JPH09242340A - 全天候型仮設屋根 - Google Patents
全天候型仮設屋根Info
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- JPH09242340A JPH09242340A JP8586496A JP8586496A JPH09242340A JP H09242340 A JPH09242340 A JP H09242340A JP 8586496 A JP8586496 A JP 8586496A JP 8586496 A JP8586496 A JP 8586496A JP H09242340 A JPH09242340 A JP H09242340A
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- pair
- support blocks
- longitudinal direction
- sheet
- cable
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 構造の簡略化を図って、コストを安くすると
ともに、設置・解体作業を簡単に行うことができるよう
にする。 【解決手段】 構築物1の外側の外部足場2の内面に相
対向して1対の支持ブロック3,3を着脱可能に取付
け、その内面に相対向して長手方向にのびるレール4,
4を設け、このレール4,4に進退移動可能に1対の牽
引ビーム5,6を架設し、シート7の長手方向の両端部
を牽引ビーム5,6に取付け、牽引ビーム5,6の間で
長手方向に交互に配置された吊りケーブル8によりシー
ト7の下面を幅方向全長で支え、押えケーブル9により
シート7の上面を幅方向全長で押え、かつ、吊りケーブ
ル8の両端部をレール4,4の上側に設けられた上部レ
ール11に進退移動可能に連結し、押えケーブル9の両
端部をレール4,4の下側に設けられた下部レール12
に進退移動可能に連結して、シート7の伸縮を可能にし
てある。
ともに、設置・解体作業を簡単に行うことができるよう
にする。 【解決手段】 構築物1の外側の外部足場2の内面に相
対向して1対の支持ブロック3,3を着脱可能に取付
け、その内面に相対向して長手方向にのびるレール4,
4を設け、このレール4,4に進退移動可能に1対の牽
引ビーム5,6を架設し、シート7の長手方向の両端部
を牽引ビーム5,6に取付け、牽引ビーム5,6の間で
長手方向に交互に配置された吊りケーブル8によりシー
ト7の下面を幅方向全長で支え、押えケーブル9により
シート7の上面を幅方向全長で押え、かつ、吊りケーブ
ル8の両端部をレール4,4の上側に設けられた上部レ
ール11に進退移動可能に連結し、押えケーブル9の両
端部をレール4,4の下側に設けられた下部レール12
に進退移動可能に連結して、シート7の伸縮を可能にし
てある。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、主として建築物の
構築に際し、風雨や直射日光などを遮って、良好な作業
環境を維持するのに有効な全天候型仮設屋根に関する。
構築に際し、風雨や直射日光などを遮って、良好な作業
環境を維持するのに有効な全天候型仮設屋根に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、この種の全天候型仮設屋根と
して、特公平8−6461号公報、特開平5−2026
19号公報、特開平7−54494号公報などに記載の
技術が提案されている。しかし、これら従来の全天候型
仮設屋根は、相当大掛かりで複雑な構造物であるため、
コストが高く、設置・解体作業が煩雑で困難である等の
欠点を有している。
して、特公平8−6461号公報、特開平5−2026
19号公報、特開平7−54494号公報などに記載の
技術が提案されている。しかし、これら従来の全天候型
仮設屋根は、相当大掛かりで複雑な構造物であるため、
コストが高く、設置・解体作業が煩雑で困難である等の
欠点を有している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】そこで、本発明は、構
造の簡略化を図ることで、コストを安くし、設置・解体
作業を簡単に行うことができる全天候型仮設屋根を提供
することを目的としたものである。
造の簡略化を図ることで、コストを安くし、設置・解体
作業を簡単に行うことができる全天候型仮設屋根を提供
することを目的としたものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、本発明は、構築物の外側に相対向して形成された一
対の支持ブロックと、これら支持ブロックにその長手方
向に進退移動可能に架設された一対の牽引ビームと、こ
れら一対の牽引ビームに長手方向の両端部が取付けら
れ、かつ前記一対の支持ブロックの取付けスパンより少
し小さい幅方向寸法を有するシートと、前記一対の牽引
ビーム間に長手方向に交互に配置され前記シートの下面
を幅方向全長で支える吊りケーブルと、シートの上面を
幅方向全長で押える押えケーブルを有し、前記吊りケー
ブルの両端部が前記支持ブロックに進退移動可能に連結
され、前記押えケーブルの両端部が前記支持ブロックに
進退移動可能に連結されていることを特徴としたもので
ある。本発明によれば、一対の牽引ビームを支持ブロッ
クの長手方向両端位置まで移動させることで、シートが
長手方向に最大値まで伸ばされて構築物の上方をシート
で覆うことができる。この状態から一対の牽引ビーム相
