JP2000206376A - 受発光素子モジュ―ルおよびその作製方法 - Google Patents

受発光素子モジュ―ルおよびその作製方法

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JP2000206376A JP11002535A JP253599A JP2000206376A JP 2000206376 A JP2000206376 A JP 2000206376A JP 11002535 A JP11002535 A JP 11002535A JP 253599 A JP253599 A JP 253599A JP 2000206376 A JP2000206376 A JP 2000206376A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 面受発光タイプの受発光素子と光ファイバと
を、精度良く容易に位置合わせ固定できる、コストが安
い受発光素子モジュールを提供する。 【解決手段】 面発光レーザアレイ8を搭載する素子搭
載基板1の素子搭載面10側に、面発光レーザアレイ8
と面発光レーザアレイ8に光接続される光ファイバ11
との位置合わせ部材である微小ボール6を挿入嵌合する
基板側嵌合部5を設け、光ファイバ挿通孔3が形成され
るフェルール2に、微小ボール6を挿入嵌合するフェル
ール側嵌合部4を設ける。素子搭載基板1の素子搭載面
10とフェルール2の接続端面9とを対向配置し、基板
側嵌合部5とフェルール側嵌合部4とを対向させ、互い
に対向する基板側嵌合部5とフェルール側嵌合部4に共
通の微小ボール6を介設し、フェルールと素子搭載基板
1を固定することにより、面発光レーザアレイ8の光軸
と光ファイバ11の光軸を正確に位置合わせして光接続
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光通信用として用
いられる受発光素子と光ファイバとを光接続して成る受
発光素子モジュールおよびその作製方法に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】光通信用として、光を発するレーザダイ
オードなどの発光素子や、光を受信するフォトダイオー
ドなどの受光素子が用いられており、これらの発光素子
や受光素子(以下、これらの素子をまとめて受発光素子
と称する)と光ファイバとの光接続(光結合)を精度良く
行なうことにより、光通信の通信レベルを向上させるこ
とができる。
【0003】受発光素子と光ファイバとの光接続を行な
う場合、コア径10μm程度のシングルモード光ファイ
バと受発光素子とを光接続する場合で数μm、コア径5
0μm以上のマルチモード光ファイバと受発光素子とを
結合する場合で数十μm程度の精度で、光ファイバと受
発光素子とを位置合わせさせ、固定する必要がある。
【0004】従来、光ファイバと受発光素子との位置合
わせを上記のように精度良く行なうためには、例えば高
精度の移動精度を有する移動ステージを用意して、光フ
ァイバを移動ステージによって移動させて、受発光素子
の光軸と光ファイバの光軸とが一致するように移動させ
たり、V字形溝を有する基板を用意し、この基板に形成
されたV字形溝の軸と受発光素子の光軸とを予め一致さ
せておき、V字形溝に光ファイバを挿入固定すること
で、受発光素子の光軸と光ファイバの光軸とが一致する
ようにしたりしていた。
【0005】なお、移動ステージを用いて受発光素子の
光軸と光ファイバの光軸とを一致させた場合、光ファイ
バと受発光素子とを位置合わせした状態で、例えば溶接
用レーザ等を用いて光ファイバと受発光素子とを固定す
ることが行われていた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ように、移動ステージを用いて受発光素子の光軸と光フ
ァイバの光軸とを一致させ、溶接用レーザ等を用いて光
ファイバと受発光素子とを固定する場合、非常に高価で
大掛かりな高精度の移動ステージや溶接用レーザ等が必
要であり、かつ、受発光素子と光ファイバとの位置合わ
せ固定作業が容易でないために受発光素子と光ファイバ
とを固定して形成されるモジュールのコストが高くなっ
てしまうといった問題があった。
【0007】また、V字形溝を有する基板を用いて受発
光素子と光ファイバとを位置決め固定する場合は、移動
ステージを用いる場合に比べると、受発光素子と光ファ
イバとを容易に位置合わせ固定できる。しかしながら、
結晶のへき開面を受発光面とした一般的な受発光素子と
異なり、結晶の面方向(へき開面と垂直な面)を受発光面
とした面受発光タイプの受発光素子と光ファイバとを接
続する場合には、受発光素子を例えば素子搭載基板など
に搭載し、光ファイバを基板のV字形溝に挿入固定する
と、光ファイバの接続端面が受発光素子の受発光面と直
交して受発光素子の光軸と光ファイバの光軸とが直交し
てしまい、そのままでは受発光素子と光ファイバとを光
接続することができない。
【0008】そのため、面受発光タイプの受発光素子と
光ファイバとを光接続する場合は、受発光素子と光ファ
イバとの間に、光を反射するミラーを設けたり、受発光
素子を基板の側面に固定して、受発光素子と光ファイバ
とを位置合わせ固定する必要があり、結局は、装置構成
の複雑化や位置合わせ固定作業の煩雑化を招くことにな
り、受発光素子と光ファイバとを固定して形成されるモ
ジュールのコストが高くなってしまうことになった。
【0009】本発明は、上記従来の課題を解決するため
になされたものであり、その目的は、面受発光タイプの
受発光素子と光ファイバとを容易に、かつ、精度良く位
置合わせ固定することができるコストが安い受発光素子
モジュールおよびその作製方法を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は次のような構成をもって課題を解決するた
めの手段としている。すなわち、受発光素子モジュール
の本第1の発明は、受発光素子を搭載した素子搭載基板
の素子搭載面と、前記受発光素子に光接続される光ファ
イバの挿通孔を備えたフェルールの接続端面とが対向配
置され、該フェルールの少なくとも接続端面側には前記
光ファイバと前記受発光素子との位置合わせ部材を挿入
嵌合するフェルール側嵌合部が設けられ、該フェルール
側嵌合部に対向させて前記素子搭載基板の少なくとも素
子搭載面側には前記位置合わせ部材を挿入嵌合する基板
側嵌合部が設けられ、前記フェルール側嵌合部と該フェ
ルール側嵌合部に対向する前記基板側嵌合部に共通の位
置合わせ部材が介設されて前記フェルールと前記素子搭
