JPS5912827B2 - 塔状建造物の解体工法および解体用足場装置 - Google Patents
塔状建造物の解体工法および解体用足場装置Info
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- JPS5912827B2 JPS5912827B2 JP51060923A JP6092376A JPS5912827B2 JP S5912827 B2 JPS5912827 B2 JP S5912827B2 JP 51060923 A JP51060923 A JP 51060923A JP 6092376 A JP6092376 A JP 6092376A JP S5912827 B2 JPS5912827 B2 JP S5912827B2
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- chain band
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- E—FIXED CONSTRUCTIONS
- E04—BUILDING
- E04G—SCAFFOLDING; FORMS; SHUTTERING; BUILDING IMPLEMENTS OR AIDS, OR THEIR USE; HANDLING BUILDING MATERIALS ON THE SITE; REPAIRING, BREAKING-UP OR OTHER WORK ON EXISTING BUILDINGS
- E04G3/00—Scaffolds essentially supported by building constructions, e.g. adjustable in height
- E04G3/24—Scaffolds essentially supported by building constructions, e.g. adjustable in height specially adapted for particular parts of buildings or for buildings of particular shape, e.g. chimney stacks or pylons
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- E04G—SCAFFOLDING; FORMS; SHUTTERING; BUILDING IMPLEMENTS OR AIDS, OR THEIR USE; HANDLING BUILDING MATERIALS ON THE SITE; REPAIRING, BREAKING-UP OR OTHER WORK ON EXISTING BUILDINGS
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- E04G3/24—Scaffolds essentially supported by building constructions, e.g. adjustable in height specially adapted for particular parts of buildings or for buildings of particular shape, e.g. chimney stacks or pylons
- E04G3/243—Scaffolds essentially supported by building constructions, e.g. adjustable in height specially adapted for particular parts of buildings or for buildings of particular shape, e.g. chimney stacks or pylons following the outside contour of a building
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- Engineering & Computer Science (AREA)
- Architecture (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Civil Engineering (AREA)
- Structural Engineering (AREA)
- Movable Scaffolding (AREA)
- Working Measures On Existing Buildindgs (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は塔状建造物の解体工法およびそれに使用される
解体用足場装置に関するものである。
解体用足場装置に関するものである。
従来、塔状建造物を解体するには被解体物の下部を切断
して被解体物全部を一度に横倒しにする工法や被解体物
の周囲に足場を組上げてブレーカ−、ハンマー等で解体
する工法が採用されているが、前者の工法では被解体物
の周囲に広い空地がないと実施ができず、現実には全く
不可能な工法であり、後者の工法では足場を組込む際、
相当な手数がかかり作業能率が極めて悪い許りでなく、
多くの危険が伴い作業の安全性を図ることができない欠
点があり、とくに高い煙突などでは、足場の組立自体が
実際上不可能であった。
して被解体物全部を一度に横倒しにする工法や被解体物
の周囲に足場を組上げてブレーカ−、ハンマー等で解体
する工法が採用されているが、前者の工法では被解体物
の周囲に広い空地がないと実施ができず、現実には全く
不可能な工法であり、後者の工法では足場を組込む際、
相当な手数がかかり作業能率が極めて悪い許りでなく、
多くの危険が伴い作業の安全性を図ることができない欠
点があり、とくに高い煙突などでは、足場の組立自体が
実際上不可能であった。
そこで、特開昭49−38401号に開示されているよ
うに、解体作業を行う上部足場体と、下部足場体とを油
圧シリンダー装置を介して連結し、自昇時可能な足場装
置として用い、これらの上下部足場体を上記油圧シリン
ダー装置の伸縮作動により交互に昇降させて被解体物を
解体するようにした工法が提供されているが、かかる工
