面に降下させるコンクリート型枠装置の解体方法。
- 請求項6に記載の前記滑車支持部材は、ガントリの骨組に連結される骨組連結部と、前記ガントリに支持されたサポート部材に連結されるサポート連結部と、定滑車を支持する滑車支持部と、ウィンチの索の先端を固定するための固定部とを備えた滑車支持部材。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2022149165A JP7209413B2 (ja) | 2022-09-20 | 2022-09-20 | コンクリート型枠装置の構築方法、解体方法及びコンクリート型枠装置の滑車支持部材 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2022149165A JP7209413B2 (ja) | 2022-09-20 | 2022-09-20 | コンクリート型枠装置の構築方法、解体方法及びコンクリート型枠装置の滑車支持部材 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2022172411A JP2022172411A (ja) | 2022-11-15 |
JP7209413B2 true JP7209413B2 (ja) | 2023-01-20 |
Family
ID=84040426
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2022149165A Active JP7209413B2 (ja) | 2022-09-20 | 2022-09-20 | コンクリート型枠装置の構築方法、解体方法及びコンクリート型枠装置の滑車支持部材 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP7209413B2 (ja) |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002227597A (ja) | 2001-02-06 | 2002-08-14 | Nishimatsu Constr Co Ltd | トンネル用コンクリート打設方法およびその装置 |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH08260494A (ja) * | 1995-03-24 | 1996-10-08 | Hitachi Zosen Corp | 沈埋函製作用移動式型枠装置 |
-
2022
- 2022-09-20 JP JP2022149165A patent/JP7209413B2/ja active Active
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002227597A (ja) | 2001-02-06 | 2002-08-14 | Nishimatsu Constr Co Ltd | トンネル用コンクリート打設方法およびその装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2022172411A (ja) | 2022-11-15 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP2009091123A (ja) | 鉄塔用クレーン | |
CN108002244B (zh) | 用于高墩柱钢筋模板的吊装系统及其方法 | |
CN211056577U (zh) | 管廊管材起吊装置 | |
JP4115472B2 (ja) | 橋梁構造物における足場の組立方法 | |
JP7209413B2 (ja) | コンクリート型枠装置の構築方法、解体方法及びコンクリート型枠装置の滑車支持部材 | |
KR101030053B1 (ko) | 스틸박스 교량의 이동식 거푸집 설치 및 해체장치 | |
KR101922047B1 (ko) | 크레인 브레싱 해체 장치 | |
JP2012219551A (ja) | 円筒状構築物の足場装置及びその移動方法 | |
JP2013113007A (ja) | 鉄塔用ネット仮設方法及び鉄塔用ネット仮設装置、並びに鉄塔補修方法及び鉄塔補修システム | |
JP5356091B2 (ja) | クレーンガーダー交換方法およびクレーンガーダー交換装置 | |
JP2010236226A (ja) | 建築用シャッター装置およびその取付け方法 | |
JP5535719B2 (ja) | 簡易組立式デリック | |
JP2016199997A (ja) | 簡易クレーン | |
CN110948676A (zh) | 预制件钢材张拉装置 | |
CN219652553U (zh) | 一种动臂塔式起重机人字架 | |
JPH0328066Y2 (ja) | ||
JP4372674B2 (ja) | 超高筒状構造物の解体方法 | |
CN114439248B (zh) | 一种钢柱安装方法 | |
CN213563388U (zh) | 一种爬升式布料机组件 | |
CN114104939B (zh) | 一种钢构架吊装工艺、吊装设备及辅助装置 | |
CN110848089B (zh) | 安装治具、安装塔筒附件和塔筒设备的方法 | |
CN220264973U (zh) | 一种隔墙板安装吊装设备 | |
JPH1088786A (ja) | 柱状構造物用足場 | |
JP2000213175A (ja) | 全天候型屋外足場及び該足場におけるシ―トの張設方法 | |
JPH0960290A (ja) | 移動式吊り足場 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20220929 |
|
A871 | Explanation of circumstances concerning accelerated examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A871 Effective date: 20220929 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20221011 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20221207 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20221220 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20221227 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 7209413 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |