JP2000212669A - 耐食性に優れた熱交換器用アルミニウム合金押出し管 - Google Patents

耐食性に優れた熱交換器用アルミニウム合金押出し管

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JP2000212669A
JP2000212669A JP11015097A JP1509799A JP2000212669A JP 2000212669 A JP2000212669 A JP 2000212669A JP 11015097 A JP11015097 A JP 11015097A JP 1509799 A JP1509799 A JP 1509799A JP 2000212669 A JP2000212669 A JP 2000212669A
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corrosion resistance
aluminum alloy
heat exchanger
extruded
tube
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Masakazu Edo
正和 江戸
Shu Kuroda
周 黒田
Ken Toma
建 当摩
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MA Aluminum Corp
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Mitsubishi Aluminum Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 熱交換器などのチューブ材として用いる弱酸
性からアルカリ性に渡る広範囲pHに対する耐食性に優
れた押出し管を提供する。 【解決手段】 Zn:0.1〜3%、Fe:0.3〜
1.5%、Mg:0.05〜0.2%を含有し、さら
に、下記の(a)〜(c)の内の1種または2種以上を
添加した組成のAl合金からなる。 (a)Mn:0.1〜1.0%、(b)Cu:0.05
〜0.7%、Si:0.1〜1.0%の内の1種または
2種、(c)Ti:0.01〜0.25%、Zr:0.
01〜0.25%の内の1種または2種。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、アルカリ環境下
から酸性環境下に渡る広範囲pH領域での耐食性に優れ
た熱交換器などの構造用部材として用いるアルミニウム
合金押出し管に関するものであり、特にLLC(ロング
ライフクーラント)を含む冷却水が冷媒として使用する
自動車用のラジエータ、ヒーターコア、オイルクーラー
などの熱交換器の構造部材として使用可能な耐食性に優
れたアルミニウム合金押出し管に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、自動車のラジエーターやヒーター
コアのチューブとして内部に仕切り壁を有する複雑断面
形状の押出し管が使用させれており、この押出し管は押
出し性を重視する必要があるところから、現在はJIS
1050合金に代表される純Al系合金、または純A
l系合金より高強度のJIS 3003合金(重量%
で、Mn:1.0〜1.5%、Fe:0.05〜0.2
0%、Si:0.6%以下、Zr:0.7以下%、Z
n:0.10以下%、残部:Alおよび不可避不純物)
に代表されるAl−Mn系合金が用いられている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、前記純Al
系合金およびAl−Mn系合金からなる押出し管はいず
れも孔食型の腐食形態で耐食性が劣るため、前記純Al
系合金およびAl−Mn系合金からなる押出し管で作製
したチューブは、冷媒として腐食性の弱いフロンなどの
気体や液体が用られる熱交換器に限られており、冷媒と
して微量の塩素イオンを含む弱酸性の水道水または酸性
雨などの影響による弱酸性の雨水を使うような熱交換器
のチューブの構成部材としては適さない。また、近年、
冷媒として水に不凍液と防錆剤からなるLLC(ロング
ライフクーラント)を添加した冷却水が使用されている
が、このLLCが粗悪品であると冷却水がpH9以上の
アルカリ性になることが分かっており、したがって、前
記粗悪なLLC(ロングライフクーラント)を含む冷却
水を使うような環境では早期に貫通孔が発生するため、
現行の押出しチューブは熱交換器の構成部材としては適
さない。
【0004】この発明は、弱酸性の水道水もしくは雨水
または粗悪なLLCを含むアルカリ性の冷却水を冷媒と
しても使うことのできる(すなわち、弱酸性溶液からア
ルカリ性溶液に渡る広範囲pH領域の水溶液に対して優
れた耐食性を示す)熱交換器のチューブを製造するため
の押出し管を提供することを目的とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、弱酸性溶
液からアルカリ性溶液に渡る広範囲pH領域の水溶液に
対して一層耐食性に優れたアルミニウム合金押出し管を
得るべく研究を行った結果、(イ)重量%で、Zn:
0.1〜3%、Fe:0.3〜1.5%、Mg:0.0
5〜0.2%を含有し、残りがAlおよび不可避不純物
からなる組成のAl合金は、押出し加工が可能であり、
またこのAl合金を押出し加工して得られた押出し管
は、素地中にMg−Zn金属間化合物を形成して強度を
向上させ、さらに微細なMg−Zn金属間化合物の析出
物が孔食の発生源となって面食の腐食形態となって耐食
性を向上せしめ、弱酸性溶液からアルカリ性溶液までの
広い範囲のpH領域の水溶液に対する耐食性が向上す
る、(ロ)前記(イ)記載の組成を有するAl合金に、
さらに、下記の(a)〜(c)の内の1種または2種以
上を添加した組成のAl合金も、押出し加工が可能であ
り、またこれらAl合金を押出し加工して得られた押出
し管は、弱酸性溶液からアルカリ性溶液までの広い範囲
のpH領域の水溶液に対する耐食性が優れている、
(a)Mn:0.1〜1.0%、(b)Cu:0.05
〜0.7%、Si:0.1〜1.0%の内の1種または
2種、(c)Ti:0.01〜0.25%、Zr:0.
