JPH11163383A - 半導体受光素子 - Google Patents

半導体受光素子

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JPH11163383A
JPH11163383A JP9323442A JP32344297A JPH11163383A JP H11163383 A JPH11163383 A JP H11163383A JP 9323442 A JP9323442 A JP 9323442A JP 32344297 A JP32344297 A JP 32344297A JP H11163383 A JPH11163383 A JP H11163383A
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light
light receiving
groove
layer
absorbing layer
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JP9323442A
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Masanobu Kato
昌伸 加藤
Ryozo Furukawa
量三 古川
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Oki Electric Industry Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 半導体受光素子の入射光に対する結合効率
と、周波数特性とを向上する。 【解決手段】 基板20の上に形成された受光部30の
受光面31には、溝32が形成されると共に、Si3
4 の膜33がコーティングされている。膜33は、受光
部30中の光吸収層よりも屈折率が小さく、かつ、光ル
ミネセンス波長が短い材質で構成されている。溝32に
より、光OPを入射する光吸収層の面積が増加して結合
効率が向上する。さらに、膜33によって光OPがその
光吸収層に導波されるので、電荷密度が光吸収層で局部
的に増加することが防止され、周波数特性が向上する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、1μm帯域の光通
信等に用いられる平面実装用の側面光入射型の半導体受
光素子に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、このような分野の技術としては、
例えば次のような文献に記載されたものがあった。 文献;特開平7−202263号公報 図2は、従来の側面光入射型半導体受光素子の基本構成
を示す断面図であり、図3は、従来の文献に示された半
導体受光素子を示す斜視図である。側面光入射型の半導
体受光素子は、半導体基板11に積層されたn型バッフ
ァ層12、i型光吸収層13及びp型キャップ層14か
らなるpin接合エピウエハから作製される。その積層
構造が適宜な形状に形成されることにより、半導体基板
11上に受光部15が形成される。受光部15の1側面
が、半導体基板11に垂直な受光面16になっている。
該受光部15のp型キャップ層14上に電極17が形成
され、基板11の裏面にも電極18が形成されている。
n型バッファ層12、i型光吸収層13及びp型キャッ
プ層14が積層されたエピウエハを用いて作製した側面
光入射型の受光素子では、光が素子内部のi型光吸収層
13にまで導波されないので、光の結合効率を改善でき
ないばかりか、該i型光吸収層13の受光面16近傍の
みでの電荷密度が高くなり、バッファ層12またはキャ
ップ層14を介して抽出される信号の周波数劣化が起き
る。これを解消するために、光を素子内部のi型光吸収
層13に導波する導波路を設けた導波路構造にすること
も考えられるが、導波路構造を採用することは、半導体
受光素子の製造コストが極めて高くなり、実用的でなく
なる。文献1では、この半導体受光素子の結合効率を改
善するために、受光部15の受光面16を例えば図3の
ように湾曲面とし、受光面16に対してi型光吸収層が
露出する面積を広げている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
図3の半導体受光素子では、次のような課題があった。
受光面16を例えば湾曲面とし、該受光面16でi型光
吸収層が露出する面積を広げて結合効率の改善を図って
いるが、それでも結合効率がまだ低い上に、周波数劣化
についても技術的に満足できるものではなかった。
【0004】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に、本発明のうちの第1の発明は、n型導電型或いはP
型導電型のいずれかの第1の導電型または絶縁性の半導
