JP4167377B2 - ユニット住宅の雨天据付工法、テント - Google Patents

ユニット住宅の雨天据付工法、テント Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ユニット住宅の雨天据付工法、テントに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、建築現場のテント用シート、建築現場のテント、及び建築施工方法として、特開平7―247697号公報に記載がある。
上記公報では、建築現場の足場に取り付けられ、建築現場領域上に架設される建築現場のテントを構成するシートであって、このシートは両端の架設端によって架設され得る複数条の架設条と、隣合う2 条の架設条はシートの少なくとも一端部で離隔されており、隣り合う2 条の架設条の離隔距離がシートの1個所から当該2 条の架設条の離隔距離がシートの1個所から当該2 条の離隔されているシートの一端部に接近するに従い徐々に拡大されて、このシートを建築現場に設置する際には、シートの一端側から他端側にかけてほぼ等間隔となるように設置することにより隣合う架設条間に懸架される懸架膜はシートの一端部に接近するに従い徐々に垂下し、勾配がつくので、シート上の雨水はこの勾配に沿って流下するようになされている。
【0003】
図18〜図24は、雨天据付用テントを用いた雨天据付工法を示している。
雨天据付け用のテントは、図18、図19に示す様に、建築現場用に建築現場に建てられた足場30の横材302に掛け渡したワイヤ32にテント用シート34、35を張って設置されている。
【0004】
図20に示すように、テント用シート34、35は、一端を隣接して設置され、テント用シート34、35は一方の端に巻き上げられて開閉できるようになされている。図21は、従来のテント用シート34、35で1階の建物ユニット5を覆う状態を示している。
【0005】
テント用シート34、35は、1階の建物ユニット5を覆う高さに掛け渡されたワイヤ32で張られている。テント用シート34が途中迄巻き上げられ、空いいたスペースで1階の建物ユニットの据付け作業を行う。
【0006】
図22は、テント用シート34、35が2階の建物ユニット5を覆う状態を示している。2階の建物ユニット5を覆う高さに掛け渡されたワイヤ32にテント用シート34、35は張られている。
【0007】
テント用シート34、35では、建物ユニットの仕上げ、特に防水施工を行う。図23は、テント用シート34、35がテント用シート34を途中迄巻き上げて、傾斜屋根のユニット住宅1を据付ける状態を示している。
図24は、建物ユニット5の傾斜屋根が設置された後、テント用シート34は取り外された状態を示している。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
図22に示すように、雨天据付け時に使用するテントを構成する従来のテント用シートでは、端部をワイヤ32に張って設置される際に、テント用シート34、35の重量でワイヤが張設した方向に引っ張られ、隣接するテント用シート34、35間に隙間36ができるといった問題があった。
【0009】
又、 風雨時では、ワイヤにテント用シートを張ると、テント用シートの自重に風雨等の荷重が付加されて、ワイヤの巻き上げに大きな力が必要となっていた。
【0010】
本発明は、上記のこのような問題点に着眼してなされたものであり、その目的は、雨天時に据付けのできるユニット住宅の雨天据付工法とそれに用いるテントを提供するものである。
【0011】
【課題を解決するための手段】
請求項1記載の本発明のテントは、対向する一対のワイヤ間に張られたテント用シートを隣接して配置し、該テント用シートの隣接するそれぞれの端部を重ね合わせてなるテントであって、
前記テント用シートは、前記対向する一対のワイヤに沿って開閉可能になされ、前記テント用シートの隣接するそれぞれの端部のワイヤは、スライド治具で支持され、該スライド治具によって、前記テント用シートの重ね合うそれぞれの端部のワイヤが当該ワイヤと直交する方向に位置移動できるようになされているものである。
【0012】
請求項2記載の本発明のテントは、前記テント用シートに用いられるスライド治具は、並行に配設されたワイヤを支持する支持棒のそれぞれにワイヤを通せる移動滑車と固定滑車とが設けられ、前記移動滑車が、支持棒上を摺動自在になされ、前記固定滑車は支持棒の一端に固定され、テント用シートに張られたワイヤが移動滑車から固定滑車に通されてワイヤが位置決めされてなるものである。
【0013】
