JP2002185032A - 受光アレイ素子、受光モジュール及び受光モジュールと光コネクタとの接続構造 - Google Patents

受光アレイ素子、受光モジュール及び受光モジュールと光コネクタとの接続構造

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JP2002185032A
JP2002185032A JP2001028208A JP2001028208A JP2002185032A JP 2002185032 A JP2002185032 A JP 2002185032A JP 2001028208 A JP2001028208 A JP 2001028208A JP 2001028208 A JP2001028208 A JP 2001028208A JP 2002185032 A JP2002185032 A JP 2002185032A
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Takeshi Higuchi
毅 樋口
Naoki Tsukiji
直樹 築地
Takehiro Shirai
武広 白井
Masayuki Iwase
正幸 岩瀬
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Furukawa Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 隣接する受光領域間におけるクロストークの
発生を抑制可能な受光アレイ素子、この受光アレイを備
えた受光モジュール及び受光モジュールと光コネクタと
の接続構造を提供する。 【解決手段】 単一の基板5aの一方の面に吸収層5b
及びクラッド層5cが形成されると共にクラッド層にア
ノード5eが、他方の面にカソード5gが、それぞれ形
成され、複数の受光領域5dを有する受光アレイ素子
5、受光モジュール10及び受光モジュール10と光コネク
タとの接続構造。受光アレイ素子5は、一方の面に、隣
接する受光領域5d間における光の伝播を遮断する遮断
溝5hが、吸収層5bを分断する位置まで形成されてい
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数のフォトダイ
オードを配列した受光アレイ素子、この受光アレイを備
えた受光モジュール及び受光モジュールと光コネクタと
の接続構造に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】フォト
ダイオードを用いた従来の受光アレイ素子、例えば、図
6に示すプレナー型の受光アレイ素子1は、基板(n+
InP)1aの一方の面に吸収層(i−InGaAs)
1b及びクラッド層(i−InP)1cが、吸収層1b
及びクラッド層1cにはZnを拡散させて形成されるp
+領域である4つの受光領域1dが、それぞれ形成され
ると共にクラッド層1cに複数の陽極リング1eが、他
方の面全体にAuとGeの薄膜からなる陰極1fが、そ
れぞれ形成されている。受光アレイ素子1は、入射光が
吸収層1bで電気に変換され、陽極リング1eから光電
流として出力される。
【0003】ここで、図6は、図面中における線の錯綜
を避けるため、ハッチングを省略して表わしており、以
下の説明で用いる図1、図3及び図5も同様である。上
記構造の受光アレイ素子は、所定の受光領域1dへの入
射光が、吸収層1bに沿って隣接した受光領域1dへ迷
光となって矢印Aで示すように到達したり、基板1aが
光学的に透明なことから、吸収層1bで電気に変換され
なかった矢印Bで示す光が、基板1a内へ透過したとき
に陰極1fとの境界面で反射し、基板1a内を拡散して
隣接する受光領域1dへ迷光となって到達することがあ
り、光入力がないにも拘わらず光電流が出力されるクロ
ストークが発生するという問題があった。
【0004】本発明は上記の点に鑑みてなされたもの
で、隣接する受光領域間におけるクロストークの発生を
抑制可能な受光アレイ素子、この受光アレイを備えた受
光モジュール及び受光モジュールと光コネクタとの接続
構造を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
本発明の受光アレイ素子においては、単一の基板の一方
の面に吸収層及びクラッド層が形成されると共に前記ク
ラッド層にアノードが、他方の面にカソードが、それぞ
れ形成され、複数の受光領域を有する受光アレイ素子に
おいて、前記一方の面に、隣接する受光領域間における
