JPH10339038A - 外壁pcカーテンウォール用安全垂直ネットの取付方法 - Google Patents
外壁pcカーテンウォール用安全垂直ネットの取付方法Info
- Publication number
- JPH10339038A JPH10339038A JP16493797A JP16493797A JPH10339038A JP H10339038 A JPH10339038 A JP H10339038A JP 16493797 A JP16493797 A JP 16493797A JP 16493797 A JP16493797 A JP 16493797A JP H10339038 A JPH10339038 A JP H10339038A
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- wall
- curtain wall
- vertical net
- safety
- safety vertical
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 外壁PCカーテンウォールの下部ファスナー
による固定作業の際の作業者の転落防止と安全を図るた
めの垂直安全ネットを簡単に張り込むことができるよう
にすること。 【解決手段】 安全垂直ネット11の一端縁11aをパ
イプ16に固定し、巻き込んで結束しておき、外壁PC
カーテンウォール2Bの下端面2Baにターンバックル
14で緊張せしめられた被覆ワイヤ15によってパイプ
16を支持しておき、外壁PCカーテンウォール2Bが
建方階の所定位置に寄り付いた場合に安全垂直ネット1
1の結束を解いて安全垂直ネット11を展延させること
により安全垂直ネット11を張り込む。
による固定作業の際の作業者の転落防止と安全を図るた
めの垂直安全ネットを簡単に張り込むことができるよう
にすること。 【解決手段】 安全垂直ネット11の一端縁11aをパ
イプ16に固定し、巻き込んで結束しておき、外壁PC
カーテンウォール2Bの下端面2Baにターンバックル
14で緊張せしめられた被覆ワイヤ15によってパイプ
16を支持しておき、外壁PCカーテンウォール2Bが
建方階の所定位置に寄り付いた場合に安全垂直ネット1
1の結束を解いて安全垂直ネット11を展延させること
により安全垂直ネット11を張り込む。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、外壁プレキャスト
コンクリート(PC)カーテンウォールの取付作業時に
おける作業者の転落防止のための安全垂直ネットの取付
方法に関するものである。
コンクリート(PC)カーテンウォールの取付作業時に
おける作業者の転落防止のための安全垂直ネットの取付
方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】各種の建物の構築において、耐力壁とし
ての用途をもたせていない工場で製品化した外壁PCカ
ーテンウォールは、施工現場において足場を組むことな
く、上部ファスナーと下部ファスナーとを用いて鉄骨梁
に固定される。この場合、上部ファスナーによる固定作
業は建方階に予め設置された親綱に作業者の安全帯を掛
けて作業を行うが、下部ファスナーによる固定作業は、
下階にてローリングタワー等の足場を用いて行ってい
る。
ての用途をもたせていない工場で製品化した外壁PCカ
ーテンウォールは、施工現場において足場を組むことな
く、上部ファスナーと下部ファスナーとを用いて鉄骨梁
に固定される。この場合、上部ファスナーによる固定作
業は建方階に予め設置された親綱に作業者の安全帯を掛
けて作業を行うが、下部ファスナーによる固定作業は、
下階にてローリングタワー等の足場を用いて行ってい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このように、外壁PC
カーテンウォールの下部ファスナーによる固定作業の際
には、下階に設置したローリングタワー上の不安定な作
業となるにも拘らず、作業者を護るための垂直安全ネッ
トが設けられておらず、作業者の転落の危険があった。
本発明の目的は、したがって、外壁PCカーテンウォー
ルの下部ファスナーによる固定作業の際の作業者の転落
防止と安全を図るための垂直安全ネットを、外壁PCカ
