JP2000204482A - 無電解複合めっき液及び無電解複合めっき方法 - Google Patents
無電解複合めっき液及び無電解複合めっき方法Info
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Abstract
と、還元剤として次亜リン酸塩と、界面活性剤と、水不
溶性複合材とを含有する無電解複合めっき液において、
上記界面活性剤が、2個以上のエチレンオキサイド基を
有すると共に、アルキル基又はフッ素置換アルキル基も
しくはアルケニル基を有する4級アンモニウム塩からな
るカチオン性又はめっき液のpH条件下で実質的にカチ
オン性を示す界面活性剤を含むことを特徴とする無電解
複合めっき液。 【効果】 表面が平滑で均一性に優れためっき皮膜を与
えることができ、共析量や析出速度などのめっき性能が
安定な無電解複合めっき液を得ることができると共に、
このめっき液を用いて広範な用途に容易かつ効率よくめ
っきすることができる。
Description
性に優れた複合めっき皮膜を与え、かつ共析量や析出速
度などのめっき性能が長期間使用した後も低下し難く、
極めて安定な無電解複合めっき液及びこのめっき液を用
いた無電解複合めっき方法に関し、特に自動車の各種摺
動部材、カメラ、時計等の精密機器の駆動部品、金型、
特殊印刷技術における金属製のマスク、アイロン等の家
電製品全般、特殊な産業用刃物・工具などの広範な用途
に好適な無電解複合めっき液及びこのめっき液を用いた
無電解複合めっき方法に関する。
有用な技術として開発され、多くの分野において利用さ
れている。
脂(PTFE)を代表としたフッ素樹脂粒子等の撥水性
を有する材料を共析物とするめっき液の構成要素におい
て、濡れ性、分散安定性、及び共析能力の付与に重要な
成分として界面活性剤が注目され、1970年以降、種
々の提案がなされている。
は、無電解複合めっき液の助剤として、カチオン性界面
活性剤もしくは非イオン性界面活性剤又はめっき液のp
Hにおいてカチオン性を示す界面活性剤(いわゆる両性
界面活性剤)を用いためっき液が記載されている。
昭52−56026号公報、特開昭52−56147号
公報、特開昭52−130434号公報、及び特開昭5
4−70530号公報などには、複合めっき液全般にお
いて利用可能な界面活性剤が数多く示されている。但
し、これらの多くは、主として電気複合めっき液におい
て使用されるもので、フッ素系カチオン性界面活性剤を
主体として、場合によりフッ素系ノニオン性界面活性剤
を組み合わせて使用することが提案されている。
は、フッ素系カチオン性界面活性剤は炭化水素系カチオ
ン性界面活性剤に比べて性能面で劣るという指摘があ
る。
は、PTFEを共析させる際の詳細な組み合わせ及びそ
れらの濃度についての記載があり、更に、フッ素を含ま
ない粒子(例えば、MoS2、SiC、SiO2等)で
は、炭化水素系のカチオン性とノニオン性を示す界面活
性剤を単独で又はこれらを組み合わせためっき液が効果
があると記載されている。この場合、アルキル基の炭素
数が10〜20のトリメチルアルキルアンモニウム塩と
してセチルトリメチルアンモニウムブロマイド、ヘキサ
デシルトリメチルアンモニウムブロマイドのようなカチ
オン性界面活性剤と、湿潤剤としてオクチルフェノー
ル、ノニルフェノール、ラウリルフェノールと酸化エチ
レンの縮合物(商品名:「トライトンX−100」等)
とを組み合わせためっき液が好適であると記載されてい
る。
は、無電解複合めっきにおける界面活性剤の組み合わせ
に関する幅広い記載があり、具体的には、ノニオン性界
面活性剤を主体として、アニオン性、ノニオン性、カチ
オン性等の各種界面活性剤を組み合わせて使用すること
が記載されている。
5−163581号公報には、PTFE無電解複合めっ
き液についての記載があり、特開平5−163580号
公報には、PTFE表面を2段階の化学処理により表面
改質した特殊なPTFE粒子により、界面活性剤を含ま
ないめっき液が構成でき、しかも外観良好で、長寿命で
