JP2000162697A - レンズ付きフイルムユニット - Google Patents

レンズ付きフイルムユニット

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JP2000162697A
JP2000162697A JP33619198A JP33619198A JP2000162697A JP 2000162697 A JP2000162697 A JP 2000162697A JP 33619198 A JP33619198 A JP 33619198A JP 33619198 A JP33619198 A JP 33619198A JP 2000162697 A JP2000162697 A JP 2000162697A
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Japan
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lens
data
light
photographing
film
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JP33619198A
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Taku Tobioka
卓 飛岡
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Fujifilm Holdings Corp
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Fuji Photo Film Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 レンズ付きフイルムユニットにおいて、撮影
ピント位置の切替を可能とし、かつ日付等のデータを撮
影コマに写し込む。 【解決手段】 ユニット本体2の前面には導光部材19
が設けられ、外光及びストロボ光をユニット本体2内に
設けられたデータモジュールの液晶パネルに照射する。
ユニット本体2の前面下方に設けられたピント切替ノブ
10を指標Mに合わせると、撮影レンズ14の外周部に
形成された突起がユニット本体2内のレンズ押さえに形
成された凹部の最も深い部分に入り込み、撮影レンズ1
4が被写体側に突出して約0.1m〜1mにピントが合
うようになる。この距離範囲に被写体を据えてからシャ
ッタボタン22を押し下げると、被写体画像がフイルム
の露光範囲に結像され、これと同時に液晶パネルを透過
したデータ光が同じ露光範囲内のデータ結像領域に結像
される。ピント切替ノブ10を指標Nに合わせると、前
記突起がレンズ押さえの凹部から抜け出してレンズ押さ
えの後面に当接し、撮影レンズ14が被写体から離れる
方向に移動して約1m〜∞にピントが合うようになる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、レンズ付きフイル
ムユニットに関し、更に詳しくは撮影ピント位置を切り
替えできるとともに日付等のデータを撮影コマに写し込
むことができるレンズ付きフイルムユニットに関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】簡単な撮影機構を備えたユニット本体に
予め未露光の写真フイルムを内蔵したレンズ付きフイル
ムユニットが市販されている。このレンズ付きフイルム
ユニットには、例えば焦点距離が35mm,F値11の撮
影レンズが装着されており、1mから∞までの標準的な
撮影ができるようになっている。
【0003】このようなレンズ付きフイルムユニットの
中には、上記標準撮影の他に近接撮影が可能なものがあ
る。例えば本出願人より販売されている「写ルンです接
近」(商品名)は、撮影レンズに上記撮影レンズのよう
なノーマルレンズと、焦点距離が33mm,F値27のマ
クロレンズとを備え、本体前面にある切換えレバーをス
ライドさせることにより、上記標準撮影の他、数10cm
〜1mまでの接近撮影が行えるようになっている。
【0004】一方、日付等のデータを撮影コマに写し込
めるレンズ付きフイルムユニットが本出願人から提案さ
