JPH0619716Y2 - 折畳み式仮設屋根 - Google Patents

折畳み式仮設屋根

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JPH0619716Y2
JPH0619716Y2 JP15413887U JP15413887U JPH0619716Y2 JP H0619716 Y2 JPH0619716 Y2 JP H0619716Y2 JP 15413887 U JP15413887 U JP 15413887U JP 15413887 U JP15413887 U JP 15413887U JP H0619716 Y2 JPH0619716 Y2 JP H0619716Y2
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JP
Japan
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temporary roof
tubular
tubular pipe
base
winch
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JP15413887U
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実 上床
邦之 園田
孝次 柳澤
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Taisei Corp
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Taisei Corp
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は屋外建設現場の仮設屋根、博覧会場等の休憩所
等に使用される折畳み式仮設屋根に係るものである。
(従来の技術) 従来、屋外建設現場においては、雨天時の作業に備えて
単管パイプ等で組立てた簡易な架構上に養生シートを架
設していた。
またヘリウムガスが封入された密閉気嚢体よりなる建設
現場を覆う浮上式仮設屋根が提案されている。
(考案が解決しようとする問題点) しかしながら、前者においては構造的に不安定であり、
外観上も美観を損なうという問題点があり、特別な場合
を除いて雨天休業が現状である。
また後者は経済性の点で問題点がある。
(問題点を解決するための手段) 本考案はこのような問題点を解決するために提案された
ものであって、基礎上に固着された筒状ベースに植立さ
れた支柱に筒管を可摺動的に嵌装し、同筒管に基端を枢
着され、且つ放射状に岐出された傘骨状桿体の中間部
と、前記筒管に可摺動的に嵌装された環体との間に夫々
ピンを介して連結桿を連結するとともに、前記各傘骨状
桿体の外側面に亘ってシートを張設し、前記環体と前記
筒管の頂部に突設されたブラケットに夫々配設された滑
車間に架渡された環体昇降索の端部を、前記筒管に装架
されたウインチに捲装するとともに、前記筒管のブラケ
ットと前記支柱の頂部に突設されたブラケットに夫々配
設された滑車間に架渡された筒管昇降索の端部を前記ベ
ースに装架されたウインチに捲装してなることを特徴と
する折畳み式仮設屋根に係るものである。
(作用) 本考案はこのように構成されているので、雨天時には筒
管に装架されたウインチを操作して、環体昇降索を弛め
ると自重によって環体を筒管に沿って下降させると、前
記筒管に放射状に配設され、且つ基端部が同筒に枢着さ
れた傘骨状桿体の中間部と前記環体とが夫々ピンを会し
て連結桿が連結されているため、前記傘骨状桿体及び連
結桿が筒管の外側に展開され、傘骨状桿体の外側面に亘
って張設されたシートが洋傘を逆さに開いた状態に展開
され、仮設屋根を構成する。
更に前記ベースに装架されたウインチを操作して、筒管
昇降索を捲上げることによって、前記筒管とベースに植
立された支柱に沿って上昇させ、傘状に展開した前記仮
設屋根を所定の高さまで上昇する。
また、晴天時、及び強風時は、前記ベースに装架された
