JP3038357B2 - 折畳み式仮設屋根 - Google Patents

折畳み式仮設屋根

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JP3038357B2
JP3038357B2 JP9029057A JP2905797A JP3038357B2 JP 3038357 B2 JP3038357 B2 JP 3038357B2 JP 9029057 A JP9029057 A JP 9029057A JP 2905797 A JP2905797 A JP 2905797A JP 3038357 B2 JP3038357 B2 JP 3038357B2
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芳樹 土井
明雄 熊田
明男 川田
佳津美 平井
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建設省 中部地方建設局長
株式会社建設企画コンサルタント
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、折畳み式仮設屋根
に関し、例えば橋台、橋桁等を構築する建設現場や展示
会等に於いて展開して使用され、不使用時には折畳まれ
る仮設屋根の改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の、この種の折畳み式仮設屋根とし
ては、例えば実公平6−19716号公報所載の考案が
存在する。
【0003】即ち、この従来のものは、図20に示すよ
うに、基礎A上に固着した筒状ベース310に植立され
る支柱301と、この支柱301に可摺動的に嵌装した
筒管302と、この筒管302に可摺動的に環体303
を嵌装し、筒管302に複数の傘骨状桿体304を回動
自在に且つ放射状に取着するとともに、この桿体304
と環体303との間に連結桿305の端部を夫々回動自
在に連結し、且つ桿体304にシート306を張設した
屋根本体300とからなり、環体303を筒管302に
沿って下方へ移動させると、外縁部が外側上方に傾斜す
るように屋根本体300が開放されるものである。
【0004】この従来の屋根本体300は、その外縁部
が外側上方に傾斜するから、受けた雨水をその中央に導
いてその排水を簡単に行えるものではある。しかしなが
ら、この従来の屋根本体300は、外縁部が外側上方に
傾斜して開放されるものであるため、作業空間等となる
屋根本体300の下方が大きく開放されて、雨水等が吹
込み易く且つその吹込み範囲も広範なものとなる。従っ
て、この屋根本体300は、屋根としての役目を十分発
揮することができず、その下方での作業等に支障をきた
すと考えられるものであった。また、図20に示した従
来の屋根本体300は、その上に落下した雨水等をその
中心部に集水することになるので、雨水等の除去手段を
別途設ける必要があるばかりではなく、落葉や飛来物等
が屋根本体300上に堆積するため、その除去作業を要
するという不都合もあった。
【0005】そこで、図21に示すような「折り畳みテ
ント300」が、実公平4−35480号公報にて提案
されている。この折り畳みテント300は、基礎A上に
固着した筒状ベース310に植立される支柱301と、
この支柱301の略中央に可摺動的に嵌装した筒管30
2と、支柱301の上端に固定的に連結した環体303
とを有したものであり、筒管302に連結桿305の下
端を回動自在に且つ放射状に取着するとともに、この連
結桿305の先端を、環体303に一端を連結した桿体
304の略中央に夫々回動自在に連結し、且つ桿体30
4にシート306を張設したものであり、筒管302を
支柱301に沿って上動させると、屋根本体の外縁部が
外側下方に傾斜するように開放される。
【0006】従って、この図21に示した従来の折り畳
みテント300では、その外縁部が外側下方に傾斜する
から、受けた雨水をその中央に導くことはできないが、
作業空間等となる下方部分を大きく開放することはな
く、雨水等の吹込みを防止するものとなる。従って、こ
の折り畳みテント300は、屋根としての役目を十分発
揮することができ、その下方での作業等に支障をきたす
ことはない。
【0007】しかしながら、この折り畳みテント300
は、これを図21に示したような開放状態とするには、
複数の桿体304や大きなシート306の自重に抗し
て、筒管302を支柱301に沿って上動させなければ
ならず、非常に大きな力を要するものとなっていると考
えられる。まして、展開させる時に風があれば、シート
306等がこれを受けることになって、筒管302の上
動には極めて大きな力が必要となり、展開作業自体が危
険性を伴うものと考えられる。
【0008】一方、この種の仮設屋根は、その下に作業
空間を形成するものであるため、大きなものとなるので
あり、この仮設屋根の設置、その展開、及び取り外しを
機械的に行わなければならないものでもある。この機械
