JPH10220017A - 工事作業補助システム - Google Patents

工事作業補助システム

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JPH10220017A
JPH10220017A JP3989097A JP3989097A JPH10220017A JP H10220017 A JPH10220017 A JP H10220017A JP 3989097 A JP3989097 A JP 3989097A JP 3989097 A JP3989097 A JP 3989097A JP H10220017 A JPH10220017 A JP H10220017A
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JP
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wire
sheet
cable
stretched
scaffold
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JP3989097A
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English (en)
Inventor
Takaaki Wada
高明 和田
Fumie Wada
文絵 和田
Michiaki Yamazaki
迪明 山崎
Noriyuki Niuchi
紀之 似内
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TAISEI YUSO KK
Original Assignee
TAISEI YUSO KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 足場作業、荷役作業及び降雨対策等の工事作
業の補助として必要性の高い主要課題をすべて含み、機
能的かつ合理的で完成度が高い工事作業補助システムを
提供する。 【解決手段】 足場と、足場間に張り渡したケーブル
と、該ケーブルを軌条として走行するクレーンと、該ク
レーンにおける荷吊部に天秤状に旋回及び揚げ下げ自在
に装着されてなるアーム部材とを具備するケーブル荷役
装置と、張設したワイヤー又はロープ2で展開したシー
ト1を保持するとともにシート1の展開状態を維持する
ワイヤー・シート構造のワイヤー・シートとを備え、前
記ワイヤー・シートにおけるワイヤー又はロープを足場
間に張り渡して足場にシートを展開して張設して工事作
業補助システムを構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、土木・建築などの
工事における工事作業補助システム等に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、土木・建築などの工事におい
ては工事作業を補助するための仮設の付帯設備や機械、
機材等が使用されている。
【0003】例えば、ビルや住宅などの建設には、工事
作業を補助するために、足場等の仮設の付帯設備が利用
されている。
【0004】また、建材等の荷役や施工作業等を補助す
るため、移動式クレーン(クレーン車等)などの荷役装
置が使用されている。
【0005】さらに、住宅等の屋根葺き前には降雨対策
としてビニールシートなどが随時使用されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来の工事補助技術はそれぞれ単独の技術であり、コ
ストや総合的な効率面、システムとしての機能面や合理
性、完成度、雨天時の作業などを考慮した合理的なシス
テムとしては確立されていない。特に、住宅等の小規模
工事に適した合理的なシステムは皆無に等しい。
【0007】例えば、工事現場の周囲に足場を設置する
と、資材の搬入及び搬出などの運搬作業や施工作業等を
補助するためのクレーン車等の荷役装置の使用等が足場
によって制限されるので、足場のない場合に比較して作
業効率や作業の自由度が低下する。また、雨天時の作業
は中止されるかあるいは雨天時に作業を行ったとしても
作業効率の低下は避けられない。
【0008】また、道路幅等の制約からクレーン車等を
持ち込むことが困難であったり、狭小敷地のためクレー
ン車等の使用が困難である場合には、人力によるしかな
く、建材等の荷役や施工作業等に重労働を伴う。クレー
ン車等の使用が可能である場合であっても、雨天時の作
業は中止されるかあるいは作業を行ったとしても作業効
率の低下は避けられない。
【0009】さらに、降雨対策に関しては、作業現場に
仮設テントを設営する方法が考えられるが、これではコ
スト面でも、設営撤去の労力面でも実現性に乏しい。
【0010】このような状況下、本発明者らは、狭小敷
地であっても設営、設置が可能であり、少人数で簡単に
低コストで設営、設置ができ、強度や機能性などの面で
も十分実用性を有するワイヤー・シート構造のワイヤー
・シートを用いたテント施設、及び、ケーブル荷役装置
に関し、既に出願を行っている。
【0011】具体的には、間隔を開けて立設した二つの
支持体と、支持体間に張り渡したケーブルと、このケー
ブルを軌条として走行するクレーンと、クレーンにおけ
る荷吊部に天秤状に旋回及び揚げ下げ自在に装着されて
