JP2001235842A - レンズ付きフイルムユニット - Google Patents

レンズ付きフイルムユニット

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JP2001235842A
JP2001235842A JP2000048612A JP2000048612A JP2001235842A JP 2001235842 A JP2001235842 A JP 2001235842A JP 2000048612 A JP2000048612 A JP 2000048612A JP 2000048612 A JP2000048612 A JP 2000048612A JP 2001235842 A JP2001235842 A JP 2001235842A
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body base
lens
front cover
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JP2000048612A
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Mitsuhiro Moriya
光宏 森谷
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Fujifilm Holdings Corp
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Fuji Photo Film Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 付加装置を本体基部と前カバーとの間に保持
する。 【解決手段】 レンズ付きフイルムユニット1は、写真
フイルムカートリッジが装填される本体基部17と、本
体基部17の前面及び背面に着脱自在に取り付けられる
前カバー15及び後カバー16と、支持板20と、デー
トモジュール21と、ストロボユニットとから構成され
る。本体基部17の前面には、露光部36が組み付けら
れており、露光部36の前面側には、支持板20が係止
されている。デートモジュール21は、その上部が本体
基部17に設けられた位置決めピン37a,37bによ
り位置決めされている。デートモジュール21の前面か
ら、前カバー15が本体基部17へ装着されることによ
り、当接ピン15aに押さえつけられるようにして、前
カバー15と本体基部17との間にデートモジュール2
1が保持される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、撮影に機能を付加
する装置を内蔵したレンズ付きフイルムユニットに関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】いつでも手軽に写真撮影ができるよう
に、予め写真フイルムを内蔵したレンズ付きフイルムユ
ニットが本出願人より提供されている。このレンズ付き
フイルムユニットは、写真フイルムカートリッジを装填
した本体基部と、この本体基部の前に取り付けられる前
カバーと、本体基部の背面に取り付けられる後カバーと
を持っている。本体基部の中央前面には、シャッタ機
構、撮影レンズ等を有する露光部が組み込まれている。
写真フイルムの撮影コマの全てに撮影を完了すると、そ
のまま現像所に提出される。現像所では、露光済みの写
真フイルムを収納したカートリッジを、後カバーの底蓋
を開いて取り出し、現行の現像処理システムを使用して
現像及び焼付け等の処理を行う。ユーザーにはプリント
写真と現像済みの写真フイルムとが返却される。
【0003】ところで、レンズ付きフイルムユニットに
日付写し込み機構を内蔵したものが、特開平10−96
991号公報に提案されている。この公報記載の日付写
し込み機構は、予めカレンダーを記憶した時計回路によ
り自動的に更新される日付を液晶表示するデートモジュ
ールを設け、撮影用のシャッタ羽根に連動して日付写し
