JPH10266578A - 建物施工用テントシートおよびそのテントシートの使用方法 - Google Patents

建物施工用テントシートおよびそのテントシートの使用方法

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JPH10266578A
JPH10266578A JP6944997A JP6944997A JPH10266578A JP H10266578 A JPH10266578 A JP H10266578A JP 6944997 A JP6944997 A JP 6944997A JP 6944997 A JP6944997 A JP 6944997A JP H10266578 A JPH10266578 A JP H10266578A
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JP
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sheet
building
tent
building construction
tent sheet
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Hidetada Kawakami
栄忠 河上
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 安全にかつ短時間で容易に建物を覆うことが
でき、作業効率の向上を図ることができる建物施工用テ
ントシートおよびそのテントシートの使用方法を提供す
る。 【解決手段】 建物施工用テントシート1を、傘装置2
とこの傘装置2に取り付けた拡張シート部材3とを備え
て構成するとともに、クレーン70で吊り上げてユニッ
ト式建物67の上方を覆い、かつ、拡張シート部材3を
その係止部材53で足場60に固定する。そのため、突
然の降雨があっても、安全にかつ短時間で容易に建物を
覆うことができ、作業効率の向上を図ることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、建物の施工時かつ
雨天時の屋根ルーフィング取りつけ作業等の際に使用す
ると好適な建物施工用テントシートおよびそのテントシ
ートの使用方法に関する。
【0002】
【背景技術】例えば、ユニット式建物は、予め工場で生
産された複数の建物ユニット、屋根パネル等を現場で組
み合わせることにより建てられている。そして、これら
の作業のために足場が組まれて利用されている。屋根パ
ネルにルーフィング等を取りつける等の作業は、屋根パ
ネルの野地板上に登り、あるいは建物施工用の足場を利
用して行っている。また、ルーフィングの取りつけ作業
時において雨が降ったりしたときは、野地板や足場が濡
れて滑り、作業に危険を伴うため、やむを得ず作業を中
断するとともに1枚あるいは複数枚のシートで屋根を覆
い、雨が止むのを待っている状態である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前記従来の方
法では、ほぼ組み上がった建物の屋根上面にシートを被
せなければならず、雨の中で広いシートを広げたり引っ
張ったりの作業となる。このような作業は、雨が止んで
再度ルーフィングの取りつけ作業等に取りかかるとき被
せたシートを取り外す際にも行わなければならないので
面倒で多くの手間がかかり、作業効率が悪いという問題
と、危険を伴うという問題とがあった。
【0004】本発明の目的は、安全にかつ短時間で容易
に建物を覆うことができ、作業効率の向上を図ることが
できる建物施工用テントシートおよびそのテントシート
の使用方法を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の建物施工用テン
トシート1は、図面を参照して説明すると、図1、9に
示すように、クレーン70で吊り上げ可能な頂部部材2
とこの頂部部材2の外周に着脱自在に取りつけられる拡
張シート部材3とを備えて構成され、建物67の上方を
覆うとともに、拡張シート部材3の外周先端縁部には、
建物67用の足場60に係止可能な係止部材53が設け
られていることを特徴とするものである。
【0006】以上において、建物は、例えば複数の建物
ユニットを組み合わせて建てるユニット式建物に限ら
ず、いわゆるパネル工法による建物、あるいは在来工法
による建物等どのような形式の建物でもよい。また、頂
部部材はその外周に拡張シート部材を取り付けることが
でき、かつ、クレーンで吊り上げることができるもので
あれば、例えば各部材等の輸送用の枠体状の治具等どの
ようなものでもよいが、開閉可能な傘状のものであれば
取り扱いが容易であり、好適である。さらに、建物施工
用テントシート1は、建物全体を覆える大きさとなって
いることが好ましい。また、足場と拡張シート部材の係
止部材との係止は、拡張シート部材の端部に直接設けた