なるアーム部材とを具備するケーブル荷役装置を開発
し、出願を行っている(特願平8−124107号公
報)。この技術は、主ブーム及び補助ブロックによる従
来の緩慢作業を、軽便、迅速、安全作業とし、作業の自
由度を飛躍的に高めた斬新な技術である。
【0012】また、張設したワイヤー又はロープで展開
したシートを保持するとともに、シートの展開状態を維
持するワイヤー・シート構造のワイヤー・シートを使用
し、ワイヤー又はロープの両端を支持体間に張り渡した
テント施設等の構造体につき出願を行っている(特願平
6−156139号公報)。
【0013】本発明は上述した背景の下になされたもの
であり、従来必要性がありながら種々の面(コスト面、
技術面、コストに見合うメリット(作業性の向上、作業
効率の向上、工事の質の向上、工期の短縮等)の面、導
入に伴う労力面、スペース上の制約など)ですべてを導
入することが困難であった足場作業、荷役作業及び降雨
対策等の工事作業の補助として必要性の高い主要課題を
すべて含み、機能的かつ合理的で完成度が高い工事作業
補助システムの提供を目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明の請求項1記載の工事作業補助システムは、足
場と、足場間に張り渡したケーブルと、該ケーブルを軌
条として走行するクレーンと、該クレーンにおける荷吊
部に天秤状に旋回及び揚げ下げ自在に装着されてなるア
ーム部材とを具備するケーブル荷役装置と、からなるこ
とを特徴とする構成としてある。
【0015】請求項2記載の工事作業補助システムは、
足場と、張設したワイヤー又はロープで展開したシート
を保持するとともにシートの展開状態を維持するワイヤ
ー・シート構造のワイヤー・シートとを備え、前記ワイ
ヤー・シートにおけるワイヤー又はロープを足場間に張
り渡して足場にシートを展開して張設したことを特徴と
する構成としてある。
【0016】請求項3記載の工事作業補助システムは、
足場と、足場間に張り渡したケーブルと、該ケーブルを
軌条として走行するクレーンと、該クレーンにおける荷
吊部に天秤状に旋回及び揚げ下げ自在に装着されてなる
アーム部材とを具備するケーブル荷役装置と、張設した
ワイヤー又はロープで展開したシートを保持するととも
にシートの展開状態を維持するワイヤー・シート構造の
ワイヤー・シートとを備え、前記ワイヤー・シートにお
けるワイヤー又はロープを足場間に張り渡して足場にシ
ートを展開して張設したことを特徴とする構成としてあ
る。
【0017】請求項4記載の工事作業補助システムは、
足場と、足場間に張り渡したケーブルと、該ケーブルを
軌条として走行するクレーンと、からなることを特徴と
する構成としてある。
【0018】請求項5記載の工事作業補助システムは、
足場と、足場間に張り渡したケーブルと、該ケーブルを
軌条として走行するクレーンと、張設したワイヤー又は
ロープで展開したシートを保持するとともにシートの展
開状態を維持するワイヤー・シート構造のワイヤー・シ
ートとを備え、前記ワイヤー・シートにおけるワイヤー
又はロープを足場間に張り渡して足場にシートを展開し
て張設したことを特徴とする構成としてある。
【0019】請求項6記載の工事作業補助システムは、
足場と、足場間に張り渡したケーブルと、該ケーブルを
軌条として走行するクレーンと、足場間に展開状態で張
設したシートと、を備えることを特徴とする構成として
ある。
【0020】請求項7記載の工事作業補助システムは、
支柱と、支柱間に張り渡したケーブルと、該ケーブルを
軌条として走行するクレーンと、支柱間に張設したワイ
ヤー又はロープで展開したシートを保持するとともにシ
ートの展開状態を維持するワイヤー・シート構造のワイ
ヤー・シートと、を備えることを特徴とする構成として
ある。
【0021】請求項8記載の工事作業補助システムは、
支柱と、支柱間に張り渡したケーブルと、該ケーブルを
軌条として走行するクレーンと、該クレーンにおける荷
吊部に天秤状に旋回及び揚げ下げ自在に装着されてなる
アーム部材とを具備するケーブル荷役装置と、支柱間に
張設したワイヤー又はロープで展開したシートを保持す
るとともにシートの展開状態を維持するワイヤー・シー
ト構造のワイヤー・シートと、を備えることを特徴とす
る構成としてある。
【0022】請求項9記載の工事作業補助システムは、
支柱と、支柱間に張り渡したケーブルと、該ケーブルを
軌条として走行するクレーンと、支柱間に展開状態で張
設したシートと、を備えることを特徴とする構成として
ある。
【0023】請求項10記載の工事作業補助システム
は、上述した本発明の工事作業補助システムにおけるワ
イヤー・シート構造のワイヤー・シートにおけるワイヤ
ー又はロープが、シートを保持、展開する機能を有する
主ワイヤー、及び/又は、シートを展開する機能を有す
る抑えワイヤーからなることを特徴とする構成としてあ
る。
【0024】
【作用】本発明では、足場とワイヤー・シートとを組み
合わせることで、雨天時においても濡れずに作業を行う
ことができ、しかも、ワイヤー・シートを張るための支
柱として足場を利用しているので支柱の設営・解体にか
かる費用や時間を低減できる。さらに、特殊なワイヤー
・シートは、シートとワイヤーとを一体化した特殊構造
であるため、軽量、低コストであって、設営が簡便であ