請求項3記載の本発明のユニット住宅の雨天据付工法は請求項1又は請求項2記載のテントを使用したユニット住宅の雨天据付工法であって、隣り合うテント用シートの端部を重ね、一方のテント用シートを開けユニット住宅を構成する建物ユニットを持ち込み、一方のテント用シートを閉めて建物ユニットの据付け作業を行い、ユニット住宅を構築するものである。
【0014】
請求項4記載の本発明のユニット住宅の雨天据付工法は、据付け位置に、建物ユニットを持ち込む際に建物ユニットに防水カバーを被せ、建物ユニット持ち込み後テントを閉めた後、防水カバーを外すものである。
【0015】
【作用】
請求項1記載の本発明のテントは、前記テント用シートは、前記対向する一対のワイヤに沿って開閉可能になされ、
前記テント用シートの隣接するそれぞれの端部のワイヤは、スライド治具で一端を支持され、該スライド治具によって、前記テント用シートの重ね合うそれぞれの端部のワイヤと直交する方向に位置移動できるようになされているので、建物ユニットの吊り下ろす際に建物ユニットに干渉する一方のテント用シートの端部を容易に位置移動させることができ、雨天時の据付け作業を容易にすることができる。
【0016】
請求項2記載の本発明のテントは、前記テント用シートに用いられるスライド治具は、並行に配設されたワイヤを支持する支持棒のそれぞれにワイヤを通せる移動滑車と固定滑車とが設けられ、前記移動滑車が、支持棒上を摺動自在になされ、前記固定滑車は支持棒の一端に固定され、テント用シートに張られたワイヤが移動滑車から固定滑車に通されてなるので、建物ユニットの吊り上げ吊り下げ時に、建物ユニットと干渉するテント用シートの端部を容易に位置移動でき、雨天時の据付け作業を容易に行うことができる。
【0017】
請求項3記載の本発明のユニット住宅の雨天据付工法は、隣り合うテント用シートの端を部を重ね、一方のテント用シートを開けユニット住宅を構成する建物ユニットを持ち込み、一方のテント用シートを閉めて建物ユニットの据付け作業を行い、ユニット住宅を構築するので、隣接するテント用シートの端部が重ねあって、テントの下の建物ユニットに雨水が垂れ落ちることはない。
【0018】
請求項4記載の本発明のユニット住宅の雨天据付工法は、据付け位置に、建物ユニットを持ち込む際に建物ユニットに防水カバーを被せ、建物ユニット持ち込み後テント用シートを閉めた後、防水カバーを外すので、据付ける建物ユニットの上部に張ったテント用シートによって、防水カバーを外しても、建物ユニットを雨濡れさせることなく、据付け作業をすることができる。
【0019】
【発明の実施の形態】
以下に本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。
図1〜図6は、スライド治具を用いた第1の実施例を示している。
図1は、本発明のテントの隣接端部がスライド治具で重ね合った状態を示す斜視図、図2は、スライド治具を示す平面図、図3は、スライド治具の正面図、図4は、スライド治具に移動滑車を示す平面図、図5はスライド治具の移動滑車の側面図、図6は、本発明のテントの隣接端部がスライド治具で開いた状態を示す斜視図である。
【0020】
本発明のユニット住宅1の雨天据付工法は、図1に示すように、隣り合うテント用シート151、161の端部152、162を重ね合わせて、テント 15の下部に据付けられる建物ユニット5が雨濡れしないようになされている。
【0021】
建物ユニット5を吊り下ろす範囲のテント用シート151は一時隅にテント用シート151を巻いて吊り下ろす範囲を開けてやる必要がある。更に、重ね合う他方のテント用シート161の端部162も建物ユニット5に吊り下げる際に干渉するので端部を建物ユニット5と干渉しない位置までセットバックしてやる必要が生じる。
【0022】
そのために重ね合う端部152、162は、後述するスライド治具10で容易にワイヤ20、21の固定位置を位置移動できるようになされている。
【0023】
このように、建物ユニット5の吊り下ろしの際には、一方のテント用シート151を開け、建物ユニット5を吊り下ろしできるようになされている。建物ユニット5の吊り下ろした後、一方のテント用シート151を閉めて建物ユニット5の据付け作業を行い、ユニット住宅1を構築するようになされている。
【0024】
本発明のユニット住宅1の雨天据付工法は、据付け位置に、建物ユニット5を持ち込む際に建物ユニット5に防水カバー(不図示)を被せ、建物ユニット5持ち込み後テント15を閉めた後、防水カバーを外すようになされている。
建物ユニット5をクレーンで吊り上げ据付ける際には、該当するテント用シート151は足場30の端に巻き上げられ、作業上空を開放して、建物ユニット5の吊り上げ作業に障害にならないようになされている。
【0025】