込み用のシャッタ部材が作動し、ボディ前面の窓から入
射する自然光を集光レンズにより導き、白抜き(透明)
の日付が液晶表示された表示板を通して写真フルムの露
光画面内に日付を写し込むようにしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述したような日付写
し込み機構を設けるにあたっては、日付を液晶表示する
デートモジュールを撮影レンズと近接して配置しなけれ
ばならない。ところが、撮影レンズが組み込まれる本体
基部の前面は、前カバーの内壁面側との間隔が狭いた
め、デートモジュールを保持するための係止爪等を設け
ることが困難であり、また係止爪等を設けた場合、前カ
バーが出っ張り、ボディ自体が厚くなる。
【0005】本発明は上記事情を考慮してなされたもの
で、撮影に機能を付加する付加装置を本体基部と前カバ
ーとの間に確実に保持することが可能なレンズ付きフイ
ルムユニットを提供する。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明のレンズ付きフイルムユニットでは、写真フ
イルムカートリッジが装填され、撮影レンズ、暗箱、及
びシャッタ機構などの露光付与機構を有する露光部が前
面に設けられている本体基部と、この本体基部の前面で
前記本体基部に対して着脱自在に設けられている前カバ
ーと、前記露光部による撮影に機能を付加し、前記本体
基部と前記前カバーとの間に介在する薄板形状の付加装
置とを備え、前記付加装置の上部に設けた位置決め用の
ピン又は穴を、前記本体基部の前面に設けた位置決め穴
又は位置決めピンに挿入した後、付加装置の前面側から
前記前カバーを前記本体基部に装着することで、前記付
加装置を前カバーと本体基部との間に挟み込んで保持し
ている。
【0007】なお、前記付加装置としては、予めカレン
ダーを記憶した時計回路により自動的に更新される日付
を表示する透過型の液晶表示部を有するデートモジュー
ルであることが好ましい。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明を適用したレンズ付
きフイルムユニットを説明する。レンズ付きフイルムユ
ニット1は、図1に示すように、ユニット本体2と、こ
れの外周を覆う外装体3とから構成されている。ユニッ
ト本体2には、前面に、撮影窓4、採光窓5、切替操作
ボタン6、ファインダ対物窓5、ストロボ発光窓8、ス
トロボ充電開始ボタン9が、また、上面にシャッタボタ
ン10、フイルム残数表示窓11、充電完了ランプ表示
窓12、さらに背面に巻き上げノブ13が配置されてい
る。外装体3は、裏面に接着剤が塗布された帯状の紙片
であり、ユニット本体2の中央部分に巻かれるように貼
付される。外装体3には、撮影窓4やファインダ対物窓
5等を外部に露呈させる開口が形成されており、レンズ
付きフイルムユニット2の使用方法や使用上の注意事項
等が印刷されている。
【0009】ユニット本体2は、図3に示すように、前
カバー15、後カバー16、本体基部17、ストロボユ
ニット19、支持板20、デートモジュール21、及び
写真フイルムカートリッジ28とから構成される。
【0010】本体基部17には、カートリッジ29を収
納するためのカートリッジ収納室30と、カートリッジ
29から引き出した未露光の写真フイルム31をフイル
ムロール31aの形態で収納するためのフイルム収納室
32とが一体成形されている。
【0011】前カバー15には、上面にシャッタボタン
10、充電完了表示窓12が、また前面に、ストロボ発
光窓8がそれぞれ一体に形成され、本体基部17の前面
に着脱自在に取り付けられる。後カバー16には、ファ
インダー接眼窓14と巻き上げノブ13を外部に露呈さ
せる開口16aとが形成されており、本体基部17の背
後に着脱自在に取り付けられ、本体基部17との間で写
真フイルムカートリッジ28を光密に収納する。カート
リッジ収納室30とフイルム収納室32との底は開口と
なっており、写真フイルムカートリッジ28を装填した
後に、後カバー16に設けたプルトップ式の底蓋34,