対移動させて互いに接近させることにより、吊りケーブ
ルおよび押えケーブルも相対移動してシートが折り畳ま
れ、構築物の上方に開放空間が形成された状態を得るこ
とができる。これにより、クレーン等による揚重や資材
搬入作業に際して任意の位置の開放空間を利用できるの
で、全天候型仮設屋根が邪魔になることはない。(ま
た、構築物が上方向に増築されるのに伴って外部足場が
上方向に順次増築される場合、増築により嵩上げされた
頂上の外部足場に複数台の巻き揚げ機を装着し、これら
巻き揚げ機のフックに支持ブロックを掛止したのち、嵩
上げされる前の外部足場から支持ブロックを取り外し、
ついで、巻き揚げ機の巻き揚げ操作により全天候型仮設
屋根を吊り揚げて、支持ブロックを嵩上げされた頂上の
外部足場の内側に対向させ、この位置で支持ブロックを
外部足場に着脱可能に取付けることで、全天候型仮設屋
根を嵩上げされた頂上の外部足場間に設置することがで
きる。一方、全天候型仮設屋根を解体する場合は、嵩上
げと同様の作業を逆にして屋上に降ろすか、予めクレー
ン等の揚重機のフックに全天候型仮設屋根を掛止したの
ち、外部足場の頂上から支持ブロックを取り外し、前記
揚重機によって地上、または屋上に吊り降ろすことによ
って解体することができる。)他方、支持ブロックは1
つのユニットとして使用される。したがって、構築物の
長手方向寸法の増大に伴って支持ブロックの使用数、つ
まりユニット数を増加することにより、全天候型仮設屋
根の長手方向寸法を増大して、構築物の長手方向寸法の
増大に対応させることができる。
に、本発明は、構築物の外側に相対向して形成された一
対の支持ブロックと、これら支持ブロックにその長手方
向に進退移動可能に架設された一対の牽引ビームと、こ
れら一対の牽引ビームに長手方向の両端部が取付けら
れ、かつ前記一対の支持ブロックの取付けスパンより少
し小さい幅方向寸法を有するシートと、前記一対の牽引
ビーム間に長手方向に交互に配置され前記シートの下面
を幅方向全長で支える吊りケーブルと、シートの上面を
幅方向全長で押える押えケーブルを有し、前記吊りケー
ブルの両端部が前記支持ブロックに進退移動可能に連結
され、前記押えケーブルの両端部が前記支持ブロックに
進退移動可能に連結されていることを特徴としたもので
ある。本発明によれば、一対の牽引ビームを支持ブロッ
クの長手方向両端位置まで移動させることで、シートが
長手方向に最大値まで伸ばされて構築物の上方をシート
で覆うことができる。この状態から一対の牽引ビーム相
対移動させて互いに接近させることにより、吊りケーブ
ルおよび押えケーブルも相対移動してシートが折り畳ま
れ、構築物の上方に開放空間が形成された状態を得るこ
とができる。これにより、クレーン等による揚重や資材
搬入作業に際して任意の位置の開放空間を利用できるの
で、全天候型仮設屋根が邪魔になることはない。(ま
た、構築物が上方向に増築されるのに伴って外部足場が
上方向に順次増築される場合、増築により嵩上げされた
頂上の外部足場に複数台の巻き揚げ機を装着し、これら
巻き揚げ機のフックに支持ブロックを掛止したのち、嵩
上げされる前の外部足場から支持ブロックを取り外し、
ついで、巻き揚げ機の巻き揚げ操作により全天候型仮設
屋根を吊り揚げて、支持ブロックを嵩上げされた頂上の
外部足場の内側に対向させ、この位置で支持ブロックを
外部足場に着脱可能に取付けることで、全天候型仮設屋
根を嵩上げされた頂上の外部足場間に設置することがで
きる。一方、全天候型仮設屋根を解体する場合は、嵩上
げと同様の作業を逆にして屋上に降ろすか、予めクレー
ン等の揚重機のフックに全天候型仮設屋根を掛止したの
ち、外部足場の頂上から支持ブロックを取り外し、前記
揚重機によって地上、または屋上に吊り降ろすことによ
って解体することができる。)他方、支持ブロックは1
つのユニットとして使用される。したがって、構築物の
長手方向寸法の増大に伴って支持ブロックの使用数、つ
まりユニット数を増加することにより、全天候型仮設屋
根の長手方向寸法を増大して、構築物の長手方向寸法の
増大に対応させることができる。
【0005】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施の形態を図
面に基づいて説明する。図1は平面図、図2は図1のA
−A線断面図、図3は図1のB−B線断面図である。こ
れらの図において、全天候型仮設屋根は、構築物1の幅
方向(X−X方向)外側に相対向し、かつ構築物1の増
築に伴って順次嵩上可能に立設される外部足場2と、こ
の外部足場2の内面に相対向して着脱可能に取り付けら
れた一対の支持ブロック3,3と、これら支持ブロック
3,3それぞれの内面に相対向して取付けられ該支持ブ
ロック3,3の長手方向(Y−Y方向)にのびるH型鋼
によってなるレール4,4と、このレール4,4に進退
移動可能に架設された一対の牽引ビーム5、6と、これ
ら一対の牽引ビーム5,6に長手方向(Y−Y方向)の
両端部が取付けられ、かつ前記一対の支持ブロック3,
3の取付けスパンSより少し小さい幅方向寸法S1を有
するシート7と、一対の牽引ビーム5,6間に長手方向
に交互に配置されシート7の下面を幅方向(X−X方
向)全長で支える吊りケーブル8と、シート7の上面を
幅方向(X−X方向)全長で押える押えケーブル9を有
している。
面に基づいて説明する。図1は平面図、図2は図1のA
−A線断面図、図3は図1のB−B線断面図である。こ
れらの図において、全天候型仮設屋根は、構築物1の幅
方向(X−X方向)外側に相対向し、かつ構築物1の増