光の伝播を遮断する遮断溝が、前記吸収層を分断する位
置まで形成されている構成としたのである。
【0006】好ましくは、前記カソードは、前記各受光
領域に対応する位置に開口を形成する。また好ましく
は、前記開口に反射防止層を形成する。更に好ましく
は、前記吸収層の厚さを6μm以上とする。また、上記
目的を達成するため本発明の受光モジュールにおいて
は、前記受光アレイ素子を設けた光学ベンチと、該光学
ベンチが固定されると共に、前記受光アレイ素子に電気
接続された電気配線を有するパッケージとが設けられて
いる構成としたのである。
【0007】好ましくは、光学ベンチは、前記受光アレ
イ素子側からの漏れ光を透過する素材とする。また好ま
しくは、前記光学ベンチは、前記受光アレイ素子側から
の漏れ光の反射を防止する反射防止部を設ける。更に、
上記目的を達成するため本発明の受光モジュールと光コ
ネクタとの接続構造においては、前記受光モジュール
と、光コネクタフェルール及び光ファイバを備えた光コ
ネクタとを接続した構成としたのである。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明の受光アレイ素子及
び受光モジュールに係る一実施形態を、例えば、PIN
構造のフォトダイオードを用いたプレナー型の受光アレ
イ素子の場合について図1乃至図5に基づいて詳細に説
明する。受光アレイ素子5は、図1に示すように、n+
InPからなる基板5aの一方の面にn−InPからバ
ッファ層5mを介してi−InGaAsからなる吸収層
5b及びi−InPからなるクラッド層5cが形成さ
れ、吸収層5b及びクラッド層5cにはZnを拡散させ
たp+領域である4つの受光領域5dが一方向に沿って
形成されている。ここで、受光領域5dは、一方向に形
成されるものに限定されるものではなく、2次元方向に
複数形成されていてもよい。クラッド層5cの表面に
は、複数のリング状の陽極(アノード)5eが形成され
ている。
【0009】ここで、バッファ層5mは、基板5aと吸
収層5bとの格子不整合を緩和する層として機能するも
のであるから、受光アレイ素子5にとって必ずしも必要
ではない。また、受光アレイ素子5では、基板5aの他
方の面に開口5fを有するAuとGeの薄膜からなる陰
極5gが形成されている。開口5fは、受光領域5dに
対向する位置に形成されている。そして、受光アレイ素
子5は、図1及び図2に示すように、隣接する受光領域
5d間に、受光領域5d間における光(ここでは赤外領
域の光)の伝播を遮断する遮断溝5hが、吸収層5bを
分断する基板5aに至る位置まで形成され、クラッド層
5c側の陽極5eを除く面全体並びに各開口5fに、窒
化珪素(SiNx)からなる保護膜としての機能を有す
る反射防止層5j,5kがそれぞれ設けられている。
【0010】受光アレイ素子5は、以上のように構成さ
れ、以下のようにして製造される。先ず、図3(a)に
示すように、基板5aの一方の面にInGaAsからな
る吸収層5bとInPからなるクラッド層5cとを形成
する。次に、クラッド層5c側にエッチングを施し、図
3(b)に示すように、吸収層5bを超えて基板5aに
至る深さを有し、受光領域5d間を遮断する複数の遮断
溝5hを形成する。このとき用いるエッチング方法とし
ては、例えば、ドライエッチング又は溶液によるウエッ
トエッチング等がある。ここで、遮断溝5hは、可能な
らば機械加工によって形成してもよい。
【0011】次いで、図3(c)に示すように、吸収層
5b及びクラッド層5cに気相又は固相拡散によってZ
nを拡散させ、点線で示される4つの受光領域5dを形
成する。しかる後、図3(d)に示すように、クラッド
層5c側の面全体に窒化珪素(SiNx)からなる反射
防止層5jをPCVD(Plasma Chemical Vapor Deposi
tion)法によって形成する。
【0012】次に、クラッド層5cからドライエッチン
グ又は溶液を用いるウエットエッチングによって反射防
止層5jをリング状に除去し、除去したリング状の部分
に電子ビーム蒸着を用いてTi/Pt/Auからなる陽
極5eを形成する(図3(e)参照)。陽極5eの形成
に当たっては、遮断溝5hが逆テーパ状のV溝状である
ことを考慮し、パターン形成並びにリフトオフ工程が容
易となるように、粘度が25.90mPa.s、光感度1
50−240mJ・cm2のPGMMEA(プロピレン
・グリコール・モノメチル・エーテル・アセテート)か
らなるフォトレジストを用いた。
【0013】次いで、図3(e)に示すように、基板5