体基板の表面に形成された第1の導電型のバッファ層、
そのバッファ層上に形成され、入射された光を吸収して
電荷を発生する光吸収層、及び光吸収層上に形成され、
第1の導電型とは異なる第2の導電型のキャップ層を有
する受光部と、半導体基板の裏面または表面に前記バッ
ファ層と接続された状態で配置された第1の電極と、キ
ャップ層の上面に配置された第2の電極とを備え、その
受光部の複数の側面のうちの1つの側面を光の受光面と
し、光吸収層の電荷に対応する信号を第1の電極または
第2の電極を介して出力する半導体受光素子において、
次のような溝及び膜を設けている。その溝は、受光面に
垂直方向に形成されたものである。膜は、光吸収層より
も屈折率が小さくかつ材質に固有の光ルミネセンス波長
が光吸収層よりも短い材料で構成され、少なくとも溝の
表面にコーティングされたものである。
【0005】第2の発明は、n型導電型或いはP型導電
型のいずれかの第1の導電型または絶縁性の半導体基板
の表面に形成された該第1の導電型のバッファ層、その
バッファ層上に形成され、入射された光を吸収して電荷
を発生する光吸収層、及び光吸収層上に形成され、第1
の導電型とは異なる第2の導電型のキャップ層を有する
受光部と、半導体基板の裏面または半導体基板の表面に
前記バッファ層と接続された状態で配置された第1の電
極と、キャップ層の上面に配置された第2の電極とを備
え、その受光部の複数の側面のうちの1つの側面を光の
受光面とし、光吸収層の電荷に対応する信号を第1の電
極または第2の電極を介して出力する半導体受光素子に
おいて、次のような構成にしている。即ち、受光面に垂
直方向に形成された溝を設けている。そして、受光部の
キャップ層における溝の側面及び奥部に対応する部分
を、裾がその溝の内側に方向に広がったメサ面に形成し
ている。
【0006】第3の発明は、n型導電型或いはP型導電
型のいずれかの第1の導電型または絶縁性の半導体基板
の表面に形成され、半導体基板と同じ該第1の導電型の
バッファ層、そのバッファ層上に形成され、入射された
光を吸収して電荷を発生する光吸収層、及び光吸収層上
に形成され、第1の導電型とは異なる第2の導電型のキ
ャップ層を有する受光部と、半導体基板の裏面または半
導体基板の表面にバッファ層と接続された状態で配置さ
れた第1の電極と、キャップ層の上面に配置された第2
の電極とを備え、受光部が樹脂で封止され、受光部の複
数の側面のうちの1つの側面を光の受光面とし、光吸収
層の電荷に対応する信号を第1の電極または第2の電極
を介して出力する半導体受光素子において、次のような
溝及び導波路を設けている。その溝は、第1の発明と同
様に、受光面に垂直方向に形成されたものである。導波
路は、その樹脂よりも屈折率が小さい材料で構成され、
溝に埋め込まれたものである。第4の発明は、第1〜第
3の発明における溝を、受光部の受光面の中心に形成し
ている。
【0007】第1の発明によれば、以上のように半導体
受光素子を構成したので、外部から与えられた光は受光
部の受光面と到達に達する。受光面に到達した光は、受
光面の光吸収層に吸収され、溝に到達した光は、その溝
にコーティングされた膜によって光吸収層に導波され
る。第2の発明によれば、キャップ層から入射した光
は、メサ面により屈折し、受光部の内側の光吸収層に入
射される。第3の発明によれば、外部から与えられた光
は、樹脂で屈折を受けた上で受光面と溝に埋め込まれた
導波路に到達する。導波路は到達した光を屈折させて溝
の側壁に導き、該光がその側壁の光吸収層に入射され
る。第4の発明によれば、半導体受光素子に光を与える
光ファイバ等の調心を、溝に対して行えば、溝近傍が最
も結合効率が高いので、自動的に理想的な調心ができる
ことになる。従って、前記課題を解決できるのである。
【0008】
【発明の実施の形態】第1の実施形態 図1は、本発明の第1の実施形態を示す半導体受光素子
の斜視図である。この半導体受光素子は、例えば図2の
構成のエピウエハから作製された側面光入射型の素子で
あり、半導体基板20の表面に形成された受光部30及
び支柱40を備えている。これら受光部30と支柱40
とは、同一のプロセスによって形成されたものであり、
同様の積層構造を構成になっている。基板20の裏面に
は、バイアス用の第1の電極21が配置され、受光部3
0の上面には、第2の電極22が配置されている。支柱
40は、この半導体受光素子の上部を下にして実装可能
にするために設けられたものであり、受光部30及び支
柱40の上面の高さは、同じに揃えられている。受光部
30を上から見た形状は、例えば矩形であり、該受光部
30の1側面が、光OPが入射される受光面31になっ
ている。受光面31の中心には、凹状の溝32が垂直方
向に形成されている。受光部30の側面及び溝32と基
板20の表面の一部とには、薄い膜33がコーティング
されている。
