JPH0272679A - 光導波路付き半導体受光素子 - Google Patents

光導波路付き半導体受光素子

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JPH0272679A
JPH0272679A JP63223803A JP22380388A JPH0272679A JP H0272679 A JPH0272679 A JP H0272679A JP 63223803 A JP63223803 A JP 63223803A JP 22380388 A JP22380388 A JP 22380388A JP H0272679 A JPH0272679 A JP H0272679A
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JP
Japan
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layer
optical waveguide
light
semiconductor
light absorption
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JP63223803A
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Masao Makiuchi
正男 牧内
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Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔概 要〕 リッジ型光風波路が集積されたモノリシック半導体受光
素子に関し。
製造工程が簡単で高感度・高性能の光導波路付き受光素
子を提供することを目的とし。
半導体基板(10)の有する一表面上に形成された半導
体層から成る光吸収層(11)と、該半導体基板(10
)の表面に平行に延伸するとともにその一端から光が入
射するりソジ部(22)を有し、該光吸収層(11)上
に形成された光導波路(20)と、該光吸収層(11)
と光導波路(20)との間に介在するように設けられ、
該リッジ部(22)に沿って進行する該入射光が該光吸
収層(11)へ漏洩することを阻止するための分離層(
12)と、該入射光を該光吸収層(11)に向けて偏向
させるように該リッジ部(22)の有する他端部におい
て該光導波路(20)を斜めに切断して成る偏向面(2
1)とを備え、該光吸収層(11)が光電変換部の要素
をなすことから構成される。
〔産業上の利用分野〕
本発明は、光導波路付きの半導体受光素子に係り、とく
にリッジ光導波路とPINフォトダイオード等の光電変
換素子とを結合したモノリシック構造の受光素子に関す
る。
〔従来の技術〕
フォトダイオード等の光電変換素子と光導波路を集積化
することによって、光結合の簡易化および信頬性の向上
ならびに低損失化、さらには、装置の小型化、低コスト
化が実現され、その結果。
光信号を利用する各種技術の応用分野を拡大することが
可能であるため、光導波路付きの受光素子の開発が活発
に行われている。とくに、光電変換素子と光導波路とを
モノリシック集積化することにより1例えば高性能・高
密度のフォトダイオードアレイや最近注目されているコ
ヒーレント光通信に用いられる光受信器の小型化、高性
能化、低コスト化が可能となる。
現在は、集積化構造が種々検討されている段階であり、
定着した技術は見当たらない。研究段階で提案されてい
る基本的構造は、基板上に積層された半導体層や誘電体
層を加工して光導波路および光電変換素子とするもので
あって、光導波路を構成する層と光電変換素子を構成す
る半導体層を数回の工程で結晶成長させたのち、これら
の層に対して形状加工、不純物拡散、電極形成等の加工
を行う。したがって、集積化構造および加工プロセスの
設計の如何が、より簡単に高性能で小型の光導波路付き
受光素子を製造可能とする鍵である。
コア寸法が3mX3mの石英から成るリッジ光導波路が
形成された石英基板上に、 GaAIAsPを光吸収層
とするエツジ検出型のフォトダイオードを搭載したハイ
ブリッド集積構造が提案されている。
(M、Yamada、 et al、、 ELECTR
ONICS LETTER3,24thSeptemb
er、 1987. Vol、23. No、20. 
