JP2010126959A - 通信アンテナ用鉄塔の格納式足場 - Google Patents

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信吾 ▲崎▼岡
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Setsuo Okamoto
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Abstract

【課題】アンテナ等の改修、保守点検する際に、容易に展開して「足場」として使用でき、作業精度と効率の向上と作業時間の短縮を図り、作業修了後に格納できる。
【解決手段】鉄塔リング3の外周において、上向きから水平の周囲方向へ展開するように、各基端部5bを鉄塔リング3の下部外周に取り付けた複数本の支持棹5と、展開している状態の支持棹5の間に、着脱自在に取り付ける可撓性を有する足場材7と、各支持棹5の先端部5aと鉄塔リング3の上部外周とに架け渡す、支持棹5を吊り上げる懸吊部材6とを備え、改修工事、保守点検する際に、鉄塔リング3の周囲において格納されている複数本の支持棹5を、鉄塔リング3の周囲方向へ展開させ、隣接する支持棹5の間に足場材7を掛け渡して「足場」を形成し、作業終了時には各支持棹5を立て掛けて格納し得るように構成した。
【選択図】図2

Description

本発明は、鉄塔の上部において改修工事、保守点検する際に作業者が乗る作業用足場に係り、特に長尺のアンテナ等を装着する鉄塔リングが設けられた鉄塔において容易に格納できる通信アンテナ用鉄塔の格納式足場に関する。
鉄塔には、送電用鉄塔、配電用鉄塔の他に携帯電話等の通信用アンテナを設置した鉄塔がある。この通信用アンテナを設置した鉄塔では改修工事、保守点検をする機会が多い。各通信事業者の要望するアンテナ等の取付角度が様々であり、アンテナの取付角度を変位させる必要があるからである。
従来は、改修工事、保守点検する際に、作業者は鉄塔リングに安全帯(命綱)のロープを掛け止めて高所の作業を行なっていた。鉄塔リングの外側に空中線を設置するために、作業者は斜めになる体勢で作業することがあり、その作業の自由度が低く、円滑に作業できなかった。
そこで、鉄塔の上部に足場を設ける技術が種々提案されている。例えば、特許文献1の特開2006−124965公報「鉄塔組立工法及び組立用足場」のように、携帯電話用アンテナに使用する程度の大きさの塔状構造物で、特に単管鉄柱部材を上方に継ぎ足し接続して組み立てる鉄塔の組立工法に使用する組立用足場が提案されている。
特開2006−124965公報
この組立用足場は、所定外径の鋼管本体の上下端をフランジ部とし、外周面に鉄塔昇降用梯子を装着すると共に、外周面の適宜箇所に上下が開放したコの字断面の鋼板を溶接して形成した足場杆装着部を備えてなる鉄塔部材を、上方に順次継ぎ足すと共に上下当接するフランジ部をボルトナットで連結接続して鉄塔を構築する鉄塔構築作業に使用される作業用足場で、前記足場杆装着部を覆うと共に背面に足場杆装着部内に上方より差し入れ可能な差込ピンを付設した複数の縦杆部と、前記各縦杆部から放射状に突設した複数の横杆部と、横杆部上に張り巡らした足場板と、足場板の外周に設けた手すり部とを備えてなるものである。
しかし、特許文献1の鉄塔組立工法及び組立用足場は、単管鉄柱部材を上方に継ぎ足し接続する際に、これをクレーンで吊り上げるものであり、取り付け取り外しの際にクレーン、クレーン車が必要である。この特許文献1の技術は、例えば山間部に設置する通信アンテナ用鉄塔には利用できないという問題を有していた。
また、長尺のアンテナ等の装着する鉄塔リングが設けられた通信アンテナ用鉄塔では、この通信アンテナの周囲に、常設の足場が設置されていると、強風などによって障害を受けやすく通信上の障害が発生するおそれもあった。更に、このような常設の足場には鳥類が営巣しやすく、更に糞による被害も受けやすいという問題も有していた。
本発明は、かかる問題点を解決するために創案されたものである。すなわち、本発明の目的は、鉄塔リングにおいて足場を格納自在に構成することで、アンテナ等の改修工事、保守点検する際に、容易に展開して「足場」として使用することができ、作業精度と効率の向上と作業時間の短縮が図れ、作業修了後には格納でき、通信上の傷害のおそれ、鳥類による営巣という不具合も生じない通信アンテナ用鉄塔の格納式足場を提供することにある。