フック状部材を足場に引っかけて取り付ける等どのよう
な方式でもよいが、拡張シート部材の端部に、先端にフ
ック部材を取り付けた伸縮自在の例えばゴム状のひも部
材を取り付け、フック部材を足場に引っかけることによ
り係止することが好ましい。
【0007】このような本発明では、例えば屋根のルー
フィングの取りつけ作業時等に突然の降雨があっても、
建物施工用テントシートをクレーンで吊り上げて建物の
上方を覆えばよいので、安全にかつ短時間で容易に建物
を覆うことができる。また、拡張シート部材の外周先端
部の係止部材を建物用の足場に係止できるので、建物施
工用テントシートをクレーンで吊り上げた状態で固定で
き、これにより、多少の風雨に耐えることができる、従
って、テント内で所定の作業を行え、これにより、作業
効率の向上を図ることができる。
【0008】本発明の第2発明の建物施工用テントシー
トは、図1に示すように、第1発明における頂部部材2
を開閉自在な骨組み6にシート部材9を張りつけて形成
される傘装置としたことを特徴とするものである。以上
において、傘装置は、雨天時等に、例えばユニット式建
物を構成する建物ユニットを吊り込めるような大きさを
有することが好ましい。このような本発明では、傘装置
は開閉自在なので運搬や組立時等に取り扱いが容易とな
り、結果的に作業効率の効率を図ることができる。
【0009】本発明の第3発明の建物施工用テントシー
トは、図1に示すように、第1、2発明における係止部
材53を、先端に足場60に引っかける引掛け具54を
有する伸縮自在のひも状部材53としたことを特徴とす
るものである。以上において、ひも状部材としては例え
ばゴム部材が好ましいが、コイル状ばねを使用してもよ
い。このような本発明では、建物施工用テントシートを
足場に取り付ける際、ひも状部材を引っ張って引掛け具
を引っかければよいので作業がはかどり、また、ひも状
部材が伸縮自在なので、風雨が強くてもあおられること
がなく、これにより、建物施工用テントシートの内部で
安全に作業を行える。
【0010】本発明の第4発明の建物施工用テントシー
トは、図5、6に示すように、第1から第3発明におけ
る拡張シート部材3の先端3Aおよび傘装置側端部3B
に、外周全域にわたってそれぞれ補強部材50、50を
設けたことを特徴とするものである。以上において、補
強部材としてはロープが好ましく、また、そのロープを
拡張シート部材の先端および傘装置側端部の折り返し部
内に設けることが好ましい。このような本発明では、拡
張シート部材の先端および傘装置側端部が補強部材で補
強されているので全体の強度が大きくなり、風雨に対し
ても安全である。
【0011】本発明の第5発明の建物施工用テントシー
トの使用方法は、図面を参照して説明すると、図7、9
に示すように、開閉自在な骨組みにシート部材を張りつ
けて形成される傘装置2の外周に、傘装置2の外周より
拡がる拡張シート部材3を取り付けて建物施工用テント
シート1を構成し、この建物施工用テントシート1をク
レーン70で吊り上げるとともに建物67の上方に移送
させた後、建物施工用テントシート1の拡張シート部材
3を建物用の足場60に固定し、建物施工用テントシー
ト1内での作業終了後に拡張シート部材3を足場から取
り外すことを特徴とするものである。
【0012】このような本発明では、屋根のルーフィン
グの取りつけ作業時等に突然の降雨があっても、クレー
ンで吊り上げた建物施工用テントシートで建物の上方を
覆うことができ、また、拡張シート部材の外周先端縁部
の係止部材で建物用の足場に係止できるので、風雨に耐
えることができ、これにより、安全にかつ短時間で容易
に建物を覆うことができ、作業効率の向上を図ることが
できる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の一実施形態を図
面に基づいて説明する。図1、2に示すように、本実施
形態の建物施工用テントシート1は、開閉自在な骨組み
6にシート部材である防水シート9を張りつけて平面長
方形状に形成された頂部部材である傘装置2を備えて構
成されている。この傘装置2は、クレーンのケーブル1
01の吊りフック102と係合可能な主環110に取り
付けられた4本のチェーン111を備え、このチェーン
111には、傘装置2を構成する傘4が連結されてい
る。なお、チェーン111とは別個のチェーンスリング
112によって、傘装置2の下方に図示しない建物ユニ
ットが吊り下げられるようになっている。
【0014】傘4は、揺動可能となった4本の傘骨組み
部材6と、これらの傘骨組み部材6に連結され傘骨組み
部材6の開閉を行う開閉機構7と、この開閉機構7を駆
動させる駆動手段8と、傘骨組み部材6全体にわたって
被せられた前記防水シート9とを備えて構成されてい
る。
【0015】図2,3に示すように、4本のチェーン1
11は、四角枠状の水平枠部材10に結合された2組の
フック11に係合されるようになっている。また、水平
