JP3694666B2 - 仮設テント - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、建物を建築する際に使用可能な仮設テントに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
戸建て住宅などの比較的低層の建物を建築する場合にあって、建築中における建物の骨組みや各種資材、或いは作業者などが雨や雪等によって濡れたり、或いは工事を中断しなければならなくなったりするのを防止するために、建築途中の建物を仮設屋根によってスッポリと覆うようにする技術が提案されている(特開平8−86094号公報参照)。
この仮設屋根は、建築途中の建物の棟部に、その長手方向に所定間隔で複数本の短い支持柱を立てると共に、これら支持柱の上端部に棟部と平行させて支持枠を保持させる。そして、この支持枠を利用してシートの一辺部を取り付け、またシートの他端辺部を建物側方の不動部分(例えば仮設足場)に取り付けるようにして、このシートを建物の屋根上方へ張り渡すようにしたものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
上記の説明から明らかなように、従来公知の仮設屋根は建物の棟部上に支持柱を立てて、これによって支持枠を組み立てるようにしているので、建築途中の建物において少なくとも棟上げをした後でなければ、施工することができない。すなわち、棟上げが完了するまでは雨や雪、霜、直射日光等をしのぐことはできないものであった。
のみならず、この仮設屋根を施工するためには、一旦、建物の建築を一時的に中断させなければならず、作業的に煩雑で工期の長期化に繋がるおそれがあった。なお、シートを支持枠と不動部分との間で張り渡す作業が面倒であるということもあった。
【0004】
また、この仮設屋根として使用しているシートは通気性がなく、そのため内側で熱気がこもって建物の建築作業が苦痛になるということがあった。この場合、シートは、建物の屋根が完成して仮設屋根としての役目が終わった後でなければ除去できないので、このような熱気のこもりを解消することはできないものであった。
更に、通気性のないシートは重いため、仮設屋根の施工時及び取り除き時の作業性が悪いということ等があった。
【0005】
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであって、建物の建築前から予め施工が可能であり、またその施工が簡単且つ迅速にでき、更に通気性に関する従来の種々の欠点を解消できるようにした仮設テントを提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するために、本発明は次の技術的手段を講じた。
即ち、本発明に係る仮設テントは、建物の建築予定敷地に対して建物基礎位置を中央に挟んでその少なくとも左右両外側へ所定間隔をおいた地盤上へ設置される左右一対の先行足場と、これら各先行足場の上端部に水平方向で且つ相対的な平行状態を保持して設けられる左右一対の下レール部材と、上記建物基礎位置を中央に挟んでその前後両外側へ所定間隔をおいた地盤上へ設置される前後一対の支柱と、上記各下レール部材よりも高レベルで上記両支柱の上端部間に架設される上レール部材と、この上レール部材と左右の下レール部材との間に張り渡されるテント部材とを有している。
【0007】
そして、このテント部材が上記下レール部材及び上レール部材の各長手方向に沿ってスライド自在に設けられている。
このような構成であると、下レール部材を支える先行足場も、また上レール部材を支える支柱も、ともに地盤から立ち上げているものであって建物との連携をとっていないので、建物の建築を始める当初からテント部材の張り渡し(即ち、本発明に係る仮設テントの施工)ができるものである。
上レール部材は、左右のテント部材に各対応させて2本設けるものとし、そのうえで、これら両上レール部材に上下方向の位置ズレをさせ、且つ互いに平行にしておく。
【0008】
これにより、これら各上レール部材によって保持される左右のテント部材における上縁部相互間には、上下方向に開口する通風口が形成されることになる。
このようにすることで、この通風口から風が自由に出入りして通気性が良好となり、この仮設テントの内側に熱気がこもるということがなくなる。また、シンナー等の薬品臭を早期に外気へ拡散させることができる点でも有益となる。そのうえ、強風によってテント部材等が強くあおられるということも防止できる。
上レール部材はロープによって形成することができる。
