JP2000186141A - ポリアミドおよびそれからなるポリアミドフィルム - Google Patents

ポリアミドおよびそれからなるポリアミドフィルム

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秀明 岡
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来のポリアミドフィルムと比較して耐熱
性、耐薬品性、低吸水性のいずれの性能にも優れた新規
なポリアミドおよびそれからなるポリアミドフィルムを
提供する。 【解決手段】 テレフタル酸単位を60〜100モル%
含有するジカルボン酸単位と、炭素数9〜12の脂肪族
アルキレンジアミン単位を60〜100モル%含有する
ジアミン単位とからなり、濃硫酸中30℃で測定した極
限粘度が0.8〜2.0dl/gの範囲内にあり、溶融
状態で氷水中でクエンチして得た急冷サンプルにおける
冷結晶化温度Tchとガラス転移温度Tgとの差(Tc
h−Tg )が20℃以上であり、かつ密度が1.16未
満であることを特徴とするポリアミド、およびそれから
なるポリアミドフィルムである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半芳香族ポリアミ
ドおよびそれからなるポリアミドフィルムに関する。詳
しくは、フィルムへの成形性に優れ、耐熱性、耐薬品
性、低吸水性に優れたポリアミドおよびそれからなるポ
リアミドフィルムに関する。
【0002】
【従来の技術】ポリアミドフィルムは、優れた強靭性、
耐熱性、耐寒性、印刷特性、耐薬品性等を有することか
ら、包装材料あるいは工業材料として使用されている。
しかし、年々市場の要求は高度化しており、より耐熱性
であり、高温下あるいは高湿下での寸法安定性に優れ、
薬品に対する耐久性の高いフィルムへの要求が高まって
いる。
【0003】このような世の中の要求に対し、アジピン
酸と1,4−ブタンジアミンからなる全脂肪族ポリアミ
ド(以下PA4−6と略称することがある)、テレフタ
ル酸と1,6−ヘキサンジアミンからなる半芳香族ポリ
アミド(以下PA6−Tと略称することがある)を主な
構成成分とするポリアミドフィルムが提案されている。
【0004】例えば、特開平2−248433号公報に
は、PA4−6:半芳香族ポリアミドの割合が99.
9:0.1〜30:70であるポリアミド組成物からな
るポリアミドフィルムは耐熱性に優れていることが開示
されている。また、特開平3−253324号公報に
は、PA6−Tを主成分とするポリアミドフィルムはガ
スバリヤ性、強度、耐熱性、透明性に優れることが開示
されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明者らの研究によ
れば、特開平2−248433号公報および特開平3−
253324号公報に記載のポリアミドフィルムは、耐
熱性が従来のポリアミドフィルムと比較して向上してい
るものの、吸水率が高いため寸法変化、強度低下が大き
く、またアルコール、酸、アルカリ等に対する耐久性が
十分ではないことから、工業材料として使用する場合に
用途がかなり制限される。
【0006】本発明の目的は、従来のポリアミドフィル
ムと比較して耐熱性、耐薬品性、低吸水性のいずれの性
能にも優れた新規なポリアミドおよびそれからなるポリ
アミドフィルムを提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記の課
題を解決するために鋭意研究した結果、テレフタル酸
と、炭素数9〜12の脂肪族アルキレンジアミンを主成
分とするポリアミドであって、特定の極限粘度、特定の
結晶化挙動および特定の密度を有するポリアミドからフ
ィルムを作製することによって初めて上記の目的を満足
するフィルムが得られることを見出だし、本発明を完成
するに至った。
【0008】即ち、本発明は以下の通りである。 (1) テレフタル酸単位を60〜100モル%含有するジ