築に伴って順次嵩上可能に立設される外部足場2と、こ
の外部足場2の内面に相対向して着脱可能に取り付けら
れた一対の支持ブロック3,3と、これら支持ブロック
3,3それぞれの内面に相対向して取付けられ該支持ブ
ロック3,3の長手方向(Y−Y方向)にのびるH型鋼
によってなるレール4,4と、このレール4,4に進退
移動可能に架設された一対の牽引ビーム5、6と、これ
ら一対の牽引ビーム5,6に長手方向(Y−Y方向)の
両端部が取付けられ、かつ前記一対の支持ブロック3,
3の取付けスパンSより少し小さい幅方向寸法S1を有
するシート7と、一対の牽引ビーム5,6間に長手方向
に交互に配置されシート7の下面を幅方向(X−X方
向)全長で支える吊りケーブル8と、シート7の上面を
幅方向(X−X方向)全長で押える押えケーブル9を有
している。
【0006】外部足場2は、従来より周知のもので上下
方向および横方向に周知の連結手段で連結しつつ設置す
ることにより、構築物1を取り囲むように組み立てられ
ている(ただし、図示例では、構築物1の幅方向両側の
外部足場2のみを示している)。また、外部足場2は、
構築物1が上方向に増築されるのに伴って上方向に順次
増築される。
方向および横方向に周知の連結手段で連結しつつ設置す
ることにより、構築物1を取り囲むように組み立てられ
ている(ただし、図示例では、構築物1の幅方向両側の
外部足場2のみを示している)。また、外部足場2は、
構築物1が上方向に増築されるのに伴って上方向に順次
増築される。
【0007】支持ブロック3,3は長方形を呈してお
り、軽量化を考慮して長手方向両端部において上下方向
にのびる一対の縦部材30,30と、これら縦部材3
0,30の上端部を連繋して架設された上部ビーム31
と、縦部材30,30の下端部を連繋して架設された下
部ビーム32および縦部材30,30の間で所定の間隔
を有して上部ビーム31と下部ビーム32に連結される
複数の支柱33,33を備えた鋼製枠組構造になってい
る。
り、軽量化を考慮して長手方向両端部において上下方向
にのびる一対の縦部材30,30と、これら縦部材3
0,30の上端部を連繋して架設された上部ビーム31
と、縦部材30,30の下端部を連繋して架設された下
部ビーム32および縦部材30,30の間で所定の間隔
を有して上部ビーム31と下部ビーム32に連結される
複数の支柱33,33を備えた鋼製枠組構造になってい
る。
【0008】支持ブロック3,3は、図4、図5および
図16に示すように、複数の上部ブラケット34と、複
数の下部ブラケット35(ただし、図示例では、1つの
上部ブラケット34と1つの下部ブラケット35のみを
示している)を介して外部足場2に着脱可能に取付けら
れる。すなわち、上部ビーム31の下側部材31Aに対
して長手方向に所定の間隔を有して、複数の上部ブラケ
ット34を取付け、これら上部ブラケット34をクラン
プ36により外部足場2に着脱可能に取付ける。また、
下部ビーム32の上側部材32Aに対して長手方向に所
定の間隔を有して、複数の下部ブラケット35を取付
け、これら下部ブラケット35をクランプ36により外
部足場2に着脱可能に取付ける。
図16に示すように、複数の上部ブラケット34と、複
数の下部ブラケット35(ただし、図示例では、1つの
上部ブラケット34と1つの下部ブラケット35のみを
示している)を介して外部足場2に着脱可能に取付けら
れる。すなわち、上部ビーム31の下側部材31Aに対
して長手方向に所定の間隔を有して、複数の上部ブラケ
ット34を取付け、これら上部ブラケット34をクラン
プ36により外部足場2に着脱可能に取付ける。また、
下部ビーム32の上側部材32Aに対して長手方向に所
定の間隔を有して、複数の下部ブラケット35を取付
け、これら下部ブラケット35をクランプ36により外
部足場2に着脱可能に取付ける。
【0009】図1ないし図3に示す一対の牽引ビーム
5、6は、図6、図7および図8に示すように、軽量化
を考慮して断面角型のトラス構造体によってなり、所定
長さの単体をフランジ50により複数個連結することに
よって構成される本体部51,61と、この本体部5
1,61の両端部に出し入れおよび位置決め可能に収納
された調整部52,62とを備え、単体の長さあるいは
使用数量を加減することで本体部51,61の長さを調
整し、かつ調整部52,62の突出量を加減して位置決
めすることにより、牽引ビーム5、6の全長を所望の値
に設定できるようになっている。また、図9に示すよう
に、牽引ビーム5、6の上部にシート取付部材7A,7
Aが全長にわたって設けられている。
5、6は、図6、図7および図8に示すように、軽量化
を考慮して断面角型のトラス構造体によってなり、所定
長さの単体をフランジ50により複数個連結することに
よって構成される本体部51,61と、この本体部5
1,61の両端部に出し入れおよび位置決め可能に収納
された調整部52,62とを備え、単体の長さあるいは
使用数量を加減することで本体部51,61の長さを調
整し、かつ調整部52,62の突出量を加減して位置決
めすることにより、牽引ビーム5、6の全長を所望の値
に設定できるようになっている。また、図9に示すよう
に、牽引ビーム5、6の上部にシート取付部材7A,7
Aが全長にわたって設けられている。
【0010】牽引ビーム5、6は、レール4,4に架設
されて支持ブロック3,3内で長手方向(Y−Y方向)
に進退移動できるように構成されている。すなわち、図
10、図11および図12に示す走行台車10が一対の
牽引ビーム5、6における両端の調整部51,61の下