法は上下部足場体を昇降させる操作が複雑であるばかり
でなく、上部足場体と下部足場体の被解体物への固定手
段が煩雑であり、特に上部足場体を上昇させるときの固
定点が下部足場体であって、常に上部足場体の下方に位
置しているため、上昇作動工程の際に上下間に内周方向
への捩りモーメントを生じ、上部足場体が不安定となり
、被解体物に対して上部足場体を水平に保持する操作が
面倒で作業性が極めて悪い欠点がある。
うに、解体作業を行う上部足場体と、下部足場体とを油
圧シリンダー装置を介して連結し、自昇時可能な足場装
置として用い、これらの上下部足場体を上記油圧シリン
ダー装置の伸縮作動により交互に昇降させて被解体物を
解体するようにした工法が提供されているが、かかる工
法は上下部足場体を昇降させる操作が複雑であるばかり
でなく、上部足場体と下部足場体の被解体物への固定手
段が煩雑であり、特に上部足場体を上昇させるときの固
定点が下部足場体であって、常に上部足場体の下方に位
置しているため、上昇作動工程の際に上下間に内周方向
への捩りモーメントを生じ、上部足場体が不安定となり
、被解体物に対して上部足場体を水平に保持する操作が
面倒で作業性が極めて悪い欠点がある。
本発明は上記の如き欠点を一掃すべく創案されたもので
あって、その主な目的は、被解体物の周囲に巻着けた上
下2段の緊縛手段とその両者に両端を係着する複数の伸
縮装置とによって、被解体物に沿って「尺取虫式」に昇
降するクライミング装置を構成し、これに上下2段の足
場体を一体に枠組みした足場装置を組合わせ、クライミ
ング装置の昇降動作のうち、上部の緊縛手段を固定し、
伸縮装置を収縮するときのみ足場装置を吊上げて上昇さ
せ、伸縮装置を伸長するときのみ足場装置を吊下げて下
降させることにより、足場装置を安定して一体に昇降さ
せ、被解体物の頂部へ上昇させてのち、解体作業を順次
下方へ進めるに伴って下降させていく工法を提供するこ
とにある。
あって、その主な目的は、被解体物の周囲に巻着けた上
下2段の緊縛手段とその両者に両端を係着する複数の伸
縮装置とによって、被解体物に沿って「尺取虫式」に昇
降するクライミング装置を構成し、これに上下2段の足
場体を一体に枠組みした足場装置を組合わせ、クライミ
ング装置の昇降動作のうち、上部の緊縛手段を固定し、
伸縮装置を収縮するときのみ足場装置を吊上げて上昇さ
せ、伸縮装置を伸長するときのみ足場装置を吊下げて下
降させることにより、足場装置を安定して一体に昇降さ
せ、被解体物の頂部へ上昇させてのち、解体作業を順次
下方へ進めるに伴って下降させていく工法を提供するこ
とにある。
本発明の他の目的は、上記緊縛手段を所要数のバンドユ
ニットで形成されるチェートバンドと油圧シリンダーと
を連接して構成し、この緊縛手段に上記複数の伸縮装置
を水平方向に移動可能に係着し、さらにこの伸縮装置と
足場装置との組合わせは足場装置の作業面を水平に保持
するための姿勢制御手段を介して行なうことによって、
被解体物の円周長の増減変化に対応し得るような解体工
事に使用する足場装置を提供することにある。
ニットで形成されるチェートバンドと油圧シリンダーと
を連接して構成し、この緊縛手段に上記複数の伸縮装置
を水平方向に移動可能に係着し、さらにこの伸縮装置と
足場装置との組合わせは足場装置の作業面を水平に保持
するための姿勢制御手段を介して行なうことによって、
被解体物の円周長の増減変化に対応し得るような解体工
事に使用する足場装置を提供することにある。
以下に本発明の構成を図面に示された一実施例について
説明する。
説明する。
まず第1図において、Aは鉄筋コンクリート造の煙突で
例示する被解体物であり、Bは煙突Aの周囲に設けられ
る足場装置、Cはクライミング装置であって、足場装置
Bとクライミング装置Cとは先ず地上で煙突Aの周囲に
組立てられ、所要のコンクリート用破壊装置Eを足場装
置B上に積込み、クライミング装置Cが煙突Aの外面に
そって上昇するとき、足場装置Bはそれに伴って引きあ
げられ、煙突Aの頂部に到達したならば破壊装置Eを煙
突Aに装置″して図の態様となり、以後はクライミング
装置Cを順次に下降させながら解体工事を順次下方に向
かって進めるのである。
例示する被解体物であり、Bは煙突Aの周囲に設けられ
る足場装置、Cはクライミング装置であって、足場装置
Bとクライミング装置Cとは先ず地上で煙突Aの周囲に
組立てられ、所要のコンクリート用破壊装置Eを足場装
置B上に積込み、クライミング装置Cが煙突Aの外面に
そって上昇するとき、足場装置Bはそれに伴って引きあ
げられ、煙突Aの頂部に到達したならば破壊装置Eを煙
突Aに装置″して図の態様となり、以後はクライミング
装置Cを順次に下降させながら解体工事を順次下方に向
かって進めるのである。
次に第2図以下にもとづいて詳細に説明すると、足場装
置Bの構成において、1は上部足場体1aおよび下部足
場体1bからなる上下部足場体であって、該上下部足場
体1は垂直の連結用支持杆2を介し所定間隔りを隔てて
上下に一体的に組立てられ枠組体3となっている。
置Bの構成において、1は上部足場体1aおよび下部足
場体1bからなる上下部足場体であって、該上下部足場
体1は垂直の連結用支持杆2を介し所定間隔りを隔てて
上下に一体的に組立てられ枠組体3となっている。
上記枠組体3,3.・・・は被解体物Aの外方に適間隔
を配して所要数放射状に配置され、該枠組体3.3.・
・・上には、第7図に示すように異径の環状体をそれぞ
れ所要数交換自在に連接させて同心円状に構成すべく足
場板4,4a、4b、・・・を環状に敷込んで、全体と
して足場装置Bを構成している。
を配して所要数放射状に配置され、該枠組体3.3.・
・・上には、第7図に示すように異径の環状体をそれぞ
れ所要数交換自在に連接させて同心円状に構成すべく足
場板4,4a、4b、・・・を環状に敷込んで、全体と
して足場装置Bを構成している。
5は前記枠組体3,3.・・・に立設した外方の支柱で
あって、該支柱5の上端部には天蓋取付部5aが形成さ
れている。
あって、該支柱5の上端部には天蓋取付部5aが形成さ
れている。
以上の構成により、足場装置Bは上部足場体1aの上面
と下部足場体1b上の枠組体3,3の間において連結用
支持枠2゜2に支障なく高さDの作業空間を確保してい
る。
と下部足場体1b上の枠組体3,3の間において連結用
支持枠2゜2に支障なく高さDの作業空間を確保してい
