JP2000267174A - データ写し込み装置 - Google Patents

データ写し込み装置

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JP2000267174A
JP2000267174A JP11072995A JP7299599A JP2000267174A JP 2000267174 A JP2000267174 A JP 2000267174A JP 11072995 A JP11072995 A JP 11072995A JP 7299599 A JP7299599 A JP 7299599A JP 2000267174 A JP2000267174 A JP 2000267174A
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JP
Japan
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optical axis
data
projection
lens
photographic film
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JP11072995A
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Kazumi Koike
和己 小池
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Fujifilm Holdings Corp
Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 歪みの無い投影像を写し込むことができるデ
ータ写し込み装置を提供する。 【解決手段】 液晶パネル38には、透過型のデータパ
ターン40が設けられている。液晶パネル38の後方に
は、投影レンズが設けられており、該パネル38に光を
照射して、写真フイルム上に該パターン40の投影像が
写し込まれる。写真フイルムは、撮影レンズの像面湾曲
を補正するために写真フイルムの長手方向に湾曲されて
いる。液晶パネル38の中心は、投影光軸49aから、
撮影レンズの光軸から離れていく方向にずらして配置さ
れている。データパターン40の高さHは、その方向に
向かって、徐々に小さくなっている。このため、投影倍
率の変化が補正されて、投影像に歪みがなくなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】写真フイルムに文字やマーク
等を光学的に写し込むデータ写し込み装置に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】写真フイルムに撮影日や時間等のデータ
を光学的に写し込むデータ写し込み装置が知られてい
る。このデータ写し込み装置は、安価なコンパクトカメ
ラにも普及しており、現在では、1回使用型のカメラで
あるレンズ付きフイルムユニットにも採用が検討されて
いる。
【0003】データを写し込む方式としては、写真フイ
ルムの前面(乳剤面)側から写し込む前面写し込み方式
と、写真フイルムの裏面(ベース面)側から写し込む裏
面写し込み方式とがある。いずれの方式においても、撮
影レンズで露光される露光画面内のコーナーから画面内
側に寄せた位置にデータを写し込むのが一般的である。
【0004】前面写し込み方式は、表示パネルと写真フ
イルムとの間に投影レンズを配置して、表示パネルに表
示されるデータパターンをこの投影レンズで投影して写
真フイルム上に結像させる方式であり、また、カメラボ
ディの厚みを利用して表示パネルと写真フイルムとの間
隔を十分に確保できるため、データをシャープに写し込
むことができる。
【0005】表示パネルは、例えば、液晶パネルや微小
なLEDを配列させたものからなり、その制御回路や駆
動回路及び電源等が一体となったデータモジュールに組
み込まれて利用される。前面写し込み方式では、このデ
ータモジュールをカメラボディ前面内部に収納し、ま
た、一般に、撮影光軸と垂直をなすボディ外壁面と平行
に配置することによって、デッドスぺースを少なくして
いる。このため、ボディを小型化することができるとい
う利点がある。
【0006】ところで、安価なカメラや1回使用型のカ
メラであるレンズ付きフイルムユニット等では、撮影レ
ンズの像面湾曲に応じて、該レンズの後方に配置される
写真フイルム支持板を湾曲させたものがある。このよう
な、カメラでは、該支持板の湾曲に沿って写真フイルム
をセットすることにより、像面湾曲を補正した被写体像
を露光できるようにしている。このため、撮影レンズを
複雑な構成にすることなく、像面湾曲を補正することが
でき、コストダウンが可能になっている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところが、このような
