JP2000204090A - ポリマ―樹脂カラムを用いる工業用分取低圧クロマトグラフィ―によるパクリタキセルおよび他の関連タキサンの分離および精製 - Google Patents
ポリマ―樹脂カラムを用いる工業用分取低圧クロマトグラフィ―によるパクリタキセルおよび他の関連タキサンの分離および精製Info
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- E06B—FIXED OR MOVABLE CLOSURES FOR OPENINGS IN BUILDINGS, VEHICLES, FENCES OR LIKE ENCLOSURES IN GENERAL, e.g. DOORS, WINDOWS, BLINDS, GATES
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- E06B7/22—Sealing arrangements on wings or parts co-operating with the wings by means of elastic edgings, e.g. elastic rubber tubes; by means of resilient edgings, e.g. felt or plush strips, resilient metal strips
- E06B7/23—Plastic, sponge rubber, or like strips or tubes
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- C—CHEMISTRY; METALLURGY
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- C07D—HETEROCYCLIC COMPOUNDS
- C07D305/00—Heterocyclic compounds containing four-membered rings having one oxygen atom as the only ring hetero atoms
- C07D305/14—Heterocyclic compounds containing four-membered rings having one oxygen atom as the only ring hetero atoms condensed with carbocyclic rings or ring systems
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- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61P—SPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
- A61P31/00—Antiinfectives, i.e. antibiotics, antiseptics, chemotherapeutics
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 タキサン含有原料からタキサン類似体を高収
率および高純度で得る方法を、従来の複雑で高価な分離
・精製法に代わるものとして提供する。 【解決手段】 ポリマー樹脂を用いて低圧カラムクロマ
トグラフィーを行う。
率および高純度で得る方法を、従来の複雑で高価な分離
・精製法に代わるものとして提供する。 【解決手段】 ポリマー樹脂を用いて低圧カラムクロマ
トグラフィーを行う。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、分離方法、とりわ
けパクリタキセル(paclitaxel)および関連タキサン
(taxanes)の分離方法に関する。
けパクリタキセル(paclitaxel)および関連タキサン
(taxanes)の分離方法に関する。
【0002】
【従来の技術】パクリタキセルは、種々の転移癌を処置
するための、よく知られた化学療法剤である。パクリタ
キセルを卵巣癌および乳癌の処置に使用することが、F
DAおよびHPBにより承認されている。パクリタキセ
ルは天然物で、主としてPacific yew tree(イチイ)
であるTaxus brevifoliaの樹皮から抽出され、T.ba
ccata、T.walichiana、T.yunnanensisおよびT.ca
nadensisにも存在する。
するための、よく知られた化学療法剤である。パクリタ
キセルを卵巣癌および乳癌の処置に使用することが、F
DAおよびHPBにより承認されている。パクリタキセ
ルは天然物で、主としてPacific yew tree(イチイ)
であるTaxus brevifoliaの樹皮から抽出され、T.ba
ccata、T.walichiana、T.yunnanensisおよびT.ca
nadensisにも存在する。
【0003】種々の原料中のパクリタキセル濃度は通例
低く、例えばPacific yew樹皮中では0.0004〜
0.01%(w/w)のオーダーである。そのように低
濃度である故に、該化合物を原料から抽出・精製して医
薬品級とすることは非常に困難であり、そのため工業的
規模では実際的でない。原料の粗抽出物からパクリタキ
セルを精製するために、様々な順相クロマトグラフィ
ー、逆相クロマトグラフィー並びに低圧および高圧カラ
ムクロマトグラフィーの方法が開発されている。
低く、例えばPacific yew樹皮中では0.0004〜
0.01%(w/w)のオーダーである。そのように低
濃度である故に、該化合物を原料から抽出・精製して医
薬品級とすることは非常に困難であり、そのため工業的
規模では実際的でない。原料の粗抽出物からパクリタキ
セルを精製するために、様々な順相クロマトグラフィ
ー、逆相クロマトグラフィー並びに低圧および高圧カラ
ムクロマトグラフィーの方法が開発されている。
【0004】低圧クロマトグラフィーの有効性は、カラ
ムの性質に大きく依存する。シリカゲルおよび三酸化ア
ルミナ(それらはいずれも分配系の固定相の従来の保持