ーテンウォールを所定位置へ寄り付けた時に簡単に張り
込むことができるようにした、外壁PCカーテンウォー
ル用安全垂直ネットの取付方法を提供することにある。
カーテンウォールの下部ファスナーによる固定作業の際
には、下階に設置したローリングタワー上の不安定な作
業となるにも拘らず、作業者を護るための垂直安全ネッ
トが設けられておらず、作業者の転落の危険があった。
本発明の目的は、したがって、外壁PCカーテンウォー
ルの下部ファスナーによる固定作業の際の作業者の転落
防止と安全を図るための垂直安全ネットを、外壁PCカ
ーテンウォールを所定位置へ寄り付けた時に簡単に張り
込むことができるようにした、外壁PCカーテンウォー
ル用安全垂直ネットの取付方法を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
の本発明の特徴は、外壁PCカーテンウォールの下部フ
ァスナーによる取り付け作業の安全を図るための安全垂
直ネットを当該外壁PCカーテンウォールとその直下の
外壁PCカーテンウォールとの間に張り込むための方法
であって、安全垂直ネットの一端縁をパイプに固定する
と共に該安全垂直ネットを該パイプに巻き込んで結束し
ておき、該パイプ内にワイヤを通し、該ワイヤを外壁P
Cカーテンウォールの下部にターンバックルを使用して
緊張させて水平に張架することにより前記パイプを外壁
PCカーテンウォールの下部に取り付けておき、該外壁
PCカーテンウォールが所定の取り付け位置に寄り付い
たときに前記安全垂直ネットの結束を解いて前記安全垂
直ネットを張り込むようにした点にある。
の本発明の特徴は、外壁PCカーテンウォールの下部フ
ァスナーによる取り付け作業の安全を図るための安全垂
直ネットを当該外壁PCカーテンウォールとその直下の
外壁PCカーテンウォールとの間に張り込むための方法
であって、安全垂直ネットの一端縁をパイプに固定する
と共に該安全垂直ネットを該パイプに巻き込んで結束し
ておき、該パイプ内にワイヤを通し、該ワイヤを外壁P
Cカーテンウォールの下部にターンバックルを使用して
緊張させて水平に張架することにより前記パイプを外壁
PCカーテンウォールの下部に取り付けておき、該外壁
PCカーテンウォールが所定の取り付け位置に寄り付い
たときに前記安全垂直ネットの結束を解いて前記安全垂
直ネットを張り込むようにした点にある。
【0005】外壁PCカーテンウォールの下部には、ワ
イヤがターンバックルを用いて緊張せしめられて水平に
張架されており、このワイヤによって、安全垂直ネット
が取り付けられ巻き込まれて結束されているパイプが回
転自在に支持されている。クレーン等の揚重機で吊り上
げられた外壁PCカーテンウォールが建方階の所定の取
り付け位置に寄り付いた場合、安全垂直ネットの結束を
解くことにより、安全垂直ネットは巻きほぐされて下方
に展延する。このとき、パイプがワイヤの囲りで回転し
その巻きほぐしを助けることができる。したがって、安
全垂直ネットの下端に結束用ロープを予め取り付けてお
き、この結束用ロープを下部外壁PCカーテンウォール
のファスナー等に繋着すれば、安全垂直ネットをその外
壁PCカーテンウォールと下階の対向する外壁PCカー
テンウォールとの間に簡単に張り込むことができる。こ
の結果、所定の位置に寄り付いた外壁PCカーテンウォ
ールを下部ファスナーにより鉄骨梁等に固定する作業を
下階に配置したローリングタワーを用いて安全に行うこ
とができ、作業者の転落事故を確実に防止することがで
きる。
イヤがターンバックルを用いて緊張せしめられて水平に
張架されており、このワイヤによって、安全垂直ネット
が取り付けられ巻き込まれて結束されているパイプが回
転自在に支持されている。クレーン等の揚重機で吊り上
げられた外壁PCカーテンウォールが建方階の所定の取
り付け位置に寄り付いた場合、安全垂直ネットの結束を
解くことにより、安全垂直ネットは巻きほぐされて下方
に展延する。このとき、パイプがワイヤの囲りで回転し
その巻きほぐしを助けることができる。したがって、安
全垂直ネットの下端に結束用ロープを予め取り付けてお
き、この結束用ロープを下部外壁PCカーテンウォール
のファスナー等に繋着すれば、安全垂直ネットをその外
壁PCカーテンウォールと下階の対向する外壁PCカー
テンウォールとの間に簡単に張り込むことができる。こ
の結果、所定の位置に寄り付いた外壁PCカーテンウォ