面に取付けられ、これら走行台車10がレール4に係合
状態で対応している。
されて支持ブロック3,3内で長手方向(Y−Y方向)
に進退移動できるように構成されている。すなわち、図
10、図11および図12に示す走行台車10が一対の
牽引ビーム5、6における両端の調整部51,61の下
面に取付けられ、これら走行台車10がレール4に係合
状態で対応している。
【0011】シート7は、帆布もしくは樹脂幕などの折
り畳み自在で遮光性、撥水性および非透水性を有する材
料によってなり、長手方向の両端部は、図13に示すよ
うに、牽引ビーム5、6の上部に設けられているシート
取付部材7A,7Aに取付けられており、牽引ビーム
5,6間に長手方向に交互に配置される吊りケーブル8
によって吊持され、かつ押えケーブル9によって下向き
に押し付けられた状態で支持されている。またシートの
幅方向(X−X方向)の両端部は、吊りケーブル8およ
び押えケーブル9と同様に後述する屋根開閉用車輪に取
付けられている。
り畳み自在で遮光性、撥水性および非透水性を有する材
料によってなり、長手方向の両端部は、図13に示すよ
うに、牽引ビーム5、6の上部に設けられているシート
取付部材7A,7Aに取付けられており、牽引ビーム
5,6間に長手方向に交互に配置される吊りケーブル8
によって吊持され、かつ押えケーブル9によって下向き
に押し付けられた状態で支持されている。またシートの
幅方向(X−X方向)の両端部は、吊りケーブル8およ
び押えケーブル9と同様に後述する屋根開閉用車輪に取
付けられている。
【0012】具体的には、シート7の下面を複数本(図
示例では3本)の吊りケーブル8で幅方向全長にわたっ
て支え、シート7の上面を複数本(図示例では4本)の
押えケーブル9で幅方向全長にわたって下向きに押し付
けられた状態でシート7を支持している。
示例では3本)の吊りケーブル8で幅方向全長にわたっ
て支え、シート7の上面を複数本(図示例では4本)の
押えケーブル9で幅方向全長にわたって下向きに押し付
けられた状態でシート7を支持している。
【0013】一方、支持ブロック3,3の長手方向にの
びるH型鋼によってなる上部レール11,11が支持ブ
ロック3,3それぞれの内面に相対向してレール4の上
側に取付けられ、支持ブロック3,3の長手方向にのび
るH型鋼によってなる下部レール12,12が支持ブロ
ック3,3それぞれの内面に相対向してレール4の下側
に取付けられており、吊りケーブル8の両端部は上部レ
ール11に対して後述する手段により連結されて、支持
ブロック3,3内で長手方向(図1のY−Y方向)に進
退移動できるように構成され、押えケーブル9の両端部
は下部レール12に対して後述する手段により連結され
て、支持ブロック3,3内で長手方向(図1のY−Y方
向)に進退移動できるように構成されている。
びるH型鋼によってなる上部レール11,11が支持ブ
ロック3,3それぞれの内面に相対向してレール4の上
側に取付けられ、支持ブロック3,3の長手方向にのび
るH型鋼によってなる下部レール12,12が支持ブロ
ック3,3それぞれの内面に相対向してレール4の下側
に取付けられており、吊りケーブル8の両端部は上部レ
ール11に対して後述する手段により連結されて、支持
ブロック3,3内で長手方向(図1のY−Y方向)に進
退移動できるように構成され、押えケーブル9の両端部
は下部レール12に対して後述する手段により連結され
て、支持ブロック3,3内で長手方向(図1のY−Y方
向)に進退移動できるように構成されている。
【0014】図14および図15に示す屋根開閉用車輪
13が、図16および図17に示すように上部レール1
1に進退移動可能に係合状態で対応し、また図16およ
び図18に示すように下部レール12に進退移動可能に
係合状態で対応している。前記屋根開閉用車輪13に
は、それぞれ取付片13Aが設けられ、この取付片13
Aの中央部に大径の透孔13aが形成され、この透孔1
3aの両側に小径の透孔13b,13cが形成されてい
る。
13が、図16および図17に示すように上部レール1
1に進退移動可能に係合状態で対応し、また図16およ
び図18に示すように下部レール12に進退移動可能に
係合状態で対応している。前記屋根開閉用車輪13に
は、それぞれ取付片13Aが設けられ、この取付片13
Aの中央部に大径の透孔13aが形成され、この透孔1
3aの両側に小径の透孔13b,13cが形成されてい
る。
【0015】したがって、吊りケーブル8の両端部は上
部レール11に対応する屋根開閉用車輪13の大径の透
孔13aにシヤックル14等を介して連結され、シート
7の幅方向両端部の一部が吊りケーブル8の上側で小径
の透孔13bにシヤックル15等を介して局部的に連結
されるとともに、押えケーブル9の両端部は下部レール
12に対応する屋根開閉用車輪13の大径の透孔13a
にシヤックル14等を介して連結され、シート7の幅方
向両端部の一部が押えケーブル9の下側で小径の透孔1
3cにシヤックル15等を介して局部的に連結されてい
る。
部レール11に対応する屋根開閉用車輪13の大径の透
孔13aにシヤックル14等を介して連結され、シート
7の幅方向両端部の一部が吊りケーブル8の上側で小径
の透孔13bにシヤックル15等を介して局部的に連結
されるとともに、押えケーブル9の両端部は下部レール
12に対応する屋根開閉用車輪13の大径の透孔13a
にシヤックル14等を介して連結され、シート7の幅方
向両端部の一部が押えケーブル9の下側で小径の透孔1
3cにシヤックル15等を介して局部的に連結されてい
る。