35によってそれぞれ塞がれる。このうち底蓋34は、
撮影済みの写真フイルムを収納したカートリッジ29を
取り出すときの蓋となる。
【0012】カートリッジ収納室30の上面には、巻き
上げノブ13が回動自在に配置されている。巻き上げノ
ブ13の軸は、カートリッジ29のスプール29aの一
端に係合されている。巻き上げノブ13は、後カバー1
6の開口16aから露呈され、フイルム巻き上げ方向
(同図に示す反時計方向)への回転操作により、スプー
ル29aがフイルム巻き取り方向に回転して撮影済みの
写真フイルム31をカートリッジ29の内部に収納する
巻き上げ機構を構成する。
【0013】露光部36は、本体基部17の中央付近
に、カートリッジ収納室30とフイルム収納室32との
間に挟まれるようにして一体に設けられている。露光部
36は、詳しくは、図4に示すように、前方に向かって
角筒状に突出した暗箱37に、撮影レンズ39、シャッ
タ機構、フイルム巻き止め機構、シャッタチャージ機
構、及び、ファインダー光学部品等が組み込まれたもの
である。露光部36の前面側には、支持板20、及びデ
ートモジュール21が、右側には、ストロボユニット1
9が着脱自在に取り付けられる。また、撮影レンズ39
は、撮影窓5に対応した位置に配置される。
【0014】ストロボユニット19は、メインコンデン
サ41、シンクロスイッチ42、充電スイッチ43、昇
圧コイルなどの回路部品を取り付けた回路基板45と、
ストロボ放電官やリフレクタなどを含む発光部46と、
電源電池47とからなる。回路基板45には、回路パタ
ーンがプリントされるとともに、各種回路部品が取り付
けられて、ストロボ回路が形成されている。回路基板4
5の前面には、支持板20の一部が位置し、その前方に
取り付けられるストロボ充電開始ボタン9のスライド操
作により、充電スイッチ43のオン/ オフが行われる。
充電スイッチ43がオンになると、電源電池47からの
電圧が昇圧されてメインコンデンサ41に充電が行われ
る。シャッタレリーズに連動してシャッタ機構が作動す
ることでシンクロスイッチ42がONする。シンクロス
イッチ42がONすると、発光部46の内部の放電管に
トリガー信号が与えられ、メインコンデンサ41に蓄積
された充電電圧により放電管が放電して発光部46から
ストロボ光が照射される。このストロボ光は、ストロボ
発光窓8を通して被写体に向けて照射される。
【0015】デートモジュール21は、水晶発振子、時
計回路、LCDドライバー、及び、透過型の文字発生用
の液晶表示部49、及びデート初期設定スイッチ等を一
体化したモジュール基板51と、モジュール用電源電池
52とで構成されている。薄板形状のモジュール基板5
1の図中前面側には、デート光用の第1シャッタ部材5
3、切替操作ボタン6、ライトガイド54が配置され
る。さらに、モジュール基板51の前面側には、電源電
池52を取り付ける電池取り付け部56が設けられてお
り、回路パターンの一部である接点部57が露呈してい
る。
【0016】時計回路には、将来の数年間のカレンダー
が記憶されており、内蔵の基準パルス発生器を水晶発振
子により補正し、正確な時間パルスを得て、年、月、及
び日との関連を液晶表示部49に正確に表示する。デー
ト初期設定スイッチは、デートの初期設定を行うための
ものである。デートモジュール21の表示は、予め工場
で生産された日を基準にして設定され、レンズ付きフイ
ルムユニット1の外部からは変更できないようにされて
いる。
【0017】ボタン型タイプの電源電池52は、面の表
と裏とで極性が分かれており、図中表面側が負極、裏面
側が正極となるように取り付けられる。電池取り付け部
56は、電源電池52の外周面に合わせた略円形状に凹
んでおり、この電池取り付け部56に電源電池52を嵌
合させることで、電池取り付け部56に組み込まれた負
極接片 (図示せず)が電源電池52の負極に接触する。
電源電池52の前面側に位置する正極接片58は、前カ
バー15の内壁面側に取り付けられている。正極接片5
8は、金属板を折り曲げ加工したものであり、前カバー
15に取り付けられる取り付け部58aと、この取り付
