JP4545372B2 - 光回路 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、光ファイバ通信用の光回路に関し、とくに波長多重光通信に使用する光回路に関する。
【0002】
【従来の技術】
光ファイバ通信において、一本の光ファイバの伝送容量を拡大する方法として波長多重通信がある。これは、波長の異なる複数の搬送波をそれぞれ異なる信号で2値変調し、これを一本の光ファイバに多重化して伝送し、受信側でこの信号を波長ごとに分波し、それぞれの信号を取り出す方式である(例えば、非特許文献1参照)。
【0003】
実際に光ファイバ通信に通常使用される1550nm帯の波長域では、周波数間隔100〜50GHzの搬送波を用いる波長帯域が規格化されている。周波数間隔Δν=50GHzは波長間隔約0.4nmに相当し、少なくとも分解能R=387(レイリー限界)をもつ波長分波手段が必要となる。このような合分波器としては、回折格子、ダイクロイックビームスプリッタ、アレイ導波路回折格子、縦続ファブリペロー・エタロンなど、標準的なデバイスが製品化されている。
【非特許文献1】
イヴァン・ピー・カミノウ(IVAN P.KAMINOW)、トーマス・エル・コッホ(THOMAS L.KOCH)編、「オプティカル・ファイバー・コミュニケーションズ IIIA (OPTICAL FIBER TELECOMMUNIVATIONS IIIA)」、(米国)、1997年、アカデミック・プレス(ACADEMIC PRESS)、第15章、図15−1
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
一方、変調速度も伝送容量を増大するために高速化している。しかし、時間領域で搬送波を高速変調することにより、搬送波の周波数領域でのスペクトルの広がりが生じる。このため、周波数間隔が小さく、波長が近接する搬送波のチャンネル間でクロストークが生じやすくなる。したがってWDMにおいては、チャンネル密度の増大(すなわち、チャンネル間隔の近接化)とチャンネル当たりのデータ伝送速度の増大(すなわち、信号の短パルス化)とを両立させることには限界があった。
【0005】
本発明は、このような問題を解決するため、周波数間隔が小さく、かつ高速変調を行う波長多重光通信においても、クロストークの発生が少ない光分波、検出が可能な光回路を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明の光回路は、第2高調波発生素子と、光分波機能を有する光放射手段を具備した光導波路と、受光素子と、を順に光が伝搬結合するように同一基板上に形成した基本単位からなり、波長多重光通信における特定の光を波長変換して他の光と光分波し、検出するための光回路であって、
前記基板がSi基板であり、
前記光導波路がSiO 2 を主成分とする材料からなり、
前記光分波機能を有する光放射手段が回折格子であり、かつ、該回折格子が前記光導波路の表面に形成されており、
前記受光素子が前記Si基板上に形成したpn接合からなり、
前記第2高調波発生素子が、下記(1)式で定義される周期Λの屈折率変化を前記光導波路に導入した擬似位相整合素子からなる。
Λ=(λ/2)/(N(2ν)−N(ν))・・・(1)
(ここで、λ=c/ν(cは光速)、N(ν)は周波数νの光に対する実効屈折率、N(2ν)は周波数2νの光に対する実効屈折率)
【0007】
この光回路により、入射された波長多重光は第2高調波発生素子により、特定の周波数の光のみが2倍の周波数に変換される。この周波数変換された光信号は光放射手段によって光導波路から放射され、受光素子によって電気信号に変換される。複数の波長多重光を処理するためには上記光回路を基本単位とし、これを直列に接続し、その後上記の基本単位の光回路によって処理する。
【0008】
この光回路の基板はSiであり、光導波路はSiO 2 を主成分とする材料からなる。また、第2高調波発生素子には、周期的屈折率変化構造を導入したSiO2を主成分とする光導波路をSi基板上に形成して用いる。尚、本発明において、「主成分」とは当該材料が最も含有率が高いことを意味する。
【0009】
受光素子はSi基板上に形成したpn接合を有するものであり、光導波路からの光放射手段は、光導波路表面に形成した回折格子である。
【0010】