【0016】吊りケーブル8および押えケーブル9の張
力を調整することで、図2に示すように、吊りケーブル
8はX−X方向の中央部で最も低く、X−X方向の両端
部で最も高い円弧状に張架され、押えケーブル9はX−
X方向の中央部で最も高く、X−X方向の両端部で最も
低い円弧状に張架され、シート7は図13に示すよう
に、吊りケーブル8に吊持される山部と、押えケーブル
9に押え付けられる谷部を有する伸縮可能な蛇腹状を呈
して支持されることになる。なお、降雨時の雨水はシー
ト7の谷底に沿って幅方向両側の低所に向けて流下し、
雨樋16(図16参照)に受け止められたのち適宜排水
される。
力を調整することで、図2に示すように、吊りケーブル
8はX−X方向の中央部で最も低く、X−X方向の両端
部で最も高い円弧状に張架され、押えケーブル9はX−
X方向の中央部で最も高く、X−X方向の両端部で最も
低い円弧状に張架され、シート7は図13に示すよう
に、吊りケーブル8に吊持される山部と、押えケーブル
9に押え付けられる谷部を有する伸縮可能な蛇腹状を呈
して支持されることになる。なお、降雨時の雨水はシー
ト7の谷底に沿って幅方向両側の低所に向けて流下し、
雨樋16(図16参照)に受け止められたのち適宜排水
される。
【0017】図中17,17は一対の補強ビームを示
し、これらは軽量化を考慮して断面角型のトラス構造体
によってなり、支持ブロック3,3における一対の縦部
材30,30間に架設することで剛性を高め、吊りケー
ブル8と押えケーブル9の張力および全天候型仮設屋根
設置時の荷重により支持ブロック3,3および外部足場
2が互いに接近する方向に傾く不都合の発生を防止し
て、支持ブロック3,3の取付けスパンSを所定の値に
保持している。そして、図示してはいないが、牽引ビー
ム5、6と同様に所定長さの単体をフランジにより複数
個連結することによって構成される本体部と、この本体
部の両端部に出し入れおよび位置決め可能に収納された
調整部とを備え、単体の長さあるいは使用数量を加減す
ることで本体部の長さを調整し、かつ調整部の突出量を
加減して位置決めすることにより、補強ビーム17,1
7の全長を所望の値に設定できるようになっている。
し、これらは軽量化を考慮して断面角型のトラス構造体
によってなり、支持ブロック3,3における一対の縦部
材30,30間に架設することで剛性を高め、吊りケー
ブル8と押えケーブル9の張力および全天候型仮設屋根
設置時の荷重により支持ブロック3,3および外部足場
2が互いに接近する方向に傾く不都合の発生を防止し
て、支持ブロック3,3の取付けスパンSを所定の値に
保持している。そして、図示してはいないが、牽引ビー
ム5、6と同様に所定長さの単体をフランジにより複数
個連結することによって構成される本体部と、この本体
部の両端部に出し入れおよび位置決め可能に収納された
調整部とを備え、単体の長さあるいは使用数量を加減す
ることで本体部の長さを調整し、かつ調整部の突出量を
加減して位置決めすることにより、補強ビーム17,1
7の全長を所望の値に設定できるようになっている。
【0018】18はメッシュ状の風抜き部を示し、シー
ト7の適所に複数個設けられており、シート7と同材の
蓋が形成されている。この蓋はゴムベルト等で常時塞が
れている。また、これら風抜き部18によって強風発生
時におけるシート7の吹上げ力とそれによる損傷を防止
することができる。19は笠を示し、外部足場2の頂上
に着脱可能に取付けられて支持ブロック3,3を上側か
ら覆い、支持ブロック3,3および外部足場に対する雨
水の影響をなくしている。
ト7の適所に複数個設けられており、シート7と同材の
蓋が形成されている。この蓋はゴムベルト等で常時塞が
れている。また、これら風抜き部18によって強風発生
時におけるシート7の吹上げ力とそれによる損傷を防止
することができる。19は笠を示し、外部足場2の頂上
に着脱可能に取付けられて支持ブロック3,3を上側か
ら覆い、支持ブロック3,3および外部足場に対する雨
水の影響をなくしている。
【0019】前記構成において、図3および図13に示
すように、牽引ビーム5、6を支持ブロック3,3の長
手方向両端位置まで移動させること、つまりシート7が
長手方向に最大値まで伸ばされた状態で構築物1の上方
を覆い風雨や直射日光などを遮って、天候に左右されな
い良好な作業環境を維持することのできる状態が得られ
る。
すように、牽引ビーム5、6を支持ブロック3,3の長
手方向両端位置まで移動させること、つまりシート7が
長手方向に最大値まで伸ばされた状態で構築物1の上方
を覆い風雨や直射日光などを遮って、天候に左右されな
い良好な作業環境を維持することのできる状態が得られ
る。
【0020】一方、シート7が長手方向に最大値まで伸
ばされた状態から、牽引ビーム5を牽引ビーム6に接近
する位置まで移動させることによって、吊りケーブル8
および押えケーブル9が屋根開閉用車輪13とともに牽
引ビーム6側に移動し、シート7が長手方向に最小値ま
で縮んで支持ブロック3,3の長手方向一側に偏った状
態、つまり構築物1の上方を覆っていたシート7が支持
ブロック3,3の長手方向一側に偏って折り畳まれて、
構築物1の上方に開放空間が形成された状態を得ること
ができる。また、シート7が長手方向に最大値まで伸ば
された状態から、牽引ビーム6を牽引ビーム5に接近す
る位置まで移動させることによって、吊りケーブル8お
よび押えケーブル9が屋根開閉用車輪13とともに牽引
ビーム5側に移動し、シート7が長手方向に最小値まで
縮んで支持ブロック3,3の長手方向他側に偏った状