ールを下部ファスナーにより鉄骨梁等に固定する作業を
下階に配置したローリングタワーを用いて安全に行うこ
とができ、作業者の転落事故を確実に防止することがで
きる。
【0006】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態の一例につき詳細に説明する。図1を参照する
と、上下に配設される外壁PCカーテンウォール間に外
壁PCカーテンウォール用安全垂直ネットを本発明の方
法により張り込むために、安全垂直ネットがセットされ
ている外壁PCカーテンウォールの実施の形態の一例が
示されている。図1において、L1は建方階の床レベル
を示し、L2はその下階の床レベルを示している。建方
階の下階において外壁PCカーテンウォール1A、1
B、1C・・・がすでに図示しない鉄骨梁にファスナー
で取り付けられている。符号2Bで示されているのは、
外壁PCカーテンウォール1Bに対向し建方階に取り付
けるべき外壁PCカーテンウォールである。
施の形態の一例につき詳細に説明する。図1を参照する
と、上下に配設される外壁PCカーテンウォール間に外
壁PCカーテンウォール用安全垂直ネットを本発明の方
法により張り込むために、安全垂直ネットがセットされ
ている外壁PCカーテンウォールの実施の形態の一例が
示されている。図1において、L1は建方階の床レベル
を示し、L2はその下階の床レベルを示している。建方
階の下階において外壁PCカーテンウォール1A、1
B、1C・・・がすでに図示しない鉄骨梁にファスナー
で取り付けられている。符号2Bで示されているのは、
外壁PCカーテンウォール1Bに対向し建方階に取り付
けるべき外壁PCカーテンウォールである。
【0007】外壁PCカーテンウォール2Bは、例えば
クレーンで吊り上げられて所要の位置に寄り付けられ、
外壁PCカーテンウォール2Bが寄り付いた段階で、外
壁PCカーテンウォール2Bが床レベルL1に既に設け
られている図示しない鉄骨梁に上部及び下部ファスナー
を用いて固定される。上部ファスナーによる外壁PCカ
ーテンウォール2Bの固定作業は、作業者が建方階に予
め張架されている親綱に安全帯を掛けてこれを行う。一
方、下部ファスナーによる外壁PCカーテンウォール2
Bの固定作業は、建方階のすぐ下の階の床にローリング
タワーを設置し、作業者はこのローリングタワーを利用
して下部ファスナーによる外壁PCカーテンウォール2
Bの固定作業を行う。
クレーンで吊り上げられて所要の位置に寄り付けられ、
外壁PCカーテンウォール2Bが寄り付いた段階で、外
壁PCカーテンウォール2Bが床レベルL1に既に設け
られている図示しない鉄骨梁に上部及び下部ファスナー
を用いて固定される。上部ファスナーによる外壁PCカ
ーテンウォール2Bの固定作業は、作業者が建方階に予
め張架されている親綱に安全帯を掛けてこれを行う。一
方、下部ファスナーによる外壁PCカーテンウォール2
Bの固定作業は、建方階のすぐ下の階の床にローリング
タワーを設置し、作業者はこのローリングタワーを利用
して下部ファスナーによる外壁PCカーテンウォール2
Bの固定作業を行う。
【0008】下部ファスナーにより外壁PCカーテンウ
ォール2Bを固定する作業時に外壁PCカーテンウォー
ル2Bと外壁PCカーテンウォール1Bとの間から作業
者が誤って転落するのを防止するため、外壁PCカーテ
ンウォール2Bの寄り付き時に外壁PCカーテンウォー
ル2Bと外壁PCカーテンウォール1Bとの間に安全垂
直ネットを張り込むことができるよう、外壁PCカーテ
ンウォール2Bの下部、本実施の形態では、外壁PCカ
ーテンウォール2Bの下端面2Baに、予め安全垂直ネ
ット11が展延容易なよう以下のようにしてセットされ
ている。
ォール2Bを固定する作業時に外壁PCカーテンウォー
ル2Bと外壁PCカーテンウォール1Bとの間から作業
者が誤って転落するのを防止するため、外壁PCカーテ
ンウォール2Bの寄り付き時に外壁PCカーテンウォー
ル2Bと外壁PCカーテンウォール1Bとの間に安全垂
直ネットを張り込むことができるよう、外壁PCカーテ
ンウォール2Bの下部、本実施の形態では、外壁PCカ
ーテンウォール2Bの下端面2Baに、予め安全垂直ネ
ット11が展延容易なよう以下のようにしてセットされ
ている。
【0009】図2に詳細に示されているように、下端面
2Baには一対のアングルピース12、13が外壁PC