載基板が固定され、前記光ファイバ挿通孔に挿通された
光ファイバと前記受発光素子とが位置合わせされて光接
続されている構成をもって課題を解決する手段としてい
る。
【0011】また、受発光素子モジュールの本第2の発
明は、上記本第1の発明の構成に加え、前記位置決め部
材は球状の部材とした構成をもって課題を解決する手段
としている。
【0012】さらに、受発光素子モジュールの本第3の
発明は、上記本第1又は第2の発明の構成に加え、前記
受発光素子には、該受発光素子を素子搭載基板外部の接
続部に電気的に接続するフレキシブル配線とリード端子
の少なくとも一方が接続されている構成をもって課題を
解決する手段としている。
【0013】さらに、受発光素子モジュールの本第4の
発明は、上記本第1又は第2又は第3の発明の構成に加
え、前記フェルールの接続端面が受発光素子の受発光面
に対して斜めになるように前記フェルールと素子搭載基
板とが配設固定されている構成をもって課題を解決する
手段としている。
【0014】さらに、受発光素子モジュールの本第5の
発明は、上記本第1乃至第4の発明のいずれか一つの構
成に加え、前記フェルールの接続端面と素子搭載基板の
素子搭載面との間に、受発光素子の受発光面とフェルー
ルの接続端面との角度を調整する傾斜調整手段が設けら
れ、前記フェルールの接続端面と前記受発光素子の受発
光面との角度が予め定められた設定角度と成している構
成をもって課題を解決する手段としている。
【0015】さらに、受発光素子モジュールの本第6の
発明は、上記本第1乃至第5のいずれか一つの発明の構
成に加え、前記光ファイバは接続端面側をフェルールの
接続端面よりも受発光素子側に突出させて光ファイバ挿
通孔に固定され、光ファイバの接続端面と受発光素子の
受発光面との間隔が予め定められた設定間隔と成してい
る構成をもって課題を解決する手段としている。
【0016】さらに、受発光素子モジュールの本第7の
発明は、上記本第1乃至第5のいずれか一つの発明の構
成に加え、前記光ファイバは接続端面側をフェルールの
接続端面よりも受発光素子側に突出させて光ファイバ挿
通孔に固定され、光ファイバの接続端面が受発光素子の
受発光面に当接している構成をもって課題を解決する手
段としている。
【0017】さらに、受発光素子モジュールの本第8の
発明は、上記本第1乃至本第6のいずれか一つの発明の
構成に加え、前記受発光素子の受発光面側が光透過性材
料で覆われている構成をもって課題を解決する手段とし
ている。
【0018】さらに、受発光素子モジュールの本第9の
発明は、上記本第8の発明の構成に加え、前記光ファイ
バの接続端面が光透過性材料の表面に突き当てられて前
記光ファイバの接続端面と受発光素子の受発光面との間
隔が予め定められた設定間隔と成している構成をもって
課題を解決する手段としている。
【0019】さらに、受発光素子モジュールの本第10
の発明は、上記本第6又は本第9発明の構成に加え、前
記設定間隔は数μm〜数十μmとした構成をもって課題
を解決する手段としている。
【0020】さらに、受発光素子モジュールの本第11
の発明は、上記本第1乃至第10のいずれか一つの発明
の構成に加え、前記受発光素子は1つ以上の発光素子と
1つ以上の受光素子とを含み、素子搭載基板の発光素子
搭載部と受光素子搭載部の間に発光素子搭載部と受光素
子搭載部を区分けする区分け溝が設けられている構成を
もって課題を解決する手段としている。
【0021】さらに、受発光素子モジュールの本第12
の発明は、上記本第11の発明の構成に加え、前記フェ
ルールの接続端面側には区分け溝に嵌合する張り出し部
が素子搭載基板側に向けて突出形成されている構成をも
って課題を解決する手段としている。
【0022】さらに、受発光素子モジュールの本第13
の発明は、上記本第11または本第2の発明の構成に加
え、前記発光素子と光接続される光ファイバの接続端面
はフェルールの接続端面から突出させずにフェルール接
続端面と同一面と成し、該光ファイバ接続端面にアッテ
ネータが設けられている構成をもって課題を解決する手
段としている。
【0023】さらに、本発明の受発光素子モジュールの
作製方法は、受発光素子を搭載する素子搭載基板の少な
くとも素子搭載面側に、前記受発光素子と該受発光素子
に光接続される光ファイバとの位置合わせ部材を挿入嵌
合する基板側嵌合部を設け、前記光ファイバの挿通孔を
形成するフェルールの少なくとも接続端面側に前記位置
合わせ部材を挿入嵌合するフェルール側嵌合部を設け、
前記素子搭載基板の素子搭載面と前記フェルールの接続
端面とを対向配置して、前記基板側嵌合部と前記フェル
ール側嵌合部とを対向させ、互いに対向する基板側嵌合
部とフェルール側嵌合部に共通の位置合わせ部材を介設
して前記フェルールと前記素子搭載基板を固定すること
により、前記光ファイバ挿通孔に挿通される光ファイバ
と前記受発光素子とを位置合わせして光接続させて、受
発光素子モジュールを作製する構成をもって課題を解決
する手段としている。
【0024】上記構成の本発明において、受発光素子を
搭載した素子搭載基板の素子搭載面と、前記受発光素子
に光接続される光ファイバの挿通孔を備えたフェルール
の接続端面とが対向配置されるために、フェルールの光
ファイバ挿通孔に光ファイバを挿通させると、光ファイ
バの接続端面が受発光素子の受発光面と対向配置され
る。そのため、光ファイバの光軸と受発光素子の光軸と
を一致させるために、光反射用のミラーなどを設けたり
することなく、光ファイバの接続端面と受発光素子の受
発光面と対向させることができる。
【0025】そして、本発明においては、前記フェルー
ルの少なくとも接続端面側には前記光ファイバと前記受
発光素子との位置合わせ部材を挿入嵌合するフェルール
側嵌合部が設けられ、該フェルール側嵌合部に対向させ
て前記素子搭載基板の少なくとも素子搭載面側には前記
位置合わせ部材を挿入嵌合する基板側嵌合部が設けられ
ているために、前記フェルール側嵌合部と該フェルール
側嵌合部に対向する前記基板側嵌合部に共通の位置合わ
せ部材が介設されて、前記フェルールと前記素子搭載基
板が固定されると、前記光ファイバ挿通孔に挿通された
光ファイバと前記受発光素子とが位置合わせされて光接
続され、フェルールの光ファイバ挿通孔に光ファイバを
挿通させるだけで、非常に容易に、かつ、精度良く光フ
ァイバと受発光素子とを位置合わせした状態で固定した
受発光素子モジュールとなる。
【0026】すなわち、本発明によれば、光ファイバと
受発光素子の少なくとも一方側を移動ステージなどによ
って移動させることもなく、非常に簡単な構成で、例え