ウインチを操作して、筒管昇降索を弛め、傘状に展開さ
れた仮設屋根部を支持する筒管を自重によってベースま
で下降させ、しかるのち、同筒管に装架されたウインチ
を操作して環体昇降索を捲取り、環体を筒管に沿って上
昇させ、前記傘骨状桿体及び連結桿を筒管の外周に閉縮
して、仮設屋根を折畳む。
(実施例) 以下本考案を図示の実施例について説明する。
(1)はスラブ上に固着される筒状ベースで、下端部外周
にアンカーボルトを介してスラブに固定される半円形盤
(1a)を具えた一双の半円筒体(1b)より構成されている。
(2)は筒状ベース(1)に貫挿され、同ベース(1)にボルト
で固定される支柱で、同支柱(2)に筒管(3)が昇降自在に
嵌装されている。
同筒管(3)には環体(4)が昇降自在に嵌装され、同環体
(4)に装架された滑車(5)と、筒管(3)の上端部より突設
されたブラケット(6)に装架された滑車(7)との間に亘っ
て環体昇降索(8)が架渡され、同索(8)の先端は環体(4)
に繋着され、他端は筒管(3)に装架されたウインチ(9)に
捲装されている。
前記筒管(3)の外周に傘骨状桿体(10)が放射状に配設さ
れるとともに、基端部が前記筒管(3)にピン(11)を介し
て枢着され、前記各桿体(10)の中間部と環体(4)の外周
部との間に夫々ピン(12)(13)を介して連結桿(14)が連結
され、更に各傘骨状桿体(10)の外側面に亘って不浸透性
シート(15)が被覆されている。
また筒管(3)のブラケット(6)及び支柱(2)の頂部ブラケ
ット(16)に夫々装架された滑車(17)(18)に亘って筒管昇
降索(19)が架渡され、同索(19)の一端はブラケット(6)
に繋着され、他端は筒状ベース(1)に装架されたウイン
チ(20)に捲装されている。
図中(21)は筒管(3)の外周に取付けられた雨樋、(22)は
同雨樋(21)に接続された排水ホースである。
図示の実施例は前記したように構成されているので、組
立に際しては前記筒状ベース(1)をアンカーボルト(23)
を介してスラブ(24)に固定する。(第8図及び第9図参
照) 一方、前記筒管(3)を傘骨状桿体(10)、環体(4)及び連結
桿(14)よりなる仮設屋根骨組を組付けてベース(1)上に
仮置きする。(第10図参照) 次いで支柱(2)を筒管(3)に貫通してベース(1)内に貫挿
し、ボルトでベース(1)に固定する。(第11図参照) しかるのちウインチ(9)によって環体昇降索(8)を弛める
と前記仮設屋根骨組は自重で筒管(3)に沿って下降し、
傘骨状桿体(10)が拡開する。(第12図参照) この状態で同各桿体(10)の外周面にシート(15)を張設し
て仮設屋根本体を構成したのち、(第12図参照)ウイ
ンチ(20)によって筒管昇降索(19)を捲取り、筒管(3)を
支柱(2)に沿って上昇させ、仮設屋根本体を所定の高さ
に上昇させ、同仮設屋根の下で作業を行なうものであ
る。(第13図参照) 次に晴天時及び強風時にはウインチ(20)を操作して筒管
昇降索(19)を弛め、筒管(3)を仮設屋根本体とともにベ
ース(1)上まで下降し、ウインチ(9)によって環体昇降索
(8)を捲取り、環体(4)を筒管(3)に沿って上昇させるこ
とによって、仮設屋根本体を閉縮するものである。(第
14図参照) 次に躯体工事の進捗に伴って仮設屋根を上昇させる場
合、第N階(F)の躯体工事が完了すると第N−1
階、(FN-1)のベース(1)を第15図から第16図に示
すように第(N+1)階(FN+1)に盛替え、ウインチ
(20)を操作して仮設屋根本体を下降させベース(1)上に
載置し、(第16図参照)、ウインチ(9)によって昇降
索(8)を捲取り、仮設屋根本体を折畳むとともに、第N
階(F)のベース(1)のウインチ(20)に捲装された昇
降索(19)を支柱(2)の最下部に取付け、第N階(F
及び第(N+1)階(FN+1)のベース(1)と支柱(2)と
の固定を弛め、(第17図参照)第N階(N)のベー
ス(1)部分のウインチ(20)を操作して昇降索(19)を捲取
り、支柱(2)を所定高さまで上昇させ、再び第N階(F
)と第(N+1)階(FN+1)のベース(1)と支柱(2)