る。
次に、クライミング装置Cについて説明すると、6はク
ライミング装置Cの1主要部をなすクライミング用の油
圧シリンダーであって、該油圧シリンダー6の筒部6a
−側部は取付金具7および枢支軸8を介して上記連結用
支持杆2の下部において被解体物A側の側面に着脱自在
に枢着されており、かつ該油圧シリンダー6の作動部6
bには足場姿勢制御用油圧シリンダー9が水平に着脱自
在に挿通保持され、その作動部9a先端部には前記連結
用支持杆2の上部において、これに対し摺動自在に外嵌
したガイド環10が固定され、これによって連結用支持
杆2は上部下部の足場体1a。
ライミング装置Cの1主要部をなすクライミング用の油
圧シリンダーであって、該油圧シリンダー6の筒部6a
−側部は取付金具7および枢支軸8を介して上記連結用
支持杆2の下部において被解体物A側の側面に着脱自在
に枢着されており、かつ該油圧シリンダー6の作動部6
bには足場姿勢制御用油圧シリンダー9が水平に着脱自
在に挿通保持され、その作動部9a先端部には前記連結
用支持杆2の上部において、これに対し摺動自在に外嵌
したガイド環10が固定され、これによって連結用支持
杆2は上部下部の足場体1a。
1bを連結するとともに、油圧シリンダー6を傾動可能
に支持し、クライミング装置Cと足場装置Bの間に作用
する力を伝える機能をもっている。
に支持し、クライミング装置Cと足場装置Bの間に作用
する力を伝える機能をもっている。
従って、油圧シリンダー6の下部は直接下部足場体1b
に軸着されてもよい。
に軸着されてもよい。
次に、クライミング装置Cの他の主要部をなす緊縛手段
について説明すると、11は被解体物Aに対して、その
外周を取巻くように環状に組込まれた上部チェーンバン
ドであって、該上部チェーンバンド11は第5図示のよ
うに両端に連結部12a、12bを形成し、−側部にレ
ール13を一体的に突成したバンドユニット12をピン
軸14を介して多数連結し、該多数連結されたバンドユ
ニットの両末端部を第6図に示すように油圧シリンダー
15の両端部15a、15bを前記バンドユニット12
の両端部12a 、12bに対応させることによって同
様にピン軸14を介して連結し、環状に構成し、第4図
のように被解体物Aの周囲に水平に装着される。
について説明すると、11は被解体物Aに対して、その
外周を取巻くように環状に組込まれた上部チェーンバン
ドであって、該上部チェーンバンド11は第5図示のよ
うに両端に連結部12a、12bを形成し、−側部にレ
ール13を一体的に突成したバンドユニット12をピン
軸14を介して多数連結し、該多数連結されたバンドユ
ニットの両末端部を第6図に示すように油圧シリンダー
15の両端部15a、15bを前記バンドユニット12
の両端部12a 、12bに対応させることによって同
様にピン軸14を介して連結し、環状に構成し、第4図
のように被解体物Aの周囲に水平に装着される。
そして、上記油圧シリンダー15の伸縮作動によって上
部チェーンバンド11を被解体物Aの外壁に対し環状に
緊締弛緩自在となし得るようになっている。
部チェーンバンド11を被解体物Aの外壁に対し環状に
緊締弛緩自在となし得るようになっている。
また、上記上部チェーンバンド11は被解体物Aの円周
長に対応させるべく、バンドユニット12の個数をピン
軸14を介して任意に増減することができるようになっ
ており、また上記バンドユニット12の内面12Cは第
5図C−に示すように主として水平方向に粗面に形成さ
れており、被解体物Aへの当接摩擦力を増大させて緊締
固定時の滑落を防止している。
長に対応させるべく、バンドユニット12の個数をピン
軸14を介して任意に増減することができるようになっ
ており、また上記バンドユニット12の内面12Cは第
5図C−に示すように主として水平方向に粗面に形成さ
れており、被解体物Aへの当接摩擦力を増大させて緊締
固定時の滑落を防止している。
なお、その上下端縁部の九面取12c′は上部チェーン
バンド11の上下移動を容易にさせるためのものである
。
バンド11の上下移動を容易にさせるためのものである
。
一方、下部チェーンバンド16は前記上部チェーンバン
ド11と同様に構成されている。
ド11と同様に構成されている。
前記クライミング装置Cを構成するにあたり、油圧シリ
ンダー6の上下端における上部下部のチェーンバンド1
1.16への係着を第3図、第4図によって説明すると
、17.17aは前記油圧シリンダー6の筒部6aおよ
び作動部6bからそれぞれチェーンバンド16,11に
対向して突設されたブラケットであって、該ブラケット
17゜17aの上部にはバンドユニット12のレール1
3上面に沿って回動する左右一対の垂直荷重用ローラー
18,1Bが水平軸18aを介して軸架され、また、各
ブラケット17,17aの一側部には上記レール13の
内壁面に沿って回動する上下一対の水平荷重用ローラー
19,19が垂直軸19aを介して回動自在に軸架され
ている。
ンダー6の上下端における上部下部のチェーンバンド1
1.16への係着を第3図、第4図によって説明すると
、17.17aは前記油圧シリンダー6の筒部6aおよ
び作動部6bからそれぞれチェーンバンド16,11に
対向して突設されたブラケットであって、該ブラケット
17゜17aの上部にはバンドユニット12のレール1
3上面に沿って回動する左右一対の垂直荷重用ローラー
18,1Bが水平軸18aを介して軸架され、また、各
ブラケット17,17aの一側部には上記レール13の
内壁面に沿って回動する上下一対の水平荷重用ローラー
19,19が垂直軸19aを介して回動自在に軸架され
ている。
20は水平移動用油圧ピストンモーターであって、該水
平移動用油圧ピストンモーター20は上記ブラケット1
7.17aの取付部17’、17a’に固定され、その
ケース20a外周面はゴム等で被覆するなど適宜滑止め
処置が施されている。
平移動用油圧ピストンモーター20は上記ブラケット1
7.17aの取付部17’、17a’に固定され、その
ケース20a外周面はゴム等で被覆するなど適宜滑止め
処置が施されている。
而して、上記油圧ピストンモーター20のケース20a
はレール13の外側面に沿って回動し、前記クライミン
グ用油圧シリンダ−6を水平荷重用ローラー19,19
との挟持によりレール13に沿って水平方向に移動し得
るようになっている。