ば面受発光タイプの受発光素子と光ファイバとを精度良
く位置合わせ固定でき、その分だけコストも安くするこ
とができ、上記課題が解決される。
【0027】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。なお、本実施形態例の説明におい
て、従来例と同一名称部分には同一符号を付し、その重
複説明は省略する。図1には、本発明に係る受発光素子
モジュールの第1実施形態例が分解状態で斜視図により
示されており、図2の(b)には、本実施形態例の受発
光素子モジュールの側面図が、同図の(a)には、同図
の(b)のA-A’断面図がそれぞれ示されている。
【0028】これらの図に示すように、本実施形態例の
受発光素子モジュールは、受発光素子として4ヶ所の発
光部を250μmピッチで配列させた4チャンネル面発
光レーザアレイ8を搭載したシリコン製の素子搭載基板
1を有しており、前記面発光レーザアレイ8の厚さは1
50μmである。
【0029】素子搭載基板1の素子搭載面10にフェル
ール2の接続端面9が対向配置されており、樹脂製のフ
ェルール2には、面発光レーザアレイ8に光接続される
光ファイバ11の挿通孔である4本の光ファイバ挿通孔
3が貫通形成されている。光ファイバ挿通孔3は、シン
グルモード光ファイバの外径である125μmよりも僅
かに大きい126μmの内径を有し、4本の光ファイバ
挿通孔3は互いに平行に設けられている。
【0030】また、フェルール2には、光ファイバ11
と面発光レーザアレイ8との位置合わせ部材である球状
の800μmφの微小ボール6を挿入嵌合するフェルー
ル側嵌合部4が設けられている。このフェルール側嵌合
部4は、貫通の穴により形成されており、このフェルー
ル側嵌合部4の内径および配列ピッチは、MTフェルー
ルと同様に形成されている。なお、前記光ファイバ挿通
孔3は、フェルール側嵌合部4を基準として、予め定め
られた位置に±1μmの精度で形成されており、光ファ
イバ挿通孔3の配列ピッチも、4本の光ファイバを配列
固定するMTフェルールと同様に形成されている。
【0031】フェルール側嵌合部4に対向させて、素子
搭載基板1の少なくとも素子搭載面10側には、微小ボ
ール6を挿入嵌合する基板側嵌合部5が設けられてい
る。この基板側嵌合部5は、異方性エッチングによって
逆ピラミッド状に形成されている。なお、素子搭載基板
1の素子搭載面10には、複数の電極17が、基板側嵌
合部5を基準として±1μmの精度で形成されており、
前記面発光レーザアレイ8は、基板側嵌合部5または電
極17を基準として予め定められた設定位置にダイホン
ディング(あるいは固定)されている。
【0032】面発光レーザアレイ8は、ワイヤ7を介し
て電極17に接続されており、さらに、面発光レーザア
レイ8には、面発光レーザアレイ8を素子搭載基板1の
外部の接続部に電気的に接続するフレキシブル配線14
が接続されている。フレキシブル配線14は、フレキシ
ブル基板上に形成されており、素子搭載基板1の素子搭
載面10側の配線が、電極17のパタンと一致するよう
に作製され、電極17上に設けられた半田20により、
素子搭載基板1とボンディングされている。
【0033】フェルール側嵌合部4とフェルール側嵌合
部4に対向する基板側嵌合部5には、共通の微小ボール
6が介設されて、フェルール2と素子搭載基板1が光透
過性接着剤13(図1には図示せず)により固定され、光
ファイバ挿通孔3に挿通された光ファイバ11と面発光
レーザアレイ8とが位置合わせされて光接続されてい
る。
【0034】なお、本実施形態例では、図2の(a)に
示すように、微小ボール6を介してフェルール2と素子
搭載基板1とを固定すると、フェルール2の接続端面9
と素子搭載基板1の素子搭載面10との間隔Dが200
μmとなるように、基板側嵌合部5が形成されており、
また、光ファイバ11は接続端面側をフェルール2の接
続端面9よりも面発光レーザアレイ8側に突出させて光
ファイバ挿通孔3に固定され、光ファイバ11の接続端
面と面発光レーザアレイ8の受発光面との間隔は予め定
められた設定間隔(10μm)と成している。
【0035】また、フェルール2の接続端面9と素子搭
載基板1の素子搭載面10との間には、フレキシブル配
線14と反対側に、面発光レーザアレイ8の受発光面と
フェルール2の接続端面9との角度を調整する傾斜調整
手段としての傾斜調整用小片12が設けられており、フ
ェルール2の接続端面9と面発光レーザアレイ8の発光
面との角度が予め定められた設定角度と成している。な
お、本実施形態例では、傾斜調整用小片12は、500
μm角で厚さ200μmの直方体形状に形成されてい
る。また、前記設定角度は0度となっており、フェルー
ル2の接続端面と面発光レーザアレイ8の発光面(およ
び素子搭載基板1の素子搭載面10)とは平行になって
いる。
【0036】本実施形態例は以上のように構成されてお
り、本実施形態例の受発光素子モジュールは、以下のよ
うにして作製される。すなわち、面発光レーザアレイ8
を搭載する素子搭載基板1の素子搭載面10側に、面発
光レーザアレイ8と面発光レーザアレイ8に光接続され
る光ファイバ11との位置合わせ部材である微小ボール
6を挿入嵌合する基板側嵌合部5を設け、この基板側嵌
合部5を基準として素子搭載面10に電極17を形成す
る。次に、基板側嵌合部5または電極17を基準とし
て、面発光レーザアレイ8を素子搭載面10に位置精度
良く配列固定する。また、フレキシブル配線14をワイ
ヤ7と電極17を介して面発光レーザアレイ8に接続す
る。
【0037】一方、光ファイバ挿通孔3が形成されるフ
ェルール2に、微小ボール6を挿入嵌合するフェルール
側嵌合部4を設け、フェルール側嵌合部4を基準とし
て、光ファイバ挿通孔3を位置精度良く形成する。
【0038】次に、素子搭載基板1の素子搭載面10と
フェルール2の接続端面9とを対向配置し、基板側嵌合
部5とフェルール側嵌合部4とを対向させ、互いに対向
する基板側嵌合部5とフェルール側嵌合部4に共通の微
小ボール6を介設し、素子搭載基板1の素子搭載面10
とフェルール2の接続端面9との間に、傾斜調整用小片
12を設ける。その状態で、光ファイバ挿入穴3に光フ
ァイバ11を挿入し、光ファイバ11の接続端面側をフ
ェルール2の接続端面9よりも面発光レーザアレイ8側
に突出させて、光ファイバ11の接続端面と面発光レー
ザアレイ8の発光面との間隔を10μmとし、フェルー
ル2と素子搭載基板1を光透過性の接着剤13で固定す
る。
【0039】そうすると、前記の如く、面発光レーザア