るとともに、強風に耐える機能を備え、単にシートを張
り渡す場合に比べ、実用性、機能性に優れる。
【0025】また、足場とケーブル・クレーンとを組み
合わせ、ケーブルを張り渡すための支柱として足場を利
用しているので、支柱の設営・解体にかかる費用や時間
を低減できる。このケーブル・クレーンは、狭小敷地で
あっても設営、設置が可能であり、少人数で簡単に低コ
ストで設営、設置が可能であり実用性に優れる。さら
に、特殊なケーブル・クレーンは、クレーンの荷吊部に
アームを天秤状に旋回及び揚げ下げ自在に装着した特殊
構造であるため、これを用いることで、足場内は勿論足
場周辺の領域まで荷役作業を行うことができ、各階に設
置すれば各階で実施でき、移動式クレーンに比べはるか
に細部に渡り実用性に優れる。
【0026】さらに、足場とワイヤー・シート及びケー
ブル・クレーンを組み合わせることで、足場作業、荷役
作業及び降雨対策のすべて可能とし、上述した全ての課
題を解消した、機能的かつ合理的で完成度の高い工事作
業補助システム(工事作業補助装置と呼ぶこともでき
る)を工事現場に導入できる。すなわち、基礎工事から
完成に至るまでに必要な一連の作業を一貫して中断する
ことなく容易に行うことができ、機能的かつ合理的で完
成度が高い。全ての工事を雨天により中断することなく
行うことができ、工期が短縮できる。ケーブル荷役装置
は、操作に特別の技能を必要とせず、作業性及び作業の
自由度も大きく、設営撤去も極めて容易であるため、作
業効率の向上、工事の質の向上、及び工期の短縮等を図
ることができる。ワイヤー・シート及びケーブル・クレ
ーンは、設営撤去が極めて簡単であるため、一連の工事
において、必要に応じ必要な時期に必要な場所に瞬時に
設営撤去が可能であり、システムとしての自由度が高
い。
【0027】また、ワイヤー・シート及びケーブル・ク
レーンを組み合わせることで、支柱を共通化してコスト
ダウン(合理化)を図ることができるとともに、ケーブ
ル・クレーン作業を雨天であっても濡れずに行うことが
できる。
【0028】なお、本発明におけるワイヤー・シート等
は、降雨対策の他に、日除けの機能も有し、炎天下にお
ける作業環境の改善の効果も大きい。
【0029】上述した本発明の工事システムは、狭小敷
地における工事に特に適するものであり、種々の面で住
宅等の分野に初めて工事作業補助システムを導入可能と
したものである。ただし、本発明の工事作業補助システ
ムは、ビル工事等にも利用できることは明らかである。
又、共通の支柱を利用した工事作業補助システムは、屋
外における各種工事や、作業等に利用できる。
【0030】なお、本発明でいう、「工事作業」には、
例えば、遺跡の発掘作業や、捜索作業、救助作業などの
非営利の作業等も含まれる。
【0031】以下、本発明を詳細に説明する。
【0032】本発明の工事作業補助システムは、足場、
ワイヤー・シート、及びケーブル・クレーンからなる。
【0033】ここで、足場の構造、種類、材料、設置形
態、設置箇所(部分的な設置や配置等)、組立等は、足
場としての作業面と、支柱としての機能面との要求を満
たすものであれば特に制限されない。
【0034】なお、足場は、ワイヤー又はロープの取り
付け部分を容易に設けることができるとともに、ワイヤ
ー又はロープの張設作業に適した構造であることが好ま
しい。また、足場は、軽量で、組立作業が容易であるこ
とが好ましい。
【0035】本工事作業補助システムでは、ワイヤー・
シートを張るための支柱として足場を利用する。
【0036】このように、足場と特殊なワイヤー・シー
トとを組み合わせることで、雨天時においても濡れずに
作業を行うことができ、しかも、ワイヤー・シートを張
るための支柱として足場を利用しているので支柱の設営
・解体にかかる費用や時間を低減できる。雨対策の仮設
上家の簡便な代替となる。
【0037】ワイヤー・シートとしては、張設したワイ
ヤー又はロープで展開したシートを保持するとともにシ
ートの展開状態を維持するワイヤー・シート構造のワイ
ヤー・シートを用いることが好ましい。
【0038】シートを保持するための主ワイヤー又は主
ロープは、少なくとも一本あればシートを保持すること
が可能である。例えば足場の対角線上に張り渡した主ワ
イヤー又は主ロープで、シートの重量を支え、風雨に備
えることができる。この場合、シートの展開状態はシー
トの端や縁を足場に係止又は係合したり、あるいは、さ
らに抑えワイヤー又は抑えロープを適当に張り渡すこと
で維持できる。また、シートの端や縁を足場に取り付け
る際に、主ワイヤー又は主ロープよりも低い位置に取り
付けることで簡単に勾配を付けることができ、雨水を処
理して雨水の溜まりを防止できる。主ワイヤー又は主ロ
ープが一本である場合が最も簡易でありかつ低コストで
ある。主ワイヤー又は主ロープは、もちろん複数とする
こともできる。この場合、強度等が増加する。主ワイヤ
ー及び抑えワイヤーともに張り方は任意である。なお、
シートの周縁に補強のためワイヤー等を入れることがで
きる。
【0039】ワイヤーとシートとの結合は、特に制限さ
れない。例えば、ワイヤーの一部又は全部をシートに固
着したり、ワイヤーとシートとをロープ等で結合した
り、ワイヤーとシートとを係止又は係合するための金具
類を用いてワイヤーとシートを結合することができる。
また、ワイヤーとシートの取り付け手順は任意であっ