カルボン酸単位と、炭素数9〜12の脂肪族アルキレン
ジアミン単位を60〜100モル%含有するジアミン単
位とからなり、濃硫酸中30℃で測定した極限粘度が
0.8〜2.0dl/gの範囲内にあり、溶融状態で氷
水中でクエンチして得た急冷サンプルにおける冷結晶化
温度Tchとガラス転移温度Tgとの差(Tch−Tg
)が20℃以上であり、かつ密度が1.16未満であ
ることを特徴とするポリアミド。 (2) 炭素数9〜12の脂肪族アルキレンジアミン単位
が、1,9−ノナンジアミン単位および2−メチル−
1,8−オクタンジアミン単位からなる群より選択され
る少なくとも1つである上記(1) に記載のポリアミド。 (3) 1,9−ノナンジアミン単位:2−メチル−1,8
−オクタンジアミン単位のモル比が100:0〜30:
70である上記(2) 記載のポリアミド。 (4) 上記(1) 〜(3) に記載のいずれかのポリアミドを成
形してなることを特徴とするポリアミドフィルム。 (5) 成形後、延伸してなる上記(4) に記載のポリアミド
フィルム。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明を詳細に説明する。
本発明のポリアミドは、ジカルボン酸単位としてテレフ
タル酸単位を60〜100モル%、好ましくは70〜1
00モル%含有する。テレフタル酸単位が60モル%未
満の場合には、このようなポリアミドから得られるフィ
ルムの耐熱性、低吸水性が低下する。
【0010】テレフタル酸単位以外の他のジカルボン酸
単位としては、マロン酸、コハク酸、グルタル酸、アジ
ピン酸、ピメリン酸、スベリン酸、アゼライン酸、セバ
シン酸、ドデカンジカルボン酸、ジメチルマロン酸、
3,3−ジエチルコハク酸、2,2−ジメチルグルタル
酸、2−メチルアジピン酸、トリメチルアジピン酸等の
脂肪族ジカルボン酸;1,3−シクロペンタンジカルボ
ン酸、1,4−シクロヘキサンジカルボン酸等の脂環式
ジカルボン酸;イソフタル酸、2,6−ナフタレンジカ
ルボン酸、2,7−ナフタレンジカルボン酸、1,4−
ナフタレンジカルボン酸、1,4−フェニレンジオキシ
ジ酢酸、1,3−フェニレンジオキシジ酢酸、ジフェン
酸、4,4’−ビフェニルジカルボン酸、4,4’−オ
キシジ安息香酸、ジフェニルメタン−4,4’−ジカル
ボン酸、ジフェニルスルホン−4,4’−ジカルボン酸
等の芳香族ジカルボン酸から誘導される単位を挙げるこ
とができる。これらの単位は1種または2種以上を用い
ることができる。これらの中でも、2,6−ナフタレン
ジカルボン酸、イソフタル酸等の芳香族ジカルボン酸、
1, 4- シクロヘキサンジカルボン酸等の脂環式ジカル
ボン酸から誘導される単位が好ましい。さらに、トリメ
リット酸、トリメシン酸、ピロメリット酸等の多価カル
ボン酸から誘導される単位をポリアミドの溶融成形が可
能な範囲内で含有させることもできる。
【0011】本発明のポリアミドは、ジアミン単位とし
て炭素数9〜12の脂肪族アルキレンジアミン単位を6
0〜100モル%、好ましくは75〜100モル%、よ
り好ましくは90〜100モル%含有する。炭素数9〜
12の脂肪族アルキレンジアミン単位の含有量が60モ
ル%未満の場合には、得られるポリアミドフィルムの耐
熱性、低吸水性、耐薬品性が低下する。かかる炭素数9
〜12の脂肪族アルキレンジアミン単位としては、例え
ば、1,9−ノナンジアミン、1,10−デカンジアミ
ン、1,11−ウンデカンジアミン、1,12−ドデカ
ンジアミン等の直鎖状脂肪族アルキレンジアミン;2,
2,4−トリメチル−1,6−ヘキサンジアミン、2,
4,4−トリメチル−1,6−ヘキサンジアミン、2,
4−ジエチル−1,6−ヘキサンジアミン、2,2−ジ
メチル−1,7−ヘプタンジアミン、2,3−ジメチル
−1,7−ヘプタンジアミン、2,4−ジメチル−1,
7−ヘプタンジアミン、2,5−ジメチル−1,7−ヘ
プタンジアミン、2−メチル−1,8−オクタンジアミ