あることが記載されている。また、特開平5−1635
81号公報には、ポリビニルピリジン水溶性誘導体を含
有する複合無電解めっき液は、発泡が生じ難く、長寿命
であることが記載されている。
ans.I.M.F.1994,72(2),p55−
57には、炭化水素系又はフッ素系カチオン性界面活性
剤(5種類)と炭化水素系ノニオン性界面活性剤(ポリ
オキシエチレンノニルフェニルエーテル)とを併用した
PTFE複合無電解めっき液に関する研究結果が報告さ
れている。また、Trans.I.M.F.1995、
73(1)、p16−18には、アニオン性界面活性剤
を加えて、より広範囲な界面活性剤の種類及びこれらを
組み合わせためっき液に関する研究が報告されている。
面活性剤としては、カチオン性、ノニオン性、両性が好
適であり、フッ素系を主体に炭化水素系やシリコーン系
などの界面活性剤全般が使用できることが知られてい
る。
き専業者や各種分野のメーカーなどにおいて、無電解N
i−P/PTFE複合めっきが盛んに利用され始めた結
果、上記従来技術のめっき液では使用者が希望する性能
を満足できないという問題が生じている。
寿命が無電解めっき液よりもかなり短く、皮膜外観も梨
地調や無光沢であり、表面が荒れやすく、様々な外観不
良が発生しやすい上に、析出速度が遅く、めっき液が分
解しやすいという多くの問題点や課題を抱えており、無
電解複合めっきが汎用のめっき技術として広範な分野や
用途に利用されていくには、これらの問題点を解決する
ことが必須である。
を単独で又は組み合わせて、その配合濃度を厳格に管理
したり、めっき液が老化すると、液中の共存物(例え
ば、PTFEやSiCなど)の濃度を大過剰に上げて維
持管理するなどのことにより対処していた。一方、本質
的に無電解Ni−Pめっき液では、老化蓄積物である亜
リン酸塩やその他の無機塩が液中に蓄積することが避け
られず、これにより、めっき液中で亜リン酸ニッケル塩
が晶出しやすくなるため、この対策として錯化剤濃度を
徐々に増やすなどの工夫が行われていた。
きは、特に老化蓄積物である亜リン酸塩の濃度が増加す
ると、共析能力や分散安定性が急激に低下してしまうと
いう問題があり、従ってこの点の解決が望まれた。
量、析出速度、皮膜のマクロ的又はミクロ的な均一性等
の性能も大切であるが、工業的な利用においては、長寿
命で、低コストであること、性能が安定していること、
使いやすいことなどが重要であると同時に、良好な外観
を有し、この状態を維持できることがめっき物の商品価
値を高める上で欠くことのできない要求性能となってい
る。
いる無電解複合めっき浴において、界面活性剤を添加す
ると、この界面活性剤の添加を原因とした様々な不具
合、即ち、得られためっき皮膜にシマ状の色調ムラが生
じたり、無めっき部分が発生したり、共析ムラ等が生じ
るという問題がある。
を回避するために、界面活性剤の添加量を抑制すると、
共析させるために分散させた粒子の分散安定性が低下し
たり、十分な共析量が得られない上に、皮膜外観が荒れ
やすく、良好な外観が得られず、めっき物の商品価値が
低下してしまうという新たな問題が生じる。
還元反応に伴って、上述したように老化副生成物が浴中
に蓄積すると共に、消耗成分を液補給することにより、
めっき浴の液組成は常に変化しており、このように変化
するめっき浴の液組成により、無電解複合めっきは大き
く影響を受け、浴寿命が必然的に短くなってしまうとい
う問題が生じる。
する場合には、このような浴組成の変化に対して安定な
成膜が得られるように様々な工夫がなされるほか、液管
理及びめっき条件管理を厳格に行うことが必要となり、
極めて手間がかかる上に、生産効率が低下するという問
題がある。
いやすく、しかも商品価値の高い均一な外観のめっき皮
膜を形成できる無電解複合めっき液を創出する上におい
て、従来から提案されている多くの界面活性剤及びこれ
らの添加濃度を創意工夫するだけで解決することは極め
て困難であり、更なる改良、開発が切望されていた。
で、長期間使用した後においても表面が平滑で均一性に
優れためっき皮膜を与え、かつ共析量や析出速度などの
