JP2622669B2 - 農業用ハウスの換気装置 - Google Patents
農業用ハウスの換気装置Info
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- JP2622669B2 JP2622669B2 JP6191679A JP19167994A JP2622669B2 JP 2622669 B2 JP2622669 B2 JP 2622669B2 JP 6191679 A JP6191679 A JP 6191679A JP 19167994 A JP19167994 A JP 19167994A JP 2622669 B2 JP2622669 B2 JP 2622669B2
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- lifting prevention
- hoisting
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- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02A—TECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE
- Y02A40/00—Adaptation technologies in agriculture, forestry, livestock or agroalimentary production
- Y02A40/10—Adaptation technologies in agriculture, forestry, livestock or agroalimentary production in agriculture
- Y02A40/25—Greenhouse technology, e.g. cooling systems therefor
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- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02P—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
- Y02P60/00—Technologies relating to agriculture, livestock or agroalimentary industries
- Y02P60/14—Measures for saving energy, e.g. in green houses
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Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、野菜などの促成栽培に
用いられる主としてビニ−ル樹脂フィルムなどの透明フ
ィルムを骨組みに張設してなる農業用ハウスの換気装置
に関する。
用いられる主としてビニ−ル樹脂フィルムなどの透明フ
ィルムを骨組みに張設してなる農業用ハウスの換気装置
に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来、農業用ハウスにおいて、ハウス内
を換気する換気装置は、例えば、実公昭６２−３３８１
２号公報に示されているように、前記ハウスを形成する
透明フィルムのうち、換気部位に位置する透明フィルム
の下端部を巻き上げパイプに固定して、この巻き上げパ
イプの一端側に設ける巻き上げハンドルを操作し、前記
巻き上げパイプの回転によりこのパイプに巻きつけた前
記フィルムを巻き上げながら上方に移動させ、前記パイ
プの下方側を開口させて換気するようにしたものが知ら
れている。
を換気する換気装置は、例えば、実公昭６２−３３８１
２号公報に示されているように、前記ハウスを形成する
透明フィルムのうち、換気部位に位置する透明フィルム
の下端部を巻き上げパイプに固定して、この巻き上げパ