01〜0.25%の内の1種または2種、という知見を
得たのである。
【0006】この発明は、かかる知見に基づいて成され
たものであって、(1)重量%で、Zn:0.1〜3
%、Fe:0.3〜1.5%、Mg:0.05〜0.2
%を含有し、残りがAlおよび不可避不純物からなる組
成のAl合金からなる耐食性に優れた熱交換器用アルミ
ニウム合金押出し管、(2)重量%で、Zn:0.1〜
3%、Fe:0.3〜1.5%、Mg:0.05〜0.
2%を含有し、さらにMn:0.1〜1.0%を含有
し、残りがAlおよび不可避不純物からなる組成のAl
合金からなる耐食性に優れた熱交換器用アルミニウム合
金押出し管、(3)重量%で、Zn:0.1〜3%、F
e:0.3〜1.5%、Mg:0.05〜0.2%を含
有し、さらにSi:0.1〜1.0%、Cu:0.05
〜0.7%の内の1種または2種を含有し、残りがAl
および不可避不純物からなる組成のAl合金からなる耐
食性に優れた熱交換器用アルミニウム合金押出し管、
(4)重量%で、Zn:0.1〜3%、Fe:0.3〜
1.5%、Mg:0.05〜0.2%を含有し、さらに
Mn:0.1〜1.0%を含有し、さらにSi:0.1
〜1.0%、Cu:0.05〜0.7%の内の1種また
は2種を含有し、残りがAlおよび不可避不純物からな
る組成のAl合金からなる耐食性に優れた熱交換器用ア
ルミニウム合金押出し管、(5)前記(1)、(2)、
(3)または(4)記載のAl合金に、さらにTi:
0.01〜0.25%、Zr:0.01〜0.25%の
内の1種または2種を含有する組成のAl合金からなる
耐食性に優れた熱交換器用アルミニウム合金押出し管、
に特徴を有するものである。
【0007】前記(1)、(2)、(3)、(4)また
は(5)記載のAl合金は、その素地中にMg−Zn金
属間化合物を形成していることが好ましい。したがっ
て、この発明は、(6)前記(1)、(2)、(3)、
(4)または(5)記載のAl合金は、いずれも素地中
にMg−Zn化合物が形成されているAl合金である耐
食性に優れた熱交換器用アルミニウム合金押出し管、に
特徴を有するものである。
【0008】前記(1)、(2)、(3)、(4)、
(5)または(6)記載のアルミニウム合金押出し管の
外表面にZnを溶射して被覆管を作製し、この被覆管を
熱交換器のチューブ材として使用することができる。し
たがって、この発明は、(7)前記(1)、(2)、
(3)、(4)、(5)または(6)記載のアルミニウ
ム合金押出し管の外表面にZnを溶射してなる耐食性に
優れた熱交換器用アルミニウム合金押出し管、に特徴を
有するものである。
【0009】前記(1)、(2)、(3)、(4)、
(5)または(6)記載のアルミニウム合金押出し管の
外表面に粉末ろう材を塗布して被覆管を作製し、この被
覆管を熱交換器のチューブ材として使用することができ
る。したがって、この発明は、(8)前記(1)、
(2)、(3)、(4)、(5)または(6)記載のア
ルミニウム合金押出し管の外表面に粉末ろう材を塗布し
てなる耐食性に優れた熱交換器用アルミニウム合金押出
し管、に特徴を有するものである。
【0010】前記(7)記載のアルミニウム合金押出し
管の外表面にZnを被覆してなる耐食性に優れた熱交換
器用アルミニウム合金押出し管、または前記(8)記載
のアルミニウム合金押出し管の外表面に粉末ろう材を塗
布してなる耐食性に優れた熱交換器用アルミニウム合金
押出し管は、いずれもフィンと、ヘッダープレートをろ
う付けにより接合して耐食性に優れた熱交換器を製造す
ることができる。
【0011】この発明の耐食性に優れた熱交換器用アル