れている(例えば特開平10−96991号公報)。こ
のレンズ付きフイルムユニットは、透過型の液晶パネル
に日付等のデータを表示するデータモジュールをユニッ
ト本体に組み込み、外光やストロボ光を取り込んでデー
タモジュールの液晶パネルを照明し、液晶パネルに表示
されたデータをシャッタ羽根の開閉に連動して写真フイ
ルム面に写し込むようにしてある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記のよう
な近接撮影では、例えば植物の成長記録のように、芸術
的な面よりも記録的な面の方にウエイトが置かれている
場合が多い。したがって、撮影のピント位置を切り替え
できるとともに、日付等のデータを撮影コマに写し込む
ことができるレンズ付きフイルムユニットが便利である
と思われるが、従来のレンズ付きフイルムユニットに
は、そのような両方の機能を備えたものがなかった。
【0006】本発明は上記事情を考慮してなされたもの
で、撮影ピント位置を切り替えできるとともに日付等の
データを撮影コマに写し込むことができるレンズ付きフ
イルムユニットを提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明のレンズ付きフイルムユニットは、撮影機構
を備えたユニット本体に予め未露光の写真フイルムを内
蔵するレンズ付きフイルムユニットにおいて、前記撮影
機構の撮影ピント位置を切り替える切替手段と、前記撮
影機構のシャッタ開閉に同期して所定のデータを写真フ
イルムに写し込むデータ写し込み装置とを設けたもので
ある。
【0008】また、前記データ写し込み装置は、透過型
の液晶パネルに日付等のデータを表示するデータモジュ
ールと、前記液晶パネルに外光等を導いて照射する導光
部材と、前記液晶パネルを透過したデータ光を導いて写
真フイルム面に結像させる結像手段とから構成したもの
である。
【0009】
【発明の実施の形態】本発明のレンズ付きフイルムユニ
ット1の外観及び内部構造の概略を示す図1及び図2に
おいて、レンズ付きフイルムユニット1のユニット本体
2は、本体基部3の前面及び背面を前カバー4、後ろカ
バー5で覆ったもので、本体基部3中央に形成された露
光枠3aの前面に露光ユニット6,その横にストロボ装
置8が組み付けられる。
【0010】この露光ユニット6及びストロボ装置8を
挟むようにカートリッジ収納室9とフィルム収納室11
とが一体に形成されている。これらの収納室には、フイ
ルムユニットの製造工程でカートリッジ12と、このカ
ートリッジ12からフイルム13が引き出され、このフ
イルム13をロール形態にまとめたフイルムロール13
aとがそれぞれフイルムユニット製造時点で予め組み込
まれる。
【0011】前カバー4には、撮影レンズ14を露呈さ
せる開口4a,ファインダ16を露呈させる開口4b,
ストロボ発光部15の拡散板17を露呈させる開口4c
が形成され、開口4aの下方には、ピント切替ノブ10
を操作可能に露呈するスロット4dが形成されている。
ピント切替ノブ10は、詳しくは後述するように、撮影
レンズ14を撮影光軸L上に沿って移動させ、撮影レン
ズ14のピント位置を標準撮影位置と近接撮影位置とに
切り替える。
【0012】また、前カバー4には、採光窓4eが形成
されており、前カバー4の前部に設けられた導光部材1
9の一部がこの採光窓4eから前カバー4の内側に突出
している。開口18の下方には、ストロボ装置8のON
/OFFを行うストロボボタン21が上下方向にスライ
ド自在に設けられている。
【0013】導光部材19は、透明なプラスチックから
なり、外光及びストロボ発光部15からのストロボ光の
一部をデータ写し込み光として取り込む。このため、導
光部材19は、被写体側に向けられた外光採光面19b
と、拡散板17下方の一部に対面されるストロボ光採光
面19cを備えている。
【0014】また、この導光部材19を透明なプラスチ
ックとしているが、透過率は50%程度でもよい。さら
に、データ写し込み光に着色するために、例えば、導光
部材19に蛍光染料を混入させたり、色付きのフイルム
で覆う等の着色手段を設けてもよい。これによれば、任
意の色でデータを露光させることができ、その結果、写
真プリント上の写し込みデータも色付きでプリントされ
る。