イプの一端側に設ける巻き上げハンドルを操作し、前記
巻き上げパイプの回転によりこのパイプに巻きつけた前
記フィルムを巻き上げながら上方に移動させ、前記パイ
プの下方側を開口させて換気するようにしたものが知ら
れている。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】ところが、近年前記農
業用ハウスの大形化が進むにつれ、妻面の大きさが大き
くなるだけでなく側壁部の長さも長くなっており、この
ため、特に前記側壁部に換気装置を設ける場合、前記透
明フィルムを巻き付ける巻き上げパイプの長さも例えば
３０〜４０mのように長くなり、前記フィルムをハウス
バンドにより押さえ込んでいるとしても、このハウスバ
ンドだけではその押さえ込みが不足し、強風時には前記
巻き上げパイプが風に煽られてばたつき、場合によって
は前記フィルムが破損する問題があった。
業用ハウスの大形化が進むにつれ、妻面の大きさが大き
くなるだけでなく側壁部の長さも長くなっており、この
ため、特に前記側壁部に換気装置を設ける場合、前記透
明フィルムを巻き付ける巻き上げパイプの長さも例えば
３０〜４０mのように長くなり、前記フィルムをハウス
バンドにより押さえ込んでいるとしても、このハウスバ
ンドだけではその押さえ込みが不足し、強風時には前記
巻き上げパイプが風に煽られてばたつき、場合によって
は前記フィルムが破損する問題があった。
【０００４】本発明の目的は、巻き上げパイプの長さが
長くとも、このパイプが強風時、その風によりばたつい
たりすることなく、また、巻き上げパイプのばたつきで
透明フィルムが破損したりするのを防止できる換気装置
を提供することにある。
長くとも、このパイプが強風時、その風によりばたつい
たりすることなく、また、巻き上げパイプのばたつきで
透明フィルムが破損したりするのを防止できる換気装置
を提供することにある。
【０００５】
【課題を解決するための手段】以上の目的を達成するた
め、請求項１記載の発明は、骨組み４に透明フィルム５
を張設した農業用ハウスの換気装置において、換気部位
における透明フィルム５Ｂの一端側を骨組み４に固定
し、他端に巻き上げパイプ１８を固定して、この巻き上
げパイプ１８の端部にハンドル２４を取付けると共に、
前記換気部位における前記透明フィルム５Ｂの外面外方
に、前記巻き上げパイプ１８の浮上がりを防止する浮上
がり防止杆１９を、前記巻き上げパイプ１８の長さ方向
に所定間隔をおいて複数本、前記巻き上げパイプ１８の
巻き上げ・巻下げ操作方向に取付け、前記浮上がり防止
杆１９を、前記巻き上げパイプ１８の巻き上げ操作可能
位置と、浮上がり防止位置とに、位置変更可能としたの
である。
め、請求項１記載の発明は、骨組み４に透明フィルム５
を張設した農業用ハウスの換気装置において、換気部位
における透明フィルム５Ｂの一端側を骨組み４に固定
し、他端に巻き上げパイプ１８を固定して、この巻き上
げパイプ１８の端部にハンドル２４を取付けると共に、
前記換気部位における前記透明フィルム５Ｂの外面外方
に、前記巻き上げパイプ１８の浮上がりを防止する浮上
がり防止杆１９を、前記巻き上げパイプ１８の長さ方向
に所定間隔をおいて複数本、前記巻き上げパイプ１８の
巻き上げ・巻下げ操作方向に取付け、前記浮上がり防止
杆１９を、前記巻き上げパイプ１８の巻き上げ操作可能
位置と、浮上がり防止位置とに、位置変更可能としたの
である。
【０００６】また、請求項２記載の発明は、前記浮上が
り防止杆１９の先端部に、段部２０を介して膨出する膨
出部２１を設け、この膨出部２１を、骨組み４に、回転
可能に支持したのであり、また、請求項３記載の発明
は、前記浮上がり防止杆１９を、前記巻き上げパイプ１
８の巻き上げ、巻下げ操作方向に移動可能に取付けたの
である。
り防止杆１９の先端部に、段部２０を介して膨出する膨
出部２１を設け、この膨出部２１を、骨組み４に、回転
可能に支持したのであり、また、請求項３記載の発明
は、前記浮上がり防止杆１９を、前記巻き上げパイプ１
８の巻き上げ、巻下げ操作方向に移動可能に取付けたの
である。
【０００７】