的作業を行う場合には、所謂セッティングを人力に因っ
て行わなければならないのであるが、そのセッティング
作業は安全に行えるものでなければならない。この安全
性に関して言えば、図20に示した従来の屋根本体30
0では、外縁部上方に傾斜して開放されるものであるた
め、そのセッティングが所謂高所作業となって、作業等
の安全性を保障できないという不都合もあったのであ
る。また、図21に示した従来の折り畳みテント300
では、上述したように、その展開作業に極めて大きな力
が必要となって危険性があると考えられるのである。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、この種の仮
設屋根における上記実状に鑑みてなされたもので、その
解決しようとする課題は、展開作業時の安全性確保と、
展開されたものの下側に十分な作業空間を形成すること
である。
【0010】そして、まず、請求項1に係る発明の目的
とするところは、自重を利用して展開作業を行えるよう
にして、展開時の駆動力を少なくすることができ、その
展開位置を支柱の略中央にすることによって、雨風が吹
き込まない作業空間を形成することができて、しかも作
業者によるセッティング作業を安全に行うことのできる
折畳み式仮設屋根を提供することにある。
【0011】また、請求項2に係る発明の目的とすると
ころは、上記請求項1に係る発明の目的を達成すること
ができる他、開閉作業を機械的に行うようにする場合
に、その各部の作動を安全に行うようにすることがで
き、しかも各部の耐久性を向上させることのできる折畳
み式仮設屋根を提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】以上の課題を解決するた
めに、まず、請求項1に係る発明の採った手段は、後述
する実施の形態中で使用する符号を付して説明すると、
「設置箇所の支持杆200上にて立設固定される支柱1
0と、この支柱10に外嵌して上下動自在とした可動体
20と、この可動体20に先端が回動自在に連結されて
放射状に展開されることになる複数の骨組材30と、こ
れら各骨組材30の下側略中央に先端が回動自在に連結
され、下端が支柱10の下端部外周に固定的に設けた支
持部材41に対して開閉自在に連結された複数の連結杆
40と、各骨組材30上に張設したシート材50を備
え、かつ、可動体20と支持部材41との間をあおり防
止ワイヤ25によって連結して、可動体20を降下させ
たとき、各骨組材30及びこれに張設したシート材50
を、支柱10の略中央にて、外側下方に向けた傾斜状態
で展開させ、設置箇所の上方を覆うようにするととも
に、強風にあったとしても、あおり防止ワイヤ25によ
って展開されたシート材50等があおられないようにし
たことを特徴とする折畳み式仮設屋根100」である。
【0013】すなわち、この折畳み式仮設屋根100
は、図1あるいは図11の(ロ)及び(ハ)に示すよう
に、各骨組材30及びこれに張設したシート材50を、
支柱10の略中央にて、外側下方に向けた傾斜状態で展
開させて、設置箇所の上方を覆うものとして丁度傘のよ
うに使用されるものである。また、この折畳み式仮設屋
根100は、これを保管したり使用しない場合には、図
15あるいは図11の(イ)に示すように、折り畳まれ
るものである。
【0014】この折畳み式仮設屋根100を、例えば橋
台、橋桁等を構築する建設現場や展示会等に於いて展開
して使用するためには、これを設置箇所の支持杆200
上に立設固定するのであるが、先ず、図11に示すよう
な基礎Aとともにその中心に支持杆200を地中に埋設
した後、この支持杆200の上端に巻取手段70の下端
に設けた立設杆80のフランジ81を固定する。これに
より、図11、図12あるいは図19の(ロ)に示すよ
うに、支柱10が設置箇所の支持杆200上にて立設固
定されることになる。
【0015】そこで、この折畳み式仮設屋根100を展
開するのであるが、この折畳み式仮設屋根100の展開
は、その可動体20を、支柱10に沿って下方へと移動
させことによりなされる。この場合、可動体20は、支
柱10に外嵌して上下動自在としてあり、この可動体2
0には、先端が回動自在に連結されて放射状に展開され
ることになる複数の骨組材30等が連結してあるから、
この可動体20、骨組材30及びシート材50等の自重
が可動体20に懸かり、可動体20は、これにそれ程の
力を加えなくても、支柱10上を自然に降下することに
なるのである。
【0016】ここで、本発明の折畳み式仮設屋根100
においては、各骨組材30の下側略中央に連結杆40の
先端が回動自在に連結してあり、これらの連結杆40の
下端が支柱10の下端部外周に開閉自在に連結してあ
る。このため、各骨組材30の先端(内端)が回動自在
に連結してある可動体20の上記降下に伴い、各骨組材
30及びその上に張設してあるシート材50は、図11
の(ロ)あるいは(ハ)に示すように、展開されること
になるのである。
【0017】この折畳み式仮設屋根100が展開された