aの他方の面に開口5fを有するAuとGeの薄膜から
なる陰極5gを形成することにより、4つの受光領域5
d、即ち、4チャンネルの受光領域5dを有する図1に
示す受光アレイ素子5の製造が完了する。但し、各開口
5fに、窒化珪素(SiNx)からなる反射防止層5k
をPCVDを用いて形成してもよい。
【0014】受光アレイ素子5は、このように4チャン
ネルの受光領域5dを有している。このため、受光アレ
イ素子5は、各受光領域5dに入射した光は吸収層5b
で電気に変換され、陽極5eから光電流として出力され
てゆく。このとき、受光アレイ素子5は、隣接する受光
領域5d間に遮断溝5hが形成されている。従って、受
光アレイ素子5においては、任意の1つの受光領域5d
に入射した光は、遮断溝5hによって隣接する受光領域
5dへの入射が遮断され、クロストークの発生が抑制さ
れる。
【0015】しかも、受光アレイ素子5は、陰極5gに
開口5fが複数形成され、各開口5fに反射防止層5k
が形成されている。このため、受光アレイ素子5は、吸
収層5bで電気に変換されずに基板5a側に透過した漏
れ光が存在しても、この漏れ光は基板5aの内面で反射
されることなく反射防止層5kによって外部へ出射され
る。このため、受光アレイ素子5は、各開口5fに反射
防止層5kを形成したことにより、基板5a内面での反
射に伴う迷光の発生が抑制され、この迷光が隣接する受
光領域5dへ入射することがない。従って、受光アレイ
素子5は、遮断溝5hを形成した効果に加えて、更にク
ロストークの発生が抑制される。
【0016】このことを確認するため、図6に示す従来
構造の受光アレイ素子、遮断溝5hのみを形成した受光
アレイ素子5、複数の開口5fのみを有する受光アレイ
素子5の3種類を用意し、所定の陽極5eから出力され
た光電流の測定値に基づいてクロストーク値(dB)を算
出した。その結果を、図6に示す従来構造の受光アレイ
素子におけるクロストーク値を基準とする標準偏差
(σ)として表1に示す。
【0017】ここで、表1においては、遮断溝5hのみ
を有する受光アレイ素子5の構造を「溝構造」と、反射
防止層5kが形成された複数の開口5fのみを有する受
光アレイ素子5の構造を「開口」と、それぞれ記した。
また、表1においては、1つの受光領域5dに光を入射
させ、隣接する受光領域5dで測定されたクロストーク
の改善値を1chの欄に、4つの受光領域5d中の3つ
に光を入射させ、残る1つの受光領域5dで測定された
クロストークの改善値を3chの欄に、それぞれ記載し
た。更に、クロストークの改善値(dB)は、次式に基づ
いて算出した。クロストークの改善値(dB)=−10×
log(INO/IIN)ここで、それぞれ、INOは入射光がな
い受光部での光電流の測定値、IINは入射光がある受光
部での光電流の測定値である。
【0018】
【表1】
【0019】表1に示す結果から、遮断溝5hを形成し
た受光アレイ素子5は、複数の開口5fのみを有する受
光アレイ素子5に比べ、クロストークを低減する効果が
大きいことが分かった。従って、遮断溝5hと複数の開
口5fの双方を有する図1に示す受光アレイ素子5は、
遮断溝5hのみ、あるいは複数の開口5fのみを有する
受光アレイ素子よりも一層クロストークを低減すること
が可能である。
【0020】そして、上記のように構成される受光アレ
イ素子5は、例えば以下のような構造の受光モジュール
で用いられる。即ち、図4(a)に示すように、受光モ
ジュール10は、フェルール11、光学ベンチ13、電
気接続用の配線部品14、2個のボール15及びリード
フレーム16を備えている。
【0021】フェルール11は、前壁11a、後壁11
b及び両側壁11cによって中央に四角形の開口からな
る配置部11dが形成された角筒状の部材で、前壁11
aには突出部11eが設けられている。フェルール11
は、前壁11a及び突出部11eを貫通する2つのピン
孔11fが両側に形成され、2つのピン孔11f間に形
成された4つのファイバ孔のそれぞれにシングルモード
ファイバやグレーデッドインデックスファイバ等の光フ
ァイバ12が接着固定されている。光ファイバ12は、
一端が突出部11eの前面と前壁11aの内面との長さ
に設定されている。
【0022】光学ベンチ13は、受光アレイ素子5への
入射光を透過する素材、例えば、セラミック,シリコ
ン,樹脂成形体等が使用できるが、受光アレイ素子5か
らの漏れ光が表面で反射されないように、光を透過もし
くは吸収可能な素材(例えば、シリコン,透明素材ある
いは黒色素材)としたり、光を通過させる孔又は光を吸