【作用】請求項１記載の発明では、前記巻き上げパイプ
１８にその下端側を固定した換気部位における前記透明
フィルム５Ｂの外面外方に、前記巻き上げパイプ１８の
浮上がりを防止する浮上がり防止杆１９を、前記巻き上
げパイプ１８の長さ方向に所定間隔をおいて複数本取付
け、この浮上がり防止杆１９を、前記巻き上げパイプ１
８の巻き上げ操作可能位置と、浮上がり防止位置とに、
位置変更可能としたから、巻き上げパイプ１８の上下方
向の移動による換気部位の開口量を任意に調節できなが
ら、強風時には、前記浮上がり防止杆１９を浮上がり防
止位置に位置させることにより、巻き上げパイプ１８が
風に煽られてばたつくのを防止でき、このばたつきによ
り前記フィルム５Ｂが破損するのを防止できるのであ
る。
１８にその下端側を固定した換気部位における前記透明
フィルム５Ｂの外面外方に、前記巻き上げパイプ１８の
浮上がりを防止する浮上がり防止杆１９を、前記巻き上
げパイプ１８の長さ方向に所定間隔をおいて複数本取付
け、この浮上がり防止杆１９を、前記巻き上げパイプ１
８の巻き上げ操作可能位置と、浮上がり防止位置とに、
位置変更可能としたから、巻き上げパイプ１８の上下方
向の移動による換気部位の開口量を任意に調節できなが
ら、強風時には、前記浮上がり防止杆１９を浮上がり防
止位置に位置させることにより、巻き上げパイプ１８が
風に煽られてばたつくのを防止でき、このばたつきによ
り前記フィルム５Ｂが破損するのを防止できるのであ
る。
【０００８】また、請求項２記載の発明では、前記浮上
がり防止杆１９の先端部に、段部２０を介して膨出する
膨出部２１を設け、この膨出部２１を、骨組み４に、回
転可能に支持したから、前記浮上がり防止杆１９を回転
操作することで、前記巻き上げ操作可能位置と浮上がり
防止位置との２位置に位置変更でき、その操作を簡単、
かつ、迅速に行なうことができる。
がり防止杆１９の先端部に、段部２０を介して膨出する
膨出部２１を設け、この膨出部２１を、骨組み４に、回
転可能に支持したから、前記浮上がり防止杆１９を回転
操作することで、前記巻き上げ操作可能位置と浮上がり
防止位置との２位置に位置変更でき、その操作を簡単、
かつ、迅速に行なうことができる。
【０００９】また、請求項３記載の発明では、前記浮上
がり防止杆１９の先端部に、段部２０を介して膨出する
膨出部２１を設け、前記浮上がり防止杆１９を、巻き上
げパイプ１８の巻き上げ・巻下げ操作方向に移動可能に
取付けから、前記浮上がり防止杆１９を移動させること
で、前記２位置に位置変更でき、また、この移動時、浮
上がり防止杆１９の地中への支持位置を考慮することに
より、前記巻き上げパイプ１８の浮上がりをより確実に
防止することができるのである。
がり防止杆１９の先端部に、段部２０を介して膨出する
膨出部２１を設け、前記浮上がり防止杆１９を、巻き上
げパイプ１８の巻き上げ・巻下げ操作方向に移動可能に
取付けから、前記浮上がり防止杆１９を移動させること
で、前記２位置に位置変更でき、また、この移動時、浮
上がり防止杆１９の地中への支持位置を考慮することに
より、前記巻き上げパイプ１８の浮上がりをより確実に
防止することができるのである。
【００１０】
【実施例】図に示した実施例の農業用ハウスは、コンク
リ−ト基礎１に立設した多数の柱２とこれら柱２の上部
に固定される梁３とから成る骨組み４に、主としてビニ
−ル樹脂からなる透明フィルム５を、多数のフィルム受
け部材６を介して張設したものである。
リ−ト基礎１に立設した多数の柱２とこれら柱２の上部
に固定される梁３とから成る骨組み４に、主としてビニ
−ル樹脂からなる透明フィルム５を、多数のフィルム受
け部材６を介して張設したものである。
【００１１】さらに詳記すると、前記ハウスの側壁部
は、この側壁部の長さ方向に並設する前記柱２の高さ方
向中間部と下端側に、前記柱２の並設方向に延びる胴縁
７，８を横架し、上部には軒樋９を前記胴縁７，８と平
行状に取付け、また、前記柱２の下端部には、前記フィ
ルム５をその外面から押さえつけるハウスバンド１０の
バンド止めパイプ１１を、メガネ杭などの取付け金具３