て、例えば、あらかじめワイヤーとシートとを結合して
おきワイヤーを張設すると同時にシートを展開、設置し
てもよく、あるいは、ワイヤーを張設した後、シートを
展開し、ワイヤーとシートとを結合してもよい。
【0040】なお、本発明では、屋根シートを開閉式と
することができる。具体的には、例えば、開閉用のワイ
ヤー等に吊り金具等を通し、この吊り金具でシートを吊
り下げ、吊り金具を移動させることで、屋根シートを開
閉式とすることができる。この場合、開閉用のワイヤー
等でシート等の重量の一部又は全部を支える態様とする
ことができる。また、屋根シートは、ワイヤー・シー
ト、特殊構造のワイヤー・シート又は単なるシートとす
ることができる。単なるシートを用いる場合にあって
は、開閉用のワイヤー等は、主ワイヤーに相当し、吊り
金具がワイヤーとシートとの結合部材に相当する。屋根
シートの開閉は、手動式、又は電動式とすることができ
る。
【0041】本発明では、シートとワイヤーとを一体化
した特殊構造のワイヤー・シートを用いることが好まし
い。
【0042】具体的には、例えば、図1に示すように、
シート1にワイヤー2を挿通するための鞘状部分3をシ
ートと同じ材料又は他の材料で縫着又は接着するなどし
て設け、ワイヤーを長手方向には移動自在であって径方
向には位置ずれせぬようにして、シートとワイヤーを一
体化する。このような鞘状部分を介してシートとワイヤ
ーとをある程度ルーズに結合することで、シートを展開
して設置する際や撤去の際にシートがよじれたり、引き
ちぎれたり又は破れたりすることがない。また、ワイヤ
ーの交差部分でワイヤー同士が摩擦を起こすこともな
い。主ワイヤーの上に抑えワイヤーを配し最上部にシー
トを配することで、主ワイヤーで全ての部材の重量及び
負荷を保持できるとともに、抑えワイヤーによってシー
トの浮き上がりや位置ずれを防止できる。
【0043】なお、鞘状部分の代わりに図2に示すよう
な特殊な金具4を用いてシート1とワイヤー2を同様に
結合することもできる。
【0044】上記特殊構造のワイヤー・シートは、軽
量、低コストであって、設営が簡便であるとともに、強
風に耐える機能を備え、単にシートを張り渡す場合に比
べ、実用性、機能性に優れる。
【0045】本発明では、ワイヤー又はロープの両端を
足場に取り付ける方法等は特に制限されない。例えば、
ワイヤー又はロープの両端を足場に結びつけたり、フッ
クを介して足場に引っかけたり(ネジ機構によってフッ
クを含めたワイヤー等の全長を調整できる場合を含
む)、ネジ止めや、取り付け金具や治具を介して取り付
けることができる。なお、ワイヤーの両端を、足場に設
けた滑車等を介して垂直に近い角度で地面等に定着する
ことも可能である。
【0046】ワイヤー又はロープの張り具合も特に制限
されない。ワイヤー又はロープの張設は、緊張、懸垂い
ずれであってもよく、必要に応じたるみ具合を調整でき
る。
【0047】本発明では、ワイヤー又はロープの種類は
特に制限されない。ワイヤー又はロープとしては、例え
ば、ワイヤー、ケーブル・ワイヤー、針金、鋼索(ワイ
ヤーロープ)、化学繊維ロープ、繊維強化ロープなどの
複合材料ロープ、綿ロープ、麻ロープなどが挙げられ
る。ワイヤー又はロープは、通常は、高張力で、軽量、
強靱、廉価であることが好ましい。
【0048】また、シートの種類も特に制限されない。
シートの材質としては、耐水性、撥水性、耐候性、軽量
性、強度、価格などを考慮して、適宜最適なものを使用
できる。なお、透明又は透光性を有するシートを用いる
ことで、明るさを確保できる。
【0049】本発明では、ケーブル・クレーンにおける
ケーブルを張るための支柱として足場を利用する。
【0050】このように、ケーブルを張り渡すための支
柱として足場を利用しているので、支柱の設営・解体に
かかる費用や時間を低減できる。また、足場が設置可能
であれば、狭小敷地であっても設営、設置が可能であ
り、少人数で簡単に低コストで設営及び撤去ができるの
で、住宅の建設工事等の小規模作業にケーブル・クレー
ンの導入を可能にできる。なお、足場は支柱の代わりと
して十分な構造強度を有するので、足場の背後に補強の
ためワイヤー等を張るためのスペースは通常不要である
が、スペースに余裕がある場合には補強のためのワイヤ
ー等を張ることもできる。
【0051】ケーブル・クレーンは、少なくとも、足場
間に張り渡したケーブルと、このケーブルを軌条として
走行するクレーンとからなる。例えば、図3に示すよう
に、足場を支柱として利用し、足場の二箇所にケーブル
11を張り渡し、このケーブル11を軌条として走行す
るクレーン12を装着する。クレーン12は、荷吊りフ
ック部13を有し、ケーブル11に沿って往復走行す
る。このようにケーブル・クレーン14を用いることで
クレーン車等を利用するのが困難な場所にもクレーンを
導入でき荷役作業や施工作業を軽減できる。
【0052】ケーブル・クレーンは、荷役する重量、荷
姿などを考慮して、電動式ホイスト・クレーン等の大型
のものから、上記図3に示したケーブル・クレーン1
4、さらには、チェーン・ブロック、図4に示す滑車ロ
ープ等の小型のものに至る種々の装置が適用できる。
【0053】なお、クレーンの機種に応じて、張り渡す
ケーブルの材質、径などを適宜選択できる。また、必要
に応じて、ケーブルの両端部の柱際にリミットスイッチ
等の安全装置を装備してもよい。