収させるための凹部等の反射防止部を設けることが望ま
しい。この例では、透明素材であるシリコンからなる基
板を用いた。光学ベンチ13は、受光アレイ素子5が前
面中央に取り付けられると共に、前面に所定のリードパ
ターン13aが形成されている。また、光学ベンチ13
は、前面の受光アレイ素子5の両側に逆角錐台形状の凹
部13bが設けられている。
【0023】電気接続用の配線部品14は、裏面からリ
ード(図示せず)が突出形成されている。ボール15
は、前壁11aの内面に開口するピン孔11fと凹部1
3bとの間に配置され、受光アレイ素子5の各受光領域
5dと対応する光ファイバ12とを位置決めする。
【0024】リードフレーム16は、リードパターンが
形成されたフレーム16aと、フレーム16aから先端
が幅方向に延出するリード端子16bとを有している。
上記のように構成される受光モジュール10は、受光ア
レイ素子5の前面とフェルール11の前壁11a内面と
の間が光透過性の接着剤で接着されると共に、配置部1
1dの上方から注入される合成樹脂によって光学ベンチ
13、電気接続用の配線部品14、2個のボール15及
びリードフレーム16がフェルール11に封止される。
【0025】そして、受光モジュール10は、各ピン孔
11fに挿通したガイドピン18を介して対応する位置
にピン孔が形成されたMT(Mechanical Transferabl
e)コネクタ等の光コネクタと突き合せ接続される。光
コネクタは、図4(b)に示す光コネクタ20のよう
に、光ファイバ21と、光ファイバ21の端部に固定さ
れる光コネクタフェルール22とを有し、両部材を接着
剤等で固定した構造である。受光モジュール10では、
前記光コネクタの複数の光ファイバによって伝送されて
くる信号光が、対応する光ファイバ12を介して受光ア
レイ素子5の対応する受光領域5dに入射され、陽極5
eから光電流として出力されてゆく。
【0026】ここで、一般に、受光アレイ素子では、受
光領域に入射した光は吸収層で電気に変換される。この
ため、受光アレイ素子は、理論上、吸収層が厚い方が光
の吸収率が増加し、基板側へ透過する光量が減少する結
果、クロストークの発生がより低減される。例えば、理
論上、本実施形態例の受光アレイ素子では、吸収層5b
の厚さが3μmでは吸収率が約95%であるのに対し、
厚さが6μmになると約99.8%となる。
【0027】そこで、図5に示す構造の受光アレイ素子
7を用意し、吸収層の厚さを変えて開口7f側で測定さ
れる透過光の強度比較を行った。受光アレイ素子7は、
図5に示すように、n+InPからなる基板7aの一方
の面に、n−InPからなるバッファ層7mを介してi
−InGaAsからなる吸収層7b及びn−InPから
なるクラッド層7cが形成され、吸収層7b及びクラッ
ド層7cにはZnを拡散させたp+領域である4つの受
光領域7dが長手方向に沿って形成されている。クラッ
ド層7cは、表面に複数のリング状の陽極(アノード)
7eが形成されている。
【0028】また、受光アレイ素子7は、基板7aの他
方の面に開口7fを有するAuとGeの薄膜からなる陰
極7gが形成されている。開口7fは、受光領域7dに
対応する位置に形成されている。このとき、受光アレイ
素子7は、前記バッファ層の厚さを1.2±0.1μm、ク
ラッド層7cの厚さを1.2±0.1μmとし、吸収層7b
の厚さが3±0.2μmと6.0±0.4μmの2種類用意し
た。
【0029】そして、この2種類の受光アレイ素子7に
おいて、同一の位置にある開口7f直下に光ファイバの
先端を配置して開口7fから出射される透過光を光パワ
ーメータへ導いて測定すると共に、受光領域7dにおけ
る入射光を同様に測定し、透過率(=透過光量/入射光
量×100)として透過光の強度比較を行った。その結
果、受光アレイ素子7は、吸収層7bの厚さが3±0.2
μmのときは透過率が約3%であったのに対し、吸収層
7bの厚さが6.0±0.4μmのときには約0.9%と吸収
層7bにおける光の吸収率が飛躍的に増加していた。こ
のため、受光アレイ素子7は、吸収層7bの厚さを6.0
μm以上とすると、吸収層7bから基板7a側へ透過す
る光量が減少し、クロストークの発生がより低減される
ことになる。
【0030】このように、吸収層7bの厚さを6μm以
上とする場合、受光アレイ素子7に遮断溝を設けるとき
には、吸収層7b同士を完全に分断するように、遮断溝
の深さは9μm以上とすることが好ましい。尚、上記実
施形態は、フォトダイオードがPIN型の場合について
説明した。しかし、本発明の受光アレイ素子は、上記に