本発明によれば、鉄塔(2)上部に設けられた鉄塔リング(3)に、取り付けたアンテナ等の被支持部材(4)を改修工事、保守点検する際に、作業者が乗る通信アンテナ用鉄塔の格納式足場であって、前記鉄塔リング(3)の外周において、上向きから水平の周囲方向へ展開するように、各基端部(5b)を該鉄塔リング(3)の下部外周に取り付けた複数本の支持棹(5)と、展開している状態の支持棹(5)の間に、着脱自在に取り付ける可撓性を有する足場材(7)と、各支持棹(5)の先端部(5a)と前記鉄塔リング(3)の上部外周とに架け渡す、該支持棹(5)を吊り上げる懸吊部材(6)と、を備え、改修工事、保守点検する際に、前記鉄塔リング(3)の周囲において格納されている複数本の支持棹(5)を、該鉄塔リング(3)の周囲方向へ展開させ、隣接する支持棹(5)の間に前記足場材(7)を掛け渡して「足場」を形成し、作業終了時には各支持棹(5)を立て掛けて格納し得るように構成した、ことを特徴とする通信アンテナ用鉄塔の格納式足場が提供される。
例えば、前記支持棹(5)は、その先端部(5a)が上向きから水平へ90度程度の開角度で可動するように、前記鉄塔リング(3)下部を構成する鋼材と、その基端部(5b)とをヒンジ(8)で連結したものである。
前記足場材(7)は略台形状の布材である。
前記懸吊部材(6)は、前記支持棹(5)の先端部(5a)と、前記鉄塔リング(3)の上部を構成する鋼材とに架け渡す懸吊ワイヤーである。
前記鉄塔リング(3)の上部外周において、下向きから水平の周囲方向へ展開するように、各基端部(22b)を該鉄塔リング(3)の上部外周に取り付けた複数本の命綱用棹(22)と、各命綱用棹(22)の先端に、輪状になるように架け渡す命綱用ワイヤー(23)と、を更に備え、前記鉄塔リング(3)の周囲において格納されている命綱用棹(22)を、該鉄塔リング(3)の周囲へ展開させ、命綱用ワイヤー(23)を輪状に張設して安全帯(26)のロープ(27)を掛け止め得るように構成することができる。
上述したように、本発明の構成では、アンテナ等の被支持部材(4)を改修工事、保守点検する際に、鉄塔リング(3)の下部外周に取り付けた支持棹(5)を周囲方向へ展開し、隣接する支持棹(5)の間に足場材(7)を掛け渡して「足場」を形成する。このように掛け渡した足場材(7)の上に作業者は乗って作業することができる。従来の安全帯と安全帯(命綱)のみの作業に比較して、安定した足場での作業が可能となり、作業精度の向上と作業時間の短縮が図れる。また、作業が終われば、支持棹(5)から足場材(7)を取り外し、支持棹(5)を立て掛けるように鉄塔リング(3)の周囲に格納する。アンテナ等の被支持部材(4)の周囲に支持棹(5)や足場材(7)が突出することがなく、通信上の傷害発生、鳥類による営巣という不具合が生じない。
また、鉄塔リング(3)の周囲において格納されている命綱用棹(22)を、鉄塔リング(3)の周囲方向へ展開させ、命綱用ワイヤー(23)を輪状に張設する。この張設した命綱用ワイヤー(23)に安全帯(26)のロープ(27)のフック(28)を掛け止める。ロープ(27)のフック(28)は隣接する命綱用棹(22)に掛け渡した命綱用ワイヤー(23)間を移動することになり、従来のように、ロープ(27)のフック(28)を鉄塔リング(3)の1箇所に掛け止めているときに比較して、作業者の行動範囲が広がり、作業の自由度と安全性を向上させることができる。
本発明の通信アンテナ用鉄塔の格納式足場は、鉄塔の鉄塔リングに装着したアンテナ等の改修工事、保守点検する際に、この鉄塔リングの周囲において格納されている複数本の支持棹を、鉄塔リングの周囲方向へ展開させ、隣接する支持棹の間に足場材を掛け渡して「足場」を形成する。次に、作業終了時には支持棹から足場材を取り外し、支持棹を立て掛けて格納し得るように構成した格納式足場である。
以下、本発明の好ましい実施の形態を図面を参照して説明する。
図1は本発明の通信アンテナ用鉄塔の格納式足場を示す正面図である。
本発明の通信アンテナ用鉄塔の格納式足場1は、鉄塔2の上部に設けられた鉄塔リング3に、取り付ける簡易式の足場である。この鉄塔リング3は、アンテナ等の長尺の被支持部材4を取り付けるものである。