【0054】本発明では、上記ケーブル・クレーンにお
けるクレーンの荷吊部に、アーム部材を天秤状(天秤形
式)に旋回及び揚げ下げ自在に装着してなる特殊構造の
ケーブル荷役装置を使用することが好ましい。
【0055】この特殊構造のケーブル荷役装置は、クレ
ーンの荷吊部にアームを天秤状に旋回及び揚げ下げ自在
に装着した特殊構造であるため、足場内は勿論足場周辺
の領域まで荷役作業を行うことができ、各階に設置すれ
ば各階で実施でき、移動式クレーンに比べはるかに細部
に渡り実用性に優れる。この装置は、単純な天秤棒状の
アームであるが、ケーブル・クレーンのケーブルに沿っ
た走行及び補助アームによる旋回及び揚げ下げによっ
て、小回り、旋回、水平移動などを自由自在に敏速かつ
軽快に行うことができ、作業の自由度を飛躍的に高め、
作業性及び作業能率を著しく向上できる。
【0056】アーム部材は、棒状のものであるが、直線
状のものに限られず、屈曲部分を有するものであっても
よい。また、アーム部材の材質、強度等は、取り扱う荷
重の最大荷重に耐えうるものであれば特に制限されな
い。アーム部材としては、例えば、鋼材、管材などを利
用できる。
【0057】なお、長尺部材である構造用管材と、この
構造用管材内に張設された張力部材であるワイヤーと、
このワイヤーの張力を構造用管材に伝えるために前記ワ
イヤーと構造用管材との間に設けられた間隙部材である
スペーサーとを備える特殊構造の構造部材をアーム部材
として利用することもできる。この場合、アーム部材が
軽量かつ強靱であるので荷役作業が軽快になる。なお、
この特殊構造の構造部材は、素材の単体能力を超えた強
度を発揮し、特に、引っ張り力、耐圧縮力及び積載力に
優れ、小断面、軽量、低廉、簡便、多目的の諸課題を解
決した斬新な構造部材である。
【0058】クレーンの荷吊部としては、公知の各種態
様が含まれる。通常、クレーンの荷吊フック部は回転可
能であるので、アーム部材を天秤状に上げ下げ自在に装
着すればよい。なお、アーム部材の支点部分に円環状又
はフック状の部材をアーム部材に対し回動自在に固着す
れば、クレーンの荷吊フック部は回転可能でなくともよ
い。
【0059】装着は、例えば、図5に示すように、アー
ム部材21の支点部分22に円環状又はフック状の部材
23を固着し、これをクレーン12の荷吊フック部13
に掛ければよい。装着は、懸垂(垂下)式に限られず、
アーム部材自体を荷吊フック部に掛ける台座式であって
もよい。
【0060】アーム部材における支点の位置は、荷重に
応じ連続的あるいは段階的に変化できるようにすること
が好ましい。台座式の場合は支点の位置を変化させるた
めの移動装置を設けてもよい。
【0061】図5に示すように、アーム部材21の一端
には荷役用のフック25あるいは滑車などの吊り装置を
設け、他端には旋回、揚げ下げ、走行などの操縦部26
を設けるとよい。
【0062】また、図5に示すように、荷役物の重量に
合わせて、操縦部26にカウンターウエイト27を脱着
できるようにすることで、重量物であっても天秤効果
(てこの作用)で軽作業に変換できる。同様に、アーム
部材の任意の位置にカウンターウエイトを移動できるよ
うにすることで、天秤効果を調節できる。操縦部は手動
式に限られず動力式の駆動方式を採用してもよい。
【0063】
【実施例】以下、実施例にもとづき本発明をさらに詳細
に説明する。
【0064】図6〜11は本発明の一実施例に係る工事
作業補助システム(全天候型装置)の設営の様子を示す
斜視図である。
【0065】(1)まず、図6に示すように、作業現場
(約10m×10m)の四隅にアルトップ柱31を組み
立てる。具体的には、高さ約3.5mのアルトップ用の
柱(パイプ)32を3本用意し、このうちの二本を建て
連結フレーム33にて連結した後、三本目のアルトップ
用の柱を建て連結フレーム33にて連結して、アルトッ
プ柱が完成する。このアルトップ柱は先行足場を兼ね
る。
【0066】(2)次いで、図7に示すように、先行足
場(一側足場)34を各アルトップ柱31の間に組み立
てる。具体的には、横方向のパイプ35は根絡みパイプ
36を含めて3段とし、縦方向のパイプ37は約6mの
高さまで伸ばす。L型の平面形状をφ48.6単管パイ
プにて繋ぎをとる。三角平板状の足場板38をアルトッ
プ柱に渡して上部作業用のステージとする。仮設パイプ
梁を使用して開口部39(約3.5m×3.5m)を設
け工事用の通路とする。
【0067】(3)次に、図8に示すように、上記
(1)及び(2)と同様の手順で先行足場を伸長する。
その際、アルトップ柱の伸長作業には三角平板状の上部
作業用のステージを使用する。
【0068】(4)さらに、図9に示すように、上記
(1)及び(2)と同様の手順で先行足場を兼ねて足場
を約10mの高さまで延長する。足場の最上部に梁40
及び桁41を取り付け、筋交いパイプ42を足場4面に
固定する。
【0069】(5)次いで、図10に示すように、屋根
シート50を約10mの高さに仮設する。具体的には、
まず、各アルトップ柱の上部にそれぞれ滑車(図示せ
ず)を取り付ける。その際、屋根勾配を考慮して対角線
上で向かい合うアルトップ柱にそれぞれ高さ約10m、
高さ約8m位置に滑車を取り付ける。次いで、屋根シー
ト(約100m2、40kg)を地盤面に広げ、四隅の
ワイヤー(主ワイヤー51及び抑えワイヤー52)を滑