枠部材10の下部には、斜め下方に延出する4本の連結
板12によって垂直なパイプ部材13が固定され、この
パイプ部材13内には、スライドパイプ14が上下方向
にスライド自在に設けられている。そして、このスライ
ドパイプ14の上部には、中心から放射状に延びたリン
ク部15Aを有するリンクセンタ15が形成されてい
る。このリンクセンタ15は、スライドパイプ14の下
方への所定量以上の移動を規制するストッパともなって
いる。
【0016】水平枠部材10の下面には、その中心と四
隅とを結ぶ延長線上にそれぞれアームブラケット16が
設けられ、これらのアームブラケット16には、4本の
傘骨組み部材6が、それぞれ上記延長線上に放射状に延
びて取り付けられている。なお、これらの傘骨組み部材
6の延びる方向と、リンク部15Aの放射状に延びた方
向とは同一となっている。そして、これらの傘骨組み部
材6は、中心側一端部がそれぞれアームブラケット16
に両側面を挟み込まれ、かつ、水平ピン17で連結され
る本体アーム部材20と、この本体アーム部材20の先
端にヒンジ21を介して折り畳み可能に設けられた先端
アーム部材22とを備えて形成されている。
【0017】図3に示すように、リンクセンタ15のリ
ンク部15Aには、水平なピン35を介して連結アーム
36の一端部が回動可能に取り付けられている。この連
結アーム36の他端部は、傘骨組み部材6の連結プレー
ト27の間に挟み込まれるとともに、水平なピン37で
回動可能に取り付けられている。従って、リンクセンタ
15の上下動、すなわち、スライドパイプ14の上下動
によって連結アーム36の一端部と他端部とが揺動し、
これによって、各傘骨組み部材6が揺動可能、言い換え
ると開閉可能となっている。そして、ここにおいて、水
平枠部材10、パイプ部材13、スライドパイプ14、
連結アーム36等を含んで前記開閉機構7が構成されて
いる。
【0018】また、本体アーム部材20の一方側側面に
は、例えば丸棒でコ字状に形成したチェーンガイド38
が取り付けられており、このチェーンガイド38と本体
アーム部材20との間に、前記チェーンスリング112
が通されている。従って、傘4と建物ユニットとは同一
中心を起点として吊り下げられていることになり、これ
により建物ユニットは傘4で確実に覆われるようになっ
ている。
【0019】図3に示すように、スライドパイプ14
は、前記駆動手段8と連結されており、この駆動手段8
はチェンブロック40を備えて構成されている。そし
て、このチェーンブロック40の上部が水平枠部材10
のリンクセンタ15の側面に固定され、チェーンブロッ
ク40の下フック41は、連結部材42によってパイプ
部材13と連結されている。
【0020】従って、図3で仮想線で示すように、傘4
が閉じた状態でチェンーブロック40の巻き上げチェー
ン43を巻き上げ側に引っ張れば、パイプ部材13に固
定された連結部材42を基点としてリンクセンタ15が
引っ張られて下方に移動する。すなわちスライドパイプ
14がパイプ部材13内をスライドすることになる。そ
の結果、連結アーム36の他端部が起き上がり、これに
連れて傘骨組み部材6の先端アーム部材22側が起き上
がる。言い換えれば、傘4が開くことになり、この結
果、図1,3で示した状態となる。これとは逆に、チェ
ンーブロック40の巻き上げチェーン23を巻き上げ側
とは反対方向に巻けば、傘骨組み部材6等の自重も加わ
り傘4は容易に閉じる。そして、このとき、スライドパ
イプ14はパイプ部材13内をスライドして上がってい
る。
【0021】防水シート9は、傘骨組み部材6にシート
9の内側に所定間隔で設けられた取付リング等で固定さ
れるようになっている。そして、防水シート9は、例え
ばポリ塩化ビニル等の防水性を有する材料で作成され、
青色または透明のものが使用されている。また、防水シ
ート9の下端部は図5に示すように折り返し部9Aとな
っており、この折り返し部9A内には補強用ロープ50
が納められるとともに全周にわたって張られている。ま
た、折り返し部9Aの内側に取り付け具25が固着され
ている。
【0022】このような傘装置2の外周には、その外周
からさらに拡がる拡張シート部材3が着脱自在に取り付
けられるようになっている。そして、この拡張シート部
材3が取り付けられたとき、建物施工用テントシート1
はユニット式建物67の全体を覆える面積を有するもの
とされている。拡張シート部材3は、図4に示すよう
に、広げた状態で中央にほぼ長方形状の角穴3C(傘4
の外周大きさとほぼ等しい大きさ)が形成されるととも
に、四隅が丸みをおびた全体ほぼ長方形状のドーナツ状
とされており、このような拡張シート部材3は傘装置2
の防水シート9と同一材料で形成されている。
【0023】図5に示すように、拡張シート部材3の上
端部(傘装置側)3Aおよび下端部(先端側、足場側)
3Bには外周に沿って補強用ロープ50が張り巡らさ
れ、かつ、この補強用ロープ50を包み込んで端部が折