p、1056)上記構造は光導波路とフォトダイオード
を個別に作製したのち一体化するものであって、小型化
およびそれに伴う加工・組立精度に限界がある。
一方、基板上に積層された半導体層から光導波路と光電
変換素子を形成したモノリシック集積構造が提案されて
いる。その−例(P、 Cinguino、 etal
、、 Appl、 Phys、 Lett、、 50(
21)、 25 May 1987゜p、1515)は
第6図に示すごとくで、n型のInP基板1上に+ n
−1nGaAsPから成る高さ1μmのリッジ型の光導
波路2とn−InGaAs層とp−1nGaAs層とが
積層された光検出部3から構成される。符号4および5
は、それぞれ、金属上部電極および金属下部電極である
〔発明が解決しようとする課題〕
第6図に示す集積化構造は次のようにして形成される。
n型1nP基板1上に厚さ2.5 μmのn−1nGa
AsP層と厚さ0.5 μmのn−InGaAs層と厚
さ1.amのpInGaAs層を順次形成したのち、 
Si3N4をマスクとしてこれらの層をInGaAs/
InGaAsP界面まで選択エツチングしてメサ状の光
検出部3を形成する。次いで、フォトレジストマスクを
用い、 111GaAsP層を高さ1μmのりッジを成
すように選択エツチングして光導波路2を形成する。そ
ののち、上部電極4および下部電極5を形成し、全体を
Si3N、で保護する。
上記のように、光導波路2および光検出部3を形成する
ためのエソチング工程が複雑であり、とくに、シングル
モードの光導波路を得るためにはコア層厚を1μm以下
とする必要があるが、上記のような中間層であるn−I
nGaAsP層を選択的にエツチングして光導波路2を
形成する方法では高精度が得難い。
また、上記構造では、光検出部3はpn接合ダイオード
を構成しており、光導波路2から入射する光はpn接合
面に沿って進行しつつ、 pn接合部に拡。
散して吸収される。このため+ pn接合部の面積が大
きくなり、それにともなって上部電極4を広い面積に形
成する必要がある。その結果、小型化に限界を生じるば
かりでなく、電極間容量の増大により高速動作にも限界
を生じる。一方+ I)n接合部の面積を小さくすると
量子効率が低下し、高感度を得難くなる。
さらに、高速動作および高感度を得るためにはPINフ
ォトダイオードを光電変換素子として用いることが望ま
しい。この場合、光吸収層は低濃度であるため、量子効
率を高めるには少なくとも2〜3μmの厚さを必要とす
る。一方、多層構造を構成する材料間の熱膨張差による
層のクランクあるいは剥離を避けるためには、厚の大き
な層はできるだけ基板側に形成することが望ましい。
これに対して、第6図の構造は、光導波路2および光検
出部の厚さについて、上記シングルモードおよびPIN
フォトダイオードとの関連から考慮されておらず、また
、シングルモードの光導波路とPINフォトダイオード
を形成するとしても、それに適した構造ではない。
本発明は、上記のような問題点を解決し、製造工程が簡
単で高感度・高性能の光導波路付き受光素子を提供する
ことを目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
上記目的は、半導体基板(10)の有する一表面上に形
成された半導体層から成る光吸収1’! (11)と。
該半導体基板(10)の表面に平行に延伸するとともに
その一端から光が入射するリッジ部(22)を有し該光
吸収層(11)上に形成された光導波路(20)と該光
吸収層(11)と光導波路(20)との間に介在するよ
うに設けられ、該リッジ部(22)に沿って進行する該
入射光が該光吸収層(11)へ漏洩することを阻止する
ための分離層(12)と、該入射光を該光吸収層(11
)に向けて偏向させるように該リッジ部(22)の有す
る他端部において該光導波路(20)を斜めに切断して
成る偏向面(21)とを備え、該光吸収層(11)が光
電変換部の要素をなすことを特徴とする本発明の光導波
路付き半導体受光素子によって達成される。
〔作 用〕
第1図は本発明の光導波路付き受光素子の原理的構成を
示す要部断面図であって9例えば、 InPから成る半
導体基板10の表面上に、真性InGaAs層から成る
光吸収層11. InPから成る分離層12.および、