カーテンウォール2Bの地組工程において予め固着され
ており、アングルピース12、13間には、ターンバッ
クル14によって張力調整が可能なように被覆ワイヤ1
5が張架されている。一方、安全垂直ネット11は、パ
イプ16にその一端縁11aが固定されて巻き込まれ、
結束された状態となっている(図3及び図4参照)。パ
イプ16には被覆ワイヤ15が通されており、これによ
り、パイプ16は被覆ワイヤ15の囲りで回転可能なよ
うにして被覆ワイヤ15により支持されている。安全垂
直ネット11の結束は、適宜の紐、ロープ等を用いて行
うことができる。
2Baには一対のアングルピース12、13が外壁PC
カーテンウォール2Bの地組工程において予め固着され
ており、アングルピース12、13間には、ターンバッ
クル14によって張力調整が可能なように被覆ワイヤ1
5が張架されている。一方、安全垂直ネット11は、パ
イプ16にその一端縁11aが固定されて巻き込まれ、
結束された状態となっている(図3及び図4参照)。パ
イプ16には被覆ワイヤ15が通されており、これによ
り、パイプ16は被覆ワイヤ15の囲りで回転可能なよ
うにして被覆ワイヤ15により支持されている。安全垂
直ネット11の結束は、適宜の紐、ロープ等を用いて行
うことができる。
【0010】安全垂直ネット11は上述のようにして外
壁PCカーテンウォール2Bの下端面2Baに予めセッ
トされているので、図1に示されるように、外壁PCカ
ーテンウォール2Bが建方階の所定の取付位置に寄り付
いたならば、安全垂直ネット11の結束を解き、安全垂
直ネット11の巻終り端部を引っ張るなどして安全垂直
ネット11を巻きほぐして展延する。この場合、パイプ
16は被覆ワイヤ15に対して回転自在であるから、安
全垂直ネット11の展延は1人の作業者でも簡単に行う
ことができる。
壁PCカーテンウォール2Bの下端面2Baに予めセッ
トされているので、図1に示されるように、外壁PCカ
ーテンウォール2Bが建方階の所定の取付位置に寄り付
いたならば、安全垂直ネット11の結束を解き、安全垂
直ネット11の巻終り端部を引っ張るなどして安全垂直
ネット11を巻きほぐして展延する。この場合、パイプ
16は被覆ワイヤ15に対して回転自在であるから、安
全垂直ネット11の展延は1人の作業者でも簡単に行う
ことができる。
【0011】図3には、安全垂直ネット11を上述の如
くして展延した場合の状態が示されている。安全垂直ネ
ット11の縦の長さHは、外壁PCカーテンウォール1
B、2B間の長さhよりも充分に大きくとってあるの
で、安全垂直ネット11の他端縁11bは外壁PCカー
テンウォール1Bの中程にまで達することができる。
くして展延した場合の状態が示されている。安全垂直ネ
ット11の縦の長さHは、外壁PCカーテンウォール1
B、2B間の長さhよりも充分に大きくとってあるの
で、安全垂直ネット11の他端縁11bは外壁PCカー
テンウォール1Bの中程にまで達することができる。
【0012】なお、本実施の形態では、安全垂直ネット
11は、本体ネット11Aの両側に調整用ネット11
B、11Cをかがりぬいして取り付けて成り、これによ
り、安全垂直ネット11を展延した場合に安全垂直ネッ
ト11の両側縁11c、11dが外壁PCカーテンウォ
ール2Bの側縁2Bx、2Byよりも張り出し、外壁P
Cカーテンウォール2Bに隣接して設置されることにな
る外壁PCカーテンウォール2A、2Cが実際に設置さ
れるまでの間、この調整用ネット11B、11Cにより
安全垂直ネット11の端部からの作業者の転落を有効に
防止することができる構成となっている。
11は、本体ネット11Aの両側に調整用ネット11
B、11Cをかがりぬいして取り付けて成り、これによ
り、安全垂直ネット11を展延した場合に安全垂直ネッ
ト11の両側縁11c、11dが外壁PCカーテンウォ
ール2Bの側縁2Bx、2Byよりも張り出し、外壁P
Cカーテンウォール2Bに隣接して設置されることにな
る外壁PCカーテンウォール2A、2Cが実際に設置さ
れるまでの間、この調整用ネット11B、11Cにより
安全垂直ネット11の端部からの作業者の転落を有効に
防止することができる構成となっている。
【0013】安全垂直ネット11の周囲には、結束用の
ロープRが複数本、適宜の間隔にて設けられており、図
4に示されるように、下側の外壁PCカーテンウォール
1Bにオネジ型のネットクリップ17を複数個予め適宜