り返され融着されている。このロープ50はワイヤロー
プでもよいしそれ以外のロープでもよい。
【0024】拡張シート部材3の折り返された上端部3
Aには、フック状に形成された複数の引掛け金具51が
所定間隔で、その基端部を拡張シート部材3の外側に固
定して取りつけられている。そして、この引掛け金具5
1を前記傘装置2先端の取り付け具25に引掛けること
により、拡張シート部材3が傘装置2に連結されるよう
になっている。この際、図6に示すように、傘装置2の
下端部9Aは拡張シート部材3の上端部3Aの外側に覆
い被さるようになっており、両者2、3の連結部から雨
等が内部に漏れないように構成されている。
【0025】拡張シート部材3の折り返された下端部3
Bには、所定間隔で鳩目加工52がなされており、この
鳩目加工部52には伸縮自在なひも状部材であるゴム状
ロープ53が取りつけられている。このゴム状ロープは
所定長さを有するとともに、その先端にはフック状の先
端金具54が取り付けられている。そして、図7に示す
ように、この先端金具54を足場60のパイプ等に引掛
けて拡張シート部材3を足場60に固定するようになっ
ている。なお、足場60は、複数の建物ユニット65お
よび屋根パネル66等を組み合わせて建てられるユニッ
ト式建物67の周囲に設けられている。
【0026】次に、本実施形態の作用を説明する。予め
工場で生産された複数の建物ユニット65、屋根パネル
66等を現場に搬入し、クレーン70等を利用して組み
合わせるとともに、足場60を利用して屋根ルーフィン
グ工事等の作業を行う。建物ユニット65等の積み込み
を終了した後の作業中の降雨、降雪等に際しては、傘装
置2をクレーン70で所定高さまで吊り上げるとともに
開いておき、この傘装置2の外周に、複数の引掛金具5
1を取付け具25に順次引掛けて拡張シート部材3を取
り付け、建物施工用テントシート1を形成する。
【0027】次に、この建物施工用テントシート1をク
レーン70で吊り上げたままユニット式建物67の上方
に移送させた後、拡張シート部材3を、その下端のゴム
状ロープ53に取り付けられた先端金具54を足場60
に引掛けて固定する。そして、その状態で屋根ルーフィ
ンゴ工事等の作業を行う。所定の作業終了後、あるいは
降雨、降雪等が止み建物施工用テントシート1を張らな
くても作業が行える状態になった際等、上述の手順と逆
の手順で、すなわち、まず拡張シート部材3を足場60
から取り外した後、建物施工用テントシート1を所定の
位置(例えば傘装置2に拡張シート部材3を取り付けた
位置)に移動し、そこで拡張シート部材3を傘装置2か
ら取り外し、それぞれを所定の収納位置に収納する。
【0028】このような本実施形態によれば、次のよう
な効果がある。 建物施工用テントシート1は、傘装置2に拡張シート
部材3を取り付けて形成され、拡張シート部材3を足場
60に固定すれば短時間でユニット式建物67全体を覆
えるので、例えばユニット式建物67を建てる途中に降
雨、降雪等があっても、テントシート1の内部で雨に濡
れずに屋根ルーフィンゴ工事等の作業が安全にでき、こ
れにより、作業効率の向上を図ることができる。 建物施工用テントシート1の傘装置2から拡張シート
部材3を取り外せば、傘装置2単独で建物ユニット65
を吊り込みできる。従って、建物施工用テントシート1
用に専用の頂部部材を揃える必要がなく、その分の無駄
を省くことができる。
【0029】傘装置2と拡張シート部材3との取り付
けは、拡張シート部材3の引掛け金具51を傘装置2の
取付け具25に引掛けるだけで行えるので、取り付け作
業が容易である。 拡張シート部材3の足場60への取り付けは、ゴム状
ロープ53をその先端金具54を足場60のパイプ部材
等に引掛けて行うが、ロープ53は伸びるので取り付け
やすい。従って、突然の降雨、降雪等に迅速に対処でき
る。また、ロープ53は伸びるので強風を逃がす作用が
働き、風雨に耐え得るものとなる。
【0030】傘装置2に拡張シート部材3を取り付け
たとき、傘装置2の下端の折り返し部9Aが拡張シート
部材3の上端部3Aに覆い被さっているので、両者2、
3の連結部からテントシート1の内部に雨等が進入しな
い。従って、降雨時でも屋根ルーフィング作業等を行
え、施工期間の短縮を図ることができる。 拡張シート部材3の上下端3A、3Bには、補強用ロ
ープ50が外周に張られているので全体の強度が確保さ
れ、拡張シート部材3自体に枠等がなくても強風等にも
耐え得る。 傘装置2はヒンジ21で折り畳めるので取り扱いやす
く、輸送や収納等が容易となる。
【0031】なお、本発明は、前記各実施形態に限定さ
れるものではなく、本発明の目的を達成できるものであ
れば、次に示すような変形形態でもよいものである。す
なわち、前記実施形態では、傘装置2と拡張シート部材
3との取り付け、拡張シート部材3の引掛け金具51、
傘装置2の取付け具25に引掛け、としたが、これに限
らず、両者2、3の重なる部位にマジックテープ(商品