湾曲した写真フイルム面にデータパターンの投影像を写
し込む場合には、その湾曲方向に沿って投影距離が変化
するため、投影像のピント位置がズレてしまうという問
題が生じる。
【0008】この問題に対しては、例えば、表示パネル
に像面湾曲に応じた傾きをつけたり、データパターンと
投影レンズとの間にプリズムを設けることにより、ピン
ト位置を補正することが考えられている。
【0009】しかしながら、上記の方法によると、ピン
ト位置の補正はできるが、投影距離の変化に伴う投影像
の倍率変化を補正することはできない。特に、投影位置
を、撮影レンズの撮影光軸(露光画面の中央)側に寄せ
たい場合には、データパターンの中心を投影レンズの投
影光軸から、撮影光軸から離れる方向に向かってずらす
必要がある。このような場合、投影像の倍率変化は、デ
ータパターンの位置が投影光軸から離れていくに従って
拡大してしまう。
【0010】また、投影光軸から離れた位置から該レン
ズに向かうデータ光は、その周辺部を通過することにな
る。そして、このデータ光は、光軸付近を通過するデー
タ光と比較して、周辺部の収差の影響を受ける。このた
め、その投影像には、スポット像が拡大されて、これが
像のボケとして現れてしまうことになる。
【0011】本発明は、上記問題点を考慮してなされた
もので、歪みの無い投影像を写し込むことができるデー
タ写し込み装置を提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、本発明のデータ写し込み装置は、撮影レンズの像面
湾曲を補正するために、写真フイルムを少なくともその
長手方向に湾曲させて支持するカメラに内蔵され、前記
写真フイルムに写し込まれるデータパターンを表示する
表示パネルと、前記写真フイルムと前記表示パネルとの
間に配置され、前記データパターンを投影する投影レン
ズとを有し、前記データパターンの中心を前記撮影レン
ズの撮影光軸から離れる方向に、前記投影レンズの投影
光軸からずらして配置したデータ写し込み装置におい
て、前記データパターンのサイズの内、少なくとも前記
長手方向と垂直をなす方向のサイズを、前記投影光軸側
から前記撮影光軸から離れる側に向かうに従って、小さ
くしたことを特徴とするものである。
【0013】また、分割された複数のセグメントの組み
合わせで前記データパターンを構成し、前記投影光軸側
から前記撮影光軸から離れる側に向かうに従って、前記
セグメントの幅を小さくし、且つ隣接するセグメントと
の間隔を広くしたことを特徴とするものである。
【0014】
【発明の実施の形態】図2は、本発明のデータ写し込み
装置が組み込まれたレンズ付きフイルムユニット(以
下、フイルムユニットという)2の外観形状を示すもの
である。フイルムユニット2は、前面に撮影レンズ3,
ファインダ対物窓4,ストロボ発光部6,ストロボスイ
ッチ7,集光板8等が設けられている。また、フイルム
ユニット2の上面には、シャッタボタン9,残り撮影可
能コマ数を表示するカウンタ窓11,ストロボ充電の完
了を表示する表示用ライトガイド12が突出される開口
13が設けられている。さらに、フイルムユニット2の
背面側には、巻上げノブ14、ファインダ接眼窓16
(図3参照)が設けられている。
【0015】図3にフイルムユニット2の分解斜視図を
示す。フイルムユニット2は、本体基部17,露光ユニ
ット18,ストロボユニット19,前カバー21,後カ
バー22,データ写し込み装置を構成するデートモジュ
ール23とからなるユニット本体と、カートリッジ26
及びカートリッジから引き出されてロール状に巻かれた
未露光の写真フイルム27とからなる。
【0016】本体基部17の両端には、カートリッジ2
6を収納するカートリッジ収納室17aと、写真フイル
ム27を収納するフイルムロール室17bとが一体に形
成されている。カートリッジ収納室17aの上部には巻
上げノブ14が設けられ、その下面に一体に形成された
巻上げ軸がカートリッジ26のスプールに係合する。撮
影ごとに巻上げノブ14を回動操作することによって、
撮影済みの写真フイルム27は1コマ分ずつカートリッ
ジ26に巻き込まれる。このフイルム1コマ巻上げに連
動して露光ユニット18に組み込まれたシャッタ機構が
次回の撮影のためにチャージされ、またフイルム1コマ
給送が完了すると露光ユニット18に組み込まれたロッ
クレバーによって巻上げノブ14の回動がロックされ
る。
【0017】本体基部17の中央にはアパーチャー17
cが形成されており、撮影位置に送られてきた写真フイ
ルム27の前面で1コマ分の露光範囲28を制限する。
アパーチャー17cの前方には角筒状に突出した暗箱基
部17dが一体に形成され、本体基部17に露光ユニッ
ト18を組み付けることによって、露光ユニット18側
の暗箱部18aとともに暗箱45(図5参照)を構成す
る。