【0009】図4(a)〜(d)は、図1の半導体受光
素子の製造工程を示す斜視図であり、従来の図2中と共
通する要素には共通の符号が付されている。図4(a)
の工程において、第1の導電型のn+ −InPの半導体
基板11に、n−InPのバッファ層12、n- −In
GaAsPの光吸収層13、及び第2の導電型のp+
InPのキャップ層14が、順に結晶成長法によって積
層される。図4(b)の工程において、p+ −InPの
キャップ層14の上に受光素子形成予定領域に、図示し
ないマスクパタンを形成しておき、該パタンをマスクと
してn−InP、n- −InGaAsP、及びp+ −I
nPをエッチング可能なエッチング液で、半導体基板1
1が露出するまで、エッチングする。エッチング液とし
ては、例えばHBr:H2 2 :HCL:H2 O(=5
0:10:100:100)の混合液が用いられる。こ
のエッチングにより、図1の基板20上の、溝32を含
む受光部30及び支柱40が形成される。図4(c)の
工程では、Si3 4 の膜33が、受光面31及び溝3
2での厚さがλ/4n(ただし、λは光OPの波長、n
はSi3 4 の屈折率)となるように、コーティングさ
れる。Si3 4 の屈折率nは約1.9であり、n-
InGaAsPの光吸収層13の屈折率よりも小さく、
かつ、材質固有の光ルミネセンス波長が該光吸収層13
よりも短い。図4(d)の工程では、p+ −InPのキ
ャップ層14の上に(Au/AuZn+Ti/Pt/A
u)からなる陰極用の電極22を形成し、n+ −InP
の半導体基板11の裏面に、(AuGeNi/Au+C
r/Au)からなる陽極用の電極21を形成し、図1の
半導体受光素子を作製する。
【0010】図5は、光の入射を示す説明図であり、こ
の図5を参照しつつ、図1の半導体受光素子の動作を説
明する。図1の半導体受光素子では、外部から与えられ
た入射光OPが、受光面31及び該受光面31に形成さ
れた溝32に到達する。溝32により、n- −InGa
AsPの光吸収層13の受光面積が増加しており、入射
光OPとの結合効率が高くなっている。受光面31に到
達した光OPは、受光面31のn- −InGaAsPの
光吸収層13の表面近傍に吸収される。さらに、Si3
4 の膜33がコーティングされているので、溝32に
到達した光OPは、Si3 4 の膜33の屈折率nがn
- −InGaAsPの光吸収層13よりも小さく、光ル
ミネセンス波長が短いので、溝32の側壁32a及び奥
32bのSi3 4 の膜33を介してn- −InGaA
sPの光吸収層13に導波される。この光OPの導波に
より、光の局所的な吸収が防止される。光OPを吸収し
たn- −InGaAsPの光吸収層13には、キャリア
となる電荷が発生し、該電荷に対応する信号が電極22
を介して出力される。n- −InGaAsPの光吸収層
13では、光の吸収が局所的でないので、電荷密度が局
所的に増加せず、溝32での結合効率が高まると共に、
出力信号における周波数特性が向上する。
【0011】図6(a)〜(f)は、受光部30の全体
及び断面形状を示す図である。受光部30の形状におい
て、受光面31に形成された溝32の側面及び奥の面に
対応する部分の受光部30の側面に、メサ面を形成した
ときの外観が図6(a)であり、メサ面を形成しない場
合の外観が図6(d)である。図6(a)の受光部30
をA−A方向に切断した断面とB−B方向に切断した断
面は、同図(b)及び(c)となる。図6(d)の受光
部30をA−A方向に切断した断面とB−B方向に切断
した断面は、同図(e)及び(f)となる。溝32に相
当する部分の受光部30の側面をメサ面に形成すると、
- −InGaAsPの光吸収層13より上のp+ −I
nPのキャップ層14に入射された光OPが、図6
(b),(c)のように、メサ面で屈折されてn- −I
nGaAsPの光吸収層13に到達する。つまり、n-
−InGaAsPの光吸収層13の実効的な受光面積
が、図6(e),(f)のようにメサ面を形成しない場
合よりも増加する。また、このようなメサ面を採用する
ことにより、例えば入射光OPの光軸のずれによっての
受光の中心が上下方向にずれた場合でも、結合損失が少
なくなるので、トレランス特性も向上する。
【0012】以上のように、この第1の実施形態では、
次のような利点が得られる。 (i) 受光部30の受光面31に溝32を形成すると
共に、Si3 4 の膜33をコーティングしたので、n
- −InGaAsPの光吸収層13での電荷密度が局所
的に増加することを抑制でき、出力信号における周波数
劣化を防止できると共に、結合効率が向上できる。よっ
て、安価なエピウエハでも、技術的に周波数特性を満足
できる側面光入射型の半導体受光素子を構成することが
できる。 (ii) 受光部30の溝32に対応する部分に、メサ面
を形成することにより、さらに、n- −InGaAsP