体である)を用いると、種々の問題が生じる。それらは
多くの溶媒系と安定な固定相を形成するが、強力な吸収
剤であって、クロマトグラフ性およびサンプル回収性に
影響するほど分離法に関与することがある。
ムの性質に大きく依存する。シリカゲルおよび三酸化ア
ルミナ(それらはいずれも分配系の固定相の従来の保持
体である)を用いると、種々の問題が生じる。それらは
多くの溶媒系と安定な固定相を形成するが、強力な吸収
剤であって、クロマトグラフ性およびサンプル回収性に
影響するほど分離法に関与することがある。
【0005】分析および分取の点から、種々のTaxus種
からパクリタキセルを検出および分離するクロマトグラ
フ法が開発されている。そのような分離法は主に実験室
小規模で行われ、低い選択性、回収性および高い製造コ
ストが問題となる。そこで、貴重な抗腫瘍化合物のパク
リタキセルを、その近縁化合物セファロマニン(cephal
omanine)および他の近縁タキサンから分離するため
の、工業的に実用性のある方法が必要とされている。
からパクリタキセルを検出および分離するクロマトグラ
フ法が開発されている。そのような分離法は主に実験室
小規模で行われ、低い選択性、回収性および高い製造コ
ストが問題となる。そこで、貴重な抗腫瘍化合物のパク
リタキセルを、その近縁化合物セファロマニン(cephal
omanine)および他の近縁タキサンから分離するため
の、工業的に実用性のある方法が必要とされている。
【0006】パクリタキセルおよび関連タキサンを分離
するための従来法は、各種クロマトグラフ法の利用を開
示している。これには、シリカゲルまたは結合型シリカ
ゲルカラムを用いる順相および逆相クロマトグラフィー
が包含される。そのような従来法によって達成される収
率は低く、製造コストは高く、複数の分離工程を要する
ので、工業的な大規模製造にスケールアップすることが
困難である。
するための従来法は、各種クロマトグラフ法の利用を開
示している。これには、シリカゲルまたは結合型シリカ
ゲルカラムを用いる順相および逆相クロマトグラフィー
が包含される。そのような従来法によって達成される収
率は低く、製造コストは高く、複数の分離工程を要する
ので、工業的な大規模製造にスケールアップすることが
困難である。
【0007】そのような従来法は、1997年4月15
日発行のHoffmanらの米国特許第5620875号に記
載されている。該特許によると、複数のヘキサン抽出工
程と、高性能液体クロマトグラフィー(HPLC)とに
よって、パクリタキセルおよび他のタキサンを分離す
る。この方法は労力を要し、所望の化合物を中程度の収
率でしか得ることができない。
日発行のHoffmanらの米国特許第5620875号に記
載されている。該特許によると、複数のヘキサン抽出工
程と、高性能液体クロマトグラフィー(HPLC)とに
よって、パクリタキセルおよび他のタキサンを分離す
る。この方法は労力を要し、所望の化合物を中程度の収
率でしか得ることができない。
【0008】1997年9月23日発行のRaoの米国
特許第5670673号には、タキソールおよびその類
似体の分離および精製が記載されている。この方法は、
C18吸着剤を用いて逆相液体クロマトグラフィーを行
い、吸着した類似体を溶離することを含んで成る。この
方法は、操作メリットはあるが、得られる化合物の生産
性および純度に関して制限がある。
特許第5670673号には、タキソールおよびその類
似体の分離および精製が記載されている。この方法は、
C18吸着剤を用いて逆相液体クロマトグラフィーを行
い、吸着した類似体を溶離することを含んで成る。この
方法は、操作メリットはあるが、得られる化合物の生産
性および純度に関して制限がある。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、従来法のよ
うな制限のない、ポリマー樹脂カラムを用いる簡便な分
離法を提供する。すなわち、本発明の課題は、貴重なタ
キサン、例えば13−アセチル−9−ジヒドロバッカチ
ンIII、10−デアセチルバッカチンIII、バッカ
チン(baccatin)III、セファロマニンおよびパクリ
タキセルを経済的に分離および精製するための、簡単か
つより安価な方法を提供することである。
うな制限のない、ポリマー樹脂カラムを用いる簡便な分
離法を提供する。すなわち、本発明の課題は、貴重なタ
キサン、例えば13−アセチル−9−ジヒドロバッカチ
ンIII、10−デアセチルバッカチンIII、バッカ
チン(baccatin)III、セファロマニンおよびパクリ
タキセルを経済的に分離および精製するための、簡単か
つより安価な方法を提供することである。
【0010】パクリタキセル、13−アセチル−9−ジ
ヒドロバッカチンIIIおよびバッカチンIIIを包含
するタキサンを分離する従来法は通例、原料からアルコ
ール性溶媒でタキサンを抽出し、抽出物を脱脂し、各タ
キサンをクロマトグラフィーにより分離・精製すること
を含んで成る。
ヒドロバッカチンIIIおよびバッカチンIIIを包含
するタキサンを分離する従来法は通例、原料からアルコ
ール性溶媒でタキサンを抽出し、抽出物を脱脂し、各タ
キサンをクロマトグラフィーにより分離・精製すること
を含んで成る。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は、タキサン含有
原料からタキサン類似体を分離および精製する方法であ
って、タキサン原料を有機抽出溶媒で抽出し;その抽出
溶媒で作用吸収剤媒体を被覆し、該媒体をカラムに導入
し、該カラムは吸収剤を含有し;10〜20psiの圧
力下に有機溶媒混合物で第一の溶出を行って、タキサン
化合物含有フラクションを形成し;該フラクションを結
晶化して、固体タキサン化合物および母液とし、母液を
濃縮し;および該母液を、ポリマー樹脂からの極性溶媒
混合物による第二の溶出に付して、少なくとも第二のタ
キサン化合物を得ることを含んで成る方法に関する。
原料からタキサン類似体を分離および精製する方法であ
って、タキサン原料を有機抽出溶媒で抽出し;その抽出
溶媒で作用吸収剤媒体を被覆し、該媒体をカラムに導入
し、該カラムは吸収剤を含有し;10〜20psiの圧