半導体基板10の表面に平行に延伸するりソジ部22を
有する光導波路20が形成されている。光導波路20の
一端には、半導体基板10表面に対しておよそ45°を
なす傾斜面21が設けられている。光導波路20の他端
から入射した入力光はりソジ部22に沿って先導波路2
0を進むが、光導波路20と分離層12との界面では5
分離層12を構成する物質の方が禁制帯幅が大きいくす
なわち、低屈折率である)ため、光吸収層11への洩れ
が阻止され、光導波路20内に閉じ込められる。そして
、傾斜面21で反射されて光吸収層11に達し、ここで
吸収され。
電子・正孔対を発生する。光吸収層11を構成する半導
体層は1図示しない不純物拡散層および電極とともに1
例えばPINフォトダイオード等の光電変換部を構成し
ており、光吸収層11で発生した電子・正孔対による電
流が、前記電極から取り出される。
上記の構成により。
■リッジ光導波路20は、半導体基板10上に積層され
た最上層を加工して形成されるので、シングルモードに
必要な1μm以下の高さに精度よく形成できる。
■入力光は光吸収層11の所定領域にほぼ垂直に集中し
て入射されるので、前記光電変換部の電極の面積が縮小
され、電極間容量を低減できる。
■光吸収層11は半導体基板10上に直接形成されるの
で、多層構造におけるクラックあるいは剥離等のおそれ
が低減される。その結果、PINフォトダイオードの光
吸収層として必要な2〜3μmの厚さが安定して得られ
、高量子効率の光電変換部を形成できる。
■光吸収層112分離層12.光導波路20を構成する
各層を連続する一回の工程で成長させたのち光導波路2
0のリッジ部の形状加工を行うのみで光電変換部の形状
加工を必要としないため、工程が簡略化できる。
■前記光電変換部の電極を対向電極として形成しない構
造が可能であり、電極間容量の低減による動作速度の向
上が可能である。
〔実施例〕
以下に本発明の実施例を図面を参照して説明する。以下
の図面において、既掲の図面におけるのと同じ部分には
同一符号を付しである。
第2図は本発明の受光素子の基本構造を示す斜視図であ
る。半絶縁性(S、I)またはn型のInPから成る半
導体基板10の表面上に、厚さ2〜3μmの真性InG
aAs層(i−1nGaAs、以下同様)から成る光吸
収層11.厚さ0.4〜0.8μmのInP層から成る
分離層12.厚さ0.2〜0.3 pmの1−InGa
AsP層13、厚さ0.5〜1μMのInP層14が積
層されている。なお5通常、半導体基板10の上にIn
Pバッファ層(図示省略)をエピタキシャル成長させた
のち、 1−1nGaAs光吸収層11を積層する。
InP層14は、その一部が半導体基板10の表面に平
行に延伸するリッジ部22を成すように加工されている
。図において符号15は前記InP層14をリッジ部2
2に加工する際に、厚さ0.1〜0.2 μmだけ残し
たInP層であって、後述するように、リッジ光導波路
20の光学的対称性を高めるために設けらる。したがっ
て、 InP層14とは別に形成された層であってもよ
い。
傾斜面21は、リッジ部22の延伸方向および半導体基
板10の表面に対してほぼ45°傾いたように形成され
ている。この傾斜面21は、少なくともInP層15と
1−InGaAsP層13を切断するように延長されて
いる。第2図においては、さらに9分離層12の一部ま
で切断するように延長されている。
正確を期するために、第2図の構造に対応する平面図お
よび側面図を第3図に示す。第3図(1))およびfc
)は、それぞれ、第3図ta+におけるA方向およびB
方向から見た側面図である。同図(a)および(b)に
示すように2分離層12は、その上層部の厚さ約0.2
μmの部分が傾斜面21によって切断され切断面16が
現れている。リッジ部22および傾斜面21を形成する
ためのInP層14およびInGaAsP層13の加工
は1周知のりアクティブイオンビームエソチング(RI
BE)技術を用いて行うことができ、リッジ部22の延
伸方向に対して45”をなすように傾斜面21を制御す
る技術も確立されている。
ところで、小さい禁制帯幅を有する物質はど一般に高い
屈折率を有する。1−InGaAsP層13の有す全1
3帯幅は、リッジ部22を構成するInP層14の有す
るそれより小さい。したがって1−InGaAsP層1