図2は実施例1の格納式足場の支持棹を展開し、足場材を掛け渡した状態を示す斜視図である。図3は実施例1の格納式足場の支持棹を展開し、足場材を掛け渡した状態を示す平面図である。図4は実施例1の格納式足場を示す正面図であり、(a)は支持棹を格納した状態、(b)は支持棹を展開した状態である。
実施例1の格納式足場1は、鉄塔リング3の外周に支持棹5を上向きから水平の周囲方向へ展開するように取り付け、各支持棹5の先端部5aと鉄塔リング3の上部外周とに懸吊部材6を架け渡したものである。このように複数本の支持棹5を展開し、隣接した支持棹5の間に可撓性を有する足場材7を掛け渡して「足場」を形成することができる。
支持棹5は、図4(a)、(b)に示すように、その先端部5aが上向きから水平へ90度程度の開角度で可動するように、鉄塔リング3の下部を構成する鋼材と、その基端部5bとをヒンジ8で連結したものである。この支持棹5は、金属製の棒材、パイプ材又はL字形状の鋼材等から成るものである。軽量の材質であることが望ましい。
図2と図3の図示例では、鉄塔リング3の周囲において、8本の支持棹5を等間隔に取り付けた形態を示しているが、この本数に限定されない。鉄塔リング3の外周の大小に応じて、その本数が決められる。また、鉄塔リング3の形状に応じても支持棹5を取り付ける位置が決められる。
足場材7は、隣接する支持棹5の間を略台形状の布材を掛け渡したものである。この足場材)の両端にフック(図示していない)を取り付け、これらのフックを支持棹5側に着脱自在に掛け止める構造である。隣接する支持棹5の間に足場材7を掛け止める構造はフック式に限定されず、ボルト締結式、又は足場材7に開けた孔に、支持棹5に設けた突起を掛け止める方式等の種々の掛け止め手段を利用することができる。
また、足場材7の素材については、可撓性を有し、地上から容易に携帯運搬し得る程度の軽量なものが好ましい。そこで、折り畳める素材であって強度の高い素材であれば、布材に限定されず、例えば、合成樹脂製のシート材、金属の網材等を利用することができる。
懸吊部材6は、支持棹5の先端部5aと、鉄塔リング3の上部を構成する鋼材とに架け渡す懸吊ワイヤーである。この懸吊部材6は、水平方向に展開した複数本の支持棹5を、その水平状態に維持するためのものである。なお、この懸吊部材6は、展開した支持棹5を水平状態に維持できるものであれば、懸吊ワイヤーに限定されず、鎖、ロープを使用することもできる。この懸吊部材6は、必要に応じて支持棹5の先端部5aと鉄塔リング3側に着脱自在に架け渡す構造にすることができる。このように着脱自在に構成すれば、作業していないときはこの懸吊部材6(懸吊ワイヤー)が鉄塔リング3の周囲で邪魔になることがない。
このように構成した格納式足場1は、図4(a)、(b)に示すように、アンテナ4等の改修工事、保守点検する際に、鉄塔リング3の周囲において格納されている複数本の支持棹5を、鉄塔リング3の周囲方向へ展開させる。これらの支持棹5が水平方向に展開され、隣接する支持棹5の間に足場材7を掛け渡し「足場」を形成することができる。この状態で、作業者は乗ってアンテナ等の被支持部材4を改修工事、保守点検の作業をする。各支持棹5は懸吊部材6で強固に吊り下げられているので、安定した状態を維持している。そこで、これらの支持棹5の間に掛け渡した足場材7を安定した状態になり、作業者はこの足場材7の上で安全に改修工事、保守点検作業を行なうことができる。
工事、点検作業が終われば、図4(b)から図4(a)の状態になるように、先ず支持棹5から足場材7を取り外し、次に支持棹5を鉄塔リング3の周囲に立て掛けるように格納する。
図5は支持棹を鉄塔リング側に仮固定する状態を示す支持棹の部分拡大図であり、(a)はボルト・ナットを掛け止める前の状態、(b)はボルト・ナットを締め付けた状態である。
支持棹5を鉄塔リング3の周囲に立て掛けるように格納するときは、図示するように、支持棹5の一部にあけた切欠部9に鉄塔リング3側に首振り自在に取り付けたボルト・ナット10を掛け止め、ナット10を締め付けて仮固定することができる。支持棹5を展開するときは、ナット10を緩めて支持棹5の切欠部9からボルト・ナット10を外す。
なお、支持棹5を鉄塔リング3側に仮固定する手段は、簡単な動作で実施することができ、部品が落下しない構造であれば、図示例に限定されない。例えば、構成を逆にした支持棹5側にボルト・ナット10を取り付け、鉄塔リング3側に設けた掛け止め具に締結し得るように構成することができる。その他に、支持棹5を断面が略コ字形状に成る部材を用いて着脱自在に挟持する手段もある。