ン、3−メチル−1,8−オクタンジアミン、4−メチ
ル−1,8−オクタンジアミン、1,3−ジメチル−
1,8−オクタンジアミン、1,4−ジメチル−1,8
−オクタンジアミン、2,4−ジメチル−1,8−オク
タンジアミン、3,4−ジメチル−1,8−オクタンジ
アミン、4,5−ジメチル−1,8−オクタンジアミ
ン、2,2−ジメチル−1,8−オクタンジアミン、
3,3−ジメチル−1,8−オクタンジアミン、4,4
−ジメチル−1,8−オクタンジアミン、5−メチル−
1,9−ノナンジアミン等の分岐鎖状脂肪族アルキレン
ジアミン;イソホロンジアミン、ノルボルナンジメチル
アミン、トリシクロデカンジメチルアミン等の脂環式ジ
アミン等から誘導される単位を挙げることができ、これ
らのうち1種または2種以上を用いることができる。
【0012】上記の炭素数9〜12の脂肪族アルキレン
ジアミン単位の中では、2−メチル−1,8−オクタン
ジアミン、1,9−ノナンジアミン、1,10−デカン
ジアミン、1,11−ウンデカンジアミンおよび1,1
2−ドデカンジアミンから誘導される単位が好ましく、
1,9−ノナンジアミン(NMDA)単位および2−メ
チル−1,8−オクタンジアミン(MODA)単位がよ
り好ましい。好適には、NMDA単位およびMODA単
位を、NMDA単位:MODA単位が100:0〜3
0:70(モル比)、中でも99:1〜40:60、特
に98:2〜45:55となるような割合で用いるのが
好ましい。NMDA単位とMODA単位を上記の割合で
併用することにより、このようなポリアミドから特に耐
熱性、成形性、低吸水性に優れたフィルムが得られる。
【0013】上記の炭素数9〜12の脂肪族アルキレン
ジアミン単位以外に用いることができるジアミン単位と
しては、例えば、エチレンジアミン、プロピレンジアミ
ン、1,4−ブタンジアミン等の脂肪族ジアミン;シク
ロヘキサンジアミン、メチルシクロヘキサンジアミン等
の脂環式ジアミン;p−フェニレンジアミン、m−フェ
ニレンジアミン、p−キシリレンジアミン、m−キシリ
レンジアミン、4,4’−ジアミノジフェニルメタン、
4,4’−ジアミノジフェニルスルホン、4,4’−ジ
アミノジフェニルエーテル等の芳香族ジアミン等から誘
導される単位を挙げることができ、これらのうち1種ま
たは2種以上を用いることができる。
【0014】本発明のポリアミドは、その分子鎖の末端
基の好ましくは10%以上、より好ましくは40%以
上、特に好ましくは70%以上が末端封止剤により封止
されている。末端封止率が10%以上であれば、ポリア
ミドの溶融成形時の粘度変化が小さく、得られるフィル
ムの外観、耐熱水性等の物性が優れるので好ましい。ポ
リアミドの末端の封止率は、当該ポリアミドに存在して
いるカルボキシル基末端、アミノ基末端および末端封止
剤によって封止された末端の数をそれぞれ測定し、下記
の式(1)により求める。各末端基の数は、 1H−NM
Rにより、各末端基に対応する特性シグナルの積分値よ
り求めるのが精度、簡便さの点で好ましい。
【0015】 末端封止率(%)=[(A−B)÷A]×100 (1) 〔式中、Aは分子鎖末端基総数(これは通常、ポリアミ
ド分子の数の2倍に等しい)を表し、Bはカルボキシル
基末端およびアミノ基末端の合計数を表す。〕
【0016】末端封止剤としては、ポリアミド末端のア
ミノ基またはカルボキシル基と反応性を有する単官能性
の化合物であれば特に制限はなく、モノカルボン酸、モ
ノアミン、無水フタル酸等の酸無水物、モノイソシアネ
ート、モノ酸ハロゲン化物、モノエステル類、モノアル
コール類等を用いることができるが、反応性および封止
末端の安定性等の点からモノカルボン酸またはモノアミ
ンが好ましく、取扱いの容易さ等の点からモノカルボン
酸がより好ましい。
【0017】末端封止剤として使用されるモノカルボン
酸としては、アミノ基との反応性を有するものであれば
特に制限はないが、例えば、酢酸、プロピオン酸、酪
酸、吉草酸、カプロン酸、カプリル酸、ラウリン酸、ト