ときには、図1あるいは図11の(ロ)等に示したよう
に、そのシート材50や骨組材30等が支柱10の略中
央に位置することになる。何故なら、複数の連結杆40
の先端は、各骨組材30の下側略中央に回動自在に連結
されており、その下端は支柱10の下端部外周に固定し
た支持部材41に開閉自在に連結されているからであ
る。これにより、当該折畳み式仮設屋根100の下側に
なる作業空間は、風や雨等が吹き込まない好適なものと
なるのである。
【0018】また、展開された折畳み式仮設屋根100
が、その支柱10の略中央に位置していることは、次の
理由によっても重要である。つまり、展開された折畳み
式仮設屋根100を折り畳んで、次のセッティングを行
ったり仕舞ったりする場合には、図17の(ロ)等に示
すように、この折畳み式仮設屋根100にクレーン21
0のフック211を掛けなければならないのであるが、
このフック211の折畳み式仮設屋根100への掛装作
業は人手に頼らざるを得ない。そして、この掛装作業を
行うために、作業者は、支柱10上を登っていって、ク
レーン210で当該折畳み式仮設屋根100を吊下する
のに都合のよい場所に手を出さなければならない。その
点、本発明の折畳み式仮設屋根100は、これを展開し
たときには、可動体20がクレーン210のフック21
1を掛けるのに都合のよい位置、すなわち支柱10の中
央に降下してきているので、フック211の掛装作業を
低い場所で安全に行うことができるのである。
【0019】さて、展開された折畳み式仮設屋根100
を折り畳んで、次のセッティングを行ったり仕舞ったり
する場合には、可動体20を支柱10上にて上昇させな
ければならないが、この可動体20の上昇は、これに掛
装させたフック211をクレーン210によって引き上
げることによって行うか、あるいは後述する巻取手段7
0によって行えばよい。
【0020】可動体20が上昇されれば、これに伴って
各骨組材30が上昇され、当該折畳み式仮設屋根100
全体は、丁度傘を折畳むようにして畳まれるのである。
この折り畳みは、可動体20の上昇によってなされるか
ら、図11の(イ)あるいは図18の(ロ)に示すよう
に、各骨組材30の先端(内端)が支柱10の下端部よ
り下方に突出することはない。従って、この折畳み式仮
設屋根100は、図15あるいは図16に示したよう
に、コンパクトなものにまとめられるのであり、その保
管や運搬を容易に行うことができるのである。
【0021】折畳み式仮設屋根100を折り畳んで、次
のセッティングを行うのは、図11(ロ)及び(ハ)に
示したように、基礎Aに立設した鉄筋220に対するコ
ンクリート打設が完了して、その上にさらに多数の鉄筋
220を立設して次の橋梁部分を形成する場合である。
この場合には、図19の(イ)に示すように、折畳み式
仮設屋根100をクレーン210によって折り畳んで地
上に降ろして、この折畳み式仮設屋根100の下端(以
下に示す実施形態においては巻取手段70の下端に設け
た立設杆80)に、完了した橋梁部分内に埋設された先
の支持杆200と同様な別の支持杆200を連結するの
である。そして、このようにした折畳み式仮設屋根10
0を再びクレーン210によって吊り上げて、図19の
(ロ)に示すように、先の支持杆200の上端に、折畳
み式仮設屋根100の下端に取り付けた支持杆200を
連結するのである。その後は、図19の(ハ)及び前述
したように、折畳み式仮設屋根100を展開するのであ
る。
【0022】従って、上記構成を有した請求項1の折畳
み式仮設屋根100においては、これを展開する場合に
は、可動体20を支柱10に沿って下方へと降下させれ
ばよく、これにより、そのシート材50等はその外縁側
が外側下方に傾斜するように展開され、これとは逆に、
可動体20を支柱10に沿って上方に移動させれば、コ
ンパクトな状態に折畳まれることになるのである。
【0023】さて、前述した課題を解決するために、請
求項2に係る発明の採った手段は、請求項1記載の折畳
み式仮設屋根100について、「支柱10の先端にブラ
ケット60を設け、このブラケット60内に滑車61を
回転自在に設けるとともに、この滑車61に索条体62
を装着し、かつ支柱10を単管状のものとして、この索
条体62の一端部を可動体20に接続し、その他端部
を、支柱10に挿通してから支柱10の下端に設けた巻
取手段70に接続したこと」である。
【0024】すなわち、この折畳み式仮設屋根100
は、その展開や折り畳みを、巻取手段70によって行う
ようにしたものであり、そのために、この巻取手段70
内に巻取りあるいは巻戻しされる索条体62の先端を可
動体20に連結し、この索条体62を、図4及び図6に
示すように、単管状のものとした支柱10内に挿通した
のである。勿論、この索条体62の方向を変換しなけれ
ばならないから、支柱10の先端にブラケット60を設
け、このブラケット60内に滑車61を回動自在に設け
るとともに、この滑車61に索条体62を装着したので
ある。
【0025】以上のように構成した折畳み式仮設屋根1