図6は特定の支持棹のみを展開し、それに足場材を掛け渡した状態を示す平面図である。
上述した図示例では、全部の支持棹5を展開し、全ての支持棹5の間に足場材7を掛け渡した状態を示している。しかし、アンテナ4等の改修工事、保守点検する際に、鉄塔リング3の全周にアンテナ4が装着されているわけではなく、一部しか装着されていないことが多い。そこで、図6に示すように、必要な箇所の支持棹5のみを展開し、その隣接する部分のみに足場材7を掛け渡すことができる。このようにすれば、足場の準備時間を短縮でき、改修工事、保守点検の全体の作業時間を短縮することができる。
図7は実施例2の格納式足場であり、命綱用棹を展開した状態を示す斜視図である。図8は実施例2の格納式足場であり、命綱用棹を展開した状態を示す正面図である。図9は実施例2の命綱用棹を示す部分拡大図であり、(a)は命綱用棹を格納した状態、(b)は命綱用棹を展開した状態である。
実施例2の格納式足場21は、支持棹5に加えて、鉄塔リング3の周囲に命綱用棹22を展開自在に取り付け、各命綱用棹22の先端に命綱用ワイヤー23を着脱自在に掛け渡したものである。命綱用棹22は、鉄塔リング3の上部外周において、下向きから水平の周囲方向へ展開するように、基端部22bをヒンジ24で鉄塔リング3の上部外周に取り付けたものである。各命綱用棹22の先端間に命綱用ワイヤー23を輪状になるように着脱自在に架け渡したものである。
このように構成した実施例2の格納式足場21では、鉄塔リング3の周囲において格納されている命綱用棹22を、鉄塔リング3の周囲方向へ展開させると同時に、命綱用ワイヤー23を輪状に張設して使用する。例えば、改修工事、保守点検する際に、先ず上述したように鉄塔リング3の周囲において格納されている複数本の支持棹5を展開させ、更に足場材7を掛け渡して「足場」を形成させる。次に、図9(a)の状態にある命綱用棹22の先端部22aを下向きから水平方向へ持ち上げる。このときの基端部22bのヒンジ24の近くに取り付けたストッパ25を命綱用棹22の下側へずらして、この命綱用棹22を仮固定する。次に、隣接する命綱用棹22の間に、命綱用ワイヤー23を掛け渡し、図7、図8に示したように、命綱用ワイヤー23は輪状に張設する。
この張設した命綱用ワイヤー23に、作業者は安全帯26のロープ27のフック28を掛け止める。ロープ27のフック28は隣接する命綱用棹22に掛け渡した命綱用ワイヤー23間を移動することになり、従来のように、ロープ27のフック28を鉄塔リング3の1箇所に掛け止めているときに比較して、作業者の行動範囲が広がり、作業の自由度と安全性を向上させることができる。
工事、点検作業が終われば、図9(b)から図9(a)の状態になるように、先ず命綱用棹22を支えているストッパ25をずらして解除し、命綱用棹22のを畳むように下向きに倒す。このとき、命綱用ワイヤー23は、被支持部材4(アンテナ)と干渉するので、命綱用棹22から取り外す。
図10は実施例2の格納式足場であり、命綱用棹と支持棹を格納した状態を示す正面図である。
命綱用棹22を鉄塔リング3の周囲に下向きに倒して格納するときは、図示するように、鉄塔リング3の周囲に立て掛けるように格納する支持棹5で、この命綱用棹22を押さえるように仮固定することができる。これにより命綱用棹22が不用意に動くことを防止することができる。あるいは、上述した支持棹5と同様に、各命綱用棹22の一部に開けた切欠部(図示していない)又は鉄塔リング3側に取り付けた掛止部材(図示していない)をボルト・ナットで鉄塔リング3側に掛け止める方式、又は断面が略コ字形状に成る部材を用いて着脱自在に挟持する手段もある。
鉄塔リング3の周囲において被支持部材4(アンテナ)が装着されていない箇所では、命綱用ワイヤー23が被支持部材4と干渉しないので、命綱用ワイヤー23を取り外さないでも命綱用棹22を格納することができる。なお、格納中の命綱用ワイヤー23が緩んでいると高所作業の際に邪魔になるので、このときは、鉄塔リング3側に取り付けたバネ29又はゴムのような引張部材で常時軽く引っ張るように取り付けたフック30に掛け止める。