【0009】
この場合、前後の各支柱の上端部には、このロープを巻き掛けて両側のロープ端を各支柱の根本側地盤へと引き下ろすための滑車装置を設けるようにすればよいが、これら滑車装置は、支柱よりも建物基礎外方(即ち、前位置の支柱ではその前側であり後位置の支柱ではその後側である)へ位置付けるのが好適となる。このようにすれば、前後の支柱間(前後の滑車装置間)でロープを張った場合に、前側の支柱(前側の滑車装置)を経て前側の地盤に引き下ろされるロープの張力は、この前側の支柱をより前側へと引っ張るように作用し、またこれと同様に、後側の支柱(後側の滑車装置)を経て後側の地盤に引き下ろされるロープの張力は、この後側の支柱をより後側へと引っ張るように作用する。
【0010】
そのため、前後の支柱間でロープは常にピンと張った状態に維持され、それだけ、このロープによるテント部材の支持力が強く且つ確実なものに保障される。すなわち、前後の支柱が相互接近方向へ引っ張られて傾くことを原因とするロープのゆるみ(撓み)は発生しない。
テント部材には、通気性を有しつつ遮水性をも有したものを採用するのが好適である。
このようにすることで、この仮設テントの内側に熱気がこもるということがなくなる。また、テント部材自体の軽量化が図られるため、運搬や施工時の取り扱いが容易となるし、また支柱等における強度的負担を軽減できる(従って、支柱等の構造簡潔化ができる)ことに繋がる。
【0011】
テント部材は、上レール部材側から下レール部材側へ向けた屋根流れ方向に沿って長手方向を向けた細長帯状のテント構成帯を各レール部材の長手方向へ複数枚並べるかたちで連結することによって形成することができる。
このようにすることで、このテント部材を下レール部材及び上レール部材の各長手方向に沿ってスライドさせるときに、個々のテント構成帯が、恰もカーテンの各ヒダのように細かく折れ曲がることとなってスライドしやすい状態となる。すなわち、建築中建物の上方をこのテント部材によって覆う状態が、簡単に開閉できることになるので、天候の変化などに機敏に対応してテント部材をスライドさせることができる。
【0012】
この場合、個々のテント構成帯は、その帯幅方向両側及び中央の3カ所に屋根流れ方向に沿って補強紐を備えたものとし、この各補強紐の上端をすべて前記上レール部材に接続するとともに、帯幅方向両側の補強紐の下端を前記下レール部材に接続し、帯幅方向中央の補強紐の下端を前記下レール部材よりも下位に配置することが好ましい。
これにより、上記のようにテント部材を開閉させる場合において、各補強紐の位置でカーテン状の折り曲がりが誘発されることになり、一層スムーズな開閉が実現する。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を、図面に基づき説明する。
図1及び図2は、本発明に係る仮設テント1の一実施形態を示している。図1は、この仮設テント1の最上部に設けたテント部材2を閉じた状態であり、図2はこのテント部材2を開いた状態である。
この仮設テント1は、上記したテント部材2を下レール部材3と上レール部材4との間で張り渡したものである。
【0014】
またこの仮設足場1は、下レール部材3を支持する先行足場5と、上レール部材4を支持する支柱6とを有している。
この仮設テント1を施工する現場の一例を図3に示す。この図3に示した現場では、横長の長方形状をした建物の建築予定敷地10内に、布基礎等による建物基礎11が設けられている。そしてこの建物基礎11には、建築予定敷地10における一方(図3下側)の長辺側の長手方向中央部に対応させて、建物の玄関とするテラス部12を設けてある。
【0015】
そこで以下の説明では、便宜上、この長辺に沿った方向(図3の左右方向)を左右方向と言い、短辺に沿った方向(図3の上下方向)を前後方向と言うこととする。
上記した先行足場5は、この建物予定敷地10に対して、この建物基礎11の位置を中央に挟んで、この位置の少なくとも左右両外側へ所定間隔L,Mをおいた地盤上へ設置される。この先行足場5は、建築しようとする建物における外周部の高さよりも下レール部材3を高レベルに支持できる高さを有したものとしてある。
【0016】
なお、この先行足場5を組み立てる時点で、建物予定敷地10内に建物基礎11が実際に完成されているか否かは特に必要とされない。