レイ8は素子側嵌合部5を基準として精度良く配列固定
され、光ファイバ挿通孔3はフェルール側嵌合部4を基
準として精度良く形成されているために、前記の如く、
基板側嵌合部5とフェルール側嵌合部4とを対向させ、
互いに対向する基板側嵌合部5とフェルール側嵌合部4
に共通の微小ボール6を介設することにより、面発光レ
ーザアレイ8の光軸と光ファイバ挿通孔3の中心軸とは
正確に位置合わせされ、光ファイバ挿通孔3に挿通され
る光ファイバ11と面発光レーザアレイ8が位置合わせ
して光接続された状態となり、本実施形態例の受発光素
子モジュールが作製される。
【0040】なお、素子搭載基板1の素子搭載面10と
フェルール2の接続端面9との間に、傾斜調整用小片1
2を設けるタイミングは、基板側嵌合部5とフェルール
側嵌合部4との間に微小ボール6を設ける前または、設
けると同時または、設けた後のいずれでもよく、この傾
斜調整用小片12によって、フェルール2の接続端面と
面発光レーザアレイ8の発光面とが平行になるように調
整する。また、傾斜調整用小片12は、素子搭載基板1
の素子搭載面10に固定してからフェルール2に固定し
てもよいし、単に、素子搭載面10とフェルール2との
間に挟んでおいて、接着剤13によるフェルール2と素
子搭載基板1との固定時に、傾斜調整用小片12も一緒
に接着剤13で固定してもよい。
【0041】本実施形態例によれば、以上のようにし
て、フェルール2の接続端面9と素子搭載基板1の素子
搭載面10とを対向させ、対向するフェルール側嵌合部
4と基板側嵌合部5との間に共通の微小ボール6を介設
させて、受発光素子モジュールを作製することにより、
大掛かりな位置合わせ装置などを必要とせず、非常に容
易に、かつ、正確に光ファイバと面発光レーザアレイ8
とを位置合わせして光接続することができる優れた受発
光素子モジュールを作製することができる。
【0042】また、本実施形態例によれば、フェルール
2に設けられたフェルール側嵌合部4の内径および配列
ピッチは、MTフェルールと同様に形成されており、光
ファイバ挿通孔3の配列ピッチも、4本の光ファイバを
配列固定するMTフェルールと同様に形成されているた
め、例えばフェルール2の上面20を光ファイバ11と
一体的に研磨するなどして平坦化すれば、MTフェルー
ルを備えたMTコネクタと着脱自在に、かつ、正確に、
面発光レーザアレイ8をフェルール2の光ファイバを介
してMTコネクタの光ファイバと接続することができ
る。
【0043】さらに、本実施形態例によれば、光ファイ
バ11と面発光レーザアレイ8との位置合わせ部材を球
状の微小ボール6としたために、たとえフェルール側嵌
合部4を貫通の穴により形成しても、微小ボール6をフ
ェルール側嵌合部4および基板側嵌合部5に挿入嵌合す
ることにより、フェルール2の接続端面9と素子搭載基
板1の素子搭載面10との間隔を予め定められた間隔と
することができ、光ファイバ挿通孔3と面発光レーザア
レイ8との位置合わせを、3次元的(図のX,Y,Zの
全ての方向)に位置合わせすることができる。
【0044】さらに、本実施形態例によれば、フェルー
ル2の接続端面9と素子搭載基板1の素子搭載面10と
の間には、面発光レーザアレイ8の受発光面とフェルー
ル2の接続端面9との角度を調整する傾斜調整用小片1
2が設けられているために、フェルール2の接続端面9
と面発光レーザアレイ8の発光面との角度を非常に容易
に、かつ、正確に予め定められた設定角度とすることが
でき、受発光素子モジュールの作製をより一層簡単にす
ることができる。
【0045】さらに、面発光レーザアレイ8は、面発光
レーザアレイ8への電流の注入方向と面発光レーザアレ
イ8の光の発信方向が同じ(図のZ方向)であることか
ら、電極17が面発光レーザアレイ8の発光面と反対側
の面に、図の水平方向(XY平面上)に形成されるが、本
実施形態例によれば、面発光レーザアレイ8には、面発
光レーザアレイ8を素子搭載基板1の外部の接続部に電
気的に接続するフレキシブル配線14が接続されている
ために、フレキシブル配線14を介して前記電極17を
外部の接続部に接続することにより、面発光レーザアレ
イ8を確実に外部の接続部に電気的に接続し、支障なく
動作させることができる。
【0046】図3には、本発明に係る受発光素子モジュ
ールの第2実施形態例が分解状態で斜視図によって示さ
れている。なお、本第2実施形態例において上記第1実
施形態例と同一名称部分には同一符号を付し、その重複
説明は省略する。
【0047】本第2実施形態例の受発光素子モジュール
も上記第1実施形態例の受発光素子モジュールと同様
に、素子搭載基板1の素子搭載面10にフェルール2の
接続端面9を対向させて形成されており、本第2実施形
態例が上記第1実施形態例と異なる特徴的なことは、フ
ェルール側嵌合部4をフェルール2の接続端面9側に設
けた、開口部が円形の凹部により形成し、このフェルー
ル側嵌合部4と別に、MTフェルールとの接続用のピン
嵌合穴15を設けたことと、素子搭載基板1を石英ガラ
スで形成し、基板側嵌合部5を切削またはガラスモール
ドで形成した貫通の穴としたことである。
【0048】また、本第2実施形態例では、素子搭載基
板1の素子搭載面10に、補助ボール16を嵌合する補
助ボール嵌合穴25を設け、この補助ボール嵌合穴25
に、傾斜調整手段としての補助ボール16を嵌合するよ
うにしている。なお、本第2実施形態例においても、フ
ェルール2の光ファイバ挿通孔3には光ファイバ11が
挿入されるが、図の簡略化のために、図3においては、
光ファイバ11は省略して示してある。
【0049】本第2実施形態例は以上のように構成され
ており、本実施形態例も、フェルール側嵌合部4、基板
側嵌合部5、ピン嵌合穴15、補助ボール嵌合穴25の
形成を除いては、上記第1実施形態例とほぼ同様にして
作製され、同様の効果を奏することができる。
【0050】図4には、本発明に係る受発光素子モジュ
ールの第3実施形態例が示されており、同図の(a)に
は、受発光素子モジュールの側面図が、同図の(b)に
は(a)のA-A’断面図が、同図の(b)には受発光素
子モジュールの平面図が示されている。なお、本第3実
施形態例において、上記第1および第2実施形態例と同
一名称部分には同一符号を付し、その重複説明は省略す
る。
【0051】本第3実施形態例は、素子搭載基板1に1
つの面発光レーザ38を固定し、フェルール2には1本
の光ファイバ挿通孔3に1本の光ファイバ11を挿入固
定して形成されるものであり、本第3実施形態例におい
て、フェルール2は、直方体形状の下部部材22と、そ
の上部側に設けられる円筒形状の上部部材23とを有し