はレール13の外側面に沿って回動し、前記クライミン
グ用油圧シリンダ−6を水平荷重用ローラー19,19
との挟持によりレール13に沿って水平方向に移動し得
るようになっている。
また、上記油圧ピストンモーター20はレール13に対
し適度の当接押圧力を保持すべくそのブラケット17,
17aへの取付位置がレール13に対し移動可能に構成
されている。
し適度の当接押圧力を保持すべくそのブラケット17,
17aへの取付位置がレール13に対し移動可能に構成
されている。
21は解体作業の炎天下又は雨天時の保護のために足場
装置Bの態様として設けられる天蓋であって、該天蓋2
1はその骨杆22が前記支柱5の天蓋取付部5aに摺動
自在に貫挿支持され、被解体物Aと足場装置Bの上方を
覆うシート材などを張って着脱自在に架設されている。
装置Bの態様として設けられる天蓋であって、該天蓋2
1はその骨杆22が前記支柱5の天蓋取付部5aに摺動
自在に貫挿支持され、被解体物Aと足場装置Bの上方を
覆うシート材などを張って着脱自在に架設されている。
22aは上記天蓋21の中心に位置して、放射状に配設
される骨杆22を軸支するボールコネクターであって、
該ボールコネクター223の下部にはフック22bが取
付けられており、該フック22bには、ワイヤーロープ
23を介して解体用の破壊装置Eを吊持する。
される骨杆22を軸支するボールコネクターであって、
該ボールコネクター223の下部にはフック22bが取
付けられており、該フック22bには、ワイヤーロープ
23を介して解体用の破壊装置Eを吊持する。
該破壊装置Eには各種の公知機器を採用可能であって、
本実施例では大型油圧シリンダー24が被解体物Aの対
向内壁面間に回動自在に吊下されている。
本実施例では大型油圧シリンダー24が被解体物Aの対
向内壁面間に回動自在に吊下されている。
25は上記解体用大型油圧シリンダー24の作動部24
a先端に固定したハンマーヘッド、26は球座27を介
して上記油圧シリンダー24の筒部に装着した反力板で
ある。
a先端に固定したハンマーヘッド、26は球座27を介
して上記油圧シリンダー24の筒部に装着した反力板で
ある。
28゜29は上記ハンマーヘッド25および反力板26
にそれぞれ固着された破壊装置Eの位置決め用のハンド
ルである。
にそれぞれ固着された破壊装置Eの位置決め用のハンド
ルである。
30は上部足場体1aに載置したガラ落下防止用シート
であって、該シート30はドーナツ形状に形成され、そ
の内方周縁には被解体物Aに対し、上下動固定自在に嵌
合する環状の弾性バンド30aが添着されており、該弾
性バンド30aを介して、上記シート30の内方縁側を
前記上部足場体1aの稍上方に位置する被解体物の外周
壁に固定すると共に上端を天蓋21の骨杆22に止着し
た索条31を介してシート30の外方縁側を上方に吊上
げて上記被解体物の外周面に樋状のガラ受部を形成する
ものである。
であって、該シート30はドーナツ形状に形成され、そ
の内方周縁には被解体物Aに対し、上下動固定自在に嵌
合する環状の弾性バンド30aが添着されており、該弾
性バンド30aを介して、上記シート30の内方縁側を
前記上部足場体1aの稍上方に位置する被解体物の外周
壁に固定すると共に上端を天蓋21の骨杆22に止着し
た索条31を介してシート30の外方縁側を上方に吊上
げて上記被解体物の外周面に樋状のガラ受部を形成する
ものである。
なお、32は足場装置Bの外周面、下面に張設したシー
トカバーである。
トカバーである。
次に叙上の如く構成した本発明の作業工程を説明する。
先ず、煙突等の塔状建造物を解体するにあたっては、該
建造物の最下部において、バンドユニット12を適当数
ピン軸14で帯状に連結したのち、該帯状体のバンドユ
ニットにチェーンバンド緊結用の油圧シリンダー15を
組込んで該油圧シリンダー15を油圧ユニット(図示せ
ず)に連結し、上部チェーンバンド11および下部チェ
ーンバンド16を緊縛手段として上記被解体物Aの外周
を取巻くように環状に装着し、上記油圧シリンダー15
を締付けて上記両チェーンバンド11.16を所定間隔
を配して被解体物外周面の最下部にそれぞれ固定する。
建造物の最下部において、バンドユニット12を適当数
ピン軸14で帯状に連結したのち、該帯状体のバンドユ
ニットにチェーンバンド緊結用の油圧シリンダー15を
組込んで該油圧シリンダー15を油圧ユニット(図示せ
ず)に連結し、上部チェーンバンド11および下部チェ
ーンバンド16を緊縛手段として上記被解体物Aの外周
を取巻くように環状に装着し、上記油圧シリンダー15
を締付けて上記両チェーンバンド11.16を所定間隔
を配して被解体物外周面の最下部にそれぞれ固定する。
次に上部、下部のチェーンバンドIL16へのクライミ
ング用の油圧シリンダー6の係着は、例えば第4図にお
ける緊締用油圧シリンダ−15の連接位置の端部のバン
ドユニット12の小口からブラケット17.17aを介
して装着された垂直荷重用ローラー18,18および水
平荷重用ローラー19.19の群を挿通するか、または
バンドユニット12を一時取外し、予め上記ローラ一群
に装着しておき、これを再び接続することによって行う
ことができる。
ング用の油圧シリンダー6の係着は、例えば第4図にお
ける緊締用油圧シリンダ−15の連接位置の端部のバン
ドユニット12の小口からブラケット17.17aを介
して装着された垂直荷重用ローラー18,18および水
平荷重用ローラー19.19の群を挿通するか、または
バンドユニット12を一時取外し、予め上記ローラ一群
に装着しておき、これを再び接続することによって行う
ことができる。
このようにして油圧シリンダー6を上下両チェーンバン
ド11,16に係着すると共に、該油圧シリンダー6を
前記油圧ユニットに連結した後、油圧ピストンモーター
20を始動させ、油圧シリンダー6をバンドユニット1
2のレール13外側面に沿って所定位置まで移動させる
。
ド11,16に係着すると共に、該油圧シリンダー6を
前記油圧ユニットに連結した後、油圧ピストンモーター
20を始動させ、油圧シリンダー6をバンドユニット1
2のレール13外側面に沿って所定位置まで移動させる
。
以下同様にして所要数の油圧シリンダー6.6・・・を
上下両チェーンバンド11,16に嵌込んで、それぞれ
所定の位置に配置することによって、被解体物Aの周囲