の光吸収層13での電荷密度が局所的に増加することを
確実に抑制でき、出力信号における周波数劣化を防止で
きると共に、結合効率が向上できる。よって、安価なエ
ピウエハでも、周波数特性を技術的に満足できる側面光
入射型の半導体受光素子を構成することができる。 (iii) 受光部30の受光面31の中心に溝32を形成
したので、受光面31の中心が最も結合効率が高くな
り、光軸の調心の際に、他の場所の結合効率の良いとこ
ろを捜す必要がなくなる。つまり、半導体受光素子にお
ける実装コストを低減できる。
【0013】第2の実施形態 図7は、本発明の第2の実施形態を示す半導体受光素子
の斜視図であり、図1中と共通する要素には共通の符号
が付されている。この半導体受光素子の特徴は、受光部
30の受光面31に形成された溝32に、導波路となる
シリコーン50を埋込んだことであり、他の構成は図1
と同様になっている。シリコーン50は、例えば、屈折
率nが1.4の東芝シリコーン社製のTSE30332
が用いられる。図8(a)〜(c)は、図7のシリコー
ン50の機能を説明する平面図である。半導体受光素子
に光OPを導入するシングルモード光ファイバ51から
放射する光OPは、図8(a)のように大気中に広が
り、すべての光OPを受光部30の受光面31に取り入
れることができない場合がある。そこで、例えば屈折率
が1.54程度のエポキシ樹脂52で、図8(b)のよ
うに、受光部30を封止する。エポキシ樹脂52の封止
によって、光OPが広がらずに集束する。ところが、こ
のように、エポキシ樹脂52で受光部30を封止した場
合には、逆に、溝32に入る光OPの強度が強くなるの
で、光吸収層13での電荷密度が局所的に増加し、周波
数劣化を引き起こす可能性がある。溝32に導波路50
を埋め込んだ半導体受光素子では、エポキシ樹脂52よ
りもシリコーン50の方が屈折率が小さいので、図8
(c)のように、溝32に集束した光OPが、溝32全
体に広がる。その結果、光吸収層13での電荷密度が局
所的に増加することが防止される。以上のように、この
第2の実施形態では、エポキシ樹脂52で受光部30が
封止される半導体受光素子において、溝32に、そのエ
ポキシ樹脂52よりも屈折率の小さいシリコーン50を
埋め込んだので、受光部30の溝32に対応する部分で
の、光吸収層13の電荷密度が局部的に増加することが
防止でき、周波数劣化が抑制できる。
【0014】なお、本発明は、上記実施形態に限定され
ず種々の変形が可能である。その変形例としては、例え
ば次のようなものがある。 (1) 図9は、図1の変形構造を示す斜視図である。
第1及び第2の実施形態では、n+ −InPの半導体基
板20に半導体受光素子を形成し、電極21を該基板2
0の裏面に配置した例を説明しているが、例えば図9の
ように、絶縁性の基板60に半導体受光素子を形成する
ことも可能である。基板60として、例えばFe−In
Pのウエハを用い、この基板60上に受光部30を形成
すると共に、該受光部30からバッファ層12を延長さ
せて形成する。そして、そのバッファ層12上に電極2
1を形成する。このようにすると、図9のように基板6
0の表面側に電極21が配置された構造になる。電極2
1が基板60の表面側に配置された構造では、光吸収層
13から電極21までの距離が近づくので、高速化が可
能になる。 (2) 第1の実施形態で示したメサ面は、キャップ層
14のみに形成してもよく、このようしても第1の実施
形態と同様の効果を奏する。 (3) 図2のエピウエハの組成は、第1及び第2の実
施形態に限定されるものではなく、他の組成のものも適
用可能である。
【0015】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、第1の発明
によれば、受光部の受光面に垂直方向に形成された溝
と、該受光部の光吸収層よりも屈折率が小さく、かつ材
質に固有の光ルミネセンス波長がその光吸収層よりも短
い材料で構成され、少なくとも溝の表面にコーティング
された膜とを設けたので、光吸収層での光の結合効率が
向上すると共に、光吸収層での電荷密度が局部的に増加
することを防止でき、周波数特性が向上する。よって、
安価なエピウエハでも、周波数特性のよい半導体受光素
子を構成することができる。第2の発明によれば、受光
面に垂直方向に形成された溝を設け、受光部のキャップ
層における溝の側面及び奥部に対応する部分を、裾が溝
の内側に方向に広がったメサ面に形成したので、光吸収
層での光の結合効率が向上すると共に、光吸収層での電
荷密度が局部的に増加することを防止でき、周波数特性
が向上する。よって、安価なエピウエハでも、周波数特
性のよい半導体受光素子を構成することができる。第3
の発明によれば、受光部が樹脂で封止される半導体受光
素子に、溝に埋め込まれた導波路を設けたので、溝に入
射された光が広がり、光吸収層での電荷密度が局部的に