以上の光回路は、第2高調波発生素子を備えているため、光通信分野で使用される1550nm帯の波長の光を780nm帯の波長域に変換する。このため受光素子として汎用のSi系素子が使用できるようになる。さらに光回路全体を、Siを基板として構成できるため、製造が容易で、かつSi系の電子回路との集積化が容易となる。すなわち、波長多重通信における波長分波、光検出から電気信号の処理までを一基板上に集積化したチップ上で行えるという大きな特徴を有する。
【0011】
【発明の実施の形態】
本発明の実施の形態を図に基づいて説明する。
【0012】
先ず、本発明の光回路が適用される光通信システムの基本構成を図1に示す。以下、光通信システムの基本構成を説明するために最低限必要な、2つの周波数の搬送波をもつ2チャンネルのシステムについて述べるが、本発明の光回路は本来、周波数の近接した多数のチャンネルを備えた光通信システムに対して効果を奏する。チャンネル数の多い実際のシステムにおけるより具体的な構成については後述する。
【0013】
図1に示すように、送信局側において、光源は、互いに異なる2つの周波数ν1、ν2の光源1−1、1−2で構成されている。これらの光源の発する搬送波の周波数領域でのスペクトルを図2(a)に示す。これらの搬送波に対し、光変調器2−1、2−2により、それぞれパルス時系列X1、X2で2値振幅変調を行う。このパルス時系列の変調速度をBビット/秒とすると、変調後の搬送波の周波数領域でのスペクトルは、図2(b)に示すようにB(Hz)程度に広がる。したがって、周波数間隔ΔνがB(Hz)より小さい場合は隣接チャンネル間でクロストークが発生しやすくなる。
【0014】
変調された搬送波は、送信局側で波長合波器3により合波されて波長多重光xとなり、光ファイバ4に入力され伝送される。この波長多重光xは途中長距離伝送による減衰を補償するため、また次に述べる第2高調波の発生を高効率で行うために、光ファイバ増幅器5により適宜増幅される。
【0015】
受信局側で、波長多重光xは、光ファイバ増幅器6で適宜増幅され、第2高調波発生器(Second Harmonic Generator(SHG):以下SHG素子という)7−1に入射する。SHG素子7−1は一方の搬送波の波長に位相整合されており、例えばν1の周波数成分が2倍の周波数に変換され、2ν1となる(波長は1/2になる)。次いで、周波数変換された搬送波と未変換の搬送波は、波長分波器8により分離され、周波数変換された搬送波を変調している光信号が光検出器9−1により電気信号(X1)に変換、復調される。一方、周波数変換されなかった周波数ν2の搬送波は、この搬送波の周波数ν2に位相整合されたSHG素子7−2に入射し、2ν2の周波数に変換された後、光検出器9−2によってその光信号が電気信号に変換される。周波数ν2の搬送波をそのまま光検出器9−2に入射させてもよいが、後述の理由で周波数変換するのが望ましい。
【0016】
図3に示すように、周波数変換後の2つの搬送波の周波数間隔は変換前の2倍(2Δν)になるため、2つのチャンネル間でのクロストーク発生を抑えることができる。さらに、周波数変換前のチャンネル間の周波数間隔Δν(=ν2−ν1)が非常に狭い場合、周波数変換された搬送波と未変換の搬送波との周波数間隔はおよそν1となり、Δνに比べて非常に広くなっているので、波長分波器8に要求される分解能は著しく緩和されるという効果がある。
【0017】
以上のような本発明の基本構成に基づき、光通信システムの具体的実施例を説明する。
【0018】
図4に示すように、光源として、周波数ν1 (193400GHz、波長:λ1=1550.12nm)、周波数ν2 (193450GHz、波長:λ2=1549.72nm)、周波数ν3(193500GHz、波長:λ3=1549.32nm)の各半導体レーザ11−1、11−2、11−3を用いる。周波数間隔Δνは50GHz、波長間隔Δλは約0.4nmである。以下、簡単のため、3チャンネル分の数値だけを例示するが、実際には図示のように必要チャンネル数(n)だけ50GHz間隔の光源を用いる。光源の半導体レーザとしては波長安定化した分布帰還型(DFB)レーザ等が好適である。
【0019】
これらの搬送波は、LiNbO3等を用いた光変調器12−1、12−2、12−3、…、12−nにより、それぞれ変調速度10Gbpsのパルス時系列X1、X2、X3、…、Xnで2値振幅変調される。これにより、図5(a)に示すように、各スペクトルの広がりは10GHz程度となる。
【0020】