ミニウム合金押出し管の成分組成を上述のごとく限定し
た理由を述べる。
【0012】Zn:Znは、MgとMg−Zn金属間化
合物を形成し、強度を向上させ、さらに微細なMg−Z
n金属間化合物の析出物が孔食の発生源となって面食の
腐食形態となって耐食性を向上せしめる成分であるが、
その含有量が0.1%未満では所望の効果が得られず、
一方、3%を越えて含有すると耐食性が低下するので好
ましくない。したがって、Znの含有量を0.1〜3%
に定めた。Znの含有量の一層好ましい範囲は0.2〜
1%(さらに一層好ましい範囲は0.3を越え〜1%)
である。
【0013】Fe:Feは、素地中にAl−Fe金属間
化合物として、またMnあるいはMn、Siが共存する
場合はAl−Mn−Fe金属間化合物あるいはAl−M
n−Fe−Si金属間化合物として晶出または析出して
ろう付け後の強度を向上させ、またこれら金属間化合物
を微細に均一に分散させるために、これらが孔食の発生
源となり、面食の腐食形態となって耐食性を向上させる
ところから含有させるが、その含有量が0.3%未満で
は所望の効果が得られず、一方、1.5%を越えると耐
食性および押出し性が低下し、さらに押出し加工時に表
面肌荒れや形状不良を発生させるので好ましくない。し
たがって、Feの含有量は、0.3〜1.5%に定め
た。Feの含有量の一層好ましい範囲は0.5〜1.0
%である。
【0014】Mg:Mgは、Znと微細なMg−Zn金
属間化合物を形成し、この微細なMg−Zn金属間化合
物が材料表面全体に析出するために腐食形態を面食にす
る作用があるので耐食性を向上させ、さらにSiが共存
する場合にMg−Si金属間化合物も形成して強度を向
上させる作用があるが、その含有量が0.05%未満で
は所望の効果が得られず、一方、0.2%を越えて含有
すると、ろう付け時にフラックスと反応して高融点皮膜
を形成するためにろう付け性が低下するので好ましくな
い。したがって、Mg含有量を0.05〜0.2%に定
めた。
【0015】Mn:Mnは、金属間化合物として晶出ま
たは析出してろう付け後の強度を向上させ、Siが共存
する場合はAl−Mn−Si金属間化合物として晶出ま
たは析出してろう付け後の強度を向上させ、さらにチュ
ーブの電位を貴にするためにフィンとの電位差を大きく
取れてフィンの防食効果をより有効にし、外部耐食性を
向上させる作用を有するので必要に応じて添加するが、
その含有量が0.1%未満では所望の効果が得られず、
一方、1.0%を越えて含有すると粗大なAl−Mn金
属間化合物となって素地中に分散し、高温での変形抵抗
を大きくするために押出し性を著しくて生かさせるので
好ましくない。したがって、Mnの含有量を0.1〜
1.0%に定めた。Mnの含有量の一層好ましい範囲は
0.3〜0.8%である。
【0016】Si、Cu:これら成分は、共にマトリッ
クスに固溶してろう付け後の強度を向上させる作用を有
し、Siはさらに押出し加工温度での変形抵抗を小さく
して押出し性を向上させる作用を有し、またCuはチュ
ーブの電位を貴にするためにフィンとの電位差を大きく
取れてフィンの防食効果をより有効にすることにより外
部耐食性を向上させるので必要に応じて添加するが、S
iの含有量が0.1%未満、Cuの含有量が0.05%
未満では所望の効果が得られず、一方、Siの含有量が
1.0%を越えて含有すると融点を低下させてろう付け
時に材料の溶融を招き、さらに押出し性および耐食性を
低下させ、またCuの含有量が0.7%を越えて含有す
ると腐食速度が早くなり、孔食が深さ方向に成長しやす
くなって耐食性が低下するので好ましくない。したがっ