力下に有機溶媒混合物で第一の溶出を行って、タキサン
化合物含有フラクションを形成し;該フラクションを結
晶化して、固体タキサン化合物および母液とし、母液を
濃縮し;および該母液を、ポリマー樹脂からの極性溶媒
混合物による第二の溶出に付して、少なくとも第二のタ
キサン化合物を得ることを含んで成る方法に関する。
【0012】本発明は、タキサン含有原料からタキサン
を分離および精製する方法であって、タキサン原料を調
達し;原料からタキサンを有機抽出媒体に抽出してタキ
サン化合物含有有機相を形成し;該有機相で保持体材料
を処理し;吸収剤を含有する低圧カラムを調達し;有機
溶媒でカラムから第一の溶出を行って、精製タキサンフ
ラクションを溶出し;該タキサンフラクションを結晶化
して、第一のタキサン類似体および母液とし;該母液
を、クロマトグラフィーカラム内のポリマー樹脂からの
第二の溶出に付して、少なくとも第二のタキサン類似体
および第三のタキサン類似体を精製および溶出し;およ
び分離したタキサン類似体を回収することを含んで成る
方法にも関する。
を分離および精製する方法であって、タキサン原料を調
達し;原料からタキサンを有機抽出媒体に抽出してタキ
サン化合物含有有機相を形成し;該有機相で保持体材料
を処理し;吸収剤を含有する低圧カラムを調達し;有機
溶媒でカラムから第一の溶出を行って、精製タキサンフ
ラクションを溶出し;該タキサンフラクションを結晶化
して、第一のタキサン類似体および母液とし;該母液
を、クロマトグラフィーカラム内のポリマー樹脂からの
第二の溶出に付して、少なくとも第二のタキサン類似体
および第三のタキサン類似体を精製および溶出し;およ
び分離したタキサン類似体を回収することを含んで成る
方法にも関する。
【0013】本発明は更に、タキサン含有原料からタキ
サンを分離および精製する方法であって、タキサン原料
を調達し;原料からタキサンを有機抽出媒体に抽出して
タキサン化合物含有有機相を形成し;該有機相で保持体
材料を処理し;吸収剤を含有する低圧カラムを調達し;
10〜20psiの圧力下に有機溶媒でカラムから第一
の溶出を行って、精製タキサンフラクションを溶出し、
フラボノイドおよびリグナン不純物を除去し;タキサン
フラクションを結晶化して、第一のタキサン類似体およ
び母液とし;該母液を、30psiの圧力下におけるク
ロマトグラフィーカラム内のポリスチレンDVB樹脂か
らの第二の溶出に付して、少なくとも第二のタキサン類
似体および第三のタキサン類似体を精製および溶出し;
第二のタキサン類似体および第三のタキサン類似体を、
順相シリカゲルカラムからの第三の溶出に付して、第二
のタキサン類似体および第三のタキサン類似体を精製
し;および分離したタキサン類似体を回収することを含
んで成る方法にも関する。
サンを分離および精製する方法であって、タキサン原料
を調達し;原料からタキサンを有機抽出媒体に抽出して
タキサン化合物含有有機相を形成し;該有機相で保持体
材料を処理し;吸収剤を含有する低圧カラムを調達し;
10〜20psiの圧力下に有機溶媒でカラムから第一
の溶出を行って、精製タキサンフラクションを溶出し、
フラボノイドおよびリグナン不純物を除去し;タキサン
フラクションを結晶化して、第一のタキサン類似体およ
び母液とし;該母液を、30psiの圧力下におけるク
ロマトグラフィーカラム内のポリスチレンDVB樹脂か
らの第二の溶出に付して、少なくとも第二のタキサン類
似体および第三のタキサン類似体を精製および溶出し;
第二のタキサン類似体および第三のタキサン類似体を、
順相シリカゲルカラムからの第三の溶出に付して、第二
のタキサン類似体および第三のタキサン類似体を精製
し;および分離したタキサン類似体を回収することを含
んで成る方法にも関する。
【0014】
【発明の実施の形態】タキサンの元の原料は、カナダ東
部に多く見られる植物材料のTaxus canadensisであっ
た。Taxus canadensisの小枝および針葉またはそれら
の混合物を用いた。この材料は、新鮮なものでも、乾燥
品でもよい。
部に多く見られる植物材料のTaxus canadensisであっ
た。Taxus canadensisの小枝および針葉またはそれら
の混合物を用いた。この材料は、新鮮なものでも、乾燥
品でもよい。
【0015】そのような原料を粉砕し、メタノールで6
0℃で5時間抽出し、濾過した。メタノール抽出物を木
炭と混合し、室温で1時間放置した。次いでこれを濾過
した。濾液を蒸発によって元の体積の約15%まで濃縮
した。濃縮物に水:ジクロロメタンの1:1(v/v)
混合物を加えて、パクリタキセルの豊富なポーション
(有機相)を得た。この有機相を濃縮して体積を減じ、
保持体材料上に被覆した。この場合、保持材料はCelit
e545である。
0℃で5時間抽出し、濾過した。メタノール抽出物を木
炭と混合し、室温で1時間放置した。次いでこれを濾過
した。濾液を蒸発によって元の体積の約15%まで濃縮
した。濃縮物に水:ジクロロメタンの1:1(v/v)
混合物を加えて、パクリタキセルの豊富なポーション
(有機相)を得た。この有機相を濃縮して体積を減じ、
保持体材料上に被覆した。この場合、保持材料はCelit
e545である。
【0016】その被覆した材料を工業用分取カラム(例
えば、150mm×1500mmカラムで、吸収剤Al
2O3を充填したもの)の上部に導入した。10〜20p
siの圧力下にヘキサン:アセトン混合物(100:0
で開始し、45:55で終了)で、カラムからの溶出を
行った。タキサン含有フラクションを回収し、薄層クロ
マトグラフィー(TLC)により分析し、TLC分析結
果に従って合した。次いで、回収フラクションを、減圧
下に濃縮し、得られた材料をメタノールに溶解し、室温
で一晩保った。生成した結晶を濾取し、メタノールで洗
った後、アセトンから再結晶した。13−アセチル−9
−ジヒドロバッカチンIIIが白色結晶として得られ
た。
えば、150mm×1500mmカラムで、吸収剤Al
2O3を充填したもの)の上部に導入した。10〜20p
siの圧力下にヘキサン:アセトン混合物(100:0
で開始し、45:55で終了)で、カラムからの溶出を