00では、その巻取手段70内に駆動モータ78等の部
材を収納することができるとともに、ブラケット60内
に滑車61を、また支柱10内に索条体62をそれぞれ
収納することができるのである。従って、この折畳み式
仮設屋根100の展開や折り畳みを行うときに動く索条
体62を、支柱10内に収納することによって、これに
対する他の物の巻き込みを防止することができ、かつ各
部材を風雨に曝されないものとすることができて、当該
折畳み式仮設屋根100全体の耐久性を高めることがで
きるのである。
【0026】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態に係る
折畳み式仮設屋根100を、図面について説明すると、
図1には、この折畳み式仮設屋根100を建設途中にあ
る橋梁上に設置して、これを展開した状態が示してあ
る。この実施形態に係る折畳み式仮設屋根100は、上
記各請求項の発明を実質的に含むものであるため、以下
では、この実施形態に係る折畳み式仮設屋根100を中
心にして説明することとする。
【0027】なお、図1に示した橋梁は、図11の
(イ)にも示すように、その建設場所に埋設される基礎
A上に建設されるものであり、この基礎Aに対しては、
図11の(ロ)に示したように、本発明に係る折畳み式
仮設屋根100を立設支持するための支持杆200を立
てるとともに、その周囲に多数の鉄筋220を配筋する
のである。本実施形態において採用している支持杆20
0、及びその上端に継ぎ足される別の支持杆200は、
図13及び図14に示したように、完成された橋梁上の
道路から流れてくる雨水等を排水するためにも使用され
るものであって、パイプ状のものである。
【0028】本発明に係る折畳み式仮設屋根100は、
図2に示したように、上記の支持杆200上にて立設固
定される支柱10と、この支柱10に外嵌して上下動自
在とした可動体20と、この可動体20に先端が回動自
在に連結されて放射状に展開されることになる複数の骨
組材30と、これら各骨組材30の下側略中央に先端が
回動自在に連結され、下端が支柱10の下端部外周に開
閉自在に連結された複数の連結杆40と、各骨組材30
上に張設したシート材50を備えているものである。そ
して、この折畳み式仮設屋根100は、その可動体20
を降下させたとき、各骨組材30及びこれに張設したシ
ート材50を、支柱10の略中央にて、図1等に示した
ように、外側下方に向けた傾斜状態で展開させ、設置箇
所の上方を覆うようにしたものである。
【0029】支柱10は、内部が中空となった単筒状の
ものであって、その上端部にブラケット60を有し、下
端に巻取手段70を介して取り付けた立設杆80を有し
ていて、この支柱10の、後述する可動体0の昇降する
範囲の側面には、図4及び図6に示したように、外周面
の長手方向に沿ったレール11が敷設してある。
【0030】そして、この支柱10の下方の基端部上に
は、図2及び図7に示したように、ストッパ12が固定
的に設けてあり、このストッパ12の下方に位置する支
柱10上には、後述する各連結杆40の下端を支持する
ための支持部材41が固定的に設けてある。すなわち、
支柱10基端部側には、図7に示すように、筒状のスト
ッパ12が外嵌固定してあり、このストッパ12には、
後述する可動体20側の円板27が降下してきて接触し
たとき、この可動体20のそれ以上の降下を阻止するも
のである。勿論、これらのストッパ12と支持部材41
とは、支柱10に対して不動のものである。
【0031】可動体20は、支柱10にスライド自在に
外嵌してあり、図4〜図6に示すように、支柱10が挿
通可能な貫通孔21aを有する円板21と、この円板2
1の上面に固着されて貫通孔21aと同心状となる筒状
体22と、この筒状体22に挿通されて内周面が固定さ
れ且つ円板21の外縁部上面に固着した溝形鋼に固定支
持される傘状のカバー体23とからなり、このカバー体
23の上面中央部側には、後述する各索条体62の一端
部が夫々固定されている。
【0032】可動体20を構成している円板21の下面
には、図5に示したように、複数の垂下板24が所定間
隔をおいて環状に設けてあり、これら各垂下板24間に
は、図6に示したように、支柱10の外周面に接触して
転動する上下一対のガイドローラ26が夫々軸着してあ
る。これらのガイドローラ26は、支柱10の外周面に
当接することにより、可動体20が安定した平行状態で
支柱10に対して上下動を行うようにするものである。
なお、垂下板24の外側面には、図5に示すように、リ
ブが設けてあり、円板21の下面にはブロックが突設し
てあって、このブロックに螺合したボルトの先端面はリ
ブの外側面に当接されて、支柱10に対する可動体20
の芯ずれを修正できるように構成してある。
【0033】垂下板24の下端部には、図5及び図7に
示すように、小径の円板27が固定してあり、その中央
には支柱10を上下動可能に挿通する貫通孔27aが設
けてある。また、この円板27の上面と円板21の下面