０を介して取付けると共に、前記軒樋９と胴縁７，８と
の各外面間に、垂木を構成する前記フィルム受け部材６
を所定間隔ごとに多数取付けて、前記側壁部を構成して
いる。
は、この側壁部の長さ方向に並設する前記柱２の高さ方
向中間部と下端側に、前記柱２の並設方向に延びる胴縁
７，８を横架し、上部には軒樋９を前記胴縁７，８と平
行状に取付け、また、前記柱２の下端部には、前記フィ
ルム５をその外面から押さえつけるハウスバンド１０の
バンド止めパイプ１１を、メガネ杭などの取付け金具３
０を介して取付けると共に、前記軒樋９と胴縁７，８と
の各外面間に、垂木を構成する前記フィルム受け部材６
を所定間隔ごとに多数取付けて、前記側壁部を構成して
いる。
【００１２】また、前記ハウスの妻面も、前記側壁部と
同様、前記柱２の並設方向に胴縁１２，１３，１４を横
架すると共に、前記柱２下端部にバンド止めパイプ１５
を取付け、前記胴縁１２，１３，１４の各外面間に前記
フィルム受け部材６を多数取り付けて構成している。
同様、前記柱２の並設方向に胴縁１２，１３，１４を横
架すると共に、前記柱２下端部にバンド止めパイプ１５
を取付け、前記胴縁１２，１３，１４の各外面間に前記
フィルム受け部材６を多数取り付けて構成している。
【００１３】更に、前記ハウスの屋根部は、前記梁３に
結合する母屋１６と棟木１７及び前記軒樋９や谷樋との
外面間に、たるきを構成する前記フィルム受け部材６を
所定間隔ごとに多数取付けて構成している。
結合する母屋１６と棟木１７及び前記軒樋９や谷樋との
外面間に、たるきを構成する前記フィルム受け部材６を
所定間隔ごとに多数取付けて構成している。
【００１４】そして、前記各フィルム受け部材６・・・
に、例えば波形の線材からなる止め具により前記透明フ
ィルム５を止着して前記ハウスの側壁部、妻面、屋根部
を覆い、また、前記バンド止めパイプ１１，１５に固定
されるハウスバンド１０により側壁部及び妻面の前記フ
ィルム５を押さえつけるのである。また、前記屋根部の
前記フィルム５及び前記側壁部と、妻面とにおける裾野
の前記フィルム５Ａは定着されるけれども、前記側壁部
の前記軒樋９及び前記妻面の上部胴縁１２に定着される
前記フィルム５Ｂは前記軒樋９、胴縁１２から下方に垂
下され、その下縁部には巻き上げパイプ１８が固着され
ている。
に、例えば波形の線材からなる止め具により前記透明フ
ィルム５を止着して前記ハウスの側壁部、妻面、屋根部
を覆い、また、前記バンド止めパイプ１１，１５に固定
されるハウスバンド１０により側壁部及び妻面の前記フ
ィルム５を押さえつけるのである。また、前記屋根部の
前記フィルム５及び前記側壁部と、妻面とにおける裾野
の前記フィルム５Ａは定着されるけれども、前記側壁部
の前記軒樋９及び前記妻面の上部胴縁１２に定着される
前記フィルム５Ｂは前記軒樋９、胴縁１２から下方に垂
下され、その下縁部には巻き上げパイプ１８が固着され
ている。
【００１５】しかして、以上のように構成する農業用ハ
ウスにおいて、前記側壁部における前記軒樋９とバンド
止めパイプ１１との間及び前記妻面における前記胴縁１
２とバンド止めパイプ１５との間、つまり、前記ハウス
の換気部位における前記透明フィルム５Ｂの外面外方に
は、前記巻き上げパイプ１８の浮上がりを防止する浮上
がり防止杆１９を、前記巻き上げパイプ１８の長さ方向
に所定間隔をおいて複数本、前記巻き上げパイプ１８の
巻き上げ・巻下げ操作方向、つまり、上下方向に配設し
たのである。
ウスにおいて、前記側壁部における前記軒樋９とバンド
止めパイプ１１との間及び前記妻面における前記胴縁１
２とバンド止めパイプ１５との間、つまり、前記ハウス
の換気部位における前記透明フィルム５Ｂの外面外方に
は、前記巻き上げパイプ１８の浮上がりを防止する浮上
がり防止杆１９を、前記巻き上げパイプ１８の長さ方向
に所定間隔をおいて複数本、前記巻き上げパイプ１８の
巻き上げ・巻下げ操作方向、つまり、上下方向に配設し
たのである。
【００１６】図１に示した実施例では、前記浮上がり防
止杆１９の先端部に、段部２０を介して膨出する膨出部
２１を設け、この膨出部２１を、鉄筋材をＵ形に折り曲