行った。タキサン含有フラクションを回収し、薄層クロ
マトグラフィー(TLC)により分析し、TLC分析結
果に従って合した。次いで、回収フラクションを、減圧
下に濃縮し、得られた材料をメタノールに溶解し、室温
で一晩保った。生成した結晶を濾取し、メタノールで洗
った後、アセトンから再結晶した。13−アセチル−9
−ジヒドロバッカチンIIIが白色結晶として得られ
た。
【0017】母液を濃縮乾固し、残渣をアセトンに溶解
した。アセトン溶液をポリマー樹脂(Dowex(商標)樹
脂、ポリスチレン−DVB)と混合した。混合物を減圧
下に蒸発させて、アセトンを除去した。得られた粉末
を、低圧クロマトグラフィーに付した。工業規模のクロ
マトグラフィーカラム(150mm×1500mm)に
Dowex(商標)樹脂を充填し、30psiの操作圧力下
にアセトン:水(45:55、v/v)で流速150m
l/分で溶出した。約2Lずつのフラクションを回収
し、TLCおよびHPLCでモニターした。バッカチン
IIIおよび10−デアセチルバッカチンIIIを含有
するフラクションを合し、減圧下に蒸発させて、有機溶
媒を実質的に全部除去した。次いで水で希釈し、CH2
Cl2で抽出した。その後、抽出物を濃縮乾固し、残渣
をEtOAcに溶解し、ヘキサン:EtOAc(5:5
で開始し、36:65で終了)を溶媒系として順相シリ
カゲルカラムで精製した。最終的にバッカチンIIIお
よび10−デアセチルバッカチンIIIが、純度が98
%を越える白色粉末として得られた。
した。アセトン溶液をポリマー樹脂(Dowex(商標)樹
脂、ポリスチレン−DVB)と混合した。混合物を減圧
下に蒸発させて、アセトンを除去した。得られた粉末
を、低圧クロマトグラフィーに付した。工業規模のクロ
マトグラフィーカラム(150mm×1500mm)に
Dowex(商標)樹脂を充填し、30psiの操作圧力下
にアセトン:水(45:55、v/v)で流速150m
l/分で溶出した。約2Lずつのフラクションを回収
し、TLCおよびHPLCでモニターした。バッカチン
IIIおよび10−デアセチルバッカチンIIIを含有
するフラクションを合し、減圧下に蒸発させて、有機溶
媒を実質的に全部除去した。次いで水で希釈し、CH2
Cl2で抽出した。その後、抽出物を濃縮乾固し、残渣
をEtOAcに溶解し、ヘキサン:EtOAc(5:5
で開始し、36:65で終了)を溶媒系として順相シリ
カゲルカラムで精製した。最終的にバッカチンIIIお
よび10−デアセチルバッカチンIIIが、純度が98
%を越える白色粉末として得られた。
【0018】パクリタキセルおよびセファロマニンを含
有するフラクションを合し、減圧下に蒸発させて、アセ
トンを実質的に全部除去した。次いで、水およびCH2
Cl2に分配した。有機相を分離し、減圧下に蒸発乾固
した。残渣をメタノールに溶解した。メタノール溶液に
約30%(w/v)の水を加え、その混合物を5分間6
0℃に加熱した後、室温で一晩保った。メタノール溶液
から析出した粗結晶固体を濾取し、70〜75℃で減圧
下に乾燥した。固体をHPLCで分析した。固体は、パ
クリタキセル約70%、セファロマニン約25%、およ
び他のタキサンから成っていた。
有するフラクションを合し、減圧下に蒸発させて、アセ
トンを実質的に全部除去した。次いで、水およびCH2
Cl2に分配した。有機相を分離し、減圧下に蒸発乾固
した。残渣をメタノールに溶解した。メタノール溶液に
約30%(w/v)の水を加え、その混合物を5分間6
0℃に加熱した後、室温で一晩保った。メタノール溶液
から析出した粗結晶固体を濾取し、70〜75℃で減圧
下に乾燥した。固体をHPLCで分析した。固体は、パ
クリタキセル約70%、セファロマニン約25%、およ
び他のタキサンから成っていた。
【0019】粗パクリタキセルの処理は、3種の異なる
手順のいずれかによって行い得る。第一の手順では、粗
パクリタキセルをアセトンに溶解し、逆相カラムクロマ
トグラフィーにより精製した。このカラムにはポリマー
樹脂(Diaion樹脂、HP2MG)を充填し、アセトニ
トリル:水(45:55)で溶出した。パクリタキセル
が、純度が99%を越える白色結晶として得られた。セ
ファロマニンは、純度が98%を越える白色粉末として
得られた。
手順のいずれかによって行い得る。第一の手順では、粗
パクリタキセルをアセトンに溶解し、逆相カラムクロマ
トグラフィーにより精製した。このカラムにはポリマー
樹脂(Diaion樹脂、HP2MG)を充填し、アセトニ
トリル:水(45:55)で溶出した。パクリタキセル
が、純度が99%を越える白色結晶として得られた。セ
ファロマニンは、純度が98%を越える白色粉末として
得られた。
【0020】第二の手順によると、パクリタキセルおよ
びセファロマニンの精製を、化学反応工程およびそれに
続く結合型シリカゲル逆相カラムクロマトグラフィーに
よる精製によって行った。粗パクリタキセル/セファロ
マニン混合物を、CH2Cl2またはCHCl3(1:1
0、w/v)に溶解し、氷浴(0〜5℃)上に配置した
丸底フラスコ内で10当量の臭素と約40分間反応させ
た。得られたパクリタキセルと2”,3”−ブロモセフ
ァロマニンの混合物を、逆相クロマトグラフィーカラム
(C18またはフェニル)から、CH3CN:H2O(4
5:55)を溶離溶媒として容易に分離した。パクリタ
キセルが、純度が99%を越える白色結晶として得られ
た。2”,3”−ブロモセファロマニンはジアステレオ
マー混合物として得られ、これを酢酸中で活性化亜鉛と
室温で反応させ、次いでフラッシュカラムクロマトグラ
フィーにより精製して、純粋な(純度が95%を越え
る)セファロマニンを得た。
びセファロマニンの精製を、化学反応工程およびそれに
続く結合型シリカゲル逆相カラムクロマトグラフィーに
よる精製によって行った。粗パクリタキセル/セファロ
マニン混合物を、CH2Cl2またはCHCl3(1:1
0、w/v)に溶解し、氷浴(0〜5℃)上に配置した
丸底フラスコ内で10当量の臭素と約40分間反応させ
た。得られたパクリタキセルと2”,3”−ブロモセフ
ァロマニンの混合物を、逆相クロマトグラフィーカラム
(C18またはフェニル)から、CH3CN:H2O(4