にクライミング装置Cが配設される0 次いで上記各油圧シリンダー6が連結用支持杆2から解
離されている状態から、その外方側において足場装置B
の枠組体3への取付を行う。
上下両チェーンバンド11,16に嵌込んで、それぞれ
所定の位置に配置することによって、被解体物Aの周囲
にクライミング装置Cが配設される0 次いで上記各油圧シリンダー6が連結用支持杆2から解
離されている状態から、その外方側において足場装置B
の枠組体3への取付を行う。
即ち、油圧シリンダー6の筒部6aを連結用支持杆2の
下部において取付金具7に枢着8させ、同シリンダー6
の作動部6bには足場姿勢制御用油圧シリンダーを挿通
ずることによって、予め被解体物Aの周囲に放射状に配
置した枠組体3,3・・・がそれぞれ油圧シリンダー6
に装着される。
下部において取付金具7に枢着8させ、同シリンダー6
の作動部6bには足場姿勢制御用油圧シリンダーを挿通
ずることによって、予め被解体物Aの周囲に放射状に配
置した枠組体3,3・・・がそれぞれ油圧シリンダー6
に装着される。
次いで各枠組体3,3.・・・の上下足場体1−a。
1b上に足場板4,4a、4b・・・を敷込み、各枠組
体相互を適宜水平材を用いて環状に組立てれば、ここに
一体の足場装置Bが完成するとともに、クライミング装
置C′の昇降作動に伴って昇降する解体用の足場装置が
構成される。
体相互を適宜水平材を用いて環状に組立てれば、ここに
一体の足場装置Bが完成するとともに、クライミング装
置C′の昇降作動に伴って昇降する解体用の足場装置が
構成される。
上記は被解体物Aの周囲にクライミング装置Cを装着し
その外方に足場装置Bを組付ける工程によっているが、
足場装置Bとクライミング装置Cとは元来機能上別体で
あるから、先ず被解体物Aの周囲に足場装置Bを配設し
、この内方にクライミング装置Cを係着させ、その後に
上下部のチェーンバンドの巻着けを完結させる工程によ
ってもよい。
その外方に足場装置Bを組付ける工程によっているが、
足場装置Bとクライミング装置Cとは元来機能上別体で
あるから、先ず被解体物Aの周囲に足場装置Bを配設し
、この内方にクライミング装置Cを係着させ、その後に
上下部のチェーンバンドの巻着けを完結させる工程によ
ってもよい。
そこで、上部足場体1aには解体用破壊装置E及び必要
資材を、また下部足場体1bには油圧ユニットおよびそ
の他の機器(図示せず)をそれぞれ載置し、さらに上下
部足場体la、 1bの外周面にはシーナカバー32を
張設したのち、上部チェーンバンド11の緊締用油圧シ
リンダ−15を伸長させて該上部チェーンバンド11を
弛めると共に、前記クライミング用油圧シリンダ−6を
伸長させて上部チェーンバンド11を被解体物Aの外周
面に沿って所定高さ上昇させ、その位置で油圧シリンダ
ー15を収縮させると、該上部チェーンバンド11は被
解体物Aの外周面に対し、強固に緊結固定され足場装置
Bの上昇が開始される態勢となる。
資材を、また下部足場体1bには油圧ユニットおよびそ
の他の機器(図示せず)をそれぞれ載置し、さらに上下
部足場体la、 1bの外周面にはシーナカバー32を
張設したのち、上部チェーンバンド11の緊締用油圧シ
リンダ−15を伸長させて該上部チェーンバンド11を
弛めると共に、前記クライミング用油圧シリンダ−6を
伸長させて上部チェーンバンド11を被解体物Aの外周
面に沿って所定高さ上昇させ、その位置で油圧シリンダ
ー15を収縮させると、該上部チェーンバンド11は被
解体物Aの外周面に対し、強固に緊結固定され足場装置
Bの上昇が開始される態勢となる。
次に下部チェーンバンド16を弛め、上部チェーンバン
ド11を固定点としてクライミング用油圧シリンダ−6
を収縮作動させれば、該クライミング用油圧シリンダ−
6の筒部6aが上昇するのに伴って下部チェーンバンド
16も上昇し、それと同時に連結用支持杆2の下部を介
して枠組体3が上昇し、連結用支持杆2の上部は油圧シ
リンダー6の作動部6bに摺動して誘導案内され、足場
装置Bは上記油圧シリンダー6の収縮範囲だけ吊上げら
れて上昇する。
ド11を固定点としてクライミング用油圧シリンダ−6
を収縮作動させれば、該クライミング用油圧シリンダ−
6の筒部6aが上昇するのに伴って下部チェーンバンド
16も上昇し、それと同時に連結用支持杆2の下部を介
して枠組体3が上昇し、連結用支持杆2の上部は油圧シ
リンダー6の作動部6bに摺動して誘導案内され、足場
装置Bは上記油圧シリンダー6の収縮範囲だけ吊上げら
れて上昇する。
次にこの上昇位置で下部チェーンバンド16を被解体物
Aの外周面に緊締固定し、足場装置Bの全体の荷重を支
持した状態にし、上部チェーンバンド11を緩め、油圧
シリンダー6を伸長させると、その作動部6bは連結用
支持杆2の上方へ摺動し、一方において作動部6bに係
着された上部チェーンバンド11が吊りあげられ、そこ
で緊締されれば、上部チェーンバンド11は新しい上方
の位置に盛り替えられたことになり、クライミング装置
Cは新しい位置で最初の姿勢をとることになる。
Aの外周面に緊締固定し、足場装置Bの全体の荷重を支
持した状態にし、上部チェーンバンド11を緩め、油圧
シリンダー6を伸長させると、その作動部6bは連結用
支持杆2の上方へ摺動し、一方において作動部6bに係
着された上部チェーンバンド11が吊りあげられ、そこ
で緊締されれば、上部チェーンバンド11は新しい上方
の位置に盛り替えられたことになり、クライミング装置
Cは新しい位置で最初の姿勢をとることになる。
以上の工程は、クライミング装置Cについては被解体物
Aに対して緊縛手段を交互に緊締し、ここに油圧シリン
ダー6の反力をとって、その伸縮作動によって[尺取虫
式)に上部する1サイクルであり、足場装置Bについて
は、油圧シリンダー6の下端を介してその作動の負荷と
なり、上部のチェーンバンド11を固定し、油圧シリン
ダー6を収縮させるときにだけ引上げられる1行程の上
昇工程である。
Aに対して緊縛手段を交互に緊締し、ここに油圧シリン
ダー6の反力をとって、その伸縮作動によって[尺取虫
式)に上部する1サイクルであり、足場装置Bについて
は、油圧シリンダー6の下端を介してその作動の負荷と
なり、上部のチェーンバンド11を固定し、油圧シリン
ダー6を収縮させるときにだけ引上げられる1行程の上
昇工程である。
この上昇作業を繰返して、足場装置B、クライミング装
置Cを被解体物Aの頂部に到達させるのであるが、上昇