ている。下部部材22は、樹脂製であり、上記第1実施
形態例のフェルール2とほぼ同様に構成されている。ま
た、上部部材23は、ジルコニア又は金属製で2.5m
mφに形成されており、下部部材22にインサート成形
されている。
【0052】上記以外の本第3実施形態例の構成は、上
記第1実施形態例と同様に構成されており、本第3実施
形態例も上記第1実施形態例とほぼ同様にして作製さ
れ、ほぼ同様の効果によって、1つの受発光素子と1本
の光ファイバを精度良く位置決め固定することができ、
コストも安い優れた受発光素子モジュールとすることが
できる。
【0053】また、本実施形態例の受発光素子モジュー
ルは、割スリーブを用いて、FCコネクタ等と、容易
に、かつ、精度良く接続することができる。
【0054】なお、本発明は上記実施形態例に限定され
ることはなく様々な実施の態様を採り得る。例えば、上
記各実施形態例では、フェルール2の接続端面9と素子
搭載基板1の素子搭載面10とを平行に配設固定し、そ
れにより、光ファイバ11の接続端面と面発光レーザア
レイ8や面発光レーザ38の受発光面とを平行にした
が、例えば図5に示すように、フェルール2の接続端面
9が素子搭載基板1の素子搭載面10および面発光レー
ザアレイ8や面発光レーザ38の受発光面に対して斜め
になるように、フェルール2と素子搭載基板1とを配設
固定してもよい。
【0055】このようにする場合は、例えば同図に示す
ように、傾斜調整用小片12の形状や大きさを適宜設定
したり、図3に示した補助ボール15の大きさ等を適宜
設定することにより、フェルール2の接続端面9が素子
搭載基板1の素子搭載面10および面発光レーザアレイ
8の受発光面に対して斜めになるようにすることがで
き、その角度も、傾斜調整用小片12や補助ボール15
などの傾斜調整手段によって、予め設定された設定角度
に調整することができる。
【0056】なお、フェルール2の接続端面9が素子搭
載基板1の素子搭載面10および面発光レーザアレイ8
や面発光レーザ38の受発光面に対して斜めになるよう
に、フェルール2と素子搭載基板1とを配設固定する場
合も、位置決め部材を微小ボール6により形成すると、
微小ボール6の中心を支点としてフェルール2を素子搭
載基板1に対して傾けることにより、容易に、フェルー
ル2の接続端面9と素子搭載基板1の素子搭載面10と
の角度を調整することができる。
【0057】また、上記のように、フェルール2の接続
端面9と面発光レーザアレイ8などの受発光素子の受発
光面との角度を適切にすることにより、これらの面の間
で生じる光の反射による悪影響を抑制し、例えば受発光
素子モジュールを用いて行われる光通信の品質を高品質
にできる受発光素子モジュールとすることができる。
【0058】さらに、上記各実施形態例では、面発光レ
ーザアレイ8等の受発光素子にフレキシブル配線14を
接続し、面発光レーザアレイ8を素子搭載基板1の外部
の接続部に接続したが、フレキシブル配線14の代わり
に、金属などのリード端子を受発光素子に接続して、受
発光素子を素子搭載基板1の外部の接続部に接続しても
よいし、リード端子とフレキシブル配線14の両方を受
発光素子に接続してもよい。また、予め素子搭載基板1
を外部回路基板に固定しておき、フェルール2と素子搭
載基板1とを対向させる前に、素子搭載基板1に形成し
た電極17と外部回路とをワイヤーで接続しておいても
よい。
【0059】さらに、図6に示すように、素子搭載基板
1の素子搭載面10とフェルール2の接続端面9とを対
向させたときに、素子搭載基板1の素子搭載面10をフ
ェルール2の接続端面9よりも突出するように、フェル
ール2や素子搭載基板1を形成し、受発光素子モジュー
ルにおいて電極17が露出するようにしてもよい。この
ようにすると、フレキシブル配線などを設けなくとも、
露出した電極17を用いて、受発光素子を外部の接続部
に接続することができる。
【0060】さらに、本発明の受発光素子モジュール
は、面発光レーザアレイ8などの受発光素子の受発光面
側を光透過性樹脂などの光透過性材料で覆って形成する
こともできる。このようにすると、受発光素子の受発光
素面を光透過性樹脂により保護することができる。ま
た、この場合、例えば、光ファイバ11の接続端面と受
発光素子の受発光面との間隔が予め定められた設定間隔
となるように、受発光素子の受発光面側を前記光透過性
材料で覆い、その後、光ファイバ11の接続端面を光透
過性樹脂の表面に突き当てるようにすると、光ファイバ
11の接続端面と受発光素子の受発光面との間隔を非常
に容易に前記設定間隔とすることができる。また、受発
光素子を光透過性樹脂で覆うことで、組み立て時に素子
に光ファイバ11がぶつかる場合にも、素子を傷つける
ことがなくなる。
【0061】なお、面発光レーザアレイ8等の受発光素
子の受発光面を光透過性材料で覆うときに、この光透過
性材料を用いて、微小ボール6を素子搭載基板の基板側
嵌合部5に固定してしまうと、たとえ素子搭載基板1を
傾けても微小ボール6が基板側嵌合部5から転がり出た
り、素子搭載基板1から落ちたりすることがなくなるた
め、自由な姿勢で素子搭載基板1を扱うことができるた
めに、受発光素子モジュールの作製をより一層容易に行
なうことができる。
【0062】また、光透過性材料を用いて、微小ボール
6を基板側嵌合部5に固定する代わりに、圧入や、接着
剤によって微小ボール6を基板側嵌合部5に固定してお
けば、同様の効果によって、受発光素子モジュールの作
製をより一層容易に行なうことができる。
【0063】さらに、フェルール2に設けるフェルール
側嵌合部4や、素子搭載基板1に設ける基板側嵌合部5
の大きさや形状などは特に限定されるものではなく、適
宜設定されるものであり、上記各実施形態例のように、
貫通の穴としてもよいし、逆ピラミッド型の凹部として
もよいし、円形の窪みとしてもよいし、円錐形状との凹
部としてもよい。すなわち、フェルール2の少なくとも
接続端面9側と素子搭載基板1の少なくとも素子搭載基
板10側にそれぞれ、フェルール側嵌合部4と基板側嵌
合部5とを設け、対向するフェルール側嵌合部4と基板
側嵌合部5に微小ボール6などの共通の位置決め部材を
挿入嵌合することにより、面発光レーザアレイ8等の受
発光素子と光ファイバとが位置決めされるようにすれば
よい。
【0064】さらに、上記各実施形態例では、フェルー
ル側嵌合部4を光ファイバ挿通孔3と別個に設けたが、
例えばフェルール2に、光ファイバ挿通孔3を挿入され
る光ファイバ11の数よりも多めに形成し、その余分の
光ファイバ挿通孔3をフェルール側嵌合部4としてもよ