【0015】上記導光部材19は、外光採光面19bか
ら入射した外光を照射部19aに導く外光導光部材と、
ストロボ光採光面19cから入射したストロボ光を照射
部19aに導くストロボ光導光部材とを一体化した射出
成形品として作られているが、照射部19aを共通にす
る形態であれば、外光導光部材とストロボ光導光部材を
別体にしてもよい。
【0016】前カバー4上面には、シャッタボタン22
及び,フイルムカウンタ23を露呈する開口が形成され
ている。後カバー5にはファインダ接眼窓5aが形成さ
れ、さらにカートリッジ収納室9,フイルム収納室11
の底部開口を光密に覆う底蓋26,27が一体に形成さ
れている。底蓋26は、撮影済みのフイルムが巻き込ま
れたカートリッジ12を取り出すときに開放される。
【0017】ユニット本体2の表面を覆うように、紙箱
あるいはラベルシールなどの化粧用の外装体20が用い
られ、外装体20の所要部には撮影操作に必要な部位を
表面に露呈させるための開口が設けられ、さらにスロッ
ト4dを露呈する開口近傍には、ピント切替ノブ10の
近接撮影位置,標準撮影位置をそれぞれ示す指標M,N
が印刷されている。
【0018】カートリッジ収納室9の上部には、巻上げ
ノブ28が設けられ、その下面に一体に形成された巻上
げ軸がカートリッジ12のスプールに係合する。撮影ご
とに巻上げノブ28を回動操作することによって、撮影
済みのフイルム13は1コマ分ずつカートリッジ12に
巻き込まれる。このフイルム1コマ巻上げに連動して露
光ユニット6に組み込まれたシャッタ機構が次回の撮影
のためにチャージされ、またフイルム1コマ給送が完了
すると露光ユニット6に組み込まれたロックレバーによ
って巻上げノブ28の回動がロックされる。
【0019】本体基部3に形成された露光枠3aには、
撮影位置に送られてきた写真フイルム13の前面で1コ
マ分の露光範囲を制限する。露光枠3aの前方には角筒
状に突出した暗箱基部29が一体に形成され、本体基部
3に露光ユニット6を組み付けることによって、露光ユ
ニット6側の暗箱部31と協同して暗箱(図4の32参
照)を構成する。なお、暗箱32は必ずしも上記のよう
な分割型のものに限られず、暗箱基部29あるいは暗箱
部31の一方だけで暗箱が形成されるようにしてもよ
い。
【0020】露光ユニット6は、図3に示すように、暗
箱部31をベースにして撮影レンズ14,シャッタ羽根
33、バネ34を含むシャッタ機構,シャッタチャージ
機構,フイルム巻き止め機構,フイルムカウンタ23を
含むフイルムカウンタ機構等を組み付けたもので、さら
にファインダ16を構成する対物及び接眼レンズを保持
している。暗箱部31前面には、撮影用開口36の他、
データ写し込み用開口である開口37が形成され、それ
ぞれシャッタ羽根33に一体成形された撮影シャッタ部
33a及びデータシャッタ部33bによって開閉され
る。このシャッタ羽根については、一体成形でなくとも
よい。
【0021】シャッタ羽根33は、撮影レンズ14を組
み込んだシャッタカバー38によって覆われ、その前面
には露光枠3aによって画定された露光範囲内に撮影年
月日を写し込むためのデータ写し込みモジュール39が
組み付けられる。データ写し込みモジュール39は、時
計回路及び液晶ドライバ等を含むICチップと、時計回
路からの計時信号によって現在の年月日を表示する液晶
パネル41とを有し、ストロボ装置8に組み込まれた電
池42からの給電を受けて駆動される。
【0022】データ写し込みモジュール39の液晶パネ
ル41の前面には、前記導光部材19の照射部19aが
位置し、前記導光部材19のストロボ光採光部19cか
ら採光されたストロボ光と、外光採光部19bから採光
された外光が、導光部材19内部の拡散、反射により、
この照射部19aに導かれ、液晶パネル41に向かって
照射されることによりデータ写し込み光となる。
【0023】これにより、撮影場所が明るく、外光の光
量が多い場合には、外光採光部19bから採光される外
光だけでも、データ写し込み光として十分な光量を得る
ことができる。他方、撮影場所が暗く、外光採光部19
bから採光される外光の光量が少ない場合には、ストロ
ボ発光により、ストロボ光採光部19cからストロボ光
の一部が採光されて十分な光量が確保される。
【0024】ストロボ装置8は、ベースとなる回路基板