け部58aから、電源電池52、及び接点部57に向か
って突出した当接部58b、及び58cとが形成されて
いる。これにより、電池取り付け部56に電源電池52
を嵌合させ、電源電池52の正極に当接部58bを、接
点部57に当接部58cを接触させることで、電源電池
52からモジュール基板51へ給電が行われる。
【0018】液晶表示部49は、前カバー15の採光窓
6に対応した位置で、ライトガイド54の背後に配置さ
れており、例えば「‘00 2 18」等の文字を白抜
きで発生する。年、月、及び日は2文字ずつで構成さ
れ、1文字は7セグメント表示である。なお、月を表す
文字の2桁目だけは「1」の表示だけでよいから、直線
のセグメントを縦に並べた2セグメント表示とされてい
る。また、この液晶表示部49の前面には、前カバー1
5の内壁との間で挟装されるライトガイド54が設けら
れている。ライトガイド54は、採光窓6から露呈し、
採光窓6から入射する自然光を液晶表示部49に導く。
【0019】暗箱37の前面には、図4に示すように、
撮影レンズ39を保持し、シャッタ羽根60の前面を覆
うシャッタカバー61が着脱自在に取り付けられてい
る。このシャッターカバー61には、撮影レンズ39を
保持するレンズホルダ部62と、液晶表示部49を透過
したデート光を背後に向けて通過させるための開口63
と、デート光用の第1シャッタ部材53が回動自在に係
合する係合ピン64とがそれぞれ一体に形成されてい
る。暗箱37の上部には、モジュール基板51を位置決
めするための位置決めピン37a,37bが形成されて
いる。
【0020】モジュール基板51の上部には、位置決め
穴51a,51bが形成されている。これらの位置決め
穴51a,51bを位置決めピン37a,37bに前面
側から撮影光軸65に沿って挿入すると、液晶表示部4
9が所定位置に位置決めされる。なお、このような位置
決め用の穴又はピンについては、モジュール基板51側
に位置決めピンを、暗箱37側に位置決め穴を設けても
よい。
【0021】図1は、デートモジュール21がレンズ付
きフイルムユニット1に組み込まれた状態を示す要部断
面図である。デートモジュール21は、上述したよう
に、位置決めピン37a,37bにより位置決めがなさ
れており、支持板21と前カバー15との間に挟まれて
組み込まれている。前カバー15の内壁面側には、デー
トモジュール21の位置に合わせて、本体基部17側に
突出した当接ピン15aが複数設けられている。
【0022】デート光用の第1シャッタ部材53は、金
属板を折り曲げ加工したものであり、レンズホルダ62
を避けるように曲線を描いた略円弧形状に形成されてい
る。第1シャッタ部材53の一端には、係合ピン64に
係合する係合穴53aが形成され、他端には、液晶表示
部49の前面を覆う開閉部53bが設けられている。係
合穴53aの上方には、暗箱37側に突出するように折
り曲げられた押圧部53cと、シャッタカバー61の突
起部61aに向かって伸びているバネ部53dとが設け
られている。
【0023】押圧部53cは、シャッタボタン10の末
端部10aと当接している。バネ部53dは、突起部6
1aの下面に当接し、第1シャッタ部材53を反時計方
向に付勢する板バネとして機能する。シャッタボタン1
0が押下されると、末端部10aから押圧を受けた第1
シャッタ部材53は係合ピン64を中心にして時計方向
に回動するため、開閉部53bは液晶表示部49の下方
へ移動する。シャッタボタン10から手が離され、押圧
が解除されると、第1シャッタ部材53はバネ部53d
により反時計方向に回動するため、開閉部53bは上方
へ移動し、液晶表示部49の前面を覆い隠す。
【0024】切替操作ボタン6は、前カバー15の開口
から露呈する摘み部6aと、ライトガイド54及び第1
シャッタ部材53の間に挿入される切替枠部6bとから
なる。摘み部6aをスライド操作して、切替操作ボタン
6を上方へ移動させると、切替枠部6bに形成された開
口6cが液晶表示部49の前面に位置するため、ライト
ガイド54から入射する自然光が通過する。また、切替
操作ボタンを下方へ移動させると、開口6c上方の遮光