この先行足場5は、例えば鋼管を組み合わせて組み立てる単管足場によって形成することができる。単管足場の場合、図1及び図2から明らかなように、建築予定敷地10の前後をも含めて全周を取り囲むように組み上げることになるので、この建築予定敷地10の前後両側にも、適当な間隔T,Sをおくようにする。このようにして建物基礎11のまわりで先行足場5との間に形成される各間隔L,M,T,S分のスペースは、建物を建築してゆくうえでの作業スペース、或いは資材搬入用スペース等として使用されることになる。
【0017】
上記下レール部材3は、左右の各先行足場5の上端部に水平方向で且つ相対的な平行状態を保持して設けられる。この下レール部材3は、先行足場5を単管足場によって形成する場合であれば、この単管足場の最上部に設ける横管によって兼用させることができる。
上記支柱6は、建物基礎11の位置を中央に挟んで、この位置の前後両外側へ所定間隔(上記間隔T,S参照)をおいた地盤上へ設置される。
これら支柱6は、建築しようとする建物の中で最上となる棟部高さよりも更に上レール部材4を高レベルに支持できる高さを有したものとしてある。
【0018】
本実施形態では、前部及び後部の支柱6がそれぞれ2本ずつ、合計4本、設けられたものとしてある。すなわち、前部左側の支柱6と後部左側の支柱6とによって1本の上レール部材4を支持し、前部右側の支柱6と後部右側の支柱6とによって1本の上レール部材4を支持するようになっている。
前部における左右2本の支柱6の左右方向、及び後部における左右2本の支柱6の左右方向には、所定間隔Wが保持されている(図4参照)。また、これら左右2本の支柱6は、それぞれで支持する上レール部材4相互を、上下方向に高さh分を位置ズレさせることができるように、高さの異なるものとなっている(同じく図4参照)。
【0019】
図5に示すように、各支柱6の上部には、その上端部よりやや低い位置に支持アーム15が設けられている。各支持アーム15の突出方向は、前側の支柱6では支持アーム15が前方を向き、後側の支柱6では支持アーム15が後方を向くようにしてある。すなわち、いずれの支持アーム15も、それぞれ支柱6から見て建物基礎11とは逆方向へ向けて突出していることになる。
そして、図6に示すように、この支持アーム15の突端部と支柱6の上端部とに滑車装置16が設けられている。各滑車装置16は、軸心を左右方向へ向けてプーリ17を回転自在に保持したものである。
【0020】
上レール部材4は、上記した先行足場5及び支柱6の説明から自明なように、下レール部材3よりも高レベルで前後の支柱6の上端部間に架設される。また、この上レール部材4は左右の支柱6に1対1対応となるように左右2本あり、左右2本の下レール部材3と合わせて、全てのレール部材3,4が水平状態であって且つ互いに平行関係に保持されている。
この上レール部材4はロープによって形成されている。ロープ素材は、樹脂製、繊維製、金属製のいずれでもよい。
【0021】
従って、このロープが各支柱6における支持アーム15の突端、及び支柱6の上端部にそれぞれ設けられた滑車装置16に掛け回され、両側のロープ端が各支柱6の根本側地盤へと引き下ろされて地盤側で固定されるようになっている。
なお、各ロープの地盤側の端部は、図示は省略するが、例えば地盤上に置いたセメントブロックや地盤に打ち込んだアンカー杭、或いは地盤上に設置した電動ウインチ等に接続しておけばよい。セメントブロックやアンカー杭へ接続する場合は、ロープ途中にターンバクルや小型の手締め型ウインチを取り付けておけばよい。これらのターンバクルやウインチ等を巻き締めることで、前後の支柱6相互間でロープをピンと張った状態に保持できる。
【0022】
このとき、前側の支柱6(前側の滑車装置16)を経て前側の地盤に引き下ろされるロープの張力は、この前側の支柱6をより前側へと引っ張るように作用し、また後側の支柱6(後側の滑車装置16)を経て後側の地盤に引き下ろされるロープの張力は、この後側の支柱6をより後側へと引っ張るように作用する。
そのため、前後の支柱6間でロープは常にピンと張った状態に維持されることになる。従ってそれだけ、後述のテント部材2の支持力が強く且つ確実なものに保障される。また、この場合の各ロープは、作業者の安全ロープを引っ掛けることで、親綱としての機能を果たすこともできる。
【0023】
上記テント部材2には、左側の上レール部材4と左側の下レール部材3との間に張り渡される左側配置のものと、右側の上レール部材4と右側の下レール部材3との間に張り渡される右側配置のものとがある。
上記したように左右の上レール部材4は上下方向に位置ズレしているため、図4に示したように、これら各上レール部材4によって保持される左右のテント部材2の上縁部相互間には、上下方向に開口する通風口28が形成されることになる。