テント用シート151の開放中は建物ユニット5は、防水カバーで被覆されて雨濡れされることはない。建物ユニット5の据付けが終了して、建物ユニット5を被覆している防水カバー類を取り外した後、該当列のテント用シート151を閉めて、建物ユニット5の上空を遮蔽するようになされている。
【0026】
雨天据付け用のテント15は、隣接するテント用シート151、161で構成され建築現場の足場30に取り付けられている。
足場30は、間隔をおいて立設された支柱301に水平に掛け渡された横材302を締結して組み立てられている。支柱301、横材302は鋼管等でユニット住宅1を取り囲む様にして組み立てられている。
【0027】
又、支柱301と横材302には建物ユニット5の屋根作業、外装作業ができる足場板、梯子(不図示)等が設けられて水平垂直に安全に移動できるようになされている。前記テント15は、建物ユニット5の据付ける配列単位に分割されたテント用シート151、161を隣接配置して構成されている。
【0028】
テント15を形成するテント用シート151、152は、防水機能を備えたものであれば、特に限定されるものではないが、例えば、塩化ビニル樹脂シート、ポリエチレンシ―ト、ナイロンシート等に合成樹脂シートや、これらの合成樹脂シートと布との積層シート等が好適に使用でき、軽量で、防水処理されたものが好ましい。
【0029】
テント用シート151、161は、間隔をおいて取付けられたフック153、163を介してワイヤ20、21に懸けられている。このようにテント用シート151、161は、フック153、163をワイヤ20、21に掛け渡して、雨天据付け用に用いるテント15は足場30の上部に張設されている。
【0030】
テント用シート151、161は、ワイヤ20、21に沿ってスライドでき、足場30の内部に据付けられる建物ユニット5の上空の遮蔽、開放を自在にできるようになされている。
【0031】
本発明のテント15は、対向する一対のワイヤ20、20、21、21間に張られたテント用シート151、161を隣接して配置し、該テント用シート151、161の隣接するそれぞれの端部152、162を重ね合わせるようになされている。前記テント用シート151、161は、前記対向する一対のワイヤ20、20、21、21に沿って開閉可能になされている。
【0032】
前記テント用シート151、161の隣接するそれぞれの端部152、162のワイヤ20、21は、スライド治具10で一端を支持され、該スライド治具10によって、前記テント用シート151、161の重ね合うそれぞれの端部152、162のワイヤ20、21と直交する方向に位置移動できるようになされている。
【0033】
テント用シート151、161重ね合う端部152、162には、ワイヤ20、21が掛け渡されている。ワイヤ20、21の一端は足場30に固定され、他端はスライド治具10を介してワイヤ20、21を巻き上げるウインチ(不図示)に締結されている。
【0034】
図2、図3に示す様に、スライド治具10は、スライド治具10を構成する支持棒101、102の端部が足場30の横材302に固定して取付けできるようになされている。
スライド治具10は、上下に併設して設けられた支持棒101、102で、枠組みされた構造になされている。
【0035】
支持棒101、102には、摺動自在な移動滑車11、13と、支持棒101、102の一端に固定して取り付けられる固定滑車12、14とがそれぞれ取り付けられている。
【0036】
図4、図5に移動滑車11の詳細を示している。移動滑車11は、筒体111が支持棒101の外周にはめ込まれ、ワイヤ20をワイヤ20の張られた方向に直交する方向にスライドできるようになされている。
【0037】
筒体111は、支持棒101の外周面と嵌合できる筒体になされている。
筒体111には、ピン固定穴114が設けられ所定の位置に固定できるようになされている。
【0038】
ピン固定穴114がワイヤ20の位置移動できる所定の位置に設けられているので、ワイヤ20の位置決めが容易になされている。同時にピン固定穴114に固定ピンを挿入して、支持棒101と筒体111とが固定され筒体111が自在に回転しないようになされている。
【0039】
移動滑車11の筒体111には、滑車112、113が設けられている。
滑車112は、ワイヤ20の位置調整して滑車113が定位置でワイヤ20を支持できるようにワイヤ20をガイドできるようになされている。
【0040】
滑車112で引き入れられたワイヤ20は、滑車113で方向を変えて足場30に設けられたウインチ(不図示)方向に引っ張られ足場30に締結されてもる。
【0041】