限定されるものでないことは言うまでもなく、例えばP
N型,ショットキー型あるいはアバランシェフォトダイ
オード等、内部光電効果を利用した全てのフォトダイオ
ードが対象となる。
【0031】
【発明の効果】請求項1,5乃至8の発明によれば、隣
接する受光領域間におけるクロストークの発生を抑制可
能な受光アレイ素子、この受光アレイを備えた受光モジ
ュール及び受光モジュールと光コネクタとの接続構造を
提供することができる。請求項2乃至4の発明によれ
ば、遮断溝のみの場合に加えて更にクロストークの発生
を抑制した受光アレイ素子を提供するすることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の受光アレイ素子の断面正面図である。
【図2】図1の受光アレイ素子の底面図である。
【図3】図1の受光アレイ素子を製造する各工程を示す
製造工程図である。
【図4】図1の受光アレイ素子を用いた受光モジュール
の分解斜視図(a)と、受光モジュールと光コネクタと
の接続構造を示す平面図(b)である。
【図5】本発明の他の実施形態に係る受光アレイ素子を
示す断面正面図である。
【図6】従来の受光アレイ素子を示す断面正面図であ
る。
【符号の説明】
5 受光アレイ素子 5a 基板 5b 吸収層 5c クラッド層 5d 受光領域 5e 陽極(アノード) 5f 開口 5g 陰極 5h 遮断溝 5j,5k 反射防止層 5m バッファ層 7 受光アレイ素子 7a 基板 7b 吸収層 7c クラッド層 7d 受光領域 7e 陽極(アノード) 7f 開口 7g 陰極 7m バッファ層 10 受光モジュール 11 フェルール 12 光ファイバ 13 光学ベンチ 14 配線部品 15 ボール 16 リードフレーム 20 光コネクタ 21 光ファイバ 22 光コネクタフェルール
フロントページの続き (72)発明者 白井 武広 東京都千代田区丸の内2丁目6番1号 古 河電気工業株式会社内 (72)発明者 岩瀬 正幸 東京都千代田区丸の内2丁目6番1号 古 河電気工業株式会社内 Fターム(参考) 2H037 AA01 BA14 4M118 AA05 AB05 BA06 CA03 CA05 CA06 CA19 CA34 CB01 EA01 5F049 MA04 MB07 MB12 NA04 NB01 PA09 PA14 RA04 SS04 SZ03 TA14 TA20 5F088 AA03 AB07 AB17 BA03 BB01 CB09 CB14 EA02 FA05 FA12 GA05 HA03 JA14 JA20

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 単一の基板の一方の面に吸収層及びクラ
    ッド層が形成されると共に前記クラッド層にアノード
    が、他方の面にカソードが、それぞれ形成され、複数の
    受光領域を有する受光アレイ素子において、前記一方の
    面に、隣接する受光領域間における光の伝播を遮断する
    遮断溝が、前記吸収層を分断する位置まで形成されてい
    ることを特徴とする受光アレイ素子。
  2. 【請求項2】 前記カソードは、前記各受光領域に対応
    する位置に開口が形成されている、請求項1の受光アレ
    イ素子。
  3. 【請求項3】 前記開口に反射防止層が形成されてい
    る、請求項2の受光アレイ素子。
  4. 【請求項4】 前記吸収層の厚さが6μm以上である、
    請求項1乃至3いずれかの受光アレイ素子。
  5. 【請求項5】 請求項1乃至4のいずれかに記載の受光
    アレイ素子を設けた光学ベンチと、該光学ベンチが固定
    されると共に、前記受光アレイ素子に電気接続された電
    気配線を有するパッケージとが設けられていることを特
    徴とする受光モジュール。
  6. 【請求項6】 前記光学ベンチは、前記受光アレイ素子
    側からの漏れ光を透過する素材である、請求項5の受光
    モジュール。
  7. 【請求項7】 前記光学ベンチは、前記受光アレイ素子
    側からの漏れ光の反射を防止する反射防止部が設けられ
    ている、請求項5の受光モジュール。
  8. 【請求項8】 請求項5乃至7の受光モジュールと、光
    コネクタフェルール及び光ファイバを備えた光コネクタ
    とを接続したことを特徴とする受光モジュールと光コネ
    クタとの接続構造。
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