3はIn全134に比べ低屈折率である。同様に、1I
nGaAsP層13はInP層から成る分離層12に比
べ低屈折率である。その結果、第3図(a)に示すC−
C断面における等価屈折率の分布は、 1−InGaA
sP層13で最大となり、その両側で減少している。ま
た。
1−InGaAsP層13に平行な面内における等価屈
折率の分布は、リッジ部22の存在により、リッジ部2
2の延伸方向における中心線直下で最大となり、その両
側で減少している。
上記のようにして+ 1−InGaAsP層13内に、
リッジ部22に沿って1等価屈折率が最大の領域が形成
される。この領域が実効的な光導波路となる。第3図(
alにおけるB方向から上記等価屈折率最大の領域の近
傍に入射した光は、この領域に集められ。
傾斜面21に向かって進行する。そして、傾斜面21で
反射され、真性InGaAs層から成る光吸収層11に
入射し、ここで吸収され、電子・正孔対を生じる。
すなわち、光吸収層11は1−InGaAsP層13よ
り小さな禁制帯幅を有するInGaAsから形成されて
いる。
ところで、 1−InGaAsP層13上にInP層1
4の一部であるInP層15を残したのは、 1−In
GaAsP層13の上下全13低屈折率層であるInP
層を設けて等価屈折率の分布に対称性を持たせるためで
ある。このような対称性は、光導波路の伝播効率の向上
すなわち、光導波路から外部への光の漏洩による損失を
低減する上で重要である。また、前記のように、傾斜面
21が分離層12の一部を切断するようにしたのは、上
記等価屈折率最大領域の周囲に広がった入力光の大部分
を光吸収層11に向けて偏向可能なように傾斜面21を
拡げるためである。
ここで、上記各層の有する禁制帯幅(Eg)の関係を整
理しておく。
InGaAs光吸収層11    Eg1−0.75e
VInP分離層12      Eg3 =1.35e
Vi−InGaAsP層13     Eg4 =1.
05eVInP リッジ部22      Eg2 =
1.35eVしたがって、E、、<hν< Eg4< 
E、3およびEg4< Eg□なる関係が保たれている
。上記の組合せにおいては1分離層12とリッジ部22
はともにInPから形成されているのでEg3−Eg4
である。上記において、hνはInGaAs光吸収層1
1が吸収可能な入射光の有する光量子エネルギーの最大
値である。
光導波路20の伝播効率は低下するが、第3図の構造を
簡略化したものとして、InPnブリッジ2を1InG
aAsP層で形成した構造も可能である。この構造にお
いては、上記1−InGaAsP層13に相当する層は
省略する。この場合にはりソジ部はEg□=1.05e
Vなる禁制帯幅を有し+Eg+< hν< Eg2〈E
g3なる関係が存在する。
上記のようにして光吸収層11に入射した光によって発
生した電子および正孔による電流を外部に取り出すため
に2本発明では、光吸収層11を構成する1−1nGa
Asi体層とリッジ部22を構成するInP層14.詳
しくは傾斜面21近傍のInP層14.とを要素とする
PINフォトダイオードを形成する。
第4図は1本発明の光導波路付き受光素子の具体的構造
を示す要部断面図であって、半導体基板10としてn′
″−InP基板を用い、この上にInGaAs光吸収層
11とInP分離層12とInGaAsP層13とIn
全134としていずれも真性半導体層を積層したもので
ある。そして、第3図と同様にリッジ部22および傾斜
面21を形成したのち、リッジ部22端部の傾斜面21
からp型不純物として3例えば亜鉛(Zn)を選択的に
拡散させ、p型頭域23を形成する。この場合、リッジ
部22端部以外の表面をSi3N4膜でマスクしておけ
ばよい。また、p型頭域23は光吸収層11と分離層1
2の界面で止まるようにする。
上記ののち、SiJ、膜マスクを除去し、リッジ部22
の端部の傾斜面21に5例えばAuZn層とAu層を順
次積層して成るAuZn/^U構造の電極層24を形成
する。一方、半導体基板10の裏面には、p型頭域23
と対向するAuGe/Au構造の電極層25を形成する
電極層24の引出し線および外部導線との接続パッド(
いずれも図示省略)は、電極層24近傍のInP層14
または15表面上に適宜形成すればよい。