の邪魔になるタラップ等の突起物があれば、このような
ときには上下の両チェーンバンド11.16を緊締して
足場装置Bをより安定に確実に固定し、その都度上部足
場体1aでアセチレン切断器等により解体処理し、また
被解体物Aが煙突等の場合は上昇に伴って煙突の外周長
が徐々に縮小するが、この場合も上下のチェーンバンド
11.16を交互に緊締させておいて、外周長の変化に
応じ適宜他方のチェーンバンドのバンドユニット12を
1個づつ取外すことにより、チェーンバンド11.16
を調整すると共に油圧ピストンモーター20を駆動して
上記煙突外周長に合わせてクライミング用油圧シリンダ
−6を水平方向に移動させ、枠組体3,3の配置間隔を
均等にさせる。
置Cを被解体物Aの頂部に到達させるのであるが、上昇
の邪魔になるタラップ等の突起物があれば、このような
ときには上下の両チェーンバンド11.16を緊締して
足場装置Bをより安定に確実に固定し、その都度上部足
場体1aでアセチレン切断器等により解体処理し、また
被解体物Aが煙突等の場合は上昇に伴って煙突の外周長
が徐々に縮小するが、この場合も上下のチェーンバンド
11.16を交互に緊締させておいて、外周長の変化に
応じ適宜他方のチェーンバンドのバンドユニット12を
1個づつ取外すことにより、チェーンバンド11.16
を調整すると共に油圧ピストンモーター20を駆動して
上記煙突外周長に合わせてクライミング用油圧シリンダ
−6を水平方向に移動させ、枠組体3,3の配置間隔を
均等にさせる。
また、煙突外周長の縮小に伴って外側の足場板を取外し
、内側に半径の小さい足場板を敷込む。
、内側に半径の小さい足場板を敷込む。
さらに適宜足場姿勢制御用油圧シリンダー9を伸縮作動
させ、作動部9aに嵌装された連結用支持杆2を垂直に
保持され、足場装置Bを常に水平状態に維持させるもの
である。
させ、作動部9aに嵌装された連結用支持杆2を垂直に
保持され、足場装置Bを常に水平状態に維持させるもの
である。
煙突の場合のチェーンバンド11.16の被解体物Aへ
の固定は、内面による接触摩擦に加えてチェーンバンド
11.16の一定した周長によって煙突の太い方への移
動が阻止されるので、極めて安定シている。
の固定は、内面による接触摩擦に加えてチェーンバンド
11.16の一定した周長によって煙突の太い方への移
動が阻止されるので、極めて安定シている。
上記の如くして足場装置Bを被解体物Aの最上部まで上
昇させたのち、上部チェーンバンド11および下部チェ
ーンバンド16をそれぞれ緊締1゜て足場装置Bを被解
体物Aに確実に固定させ、被解体物Aの頂部に天蓋架設
用足場板(図示せず)を敷込み、該足場板を用いて前記
下部足場体1bから一体的に立設された支持体5を介し
て被解体物の上方を覆う状態で天蓋21を架設し、該天
蓋21のフック22bに索条23を介して被解体物の内
壁に解体用大型油圧シリンダー24を吊下してから、上
記天蓋架設用足場体を取外し、解体用大型油圧シリンダ
ー24を所定位置まで下降させる。
昇させたのち、上部チェーンバンド11および下部チェ
ーンバンド16をそれぞれ緊締1゜て足場装置Bを被解
体物Aに確実に固定させ、被解体物Aの頂部に天蓋架設
用足場板(図示せず)を敷込み、該足場板を用いて前記
下部足場体1bから一体的に立設された支持体5を介し
て被解体物の上方を覆う状態で天蓋21を架設し、該天
蓋21のフック22bに索条23を介して被解体物の内
壁に解体用大型油圧シリンダー24を吊下してから、上
記天蓋架設用足場体を取外し、解体用大型油圧シリンダ
ー24を所定位置まで下降させる。
次に解体用大型油圧シリンダー24のバンドル28.2
9を操作して、該シリンダー24を水平方向に回動させ
所定位置に位置決めしたのち、解体用大型油圧シリンダ
ー24を伸縮操作して解体作業を開始すれば、上記シリ
ンダー24の伸長作動によってその先端に装着されたハ
ンマーヘッド25が被解体物の内壁に当接し、かつその
押圧力によって上記被解体物はその内壁側から外壁側へ
向けて破壊されるので、該シリンダー24を水平方向へ
回動させて順次隣接個所を破壊していく。
9を操作して、該シリンダー24を水平方向に回動させ
所定位置に位置決めしたのち、解体用大型油圧シリンダ
ー24を伸縮操作して解体作業を開始すれば、上記シリ
ンダー24の伸長作動によってその先端に装着されたハ
ンマーヘッド25が被解体物の内壁に当接し、かつその
押圧力によって上記被解体物はその内壁側から外壁側へ
向けて破壊されるので、該シリンダー24を水平方向へ
回動させて順次隣接個所を破壊していく。
なお、上記実施例においては被解体物Aをその内壁側か
ら外壁側へ向けて破壊するものについて記載したが、破
壊装置Eはこれに限定されるものではなく、他の形式の
ものも使用できる。
ら外壁側へ向けて破壊するものについて記載したが、破
壊装置Eはこれに限定されるものではなく、他の形式の
ものも使用できる。
以上のようにして被解体物最上部を解体したのち下方向
に解体していくには、先ず上部チェーンバンド11を弛
めて油圧シリンダー6を収縮させれば上部チェーンバン
ド11はそれに伴って被解体物Aの外周面上を油圧シリ
ンダー6の収縮分だけ下降する。
に解体していくには、先ず上部チェーンバンド11を弛
めて油圧シリンダー6を収縮させれば上部チェーンバン
ド11はそれに伴って被解体物Aの外周面上を油圧シリ
ンダー6の収縮分だけ下降する。
次いで上部チェーンバンド11を締めて、該上部チェー
ンバンド11を被解体物の外周面に固定したのち、下部
チェーンバンド16を弛めて、上記上部チェーンバンド
11を固定点として油圧シリンダー6を伸長させれば、
足場装置Bはガイド環10に誘導案内されて重力のみに
よって一体に下降する。
ンバンド11を被解体物の外周面に固定したのち、下部
チェーンバンド16を弛めて、上記上部チェーンバンド
11を固定点として油圧シリンダー6を伸長させれば、
足場装置Bはガイド環10に誘導案内されて重力のみに
よって一体に下降する。
すなわち、足場装置Bはクライミング装置Cの上部チェ
ーンバンド11を緊締し、油圧シリンダー6を伸長作動
する工程においてのみ一体になって的確に下降する。
ーンバンド11を緊締し、油圧シリンダー6を伸長作動
する工程においてのみ一体になって的確に下降する。
続いて下部チェーンバンド16を締めれば、足場装置B