げ、前記軒樋９及び前記妻面における上部胴縁１２に固
定された支持具２２に回転可能に支持し、また、下側を
着脱可能なクランプ２３で係止して、この浮上がり防止
杆１９を、その回転により前記巻き上げパイプ１８の巻
き上げ操作可能位置と浮上がり防止位置とに位置変更可
能に支持したのである。
止杆１９の先端部に、段部２０を介して膨出する膨出部
２１を設け、この膨出部２１を、鉄筋材をＵ形に折り曲
げ、前記軒樋９及び前記妻面における上部胴縁１２に固
定された支持具２２に回転可能に支持し、また、下側を
着脱可能なクランプ２３で係止して、この浮上がり防止
杆１９を、その回転により前記巻き上げパイプ１８の巻
き上げ操作可能位置と浮上がり防止位置とに位置変更可
能に支持したのである。
【００１７】前記巻き上げパイプ１８は、前記側壁部及
び妻面の長さ方向に沿って長尺状に形成されてその長さ
方向一端側には、ハンドル２４が設けられている。即
ち、前記巻き上げパイプ１８の長さ方向端部は、図１に
示したように、前記骨組４の端部に設ける縦部材４０に
摺動自由に挿嵌される軸受け部材４１に支持され、この
軸受け部材４１から突出する突出部に前記ハンドル２４
を取付けるのである。
び妻面の長さ方向に沿って長尺状に形成されてその長さ
方向一端側には、ハンドル２４が設けられている。即
ち、前記巻き上げパイプ１８の長さ方向端部は、図１に
示したように、前記骨組４の端部に設ける縦部材４０に
摺動自由に挿嵌される軸受け部材４１に支持され、この
軸受け部材４１から突出する突出部に前記ハンドル２４
を取付けるのである。
【００１８】従って、このハンドル２４の回転操作によ
り前記巻き上げパイプ１８に前記フィルム５Ｂを巻き付
けたり、巻戻したりすることができ、この巻き付け、巻
き戻しによって前記巻き上げパイプ１８を上下方向に移
動させられ、前記換気部位の開口量が調節できるのであ
る。
り前記巻き上げパイプ１８に前記フィルム５Ｂを巻き付
けたり、巻戻したりすることができ、この巻き付け、巻
き戻しによって前記巻き上げパイプ１８を上下方向に移
動させられ、前記換気部位の開口量が調節できるのであ
る。
【００１９】そして、前記浮上がり防止杆１９を巻き上
げ可能位置に位置させた時は、図２に示したように、垂
木となる前記フィルム受け部材６と前記浮上がり防止杆
１９との間には、前記巻き上げパイプ１８の径より大き
い隙間Ｄができ、この結果前記巻き上げパイプ１８の上
下方向の移動が可能になり、この移動により前記換気部
位を開口させたり閉鎖させたりできるのである。
げ可能位置に位置させた時は、図２に示したように、垂
木となる前記フィルム受け部材６と前記浮上がり防止杆
１９との間には、前記巻き上げパイプ１８の径より大き
い隙間Ｄができ、この結果前記巻き上げパイプ１８の上
下方向の移動が可能になり、この移動により前記換気部
位を開口させたり閉鎖させたりできるのである。
【００２０】また、前記浮上がり防止杆１９を浮上がり
防止位置に位置させた時は、図４に示したように、前記
隙間Ｄが巻き上げパイプ１８の径より小さくなって、前
記巻き上げパイプ１８を前記フィルム受け部材６に押し
つけ、その浮上がりを防止できるのである。
防止位置に位置させた時は、図４に示したように、前記
隙間Ｄが巻き上げパイプ１８の径より小さくなって、前
記巻き上げパイプ１８を前記フィルム受け部材６に押し
つけ、その浮上がりを防止できるのである。
【００２１】以上のように、前記浮上がり防止杆１９を
その回転により、前記２位置に位置変更可能としたか
ら、前記巻き上げパイプ１８による前記フィルム５Ｂの
巻き上げ、巻下げを自由に行なうことができながら、風
によるその浮上がりも防止でき、強風時でも前記巻き上
げパイプ１８の浮上がりにより前記フィルム５Ｂの破損
を防止できるのである。
その回転により、前記２位置に位置変更可能としたか
ら、前記巻き上げパイプ１８による前記フィルム５Ｂの
巻き上げ、巻下げを自由に行なうことができながら、風
によるその浮上がりも防止でき、強風時でも前記巻き上
げパイプ１８の浮上がりにより前記フィルム５Ｂの破損
を防止できるのである。