固定滑車12は、取付け具121にて摺動支持棒101の端部に固定されている。固定滑車12は2個の滑車122、123で支持するワイヤ20の方向を変えるようになされている。
【0042】
摺動支持棒102には、移動滑車13と固定滑車14が設けられている。
移動滑車13は、移動滑車11と、固定滑車14は、固定滑車12と同様に構成からなっているので説明は省略する。
【0043】
図6に示す様に、隣接する端部を重ね合わされたテント用シート15、16は、建物ユニット5を吊り下ろすために干渉する部分のテント用シート15、16を開けてやる必要がある。
【0044】
まずテント用シート16の端部のワイヤ21を緩めてワイヤ21の位置を移動する。即ち、ワイヤ21を支持する移動滑車11を移動滑車12の方向に移動させてテント用シート151を図面右方向に移動させる。
【0045】
その後、他方のテント用シート161を図面矢印方向に巻き取るようになされて、テント用シート161は、図面下方にスライドされテント用シート161は巻き戻される。
【0046】
図7〜17は別のスライド治具を用いた第2の実施例を示している。
図7は、重ね合うテント用シート151、161が閉じられた状態を示す斜視図、図8は、スライド治具を示す平面図、図9は、図8のスライド治具のAA矢視側面図、図10〜図13は、外れ止め治具の操作を示す説明図、図14〜図16は、スライド治具40の動作状態を説明する平面図、図17は、重ね合うテント用シート151、161が一部巻き取られた状態を示す斜視図である。
【0047】
図7に示す様に、重ね合うテント用シート151、161は端部152、162を重ね合って下部に建物ユニットが雨水で濡れないようになされている。
【0048】
重ね合うテント用シート151、161の端部152、162は建物ユニット5を吊り下ろす際に、テント用シート151、161が邪魔にならない様スライド治具40を用いて、容易に開閉できるようになされている。
【0049】
図8、図9に示す様に、スライド治具40は、支持棒41にワイヤ20、21を掛け渡す移動滑車44、45が支持棒41に沿って摺動できるようになされている。
【0050】
支持棒41には、支持棒41に沿って、 連結ワイヤ43が設けられ、回転軸51に連動して巻き取られるようになされている。回転軸51は、専用ハンドル50で回転軸51を回転できるようになされている。
【0051】
連結ワイヤ43には、連結プレート42が設けられ、移動滑車44、45が連結プレート42穴421にピン固定できるようになされている。支持棒41の両端には、固定滑車46、47、48、49が設けられている。
【0052】
移動滑車44は、それぞれ滑車441、442、443と外れ止め444とが設けられている。外れ止め444は、滑車443の外周に設けられている。
移動滑車45は、それぞれ滑車451、452、453と外れ止め454とが設けられている。
【0053】
外れ止め454は、滑車453の外周に設けられている。
外れ止め444、454は、図10〜図13にて詳述するが、ワイヤ20、21が移動滑車44、45から外れない取付け構造になされている。
【0054】
固定滑車46〜49には、外れ止め461、471、481、491が設けられている。外れ止め461、471、481、491は、図10〜図13に示すように、ワイヤ20、21が固定滑車46〜49から外れない取付け構造になされている。
【0055】
図10に示す様に、固定滑車46〜49の外周付近に取り付けられた外れ止め461、471、481、491は、スライド治具40に固定された筒体の内部に蝶ボルト52を貫入して、筒端を該蝶ボルト52で自在に固定されている。
【0056】
図11に示す様に、蝶ボルト52を廻して外れ止め461、471、481、491を緩めて、固定滑車46〜49から少し離すようにする。
【0057】
図12に示す様に、外れ止め461、471、481、491と固定滑車46〜49l間にワイヤ20、21を通す。
【0058】
図13に示す様に、 再度外れ止め461、471、481、491を蝶ボルト42を廻して、外れ止め461、471、481、491が動かないように締めて固定する。
【0059】
図14〜図16は、スライド治具40の動作を示している。
図14に示す様に、テント用シート151、161の重ね合う端部を支持するワイヤ20、21は、移動滑車44、45で支持されている。
【0060】
各移動滑車44、45は、スライド治具40の支持棒42に端部の所定の位置にピン固定されている。テント用シート151、161は、 端部152、162を重ね合う状態になされ、テント用シート151、161が閉じられたい状態になされている。
【0061】