43に充電部を構成するコンデンサー、発振トランス
等、及びストロボ発光部15が設けられ、ストロボ発光
部15は、ストロボ発光部のベース枠44、ストロボ放
電管(図示せず)、反射板(図示せず)及び拡散板17
等からなる。ストロボ充電は、前カバー4に設けられた
ストロボボタン21を上方にスライド移動させることに
よって、スイッチ接片46が連動し、ストロボ回路が短
絡して開始される。充電完了はストロボ回路に設けた発
光手段が点灯し、この光がライトガイドを介して充電完
了表示窓から撮影者に確認される。回路基板43に設け
られたシンクロスイッチ47はストロボ発光用のトリガ
信号を得るためのもので、シャッタ羽根33が開放した
ときにオンして放電管に印加してストロボ光を発光させ
る。
【0025】露光ユニット6に設けられた暗箱部31に
はデータ写し込み用の開口37が形成され、これを覆う
ようにデータ写し込みモジュール39の液晶パネル41
が位置している。そして、シャッタ羽根33の開閉によ
り、照射部19aから照射される光をデータの写し込み
光として液晶パネル41を通過するデータ光51は、開
口37、暗箱内部に組み込まれたデータ写し込み用の結
像レンズ52を通過して、フイルム13上の露光範囲5
4内のデータ結像領域56に結像される。同時に、撮影
レンズ14から絞り開口57を通って入射する撮影光5
8も、シャッタ羽根33の開閉により、撮影用開口36
から暗箱32内へ入射し、有害光遮光枠59内部を通過
して、フイルム13の露光範囲54内に結像して撮影が
行われる。
【0026】撮影レンズ14は、図4に示すように、シ
ャッタカバー38の前面に一体に形成された円筒38a
内に撮影光軸Lに沿って進退自在に収納されている。円
筒38a内には、コイルバネ61が組み込まれており、
撮影レンズ14は常に円筒38aから突出する方向に付
勢されている。撮影レンズ14の周囲には、撮影レンズ
14と一体に所定幅のリング部62が形成されており、
この前面には3箇所に角状の突起62a〜62cが形成
されている。
【0027】円筒38aの前方には、リング状のレンズ
押さえ64が配置されている。このレンズ押さえ64
は、前カバー4の裏面の開口4a周りに形成された図示
しないガイド部材に回動自在に保持されている。レンズ
押さえ64には、アーム部65を介してピント切替ノブ
10が一体成形されており、ピント切替ノブ10をスロ
ット4dに沿って移動させることにより、レンズ押さえ
64が撮影光軸Lを中心に回動する。
【0028】レンズ押さえ64のリング部62に対面す
る後面64aには、突起62a〜62cに対応する3箇
所に楔形の凹部66a〜66cが形成されている。この
凹部66a〜66cは、後面64aから緩やかに深くな
り、最も深い部分では突起62a〜62cが完全に入り
込む形状となっている。
【0029】ピント切替ノブ10を指標Nに合わせる
と、突起62a〜62cはレンズ押さえ64の後面64
aに当接し、撮影レンズ14は最も円筒38aの奥側に
引っ込んだ状態になる。この状態では、撮影レンズ14
のピント位置はフイルム面から例えば約3mの距離にな
って、撮影レンズ14として例えば35mm,F11の
ものを採用した場合、約1m〜∞の標準的な撮影範囲で
ピントが合う。
【0030】ピント切替ノブ10を指標Mに合わせる
と、突起62a〜62cは凹部66a〜66cの最も深
い部分に入り込み、撮影レンズ14は最も被写体側に突
出した状態になる。この状態では、撮影レンズ14のピ
ント位置はフイルム面から例えば約0.3mの距離にな
って、約0.1m〜1mの近接した撮影範囲でピントが
合う。この近接撮影時のファインダ視野は、標準撮影時
のそれより撮影レンズ14寄りにずれた位置になるが、
例えばファインダ16の対物レンズの背面に鉤型の微小
な凸部を一体成形し、近接撮影時のファインダ視野の境
界角部を示すようにしてもよい。
【0031】このように構成されたレンズ付きフイルム
ユニット1で近接撮影を行うには、ピント切替ノブ10
を操作して指標Mに合わせる。これにより、突起62a
〜62cが凹部66a〜66cの最も深い部分に入り込
み、撮影レンズ14は被写体側に突出する。被写体が約
0.1m〜1mの撮影範囲に入るようにレンズ付きフイ
ルムユニット1と被写体との距離を調節してから、シャ