の位置に固定しておき、ネットクリップ17を利用して
ロープRの繋着が行われている。しかし、これらのロー
プRを図示しないファスナーや柱等に結束することによ
り安全垂直ネット11を図3に示すように張り込み、安
全垂直ネットとして機能させることができることは勿論
である。
ロープRが複数本、適宜の間隔にて設けられており、図
4に示されるように、下側の外壁PCカーテンウォール
1Bにオネジ型のネットクリップ17を複数個予め適宜
の位置に固定しておき、ネットクリップ17を利用して
ロープRの繋着が行われている。しかし、これらのロー
プRを図示しないファスナーや柱等に結束することによ
り安全垂直ネット11を図3に示すように張り込み、安
全垂直ネットとして機能させることができることは勿論
である。
【0014】このように、安全垂直ネット11の一端縁
11aをパイプ16に固定し、巻き込んで結束してお
き、外壁PCカーテンウォール2Bの下部にターンバッ
クル14で緊張せしめられた被覆ワイヤ15によってパ
イプ16を支持しておき、外壁PCカーテンウォール2
Bが建方階の所定位置に寄り付いた場合に安全垂直ネッ
ト11の結束を解いて安全垂直ネット11を展延させる
ことにより安全垂直ネット11を簡単に張り込むことが
できる。したがって、外壁PCカーテンウォール2Bの
取り付け時に、特に手間の掛かる作業なしに安全垂直ネ
ット11を外壁PCカーテンウォール1Bと外壁PCカ
ーテンウォール2Bとの間に簡単に張り込むことがで
き、これにより外壁PCカーテンウォール1B、2Bと
の間からの作業者の転落事故を有効に防止でき、特に、
外壁PCカーテンウォール2Bの下部ファスナーによる
固定作業の安全性を良好に確保することができる。
11aをパイプ16に固定し、巻き込んで結束してお
き、外壁PCカーテンウォール2Bの下部にターンバッ
クル14で緊張せしめられた被覆ワイヤ15によってパ
イプ16を支持しておき、外壁PCカーテンウォール2
Bが建方階の所定位置に寄り付いた場合に安全垂直ネッ
ト11の結束を解いて安全垂直ネット11を展延させる
ことにより安全垂直ネット11を簡単に張り込むことが
できる。したがって、外壁PCカーテンウォール2Bの
取り付け時に、特に手間の掛かる作業なしに安全垂直ネ
ット11を外壁PCカーテンウォール1Bと外壁PCカ
ーテンウォール2Bとの間に簡単に張り込むことがで
き、これにより外壁PCカーテンウォール1B、2Bと
の間からの作業者の転落事故を有効に防止でき、特に、
外壁PCカーテンウォール2Bの下部ファスナーによる
固定作業の安全性を良好に確保することができる。
【0015】
【発明の効果】本発明によれば、安全垂直ネットの一端
縁をパイプに固定し、巻き込んで結束しておき、ターン
バックルで緊張せしめられたワイヤによってこのパイプ
を外壁PCカーテンウォールの下部において支持してお
き、外壁PCカーテンウォールが所定位置に寄り付いた
場合に安全垂直ネットの結束を解いて安全垂直ネットを
展延させることにより安全垂直ネットを張り込む構成で
あるから、外壁PCカーテンウォールの取り付け時に、
特に手間の掛かる作業なしに安全垂直ネットをその下側
の外壁PCカーテンウォールとの間に簡単に張り込むこ
とができ、これにより外壁PCカーテンウォール間から
の作業者の転落事故を有効に防止でき、特に、外壁PC
カーテンウォールの下部ファスナーによる固定作業の安
全性を良好に確保することができる。
縁をパイプに固定し、巻き込んで結束しておき、ターン
バックルで緊張せしめられたワイヤによってこのパイプ
を外壁PCカーテンウォールの下部において支持してお
き、外壁PCカーテンウォールが所定位置に寄り付いた
場合に安全垂直ネットの結束を解いて安全垂直ネットを
展延させることにより安全垂直ネットを張り込む構成で
あるから、外壁PCカーテンウォールの取り付け時に、
特に手間の掛かる作業なしに安全垂直ネットをその下側
の外壁PCカーテンウォールとの間に簡単に張り込むこ
とができ、これにより外壁PCカーテンウォール間から
の作業者の転落事故を有効に防止でき、特に、外壁PC
カーテンウォールの下部ファスナーによる固定作業の安
全性を良好に確保することができる。
【図1】本発明の方法により安全垂直ネットの取り付け
を行うため、安全垂直ネットが予めセットされている外
壁PCカーテンウォールの実施の形態の一例を概略的に