い。この場合は、上記各実施形態例で設けた微小ボール
6よりも小さい微小ボール等の位置決め部材が設けられ
ることになり、素子搭載基板1側に設けられる基板側嵌
合部5の大きさなども、位置決め部材に対応させて小さ
く形成されることになる。
【0065】さらに、上記各実施形態例では、球状の微
小ボール6によって受発光素子と光ファイバとの位置決
め部材を構成したが、位置決め部材は必ずしも微小ボー
ル6のような球状の部材とするとは限らず、例えば四角
柱の位置決め部材としてもよい。ただし、位置決め部材
を四角柱の部材などにする場合は、フェルール側嵌合部
4と基板側嵌合部5を共に、貫通の穴とせず、位置決め
部材をフェルール側嵌合部4と基板側嵌合部5に挿入嵌
合したときに、光ファイバと受発光素子の光軸Z方向の
位置決めも行なえるような深さの凹部によって形成する
などの工夫が必要になる。したがって、前記Z方向の位
置決めも容易に行なうようにするためには、上記各実施
形態例のように、位置決め部材を球状の部材により構成
することが好ましい。
【0066】さらに、上記第1、第2実施形態例では、
受発光素子として面発光レーザアレイ8を使用したが、
単チャンネルの素子を、1つずつ素子搭載基板1にボン
ディングしてもよい。
【0067】さらに、上記各実施形態例では、受発光素
子は面発光レーザアレイ8や面発光レーザ38とした
が、受発光素子は必ずしも面発光レーザアレイ8や面発
光レーザ38とするとは限らず、例えば面受光タイプの
面受光フォトダイオードとしてもよいし、面発光タイプ
の発光ダイオードとしてもよい。もちろん、受発光素子
は、アレイ素子でも単チャンネル素子でも構わない。
【0068】また、上記第1、第2実施形態例のよう
に、複数の受発光素子を設ける場合には、上記第1、第
2実施形態例のように、面発光レーザアレイ8のみとし
てもよいが、受発光素子を全て面受光フォトダイオード
としてもよいし、受発光素子の一部を面発光レーザや面
発光発光ダイオードとし、残りを面受光フォトダイオー
ドとしてもよい。受発光素子の一部を面発光レーザと
し、残りを面受光フォトダイオードとすると、1つのモ
ジュール内で光の送受信を共に行なえる受発光素子モジ
ュールとすることができる。
【0069】図7には、このように、受発光素子は1つ
以上の発光素子と1つ以上の受光素子とを含む構成とし
た受発光素子モジュールの一例が示されている。なお、
同図の(a)には、この受発光素子モジュールの側面図
が、同図の(b)には、同図の(a)のA-A’断面図
がそれぞれ示されている。同図に示す受発光素子モジュ
ールは、面発光レーザ38と、受光素子としての面発光
フォトダイオード30とを素子搭載基板1の接続端面1
0側に1つずつ設けたもので、素子搭載基板1の発光素
子搭載部と受光素子搭載部の間には、発光素子搭載部と
受光素子搭載部を区分けする区分け溝としてのスリット
26が設けられている。
【0070】また、フェルール2の接続端面9側にはス
リット26に嵌合する張り出し部27が素子搭載基板1
側に向けて突出形成されており、このように、張り出し
部27を設けてスリット26に嵌合することにより、面
発光レーザ38と面受光フォトダイオード30とを遮断
し、面発光レーザ38から発する光が面受光フォトダイ
オード30に直接入るのを防いでいる。
【0071】さらに、面発光レーザ38と光接続される
光ファイバ11の接続端面は、フェルール2の接続端面
9から突出させずにフェルール接続端面9と同一面とし
ており、この光ファイバ11の接続端面にアッテネータ
(アッテネータ膜)28が設けられている。この光ファ
イバ11の接続端面はアッテネータ膜28と接触してお
り、また、アッテネータ膜28は、光ファイバ挿通孔3
を覆うように貼り付けられている。
【0072】受発光素子は1つ以上の発光素子と1つ以
上の受光素子とを含む構成とした受発光素子モジュール
を構成するときに、同図に示すように、スリット26に
嵌合する張り出し部27を設けて発光素子と受光素子と
を光遮断すると、発光素子から発する光が受光素子側に
直接入ることによる悪影響を防ぐことができ、さらに、
発光素子に光接続される光ファイバ11の接続端面にア
ッテネータを設けると、発光素子の発光強度を制御した
状態で光ファイバ11に光を入射させることができ、光
強度の制御も行なうことができる。
【0073】なお、同図に示したように、フェルール2
に張り出し部27を設ける代わりに、フェルール2とは
別個に形成した板などの光遮断部材を、受発光素子モジ
ュールの組み立て時にスリット26に差し込むようにし
てもよい。また、スリット26を省略し、張り出し部2
7や光遮断部材を設けるだけでも、光遮断レベルが多少
落ちることになるが、発光素子から受光素子に入る光を
遮断することができる。
【0074】また、受発光素子の配設数や、それに接続
される光ファイバの数などは特に限定されるものではな
く、適宜設定されるものであり、例として、8チャンネ
ル、12チャンネルの光信号の発信および受信および送
受信を行なうものや、1チャンネルのみのもの、2チャ
ンネルで送受信各1チャンネルのものなど、様々なもの
に本発明の受発光素子モジュールを適用することができ
る。
【0075】さらに、上記第1、第3実施形態例では、
素子搭載基板1はシリコン基板により形成し、上記第2
実施形態例では、素子搭載基板1は石英ガラスにより形
成したが、素子搭載基板1を形成する材質は特に限定さ
れるものではなく、適宜設定されるものであり、例えば
セラミックなどにより素子搭載基板1を形成してもよ
い。
【0076】さらに、上記第1、第2に実施形態例で
は、フェルール2は樹脂により形成し、上記第3実施形
態例では、フェルール2はその下部部材22を樹脂によ
り、上部部材23を金属によりそれぞれ形成したが、フ
ェルール2を形成する材料は特に限定されるものではな
く、適宜設定されるものであり、セラミックや金属など
によりフェルール2を形成してもよい。ただし、フェル
ール2を、樹脂を用いて形成すると、フェルール側嵌合
部4や光ファイバ挿通孔3を非常に形成しやすいし、大
量生産にも向いているので、受発光素子モジュールのコ
ストを安くすることができる。
【0077】さらに、フェルール側嵌合部4や基板側嵌
合部5の形成方法は特に限定されるものではなく、例え
ばフェルール2や素子搭載基板1の形成材質などに対応
させて、フェルール側嵌合部4や基板側嵌合部5の形成
方法は適宜設定されるものであり、ドライエッチング
等、フェルール側嵌合部4や基板側嵌合部5正確な位置
に正確に形成できる方法であればよい。
【0078】
【発明の効果】本発明の受発光素子モジュールによれ