態、つまり構築物1の上方を覆っていたシート7が支持
ブロック3,3の長手方向他側に偏って折り畳まれて、
構築物1の上方に開放空間が形成された状態を得ること
ができる。さらに、シート7が長手方向に最大値まで伸
ばされた状態から、牽引ビーム5と牽引ビーム6を相手
側に向けて移動させることによって、吊りケーブル8お
よび押えケーブル9が屋根開閉用車輪13とともに支持
ブロック3,3の長手方向中央部に向けて移動し、シー
ト7が長手方向に最小値まで縮んで支持ブロック3,3
の長手方向中央部で折り畳まれて、構築物1の上方に開
放空間が形成された状態を得ることができる。したがっ
て、クレーン等による揚重や資材搬入作業に際して任意
の位置の開放空間を利用できるので、全天候型仮設屋根
が邪魔になることはない。
ばされた状態から、牽引ビーム5を牽引ビーム6に接近
する位置まで移動させることによって、吊りケーブル8
および押えケーブル9が屋根開閉用車輪13とともに牽
引ビーム6側に移動し、シート7が長手方向に最小値ま
で縮んで支持ブロック3,3の長手方向一側に偏った状
態、つまり構築物1の上方を覆っていたシート7が支持
ブロック3,3の長手方向一側に偏って折り畳まれて、
構築物1の上方に開放空間が形成された状態を得ること
ができる。また、シート7が長手方向に最大値まで伸ば
された状態から、牽引ビーム6を牽引ビーム5に接近す
る位置まで移動させることによって、吊りケーブル8お
よび押えケーブル9が屋根開閉用車輪13とともに牽引
ビーム5側に移動し、シート7が長手方向に最小値まで
縮んで支持ブロック3,3の長手方向他側に偏った状
態、つまり構築物1の上方を覆っていたシート7が支持
ブロック3,3の長手方向他側に偏って折り畳まれて、
構築物1の上方に開放空間が形成された状態を得ること
ができる。さらに、シート7が長手方向に最大値まで伸
ばされた状態から、牽引ビーム5と牽引ビーム6を相手
側に向けて移動させることによって、吊りケーブル8お
よび押えケーブル9が屋根開閉用車輪13とともに支持
ブロック3,3の長手方向中央部に向けて移動し、シー
ト7が長手方向に最小値まで縮んで支持ブロック3,3
の長手方向中央部で折り畳まれて、構築物1の上方に開
放空間が形成された状態を得ることができる。したがっ
て、クレーン等による揚重や資材搬入作業に際して任意
の位置の開放空間を利用できるので、全天候型仮設屋根
が邪魔になることはない。
【0021】前述のように牽引ビーム5、6を相対移動
させる作動は、牽引ビーム5、6の両端部を移動方向に
応じてウインチ等により同時に牽引することによって簡
単に行うことができるとともに、電動機を搭載した自動
走行台車10を使用し、地上からのリモートコントロー
ルによって自動走行台車10を前進あるいは後退させる
ことによっても簡単に実行できる。
させる作動は、牽引ビーム5、6の両端部を移動方向に
応じてウインチ等により同時に牽引することによって簡
単に行うことができるとともに、電動機を搭載した自動
走行台車10を使用し、地上からのリモートコントロー
ルによって自動走行台車10を前進あるいは後退させる
ことによっても簡単に実行できる。
【0022】他方、構築物1が上方向に増築されるのに
伴って外部足場2が上方向に順次増築される。具体的に
は、外部足場2の頂上に着脱可能に取付けられている笠
19を一旦除去したのち、頂上外部足場2に増築用の外
部足場2が継ぎ足される。このように、増築用の外部足
場2が継ぎ足されて、外部足場2が嵩上げされたのち、
この嵩上げされた頂上の外部足場2にチェーンブロック
等の巻き揚げ機を複数台装着し、これら巻き揚げ機のフ
ックに支持ブロック3,3を掛止する。そののち、嵩上
げされる前の外部足場2から支持ブロック3,3を取り
外す、つまり、複数のクランプ36による上部ブラケッ
ト34と外部足場2との結合および複数のクランプ36
による下部ブラケット35と外部足場2との結合を解
く。ついで、巻き揚げ機の巻き揚げ操作により全天候型
仮設屋根を吊り揚げて、支持ブロック3,3を嵩上げさ
れた頂上の外部足場2の内側に対向させ、この位置で上
部ブラケット34をクランプ36により外部足場2に着
脱可能に取付け、下部ブラケット35をクランプ36に
より外部足場2に着脱可能に取付けることで、全天候型
仮設屋根を嵩上げされた頂上の外部足場2間に設置する
ことができる。なお、全天候型仮設屋根を解体する場合
は、予めクレーン等の揚重機のフックに全天候型仮設屋
根を掛止したのち、複数のクランプ36による上部ブラ
ケット34と外部足場2との結合および複数のクランプ
36による下部ブラケット35と外部足場2との結合を
解き、クレーン等の揚重機によって地上または屋上に吊
り降ろすことによって簡単に解体することができる。
伴って外部足場2が上方向に順次増築される。具体的に
は、外部足場2の頂上に着脱可能に取付けられている笠
19を一旦除去したのち、頂上外部足場2に増築用の外
部足場2が継ぎ足される。このように、増築用の外部足
場2が継ぎ足されて、外部足場2が嵩上げされたのち、
この嵩上げされた頂上の外部足場2にチェーンブロック
等の巻き揚げ機を複数台装着し、これら巻き揚げ機のフ
ックに支持ブロック3,3を掛止する。そののち、嵩上
げされる前の外部足場2から支持ブロック3,3を取り
外す、つまり、複数のクランプ36による上部ブラケッ
ト34と外部足場2との結合および複数のクランプ36
による下部ブラケット35と外部足場2との結合を解
く。ついで、巻き揚げ機の巻き揚げ操作により全天候型
仮設屋根を吊り揚げて、支持ブロック3,3を嵩上げさ