リデシル酸、ミリスチン酸、パルミチン酸、ステアリン
酸、ピバリン酸、イソブチル酸等の脂肪族モノカルボン
酸;シクロヘキサンカルボン酸等の脂環式モノカルボン
酸;安息香酸、トルイル酸、α−ナフタレンカルボン
酸、β−ナフタレンカルボン酸、メチルナフタレンカル
ボン酸、フェニル酢酸等の芳香族モノカルボン酸等を挙
げることができる。これらは1種または2種以上を用い
ることができる。これらの中でも、反応性、封止末端の
安定性、価格等の点から、酢酸、プロピオン酸、酪酸、
吉草酸、カプロン酸、カプリル酸、ラウリン酸、トリデ
シル酸、ミリスチン酸、パルミチン酸、ステアリン酸、
安息香酸が好ましい。
【0018】末端封止剤として使用されるモノアミンと
しては、カルボキシル基との反応性を有するものであれ
ば特に制限はないが、例えば、メチルアミン、エチルア
ミン、プロピルアミン、ブチルアミン、ヘキシルアミ
ン、オクチルアミン、デシルアミン、ステアリルアミ
ン、ジメチルアミン、ジエチルアミン、ジプロピルアミ
ン、ジブチルアミン等の脂肪族モノアミン;シクロヘキ
シルアミン、ジシクロヘキシルアミン等の脂環式モノア
ミン;アニリン、トルイジン、ジフェニルアミン、ナフ
チルアミン等の芳香族モノアミン等を挙げることができ
る。これらは1種または2種以上を用いることができ
る。これらの中でも、反応性、高沸点、封止末端の安定
性および価格等の点から、ブチルアミン、ヘキシルアミ
ン、オクチルアミン、デシルアミン、ステアリルアミ
ン、シクロヘキシルアミン、アニリンが好ましい。
【0019】本発明のポリアミドは、濃硫酸中30℃で
測定した極限粘度が、0.8〜2.0dl/gの範囲
内、好ましくは0.85〜1.9dl/gの範囲内、よ
り好ましくは0.9〜1.8dl/gの範囲内にある。
ポリアミドの極限粘度[η]が上記範囲内であれば、フ
ィルムへの成形性に優れると共に、力学的特性、耐熱性
等に優れたポリアミドフィルムが得られる。
【0020】本発明のポリアミドは、溶融状態で氷水中
でクエンチして得た急冷サンプルにおける冷結晶化温度
Tchとガラス転移温度Tgとの差(Tch−Tg )が
20℃以上、好ましくは25℃以上である。Tch−T
g が20℃以上であると、フィルムの延伸性が優れ、得
られる延伸フィルムの強度が高く、寸法安定性に優れ
る。
【0021】本発明のポリアミドは、密度が1.16未
満、好ましくは1.15未満である。密度が1.16未
満であれば、低吸水性、耐薬品性、柔軟性に優れたフィ
ルムが得られる。
【0022】極限粘度が0.8〜2.0dl/g、溶融
状態で氷水中でクエンチして得た急冷サンプルにおける
冷結晶化温度Tchとガラス転移温度Tgとの差(Tc
h−Tg )が20℃以上、かつ密度が1.16未満であ
るポリアミドは、ジカルボン酸成分としてテレフタル酸
以外の成分、例えば、イソフタル酸、2,6−ナフタレ
ンジカルボン酸等を1〜40モル%、好ましくは5〜3
0モル%共重合させるか、あるいは炭素数9〜12の脂
肪族アルキレンジアミンとして2種以上を、特に直鎖状
脂肪族アルキレンジアミンと分岐鎖状脂肪族アルキレン
ジアミンとを組み合わせて使用することにより調製する
ことができる。
【0023】また、本発明のポリアミドには、最終的に
得られるフィルムの諸特性をより向上させるために、本
発明のフィルムへの成形性、或いはフィルムとしての諸
特性を犠牲にしない範囲内で、必要に応じて着色剤;紫
外線吸収剤;光安定化剤;ヒンダードフェノール系、チ
オ系、リン系、アミン系等の有機系酸化防止剤;ヨウ化
銅、酢酸銅、ヨウ化カリウム等の無機系酸化防止剤;帯
電防止剤;蛍光増白剤;臭素化ポリマー、酸化アンチモ
ン、金属水酸化物等の難燃剤;可塑剤;滑剤;PPS、
液晶ポリマー、ポリオレフィン、ポリエステル、脂肪族
ポリアミド、PPO等の他種ポリマー;有機系および無
機系の粉末状あるいは繊維状の各種充填剤を添加するこ
ともできる。
【0024】上記の各種添加剤の添加方法としては、例