車にそれぞれ通し、対角順にワイヤーを順次巻き上げ、
ワイヤーの端部を地面のアンカーに定着する。その後、
図12及び図13に示すように、流れ方向の抑えロープ
53、54(6本組、及び4本組の各二組づつ)をアン
カー55に定着する。さらに、樋56に縦樋のサニーホ
ース57(2本)を取り付け排水溝に繋ぐ。必要に応
じ、アルトップ柱の中間部(高さ約6m)の位置に方杖
パイプ(φ4インチ程度)を設置し、その脚部を本工事
のRC製基礎に固定し、足場全体の内倒れ防止する。
【0070】(6)最後に、図11に示すように、足場
の外側に外部養生ネット60を張る。先行足場解体時ま
でこの状態で作業を行う。
【0071】なお、図5に示したケーブル荷役装置(揚
重量50kg程度)は、必要に応じ、足場を支柱とし
て、適当な位置に適時設置し、基礎工事及び施工作業に
使用する。例えば、図14に示すように、一階及び二階
部分にそれぞれケーブル荷役装置を設置して、基礎工
事、パネル組立、その他の工事を行うことができる。
【0072】実施例2
【0073】次に本発明の他の実施例について説明す
る。なお、実施例2は実施例1と共通する部分が多いの
で図6〜図11を参照して説明する。
【0074】(1)まず、図6に示すように、作業現場
(約10m×10m)の四隅にアルトップ柱を組み立て
る。具体的には、高さ約3.5mのアルトップ用の柱
(パイプ)を3本用意し、このうちの二本を建て連結フ
レームにて連結した後、三本目のアルトップ用の柱を建
て連結フレームにて連結して、アルトップ柱が完成す
る。このアルトップ柱は先行足場を兼ねる。
【0075】(2)次いで、図7に示すように、先行足
場(一側足場)を各アルトップ柱の間に組み立てる。具
体的には、横方向のパイプ(布パイプ)は根絡みパイプ
を含めて3段とし、縦方向のパイプ(建て地)は約6m
の高さまで伸ばす。L型の平面形状をφ48.6単管パ
イプにて繋ぎをとる。三角平板状の足場板をアルトップ
柱に渡して上部作業用のステージとする。仮設パイプ梁
を使用して開口部(約3.5m×3.5m)を設け工事
用の通路とする。
【0076】(3)次に、図8に示すように、上記
(1)及び(2)と同様の手順で先行足場を完成する。
その際、アルトップ柱の伸長作業には三角平板状の上部
作業用のステージを使用する。
【0077】(4)次いで、図15に示すように、屋根
シート50を仮設する。具体的には、まず、各アルトッ
プ柱の上部にそれぞれ滑車を取り付ける。その際、屋根
勾配を考慮して対角線上で向かい合うアルトップ柱にそ
れぞれ高さ約5.5m、高さ約4.5m位置に滑車を取
り付ける。次いで、屋根シート(約100m2、40k
g)を地盤面に広げ、四隅のワイヤーを滑車にそれぞれ
通し、対角順にワイヤーを順次巻き上げ、ワイヤーの端
部を地面のアンカーに定着する。その後、図12及び図
13と同様にして、流れ方向のロープ(6本組、及び4
本組の各二組づつ)をアンカーに定着する。さらに、縦
樋のサニーホース(2本)を取り付け排水溝に繋ぐ。こ
の状態で、図5に示したケーブル荷役装置(揚重量50
kg程度)を設置し、基礎工事に使用する。
【0078】(5)次に、ケーブル荷役装置を撤去した
後、屋根シートを仮設と逆の手順で撤去し、図9に示す
ように、上記(1)及び(2)と同様の手順で先行足場
を兼ねて足場を約10mの高さまで延長する。足場の最
上部に梁及び桁を取り付け、筋交いパイプを足場4面に
固定する。この状態で移動式クレーンにて、パネルの組
立を行う。
【0079】(6)次いで、図10に示すように、上記
(4)と同様の手順で屋根シートを約10mの高さに仮
設する。アルトップ柱の中間部(高さ約6m)の位置に
方杖パイプ(φ4インチ程度)を設置し、その脚部を本
工事のRC製基礎に固定し、足場全体の内倒れ防止す
る。
【0080】(7)最後に、図11に示すように、足場
の外側に外部養生ネットを張る。先行足場解体時までこ
の状態で作業を行う。
【0081】実施例3及び4
【0082】主ワイヤー51及び抑えワイヤー52の代
わりに主ロープ及び抑えロープを使用したこと以外は実
施例1及び2と同様にして工事作業補助システム(全天
候型装置)を設営した。
【0083】実施例1〜4で設営した工事作業補助シス
テム(全天候型装置)を用いて作業を行ったところ、機
能的かつ合理的で完成度が高い工事作業補助システムで
あることが実証できた。
【0084】以上好ましい実施例をあげて本発明を説明
したが、本発明は上記実施例によって制限されるもので
はない。
【0085】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、従
来必要性がありながら種々の面(コスト面、技術面、コ
ストに見合うメリット(作業性の向上、作業効率の向
上、工事の質の向上、工期の短縮等)の面、導入に伴う
労力面、スペース上の制約など)ですべてを導入するこ
とが困難であった足場作業、荷役作業及び降雨対策等の
工事作業の補助として必要性の高い主要課題をすべて含
み、機能的かつ合理的で完成度が高い工事作業補助シス
テムを提供できる。
【0086】本発明では、足場とワイヤー・シートとを
組み合わせることで、雨天時においても濡れずに作業を
行うことができ、しかも、ワイヤー・シートを張るため
の支柱として足場を利用しているので支柱の設営・解体
にかかる費用や時間を低減できる。さらに、特殊なワイ