は被解体物Aの外周面に強固に固定されるので再び解体
作業を開始することができる。
は被解体物Aの外周面に強固に固定されるので再び解体
作業を開始することができる。
この場合、前記解体用大型油圧シリンダー24およびガ
ラ落下防止用シート30も上下部足場体la、lbの降
下に応じて降下するので次段の適宜位置にセットされる
ことは勿論である。
ラ落下防止用シート30も上下部足場体la、lbの降
下に応じて降下するので次段の適宜位置にセットされる
ことは勿論である。
なお、上記実施例においては、被解体物Aが円形状の塔
状の場合について説明したが、本発明はこれに限定され
るものではなく、緊締手段の構成を一部変更すれば被解
体物が角筒状のものでも可能である。
状の場合について説明したが、本発明はこれに限定され
るものではなく、緊締手段の構成を一部変更すれば被解
体物が角筒状のものでも可能である。
上記の如き構成および作用によって明らかな如く、本発
明によれば下記のような特別顕著な効果を奏する。
明によれば下記のような特別顕著な効果を奏する。
(1)上部足場体と下部足場体とを連結用支持杆を介し
て一体の足場装置に構成し、かつ下部足場体の上方に位
置する上部チェーンバンドのみを被解体物Aに対する固
定点として、足場装置をクライミング装置の収縮作動工
程で上昇させるものであるから、捩りモーメントを受け
ることなく水平状態を維持したまま、同時かつ一体的に
吊上げ上昇させることができ、また上記足場装置を下降
させる場合も上記上昇工程の場合と同様に上部チェーン
バンドのみを被解体物に対する固定点としてクライミン
グ装置の伸長作動工程で同時かつ一体的に下降させるの
で下降工程が著しく簡略化され解体作業を極めて能率的
に行うことができる。
て一体の足場装置に構成し、かつ下部足場体の上方に位
置する上部チェーンバンドのみを被解体物Aに対する固
定点として、足場装置をクライミング装置の収縮作動工
程で上昇させるものであるから、捩りモーメントを受け
ることなく水平状態を維持したまま、同時かつ一体的に
吊上げ上昇させることができ、また上記足場装置を下降
させる場合も上記上昇工程の場合と同様に上部チェーン
バンドのみを被解体物に対する固定点としてクライミン
グ装置の伸長作動工程で同時かつ一体的に下降させるの
で下降工程が著しく簡略化され解体作業を極めて能率的
に行うことができる。
(2)チェーンバンドを形成する所要数のバンドユニッ
トを着脱自在に構成し、また上下部足場軸組上に敷込ま
れ、かつ異径の環状体により所要数同心円状に接合して
なる足場体を交換自在に構成したので足場装置を被解体
物の円周長の増減変化に容易かつ適正に対応させること
ができる。
トを着脱自在に構成し、また上下部足場軸組上に敷込ま
れ、かつ異径の環状体により所要数同心円状に接合して
なる足場体を交換自在に構成したので足場装置を被解体
物の円周長の増減変化に容易かつ適正に対応させること
ができる。
(3)筒部を上下部足場体の連結支持杆の下部に枢支し
たクライミング用油圧シリンダーの作動部に水平状に保
持した足場姿勢制御用油圧シリンダーの作動により、上
下部足場体を常に被解体物に対して水平状態に保持する
ことができるので安全性と作業性が極めてよい。
たクライミング用油圧シリンダーの作動部に水平状に保
持した足場姿勢制御用油圧シリンダーの作動により、上
下部足場体を常に被解体物に対して水平状態に保持する
ことができるので安全性と作業性が極めてよい。
(4)足場装置を上部チェーンバンドと下部チェーンバ
ンドのみで、格別な固定手段を設けることなく被解体物
に対して極めて安定状態で固定することができるから上
下部足場体の固定手段を簡素化することができる。
ンドのみで、格別な固定手段を設けることなく被解体物
に対して極めて安定状態で固定することができるから上
下部足場体の固定手段を簡素化することができる。
図面は本発明に係る解体用足場装置を用いて塔状建造物
を解体する工法及び解体用足場装置の一実施例を示すも
のであって、第1図は全体施工説明の断面図、第2図は
主要部の一部切欠全体側面図、第3図はクライミング装
置の一部切欠拡大側面図、第4図は同上平面図、第5図
Aはバンドユニットの斜視図、Bはピン軸の斜視図、C
はバンドユニットの給断面図、第6図はチェーンバンド
緊結用の油圧シリンダーの斜視図、第7図は足場装置の
平面図である。 図中、Aは被解体物、Bは足場装置、Cはクライミング
装置、1は上下部足場体、2は連結用支持杆、3,3は
枠組体、4 t 4 a 、4 b t”’は足場板、
5は支持体、6はクライミング用油圧シリンダ−,7は
取付金具、8は枢支軸、9は足場姿勢制御用油圧シリン
ダー、10はガイド環、11は上部チェーンバンド、1
2はバンドユニット、13はレール、14はピン軸、1
5は伸縮用シリンダー、16は下部チェーンバンド、1
7.17aはブラケット、18.18は垂直荷重用ロー
ラー、19.19は水平荷重用ローラー、20は油圧ピ
ストンモーター、21は天蓋、22aはボールコネクタ
ー、24は解体用大型油圧シリンダーである。
を解体する工法及び解体用足場装置の一実施例を示すも
のであって、第1図は全体施工説明の断面図、第2図は
主要部の一部切欠全体側面図、第3図はクライミング装
置の一部切欠拡大側面図、第4図は同上平面図、第5図
Aはバンドユニットの斜視図、Bはピン軸の斜視図、C
はバンドユニットの給断面図、第6図はチェーンバンド
緊結用の油圧シリンダーの斜視図、第7図は足場装置の
平面図である。 図中、Aは被解体物、Bは足場装置、Cはクライミング
装置、1は上下部足場体、2は連結用支持杆、3,3は
枠組体、4 t 4 a 、4 b t”’は足場板、
5は支持体、6はクライミング用油圧シリンダ−,7は
取付金具、8は枢支軸、9は足場姿勢制御用油圧シリン
ダー、10はガイド環、11は上部チェーンバンド、1
2はバンドユニット、13はレール、14はピン軸、1
5は伸縮用シリンダー、16は下部チェーンバンド、1
7.17aはブラケット、18.18は垂直荷重用ロー
ラー、19.19は水平荷重用ローラー、20は油圧ピ
ストンモーター、21は天蓋、22aはボールコネクタ
ー、24は解体用大型油圧シリンダーである。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 解体の対象となる塔状建造物の周囲に緊締弛緩自在
に構成した上部下部2段の緊縛手段を巻着け、該緊縛手