【００２２】尚、前記浮上がり防止杆１９の回転操作
は、前記クランプ２３による係止を緩めて個別に行なう
のであるが、風の状況に応じて任意数の浮上がり防止杆
１９を選び、これらをその浮上がり防止位置に操作する
のである。
は、前記クランプ２３による係止を緩めて個別に行なう
のであるが、風の状況に応じて任意数の浮上がり防止杆
１９を選び、これらをその浮上がり防止位置に操作する
のである。
【００２３】また、前記浮上がり防止杆１９は、以上の
ように回転により前記２位置に位置調節するようにする
他、前記クランプ２３を外して図６のように引上げてた
後、この引上げ位置で前記クランプ２３により再び係止
するようにしてもよい。
ように回転により前記２位置に位置調節するようにする
他、前記クランプ２３を外して図６のように引上げてた
後、この引上げ位置で前記クランプ２３により再び係止
するようにしてもよい。
【００２４】即ち、前記浮上がり防止杆１９は、その下
端部が地中に埋められて前記クランプ２３により固定さ
れているのであって、前記クランプ２３を外すことによ
り容易に引き上げられ、また、引上げた位置で前記クラ
ンプ２３を係止することにより、その引上げ位置に保持
させ得るのである。従って、前記浮上がり防止杆１９を
引上げて再び前記クランプ２３で係止するとき、図６の
ように傾斜させて係止することにより、浮上がり防止位
置に位置させることができるのである。
端部が地中に埋められて前記クランプ２３により固定さ
れているのであって、前記クランプ２３を外すことによ
り容易に引き上げられ、また、引上げた位置で前記クラ
ンプ２３を係止することにより、その引上げ位置に保持
させ得るのである。従って、前記浮上がり防止杆１９を
引上げて再び前記クランプ２３で係止するとき、図６の
ように傾斜させて係止することにより、浮上がり防止位
置に位置させることができるのである。
【００２５】何れの実施例においても、前記巻き上げパ
イプ１８をハンドル２４で時計方向に回転させることに
より、前記フィルム５Ｂは巻き上げられて、巻き上げパ
イプ１８が上方に移動し、裾部に定着されている前記フ
ィルム５Ａの上縁部との間が開口する。
イプ１８をハンドル２４で時計方向に回転させることに
より、前記フィルム５Ｂは巻き上げられて、巻き上げパ
イプ１８が上方に移動し、裾部に定着されている前記フ
ィルム５Ａの上縁部との間が開口する。
【００２６】この時、前記巻き上げパイプ１８は、前記
フィルム受け部材６とハウスバンド１０との間に挾持さ
れることになるので、前記ハンドル２４から手を離して
も巻き上げパイプ１８が落下することはない。また、前
記巻き上げパイプ１８を反時計方向に回転させることに
より、ハウスバンド１０との摩擦抵抗に抗して下方に移
動し、前記開口を閉鎖させられるのである。
フィルム受け部材６とハウスバンド１０との間に挾持さ
れることになるので、前記ハンドル２４から手を離して
も巻き上げパイプ１８が落下することはない。また、前
記巻き上げパイプ１８を反時計方向に回転させることに
より、ハウスバンド１０との摩擦抵抗に抗して下方に移
動し、前記開口を閉鎖させられるのである。
【００２７】以上の操作は、何れも前記浮上がり防止杆
１９を巻き上げ可能位置に位置させて行なうのであっ
て、巻き上げパイプ１８の上下移動位置により、前記換
気部位の開口量が調節され、ハウス内の所望の換気が行
なえるのであるが、強風時には、浮上がり防止杆１９を
浮上がり防止位置に位置変更することにより、前記巻き
上げパイプ１８のばたつきを防止でき、このパイプ１８
のばたつきによる前記フィルム５Ｂの破損を防止できる
のである。
１９を巻き上げ可能位置に位置させて行なうのであっ
て、巻き上げパイプ１８の上下移動位置により、前記換
気部位の開口量が調節され、ハウス内の所望の換気が行
なえるのであるが、強風時には、浮上がり防止杆１９を
浮上がり防止位置に位置変更することにより、前記巻き
上げパイプ１８のばたつきを防止でき、このパイプ１８
のばたつきによる前記フィルム５Ｂの破損を防止できる
のである。
【００２８】以上の実施例において、浮上がり防止杆１