て、Siの含有量を0.1〜1.0%に定め、Cuの含
有量を0.05〜0.7%に定めた。Cuの含有量の一
層好ましい範囲は0.05〜0.5%であり、Siの含
有量の一層好ましい範囲は0.3〜0.7%である。
【0017】Ti、Zr:これら成分は、押出し温度で
の変形抵抗を小さくし、押出し性を向上させると共にろ
う付け後に微細な金属間化合物として素地中に分散し、
強度を向上させる作用を有するので必要に応じて添加す
るが、その含有量が0.01%未満では所望の効果が得
られず、一方、0.25%を越えても更なる効果が期待
できない。したがって、Ti:0.01〜0.25%
(一層好ましくは0.05〜0.2%)、Zr:0.0
1〜0.25(一層好ましくは0.05〜0.2%)%
に定めた。
【0018】
【発明の実施の形態】表1〜表5に示す成分組成のAl
合金を溶解し、鋳造して直径:400mmのビレットを
製造し、このビレットを500℃、12時間保持の条件
で均質化処理を行い、この均質化処理を行ったビレット
を温度:450℃で押出し加工することにより冷媒通路
用穴を7個有し、断面寸法が幅:16mm、高さ:2m
m、肉厚:0.5mmである偏平状の本発明押出し管1
〜32、比較押出し管1〜6および従来押出し管を作製
した。前記条件の押出し加工を行った結果、本発明押出
し管1〜32はいずれもJIS 3003からなる従来
押出し管とほぼ同程度の押出し加工性を有することが分
かった。
【0019】
【表1】
【0020】
【表2】
【0021】
【表3】
【0022】
【表4】
【0023】
【表5】
【0024】これら表1〜表5に示される成分組成の本
発明押出し管1〜32、比較押出し管1〜6および従来
押出し管を用いて熱交換器用のチューブを作製したの
ち、このチューブに600℃に3分間保持した後、冷却
速度:100℃/min.で室温まで冷却するろう付け
を想定した熱処理を施し、その後、下記の条件の腐食試
験を行った。
【0025】腐食試験1Cl- :170ppm,SO4
2-:50ppm,Fe3+:20ppm,Cu2+:1pp
mを含むpH:3.4の水溶液を用意し、この水溶液を
自動車用熱交換器の冷却水と想定して、前記本発明押出
し管1〜32、比較押出し管1〜6および従来押出し管
で作製したチューブに、温度:80℃の前記水溶液を流
速:1m/sec.で8時間循環させたのち室温で16
時間保持すると云う温度サイクル操作を30日間行い、
30日間経過後のチューブ内部に発生した孔食の最大腐
食深さを測定し、その測定結果を表6〜表9に示した。
【0026】腐食試験2Cl- :170ppm,SO4
2-:50ppm,Fe3+:20ppm,Cu2+:1pp
mを含む水溶液をNaOHでpH11に調整した水溶液
を用意し、この水溶液を自動車用熱交換器の冷却水と想
定して、前記本発明押出し管1〜32、比較押出し管1
〜6および従来押出し管で作製したチューブに、温度:
80℃の前記水溶液を流速:1m/sec.で8時間循
環させたのち室温で16時間保持すると云う温度サイク
ル操作を60日間行い、60日間経過後のチューブ内部
に発生した孔食の最大腐食深さを測定し、その測定結果
を表6〜表9に示した。
【0027】
【表6】
【0028】
【表7】
【0029】
【表8】
【0030】
【表9】
【0031】表6〜表9に示される結果から、本発明押
出し管1〜32は、従来押出し管に比べて、表面からの
最大腐食深さが極めて小さいところから、耐食性に優れ
ていることが分かる。また、構成成分の内の少なくとも
1種の含有量がこの発明の範囲から外れている比較押出