【0018】露光ユニット18は、前面にシャッタ開口
が形成された暗箱部18aをベースとして、シャッタカ
バー29,シャッタ羽根(後述43)を含むシャッタ機
構,シャッタチャージ機構,巻き止め機構,フイルムカ
ウンタ板等を組み付けたもので、さらにファインダ光学
系を構成する対物及び接眼レンズを保持している。シャ
ッタカバー29には、撮影レンズ3が組み込まれ、保持
されている。また、その前面には、露光画面28内に撮
影年月日を写し込むためのデートモジュール23が、受
け板31を介して組み付けられる。
【0019】ストロボユニット19は、回路基板32
と、これに取り付けられたストロボ発光部6,メインコ
ンデンサ,シンクロスイッチ33,電池34等から構成
されている。充電スイッチ7が上方にスライドされる
と、この充電スイッチ7の背面側に形成された突起で金
属接片36が弾性変形されて、回路基板32上の接点に
接触する。これによりメインコンデンサへの充電が開始
される。この充電の完了は、ライトガイド12を介し
て、撮影者に確認される。シンクロスイッチ33はスト
ロボ発光用のトリガ信号を得るためのもので、シャッタ
羽根が開放したときにオンしてストロボを発光させる。
【0020】後カバー22の下方には、カートリッジ収
納室17aとフイルムロール室17bの底部を覆う底蓋
22a,22bが形成されている。また、後カバー22
の前面中央部には、写真フイルム27を背面から支持す
るフイルム支持面22cがアパーチャー17cに対面し
て形成されている。このフイルム支持面22cとアパー
チャー17cとは、撮影レンズ3による像面湾曲を補正
するために、写真フイルム27の搬送方向(長手方向)
に沿って凹状に湾曲されている。
【0021】図4において、デートモジュール23は、
時計回路及び液晶ドライバ等を含むICチップが組み込
まれたモジュール本体36と、これを駆動するモジュー
ル用電池37とからなる。モジュール本体36には、時
計回路からの計時信号によって現在の年月日を表示する
液晶パネル38が設けられている。
【0022】デートモジュール23は、受け板31によ
って、前カバー21と平行になるように配置される。こ
れにより、デートモジュール23が撮影レンズ3よりも
前方に突出することがなくなり、前カバー21との間で
のデッドスペースをなくすことができる。
【0023】液晶パネル38は、不透明な背景に白抜き
(透明)で「年,月,日」、例えば「98 11 0
3」等のデータパターン(後述40)を表示する透過型
のものが用いられている。液晶パネル38の前面には、
集光板8の照射部8aが配置される。この照射部8a
が、前カバー21の前面から外光を集光して、これを写
し込み光源として、液晶パネル38を照明する。この光
が、液晶パネル38を透過して、該パネル38の背面側
からデート光として射出される。
【0024】シャッタカバー29と、暗箱部18aとに
は、このデート光を写し込む開口41,42がそれぞれ
設けられている。シャッタ羽根43は、バネ44によっ
て閉じ位置に付勢されており、シャッタ機構により蹴飛
ばされて開閉される。シャッタ羽根44には、シャッタ
開口46の開閉を行うシャッタ部43aとともに、前記
開口42を開閉するデート写し込み用シャッタ43bが
延設されている。
【0025】暗箱45の上方からの断面図である図5に
示すように、液晶パネル38の背面には、プリズム47
が設けられている。このプリズム47によって、フイル
ム支持板22cの像面湾曲に合わせてデート光に角度を
つけるようにしている。これにより、液晶パネル38の
端部38a側と,端部38b側の各々のピント位置の調
節を行っている。なお、このピント調節は、プリズム4
7で行わなくてもよく、例えば、液晶パネル38自体を
傾けてもよい。
【0026】プリズム47を通過したデート光は、開口
41,42を通過して暗箱45内に入り込む。この暗箱
45内には、撮影レンズ3から入射する被写体光51の
フレアを防止するフレア防止枠48が設けられている。
このフレア防止枠48には、デート光を結像するための
投影レンズ49と、該レンズ49の前方に絞り50が設
けられている。この投影レンズ49は、被写体光51を
遮らない位置に固定されている。
【0027】投影レンズ49を通過したデート光は、露
光画面28内の正面からみて右上隅のデート写し込み位
置52に結像する。デート写し込み位置52は、露光画
面28の右隅から若干中央に寄せて設定される。これに
より、例えば、プリントサイズ指定を変更して、より小
さいプリント範囲に対してプリントを行う場合でも、撮
影日付がプリントされるようになっている。また、写真
プリンタのフイルム搬送部の停止精度の影響や、写真プ
リンタの持つプリント倍率の誤差の影響を受けた場合で
も投影像がプリント上でけられることがなくなる。
【0028】デート写し込み位置52を上記位置に設定
するために、液晶パネル38の中心を撮影光軸3aから