名)を張り付け、それによる取り付けとしてもよい。こ
の場合、マジックテープは所定間隔で設けることが好ま
しい。そして、このような実施形態でも前記第1実施形
態の〜の効果と同様の効果を得ることができる
他、引掛け金具51、傘装置2の取付け具25を製作す
る必要がなくなるので、その分の手間が少なくてすむ。
【0032】
【発明の効果】以上に説明したように、本発明の建物施
工用テントシートおよびそのテントシートの使用方法に
よれば、例えば屋根のルーフィングの取りつけ作業時等
に突然の降雨があっても、建物施工用テントシートをク
レーンで吊り上げて建物の上方を覆えばよいので、安全
にかつ短時間で容易に建物を覆うことができる。また、
拡張シート部材の外周先端部の係止部材を建物用の足場
に係止できるので、建物施工用テントシートをクレーン
で吊り上げた状態で固定でき、これにより、多少の風雨
に耐えることができる、従って、テント内で所定の作業
を行え、これにより、作業効率の向上を図ることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る建物施工用テントシ
ートを示す全体図である。
【図2】本実施形態の建物施工用テントシートを示す全
体平面図である。
【図3】本実施形態の傘装置の要部を示す図である。
【図4】本実施形態の拡張シート部材を広げた状態を示
す平面図である。
【図5】本実施形態の傘装置と拡張シート部材との端部
を示す図である。
【図6】本実施形態の傘装置と拡張シート部材との連結
部を示す縦断面図である。
【図7】本実施形態の建物施工用テントシートの使用状
態を示す全体図である。
【符号の説明】
1 建物施工用テントシート 2 頂部部材である傘装置 3 拡張シート部材 6 骨組み部材 9 シート部材である防水シート 50 補強部材である補強用ロープ 53 ひも状部材であるゴム状ロープ 54 先端金具 60 足場

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 クレーンで吊り上げ可能な頂部部材とこ
    の頂部部材の外周に着脱自在に取りつけられる拡張シー
    ト部材とを備えて構成され、建物の上方を覆うととも
    に、前記拡張シート部材の外周先端縁部には、前記建物
    用の足場に係止可能な係止部材が設けられていることを
    特徴とする建物施工用テントシート。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の建物施工用テントシー
    トにおいて、前記頂部部材は開閉自在な骨組みにシート
    部材を張りつけて形成される傘装置であることを特徴と
    する建物施工用テントシート。
  3. 【請求項3】 請求項1または2に記載の建物施工用テ
    ントシートにおいて、前記係止部材は、先端に前記足場
    に引っかける引掛け具を有する伸縮自在なひも状部材で
    あることを特徴とする建物施工用テントシート。
  4. 【請求項4】 請求項1〜3のいずれかに記載の建物施
    工用テントシートにおいて、前記拡張シート部材の先端
    および前記傘装置側端部には、外周全域にわたって補強
    部材が設けられていることを特徴とする建物施工用テン
    トシート。
  5. 【請求項5】 開閉自在な骨組みにシート部材を張りつ
    けて形成される傘装置の外周に、当該傘装置の外周より
    拡がる拡張シート部材を取り付けて建物施工用テントシ
    ートを構成し、この建物施工用テントシートをクレーン
    で吊り上げるとともに前記建物の上方に移送させた後、
    前記建物施工用テントシートの拡張シート部材を前記建
    物用の足場に固定し、前記建物施工用テントシート内で
    の作業終了後に前記拡張シート部材を前記足場から取り
    外すことを特徴とする建物施工用テントシートの使用方
    法。
JP6944997A 1997-03-24 1997-03-24 建物施工用テントシートおよびそのテントシートの使用方法 Withdrawn JPH10266578A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP3617423A1 (en) * 2018-08-29 2020-03-04 Scaffco Holding A/S Roof section for use in a scaffolding

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP3617423A1 (en) * 2018-08-29 2020-03-04 Scaffco Holding A/S Roof section for use in a scaffolding

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