には、図6に示したように、一対のガイド部材28が夫
々設けてあり、これらのガイド部材28の支柱10側内
周面には、支柱10側のレール11に嵌合する凹溝が設
けてある。これらのガイド部材28は、上述したガイド
ローラ26とともに、可動体20が安定した平行状態で
支柱10に対して上下動を行うようにするものである。
【0034】また、当該可動体20の下端に位置する上
記円板27の下面外縁部には、所定間隔を有して径方向
に夫々垂下された一対の取付片25aが設けてあり、こ
の取付片25aには当該折畳み式仮設屋根100のあお
り防止ワイヤ25を連結できるようにしてある。
【0035】このあおり防止ワイヤ25は、図7に示す
ように、当該折畳み式仮設屋根100が展開されたと
き、上記円板27の下面と、後述する支持部材41の外
端部とを緊張状態で連結するものであり、これにより、
上述した支柱10上のストッパ12との協動によって、
可動体20の下部を支柱10上に固定するものである。
すなわち、例えば展開状態にある折畳み式仮設屋根10
0が風を受けてあおられた場合に、図7の図示上部の可
動体20が不用意に上動することが有り得るが、このあ
おり防止ワイヤ25は、これを防止するためのものであ
る。なお、このあおり防止ワイヤ25は、その下端を張
力を調整しながら支持部材41側に連結されるものであ
るが、当該折畳み式仮設屋根100が折り畳まれる場合
には、下端側を外すとともに、その上端側を取付片25
aに取り付けたままにされるものである。
【0036】骨組材30は、その一端部を、図2及び図
4に示したように、可動体20の円板21に設けた各取
付片31間に挿入して回動自在にピン結合したものであ
り、この骨組材30間には、図1等に示したように、シ
ート材50が張設されて屋根本体を構成するものとなっ
ている。また、これらの各骨組材30の内周面に設けた
突片32と、支持部材41との間には、図2、図4、図
7及び図8に示したように、連結杆40が夫々回動自在
に連結してある。勿論、支持部材41には、図7及び図
8に示したように、各連結杆40の下端を回動自在に連
結するためのブラケット42が複数設けてある。
【0037】支柱10上端のブラケット60は、図3に
示したように、支柱10の先端部に略水平状態の底板6
0aを固定し、この底板60aにカバー体60bを外嵌
着して、所定の収納空間を構成したものである。勿論、
底板60aの中央には、支柱10の内部と連通する貫通
孔65が設けてある。なお、この底板60aの一部に
は、図1にも示したように、風力計が取り付けられる。
【0038】また、このブラケット60内には支持板6
4が対面配置してあり、これらの支持板64間には、一
対の回転軸63が所定間隔を有して軸架してあって、各
回転軸63には滑車61が夫々固着してある。これらの
各滑車61には、可動体20の上下動を行うための策条
体62が掛装してあるが、これら各策条体62の一端
は、図4及び図5に示したように、上記可動体20のカ
バー体23上に連結してある。そして、これら各策条体
62の他端部は、底板60aの中央に窮設した貫通孔6
5を通して支柱10内に挿通してあり、最終的には、次
に述べる巻取手段70を構成している巻取ドラム77に
連結・巻回してある。
【0039】なお、このブラケット60の底板60a上
には、図3の(イ)にも示したように、取付台を介して
センサー67が設けてあり、このセンサー67は、底板
60aに設けた貫通孔を介して、該底板60aに下から
接近する物体、つまり可動体20を検知可能に構成した
ものである。なお、底板60aの下面には、図3の
(ロ)にも示したように、可動体20が当接したときの
緩衝材となるストッパゴム66が固着してある。
【0040】巻取手段70は、図9の(イ)に示すよう
に、上下両面にフランジ71、72を夫々有する筒状体
73、73が突設された駆動ボックス内に構成したもの
であり、上側のフランジ71には支柱10の基端部が固
定される。この巻取手段70の底面上には、一対の溝形
鋼からなる設置台74が敷設してあり、図10に示すよ
うに、その一端部には軸受75が対向配置してある。こ
れらの軸受75には外周面に凹溝76を有する巻取ドラ
ム77の支軸77aが回転自在に取付けられている。
【0041】設置台74の他端部には駆動モータ78が
固定してあり、この駆動モータ78の出力軸に掛装して
あるチェーン78aは、巻取ドラム77の支軸77aの
端部に取付けたスプロケット77bに掛装してある。従
って、この駆動モータ78の回転力により巻取ドラム7
7が回転駆動される。そして、上述した索条体62の他
端部は筒状体を介して巻取ドラム77の外周面に固定さ
れている。尚、巻取ドラム77に索条体62が巻取られ
た状態にあれば、折畳み式仮設屋根100は、折畳み収
納された状態となる。
【0042】そして、この巻取装置70の下側フランジ
72には、図2あるいは図11に示したように、支持杆
200と同じ径を有する立設杆80が固定されるのであ
り、この立設杆80の下端にはフランジ81が設けてあ