ば、受発光素子を搭載した素子搭載基板の素子搭載面
と、前記受発光素子に光接続される光ファイバの挿通孔
を備えたフェルールの接続端面とを対向配置し、フェル
ールの光ファイバ挿通孔に光ファイバを挿通させること
により、光ファイバの光軸と受発光素子の光軸とを一致
させるために、光反射用のミラーなどを設けたりせずと
も、光ファイバの接続端面と受発光素子の受発光面と対
向させることができ、しかも、光ファイバ挿通孔に挿通
された光ファイバと前記受発光素子とが位置合わせして
光接続することができる。
【0079】そのため、本発明の受発光素子モジュール
によれば、光ファイバと受発光素子の少なくとも一方側
を移動ステージなどによって移動させることもなく、非
常に簡単な構成で、例えば面受発光タイプの受発光素子
と光ファイバとを精度良く位置合わせ固定でき、その分
だけコストも安くすることができる。
【0080】また、位置決め部材は球状の部材とした本
発明の受発光素子モジュールによれば、位置決め部材を
フェルール側嵌合部と基板側嵌合部に挿入嵌合したとき
に、光ファイバと受発光素子の位置決めを、これらの光
軸に直交する平面方向のみならず、光軸方向も同時に容
易に行なえ、作製がより一層容易な受発光素子モジュー
ルとすることができる。
【0081】さらに、受発光素子には、該受発光素子を
素子搭載基板外部の接続部に電気的に接続するフレキシ
ブル配線とリード端子の少なくとも一方が接続されてい
る本発明の受発光素子モジュールによれば、フレキシブ
ル配線やリード端子を用いて、受発光素子を素子搭載基
板外部の接続部に容易に接続することができる。
【0082】さらに、フェルールの接続端面が受発光素
子の受発光面に対して斜めになるように前記フェルール
と素子搭載基板とが配設固定されている本発明の受発光
素子モジュールによれば、フェルールの接続端面と受発
光素子の受発光面との角度を適切にすることにより、こ
れらの面の間で生じる光の反射による悪影響を抑制し、
例えば受発光素子モジュールを用いて行われる光通信の
品質を高品質にできる受発光素子モジュールとすること
ができる。
【0083】さらに、フェルールの接続端面と素子搭載
基板の素子搭載面との間に、受発光素子の受発光面とフ
ェルールの接続端面との角度を調整する傾斜調整手段が
設けられ、前記フェルールの接続端面と前記受発光素子
の受発光面との角度が予め定められた設定角度と成して
いる本発明の受発光素子モジュールによれば、傾斜調整
手段によって、容易に、かつ、確実にフェルールの接続
端面と受発光素子の受発光面との角度を設定角度にする
ことができ、例えば受発光素子モジュールを用いて行わ
れる光通信の品質を高品質にできる受発光素子モジュー
ルをより一層容易に、かつ、確実に形成することができ
る。
【0084】さらに、光ファイバは接続端面側をフェル
ールの接続端面よりも受発光素子側に突出させて光ファ
イバ挿通孔に固定され、光ファイバの接続端面と受発光
素子の受発光面との間隔が予め定められた設定間隔と成
していたり、光ファイバの接続端面が受発光素子の受発
光面に当接している本発明の受発光素子モジュールによ
れば、光ファイバの接続端面と受発光素子の受発光面と
の間隔を、非常に容易に設定間隔または0にできる受発
光素子モジュールとすることができ、光ファイバの接続
端面と受発光素子の受発光面との間隔を設定間隔とする
ことにより、光ファイバと受発光素子の光接続を適切に
行なうことができる。
【0085】さらに、受発光素子の受発光面側が光透過
性材料で覆われている本発明の受発光素子モジュールに
よれば、受発光素子の受発光面を光透過性材料により保
護することができる。
【0086】さらに、光ファイバの接続端面が光透過性
材料の表面に突き当てられて前記光ファイバの接続端面
と受発光素子の受発光面との間隔が予め定められた設定
間隔と成している本発明の受発光素子モジュールによれ
ば、光ファイバの接続端面を光透過性材料の表面に突き
当てることにより、光ファイバの接続端面と受発光素子
の受発光面との間隔をより一層容易に設定間隔にするこ
とができ、光ファイバと受発光素子との光接続を非常に
適切に行なえる受発光素子モジュールを非常に容易に形
成することができる。
【0087】さらに、設定間隔は数μm〜数十μmとし
た本発明の受発光素子モジュールによれば、受発光素子
を現在用いられている面発光レーザや面受光フォトダイ
オードとしたとき、これらの受発光素子と光ファイバと
の間隔を、適切に設定することができ、受発光素子と光
ファイバとの光接続を非常に適切に行なえる受発光素子
モジュールとすることができる。
【0088】さらに、受発光素子は1つ以上の発光素子
と1つ以上の受光素子とを含み、素子搭載基板の発光素
子搭載部と受光素子搭載部の間に発光素子搭載部と受光
素子搭載部を区分けする区分け溝が設けられている本発
明の受発光素子モジュールによれば、区分け溝によっ
て、確実に発光素子搭載部と受光素子搭載部を区分けす
ることができ、特に、フェルールの接続端面側には前記
区分け溝に嵌合する張り出し部が素子搭載基板側に向け
て突出形成されている本発明の受発光素子モジュールに
よれば、発光素子と受光素子とを光遮断し、発光素子か
ら発する光が直接受光素子に入ることによる光通信など
への悪影響を防ぐことができる。
【0089】さらに、発光素子と光接続される光ファイ
バの接続端面はフェルールの接続端面から突出させずに
フェルール接続端面と同一面と成し、該光ファイバ接続
端面にアッテネータが設けられている本発明によれば、
アッテネータによって、発光素子から光ファイバに入射
される光強度を容易に、かつ、確実に制御することがで
きる。
【0090】さらに、本発明の受発光素子モジュールの
作製方法によれば、以上のような優れた効果を奏する受
発光素子モジュールを非常に容易に、かつ、確実に作製
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る受発光素子モジュールの第1実施
形態例を分解状態で斜視図により示す要部構成図であ
る。
【図2】上記第1実施形態例の受発光素子モジュールの
断面図(a)と、側面図(b)である。
【図3】本発明に係る受発光素子モジュールの第2実施
形態例を分解状態で斜視図により示す要部構成図であ
る。
【図4】本発明に係る受発光素子モジュールの第3実施
形態例を、側面図(a)、断面図(b)、平面図(c)に
より示す要部構成図である。
【図5】本発明に係る受発光素子モジュールの他の実施
形態例を側面図により示す説明図である。
【図6】本発明に係る受発光素子モジュールのさらに他
の実施形態例を側面図により示す説明図である。