めっき性能の低下が少なく、極めて安定な無電解複合め
っき液及びこのめっき液を用いて継続的に効率よく広範
な用途にめっきできる無電解複合めっき方法を提供する
ことを目的とする。
発明者は、上記目的を達成するため鋭意検討を重ねた結
果、次亜リン酸塩を還元剤として用いる無電解複合めっ
き液において、界面活性剤として、2個以上のエチレン
オキサイド基を有すると共に、アルキル基又はフッ素置
換アルキル基もしくはアルケニル基を有する4級アンモ
ニウム塩からなるカチオン性又はめっき液のpH条件下
で実質的にカチオン性を示す界面活性剤を使用すること
により、従来からの無電解複合めっきにおける問題点を
解消し得、分散安定性に優れ、長期間使用した後でも共
析量やめっき速度などのめっき性能を良好に維持し得る
と共に、平滑で表面が荒れのない均一な優れた外観を与
えるめっき皮膜を維持できること、このめっき液を用い
ることにより、継続的に効率よく無電解複合めっきを行
うことができること、そして、この無電解複合めっき液
及びめっき方法は、自動車の各種摺動部材、カメラ、時
計等の精密機器の駆動部品、金型、特殊印刷技術におけ
る金属製のマスク、アイロン等の家電製品全般、特殊な
産業用刃物・工具などの極めて広範な用途に最適なもの
であることを見出し、本発明をなすに至った。
この金属イオンの錯化剤と、還元剤として次亜リン酸塩
と、界面活性剤と、水不溶性複合材とを含有する無電解
複合めっき液において、上記界面活性剤が、2個以上の
エチレンオキサイド基を有すると共に、アルキル基又は
フッ素置換アルキル基もしくはアルケニル基を有する4
級アンモニウム塩からなるカチオン性又はめっき液のp
H条件下で実質的にカチオン性を示す界面活性剤を含む
ことを特徴とする無電解複合めっき液、及び、(2)上
記無電解複合めっき液中に被めっき物を浸漬して、この
被めっき物表面にめっき液中の金属イオンに基づく金属
母相に複合材が分散してなる複合めっき皮膜を形成する
ことを特徴とする無電解複合めっき方法を提供する。
と、本発明の無電解複合めっき液は、金属イオンと、そ
の錯化剤と、還元剤として次亜リン酸塩と、界面活性剤
と、水不溶性複合材とを含有する。
剤は、2個以上のエチレンオキサイド基を有すると共
に、アルキル基又はフッ素置換アルキル基もしくはアル
ケニル基を有する4級アンモニウム塩からなるカチオン
性又はめっき液のpH条件下で実質的にカチオン性を示
す界面活性剤を含む。
チレンオキサイド基の付加モル数の合計は2〜20、特
に5〜15であることが、複合めっき皮膜の複合材共析
量及び皮膜外観等の点から好ましい。また、そのアルキ
ル基が平均炭素原子数8〜16、特に10〜16であ
り、更に直鎖状であることが、同様に共析量、皮膜外観
等の点から好ましい。
式(1)〜(4)で示されるものが好ましい。
は8〜16)で示される基、R2は炭素数1〜6のアル
キル基、炭素数6〜10のアリール基又は炭素数7〜1
0のアラルキル基を示し、Xはハロゲン原子である。R
3は炭素数1〜6のアルキレン基である。Rfは炭素数
6〜10のフッ素置換アルキル基もしくはアルケニル基
であり、R4はRfと窒素原子を結合する二価の基であ
る。m、nは、m≧1、n≧1、2≦m+n≦20を満
足する数である。)
ましくは炭素数10〜16のアルキル基又はRCO−
(Rは炭素数8〜16、より好ましくは炭素数10〜1
6のアルキル基)で示されるアシル基であることが好ま
しい。この場合、アルキル基は混合アルキル基であって
もよく、例えばラウリル基、C12〜C16混合アルキル基
(ヤシ由来の混合アルキル基)などを挙げることができ
る。
基、プロピル基、ブチル基等の低級アルキル基、フェニ
ル基、キシリル基、トリル基等のアリール基、ベンジル
基、フェニルエチル基等のアラルキル基を挙げることが
できる。Xとしては、Cl、Br、Iなどを挙げること
ができる。
ン基、プロピレン基、ブチレン基等の低級アルキレン基
が好ましい。
ル基もしくはアルケニル基であり、特には直鎖のC6F
13、C8F17等のCpF2p+1(p=6〜10)で示される