ッタボタン22を押し下げる。
【0032】シャッタボタン22の押し下げ操作によっ
てシャッタ羽根33が開閉し、撮影レンズ14から入射
する被写体からの撮影光58が撮影開口36から暗箱3
2に入射し、フイルム13の露光範囲54内に結像して
撮影が行われる。この時、導光部材19の外光採光部1
9bから採光された外光は、照射部19aを通って液晶
パネル41に導光されているから、この外光をデータ写
し込み光とするデータ光51は、データ写し込み用開口
37から暗箱32内へ入射して結像レンズ52を通って
データ結像領域56に結像する。このデータ光51は、
撮影場所が明るい場合には、外光採光部19bから多量
の外光が採光されるため、データ写し込みに十分な光量
が得られる。
【0033】他方、撮影場所が暗い場合には、ストロボ
撮影を行うのが通常である。ストロボ撮影を行う場合に
は、ストロボボタン21を上方にスライド操作する。ス
トロボボタン21は、スイッチ接片46に連動し、スト
ロボ回路が短絡されて、コンデンサへ充電が開始され
る。撮影者は、充電完了表示窓で充電完了を確認して、
シャッタボタン22を押下する。シャッタ羽根33が開
放した瞬間にシンクロスイッチ47が瞬間的にオンして
ストロボ回路にトリガ信号が送られ、これが放電管に印
加されてストロボ発光が行われる。
【0034】放電管の周囲に向けて発光されたストロボ
光は、反射板の作用により、ほとんどは前面に向かって
照射され、拡散板17から被写体に向けて照射されると
ともに、ストロボ光採光部19cに照射される。被写体
からの反射光が自然光とともに外光としてレンズ付きフ
イルムユニット1に向かう。この外光はシャッタ羽根3
3の開閉により撮影開口36から暗箱32に入射して、
撮影光58としてフイルム13の露光範囲54に結像さ
れる。
【0035】また、外光は外光採光部19bから照射部
19aに導光される。他方、ストロボ光採光部19cに
照射されたストロボ光も照射部19aに導光される。こ
れらの光がともにデータ写し込み光となり、液晶パネル
41に表示されている日付データがデータ結像領域56
に写し込まれる。
【0036】また、ピント切替ノブ10を指標Nに合わ
せると、レンズ押さえ64が回動して突起62a〜62
cが凹部66a〜66cから出て後面64aに当接し、
撮影レンズ14が円筒38aの奥側に引っ込んで、約1
m〜∞の標準的な撮影範囲にピントが合うようになる。
被写体が約1m〜∞に入るようにしてシャッタボタン2
2を押し下げれば、近接撮影時と同様に、ピントの合っ
た被写体と日付データとが写った写真が得られる。
【0037】以上説明した実施形態では、撮影ピント位
置を切り替える切替手段として、1個の撮影レンズを撮
影光軸に沿って進退させるようにしたが、図5に示すよ
うに、焦点距離が互いに異なる2個の撮影レンズ,例え
ばノーマルレンズ71,マクロレンズ72を保持したレ
ンズホルダ73を撮影光軸L2と垂直な面内で回転させ
るようにしてもよい。このレンズホルダ73の上部に
は、近接撮影時のファインダ視野の中心を示すターゲッ
トマーク75が一体に形成されている。また、レンズホ
ルダ73の下部には、前カバー76の前面に取り付けら
れる前面パネル77に形成されたスロット77aに露呈
され、外部から操作される切替ノブ78が形成されてい
る。
【0038】前カバー本体76の前面には、露光用開口
79を取り囲むように弧状突部81が形成されている。
この弧状突部81は、レンズホルダ73の回動を円滑に
ガイドするとともに、この両端に形成されたストッパ8
1a,81bによりレンズホルダ73の回動範囲を規制
する。また、レンズホルダ73を回動させた際に、レン
ズホルダ73をストッパ81aまたはストッパ81bに
当接する位置に位置決めするトグルバネ83が、前カバ
ー本体76の前面下方部に形成されたピン84と、レン
ズホルダ73の背面側に形成された突起との間に架け渡
されている。
【0039】ストッパ81aは、トグルバネ83の付勢
により時計方向に移動されるレンズホルダ73を係止
し、ノーマルレンズ71を撮影光軸L2上にセットす
る。また、ストッパ81bは、トグルバネ83の付勢に
より反時計方向に移動されるレンズホルダ73を係止
し、マクロレンズ72を撮影光軸L2上にセットする。
このマクロレンズ72が撮影光軸L2上にセットされる