る。このフランジ81を介して当該折畳み式仮設屋根1
00は、橋梁等の建設現場に立設した支持杆200上に
固定されるのである。
【0043】本実施例の折畳み式仮設屋根100は、以
上のような構成からなるものであって、次にその使用例
について説明するが、この折畳み式仮設屋根100は、
図15に示すように、これを後述するように折り畳んで
から、運搬ケース90に収納して、保管あるいは運搬さ
れるものである。また、この折畳み式仮設屋根100
は、図16に示すように、その運搬車や施工現場に対す
る出し入れを、クレーン210を利用して行われるもの
である。
【0044】この折畳み式仮設屋根100を施工現場で
使用するには、先ず、図11に示すように基礎Aととも
にその中心に支持杆200を地中に埋設した後、この支
持杆200の上側に、巻取手段70の下側に一体化して
ある立設杆80を、そのフランジ81を利用して固定す
る。
【0045】その後、巻取手段70の駆動モータ78を
始動させると、チェーン78a及びスプロケット78b
を介して巻取ドラム77が回転駆動されて、各索条体6
2が巻き戻され、同図(ロ)の如くその一端部に取付け
た可動体20が支柱10に沿って自重により降下する。
これに伴って、各連結杆40は、その自重により上端部
が開脚する一方、シート材50が張設された各骨組材3
0は、その下端部が開脚するのである。そして、図7に
示したように、垂下板24の下端部に設けた円板27が
ストッパ12に接触すると、可動体20はその最降下位
置にて停止するのである。以上のようにして、当該折畳
み式仮設屋根100は、その外縁部が外側下方に傾斜し
た状態で開放されることになるのである。
【0046】この場合において、可動体20のガイド部
材28は、図6に示したように、支柱10のレール11
に嵌合させてあるため、可動体20は支柱10に対して
回動せずにスムーズに降下することとなり、また折畳み
式仮設屋根100に風荷重等の外力が加わっても、可動
体20にかかる捩じりモーメントを大幅に軽減すること
が可能である。
【0047】その後、図11(ロ)のように基礎Aに多
数の鉄筋220を立設するのであるが、折畳み式仮設屋
根100はその外縁部が外側下方に傾斜するように開封
されるため、その下方に形成される作業空間に雨水等が
吹込み難く且つその吹込み範囲も狭いので、雨水等の吹
込み等の支障をきたすことなく連続して施工作業が行え
ることとなる。しかも、折畳み式仮設屋根100のシー
ト材50上に落下した雨水等はその外縁部側に流動する
ため、この雨水等を処理ずべく樋等を別途設ける必要は
なく、また落葉や飛来物等がシート材50上に堆積して
その張設具合に支障を与えるようなこともなくて、作業
等の安全性も確保できる。
【0048】さらに、一端部が可動体20に固定される
索条体62の他端部は、支柱10を利用してその内部に
挿通してなるため、この索条体62を挿通するための挿
通孔をシート材50に設ける必要もなくて外観体裁も良
好なものとなる。
【0049】次に、図11(ハ)の如くコンクリートを
打設して橋台を下方側から形成していくのであるが、こ
の橋台の寸法に応じて仮設屋根を支持杆200から取外
し、この支持杆200にさらに支持杆200を接続して
仮設屋根を再度取付けて作業を行い、橋台を施工する。
尚、この支持杆200及びこれに後から連結される他の
支持杆200は、図13及び図14に示したように、橋
台内に埋設された状態で存置されるものであり、橋台が
完了した場合には、橋台上の例えば自動車道路の排水管
として使用されるのである。
【0050】また、この折畳み式仮設屋根100を折畳
む場合は、巻取手段70の駆動モータ78により巻取ド
ラム57を回転駆動して各索条体62を巻取ればよいの
であるが、折畳み式仮設屋根100が折畳まれた時点
で、可動体20をブラケット60内のセンサが検知して
駆動モータ78が停止する。
【0051】さらに、この折畳み式仮設屋根100の使
用方法を、その全体の動かし方を中心に説明すると、図
17〜図19に示す通りである。すなわち、図17の
(イ)に示したように、当該折畳み式仮設屋根100を
使用して一定の工事が済めば、図17の(ロ)に示した
ように、図16に示したクレーン210のフック211
を、降下したままの位置にある可動体20の一部に掛合
させるのである。この作業は、人手に頼らざるを得ない
のであるが、作業者は可動体20が降下しているため、
支柱10の半ばまで登っていけばよい。つまり、作業者
は、低い位置でフック211を掛合させればよいため、
この掛合作業を非常に安全な状態で行えるのである。
【0052】次に、クレーン210を駆動させてフック
211を上昇させれば、図18の(イ)に示したよう
に、可動体20が支柱10上を上昇していき、図18の
(ロ)に示したように、折畳み式仮設屋根100は折り
畳まれるのである。そこで、立設杆80を支持杆200
から外して、当該折畳み式仮設屋根100をさらに吊り
上げるとともに、次の支持杆200を地上に用意するの
である。この用意した支持杆200を、図19の(イ)