次いで、変調された各搬送波は波長合波器13により合波されて波長多重光xとなり、光ファイバ14に入力され伝送される。波長多重光xは伝送による減衰を考慮してエルビウムドープ光ファイバ増幅器(EDFA)15により適宜増幅しておく。本実施例では、さらに目的とする距離の伝送を行った後、EDFA16を用いて、約100mWの強度となるように増幅した。
【0021】
次いで、この波長多重光xはSHG素子17−1に入力される。このSHG素子17−1は周波数ν1を中心とする極めて狭い帯域にのみ位相整合しているため、周波数ν1だけが2倍の周波数2ν1に変換される。波長はλ1/2=775.06nmとなる。一方、SHG素子17−1はν2〜νnの周波数には位相整合しないため、周波数ν1の搬送波以外の搬送波は周波数変換されない。尚、他のSHG素子17−2、・・・、17−nは、SHG素子17−2が周波数ν2に、以下同様にSHG素子17−nが周波数νnにそれぞれ位相整合されている。
【0022】
次いで、周波数2ν1に変調された搬送波は波長分波器18−1により、周波数変換されていない残りの波長多重光と分離される。分離された変調光信号は受光素子19−1により電気信号に変換される。2ν1とν2の周波数間隔は193350GHzで元のν1とν2の周波数間隔50GHzに比して非常に大きいため、波長分波器18−1の要求性能は大幅に緩和され、波長分解能の比較的小さい分波器でも使用できる。また、周波数変換後の波長域が780nm程度となるので、光検出器19−1としては、Siを用いた汎用の受光素子が使用できる。
【0023】
次いで、周波数ν2の搬送波がSHG素子17−2によって周波数変換され、波長分波器18−2によって分離され、受光素子19−2により電気信号に変換される。その他の周波数ν3〜νn-1の搬送波yは、同様に、それぞれSHG素子17−3〜17−(n-1)によって周波数変換され、波長分波器18−3〜18−(n−1)によって分離され、受光素子19−2〜19−(n−1)によって電気信号に変換される。最後に周波数νnの搬送波がSHG素子17−nに入射し、2νnの周波数に変換された後、光検出器19−nによってその光信号が電気信号に変換される。最後の周波数νnの搬送波は、そのまま光検出器19−nに入射させて電気信号に変換してもよいが、光検出器19−nに他と共通なSi受光素子を使用することがシステム設計上望ましいため、他と同様にして変換した。
【0024】
このような光通信システムにおいては、各SHG素子により、各チャンネルの周波数のみが変換されるため、チャンネル間のクロストーク発生はほぼ完全に防止できる。また未変換のチャンネルの波長とは波長差が大きいので、容易に分離ができる。さらに1550nm帯の波長が780nm帯に変換されるので、光検出器として汎用のSi系受光素子が使用できる。
【0025】
本発明はこの点に着目し、図4の破線で囲まれた範囲を光回路としてSi基板上に集積することを特徴とする。この場合、点線で区切られた範囲が本光回路の基本単位50となり、搬送波の数によってこの基本単位50を複数50−1、50−2、…、50−nのように縦続するかまたは並列に設ける。
【0026】
図5は光回路の基本単位50を縦続し、Si基板上に集積化した光回路100の光の伝搬方向に沿った断面図を示している。ただし、入射光ファイバ14から出射する波長多重光を、導波路端面に結合し、入射するための集光光学系80は本発明の光回路には含まれない。
【0027】
この光回路100の基本単位50をその製造手順に沿って説明する。図6は図5のA−A’、図7はB−B’の各位置における光回路の断面構造図である。
【0028】
初めに、Si基板30上の予め定めた位置に受光素子29となるpn接合32を形成する。不純物の拡散によるか、またはイオン注入法による。
【0029】
次いで、SiO2を主成分とする光導波路40を形成する。光導波路40の形成に際し、初めにSi基板30の表面に化学気相成長法等によりSiO2層を厚さ10μm程度形成する。このSiO2層には、屈折率の調整のためにB2O3などを添加してもよい。この層は光導波路40の下側クラッド層34となる。次に、下側クラッド層34の表面に、GeO2を約10%添加したSiO2層を厚さ6μm形成する。この層は下側クラッド層34より屈折率が高く、光導波路40のコア層36となるが、さらにSnO2等を添加することが、後続の光誘起屈折率変化を生じさせるために望ましいことが、国際特許公開公報WO96/34304号等に開示されている。
【0030】