示す図。
を行うため、安全垂直ネットが予めセットされている外
壁PCカーテンウォールの実施の形態の一例を概略的に
示す図。
【図2】図1の安全垂直ネットがセットされている部分
の様子を詳細に示す要部拡大図。
の様子を詳細に示す要部拡大図。
【図3】図1に示した安全垂直ネットを展延した状態を
示す図。
示す図。
【図4】図3の安全垂直ネット展延状態を側面から見た
要部拡大図。
要部拡大図。
1A、1B、1C、2A、2B、2C 外壁PCカー
テンウォール 2Ba 下端面 11 安全垂直ネット 11A 本体ネット 11B、11C 調整用ネット 11a 一端縁 11b 他端縁 12、13 アングルピース 14 ターンバックル 15 被覆ワイヤ 16 パイプ
テンウォール 2Ba 下端面 11 安全垂直ネット 11A 本体ネット 11B、11C 調整用ネット 11a 一端縁 11b 他端縁 12、13 アングルピース 14 ターンバックル 15 被覆ワイヤ 16 パイプ
Claims (1)
- 【請求項1】 外壁PCカーテンウォールの下部ファス
ナーによる取り付け作業の安全を図るための安全垂直ネ
ットを当該外壁PCカーテンウォールとその直下の外壁
PCカーテンウォールとの間に張り込むための方法であ
って、 安全垂直ネットの一端縁をパイプに固定すると共に該安
全垂直ネットを該パイプに巻き込んで結束しておき、該
パイプ内にワイヤを通し、該ワイヤを外壁PCカーテン
ウォールの下部にターンバックルを使用して緊張させて
水平に張架することにより前記パイプを外壁PCカーテ
ンウォールの下部に取り付けておき、該外壁PCカーテ
ンウォールが所定の取り付け位置に寄り付いたときに前
記安全垂直ネットの結束を解いて前記安全垂直ネットを
張り込むようにしたことを特徴とする外壁PCカーテン
ウォール用安全垂直ネットの取付方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16493797A JPH10339038A (ja) | 1997-06-09 | 1997-06-09 | 外壁pcカーテンウォール用安全垂直ネットの取付方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16493797A JPH10339038A (ja) | 1997-06-09 | 1997-06-09 | 外壁pcカーテンウォール用安全垂直ネットの取付方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10339038A true JPH10339038A (ja) | 1998-12-22 |
Family
ID=15802684
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP16493797A Pending JPH10339038A (ja) | 1997-06-09 | 1997-06-09 | 外壁pcカーテンウォール用安全垂直ネットの取付方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH10339038A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN101906881A (zh) * | 2009-05-13 | 2010-12-08 | Mrm控股有限公司 | 防坠落安全网 |
US9446883B2 (en) | 2009-07-16 | 2016-09-20 | Mrm Hk Limited | Fall arrest safety net |
-
1997
- 1997-06-09 JP JP16493797A patent/JPH10339038A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN101906881A (zh) * | 2009-05-13 | 2010-12-08 | Mrm控股有限公司 | 防坠落安全网 |
US9446883B2 (en) | 2009-07-16 | 2016-09-20 | Mrm Hk Limited | Fall arrest safety net |
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