5:55)を溶離溶媒として容易に分離した。パクリタ
キセルが、純度が99%を越える白色結晶として得られ
た。2”,3”−ブロモセファロマニンはジアステレオ
マー混合物として得られ、これを酢酸中で活性化亜鉛と
室温で反応させ、次いでフラッシュカラムクロマトグラ
フィーにより精製して、純粋な(純度が95%を越え
る)セファロマニンを得た。
【0021】第三の手順では、パクリタキセルおよびブ
ロモセファロマニンの精製を、順相シリカゲルカラムに
よって行った。溶離溶媒系は、ヘキサン:EtOAc
(6:4で開始し、4:6で終了)、またはCH2C
l2:Me2CO(8:2で開始し、65:35で終
了)、またはCHCl2:EtOAc(75:25で開
始し、6:4で終了)から成り得る。この手順により、
パクリタキセルが、純度が99%を越える白色結晶とし
て得られ、セファロマニンは0.2%未満の量で存在し
た。本発明を説明したが、実施例によってより詳細に説
明する。
ロモセファロマニンの精製を、順相シリカゲルカラムに
よって行った。溶離溶媒系は、ヘキサン:EtOAc
(6:4で開始し、4:6で終了)、またはCH2C
l2:Me2CO(8:2で開始し、65:35で終
了)、またはCHCl2:EtOAc(75:25で開
始し、6:4で終了)から成り得る。この手順により、
パクリタキセルが、純度が99%を越える白色結晶とし
て得られ、セファロマニンは0.2%未満の量で存在し
た。本発明を説明したが、実施例によってより詳細に説
明する。
【0022】
【実施例】実施例1 Taxus canadensisの乾燥針葉および小枝約200kg
を、工業用多機能抽出器内で、60℃でメタノール10
00Lにより5時間抽出し、その後濾過した。原料を5
5〜60℃でメタノール700Lにより更に1時間抽出
し、濾過した。濾液を合し、活性炭10kg(5%w/
w)と混合し、室温に1時間保った後、濾過して活性炭
を除去した。次いで、濾液を約100Lまで減圧濃縮
し、水:ジクロロメタン(1:1)300Lを加えた。
有機相を回収し、水溶液をジクロロメタン200Lで更
に2回抽出した。ジクロロメタン溶液を合し、減圧蒸発
してスラリー状とし、アセトン20Lで希釈した。
を、工業用多機能抽出器内で、60℃でメタノール10
00Lにより5時間抽出し、その後濾過した。原料を5
5〜60℃でメタノール700Lにより更に1時間抽出
し、濾過した。濾液を合し、活性炭10kg(5%w/
w)と混合し、室温に1時間保った後、濾過して活性炭
を除去した。次いで、濾液を約100Lまで減圧濃縮
し、水:ジクロロメタン(1:1)300Lを加えた。
有機相を回収し、水溶液をジクロロメタン200Lで更
に2回抽出した。ジクロロメタン溶液を合し、減圧蒸発
してスラリー状とし、アセトン20Lで希釈した。
【0023】Celite545(20kg)を上記アセト
ン溶液で被覆した。この被覆した材料を風乾し、次いで
3本の工業用低圧クロマトグラフィーカラム(寸法15
0×15cm)の上部に導入した。各カラムに、酸化ア
ルミナ(Al2O3)吸収剤15kgを充填した。カラム
が、分離に要する量のAl2O3を充填するのに充分な大
きさを有してさえいれば、カラムの正確な寸法は重要で
ないことがわかるであろう。酸化アルミナの使用は、原
料から一緒に抽出されたフラボノイドおよびリグナン
(これらは除去が困難で、生成物パクリタキセルの最終
純度に悪影響を与える)を吸収させるのに有効である。
ン溶液で被覆した。この被覆した材料を風乾し、次いで
3本の工業用低圧クロマトグラフィーカラム(寸法15
0×15cm)の上部に導入した。各カラムに、酸化ア
ルミナ(Al2O3)吸収剤15kgを充填した。カラム
が、分離に要する量のAl2O3を充填するのに充分な大
きさを有してさえいれば、カラムの正確な寸法は重要で
ないことがわかるであろう。酸化アルミナの使用は、原
料から一緒に抽出されたフラボノイドおよびリグナン
(これらは除去が困難で、生成物パクリタキセルの最終
純度に悪影響を与える)を吸収させるのに有効である。
【0024】10〜15psiの圧力下に、ヘキサン:
アセトン(100:0で開始し、45:55で終了)の
溶媒系によって、流速約150ml/分でカラムからの
溶出を行った。タキサン含有フラクションを回収し、薄
層クロマトグラフィー(TLC)結果に基づいて合し、
減圧濃縮して溶媒を全部除去した。残渣をメタノールに
溶解し、室温に一晩保って、針状結晶を晶出させた。結
晶を濾取し、アセトンから再結晶して、白色針状結晶を
得た。これは13−アセチル−9−ジヒドロバッカチン
IIIと同定され、純度は96%を越えていた(148
g)(原料に対して0.074%)。
アセトン(100:0で開始し、45:55で終了)の
溶媒系によって、流速約150ml/分でカラムからの
溶出を行った。タキサン含有フラクションを回収し、薄
層クロマトグラフィー(TLC)結果に基づいて合し、
減圧濃縮して溶媒を全部除去した。残渣をメタノールに
溶解し、室温に一晩保って、針状結晶を晶出させた。結
晶を濾取し、アセトンから再結晶して、白色針状結晶を
得た。これは13−アセチル−9−ジヒドロバッカチン
IIIと同定され、純度は96%を越えていた(148
g)(原料に対して0.074%)。
【0025】13−アセチル−9−ジヒドロバッカチン
III結晶化の母液を、減圧下に濃縮乾固した。残渣を
アセトン3Lに溶解した。このアセトン溶液をポリスチ
レン−ジビニルベンゼンコポリマー樹脂1.5kgと混
合した。混合物を蒸発して溶媒を除去し、残留粉末を、
ポリスチレン−ジビニルベンゼンコポリマー樹脂を充填
した工業用低圧クロマトグラフィーカラムの上部に導入
し、30psi未満の操作圧力下に、45%アセトン/
水により流速150ml/分で溶出した。2Lずつのフ
ラクションを回収し、TLCおよびHPLCによりモニ
ターした。
III結晶化の母液を、減圧下に濃縮乾固した。残渣を
アセトン3Lに溶解した。このアセトン溶液をポリスチ
レン−ジビニルベンゼンコポリマー樹脂1.5kgと混
合した。混合物を蒸発して溶媒を除去し、残留粉末を、
ポリスチレン−ジビニルベンゼンコポリマー樹脂を充填