チャンネル導波路を形成するため、このGe添加SiO2層をフォトリソグラフィー法によりパターニングする。すなわち、幅6μmのストライプ状にGe添加SiO2層を残して、他の部分をエッチングにより除去する。エッチングにはフッ酸系エッチング液を用いた液相エッチング法、もしくは反応性イオンエッチングなどの気相エッチング法を用いる。他の部分のGe添加SiO2層が完全に除去されたところでエッチングを停止し、コア層36が形成される。
【0031】
次いで、コア層36の予め定めたSHG素子27となる部分にPをイオン注入する。
【0032】
次いで、下側クラッド層34及びコア層36の全体を下側クラッド層34と同一材料で覆い、上側クラッド層38を形成する。また、図7に示すように、Si基板上のpn接合32に受光素子29の電極を設けるため、該当する部分の下側クラッド層34及び上側クラッド層38にpn接合32に達する貫通孔を形成し、この貫通孔を金属で充填してpn接合32上に金属電極42を形成する。この金属電極42の形成には、蒸着法等を用いることができる。
【0033】
SHG素子27は、光導波路40のコア層36内に光の伝搬方向に沿って屈折率が所定の周期で変化した構造を導入することにより実現される。この光の伝搬方向に対して周期的に屈折率が変化した構造を導入する方法として、KrFエキシマレーザによる紫外光を後述の所定の周期をもつ位相マスクを介して照射する方法を用いる。前述のコア層36のPをドープした領域にこの光照射を行うことにより周期構造が形成され、後述のように周期の設定により特定の周波数の搬送波のみが2倍の周波数に変換される。
【0034】
また、このSHG素子27に接続する部分に、変換された周波数の搬送波を回折し光導波路40の外へ放出するような回折格子28、例えばブラッグ回折格子を設ける。この回折格子28の位置は、その直下に形成されているpn接合32に合わせる。この回折格子28の周期は上記のSHG素子27と同様に光誘起屈折率変化を利用して屈折率の周期構造を作製してもよい。この場合、上側クラッド層38を形成した後に光照射によって形成できる。
【0035】
ただしこの回折格子28は780nm帯の波長の光を回折させるため、上記のSHG素子27の構造周期より短く、これに対応した位相マスクを準備しにくい場合がある。このような場合は、He−Cdレーザ等を光源とする2光束干渉露光法によって、いわゆるレリーフ型の回折格子をコア層36の表面に形成してもよい。この方法の場合は上側クラッド層38を形成する前に加工を行う必要がある。加工方法としては、光導波路40のコア層36の表面にフォトレジストを塗布し、干渉縞周期が所定値となるように干渉露光を行い、感光したフォトレジストを現像して周期構造のマスクを作製した後、エッチングによりコア層36の表面に周期的な凹凸構造を設ける。
【0036】
この回折格子28は、特定の波長の光を反射する分波素子としての機能と、反射した光を導波路外に放出する手段としての機能を合わせ持つ。
【0037】
なお、導波路の伝搬損失を補償するため、図4の光増幅器16−1、16−2、…、16−nに対応して、上記基本単位50の入力光導波路20に光増幅機能を付与するのが望ましい。これはエルビウムなどをコア層36に予め添加することにより実現できる。
【0038】
以上が本発明の光回路100の基本単位50である。
【0039】
この基本単位50と同じ光回路を繰り返してν2、ν3…と順に波長変換、光検出を行えるように複数の基本単位50を縦続する。すなわち、図4に示すように、光を端面に結合する入射導波路20−1、20−2、…に続いて、SHG素子27−1,27−2…、回折格子28−1,28−2…、受光素子29−1、29−2、…をSi基板30上に形成した光回路の基本単位50−1,50−2,…を必要数、縦続して形成する。その際、全ての光回路を同一基板上に形成してもよいが、適当数の基本単位50を同一基板上に形成しておき、必要に応じてこれを互いに結合させてもよい。これにより図4の破線で囲われた部分を集積した光回路100が形成できる。
【0041】
本発明による上記システムを構成するには、各搬送波の周波数に対してだけ位相整合するように調整されたSHG素子が必要となる。SHG素子としては、SiO2の光導波路に周期的な屈折率変化を導入した疑似位相整合(Quasi-Phase Matching、QPM)素子を用いることができる。GeO2を含有したSiO2にPをドープしたコアを有する光ファイバにおけるQPMの条件についてはJ.Modern Optics, 37巻、3号、p.327、(1990)などに開示されている。同様なコア層を有する導波路においてもこのQPM素子は形成できる。本発明では、コア層36のPを添加した部分(長さL)に、以下に示す所定の周期の屈折率変化を形成する。