ヤー・シートは、シートとワイヤーとを一体化した特殊
構造であるため、軽量、低コストであって、設営が簡便
であるとともに、強風に耐える機能を備え、単にシート
を張り渡す場合に比べ、実用性、機能性に優れる。
【0087】また、足場とケーブル・クレーンとを組み
合わせ、ケーブルを張り渡すための支柱として足場を利
用することで、支柱の設営・解体にかかる費用や時間を
低減できる。このケーブル・クレーンは、狭小敷地であ
っても設営、設置が可能であり、少人数で簡単に低コス
トで設営、設置が可能であり実用性に優れる。さらに、
特殊なケーブル・クレーンは、クレーンの荷吊部にアー
ムを天秤状に旋回及び揚げ下げ自在に装着した特殊構造
であるため、これを用いることで、足場内は勿論足場周
辺の領域まで荷役作業を行うことができ、各階に設置す
れば各階で実施でき、移動式クレーンに比べはるかに細
部に渡り実用性に優れる。
【0088】さらに、足場とワイヤー・シート及びケー
ブル・クレーンを組み合わせることで、足場作業、荷役
作業及び降雨対策のすべて可能とし、上述した全ての課
題を解消した、機能的かつ合理的で完成度の高い工事作
業補助システムを工事現場に導入できる。すなわち、基
礎工事から完成に至るまでに必要な一連の作業を一貫し
て中断することなく容易に行うことができ、機能的かつ
合理的で完成度が高い。全ての工事を雨天により中断す
ることなく行うことができ、工期が短縮できる。ケーブ
ル荷役装置は、操作に特別の技能を必要とせず、作業性
及び作業の自由度も大きく、設営撤去も極めて容易であ
るため、作業効率の向上、工事の質の向上、及び工期の
短縮等を図ることができる。ワイヤー・シート及びケー
ブル・クレーンは、設営撤去が極めて簡単であるため、
一連の工事において、必要に応じ必要な時期に必要な場
所に瞬時に設営撤去が可能であり、システムとしての自
由度が高い。
【0089】また、ワイヤー・シート及びケーブル・ク
レーンを組み合わせることで、支柱を共通化してコスト
ダウン(合理化)を図ることができるとともに、ケーブ
ル・クレーン作業を雨天であっても濡れずに行うことが
できる。
【0090】なお、本発明におけるワイヤー・シート等
は、降雨対策の他に、日除けの機能も有し、炎天下にお
ける作業環境の改善の効果も大きい。
【0091】上述した本発明の工事システムは、狭小敷
地における工事に特に適するものであり、種々の面で住
宅等の分野に初めて工事作業補助システムを導入可能と
したものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】特殊構造のワイヤー・シートを示す部分斜視図
である。
【図2】特殊構造のワイヤー・シートの他の態様を示す
部分斜視図である。
【図3】ケーブル・クレーンの一例を示す図であり、
(a)は正面図、(b)は側面図である。
【図4】滑車ロープの一例を示す斜視図である。
【図5】ケーブル荷役装置の一例を示す斜視図である。
【図6】本発明の一実施例に係る工事作業補助システム
(全天候型装置)の設営の様子を示す斜視図である。
【図7】本発明の一実施例に係る工事作業補助システム
(全天候型装置)の設営の様子を示す斜視図である。
【図8】本発明の一実施例に係る工事作業補助システム
(全天候型装置)の設営の様子を示す斜視図である。
【図9】本発明の一実施例に係る工事作業補助システム
(全天候型装置)の設営の様子を示す斜視図である。
【図10】本発明の一実施例に係る工事作業補助システ
ム(全天候型装置)の設営の様子を示す斜視図である。
【図11】本発明の一実施例に係る工事作業補助システ
ム(全天候型装置)の設営の様子を示す斜視図である。
【図12】屋根シートの設置の一例を示す平面図であ
る。
【図13】屋根シートの設置の一例を示す正面図であ
る。
【図14】特殊構造のケーブル・クレーンの設置状況を
示す正面図である。
【図15】本発明の他の実施例に係る工事作業補助シス
テムの設営の様子を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 シート 2 ワイヤー 3 鞘状部分 4 特殊な金具 11 ケーブル 12 クレーン 13 荷吊りフック部 14 ケーブル・クレーン 21 アーム部材 22 支点 23 円環状又はフック状部材 25 フック 26 操縦部 27 カウンターウエイト 31 アルトップ柱 32 アルトップ用の柱 33 連結フレーム 34 先行足場 35 横方向のパイプ 36 根絡みパイプ 37 縦方向のパイプ 38 足場板 39 開口部 40 梁 41 桁 42 筋交いパイプ 50 屋根シート 51 主ワイヤー 52 抑えワイヤー 53 流れ方向の抑えロープ 54 流れ方向の抑えロープ 55 アンカー 56 樋 57 サニホース
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (71)出願人 396009126 山崎 迪明 東京都北区田端新町1丁目3番11号 (71)出願人 397003769 似内 紀之 東京都日野市百草988番地の37 (72)発明者 和田 高明 神奈川県藤沢市大鋸924番地 (72)発明者 和田 文絵 東京都板橋区前野町四丁目60番10−204号 見次公園マンション (72)発明者 山崎 迪明 東京都北区田端新町1丁目3番11号 (72)発明者 似内 紀之 東京都日野市百草988番地の37