した工業用低圧クロマトグラフィーカラムの上部に導入
し、30psi未満の操作圧力下に、45%アセトン/
水により流速150ml/分で溶出した。2Lずつのフ
ラクションを回収し、TLCおよびHPLCによりモニ
ターした。
【0026】パクリタキセルおよびセファロマニンを含
有するフラクションを合し、減圧蒸発によりアセトンの
大半を除去し、脱イオン水で希釈し、ジクロロメタン
2.5Lで3回抽出した。有機相を減圧下に濃縮乾固
し、残渣をメタノール1Lに溶解した。メタノール溶液
に約30%(w/v)の水を加え、その混合物を数分間
60℃に加熱した後、室温で一晩保った。メタノール溶
液から晶出した粗結晶固体を濾取し、70〜75℃の減
圧オーブン内で乾燥した。固体は、パクリタキセル約7
0%およびセファロマニン約25%を含有し、収量は3
1gであった。
有するフラクションを合し、減圧蒸発によりアセトンの
大半を除去し、脱イオン水で希釈し、ジクロロメタン
2.5Lで3回抽出した。有機相を減圧下に濃縮乾固
し、残渣をメタノール1Lに溶解した。メタノール溶液
に約30%(w/v)の水を加え、その混合物を数分間
60℃に加熱した後、室温で一晩保った。メタノール溶
液から晶出した粗結晶固体を濾取し、70〜75℃の減
圧オーブン内で乾燥した。固体は、パクリタキセル約7
0%およびセファロマニン約25%を含有し、収量は3
1gであった。
【0027】粗パクリタキセル30gをアセトニトリル
200mlに溶解し、脱イオン水250mlで希釈し、
低圧クロマトグラフィーカラム(寸法10×150c
m)の上部にポンプ導入した。カラムにポリマー樹脂
(Diaion、マクロ孔ポリメタクリレート樹脂)を充填
した。サンプルをポンプ導入後、35、40、45およ
び50%アセトニトリル/水の段階的勾配によって、カ
ラムの溶出を行った。フラクションのTLCおよびHP
LC分析結果に基づいて溶媒の変更を行った。
200mlに溶解し、脱イオン水250mlで希釈し、
低圧クロマトグラフィーカラム(寸法10×150c
m)の上部にポンプ導入した。カラムにポリマー樹脂
(Diaion、マクロ孔ポリメタクリレート樹脂)を充填
した。サンプルをポンプ導入後、35、40、45およ
び50%アセトニトリル/水の段階的勾配によって、カ
ラムの溶出を行った。フラクションのTLCおよびHP
LC分析結果に基づいて溶媒の変更を行った。
【0028】約1Lずつのフラクションを回収し、TL
CおよびHPLC分析によりモニターした。流速は75
ml/分であった。パクリタキセルまたはセファロマニ
ンを含有するカラムフラクションをそれぞれ合した。二
つの合した溶液を、各化合物の結晶化完了まで、約5℃
で静置した。結晶をそれぞれ濾取し、65℃のメタノー
ル/水から再結晶した。パクリタキセルは、純度が99
%を越える白色針状結晶として得られ、収量は18.5
g(0.009%)であった。セファロマニンは、純度
が98%を越える白色針状結晶として得られ、収量は
6.5g(0.003%)であった。
CおよびHPLC分析によりモニターした。流速は75
ml/分であった。パクリタキセルまたはセファロマニ
ンを含有するカラムフラクションをそれぞれ合した。二
つの合した溶液を、各化合物の結晶化完了まで、約5℃
で静置した。結晶をそれぞれ濾取し、65℃のメタノー
ル/水から再結晶した。パクリタキセルは、純度が99
%を越える白色針状結晶として得られ、収量は18.5
g(0.009%)であった。セファロマニンは、純度
が98%を越える白色針状結晶として得られ、収量は
6.5g(0.003%)であった。
【0029】前工程からのバッカチンIIIおよび10
−デアセチルバッカチンIIIを含有するフラクション
を合し、減圧蒸発してアセトンを実質的に除去した後、
水:ジクロロメタン(1:1、v/v)3Lに分配し
た。有機相を濃縮乾固し、残渣を順相クロマトグラフィ
ーに付した。使用したカラムの寸法は4”×4’で、シ
リカゲル(200〜300メッシュ)を充填した。溶離
溶媒は、ヘキサン:酢酸エチルの段階的勾配(50:5
0で開始し、35:65で終了)であった。約1000
mlずつのフラクションを回収し、TLCでモニターし
た。
−デアセチルバッカチンIIIを含有するフラクション
を合し、減圧蒸発してアセトンを実質的に除去した後、
水:ジクロロメタン(1:1、v/v)3Lに分配し
た。有機相を濃縮乾固し、残渣を順相クロマトグラフィ
ーに付した。使用したカラムの寸法は4”×4’で、シ
リカゲル(200〜300メッシュ)を充填した。溶離
溶媒は、ヘキサン:酢酸エチルの段階的勾配(50:5
0で開始し、35:65で終了)であった。約1000
mlずつのフラクションを回収し、TLCでモニターし
た。
【0030】バッカチンIIIまたは10−デアセチル
バッカチンIIIを含有するフラクションをそれぞれ回
収し、TLC結果に基づいて合し、濃縮乾固した。バッ
カチンIII部分をメタノール200mlに溶解し、冷
蔵庫内に一晩保った。生成した白色結晶を濾取し、メタ
ノールから再結晶して、バッカチンIIIを白色結晶と
して得た。収量は7.5g(0.003%)であった。
バッカチンIIIを含有するフラクションをそれぞれ回
収し、TLC結果に基づいて合し、濃縮乾固した。バッ
カチンIII部分をメタノール200mlに溶解し、冷
蔵庫内に一晩保った。生成した白色結晶を濾取し、メタ
ノールから再結晶して、バッカチンIIIを白色結晶と
して得た。収量は7.5g(0.003%)であった。
【0031】粗10−デアセチルバッカチンIIIは、
アセトン150mlに溶解した後、ヘキサン150ml
で希釈した。混合物を室温で一晩保った。生成した白色
結晶を濾取し、同じ溶媒から再結晶して、10−デアセ
チルバッカチンIIIを白色結晶として得た。収量は1
5g(0.007%)であった。
アセトン150mlに溶解した後、ヘキサン150ml
で希釈した。混合物を室温で一晩保った。生成した白色
結晶を濾取し、同じ溶媒から再結晶して、10−デアセ
チルバッカチンIIIを白色結晶として得た。収量は1
5g(0.007%)であった。
【0032】実施例2 実施例1と同様の装置および方法によって、粗パクリタ
キセルを得た。粗パクリタキセルをジクロロメタン30