【図7】本発明に係る受発光素子モジュールのさらにま
た他の実施形態例を、側面図(a)、断面図(b)により
示す説明図である。
【符号の説明】
1 素子搭載基板 2 フェルール 3 光ファイバ挿通孔 4 フェルール側嵌合部 5 基板側嵌合部 6 微小ボール 8 面発光レーザ 9 接続端面 10 素子搭載面 11 光ファイバ 12 傾斜調整用小片 14 フレキシブル配線 26 スリット 27 張り出し部 28 アッテネータ 30 面受光フォトダイオード
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2H037 AA01 BA02 BA11 DA06 DA11 DA18 5F041 AA39 CB32 DA11 EE02 EE05 FF14 5F088 BA16 BB01 EA09 JA02 JA03 JA11 JA14 JA20

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 受発光素子を搭載した素子搭載基板の素
    子搭載面と、前記受発光素子に光接続される光ファイバ
    の挿通孔を備えたフェルールの接続端面とが対向配置さ
    れ、該フェルールの少なくとも接続端面側には前記光フ
    ァイバと前記受発光素子との位置合わせ部材を挿入嵌合
    するフェルール側嵌合部が設けられ、該フェルール側嵌
    合部に対向させて前記素子搭載基板の少なくとも素子搭
    載面側には前記位置合わせ部材を挿入嵌合する基板側嵌
    合部が設けられ、前記フェルール側嵌合部と該フェルー
    ル側嵌合部に対向する前記基板側嵌合部に共通の位置合
    わせ部材が介設されて前記フェルールと前記素子搭載基
    板が固定され、前記光ファイバ挿通孔に挿通された光フ
    ァイバと前記受発光素子とが位置合わせされて光接続さ
    れていることを特徴とする受発光素子モジュール。
  2. 【請求項2】 位置決め部材は球状の部材としたことを
    特徴とする請求項1記載の受発光素子モジュール。
  3. 【請求項3】 受発光素子には、該受発光素子を素子搭
    載基板外部の接続部に電気的に接続するフレキシブル配
    線とリード端子の少なくとも一方が接続されていること
    を特徴とする請求項1又は請求項2記載の受発光素子モ
    ジュール。
  4. 【請求項4】 フェルールの接続端面が受発光素子の受
    発光面に対して斜めになるように前記フェルールと素子
    搭載基板とが配設固定されていることを特徴とする請求
    項1又は請求項2又は請求項3記載の受発光素子モジュ
    ール。
  5. 【請求項5】 フェルールの接続端面と素子搭載基板の
    素子搭載面との間に、受発光素子の受発光面とフェルー
    ルの接続端面との角度を調整する傾斜調整手段が設けら
    れ、前記フェルールの接続端面と前記受発光素子の受発
    光面との角度が予め定められた設定角度と成しているこ
    とを特徴とする請求項4記載の受発光素子モジュール。
  6. 【請求項6】 光ファイバは接続端面側をフェルールの
    接続端面よりも受発光素子側に突出させて光ファイバ挿
    通孔に固定され、光ファイバの接続端面と受発光素子の
    受発光面との間隔が予め定められた設定間隔と成してい
    ることを特徴とする請求項1乃至請求項5のいずれか一
    つに記載の受発光素子モジュール。
  7. 【請求項7】 光ファイバは接続端面側をフェルールの
    接続端面よりも受発光素子側に突出させて光ファイバ挿
    通孔に固定され、光ファイバの接続端面が受発光素子の
    受発光面に当接していることを特徴とする請求項1乃至
    請求項5のいずれか一つに記載の受発光素子モジュー
    ル。
  8. 【請求項8】 受発光素子の受発光面側が光透過性材料
    で覆われていることを特徴とする請求項1乃至請求項6
    のいずれか一つに記載の受発光素子モジュール。
  9. 【請求項9】 光ファイバの接続端面が光透過性材料の
    表面に突き当てられて前記光ファイバの接続端面と受発
    光素子の受発光面との間隔が予め定められた設定間隔と
    成していることを特徴とする請求項8記載の受発光素子
    モジュール。
  10. 【請求項10】 設定間隔は数μm〜数十μmとしたこ
    とを特徴とする請求項6又は請求項9記載の受発光素子
    モジュール。
  11. 【請求項11】 受発光素子は1つ以上の発光素子と1
    つ以上の受光素子とを含み、素子搭載基板の発光素子搭
    載部と受光素子搭載部の間に発光素子搭載部と受光素子
    搭載部を区分けする区分け溝が設けられていることを特
    徴とする請求項1乃至請求項10のいずれか一つに記載
    の受発光素子モジュール。
  12. 【請求項12】 フェルールの接続端面側には区分け溝
    に嵌合する張り出し部が素子搭載基板側に向けて突出形
    成されていることを特徴とする請求項11記載の受発光
    素子モジュール。
  13. 【請求項13】 発光素子と光接続される光ファイバの
    接続端面はフェルールの接続端面から突出させずにフェ
    ルール接続端面と同一面と成し、該光ファイバ接続端面
    にアッテネータが設けられていることを特徴とする請求
    項11又は請求項12記載の受発光素子モジュール。
  14. 【請求項14】 受発光素子を搭載する素子搭載基板の
    少なくとも素子搭載面側に、前記受発光素子と該受発光
    素子に光接続される光ファイバとの位置合わせ部材を挿
    入嵌合する基板側嵌合部を設け、前記光ファイバの挿通
    孔を形成するフェルールの少なくとも接続端面側に前記
    位置合わせ部材を挿入嵌合するフェルール側嵌合部を設
    け、前記素子搭載基板の素子搭載面と前記フェルールの
    接続端面とを対向配置して、前記基板側嵌合部と前記フ
    ェルール側嵌合部とを対向させ、互いに対向する基板側
    嵌合部とフェルール側嵌合部に共通の位置合わせ部材を
    介設して前記フェルールと前記素子搭載基板を固定する
    ことにより、前記光ファイバ挿通孔に挿通される光ファ
    イバと前記受発光素子とを位置合わせして光接続させて
    受発光素子モジュールを作製することを特徴とする受発
    光素子モジュールの作製方法。
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