に示したように、立設杆80の下端に連結して、この折
畳み式仮設屋根100を再び吊り上げて、図19の
(ロ)に示したように、各支持杆200同士を連結する
のである。そして、フック211を降ろせば、図19の
(ハ)に示したように、当該折畳み式仮設屋根100は
再び展開されるのである。
【0053】尚、かかる仮設屋根は橋台間に橋桁(図示
せず)を施工する場合にも、図12のように橋台の仮設
屋根を支持杆200に取付けて行うことができる。ま
た、本実施形態に係る仮設屋根は全体の構成が非常に簡
易であるため、その製作も用意に且つ安価に行えるとい
う実用的な利点もある。
【0054】また、上記実施形態のように仮設屋根の規
模が比較的大きい場合には、折畳み式仮設屋根100を
折畳み可能な駆動手段を設ける必要があるが、その規模
によっては必ずしも駆動手段を設けなくてもよく、手動
により折畳み式仮設屋根100を折畳んでも構わない。
【0055】その他、支柱10や可動体20等の形状等
の各部の構成も本発明の意図する範囲内に於いては任意
に設計変更自在である。
【0056】叙上の様に、本発明に於いては折畳み式仮
設屋根100がその外縁部側程下方に傾斜して開放され
るために、折畳み式仮設屋根100が外縁部側程上方に
傾斜する従来のものに比して、その下方に形成される空
間に雨水等が吹込み難く且つその吹込み範囲も狭いの
で、雨水等の吹込みに支障を受けずに作業が行えるとい
う格別の効果を得るに至った。
【0057】また、折畳み式仮設屋根100上に落下し
た雨水等はその外縁部側に流動するため、かかる雨水等
を処理すべく従来の如く樋等を別途設ける必要はなく、
また落葉や飛来物等が折畳み式仮設屋根100上に堆積
してシートの張設具合に影響を与えるようなこともなく
て、作業等の安全性も確保できるという特有の効果を奏
する。
【0058】
【発明の効果】以上詳述した通り、請求項1に係る発明
においては、上記実施形態にて例示した如く、「設置箇
所の支持杆200上にて立設固定される支柱10と、こ
の支柱10に外嵌して上下動自在とした可動体20と、
この可動体20に先端が回動自在に連結されて放射状に
展開されることになる複数の骨組材30と、これら各骨
組材30の下側略中央に先端が回動自在に連結され、下
端が支柱10の下端部外周に固定的に設けた支持部材4
1に対して開閉自在に連結された複数の連結杆40と、
各骨組材30上に張設したシート材50を備え、かつ、
可動体20と支持部材41との間をあおり防止ワイヤ2
5によって連結して、可動体20を降下させたとき、各
骨組材30及びこれに張設したシート材50を、支柱1
0の略中央にて、外側下方に向けた傾斜状態で展開さ
せ、設置箇所の上方を覆うようにするとともに、強風に
あったとしても、あおり防止ワイヤ25によって展開さ
れたシート材50等があおられないようにしたこと」
その特徴があり、これにより、自重を利用して展開作業
を行えるようにして、展開時の駆動力を少なくすること
ができ、その展開位置を支柱の略中央にすることによっ
て、雨風が吹き込まない作業空間を形成することができ
て、しかも作業者によるセッティング作業を安全に行う
ことのできる折畳み式仮設屋根100を提供することが
できるのである。特に、この折畳み式仮設屋根100
は、可動体20と支持部材41との間をあおり防止ワイ
ヤ25によって連結して、強風にあったとしても、あお
り防止ワイヤ25によって展開されたシート材50等が
あおられないようにしたから、展開作業時の安全性確保
と、展開されたものの下側に十分な作業空間を形成する
ことができるのである。
【0059】また、請求項2の折畳み式仮設屋根100
によれば、「支柱10の先端にブラケット60を設け、
このブラケット60内に滑車61を回転自在に設けると
ともに、この滑車61に索条体62を装着し、かつ支柱
10を単管状のものとして、この索条体62の一端部を
可動体20に接続し、その他端部を、支柱10に挿通し
てから支柱10の下端に設けた巻取手段70に接続した
こと」にその特徴があり、これにより、上記請求項1に
係る発明と同様な効果を発揮することができる他、開閉
作業を機械的に行うようにする場合に、その各部の作動
を安全に行うようにすることができ、しかも各部の耐久
性を向上させることのできる折畳み式仮設屋根100を
提供することができるのである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る折畳み式仮設屋根を橋台上に展開
した状態を示す斜視図である。
【図2】同折畳み式仮設屋根を折り畳んだ状態の拡大断
面図である。
【図3】同折畳み式仮設屋根を構成している支柱の先端
に設けられるブラケットを示すもので、(イ)はその正
面側からみた拡大断面図、(ロ)はその側面側からみた
拡大断面図である。
【図4】同折畳み式仮設屋根を構成している支柱に上下
同可能に設けられる可動体の正面側からみた拡大断面図
である。
【図5】同可動体の側面側からみた拡大断面図である。
【図6】同可動体を構成している円板の部分拡大平面図