図15、図16に示す様に、専用ハンドル50を支持棒41にロックしている固定ピン501を外し、 専用ハンドル50を廻して、スライド治具40のワイヤ43を固定滑車48の方向に巻き取る。ワイヤ43の設けられた連結プレート42と移動滑車44を連結する。
【0062】
このようにして、再度ハンドル50を廻して固定滑車46の方向にワイヤ43を巻き取るようにして、移動滑車44を固定滑車46の方向に移動させる。
【0063】
専用ハンドル50は、腕の長さがテント用シートの自重、風雨荷重を加味した長さになされ、風雨時でも容易に巻き上げることができる様になされている。
【0064】
図17に示す様に、移動滑車44の移動によって、移動滑車44に端部152を取り付けたテント用シート151は、張った状態が緩められ、 固定滑車46の方向に移動することになる。
【0065】
テント用シート151を緩めて後、他方のテント用シート161をワイヤ20に沿って巻き取られ、吊り下げられる建物ユニット5の上空のテント用シートは巻き取られて、吊り下げ作業の障害にはならない。
【0066】
このように、本発明のユニット住宅1の雨天据付工法は、隣り合うテント15の端部を重ね、一方のテント用シート151を開けユニット住宅1を構成する建物ユニット5を持ち込み、一方のテント用シート151を閉めて建物ユニット5の据付け作業を行い、ユニット住宅1を構築するので、隣接するテント用シート151、161の端部152、162が重ねあって、テントの下の建物ユニット5に雨水が垂れ落ちることはない。
【0067】
本発明のユニット住宅1の雨天据付工法は、据付け位置に、建物ユニット5を持ち込む際に建物ユニット5に防水カバーを被せ、建物ユニット5持ち込み後テント15を閉めた後、防水カバーを外すので、据付ける建物ユニット5の上部に張ったテント15によって、防水カバーを外しても、建物ユニット5を雨濡れさせることなく、据付け作業をすることができる。
【0068】
本発明のテント15は、前記テント用シート151、161は、前記対向する一対のワイヤ20、21に沿って開閉可能になされ、前記テント用シート151、161の隣接するそれぞれの端部152、162のワイヤ20、21は、スライド治具10で一端を支持されている。
【0069】
該スライド治具10によって、前記テント用シート151、161の重ね合うそれぞれの端部152、162のワイヤ20、21と直交する方向に位置移動できるようになされているので、建物ユニット5の吊り下ろす際に建物ユニット5に干渉する一方のテント用シート151の端部152を容易に位置移動させることができ、雨天時の据付け作業を容易にすることができる。
【0070】
本発明のテント15は、前記テント用シート151、161に用いられるスライド治具10は、並行に配設された支持棒101、102のそれぞれにワイヤ20、21を通せる移動滑車11、13と固定滑車12、14が設けられ、前記移動滑車11、13が、支持棒101、102上を摺動自在になされ、前記固定滑車11、13は支持棒101、102の一端に固定され、テント用シート151、161に張られたワイヤ20、21が移動滑車11、13から固定滑車12、14に通されてなるので、建物ユニット5の吊り上げ吊り下げ時に、建物ユニット5と干渉するテント用シート151、161の端部152、162を容易に位置移動でき、雨天時の据付け作業を容易に行うことができる。
【0071】
【発明の効果】
請求項1記載の本発明のテントは、前記テント用シートは、前記対向する一対のワイヤに沿って開閉可能になされ、前記テント用シートの隣接するそれぞれの端部のワイヤは、スライド治具で一端を支持され、該スライド治具によって、前記テント用シートの重ね合うそれぞれの端部のワイヤと直交する方向に位置移動できるようになされているので、建物ユニットの吊り下ろす際に建物ユニットに干渉する一方のテント用シートの端部を容易に位置移動させることができ、雨天時の据付け作業を容易にすることができる。
【0072】
請求項2記載の本発明のテントは、前記テント用シートに用いられるスライド治具は、並行に配設された支持棒のそれぞれにワイヤを通せる移動滑車と固定滑車が設けられ、前記移動滑車が、支持棒上を摺動自在になされ、前記固定滑車は支持棒の一端に固定され、テント用シートに張られたワイヤが移動滑車から固定滑車に通されてなるので、建物ユニットの吊り上げ吊り下げ時に、建物ユニットと干渉するテント用シートの端部を容易に位置移動でき、雨天時の据付け作業を容易に行うことができる。
【0073】
請求項3記載の本発明のユニット住宅の雨天据付工法は、隣り合うテントの端部を重ね、一方のテント用シートを開けユニット住宅を構成する建物ユニットを持ち込み、一方のテント用シートを閉めて建物ユニットの据付け作業を行い、ユニット住宅を構築するので、隣接するテント用シートの端部が重ねあって、テントの下の建物ユニットに雨水が垂れ落ちることはない。