９は、それぞれ個別に位置変更するようにしているが、
その長さ方向両側を回転可能に支持し、各浮上がり防止
杆１９を連動杆により連動させ、この連動杆の操作によ
り同時に位置変更させるようにしてもよい。
９は、それぞれ個別に位置変更するようにしているが、
その長さ方向両側を回転可能に支持し、各浮上がり防止
杆１９を連動杆により連動させ、この連動杆の操作によ
り同時に位置変更させるようにしてもよい。
【００２９】また、以上の実施例において、骨組み４の
すべてに透明フィルム５を張設したが、屋根部や妻面及
び側壁部の裾部は、透明フィルムの代わりに透明な波板
や、透明板を取付けるようにしてもよい。
すべてに透明フィルム５を張設したが、屋根部や妻面及
び側壁部の裾部は、透明フィルムの代わりに透明な波板
や、透明板を取付けるようにしてもよい。
【００３０】
【発明の効果】請求項１記載の発明では、前記巻き上げ
パイプ１８にその下端側を固定した換気部位における前
記透明フィルム５Ｂの外面外方に、前記巻き上げパイプ
１８の浮上がりを防止する浮上がり防止杆１９を、前記
巻き上げパイプ１８の長さ方向に所定間隔をおいて複数
本取付け、この浮上がり防止杆１９を、前記巻き上げパ
イプ１８の巻き上げ操作可能位置と、浮上がり防止位置
とに、位置変更可能としたから、巻き上げパイプ１８の
上下方向の移動による換気部位の開口量を任意に調節で
きながら、強風時には、前記浮上がり防止杆１９を浮上
がり防止位置に位置させることにより、巻き上げパイプ
１８が風に煽られてばたつくのを防止でき、このばたつ
きにより前記フィルム５Ｂが破損するのを防止できるの
である。
パイプ１８にその下端側を固定した換気部位における前
記透明フィルム５Ｂの外面外方に、前記巻き上げパイプ
１８の浮上がりを防止する浮上がり防止杆１９を、前記
巻き上げパイプ１８の長さ方向に所定間隔をおいて複数
本取付け、この浮上がり防止杆１９を、前記巻き上げパ
イプ１８の巻き上げ操作可能位置と、浮上がり防止位置
とに、位置変更可能としたから、巻き上げパイプ１８の
上下方向の移動による換気部位の開口量を任意に調節で
きながら、強風時には、前記浮上がり防止杆１９を浮上
がり防止位置に位置させることにより、巻き上げパイプ
１８が風に煽られてばたつくのを防止でき、このばたつ
きにより前記フィルム５Ｂが破損するのを防止できるの
である。
【００３１】また、請求項２記載の発明では、前記浮上
がり防止杆１９の先端部に、段部２０を介して膨出する
膨出部２１を設け、この膨出部２１を、骨組み４に、回
転可能に支持したから、前記浮上がり防止杆１９を回転
操作することで、前記巻き上げ可能位置と浮上がり防止
位置との２位置に位置変更でき、その操作を簡単、か
つ、迅速に行なうことができる。
がり防止杆１９の先端部に、段部２０を介して膨出する
膨出部２１を設け、この膨出部２１を、骨組み４に、回
転可能に支持したから、前記浮上がり防止杆１９を回転
操作することで、前記巻き上げ可能位置と浮上がり防止
位置との２位置に位置変更でき、その操作を簡単、か
つ、迅速に行なうことができる。
【００３２】また、請求項３記載の発明では、前記浮上
がり防止杆１９の先端部に、段部２０を介して膨出する
膨出部２１を設け、前記浮上がり防止杆１９を、巻き上
げパイプ１８の巻き上げ・巻下げ操作方向に移動可能に
取付けから、前記浮上がり防止杆１９を移動させること
で、前記巻き上げ可能位置と浮上がり防止位置との２位
置に位置変更でき、また、この浮上がり防止位置への移
動時、浮上がり防止杆１９の地中への支持位置を考慮す
ることにより、前記巻き上げパイプ１８の浮上がりをよ
り確実に防止することができるのである。
がり防止杆１９の先端部に、段部２０を介して膨出する
膨出部２１を設け、前記浮上がり防止杆１９を、巻き上
げパイプ１８の巻き上げ・巻下げ操作方向に移動可能に
取付けから、前記浮上がり防止杆１９を移動させること
で、前記巻き上げ可能位置と浮上がり防止位置との２位
置に位置変更でき、また、この浮上がり防止位置への移
動時、浮上がり防止杆１９の地中への支持位置を考慮す
ることにより、前記巻き上げパイプ１８の浮上がりをよ