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 足場と、 足場間に張り渡したケーブルと、該ケーブルを軌条とし
    て走行するクレーンと、該クレーンにおける荷吊部に天
    秤状に旋回及び揚げ下げ自在に装着されてなるアーム部
    材とを具備するケーブル荷役装置と、 からなることを特徴とする工事作業補助システム。
  2. 【請求項2】 足場と、 張設したワイヤー又はロープで展開したシートを保持す
    るとともにシートの展開状態を維持するワイヤー・シー
    ト構造のワイヤー・シートとを備え、 前記ワイヤー・シートにおけるワイヤー又はロープを足
    場間に張り渡して足場にシートを展開して張設したこと
    を特徴とする工事作業補助システム。
  3. 【請求項3】 足場と、 足場間に張り渡したケーブルと、該ケーブルを軌条とし
    て走行するクレーンと、該クレーンにおける荷吊部に天
    秤状に旋回及び揚げ下げ自在に装着されてなるアーム部
    材とを具備するケーブル荷役装置と、 張設したワイヤー又はロープで展開したシートを保持す
    るとともにシートの展開状態を維持するワイヤー・シー
    ト構造のワイヤー・シートとを備え、 前記ワイヤー・シートにおけるワイヤー又はロープを足
    場間に張り渡して足場にシートを展開して張設したこと
    を特徴とする工事作業補助システム。
  4. 【請求項4】 足場と、 足場間に張り渡したケーブルと、該ケーブルを軌条とし
    て走行するクレーンと、 からなることを特徴とする工事作業補助システム。
  5. 【請求項5】 足場と、 足場間に張り渡したケーブルと、該ケーブルを軌条とし
    て走行するクレーンと、 張設したワイヤー又はロープで展開したシートを保持す
    るとともにシートの展開状態を維持するワイヤー・シー
    ト構造のワイヤー・シートとを備え、 前記ワイヤー・シートにおけるワイヤー又はロープを足
    場間に張り渡して足場にシートを展開して張設したこと
    を特徴とする工事作業補助システム。
  6. 【請求項6】 足場と、 足場間に張り渡したケーブルと、該ケーブルを軌条とし
    て走行するクレーンと、 足場間に展開状態で張設したシートと、 を備えることを特徴とする工事作業補助システム。
  7. 【請求項7】 支柱と、 支柱間に張り渡したケーブルと、該ケーブルを軌条とし
    て走行するクレーンと、 支柱間に張設したワイヤー又はロープで展開したシート
    を保持するとともにシートの展開状態を維持するワイヤ
    ー・シート構造のワイヤー・シートと、 を備えることを特徴とする工事作業補助システム。
  8. 【請求項8】 支柱と、 支柱間に張り渡したケーブルと、該ケーブルを軌条とし
    て走行するクレーンと、 該クレーンにおける荷吊部に天秤状に旋回及び揚げ下げ
    自在に装着されてなるアーム部材とを具備するケーブル
    荷役装置と、 支柱間に張設したワイヤー又はロープで展開したシート
    を保持するとともにシートの展開状態を維持するワイヤ
    ー・シート構造のワイヤー・シートと、 を備えることを特徴とする工事作業補助システム。
  9. 【請求項9】 支柱と、 支柱間に張り渡したケーブルと、該ケーブルを軌条とし
    て走行するクレーンと、 支柱間に展開状態で張設したシートと、 を備えることを特徴とする工事作業補助システム。
  10. 【請求項10】 前記ワイヤー・シート構造のワイヤー
    ・シートにおけるワイヤー又はロープが、シートを保
    持、展開する機能を有する主ワイヤー、及び/又は、シ
    ートを展開する機能を有する抑えワイヤーからなること
    を特徴とする請求項2、3、5、7、8のいずれかに記
    載の工事作業補助システム。
JP3989097A 1997-02-07 1997-02-07 工事作業補助システム Pending JPH10220017A (ja)

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JP3989097A JPH10220017A (ja) 1997-02-07 1997-02-07 工事作業補助システム

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ID=12565575

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN108532610A (zh) * 2018-05-31 2018-09-14 中国水利水电第十四工程局有限公司 一种用于基坑内定子下线的防尘棚

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN108532610A (zh) * 2018-05-31 2018-09-14 中国水利水电第十四工程局有限公司 一种用于基坑内定子下线的防尘棚
CN108532610B (zh) * 2018-05-31 2023-12-01 中国水利水电第十四工程局有限公司 一种用于基坑内定子下线的防尘棚

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