【0042】
周波数ν1を2倍に変換する場合には、周期Λ1はつぎのように決定される。周波数ν1、および2ν1の光に対する導波路の伝搬定数をβ1(ν)、β1(2ν)とすると、位相整合条件は、
2β1(ν)+K1=β1(2ν)
となる。ここで、K1=2π/Λ1である。伝搬定数を実効屈折率N1(ν)、N1(2ν)を使って書き表せば、上式は、
Λ1=(λ1/2)/(N1(2ν)−N1(ν))
となる。ただしλ1はν1に対応する波長である(λ1=c/ν1、cは光速)。
【0043】
周波数ν2(波長λ2)の隣接チャンネルでも同様な関係が成り立ち、分極反転の周期Λ2が決定される。いま、両チャンネルの波長間隔をΔλ(=λ2−λ1)、実効屈折率の変化分をそれぞれΔN12(ν),ΔN12(2ν)とすると上式は、
Λ2=〔(λ1+Δλ)/2〕/〔(N1(2ν)−N1(ν))+(ΔN12(2ν)−ΔN12(ν))〕
となる。コア層の屈折率は波長分散があるため、1550nmと780nmの波長帯では屈折率の絶対値も異なるが、波長に対する変化率も異なる。Δλ(=0.4nm)はλ1(=1550nm)に比して無視できるほど小さいが、(ΔN12(2ν)−ΔN12(ν))は(N1(2ν)−N1(ν))に比して無視できない。すなわち、Δλ程度の波長変化に対してもΛ1≠Λ2である。
【0044】
したがって周波数ν1のチャンネル用に設計されたSHG素子は隣接チャンネルの周波数に対しては第2高調波の発生効率が極めて低くなる。SHG出力が最大値の1/2になる波長幅は周期構造領域の長さLに依存するが、この長さLが5cm程度であれば、波長幅は0.2nm以下となり、チャンネル間隔0.4nmの場合には充分使用できる。周波数ν1〜νnに対して構造周期Λ1〜ΛnのQPM素子を用意すれば図1のような光通信システムを構成することができる。
【0045】
QPM素子としては従来、LiNbO3等の結晶基板に形成した光導波路中に一定周期のドメイン反転構造を導入したものが知られている。あるいは有機材料に周期構造を導入することによっても形成できる。この場合は、SiO2導波路の一部を取り除き、そこにこのようなQPM素子を挿入、固定することによって同様な機能を有する光回路が構成できる。
【0047】
【発明の効果】
本発明は、波長多重光を構成する個々の搬送波の波長に位相整合した第2高調波発生素子を用い、波長変換された光信号を受光素子により電気信号に変換するため、同一基板上に第2高調波発生素子と受光素子とを集積した光回路が実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の光回路が適用される光通信システムの基本構成を示す概略図である。
【図2】 2つの搬送波(a)およびその変調された搬送波(b)の周波数スペクトルを示す図である。
【図3】 波長変換前後の2つの変調された搬送波の周波数スペクトルを示す図である。
【図4】 本発明の光回路を光通信システムに適用した実施例を示す概略図である。
【図5】 基板上に集積された光回路とその基本単位の断面図である。
【図6】 図5のA−A´位置における断面図である。
【図7】 図5のB−B´位置における断面図である。
Claims (2)
- 第2高調波発生素子と、光分波機能を有する光放射手段を具備した光導波路と、受光素子と、を順に光が伝搬結合するように同一基板上に形成した基本単位からなり、波長多重光通信における特定の光を波長変換して他の光と光分波し、検出するための光回路であって、
前記基板がSi基板であり、
前記光導波路がSiO 2 を主成分とする材料からなり、
前記光分波機能を有する光放射手段が回折格子であり、かつ、該回折格子が前記光導波路の表面に形成されており、
前記受光素子が前記Si基板上に形成したpn接合からなり、
前記第2高調波発生素子が、下記(1)式で定義される周期Λの屈折率変化を前記光導波路に導入した擬似位相整合素子からなることを特徴とする光回路。
Λ=(λ/2)/(N(2ν)−N(ν))・・・(1)
(ここで、λ=c/ν(cは光速)、N(ν)は周波数νの光に対する実効屈折率、N(2ν)は周波数2νの光に対する実効屈折率) - 請求項1に記載の基本単位を複数互いに直列接続したことを特徴とする光回路。
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