上記により、p壁領域23と1−InGaAs光吸収層
11とn”−1nP基板10から成るPINダイオード
が構成される。電極層24−電極層25間に、電極層2
4を負として逆バイアス電圧を印加した状態で入力光が
入射すると、 1−1nGaAs光吸収層11に発生し
た電子および正孔は、それぞれ、電極層24および電極
層25方向に移動し、外部に電流として取り出される。
この電流を図示しない回路によって検出する。上記にお
いて、p壁領域23と電極層24および25は。
光吸収層11の光が入射する領域に対向して設けておけ
ば充分であり、その結果、電極対向面積は25μm2程
度となり1例えば第6図に示す構造に比べて電極間容量
が著しく減少される。
第5図(alおよび(b)は5本発明の光導波路付き受
光素子の別の具体的構造を示し、それぞれ、リッジ部2
2の延伸方向に対して平行および垂直な要部断面図であ
る。
半導体基板10として半絶縁性InP基板を用い。
InP分離層12とInP層14は1例えばシリコン(
Si)を不純物としてドープしたn型層を積層したちの
である。ただし、 InGaAs光吸収層11とInG
aAsP層13としては、第4図と同様に真性半導体層
が積層されている。そして、第3図と同様にリッジ部2
2および傾斜面21を形成する。
第5図においては、リッジ部22端部の傾斜面21から
不純物を拡散せず、傾斜面21近傍のInP層15表面
からp型不純物として1例えば亜鉛(Zn)を選択的に
拡散させ、p型頭域26を形成する。この選択拡散は、
前記実施例と同様に、 Znを拡散しない領域の表面を
Si3N、膜でマスクしておけば可能である。また、p
型頭域26は光吸収層11と半導体基板10の界面で止
まるようにする。上記ののち、前記Si3N4膜マスク
を除去し、リッジ部22端部の傾斜面21に3例えばA
uGe/Au構造の電極層24を形成する。また、p型
頭域26上のInP層15表面には。
例えばAuZn/Au構造の電極層27を形成する。電
極層24および27の引出し線および外部導線との接続
パッド(いずれも図示省略)は、これら電極近傍のIn
P層14および15表面上に適宜形成すればよい。
上記により、p型頭域26と1−InGaAs光吸収層
11とn−InP分離層12からPINダイオードが構
成される。そして、電極層24および27間に、電極層
27を負として、逆バイアス電圧を印加し、入力光の検
出を行う。なお、電極層24に接するn−1nP層14
とn−InP分離層12の間には、 1−inGaAs
P層13が存在するが、この層の厚さは0.2〜0.3
μmであり。
PINダイオードの特性にはほとんど影響しない。
また、電極層24と27は相互に対向しないため、これ
ら電極間の浮遊容量は著しく小さい。
なお、上記実施例においては、光吸収層を真性半導体層
とするPINフォトダイオードを光電変換部とする構造
を示したが、光吸収層に形成されたPN接合から成るフ
ォトダイオードを光電変換部として用いる構造も可能で
ある。例えば、第4図において、光吸収層11を低濃度
のn型InGaAsjiとし。
p壁領域23を光吸収層11内まで拡げることによりP
N接合を形成した構造である。また、上記において、傾
斜面21からn型不純物を拡散させれば、光吸収層11
を光伝導層とする光電変換部を有する光導波路付き受光
素子となる。
さらに、光導波路20および分離層12を所定の屈折率
を有する誘電体層で形成してもよい。例えば第5図にお
いて1−InGaAsP層13およびn−1nP層14
を、それぞれ9例えば5iJ4層およびSiO□層とし
これらの層に電極27に対応する位置に開口を設け。
この開口から不純物を導入してp型頭域26に対応する
拡散領域を形成する。あるいは、上記において3分離層
12を5in2層とし、この5i02層にも電極27に
対応する位置に開口を設け、この開口から不純物を導入
して上記拡散領域を形成する。そして。
リッジ分離絶縁層22の両側に設ける電極27を独立の
電極としておく。これにより、光吸収層11を光伝導層
とする光電変換部を有する光導波路付き受光素子となる
上記のように、光吸収層を光電変換部の要素として用い
る種々の変形が可能である。
〔発明の効果〕
本発明によれば、高量子効率のPINダイオードをはじ
めとする光電変換素子とシングルモードのリッジ型光導