とを固定する。(第18図参照) 次いで筒管昇降索(19)を第(N+1)階(FN+1)のベ
ース(1)に装架されたウインチ(20)に盛替え、仮設屋根
本体をウインチ(9)の操作によって展開するとともに、
(第19図参照)前記ウインチ(20)を操作して仮設屋根
本体を所定高さまで上昇させ、第(N+1)階
(FN+1)の躯体工事を開始する。(第20図参照) また前記実施例に示すように仮設屋根(a)を第21図及
び第22図に示すように建造物の平面を分割した正方形
パターン図に合わせて設置することによって、広い面積
を仮設屋根(a)で覆うことができる。
第23図は正6角形パターン図に合わせて仮設屋根を配
設した場合を示し、かくして小規模の建物から大規模の
建物にまで採用できる。
(考案の効果) このように本考案に係る仮設屋根によれば、筒管に基端
を枢着された放射状に岐出する傘骨状桿体の中間部と、
前記筒管に可摺動的に嵌装された環体との間を夫々ピン
を介して連結桿を連結するとともに、傘骨状桿体の外側
面にシートを張設して仮設屋根本体を構成し、同本体の
筒管を基礎に固着された筒状ベースに植立された支柱に
可摺動的に嵌装し、筒管に装架されたウインチによって
環体昇降索を昇降することによって、前記仮設屋根本体
を傘状に開閉して雨天時及び晴天時、強風時にも仮設屋
根を常設することができる。
また前記ベースに装架されたウインチによって筒管昇降
索を昇降することによって、仮設屋根本体を支柱に沿っ
て昇降させ、任意の位置にセットすることができる。
また本考案に係る仮設屋根は前記従来の浮上式仮設屋根
に比して経済的である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る折畳み式仮設屋根の一実施例を示
す斜視図、第2図は仮設屋根本体の骨組を示す部分正面
図、第3図,第4図,第5図及び第6図は夫々第2図の
矢視A−A、矢視B−B図、矢視C−C図及び矢視D−
D図、第7図は環体及び昇降索の架設状態を示す展開
図、第8図はベース取付部を示す縦断面図、第9図乃至
第14図は仮設屋根の組立工程図、第15図乃至第20
図は仮設屋根の上昇過程を示す工程図、第21図は仮設
屋根の配置例を示す平面図、第22図はその縦断面図、
第23図は仮設屋根の他の配置例を示す平面図である。 (1)…ベース、(2)…支柱 (3)…筒管、(4)…環体 (5)…滑車、(6)…ブラケット (7)…滑車、(8)…環体昇降索 (9)…ウインチ、(10)…傘骨状桿体 (11)(12)(13)…ピン (14)…連結桿 (15)…シート、(16)…ブラケット (17)(18)…滑車、(19)…筒管昇降索 (20)…ウインチ

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】基礎上に固着された筒状ベースに植立され
    た支柱に筒管を可摺動的に嵌装し、同筒管に基端を枢着
    され、且つ放射状に岐出された傘骨状桿体の中間部と、
    前記筒管に可摺動的に嵌装された環体との間に夫々ピン
    を介して連結桿を連結するとともに、前記各傘骨状桿体
    の外側面に亘ってシートを張設し、前記環体と前記筒管
    の頂部に突設されたブラケットに夫々配設された滑車間
    に架渡された環体昇降索の端部を、前記筒管に装架され
    たウインチに捲装するとともに、前記筒管のブラケット
    と前記支柱の頂部に突設されたブラケットに夫々配設さ
    れた滑車間に架渡された筒管昇降索の端部を前記ベース
    に装架されたウインチに捲装してなることを特徴とする
    折畳み式仮設屋根。
JP15413887U 1987-10-09 1987-10-09 折畳み式仮設屋根 Expired - Lifetime JPH0619716Y2 (ja)

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JPH0161369U JPH0161369U (ja) 1989-04-19
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