【0024】
従って、この通風口28から風が自由に出入りして通気性が良好となり、この仮設テント1の内側に熱気がこもるということがなくなる。また、シンナー等の薬品臭を早期に外気へ拡散させることができる点でも有益となる。そのうえ、強風によってテント部材2等が強くあおられるということも防止できる。
これら左右のテント部材2は配置的な点を除いては実質的に同じものである。すなわち、図8及び図9に示すように、これら各テント部材2は、上レール部材4側から下レール部材3側へ向けた屋根流れ方向に沿って長手方向を向けた細長帯状のテント構成帯20を、各レール部材3,4の長手方向へ複数枚並べるかたちで連結することによって形成されている。
【0025】
個々のテント構成帯20は、その帯幅方向両側及び中央の3カ所に屋根流れ方向に沿って補強紐21,22,23を備えている。このうち、帯幅方向両側の2本の補強紐21,23に沿った配置で複数のハト目24が設けられている。そして、これらハト目24に紐又は針金等の締結材25を差し通して、隣接するテント構成帯20同士が連結されるようになっている。この補強紐21,22,23には、例えばPPバンド等を採用することができる。
また、各テント構成帯20の長手方向両端部に位置付けられるハト目24を利用して、締結材25によって下レール部材3や上レール部材4と接続される。この箇所の接続は、締結材25側に遊びを持たせるものとし、これによって下レール部材3や上レール部材4に沿って各テント構成帯20を移動自在な状態に保持させる。
【0026】
そして、本実施形態では、図9に示すように、各補強紐21,22,23の上端はすべて上レール部材4に接続されているとともに、帯幅方向両側の補強紐21,23の下端が下レール部材3に接続されているが、帯幅方向中央の補強紐22の下端については、下レール部材3より下方に配置したロープに接続する等によって、下レール部材3よりも下位に配置されている。
従って、これらテント構成帯20によって形成されたテント部材2は、下レール部材3及び上レール部材4の各長手方向に沿って、その全体としてスライドさせることができるものであり、このスライド時には、図9に示すように、個々のテント構成帯20が、特に帯幅方向中央の補強紐22を境として曲がりが誘発され、恰もカーテンの各ヒダのように細かく折れ曲がる状態となる。
【0027】
このようにしてこのテント部材2は、図1に示したように建築予定敷地10の上方を閉じた状態と、図2に示したように建築予定敷地10の上方を開いた状態とに自由に、且つ任意なときに、切り替え可能になっているものである。
なお、各テント構成帯20には、通気性を有しつつ遮水性をも有したものを採用するのが好適である。このような素材としては、例えばデュポン社製の商品名「タイベッタ」などがある。
これにより、この仮設テント1の内側に熱気がこもるということがなくなる。また、テント部材2自体の軽量化が図られるため、運搬や施工時の取り扱いが容易となるし、また支柱6等における強度的負担を軽減できる(従って、支柱6等の構造簡潔化ができる)ことに繋がる。
【0028】
以上の説明から明らかなように、本発明に係る仮設テント1は、建物の建築予定敷地10に対して、建物基礎11位置の少なくとも左右両外側に先行足場5を組み上げ、その上端部に下レール部材3を設けると共に、建物基礎11位置の前後両外側に支柱6を立ち上げて、その上端部間に上レール部材4を設け、そしてこれら下レール部材3と上レール部材4との間にテント部材2を張り渡すというものである。
ここにおいて、下レール部材3を支える先行足場5も、また上レール部材4を支える支柱6も、ともに地盤から立ち上げているものであるから、建物(例えば棟部)との連携をとる必要がなく、従って建物の建築を始める当初からテント部材2の張り渡しができることになる。
【0029】
このようにして組み立てられた仮設テント1では、左右のテント部材2の上縁部相互間に通風口28が形成されていると共に、テント部材2自体に通気性があるために、仮設テント1の内側に熱気がこもるということがなくなるものである。
また、テント部材2は、天候や気温の変化、或いは資材搬入時など、必要に応じて簡単且つ迅速に開閉することができる。
ところで、本発明は、上記した各実施形態以外にも、更に実施の形態に応じて適宜変更可能である。
【0030】
例えば、上記先行足場5は、図示は省略するが、門型に形成されたフレームを2個と、これら両フレームを所定間隔で立ててその上端部間に架設状に支持させる足場板と、両フレームの側部間を接続する筋交いとによって組み立てる自立可能な作業台を、建物基礎11の左部及び右部にそれぞれ1列状に設けるようにしたものでもよい。