パーフルオロアルキル基が好ましい。また、フッ素置換
アルケニル基としては、下記式で示されるものを挙げる
ことができる。
価の基であり、NH基、SO2基、SO2NH基などを有
してもよい炭素数1〜6のアルキレン基等を挙げること
ができ、特には−SO2NH(CH2)q−(q=1〜
6、特には3の整数)を好適な例として挙げることがで
きる。
20を満足する数であるが、好ましくは5≦m+n≦1
5である。
a)の界面活性剤を使用することができる。
R1、Rf、m、nは上記と同様の意味を示すが、R1は
C12H25を主体としたものが好ましく、またRfはC6
F13、C8F17などとすることができ、m+nは5〜1
5が好適である。
は2種以上を組み合わせて用いることができる。
500mg/L以下、好ましくは20〜500mg/
L、より好ましくは50〜200mg/L、更に好まし
くは50〜150mg/Lである。添加量が少ないと、
本発明活性剤の効果が十分発揮されず、多すぎると、特
に長期間めっき液を使用した後における複合材の共析量
や皮膜外観が低下する傾向となる。
え、それ以外のカチオン性又はめっき液のpH条件下で
実質的にカチオン性を示す界面活性剤を併用することが
できる。このような活性剤としては、無電解複合めっき
液の公知のカチオン性又はめっき液のpH条件下で実質
的にカチオン性を示す界面活性剤、例えばパーフルオロ
アルキル4級アンモニウム塩、長鎖(C8〜C18)アル
キルトリメチルアンモニウム塩、ジメチルアルキルラウ
リルベタイン等を挙げることができる。なお、これらの
活性剤の添加量は、めっき液中0〜500mg/L、特
に1〜300mg/Lとすることができる。
チレンエタノール、ポリオキシエチレンノニルフェニル
エーテル等のノニオン性界面活性剤を本発明の効果を損
なわない範囲で添加しても差し支えない。
活性剤に加え、必須成分として金属イオンと、その錯化
剤と、還元剤として次亜リン酸塩と、水不溶性複合材と
を含有するものであるが、金属イオンとしてはニッケル
イオン、コバルトイオン、銅イオンなどが挙げられ、こ
れらの硫酸塩、塩化物等、水溶性金属塩の形で用いるこ
とができ、めっき液への配合は0.02〜0.2モル/
L、好ましくは0.05〜0.1モル/Lである。
DTA、マロン酸、フタル酸、マレイン酸、グルタル
酸、乳酸、コハク酸、アジピン酸、酢酸等やその水溶性
塩といったカルボン酸、オキシカルボン酸及びこれらの
水溶性塩の1種又は2種以上を組み合わせて用いること
ができるが、特にニッケル等の金属錯化力の強いキレー
ト剤(クエン酸、リンゴ酸、EDTAなどやその水溶性
塩)は、合計濃度として0.2モル/L以下、好ましく
は0.02〜0.2モル/L、更に好ましくは0.05
〜0.1モル/Lであることが好ましい。また、マロン
酸、乳酸、コハク酸などやその水溶性塩は、特に皮膜外
観、pH緩衝性能、付きまわり性などの改善を目的にし
た場合、効果的な成分であり、従ってこれらの錯化剤を
2モル/L以下、好ましくは0.03〜1.5モル/
L、更に好ましくは0.05〜1モル/Lの範囲で上記
強いキレート剤と併用することが好ましい。
2モル/L、特に0.1〜1.1モル/Lであることが
好ましい。
の次亜リン酸塩を用いるものであり、還元剤のめっき液
への配合量は、特に制限されるものではないが、通常
0.05〜0.5モル/L、特に0.15〜0.3モル
/Lとすることが好ましい。
としては、複合めっき皮膜の用途やめっき液の種類等に
応じて適宜選定し得るが、例えば、TFE(テトラフル
オロエチレン)ポリマー又はオリゴマー、4フッ化エチ
レン−6フッ化プロピレン共重合樹脂(FEP)、4フ
ッ化エチレン−パーフルオロアルキルビニルエーテル共
重合樹脂(PFA)等のフッ素樹脂、フッ化黒鉛((C
F)x)、フッ化ピッチ、黒鉛、二硫化モリブデン(M
oS2)、及びBN(ボロンナイトライド)などから選
ばれる自己潤滑特性を有する材料が好適であり、これら
の1種を単独で又は2種以上を混合して用いることがで
きる。
く、その平均粒子径は100μm以下、好ましくは0.