【0074】
請求項4記載の本発明のユニット住宅の雨天据付工法は、据付け位置に、建物ユニットを持ち込む際に建物ユニットに防水カバーを被せ、建物ユニット持ち込み後テントを閉めた後、防水カバーを外すので、据付ける建物ユニットの上部に張ったテントによって、防水カバーを外しても、建物ユニットを雨濡れさせることなく、据付け作業をすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のテントの隣接端部がスライド治具で重ね合った状態を示す斜視図である。
【図2】スライド治具を示す平面図である。
【図3】スライド治具の正面図である。
【図4】スライド治具に移動滑車を示す平面図である。
【図5】スライド治具の移動滑車の側面図である。
【図6】本発明のテントの隣接端部がスライド治具で開いた状態を示す斜視図である。
【図7】 重ね合うテント用シート151、161が閉じられた状態を示す斜視図である。
【図8】スライド治具を示す平面図である。
【図9】図8のスライド治具のAA矢視側面図である。
【図10】外れ止め治具の操作を示す説明図である。
【図11】外れ止め治具の操作を示す説明図である。
【図12】外れ止め治具の操作を示す説明図である。
【図13】外れ止め治具の操作を示す説明図である。
【図14】スライド治具40の動作状態を説明する平面図である。
【図15】スライド治具40の動作状態を説明する平面図である。
【図16】スライド治具40の動作状態を説明する平面図である。
【図17】重ね合うテント用シート151、161が一部巻き取られた状態を示す斜視図である。
【図18】従来の建築現場に設置される足場を示す斜視図である。
【図19】足場に掛け渡される従来のワイヤを示す斜視図である。
【図20】足場に掛け渡された従来のワイヤに張られたテントを示す斜視図である。
【図21】足場に張られた従来のテントが1階の建物ユニットを覆う状態を示す斜視図である。
【図22】足場に張られた従来のテントが2階の建物ユニットを覆う状態を示す斜視図である。
【図23】 足場に張られた従来のテントが傾斜屋根のユニット住宅を覆う状態を示す斜視図である。
【図24】 足場に張られた従来のテントが傾斜屋根のユニット住宅を覆う状態を示す斜視図である。
【符号の説明】
10 スライド治具
101 支持棒
102 支持棒
11 移動滑車
12 固定滑車
13 移動滑車
14 固定滑車
15 テント
151 テント用シート
152 端部
161 テント用シート
162 端部
20、21 ワイヤ
40 スライド治具
41 支持棒
42 連結プレート
43 ワイヤ
44 移動滑車
45 移動滑車
46 固定滑車
461 外れ止め
47 固定滑車
471 外れ止め
48 固定滑車
481 外れ止め
49 固定滑車
491 外れ止め

Claims (4)

  1. 対向する一対のワイヤ間に張られたテント用シートを隣接して配置し、該テント用シートの隣接するそれぞれの端部を重ね合わせてなるテントであって、前記テント用シートは、前記対向する一対のワイヤに沿って開閉可能になされ、前記テント用シートの隣接するそれぞれの端部のワイヤは、スライド治具で支持され、該スライド治具によって、前記テント用シートの重ね合うそれぞれの端部のワイヤが当該ワイヤと直交する方向に位置移動できるようになされていることを特徴とするテント。
  2. 前記テント用シートに用いられるスライド治具は、並行に配設されたワイヤを支持する支持棒のそれぞれにワイヤを通せる移動滑車と固定滑車が設けられ、前記移動滑車が、支持棒上を摺動自在になされ、前記固定滑車は支持棒の一端に固定され、テント用シートに張られたワイヤが移動滑車から固定滑車に通されてワイヤが位置決めされてなることを特徴とする請求項1記載のテント。
  3. 請求項1又は請求項2記載のテントを使用したユニット住宅の雨天据付工法であって、
    隣り合うテント用シートの端部を重ね、一方のテント用シートを開けユニット住宅を構成する建物ユニットを持ち込み、一方のテント用シートを閉めて建物ユニットの据付け作業を行い、ユニット住宅を構築することを特徴とするユニット住宅の雨天据付工法。
  4. 据付け位置に、建物ユニットを持ち込む際に建物ユニットに防水カバーを被せ、建物ユニット持ち込み後テント用シートを閉めた後、防水カバーを外すことを特徴とする請求項3記載のユニット住宅の雨天据付工法。
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