増加することを防止でき、周波数特性が向上する。第4
の発明によれば、溝を、受光部の受光面の中心に形成し
たので、半導体受光素子の実装コストを低減することが
可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態を示す半導体受光素子
の斜視図である。
【図2】従来の側面光入射型半導体受光素子の基本構成
を示す断面図である。
【図3】従来の文献に示された半導体受光素子を示す斜
視図である。
【図4】図1の半導体受光素子の製造工程を示す斜視図
である。
【図5】光の入射を示す説明図である。
【図6】受光部の全体及び断面形状を示す図である。
【図7】本発明の第2の実施形態を示す半導体受光素子
の斜視図である。
【図8】図7のシリコーン50の機能を説明する平面図
である。
【図9】図1の変形構造を示す斜視図である。
【符号の説明】
11,20,60 半導体基板 12 バッファ層 13 光吸収層 14 キャップ層 21,22 電極 30 受光部 31 受光面 32 溝 33 膜 50 シリコーン(導波路) 51 ファイバ 52 エポキシ樹脂 OP 光

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 n型導電型或いはP型導電型のいずれか
    の第1の導電型または絶縁性の半導体基板の表面に形成
    された該第1の導電型のバッファ層、前記バッファ層上
    に形成され、入射された光を吸収して電荷を発生する光
    吸収層、及び前記光吸収層上に形成され、前記第1の導
    電型とは異なる第2の導電型のキャップ層を有する受光
    部と、 前記半導体基板の裏面または該半導体基板の表面に前記
    バッファ層と接続された状態で配置された第1の電極
    と、 前記キャップ層の上面に配置された第2の電極とを備
    え、 前記受光部の複数の側面のうちの1つの側面を前記光の
    受光面とし、前記電荷に対応する信号を前記第1の電極
    または第2の電極を介して出力する半導体受光素子にお
    いて、 前記受光面に垂直方向に形成された溝と、 前記光吸収層よりも屈折率が小さくかつ材質に固有の光
    ルミネセンス波長が該光吸収層よりも短い材料で構成さ
    れ、少なくとも前記溝の表面にコーティングされた膜と
    を、設けたことを特徴とする半導体受光素子。
  2. 【請求項2】 n型導電型或いはP型導電型のいずれか
    の第1の導電型または絶縁性の半導体基板の表面に形成
    された該第1の導電型のバッファ層、前記バッファ層上
    に形成され、入射された光を吸収して電荷を発生する光
    吸収層、及び前記光吸収層上に形成され、前記第1の導
    電型とは異なる第2の導電型のキャップ層を有する受光
    部と、 前記半導体基板の裏面または該半導体基板の表面に前記
    バッファ層と接続された状態で配置された第1の電極
    と、 前記キャップ層の上面に配置された第2の電極と、 前記受光部の複数の側面のうちの1つの側面を前記光の
    受光面とし、前記電荷に対応する信号を前記第1の電極
    または第2の電極を介して出力する半導体受光素子にお
    いて、 前記受光面に垂直方向に形成された溝を設け、 前記受光部の前記キャップ層における前記溝の側面及び
    奥部に対応する部分は、裾が該溝の内側に方向に広がっ
    たメサ面に形成したことを特徴とする半導体受光素子。
  3. 【請求項3】 n型導電型或いはP型導電型のいずれか
    の第1の導電型または絶縁性の半導体基板の表面に形成
    された該第1の導電型のバッファ層、前記バッファ層上
    に形成され、入射された光を吸収して電荷を発生する光
    吸収層、及び前記光吸収層上に形成され、前記第1の導
    電型とは異なる第2の導電型のキャップ層を有する受光
    部と、 前記半導体基板の裏面または該半導体基板の表面に前記
    バッファ層と接続された状態で配置された第1の電極
    と、 前記キャップ層の上面に配置された第2の電極と、 前記受光部を封止する樹脂とを備え、 前記受光部の複数の側面のうちの1つの側面を前記光の
    受光面とし、前記電荷に対応する信号を前記第1の電極
    または第2の電極を介して出力する半導体受光素子にお
    いて、 前記受光面に垂直方向に形成された溝と、 前記樹脂よりも屈折率が小さい材料で構成され、前記溝
    に埋め込まれた導波路とを、設けたことを特徴とする半
    導体受光素子。
  4. 【請求項4】 前記溝は、前記受光部の受光面の中心に
    形成したことを特徴とする請求項1、2または3記載の
    半導体受光素子。
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