0mlに溶解し、1000ml三つ口丸底フラスコに入
れた。フラスコを氷浴上に配置し、溶液を磁気攪拌機で
攪拌した。温度が約5℃になったら、ジクロロメタン
(1:1、v/v)中の臭素(10当量)溶液を、攪拌
しながらゆっくり加えた。セファロマニン:臭素比は
1:10モルであった。
キセルを得た。粗パクリタキセルをジクロロメタン30
0mlに溶解し、1000ml三つ口丸底フラスコに入
れた。フラスコを氷浴上に配置し、溶液を磁気攪拌機で
攪拌した。温度が約5℃になったら、ジクロロメタン
(1:1、v/v)中の臭素(10当量)溶液を、攪拌
しながらゆっくり加えた。セファロマニン:臭素比は
1:10モルであった。
【0033】5および10分間隔でTLC分析により臭
素化をモニターした。次いで、反応が完了したら(反応
完了までの時間は40〜50分間)、反応混合物をジク
ロロメタン300mlで希釈し、分液漏斗に移した。反
応混合物にチオ硫酸ナトリウム(Na2S2O3)の10
%水溶液350mlを加えて、過剰の臭素があればそれ
を吸収させた。ジクロロメタン相を分離し、水および塩
水で洗い、その後減圧下に濃縮乾固した。淡褐色粉末が
得られた。
素化をモニターした。次いで、反応が完了したら(反応
完了までの時間は40〜50分間)、反応混合物をジク
ロロメタン300mlで希釈し、分液漏斗に移した。反
応混合物にチオ硫酸ナトリウム(Na2S2O3)の10
%水溶液350mlを加えて、過剰の臭素があればそれ
を吸収させた。ジクロロメタン相を分離し、水および塩
水で洗い、その後減圧下に濃縮乾固した。淡褐色粉末が
得られた。
【0034】実施例3 実施例2の粗材料10gをアセトニトリル120mlに
溶解し、脱イオン水150mlで希釈した。溶液を、C
18結合型シリカゲルを充填した逆相クロマトグラフィー
カラム(5×100cm)の上部にポンプ導入した。3
0〜40psiの操作圧力下にアセトニトリル:水(4
5:55)でカラムの溶出を行った。流速は30ml/
分であった。フラクションを回収し(各250ml)、
TLCでモニターし、合した。
溶解し、脱イオン水150mlで希釈した。溶液を、C
18結合型シリカゲルを充填した逆相クロマトグラフィー
カラム(5×100cm)の上部にポンプ導入した。3
0〜40psiの操作圧力下にアセトニトリル:水(4
5:55)でカラムの溶出を行った。流速は30ml/
分であった。フラクションを回収し(各250ml)、
TLCでモニターし、合した。
【0035】パクリタキセル含有分を一晩冷蔵した。生
成した結晶を濾取し、70%メタノールから再結晶し
た。パクリタキセルが、純度が99%を超える白色針状
結晶として得られた。収量は6.1gであった。
成した結晶を濾取し、70%メタノールから再結晶し
た。パクリタキセルが、純度が99%を超える白色針状
結晶として得られた。収量は6.1gであった。
【0036】2”,3”−ブロモセファロマニン含有フ
ラクションを合し、これを水およびジクロロメタンに分
配した。有機相を回収し、減圧下に蒸発乾固した。残渣
をメタノール150mlに溶解し、水50mlで希釈し
て、針状結晶を得た。この灰白色結晶をメタノール:水
から再結晶して、2”,3”−ブロモセファロマニンを
白色結晶として得た。
ラクションを合し、これを水およびジクロロメタンに分
配した。有機相を回収し、減圧下に蒸発乾固した。残渣
をメタノール150mlに溶解し、水50mlで希釈し
て、針状結晶を得た。この灰白色結晶をメタノール:水
から再結晶して、2”,3”−ブロモセファロマニンを
白色結晶として得た。
【0037】2”,3”−ブロモセファロマニン2gを
AcOH30mlに溶解し、新たに活性化した亜鉛2g
を加えた。混合物を室温で3時間撹拌し、反応をTLC
でモニターした。TLC分析により反応の完了が示され
たら、混合物をジクロロメタンおよび10%NaHCO
3(300ml、2:1)に分配した。有機相を水で洗
い、濃縮乾固した。粗生成物をフラッシュクロマトグラ
フィーにより精製して、セファロマニンを白色粉末とし
て得た。
AcOH30mlに溶解し、新たに活性化した亜鉛2g
を加えた。混合物を室温で3時間撹拌し、反応をTLC
でモニターした。TLC分析により反応の完了が示され
たら、混合物をジクロロメタンおよび10%NaHCO
3(300ml、2:1)に分配した。有機相を水で洗
い、濃縮乾固した。粗生成物をフラッシュクロマトグラ
フィーにより精製して、セファロマニンを白色粉末とし
て得た。
【0038】実施例4 実施例2の粗生成物10gをジクロロメタン120ml
に溶解した。有機相を濃縮乾固し、残渣を順相クロマト
グラフィーに付した。使用したカラムの寸法は4”×
4’で、シリカゲル(200〜300メッシュ)を充填
した。パクリタキセルおよび2”,3”−ブロモセファ
ロマニンの分離のための溶離溶媒は、ジクロロメタン:
酢酸エチルの段階的勾配(75:25で開始し、6:4
で終了)であった。ヘキサン:酢酸エチル(6:4で開
始し、4:6で終了)およびジクロロメタン:アセトン
(8:2で開始し、65:35で終了)の溶媒系を使用
してもよい。約500mlずつのフラクションを回収
し、TLCでモニターした。
に溶解した。有機相を濃縮乾固し、残渣を順相クロマト
グラフィーに付した。使用したカラムの寸法は4”×
4’で、シリカゲル(200〜300メッシュ)を充填
した。パクリタキセルおよび2”,3”−ブロモセファ
ロマニンの分離のための溶離溶媒は、ジクロロメタン:
酢酸エチルの段階的勾配(75:25で開始し、6:4
で終了)であった。ヘキサン:酢酸エチル(6:4で開
始し、4:6で終了)およびジクロロメタン:アセトン
(8:2で開始し、65:35で終了)の溶媒系を使用
してもよい。約500mlずつのフラクションを回収
し、TLCでモニターした。
【0039】パクリタキセルおよび2”,3”−ブロモ
セファロマニンを含有するフラクションをそれぞれ回収
し、TLC結果に基づいて合し、次いで濃縮乾固した。
パクリタキセル分はメタノール100mlに溶解し、水
35mlで希釈し、冷蔵した。生成した白色結晶を濾取
し、メタノール:水から再結晶して、パクリタキセル