えば、ポリアミドの重合時に添加する方法、ポリアミド
にドライブレンドし、溶融混練する方法、フィルムへの
成形時に添加する方法等が挙げられる。
【0025】本発明のポリアミドは、例えば、Tダイ押
出成形法、インフレーション押出成形法等によって成形
される。Tダイ押出成形法により成形する場合には、押
出機によりポリアミドの融点(Tm)以上370℃以下
の温度でポリアミドを溶融した後、Tダイによりシート
状に押出し、通常はポリアミドのTg以下に冷却された
冷却ロール上で急冷する。冷却固化の方法としては、エ
アーナイフキャスト法、静電印加法、バキュームチャン
バ法等の方法を使用することができる。
【0026】急冷後得られるポリアミドフィルムは、通
常、厚みが10μmから3mm程度であり、そのままで
も低吸水性、耐薬品性、耐熱性等の優れた特性を有して
いるが、1軸延伸、同時2軸延伸、逐次2軸延伸等の方
法により、通常、0.5μm〜2mm程度の厚みまで延
伸することにより、低吸水性、耐薬品性、耐熱性、力学
強度が更に向上する。延伸倍率は、1軸延伸の場合は2
倍以上、2軸延伸の場合は、縦方向×横方向が2×2倍
以上であれば、最終的に得られるポリアミド延伸フィル
ムの耐熱性や力学強度が優れるために好ましい。また、
延伸温度は(Tg+5℃)〜80℃であれば延伸を行い
やすく、得られるフィルムの外観、力学強度が優れるた
めに好ましい。
【0027】上記のような延伸を行った後、延伸フィル
ムを160℃〜(Tm−10℃)、好ましくは200〜
250℃の温度で熱固定を行うことができる。この温度
範囲で熱固定を行うことにより、耐熱性、耐薬品性、低
吸水性、力学強度に優れた延伸フィルムを得ることがで
きる。
【0028】ジカルボン酸単位中のテレフタル酸単位が
90モル%以上のポリアミドを使用する場合、溶融させ
て一旦冷却固化すると通常の2軸延伸が困難となること
があるため、成形ダイ出口から吐出して冷却固化するま
での間にMD方向およびTD方向の両方向に同時に延伸
することが好ましい。このような同時2軸延伸を行う場
合には、MD方向の延伸倍率を1.0以上、好ましくは
1.25〜15程度にし、TD方向の延伸倍率を1.0
以上、好ましくは1.5〜20程度にするのがよく、そ
のような2軸延伸は、インフレーション押出成形法等の
方法により容易に行うことができる。
【0029】このようにして得られた本発明のポリアミ
ドフィルムは、表面を塗料、金属層、他種ポリマー等と
積層した状態でも使用することができる。
【0030】本発明のポリアミドフィルムは、従来のポ
リアミドフィルムに比較して耐熱性、耐薬品性、低吸水
性に優れているので、食品包装用等の包装材料;モータ
ー、トランス、ケーブル等の電気絶縁材料;コンデンサ
用途等の誘電体材料;カセットテープ、ビデオテープ等
の磁気テープ用材料;フレキシブルプリント回路基板、
フレキシブルフラットケーブル等の電子基板材料;写真
フィルム;農業用材料;医療用材料;土木、建築用材
料;濾過膜等、家庭用、産業資材用のフィルムとして好
適に使用することができる。
【0031】
【実施例】以下、本発明を実施例により具体的に説明す
るが、本発明はこれらにより何ら制限されるものではな
い。なお、実施例中の極限粘度η、融点、Tch−T
g、密度、高温弾性率、耐薬品性、吸水率はそれぞれ以
下の方法により測定した。
【0032】1.極限粘度(η) 濃硫酸中、30℃にて、0.05、0.1、0.2、
0.4g/dlの各濃度の試料の固有粘度(ηinh )を
以下の式から求め、これを濃度0に外挿した値を極限粘
度[η]とした。 ηinh =[ln(t1/t0)]/c 〔式中、ηinh は固有粘度(dl/g)、t0は溶媒の流下時
間(秒)を表し、t1は試料溶液の流下時間(秒)を表
し、cは溶液中の試料の濃度(g/dl)を表す。〕
【0033】2.融点(Tm) 示差走査熱量計(メトラー社製「DSC30」)を用い
て、樹脂をDSCの炉の中で、窒素気流下350℃で2