し管1〜6は耐食性またはその他の特性が劣ることも分
かる。
【0032】
【発明の効果】上述のように、この発明の押出し管は耐
食性に優れているため、この発明の押出し管を用いて作
製した熱交換器は、広範囲のpHの冷却水を使用しても
貫通することなく長期間使用することができ、産業上優
れた効果をもたらすものである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 当摩 建 静岡県裾野市平松85番地 三菱アルミニウ ム株式会社技術開発センター内 Fターム(参考) 4D075 AC99 BB29X CA33 DA15 DB07 DC50 EA15 EB01 EB07 4E029 AA06 4K031 AA01 AB02

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 重量%で、 Zn:0.1〜3%、 Fe:0.3〜1.5%、 Mg:0.05〜0.2%、を含有し、残りがAlおよ
    び不可避不純物からなる組成のAl合金からなることを
    特徴とする耐食性に優れた熱交換器用アルミニウム合金
    押出し管。
  2. 【請求項2】 重量%で、 Zn:0.1〜3%、 Fe:0.3〜1.5%、 Mg:0.05〜0.2%、を含有し、さらに、 Mn:0.1〜1.0%、を含有し、残りがAlおよび
    不可避不純物からなる組成のAl合金からなることを特
    徴とする耐食性に優れた熱交換器用アルミニウム合金押
    出し管。
  3. 【請求項3】 重量%で、 Zn:0.1〜3%、 Fe:0.3〜1.5%、 Mg:0.05〜0.2%、を含有し、さらに、 Si:0.1〜1.0%、 Cu:0.05〜0.7%、の内の1種または2種を含
    有し、残りがAlおよび不可避不純物からなる組成のA
    l合金からなることを特徴とする耐食性に優れた熱交換
    器用アルミニウム合金押出し管。
  4. 【請求項4】 重量%で、 Zn:0.1〜3%、 Fe:0.3〜1.5%、 Mg:0.05〜0.2%、を含有し、さらに、 Mn:0.1〜1.0%、を含有し、さらに、 Si:0.1〜1.0%、 Cu:0.05〜0.7%、の内の1種または2種を含
    有し、残りがAlおよび不可避不純物からなる組成のA
    l合金からなることを特徴とする耐食性に優れた熱交換
    器用アルミニウム合金押出し管。
  5. 【請求項5】 請求項1、2、3または4記載のAl合
    金に、さらに、 Ti:0.01〜0.25%、 Zr:0.01〜0.25%、の内の1種または2種を
    含有する組成のAl合金からなることを特徴とする耐食
    性に優れた熱交換器用アルミニウム合金押出し管。
  6. 【請求項6】 請求項1、2、3、4または5記載のA
    l合金は、いずれも素地中にMg−Zn化合物が形成さ
    れているAl合金であることを特徴とする耐食性に優れ
    た熱交換器用アルミニウム合金押出し管。
  7. 【請求項7】 請求項1、2、3、4、5または6記載
    のアルミニウム合金押出し管の外表面にZnを溶射して
    なることを特徴とする耐食性に優れた熱交換器用アルミ
    ニウム合金押出し管。
  8. 【請求項8】 請求項1、2、3、4、5または6記載
    のアルミニウム合金押出し管の外表面に粉末ろう材を塗
    布してなることを特徴とする耐食性に優れた熱交換器用
    アルミニウム合金押出し管。
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