5.5gを白色結晶として得た。粗2”,3”−ブロモ
セファロマニンはアセトン50mlに溶解した後、ヘキ
サン50mlで希釈した。この混合物を室温で一晩保っ
た。生成した白色結晶を濾取し、同じ溶媒から再結晶し
て、2”,3”−ブロモセファロマニンを白色結晶とし
て得た。
セファロマニンを含有するフラクションをそれぞれ回収
し、TLC結果に基づいて合し、次いで濃縮乾固した。
パクリタキセル分はメタノール100mlに溶解し、水
35mlで希釈し、冷蔵した。生成した白色結晶を濾取
し、メタノール:水から再結晶して、パクリタキセル
5.5gを白色結晶として得た。粗2”,3”−ブロモ
セファロマニンはアセトン50mlに溶解した後、ヘキ
サン50mlで希釈した。この混合物を室温で一晩保っ
た。生成した白色結晶を濾取し、同じ溶媒から再結晶し
て、2”,3”−ブロモセファロマニンを白色結晶とし
て得た。
【0040】化合物の構造を次に示す。
【化1】
【0041】
【化2】
【0042】
【化3】
【0043】
【化4】
【0044】本発明の態様を説明したが、本発明はそれ
らに制限されるものではなく、当業者に明らかなよう
に、特許請求し、詳細に説明した本発明の性質および範
囲から外れない限り、多くの改変が本発明に含まれる。
らに制限されるものではなく、当業者に明らかなよう
に、特許請求し、詳細に説明した本発明の性質および範
囲から外れない限り、多くの改変が本発明に含まれる。
Claims (20)
- 【請求項1】 タキサン含有原料からタキサン類似体を
分離および精製する方法であって、 タキサン原料を有機抽出溶媒で抽出し;その抽出溶媒で
作用吸収剤媒体を被覆し、該媒体をカラムに導入し、該
カラムは吸収剤を含有し;10〜20psiの圧力下に
有機溶媒混合物で第一の溶出を行って、タキサン化合物
含有フラクションを形成し;該フラクションを結晶化し
て、固体タキサン化合物および母液とし、母液を濃縮
し;および該母液を、ポリマー樹脂からの極性溶媒混合
物による第二の溶出に付して、少なくとも第二のタキサ
ン化合物を得ることを含んで成る方法。 - 【請求項2】 第一の溶出工程においてリグナンおよび
フラボノイド不純物を除去することを更に含んで成る請
求項1記載の方法。 - 【請求項3】 タキサン原料は植物原料から成る請求項
1記載の方法。 - 【請求項4】 植物原料は、Taxus brevifolia、Tax
us baccata、Taxus walichiana、Taxus yunnanens
isおよびTaxus canadensisから成る群から選択する請
求項3記載の方法。 - 【請求項5】 タキサンは少なくとも13−アセチル−
9−ジヒドロバッカチンIII、10−デアセチルバッ
カチンIII、バッカチンIII、セファロマニンおよ
びパクリタキセルを包含する請求項3記載の方法。 - 【請求項6】 有機抽出溶媒はジクロロメタンから成る
請求項1記載の方法。 - 【請求項7】 弱い吸収媒体はCelite545から成る
請求項1記載の方法。 - 【請求項8】 吸収剤は酸化アルミニウムから成る請求
項1記載の方法。 - 【請求項9】 第一の溶出における有機溶媒混合物はヘ
キサンおよびアセトンから成る請求項1記載の方法。 - 【請求項10】 タキサン含有原料からタキサンを分離
および精製する方法であって、 タキサン原料を調達し;原料からタキサンを有機抽出媒
体に抽出してタキサン化合物含有有機相を形成し;該有
機相で保持体材料を処理し;吸収剤を含有する低圧カラ
ムを調達し;有機溶媒でカラムから第一の溶出を行っ
て、精製タキサンフラクションを溶出し;該タキサンフ
ラクションを結晶化して、第一のタキサン類似体および
母液とし;該母液を、クロマトグラフィーカラム内のポ
リマー樹脂からの第二の溶出に付して、少なくとも第二
のタキサン類似体および第三のタキサン類似体を精製お
よび溶出し;および分離したタキサン類似体を回収する
ことを含んで成る方法。 - 【請求項11】 第一の溶出工程においてリグナンおよ
びフラボノイド不純物を除去することを更に含んで成る
請求項10記載の方法。 - 【請求項12】 タキサン原料を粉砕し、メタノールで
抽出することを更に含んで成る請求項10記載の方法。 - 【請求項13】 抽出物と木炭とを混合し、濾過し、蒸
発により濃縮物を形成することを更に含んで成る請求項
12記載の方法。 - 【請求項14】 保持体材料はCelite545から成る
請求項13記載の方法。 - 【請求項15】 有機溶媒はアセトンおよびヘキサンの
混合物から成る請求項1記載の方法。 - 【請求項16】 有機溶媒を10〜20psiの圧力下
にカラムに通す請求項15記載の方法。 - 【請求項17】 タキサンフラクションを回収し、薄層
クロマトグラフィーにより分析することを更に含んで成
る請求項1記載の方法。 - 【請求項18】 タキサン含有原料からタキサンを分離
および精製する方法であって、 タキサン原料を調達し;原料からタキサンを有機抽出媒
体に抽出してタキサン化合物含有有機相を形成し;該有
機相で保持体材料を処理し;吸収剤を含有する低圧カラ
ムを調達し;10〜20psiの圧力下に有機溶媒でカ
ラムから第一の溶出を行って、精製タキサンフラクショ
ンを溶出し、フラボノイドおよびリグナン不純物を除去
し;タキサンフラクションを結晶化して、第一のタキサ
ン類似体および母液とし;該母液を、30psiの圧力
下におけるクロマトグラフィーカラム内のポリスチレン
DVB樹脂からの第二の溶出に付して、少なくとも第二
のタキサン類似体および第三のタキサン類似体を精製お
よび溶出し;第二のタキサン類似体および第三のタキサ
ン類似体を、順相シリカゲルカラムからの第三の溶出に
付して、第二のタキサン類似体および第三のタキサン類
似体を精製し;および分離したタキサン類似体を回収す
ることを含んで成る方法。 - 【請求項19】 第二のタキサン類似体はバッカチンI
IIから成り、第三のタキサン類似体は10−デアセチ
ルバッカチンIIIから成る請求項18記載の方法。 - 【請求項20】 類似体の純度は少なくとも98%であ
る請求項18記載の方法。
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