1〜50μm、より好ましくは0.1〜10μmであ
る。
濃度で100g/L以下、より好ましくは0.1〜10
0g/L、更に好ましくは0.1〜20g/Lであるこ
とが好ましい。
上記必須成分以外にも、必要に応じて、無電解めっき液
に常用される安定剤、反応促進剤、付きまわり改善効果
を目的とした成分などを適宜添加することができる。
属成分又はそれらの化合物を配合することができる。ま
た、反応促進剤としては、例えばチオ尿素及びその誘導
体などの付きまわり改善効果を目的とした成分を添加す
ることができる。
ことが好ましく、具体的にはpH4〜6、より好ましく
はpH4.2〜5.5、更に好ましくはpH4.5〜
5.2であることが好ましい。pH調整のために、硫
酸、塩酸等の酸や水酸化ナトリウム等のアルカリを添加
することができる。
電解複合めっき液を用いて、めっき浴中に被めっき物を
浸漬してめっきを行うものであり、具体的には、複合材
が均一に分散した複合めっき液中に被めっき物を浸漬
し、好ましくは浴温70〜95℃、より好ましくは80
〜90℃において、必要によってめっき液を撹拌した
り、被めっき物を揺動することにより、被めっき物表面
に複合材が均一に分散共析した複合めっき皮膜を形成す
る。
知の撹拌、揺動方法を採用することができる。なお、本
発明の無電解複合めっき方法は、非常に強い揺動や撹拌
条件でも極めて良好なめっき外観と安定した共析能力を
確保できることから、超音波照射や超振動撹拌等の特殊
な液撹拌や衝撃、揺動方法及び条件を採用することがで
きる。
合めっき可能なものであればいずれの材質でも使用する
ことができ、例えば金属、表面が導電化されたプラスチ
ックやセラミックなどが挙げられる。また、複合めっき
皮膜の膜厚は、めっき製品の使用目的等により適宜選定
されるが、通常1〜30μm程度であり、皮膜の析出速
度は通常5〜20μm/hr程度である。
いても、めっきの進行により金属イオンが還元剤によっ
て金属に還元され、複合材が共析するにつれて、めっき
液中の金属イオン濃度、還元剤濃度、複合材濃度が低下
し、またpHが低下する。従って、連続的に又は適宜間
隔ごとにめっき液中に水溶性金属塩、還元剤(次亜リン
酸塩)、複合材及びpH調整剤(水酸化ナトリウム等の
アルカリ)等を補給して、その濃度を元の濃度に戻すこ
とが望ましい。この場合、ニッケル濃度の低下量と、還
元剤の低下量と、複合材の低下量と、pHの低下量と、
複合めっき皮膜の析出量は互いにほぼ比例関係にあり、
また析出速度は初期のめっき液濃度が同じであれば、同
一めっき条件においてほぼ一定であるから、初期のめっ
き液濃度が同じで同一めっき条件の場合は、一定間隔ご
とに一定量の水溶性金属塩、還元剤、複合材、pH調整
剤等を補給することにより、めっき液濃度をほぼ元の濃
度に戻すことができる。またこの場合、連続的又は適宜
間隔ごとにめっき液中のニッケル濃度やpHを測定し、
その測定結果に応じて水溶性金属塩、還元剤、複合材、
pH調整剤等を補給するようにしてもよい。更に、めっ
き液中の複合材濃度や錯化剤、その他の成分の濃度を分
析し、濃度調整を行うこともできる。
とにより、少なくとも4ターン、通常は6〜7ターン程
度まで良好にめっきを続けることができる。
初期の金属イオン濃度に相当する量の金属析出が生じた
時点におけるめっき液の老化度を示す指標である。即
ち、例えばめっき液中の初期の金属イオン濃度が6g/
Lであるとした場合、6g/Lの金属析出が生じた時点
を1ターンとするものである。従って、この場合、24