時には、ターゲットマーク75が前カバー76と前面パ
ネルパネル77との隙間から、前カバー76に形成され
たファインダ窓85の前面に挿入される。なお、ファイ
ンダ窓85と同形状のファインダ窓86が前面パネル7
7にも形成されている。また、前カバー76,前面パネ
ル77にそれぞれ形成された開口87,88は、導光部
材19の照射部19aを受け入れるものである。
【0040】なお、前記レンズホルダに保持される2個
の撮影レンズとして、ノーマルレンズとマクロレンズの
組み合わせを採用したが、この組み合わせの代わりにテ
レレンズとワイドレンズの組み合わせでもよい。また、
撮影レンズを光軸方向に進退させる構成は、上記のよう
な円筒,コイルバネ,レンズ押さえ等によるものに限ら
ず、カム等による構成でもよい。
【0041】また、導光部材の形状は、図示した形状に
限定されないのはもちろんで、例えば横長のものでもよ
く、また外光のみを採光するものでもよい。また、写真
フイルムに写し込むデータは、日付データに限定される
ことはなく、例えば簡単なメッセージやロゴマーク等で
あってもよい。さらに、写し込みデータの表示体として
は、液晶パネルである必要はなく、遮光性シートに写し
込みデータを光透過部として形成したデータシートを用
いることもでき、この場合にはデータシートを交換でき
るようにしておくこともできる。また、データ光を写真
フイルム面に結像させる結像手段として結像レンズを用
いたが、光ファイバーとレンズの組み合わせ等も用いる
ことができる。
【0042】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のレンズ付
きフイルムユニットは、撮影機構の撮影ピント位置を切
り替える切替手段と、撮影機構のシャッタ開閉に同期し
て所定のデータを写真フイルムに写し込むデータ写し込
み装置とを設けたので、撮影ピント位置を切り替えでき
るとともに日付等のデータを撮影コマに写し込むことが
できる。また、前記データ写し込み装置としては、透過
型の液晶パネルに日付等のデータを表示するデータモジ
ュールと、前記液晶パネルに外光等を導いて照射する導
光部材と、前記液晶パネルを透過したデータ光を導いて
写真フイルム面に結像させる結像手段とから構成したも
のを用いることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を実施したレンズ付きフイルムユニット
の外観を示す斜視図である。
【図2】ユニット本体の構成を示す分解視図である。
【図3】ユニット本体の結像光学系の構成を示す概略斜
視図である。
【図4】撮影レンズを進退する構成を示す分解斜視図で
ある。
【図5】別の実施形態を示す要部の分解斜視図である。
【符号の説明】 1 レンズ付きフイルムユニット 2 ユニット本体 10 ピント切替ノブ 14 撮影レンズ 16 ファインダ 19 導光部材 39 データモジュール 41 液晶パネル 52 結像レンズ 64 レンズ押さえ 71 ノーマルレンズ 72 マクロレンズ 73 レンズホルダ 75 ターゲットマーク

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 撮影機構を備えたユニット本体に予め未
    露光の写真フイルムを内蔵するレンズ付きフイルムユニ
    ットにおいて、 前記撮影機構の撮影ピント位置を切り替える切替手段
    と、前記撮影機構のシャッタ開閉に同期して所定のデー
    タを写真フイルムに写し込むデータ写し込み装置とを設
    けたことを特徴とするレンズ付きフイルムユニット。
  2. 【請求項2】 前記データ写し込み装置は、透過型の液
    晶パネルに日付等のデータを表示するデータモジュール
    と、前記液晶パネルに外光等を導いて照射する導光部材
    と、前記液晶パネルを透過したデータ光を導いて写真フ
    イルム面に結像させる結像手段とからなることを特徴と
    する請求項1記載のレンズ付きフイルムユニット。
JP33619198A 1998-11-26 1998-11-26 レンズ付きフイルムユニット Pending JP2000162697A (ja)

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