分間加熱して完全に融解させた後、100℃/分の速度
で50℃まで冷却し、再び10℃/分の速度で昇温した
時に現れる吸熱ピークの位置を測定し、これを融点とし
た。
【0034】3.Tch(冷結晶化温度)−Tg(ガラ
ス転移温度) 340℃で5分間加熱溶融させたポリアミド樹脂を、直
径1mmのダイを通して押出し、直後に氷水でクエンチ
して得た急冷サンプルを、窒素気流下、室温から10℃
/分で昇温した時に現れるガラス転移温度(Tg) 、結
晶化ピーク温度(Tch)を測定し、これからTch−
Tgを算出した。
【0035】4.密度 密度勾配管を使用してポリアミド樹脂の密度を測定し
た。
【0036】5.高温弾性率 動的粘弾性測定装置(レオロジ社製「レオスペクトラD
VE−V4」)を使用して、250℃における延伸フィ
ルムの貯蔵弾性率を測定し、これを高温弾性率の指標と
した。
【0037】6.耐薬品性 4cm×4cmの延伸フィルムを各種薬品(23℃のメ
タノール、23℃の10%硫酸、23℃の50%水酸化
ナトリウム水溶液、80℃の熱水)中に、7日間浸漬し
た後の外観変化を観察した。
【0038】7.吸水率 4cm×4cmのフィルムを23℃の蒸留水に浸漬した
時の飽和吸水率を重量測定によって求めた。
【0039】参考例1(ポリアミドの製造) テレフタル酸3272.9g(19.80mol)、
1,9−ノナンジアミン1582.9g(10.0mo
l)、2−メチル−1,8−オクタンジアミン158
2.9(10.0mol)、安息香酸48.85g
(0.40mol)、次亜リン酸ナトリウム一水和物
6.5g(前記のポリアミド原料4者の合計に対して
0.1重量%)および蒸留水2.2リットルを内容積2
0リットルのオートクレーブに入れ、窒素置換した。1
00℃で30分間攪拌した後、2時間かけて内部温度を
210℃に昇温した。この時、オートクレーブは22k
g/cm2 まで昇圧した。そのまま1時間反応を続けた
後、230℃に昇温し、その後2時間、230℃に温度
を保ち、水蒸気を徐々に抜いて圧力を22kg/cm2
に保ちながら反応させた。次に、30分かけて圧力を1
0kg/cm2 まで下げ、さらに1時間反応させて、極
限粘度が0.30dl/gのプレポリマーを得た。これ
を100℃の温度で減圧下に12時間乾燥した後、2m
m以下の大きさまで粉砕した。次いで、これを温度23
0℃、圧力0.1mmHgの条件下で10時間固相重合
して、融点265℃、極限粘度1.45dl/gの白色
のポリアミドを得た。
【0040】参考例2〜9(ポリアミドの製造) 表1に示したジカルボン酸成分、ジアミン成分および末
端封止剤(安息香酸)を表1に示した割合でそれぞれ用
い、参考例1と同様の方法にてポリアミドを製造した。
得られたポリアミドの極限粘度および融点を表1に示
す。
【0041】
【表1】
【0042】実施例1〜5、比較例2 参考例1〜6のポリアミドを2軸押出機(東洋精機製作
所製「ラボプラストミル2D25W」)に供給し、各ポ
リアミドの融点よりも10〜40℃高い温度で加熱溶融
してTダイより押出し、幅300mm、厚さ200μm
のポリアミド未延伸フィルムを製造した。次に、得られ
たフィルムの中央部分より縦5cm×横5cmの試料片
を切出し、2軸延伸機(柴山科学器械製作所製「小型延
伸装置」)により135℃の温度で、縦3倍、横3倍の
倍率で同時2軸延伸を行った。次に、この2軸延伸フィ
ルムを250℃の温度で5分間熱固定した。この様にし
て得られたポリアミドフィルムを用いて、表2に示した
各項目の評価を行った。
【0043】比較例1 ポリアミドとして、市販のナイロン6(東レ製「アミラ
ンCM1021XF」)を用いて、実施例1〜5および
比較例2の方法と同様の方法で未延伸フィルムを製造し
た。次に、得られたフィルムの中央部分より縦5cm×
横5cmの試料片を切出し、2軸延伸機(柴山科学器械
製作所製「小型延伸装置」)により65℃の温度で、縦
3倍、横3倍の倍率で同時2軸延伸を行った。次に、こ
の2軸延伸フィルムを180℃の温度で5分間熱固定し