g/Lの金属析出が生じた時点が4ターンである。
期間にわたってめっき液を使用しても、表面が平滑で均
一性に優れためっき皮膜を与え、また析出速度の低下や
共析量の低下も少なく、めっき皮膜の性能が安定したも
のである。
度、複合材の分散量等に応じ、リン含有量5〜15重量
%、特に7〜12重量%、複合材含有量40容量%以
下、特に1〜30容量%のめっき皮膜を得ることができ
る。
き方法は、極めて広範なめっき対象に対して効率よくめ
っきすることができ、例えば、自動車の各種摺動部材、
カメラ、時計等の精密機器の駆動部品、金型、特殊印刷
技術における金属製のマスク、アイロン等の家電製品全
般、特殊な産業用刃物・工具などの用途に幅広く適用で
きるものである。
優れためっき皮膜を与えることができ、共析量や析出速
度などのめっき性能が安定な無電解複合めっき液を得る
ことができると共に、このめっき液を用いて広範な用途
に容易かつ効率よくめっきすることができる。
的に説明するが、本発明は下記実施例に制限されるもの
ではない。
成(界面活性剤1,2は表1参照)の無電解Ni−P/
PTFE複合めっき液を調製し、スチール板及びステン
レス板に無電解複合めっきを施し、継続使用試験を行
い、外観の良・不良、共析量及び析出速度が建浴時(0
ターン)の性能と比較して維持できているか否かを評価
した。結果を表2に示す。
15 *2:上記式(3a)において、RfがC8F17、m+
n=5
量及び析出速度の性能低下割合を評価した。 ○:20%未満 △:40%未満 ×:40%以上外観 ○:良好 △:不良 ×:著しい不良
外観の維持、共析量及び析出速度の性能維持は1〜2タ
ーン程度が限界であり、また、比較例4,5では外観、
共析量、析出速度のすべての面で劣り、継続使用により
性能低下が著しく劣るものであることが確認できた。こ
れに対して、実施例1,2は1〜4ターンまで良好な外
観が維持され、共析量及び析出速度の性能低下が僅かで
あり、高性能であることが認められた。なお、実施例
1,2では実際、5〜6ターンまでは良好な性能維持が
可能であった。
めっき液組成、めっき条件において、界面活性剤2(式
(1a)の界面活性剤)として炭化水素系エチレンオキ
サイド付加型カチオン性界面活性剤におけるアルキル
(R1)鎖長とエチレンオキサイド付加合計モル数(m
+n)によるPTFE共析量及び皮膜外観への影響につ
いて調べた。結果を表3に示す。
が存在するため、平均的な目安を示す。なお、ヤシはC
10〜C18の分布が存在し、ほぼC12〜C16が主体であ
る。 *2:EOはエチレンオキサイドを示し、数字は付加合
計モル数(m+n)を示す。
めっき液組成、めっき条件において、界面活性剤2(式
(1a)の界面活性剤)としてポリオキシエチレンラウ
リルメチルアンモニウムクロライドのめっき浴中添加濃
度とエチレンオキサイド付加合計モル数(m+n)及び
めっき液寿命(ターン数)との関係を調べた。結果を表
4〜6に示す。
クロライドのめっき浴中添加濃度(mg/L) *2:EOはエチレンオキサイドを示し、数字は付加合
計モル数(m+n)を示す。 *3:PTFE共析量の数値は、建浴(0ターン)時に
おいて、ポリオキシエチレンラウリルメチルアンモニウ
ムクロライドを添加しない時の共析量を100%(基
準)とした時の値である。
し、スチール板及びステンレス板に無電解めっきを施
し、めっき液の状態及び皮膜を評価した。結果を表7に
示す。
し、スチール板及びステンレス板に無電解めっきを施
し、めっき液の状態及び皮膜を評価した。結果を表8に
示す。