波路とを組合わせた受光素子を提供可能とする効果があ
る。また5本発明の構造によれば、製造工程が比較的簡
単であり、かつ、光電変換素子の電極間容量を低減可能
であるため高速度の受光素子を提供できる効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の光導波路付き受光素子の原理的構成を
示す要部断面図 第2図および第3図は本発明の光導波路付き受光素子の
基本的構造を示す斜視図および平面図と側面図 第4図は本発明の先導波路付き受光素子の具体的構造を
示す要部断面図。 第5図は本発明の光導波路付き受光素子の別の10は半
導体基板。 11は光吸収層。 12は分離層。 13はi−InGaAsP層 14と15はInP層。 20は先導波路。 21は傾斜面。 22はリッジ部。 23と26はp壁領域。 24と25と27は電極層。 である。 子の例を示す図 である。 図において。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)光吸収層(11)と、 該光吸収層(11)上に設けられ、入射光の波長に対応
    する光量子エネルギーより大きな禁制帯幅を有する分離
    層(12)と、 該分離層(12)上に接して設けられ、入射光に対する
    実質的に透明な光導波路(20) とを有し、該光導波路(20)には、前記入射光を前記
    光吸収層(11)に向けて偏向するために、その一端部
    が前記入射光の進行方向に対して斜めに切断されて成る
    偏向面(21)が設けられていることを特徴とする光導
    波路付き半導体受光素子。
  2. (2)半導体基板(10)の有する一表面上に形成され
    た半導体層から成る光吸収層(11)と、 該半導体基板(10)の表面に平行に延伸するとともに
    その一端から光が入射するリッジ部(22)を有し、該
    光吸収層(11)上に形成された光導波路(20)と、 該光吸収層(11)と光導波路(20)との間に介在す
    るように設けられ、該リッジ部(22)に沿って進行す
    る該入射光が該光吸収層(11)へ漏洩することを阻止
    するための分離層(12)と、 該入射光を該光吸収層(11)に向けて偏向させるよう
    に該リッジ部(22)の有する他端部において該光導波
    路(20)を斜めに切断して成る偏向面(21)とを備
    え、該光吸収層(11)が光電変換部の要素をなすこと
    を特徴とする光導波路付き半導体受光素子。
  3. (3)該光吸収層(11)は禁制帯幅E_g_1を有す
    る半導体から成り、 該光導波路(20)は該光吸収層(11)上に形成され
    、少なくともその一部が該リッジ部(22)を成し、禁
    制帯幅E_g_2を有する半導体層(14)から成り、
    該分離層(12)は禁制帯幅E_g_3を有する半導体
    から成り、 該入射光の有する光量子エネルギー(hν)および前記
    禁制帯幅の間にはE_g_1≦hν<E_g_2<E_
    g_3なる関係が存在することを特徴とする請求項2の
    光導波路付き半導体受光素子。
  4. (4)該光吸収層(11)は禁制帯幅E_g_1を有す
    る半導体から成り、 該光導波路(20)は、該分離層(12)上に順次形成
    された禁制帯幅E_g_4を有する第1の半導体層(1
    3)および少なくともその一部が該リッジ部を成し禁制
    帯幅E_g_2を有する第2の半導体層(14)とから
    成り、 該分離層(12)は禁制帯幅E_g_3を有する半導体
    から成り、 該入射光の有する光量子エネルギー(hν)および前記
    禁制帯幅の間にはE_g_1≦hν<E_g_4<E_
    g_3およびE_g_4<E_g_2なる関係が存在す
    ることを特徴とする請求項2の光導波路付き半導体受光
    素子。
  5. (5)該光吸収層(11)を構成する半導体は真性半導
    体であり、PINフォトダイオードの要素をなしている
    ことを特徴とする請求項3または4の光導波路付き半導
    体受光素子。
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