た。この様にして得られたポリアミドフィルムを用い
て、表2に示した各項目の評価を行った。
【0044】比較例3 参考例7のポリアミドを2軸押出機(東洋精機製作所製
「ラボプラストミル2D25W」)に供給し、280℃
〜290℃で加熱溶融してTダイより押出したが、粘度
が低く、フィルムを製造できなかった。
【0045】比較例4 参考例8のポリアミドを2軸押出機(東洋精機製作所製
「ラボプラストミル2D25W」)に供給し、280℃
〜290℃で加熱溶融してTダイより押出したが、粘度
が高く、フィルムを製造できなかった。
【0046】比較例5 参考例9のポリアミドを2軸押出機(東洋精機製作所製
「ラボプラストミル2D25W」)に供給し、330℃
〜340℃で加熱溶融してTダイより押出し、幅300
mm、厚さ200μmのポリアミド未延伸フィルムを製
造した。この未延伸フィルムは白濁していた。次に、得
られたフィルムの中央部分より縦5cm×横5cmの試
料片を切出し、2軸延伸機(柴山科学器械製作所製「小
型延伸装置」)により135℃の温度で、2軸延伸を試
みたが全く延伸ができず、延伸フィルムは得られなかっ
た。
【0047】
【表2】
【0048】
【発明の効果】以上の説明で明らかなように、本発明の
ポリアミドによれば、従来のポリアミドフィルムと比較
して耐熱性、耐薬品性、低吸水性のいずれの性能にも優
れたポリアミドフィルムを提供することができるので、
当該フィルムを、産業資材、工業材料、家庭用品等の用
途に好適に使用することができる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) C08L 77:06 Fターム(参考) 4F071 AA55 AF06Y AF11Y AF43Y BA01 BB06 BB07 BB08 BC01 4F210 AA29 AE01 AG01 QC07 QG01 QG18 4J001 DA01 DB01 DB04 DC14 EB05 EB06 EB07 EB08 EB09 EB13 EB14 EB23 EB36 EB37 EB46 EB55 EB56 EB60 EC09 EC13 EC14 EC15 FA01 FB03 FB05 FC03 FC05 FD01 JA12 JB02 JB07 JB08 JB17 JB18 JB32 JB50

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 テレフタル酸単位を60〜100モル%
    含有するジカルボン酸単位と、炭素数9〜12の脂肪族
    アルキレンジアミン単位を60〜100モル%含有する
    ジアミン単位とからなり、濃硫酸中30℃で測定した極
    限粘度が0.8〜2.0dl/gの範囲内にあり、溶融
    状態で氷水中でクエンチして得た急冷サンプルにおける
    冷結晶化温度Tchとガラス転移温度Tgとの差(Tc
    h−Tg )が20℃以上であり、かつ密度が1.16未
    満であることを特徴とするポリアミド。
  2. 【請求項2】 炭素数9〜12の脂肪族アルキレンジア
    ミン単位が、1,9−ノナンジアミン単位および2−メ
    チル−1,8−オクタンジアミン単位からなる群より選
    択される少なくとも1つであることを特徴とする請求項
    1記載のポリアミド。
  3. 【請求項3】 1,9−ノナンジアミン単位:2−メチ
    ル−1,8−オクタンジアミン単位のモル比が100:
    0〜30:70であることを特徴とする請求項2記載の
    ポリアミド。
  4. 【請求項4】 請求項1〜3に記載のいずれかのポリア
    ミドを成形してなることを特徴とするポリアミドフィル
    ム。
  5. 【請求項5】 成形後、延伸してなることを特徴とする
    請求項4記載のポリアミドフィルム。
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