写真フイルム27の長手方向に沿って離れる方向に、投
影レンズ49の投影光軸49aからずらして配置してい
る。これにより、端部38a側から写真フイルム27ま
での投影距離と、端部38bから写真フイルム27まで
の投影距離との間に差が生じる。この結果、端部38b
側の投影像は、端部38a側の投影像に比較して、投影
倍率が拡大されて結像する。
【0029】また、端部38b側からのデート光は、投
影光軸49aからずれているため、入射角がきつくな
り、投影レンズ49の周辺部を通過することになる。こ
のため、その投影像は、レンズの収差の影響によりボケ
が発生し、スポット像が大きくなる。
【0030】図1は、液晶パネル38をフイルムユニッ
ト2の前方側から見た正面図である。液晶パネル38に
は、撮影日付を表示するデータパターン40が設けられ
ている。このデータパターン40は、分割されたセグメ
ント40aを7つ組み合わせて1文字を表示し、これを
6文字分設けたものである。
【0031】データパターン40のサイズは、まず、投
影倍率の変化に対応するために、写真フイルム27の長
手方向と垂直をなす1文字分の高さHを、端部38a側
から端部38b側へ向かって、H1,H2,H3の順に
小さくしている。同様に、1セグメントの線幅Dも、D
1,D2,D3の順に細くしている。他方、セグメント
間の間隔Tについては、スポット像によるボケ対策とし
て、端部38a側から端部38b側へ向かって、T1,
T2,T3の順に広げている。
【0032】また、1文字の幅Wについては、W1で一
定としている。これは、投影レンズ49の前方に、絞り
50が設けられていることから、投影レンズ49を通過
した投影像には、マイナスのディストーションが発生
し、これにより、写真フイルム27の長手方向の倍率変
化はキャンセルされると考えられるためである。もちろ
ん、このようなディストーションの影響を考慮できない
場合には、幅Wを変化させてもよい。
【0033】次に上記装置による作用について説明す
る。シャッタボタン9が押下されると、シャッタ機構が
作動してシャッタ羽根43が開閉される。この開閉中
に、撮影レンズ3から撮影用シャッタ開口46を通っ
て、被写体光51が暗箱45の内部に入射する。そし
て、被写体光51は、フレア防止枠48の開口を通過し
て写真フイルム27に露光する。また、ストロボ充電が
完了している場合には、シャッタ開閉に連動して、シン
クロスイッチ33がオンされてストロボ光が発光する。
【0034】これにより、露光画面28の全域に被写体
像の潜像が形成される。このとき、写真フイルム27
は、撮影レンズ3の像面湾曲を補正するようにして湾曲
した形状に支持されているから、被写体像は、像面湾曲
が補正されて結像される。
【0035】他方、液晶パネル38は、集光板8によっ
て集光された外光により、照射された状態にある。この
ため、シャッタ羽根43の開閉により、デート用シャッ
タ部43bも開閉すると、液晶パネル38から射出した
デート光が、プリズム47,デート用シャッタ開口42
を通って、暗箱45の内部に入射する。このデート光
は、投影レンズ49を通って、デート写し込み位置52
に露光する。
【0036】両端部38a,38bから射出したデート
光は、プリズム47によって、ピント位置のズレが補正
されて、結像される。また、データパターン40のサイ
ズは、端部38a側から端部38b側に向かって、高さ
Hとセグメント40aの幅dが、徐々に、小さくなって
いる。このため、投影倍率の変化は補正され、結像した
投影像は均一なサイズで写し込まれる。また、この逆
に、セグメント40a間の間隔Tは、広がっているた
め、スポット像の拡大による像のボケは、この間隔Tに
吸収されて補正される。これにより、歪みのない投影像
が写し込まれる。
【0037】ストロボ撮影を行う場合には、被写体で反
射したストロボ光が、集光板8にも入射し、デート光が
作成される。これによれば、暗闇でのストロボ撮影の場
合でも、確実にデート画像を写し込むことができる。以
下、同様にして撮影を繰り返すことで、写真フイルム2
7の各撮影コマに撮影日が写し込まれる。
【0038】撮影終了後、プリント依頼する場合には、
フイルムユニット2の本体毎、現像所に提出される。プ
リントが終了すると、プリント写真と、写真フイルム2
7及びカートリッジ28がユーザーに返却される。各プ
リントには、年から日にいたるまで、像の歪みがなく、
ピントの合った撮影日付が左下隅にプリントされる。
【0039】上記実施形態では、表示パネルとして、液
晶パネルを使用した形で説明しているが、液晶パネルで
なくともよく、例えば、図6(A)及び(B)に示すよ
うな表示パネル56,57を用いてもよい。表示パネル
56,57は、プラスチックの不透明な板58に、任意
の文字(図上”HAPPY”で示す)の型を繰り抜いた
透過型のデータパターン61,62を形成したものであ
る。