し、スチール板及びステンレス板に無電解めっきを施
し、めっき液の状態及び皮膜を評価した。結果を表9に
示す。
し、スチール板及びステンレス板に無電解めっきを施
し、めっき液の状態及び皮膜を評価した。結果を表10
に示す。
15)
昭52−56026号公報、特開昭52−56147号
公報、特開昭52−130434号公報、及び特開昭5
4−159343号公報などには、複合めっき液全般に
おいて利用可能な界面活性剤が数多く示されている。但
し、これらの多くは、主として電気複合めっき液におい
て使用されるもので、フッ素系カチオン性界面活性剤を
主体として、場合によりフッ素系ノニオン性界面活性剤
を組み合わせて使用することが提案されている。
は、フッ素系カチオン性界面活性剤は炭化水素系カチオ
ン性界面活性剤に比べて性能面で劣るという指摘があ
る。
Claims (8)
- 【請求項1】 金属イオンと、この金属イオンの錯化剤
と、還元剤として次亜リン酸塩と、界面活性剤と、水不
溶性複合材とを含有する無電解複合めっき液において、
上記界面活性剤が、2個以上のエチレンオキサイド基を
有すると共に、アルキル基又はフッ素置換アルキル基も
しくはアルケニル基を有する4級アンモニウム塩からな
るカチオン性又はめっき液のpH条件下で実質的にカチ
オン性を示す界面活性剤を含むことを特徴とする無電解
複合めっき液。 - 【請求項2】 上記カチオン性又はめっき液のpH条件
下で実質的にカチオン性を示す界面活性剤において、そ
のエチレンオキサイド基の付加モル数の合計が2〜20
である請求項1記載のめっき液。 - 【請求項3】 上記カチオン性又はめっき液のpH条件
下で実質的にカチオン性を示す界面活性剤において、そ
のアルキル基が平均炭素原子数8〜16の直鎖状である
請求項1又は2記載のめっき液。 - 【請求項4】 上記カチオン性又はめっき液のpH条件
下で実質的にカチオン性を示す界面活性剤が下記一般式
(1)〜(4) 【化1】 (式中、R1はCpH2p+1又はCpH2p+1CO(但し、p
は8〜16)で示される基、R2は炭素数1〜6のアル
キル基、炭素数6〜10のアリール基又は炭素数7〜1
0のアラルキル基を示し、Xはハロゲン原子である。R
3は炭素数1〜6のアルキレン基である。Rfは炭素数
6〜10のフッ素置換アルキル基もしくはアルケニル基
であり、R4はRfと窒素原子を結合する二価の基であ
る。m、nは、m≧1、n≧1、2≦m+n≦20を満
足する数である。)で示されるいずれかの界面活性剤で
ある請求項1記載のめっき液。 - 【請求項5】 上記カチオン性又はめっき液のpH条件
下で実質的にカチオン性を示す界面活性剤以外のカチオ
ン性又はめっき液のpH条件下で実質的にカチオン性を
示す界面活性剤を併用した請求項1乃至4のいずれか1
項記載のめっき液。 - 【請求項6】 複合材が、フッ素樹脂、フッ化黒鉛、フ
ッ化ピッチ、黒鉛、二硫化モリブデン、窒化ホウ素より
選ばれる1種又は2種以上である請求項1乃至5のいず
れか1項記載のめっき液。 - 【請求項7】 金属イオンがニッケルイオンである請求
項1乃至6のいずれか1項記載のめっき液。 - 【請求項8】 請求項1乃至7のいずれか1項記載の無
電解複合めっき液中に被めっき物を浸漬して、この被め
っき物表面にめっき液中の金属イオンに基づく金属母相
に複合材が分散してなる複合めっき皮膜を形成すること
を特徴とする無電解複合めっき方法。
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