部6dが液晶表示部49の前面に位置するため、ライト
ガイド54から入射する自然光を遮る。
【0025】露光部36に設けた撮影レンズ39の背後
には、図5に示すように、固定絞り39aが、またこれ
の背後にシャッタ羽根60が回動自在に支持されてい
る。シャッタ羽根60は引き戻しバネ66によりシャッ
タ開口67を閉じる閉じ位置に向けて付勢されている。
このシャッタ開口67は、暗箱37の前面中央、すなわ
ち撮影レンズ39の中心を通る撮影光軸65上に設けら
れている。シャッタ羽根60は、シャッタレリーズに連
動してシャッタ機構を構成する蹴飛ばしレバーにより上
端が蹴飛ばされ、軸68を中心に1往復揺動してシャッ
タ開口67を開閉する。この間にシャッタ開口67に入
射した被写体光は、暗箱37内に入射し、有害光遮断部
材69を通って露光開口70にセットされた写真フイル
ム31に露光される。シャッタ羽根60がシャッタ開口
67を全開したときには、シャッタ羽根60の上端に設
けた突起60aによりストロボユニット19のシンクロ
スイッチ42をONする。
【0026】一方、シャッタ羽根60の一往復揺動中に
液晶表示部49を透過したデート光は、撮影レンズ39
を透過しないで、暗箱37の前面に形成したデート光用
シャッタ開口72を通って暗箱37の内部に導かれる。
このデート光用シャッタ開口72は、正面から見てシャ
ッタ開口67の右上となる位置に、シャッタ開口67と
は別に設けられており、シャッタ羽根60の先端に一体
に設けたデート光用の第2シャッタ部材73によりシャ
ッタ羽根60の開閉動作に連動して開閉される。この第
2シャッタ部材73は、シャッタ開口67を塞ぐ開閉部
60bを挟んで回転軸63とは逆側に設けられている。
【0027】暗箱37内に導かれたデート光は、結像レ
ンズ74の光軸75に沿って露光開口70に導かれ、こ
こにセットされた写真フイルム31に結像される。結像
光学系を構成する結像レンズ74は、暗箱37内を通る
撮影光束の外に位置するように、有害光遮断部材69に
取り付けられる。
【0028】有害光遮断部材69は、撮影に有害な光を
遮光する開口縁69aの左右に設けた穴69bを、露光
開口70側から撮影光軸65に沿って挿入して暗箱37
の内部左右に設けた一対のピン37c,37dに挿通さ
せ、その後、穴69bから突出した一対のピン37c,
37dの頭をカシメて固定される。結像レンズ74は、
有害光遮断部材69の右上に設けたレンズ保持部69c
で、撮影光軸65に直行する方向に沿った位置が決めら
れて保持される。
【0029】液晶表示部49を透過したデート光は、結
像レンズ74に入射する。結像レンズ74は、デート光
を撮影レンズ39側から見て露光開口70の右上の部分
に結像させる。このように、露光開口70の右上にデー
ト光を写し込むようにしたから、横位置撮影は勿論、縦
位置撮影のときにも確実に被写体画像に対して下側にデ
ート像が写し込まれるから、例えば被写体の顔にデート
画像が重複して記録されるようなことはない。
【0030】上記のように構成されたレンズ付きフイル
ムユニット1の組立工程について以下に説明する。工場
では、先ず、露光部36の組立を行う。この組立は、シ
ャッタ機構、フイルム巻止め機構、フイルムカウンタ機
構、及びファインダー光学系等を組み込む。これらの組
み込みは、暗箱37の上面側に上方からの挿入により行
われる。部分的に組立られた露光部36は、本体基部1
7に前面側から挿入することで爪結合により取り付けら
れる。
【0031】この露光部36は、撮影レンズ39の側を
上に向けた姿勢にしてから、上方からシャッタ羽根6
0、引き戻しバネ66が順に挿入されて取り付けられ
る。その後、ストロボユニット19が上方から挿入され
て本体基部17に取り付けられる。これにより、シンク
ロスイッチ42がシャッタ羽根60の揺動軌跡内に入り
込む。そして、予め撮影レンズ39を取り付けたシャッ
タカバー61が上方から挿入され、露光部36に取り付
けられる。
【0032】その後に、ストロボ充電開始ボタン9を取
り付けた支持板20が上方から挿入され、位置決め穴2