れた頂上の外部足場2の内側に対向させ、この位置で上
部ブラケット34をクランプ36により外部足場2に着
脱可能に取付け、下部ブラケット35をクランプ36に
より外部足場2に着脱可能に取付けることで、全天候型
仮設屋根を嵩上げされた頂上の外部足場2間に設置する
ことができる。なお、全天候型仮設屋根を解体する場合
は、予めクレーン等の揚重機のフックに全天候型仮設屋
根を掛止したのち、複数のクランプ36による上部ブラ
ケット34と外部足場2との結合および複数のクランプ
36による下部ブラケット35と外部足場2との結合を
解き、クレーン等の揚重機によって地上または屋上に吊
り降ろすことによって簡単に解体することができる。
【0023】前記支持ブロック3,3は1つのユニット
として使用される。したがって、構築物1の長手方向寸
法の増大に伴って支持ブロック3,3の使用数、つまり
ユニット数を増加することにより、全天候型仮設屋根の
長手方向寸法を増大して、構築物1の長手方向寸法の増
大に対応させることができる。
として使用される。したがって、構築物1の長手方向寸
法の増大に伴って支持ブロック3,3の使用数、つまり
ユニット数を増加することにより、全天候型仮設屋根の
長手方向寸法を増大して、構築物1の長手方向寸法の増
大に対応させることができる。
【0024】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は、構築物
の最上階まで全天候型仮設屋根のある状態を確保できる
ので、風雨や直射日光などを遮って、天候に左右されな
い良好な作業環境を維持することができ、労働条件の改
善および構築物の工期短縮に寄与することができる。ま
た、一対の牽引ビームを互いに接近する方向に相対移動
させることでシートが折り畳まれ、構築物の上方に開放
空間が形成された状態を得ることができるので、クレー
ン等による揚重や資材搬入作業に際して任意の位置の開
放空間を利用できるから、全天候型仮設屋根が邪魔にな
ることはない。さらに、本発明は吊りケーブルおよび押
さケーブルを設けることから、シートに張力を与え、風
によるばたつきを少なくし耐風性を向上させることがで
きる。(そして、構築物が上方向に増築されるのに伴っ
て外部足場が上方向に順次増築されるのに応じて、嵩上
げされた頂上の外部足場間に全天候型仮設屋根を設置す
る全天候型仮設屋根の嵩上げ作業と、外部足場との結合
を解きクレーン等の揚重機によって地上または屋上に吊
り降ろす全天候型仮設屋根の解体作業を簡単に行うこと
ができる。) また、支持ブロックを1つのユニットとして使用し、構
築物の長手方向寸法の増大に伴って支持ブロックの使用
数、つまりユニット数を増加させることができるので、
全天候型仮設屋根の長手方向寸法を増大して、構築物の
長手方向寸法の増大に対応させることが可能である。し
かも、構造が比較的簡単で軽量化を図っているので、コ
スト安および設置・解体作業の容易化を達成できる。す
なわち、従来の全天候型仮設屋根は、相当大掛かりで複
雑な構造物であるため、コストが高く、設置・解体作業
が煩雑で困難である等の欠点を有している。そこで、本
発明は、構造の簡略化を図ることで、コストを安くし、
設置・解体作業を簡単に行うことができる全天候型仮設
屋根を提供することを目的としたものである。
の最上階まで全天候型仮設屋根のある状態を確保できる
ので、風雨や直射日光などを遮って、天候に左右されな
い良好な作業環境を維持することができ、労働条件の改
善および構築物の工期短縮に寄与することができる。ま
た、一対の牽引ビームを互いに接近する方向に相対移動
させることでシートが折り畳まれ、構築物の上方に開放
空間が形成された状態を得ることができるので、クレー
ン等による揚重や資材搬入作業に際して任意の位置の開
放空間を利用できるから、全天候型仮設屋根が邪魔にな
ることはない。さらに、本発明は吊りケーブルおよび押
さケーブルを設けることから、シートに張力を与え、風
によるばたつきを少なくし耐風性を向上させることがで
きる。(そして、構築物が上方向に増築されるのに伴っ
て外部足場が上方向に順次増築されるのに応じて、嵩上
げされた頂上の外部足場間に全天候型仮設屋根を設置す
る全天候型仮設屋根の嵩上げ作業と、外部足場との結合
を解きクレーン等の揚重機によって地上または屋上に吊
り降ろす全天候型仮設屋根の解体作業を簡単に行うこと
ができる。) また、支持ブロックを1つのユニットとして使用し、構
築物の長手方向寸法の増大に伴って支持ブロックの使用
数、つまりユニット数を増加させることができるので、
全天候型仮設屋根の長手方向寸法を増大して、構築物の
長手方向寸法の増大に対応させることが可能である。し
かも、構造が比較的簡単で軽量化を図っているので、コ
スト安および設置・解体作業の容易化を達成できる。す
なわち、従来の全天候型仮設屋根は、相当大掛かりで複
雑な構造物であるため、コストが高く、設置・解体作業
が煩雑で困難である等の欠点を有している。そこで、本
発明は、構造の簡略化を図ることで、コストを安くし、
設置・解体作業を簡単に行うことができる全天候型仮設
屋根を提供することを目的としたものである。
【図1】本発明の一実施の形態を示す平面図である。
【図2】図1のA−A線断面図である。
【図3】図1のB−B線断面図である。
【図4】上部ブラケットと外部足場および上部ビームと
の関係を示す拡大正面図である。
の関係を示す拡大正面図である。
【図5】下部ブラケットと外部足場および下部ビームと
の関係を示す拡大正面図である。
の関係を示す拡大正面図である。