り確実に防止することができるのである。
【図１】本発明の一実施例を示す要部の斜視図
【図２】図１における部分拡大断面図
【図３】浮上がり防止杆を巻き上げ可能位置に位置させ
た状態の部分拡大断面図
た状態の部分拡大断面図
【図４】同じく浮上がり防止杆を回転操作して浮上がり
防止位置に位置変更した状態の部分拡大断面図
防止位置に位置変更した状態の部分拡大断面図
【図５】農業用ハウスの一部を示す斜視図
【図６】浮上がり防止杆を上下移動させて浮上がり位置
に位置変更した状態の部分拡大断面図
に位置変更した状態の部分拡大断面図
４ 骨組み ５ 透明フィルム １８ 巻き上げパイプ １９ 浮上がり防止
杆 ２０ 段部 ２１ 膨出部 ２４ ハンドル
杆 ２０ 段部 ２１ 膨出部 ２４ ハンドル
Claims (3)
- 【請求項１】骨組み（４）に透明フィルム（５）を張設
した農業用ハウスの換気装置であって、換気部位におけ
る透明フィルム（５Ｂ）の一端側を骨組み（４）に固定
し、他端に巻き上げパイプ（１８）を固定して、この巻
き上げパイプ（１８）の端部にハンドル（２４）を取付
けると共に、前記換気部位における前記透明フィルム
（５Ｂ）の外面外方に、前記巻き上げパイプ（１８）の
浮上がりを防止する浮上がり防止杆（１９）を、前記巻
き上げパイプ（１８）の長さ方向に所定間隔をおいて複
数本、前記巻き上げパイプ（１８）の巻き上げ・巻下げ
操作方向に取付け、前記浮上がり防止杆（１９）を、前
記巻き上げパイプ（１８）の巻き上げ操作可能位置と、
浮上がり防止位置とに、位置変更可能としていることを
特徴とする農業用ハウスの換気装置。 - 【請求項２】浮上がり防止杆（１９）の先端部に、段部
（２０）を介して膨出する膨出部（２１）を設け、この
膨出部（２１）を、骨組み（４）に、回転可能に支持し
ている請求項１記載の農業用ハウスの換気装置。 - 【請求項３】浮上がり防止杆（１９）を、巻き上げパイ
プ（１８）の巻き上げ・巻下げ操作方向に移動可能に取
付けている請求項１記載の農業用ハウスの換気装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6191679A JP2622669B2 (ja) | 1994-08-15 | 1994-08-15 | 農業用ハウスの換気装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6191679A JP2622669B2 (ja) | 1994-08-15 | 1994-08-15 | 農業用ハウスの換気装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0851872A JPH0851872A (ja) | 1996-02-27 |
| JP2622669B2 true JP2622669B2 (ja) | 1997-06-18 |
Family
ID=16278659
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP6191679A Expired - Lifetime JP2622669B2 (ja) | 1994-08-15 | 1994-08-15 | 農業用ハウスの換気装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2622669B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2918843B2 (ja) * | 1996-05-07 | 1999-07-12 | 株式会社アコー | 巻き上げ部材保持装置 |
-
1994
- 1994-08-15 JP JP6191679A patent/JP2622669B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0851872A (ja) | 1996-02-27 |
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