なお、本発明は上述した発明の実施の形態に限定されず、鉄塔リング2において足場1,21を格納自在に構成することで、アンテナ4等の改修工事、保守点検する際に、容易に展開して「足場」として使用することができ、作業修了後には格納できる構成であれば、図示したような構成に限定されず、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々変更できることは勿論である。
本発明の通信アンテナ用鉄塔の格納式足場は、携帯電話の通信用アンテナを送電鉄塔等の鉄塔に設けられた鉄塔リングに利用できるだけでなく、頻繁に足場を用いる必要がある鉄塔であれば鉄塔リングがない鉄塔においてもの利用することができる。
本発明の通信アンテナ用鉄塔の格納式足場を示す正面図である。 実施例1の格納式足場の支持棹を展開し、足場材を掛け渡した状態を示す斜視図である。 実施例1の格納式足場の支持棹を展開し、足場材を掛け渡した状態を示す平面図である。 実施例1の格納式足場を示す正面図であり、(a)は支持棹を格納した状態、(b)は支持棹を展開した状態である。 支持棹を鉄塔リング側に仮固定する状態を示す支持棹の部分拡大正面図であり、(a)はボルト・ナットを掛け止める前の状態、(b)はボルト・ナットを締め付けた状態である。 特定の支持棹のみを展開し、それに足場材を掛け渡たした状態を示す平面図である。 実施例2の格納式足場であり、命綱用棹と命綱用ワイヤーを展開した状態を示す斜視図である。 実施例2の格納式足場を示す正断面図である。 実施例2の命綱用棹を示す部分拡大図であり、(a)は命綱用棹を格納した状態、(b)は命綱用棹を展開した状態である。 実施例2の格納式足場であり、命綱用棹と支持棹を格納した状態を示す正面図である。
符号の説明
1,21 格納式足場
2 鉄塔
3 鉄塔リング
4 被支持部材(アンテナ)
5 支持棹
5a 先端部
5b 基端部
6 懸吊部材
7 足場材
8 ヒンジ
22 命綱用棹
23 命綱用ワイヤー
26 安全帯(命綱)
27 安全帯ロープ

Claims (5)

  1. 鉄塔(2)上部に設けられた鉄塔リング(3)に、取り付けたアンテナ等の被支持部材(4)を改修工事、保守点検する際に、作業者が乗る通信アンテナ用鉄塔の格納式足場であって、
    前記鉄塔リング(3)の外周において、上向きから水平の周囲方向へ展開するように、各基端部(5b)を該鉄塔リング(3)の下部外周に取り付けた複数本の支持棹(5)と、
    展開している状態の支持棹(5)の間に、着脱自在に取り付ける可撓性を有する足場材(7)と、
    各支持棹(5)の先端部(5a)と前記鉄塔リング(3)の上部外周とに架け渡す、該支持棹(5)を吊り上げる懸吊部材(6)と、を備え、
    改修工事、保守点検する際に、前記鉄塔リング(3)の周囲において格納されている複数本の支持棹(5)を、該鉄塔リング(3)の周囲方向へ展開させ、隣接する支持棹(5)の間に前記足場材(7)を掛け渡して「足場」を形成し、作業終了時には各支持棹(5)を立て掛けて格納し得るように構成した、ことを特徴とする通信アンテナ用鉄塔の格納式足場。
  2. 前記支持棹(5)は、その先端部(5a)が上向きから水平へ90度程度の開角度で可動するように、前記鉄塔リング(3)下部を構成する鋼材と、その基端部(5b)とをヒンジ(8)で連結した、ことを特徴とする請求項1の通信アンテナ用鉄塔の格納式足場。
  3. 前記足場材(7)は略台形状の布材である、ことを特徴とする請求項1の通信アンテナ用鉄塔の格納式足場。
  4. 前記懸吊部材(6)は、前記支持棹(5)の先端部(5a)と、前記鉄塔リング(3)の上部を構成する鋼材とに架け渡す懸吊ワイヤーである、ことを特徴とする請求項1の通信アンテナ用鉄塔の格納式足場。
  5. 前記鉄塔リング(3)の上部外周において、下向きから水平の周囲方向へ展開するように、各基端部(22b)を該鉄塔リング(3)の上部外周に取り付けた複数本の命綱用棹(22)と、各命綱用棹(22)の先端に、輪状になるように架け渡す命綱用ワイヤー(23)と、を更に備え、
    前記鉄塔リング(3)の周囲において格納されている命綱用棹(22)を、該鉄塔リング(3)の周囲へ展開させ、命綱用ワイヤー(23)を輪状に張設して安全帯(26)のロープ(27)を掛け止め得るように構成した、ことを特徴とする請求項1の通信アンテナ用鉄塔の格納式足場。
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