【0040】図6(A)及び(B)は、それぞれ、表示
パネル56,57をフイルムユニット2前方からみた正
面図である。この表示パネル56,57は、いずれも、
端部56a,57a側を投影光軸49aよりに位置させ
て配置される。
【0041】データパターン61のサイズは、高さH
を、端部56a側のH4から端部56b側のH5に向か
って、幅WをW4からW5に向かって、ともに小さくな
るようにしている。他方、データパターン62のサイズ
は、幅WはW4で一定にして、高さHだけをH4からH
5に向かって小さくしている。上述した投影レンズ49
のディストーションの影響を考慮できない場合には、表
示パネル56を使用することにより、歪みの無い投影像
を写し込むことができる。
【0042】また、表示パネルとして透過型の液晶パネ
ルを用い、これを外光で照明してデート光を得ている
が、ストロボ光の一部を導光して照明するものでもよい
し、また、撮影毎に点灯する発光手段をデートモジュー
ルに内蔵し、これで照明してもよい。また、表示パネル
として、自ら光を放出する電子表示手段、例えば複数の
発光ダイオードを「8」の字状に並べたものを複数個備
えたものであってもよい。
【0043】さらに、上記実施形態では、レンズ付きフ
イルムユニットに実施した例で説明したが、本発明は、
これに限らずカメラにも利用することができる。また、
データとして撮影日を光学的に写し込む他に、例えば、
団体名やそのロゴマーク等、各種の文字や記号等を写し
込む場合にも利用することができる。
【0044】また、プリント時に、HサイズやCサイズ
等のサイズ指定を行うことなく、各コマ毎に異なるサイ
ズでプリントできるように、撮影時に、各コマ毎にプリ
ントサイズを指定するビットマークを写し込むことがで
きるレンズ付きフイルムユニットに実施してもよい。
【0045】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明のデ
ータ写し込み装置は、表示パネルに表示されるデータパ
ターンのサイズの内、少なくとも前記長手方向と垂直を
なす方向のサイズを、投影光軸側から撮影光軸から離れ
る側に向かうに従って、小さくしたから、歪みのない投
影像を写し込むことができる。また、分割された複数の
セグメントの組み合わせで前記データパターンを構成
し、前記投影光軸側から前記撮影光軸から離れる側に向
かうに従って、前記セグメントの幅を小さくし、且つ隣
接するセグメントとの間隔を広くしたから、例えば、撮
影日付等の文字を歪みなく写し込むことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】液晶パネルをレンズ付きフイルムユニットの前
方から見た正面図である。
【図2】データ写し込み装置を内蔵したレンズ付きフイ
ルムユニットの全体斜視図である。
【図3】レンズ付きフイルムユニットの構成を示す分解
斜視図である。
【図4】露光ユニットとデートモジュールを示す斜視図
である。
【図5】液晶パネルと、投影レンズと、写真フイルムと
の位置関係を示す断面図である。
【図6】プラスチック板で形成した表示パネルの1例を
示す説明図である。
【符号の説明】
23 デートモジュール 38 液晶パネル 40,61,62 データパターン 49 投影レンズ 56,57 表示パネル

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 撮影レンズの像面湾曲を補正するため
    に、写真フイルムを少なくともその長手方向に湾曲させ
    て支持するカメラに内蔵され、前記写真フイルムに写し
    込まれるデータパターンを表示する表示パネルと、前記
    写真フイルムと前記表示パネルとの間に配置され、前記
    データパターンを投影する投影レンズとを有し、前記デ
    ータパターンの中心を前記撮影レンズの撮影光軸から離
    れる方向に、前記投影レンズの投影光軸からずらして配
    置したデータ写し込み装置において、 前記データパターンのサイズの内、少なくとも前記長手
    方向と垂直をなす方向のサイズを、前記投影光軸側から
    前記撮影光軸から離れる側に向かうに従って、小さくし
    たことを特徴とするデータ写し込み装置。
  2. 【請求項2】 分割された複数のセグメントの組み合わ
    せで前記データパターンを構成し、前記投影光軸側から
    前記撮影光軸から離れる側に向かうに従って、前記セグ
    メントの幅を小さくし、且つ隣接するセグメントとの間
    隔を広くしたことを特徴とする請求項1記載のデータ写
    し込み装置。
JP11072995A 1999-03-18 1999-03-18 データ写し込み装置 Pending JP2000267174A (ja)

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