また支柱6は、図7に示すように、支持アーム15を対称配置で両側方へ突出させた構造としておくことで、地盤への立ち上げ時に前後向きに留意するという煩わしさが必要なくなり、取り扱いが容易になる利点がある。
【0031】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明に係る仮設テントによれば、建物の建築前から予め施工が可能であり、またその施工が簡単且つ迅速にでき、更に通気性に関する従来の種々の欠点を解消できるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る仮設テントの一実施形態を示した斜視図である。
【図2】図1の状態からテント部材を開いた状態を示した斜視図である。
【図3】建築予定敷地の一例を示した平面図である。
【図4】図1のA−A線拡大矢視図である。
【図5】図1のB−B線拡大矢視図である。
【図6】支柱の上端部を拡大して示す側面図である。
【図7】別例の支柱における上端部を拡大して示した側面図である。
【図8】テント部材を示した斜視図である。
【図9】上レール部材に対するテント部材の取付状態を示した要部斜視図である。
【符号の説明】
1 仮設テント
2 テント部材
3 下レール部材
4 上レール部材
5 先行足場
6 支柱
10 建築予定敷地
11 建物基礎
16 滑車装置
20 テント構成帯
21 補強紐
22 補強紐
23 補強紐
28 通風口
Claims (5)
- 建物の建築予定敷地(10)に対して建物基礎(11)位置を中心に挟んでその少なくとも左右両外側へ所定間隔をおいた地盤上へ設置される左右一対の先行足場(5)と、
これら先行足場(5)の上端部に水平方向で且つ相対的な平行状態を保持して設けられる左右一対の下レール部材(3)と、
上記建物基礎(11)位置を中心に挟んでその前後両外側へ所定間隔をおいた地盤上へ設置される前後一対の支柱(6)と、
上記各下レール部材(3)よりも高レベルで上記両支柱(6)の上端部間に架設される上レール部材(4)と、
該上レール部材(4)と左右の下レール部材(3)との間に張り渡されるテント部材(2)とを有し、
該テント部材(2)が上記下レール部材(3)及び上レール部材(4)の各長手方向に沿ってスライド自在に設けられており、
前記両上レール部材(4)は左右のテント部材(2)に各対応させて2本設けられると共に、これら両上レール部材(4)は上下方向に位置ズレした状態で互いに平行になっており、これら各上レール部材(4)によって保持される左右のテント部材(2)の上縁部相互間には、上下方向に開口する通風口(28)が形成されることを特徴とする仮設テント。 - 前記通気口(28)の上側の上レール部材(4)によって保持されるテント部材(2)の下方に、通気口(28)の下側の上レール部材(4)を位置させていることを特徴とする請求項1に記載の仮設テント。
- 前記上レール部材(4)は、ロープによって形成されていると共に、前後の各支柱(6)の上端部にはこのロープを捲き掛けて両側のロープ端を各支柱(6)の根本側地盤へと引き下ろすための滑車装置(16)が設けられており、これら滑車装置(16)は、支柱(6)よりも建物基礎(11)外方へ位置付けられていることを特徴とする請求項1又は2に記載の仮設テント。
- 前記テント部材(2)は、通気性を有しつつ遮水性をも有していることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の仮設テント。
- 前記テント部材(2)は、上レール部材(4)側から下レール部材(3)側へ向けた屋根流れ方向に沿って長手方向を向けた細長帯状のテント構成帯(20)を各レール部材(3,4)の長手方向へ複数枚並べて連結するかたちで形成されており、
個々のテント構成帯(20)は、その帯幅方向両側及び中央の3カ所に屋根流れ方向に沿って補強紐(21,22,23)を備えており、
この補強紐(21,22,23)の上端がすべて前記上レール部材(4)に接続されているとともに、帯幅方向両側の補強紐(21,23)の下端が前記下レール部材(3)に接続され、帯幅方向中央の補強紐(22)の下端が前記下レール部材(3)よりも下位に配置されていることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の仮設テント。
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