【図6】牽引ビームの一実施の形態を示す拡大正面図で
ある。
ある。
【図7】シート取付部材を除いた図6のC−C線拡大断
面図である。
面図である。
【図8】シート取付部材を除いた図6のD−D線拡大断
面図である。
面図である。
【図9】シート取付部材が取付けられた状態を示す牽引
ビームの線拡大断面図である。
ビームの線拡大断面図である。
【図10】走行台車の一実施の形態を示す拡大平面図で
ある。
ある。
【図11】図10側面図である。
【図12】図10正面図である。
【図13】シートが長手方向に最大値まで伸ばされた状
態を示す縦断側面図である。
態を示す縦断側面図である。
【図14】屋根開閉用車輪の一実施の形態を示す拡大平
面図である。
面図である。
【図15】図14のE−E線断面図である。
【図16】外部足場、支持ブロック、屋根開閉用車輪、
吊りケーブル、押えケーブルおよび屋根開閉用車輪の相
対関係を示す拡大説明図である。
吊りケーブル、押えケーブルおよび屋根開閉用車輪の相
対関係を示す拡大説明図である。
【図17】上部レールと屋根開閉用車輪の相対関係を示
す拡大説明図である。
す拡大説明図である。
【図18】下部レールと屋根開閉用車輪の相対関係を示
す拡大説明図である。
す拡大説明図である。
1 構築物 2 外部足場 3 一対の支持ブロック 4 レール 5 一方の牽引ビーム 6 他方の牽引ビーム 7 シート 8 吊りケーブル 9 押えケーブル 11 上部レール 12 下部レール S 支持ブロックのスパン S1 シートの幅方向寸法
Claims (2)
- 【請求項1】 構築物の外側に相対向して形成された一
対の支持ブロックと、これら支持ブロックに架設されそ
の支持ブロックの長手方向に進退移動可能に取付けられ
た一対の牽引ビームと、これら一対の牽引ビームに長手
方向の両端部が取付けられ、かつ前記一対の支持ブロッ
クの取付けスパンより少し小さい幅方向寸法を有するシ
ートと、前記一対の牽引ビーム間に長手方向に交互に配
置され前記シートの下面を幅方向全長で支える吊りケー
ブルと、シートの上面を幅方向全長で押える押えケーブ
ルを有し、前記吊りケーブルの両端部が前記支持ブロッ
クに進退移動可能に連結され、前記押えケーブルの両端
部が前記支持ブロックに進退移動可能に連結されている
ことを特徴とする全天候型仮設屋根。 - 【請求項2】 前記一対の支持ブロックが、構築物の外
側に相対向し、かつ構築物の増築に伴って順次嵩上可能
に立設される外部足場の内面に相対向して着脱可能に取
付けられた請求項1記載の全天候型仮設屋根。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8586496A JPH09242340A (ja) | 1996-03-13 | 1996-03-13 | 全天候型仮設屋根 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8586496A JPH09242340A (ja) | 1996-03-13 | 1996-03-13 | 全天候型仮設屋根 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09242340A true JPH09242340A (ja) | 1997-09-16 |
Family
ID=13870766
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8586496A Pending JPH09242340A (ja) | 1996-03-13 | 1996-03-13 | 全天候型仮設屋根 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH09242340A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006002379A (ja) * | 2004-06-16 | 2006-01-05 | Orusen:Kk | 日除けシートの張装方法および日除けシート用織編物シート |
KR101229095B1 (ko) * | 2010-10-29 | 2013-02-01 | 주식회사 동아스트 | 원자력 발전소의 격납건물 구간용 내부지붕 시스템 |
JP2015175224A (ja) * | 2014-03-18 | 2015-10-05 | 大成建設株式会社 | 仮設屋根構造 |
-
1996
- 1996-03-13 JP JP8586496A patent/JPH09242340A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006002379A (ja) * | 2004-06-16 | 2006-01-05 | Orusen:Kk | 日除けシートの張装方法および日除けシート用織編物シート |
JP4596387B2 (ja) * | 2004-06-16 | 2010-12-08 | 株式会社オルセン | 日除けシートの張装方法および日除けシート用織編物シート |
KR101229095B1 (ko) * | 2010-10-29 | 2013-02-01 | 주식회사 동아스트 | 원자력 발전소의 격납건물 구간용 내부지붕 시스템 |
JP2015175224A (ja) * | 2014-03-18 | 2015-10-05 | 大成建設株式会社 | 仮設屋根構造 |
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