である。
【図7】支柱上における可動体、ストッパ及び支持部材
の一関係を示す部分拡大正面図である。
【図8】支柱上に固定される連結杆のための支持部材の
平面図である。
【図9】索条体のための巻取手段を示す拡大図で、
(イ)はその縦断面図、(ロ)はその底面図である。
【図10】巻取手段内の巻取ドラムを示す部分拡大正面
図である。
【図11】本発明に係る折畳み式仮設屋根を使用してい
る状態を示すもので、(イ)は立設直後の状態を示す正
面図、(ロ)は最初の作業空間を形成している状態を示
す正面図、(ハ)次の段階の作業空間を形成している状
態を示す正面図である。
【図12】同折畳み式仮設屋根を橋桁に対して使用して
いる状態を示すもので、(イ)は折畳み式仮設屋根を折
り畳んだ状態の正面図、(ロ)は折畳み式仮設屋根を展
開させた状態の正面図である。
【図13】同折畳み式仮設屋根を立設した支持杆の利用
方法を示すもので、(イ)は側面図、(ロ)は平面図で
ある。
【図14】同折畳み式仮設屋根を立設した支持杆の利用
方法を示す正面図である。
【図15】同折畳み式仮設屋根を折り畳んで運搬ケース
内に収納した状態を示す正面図である。
【図16】同折畳み式仮設屋根をクレーンによって吊下
している状態を示す側面図である。
【図17】同折畳み式仮設屋根の全体的な使用方法を示
すもので、(イ)は最初の展開状態を示す正面図、
(ロ)はこれにクレーンのフックを係合させたときの正
面図である。
【図18】同折畳み式仮設屋根の全体的な使用方法を示
すもので、(イ)はクレーンによってその可動体を引き
上げたときの状態を示す正面図、(ロ)はこれをクレー
ンによって完全に引き上げたときの正面図である。
【図19】同折畳み式仮設屋根の全体的な使用方法を示
すもので、(イ)はクレーンによって地上に降ろして、
下端に支持杆を連結した状態を示す正面図、(ロ)はこ
れをクレーンにより橋台上に引き上げて立設したときの
正面図、(ハ)は当該折畳み式仮設屋根を展開した時の
正面図である。
【図20】従来の技術を示す正面図である。
【図21】従来の他の技術を示す正面図である。
【符号の説明】
100 折畳み式仮設屋根 10 支柱 11 レール 12 ストッパ 20 可動体 21 円板 24 垂下板 25 あおり防止ワイヤ 26 ガイドローラ 27 円板 28 ガイド部材 30 骨組材 31 取付片 32 突片 40 連結杆 41 支持杆 50 シート材 60 ブラケット 61 滑車 62 索条体 70 巻取手段 77 巻取ドラム 78 駆動モータ 80 立設杆 81 フランジ 200 支持杆 210 クレーン 211 フック
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 川田 明男 愛知県名古屋市中区三の丸二丁目5番1 号 建設省中部地方建設局内 (72)発明者 平井 佳津美 愛知県名古屋市中区三の丸二丁目5番1 号 建設省中部地方建設局内 (72)発明者 大広 良則 大阪市西区靱本町3丁目5番25号 株式 会社建設企画コンサルタント内 (56)参考文献 特開 平8−35359(JP,A) 特開 昭61−5174(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) E04H 15/28 E04G 21/28

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 設置箇所の支持杆上にて立設固定される
    支柱と、この支柱に外嵌して上下動自在とした可動体
    と、この可動体に先端が回動自在に連結されて放射状に
    展開されることになる複数の骨組材と、これら各骨組材
    の下側略中央に先端が回動自在に連結され、下端が前記
    支柱の下端部外周に固定的に設けた支持部材に対して開
    閉自在に連結された複数の連結杆と、前記各骨組材上に
    張設したシート材を備え、かつ、前記可動体と前記支持
    部材との間をあおり防止ワイヤによって連結して、 前記可動体を降下させたとき、前記各骨組材及びこれに
    張設したシート材を、前記支柱の略中央にて、外側下方
    に向けた傾斜状態で展開させ、前記設置箇所の上方を覆
    うようにするとともに、強風にあったとしても、前記あ
    おり防止ワイヤによって前記展開されたシート材等があ
    おられないようにしたことを特徴とする折畳み式仮設屋
    根。
  2. 【請求項2】 前記支柱の先端にブラケットを設け、こ
    のブラケット内に滑車を回転自在に設けるとともに、こ
    の滑車に索条体を装着し、かつ前記支柱を単管状のもの
    として、 この索条体の一端部を前記可動体に接続し、その他端部
    を、前記支柱に挿通してから前記支柱の下端に設けた巻
    取手段に接続したことを特徴とする請求項1に記載の折
    畳み式仮設屋根。
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