段の外面に複数の油圧シリンダーの両端をそれだれ係着
してクライミング装置を構成し、上記2段の緊縛手段を
交互に緊締して建造物外周に固定するとともに油圧シリ
ンダーを伸縮させることによりクライミング装置を建造
物に沿って「尺取虫式」に昇降させ、クライミング装置
に負荷される解体用足場装置の昇降は、上記上部の緊縛
手段を緊締し、油圧シリンダーを収縮するときにのみ建
造物に沿って上昇し、建造物上部に達したのち、上部緊
縛手段を緊締し、油圧シリンダーを伸長するときにのみ
下降して該建造物を上部から順次下方へ解体することを
特徴とする塔状建造物の解体工法。 2 解体の対象となる塔状建造物の周囲に緊締弛緩自在
に巻着けた上部下部2段の緊縛手段と上下両端において
該緊縛手段の外面に係着する複数の油圧シリンダーとか
らなるクライミング装置と上部足場体と下部足場体とを
連結用支持杆によって一体の枠組体とし、複数の枠組体
を該建造物の外周に放射状に配置し、遠吠に足場板を敷
込んで構成した足場装置とからなり、 上記油圧シリンダーは緊縛手段に係着する面とは異なる
側面でその一端を上記連結用支持杆の下部に軸着され、
他端をその軸着部の上方において足場姿勢制御用油圧シ
リンダーを介して摺動自在に嵌装され てなることを特徴とする塔状建造物の解体用足場装置。 3 上部下部の緊縛手段は、両端において互に連接され
るバンドユニットを多数連結した帯状のチェーンバンド
と該チェーンバンドの両端部ヲハンドユニットと同形式
の連接手段を有する油圧シリンダーによって連結して環
状に完結されていることを特徴とする特許請求の範囲第
2項記載の解体用足場装置。 4 上記緊縛手段と油圧シリンダーとの係着は油圧シリ
ンダーに設けたローラーと上記チェーンバンドの外面に
設けたレールとにより水平方向に移動自在であることを
特徴とする特許請求の範囲第2項第3項記載の解体用足
場装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP51060923A JPS5912827B2 (ja) | 1976-05-26 | 1976-05-26 | 塔状建造物の解体工法および解体用足場装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP51060923A JPS5912827B2 (ja) | 1976-05-26 | 1976-05-26 | 塔状建造物の解体工法および解体用足場装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS52144132A JPS52144132A (en) | 1977-12-01 |
JPS5912827B2 true JPS5912827B2 (ja) | 1984-03-26 |
Family
ID=13156381
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP51060923A Expired JPS5912827B2 (ja) | 1976-05-26 | 1976-05-26 | 塔状建造物の解体工法および解体用足場装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5912827B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS60182878U (ja) * | 1984-05-17 | 1985-12-04 | 今井 直子 | 授乳用固定枕 |
EP0684126A2 (en) | 1994-05-24 | 1995-11-29 | KABUSHIKI KAISHA KOBE SEIKO SHO also known as Kobe Steel Ltd. | Tire vulcanizing system |
Families Citing this family (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS54146430A (en) * | 1978-04-12 | 1979-11-15 | Kobe Steel Ltd | Bench constructing method for cylindrical* vertical structure |
JPS57133971A (en) * | 1981-02-13 | 1982-08-18 | Aoki Construction | Slidable type frame apparatus of slide form method |
JPS6225672A (ja) * | 1985-07-24 | 1987-02-03 | 扶桑化工株式会社 | 煙突の解体工法 |
JPS6225673A (ja) * | 1985-07-24 | 1987-02-03 | 扶桑化工株式会社 | 煙突のライニング解体工法 |
JPS6375261A (ja) * | 1986-09-16 | 1988-04-05 | 鹿島建設株式会社 | 煙突の解体装置 |
JP3548565B2 (ja) * | 2001-12-12 | 2004-07-28 | 安藤建設株式会社 | 廃棄物焼却施設の煙突解体システム及び解体方法 |
-
1976
- 1976-05-26 JP JP51060923A patent/JPS5912827B2/ja not_active Expired
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS60182878U (ja) * | 1984-05-17 | 1985-12-04 | 今井 直子 | 授乳用固定枕 |
EP0684126A2 (en) | 1994-05-24 | 1995-11-29 | KABUSHIKI KAISHA KOBE SEIKO SHO also known as Kobe Steel Ltd. | Tire vulcanizing system |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS52144132A (en) | 1977-12-01 |
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