0a,位置決め切り欠き20bが本体基部17に設けら
れた位置決めピン (図示せず)に係合することにより、
本体基部17に取り付けられる。
【0033】支持板20の取り付けの後、図6に示すよ
うにデートモジュール21を支持板20の上方から挿入
し、位置決め穴51a,51bを位置決めピン37a,
37bに挿入する。また、このとき第1シャッタ部材5
3、切替操作ボタン6、及びライトガイド54も同時に
取り付けられる。この時点では、デートモジュール21
は位置決め穴51a,51bによる位置決めのみであ
り、露光装置18には保持されていない。
【0034】その後、前カバー15を上方から挿入し
て、前カバー15の内壁面側に形成された係合爪 (図示
せず)を本体基部17の係合爪17a,17bに係止さ
せることにより、前カバー15が本体基部17に結合す
る。このとき、図1に示すように、前カバー15の当接
ピン15aが、前面側から本体基部17側へ、デートモ
ジュール21を押し付けるようにして当接する。これに
より、デートモジュール21は、支持板20を介し、前
カバー15と本体基部17との間に挟み込まれて保持さ
れる。また、前カバ−15の内壁面側に取り付けられて
いる正極接片58を、電源電池52と接点57との接続
用だけではなく、前カバー15側から本体基部17側へ
付勢する板バネとしての機能を持たせることにより、よ
り強固にデートモジュール21を本体基部17へ押さえ
付けることができる。
【0035】次に、結像レンズ74、有害光遮断部材6
9を取り付ける。この取り付けは、本体基部17の背面
側からの挿入となるため、例えば本体基部17を反転し
て背面側を上にした姿勢にする。そして、暗箱37の内
部に有害光遮断部材69、結像レンズ75を一方向から
順に組み込む。
【0036】結像レンズ74、有害光遮断部材69を取
り付けた本体基部17は、暗室に搬送され、ここで写真
フイルムカートリッジ28が装填される。この装填は、
本体基部17のカートリッジ収納室30にカートリッジ
29を、またカートリッジ29から未露光の写真フイル
ム31を引き出してロール形態にしたフイルムロール3
1aをフイルムロール室32にそれぞれ装填した後に、
後カバー16を本体基部17に背後から取り付け、最後
に蓋34,35を閉めることで完了する。そして、完成
したユニット本体2に外装体3が被せられた後に出荷さ
れる。
【0037】なお、上記実施形態では、本体基部と前カ
バーとの間に内蔵され、撮影に機能を付加する付加装置
として、デートモジュールを例にあげたが、本発明はこ
れに限定するものではなく、例えば、特開平9−581
7号公報に示されているような自動的に絞りを切り替え
るようにした自動露出制御装置や、特願平11−250
490号で提案されているような、被写体輝度を測光
し、フイルム感度に応じた設定値に満たない場合、撮影
者に警告する低輝度警告装置などに適用することもでき
る。
【0038】
【発明の効果】以上のように、本発明のレンズ付きフイ
ルムユニットでは、付加装置の上部に設けた位置決め用
のピン又は穴を、本体基部の前面に設けた位置決め穴又
は位置決めピンに挿入した後、付加装置の前面側から前
記前カバーを前記本体基部に装着することで、前記付加
装置を前カバーと本体基部との間に挟み込むため、付加
装置を確実に保持することが可能であるとともに、レン
ズ付きフイルムユニットの厚みを抑えることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のレンズ付きフイルムユニットの構成を
示す要部断面図である。
【図2】本発明のレンズ付きフイルムユニットの外観斜
視図である。
【図3】ユニット本体の分解斜視図である。
【図4】露光装置及びデートモジュール周辺の構成を示
す分解斜視図である。
【図5】結像光学系の概略を示す斜視図である。
【図6】デートモジュールの組立工程時の状態を示す斜
視図である。
【符号の説明】
1 レンズ付きフイルムユニット 2 ユニット本体 3 外装体 4 撮影窓 5 採光窓 6 切替操作ボタン 15 前カバー 17 本体基部 20 支持板 21 デートモジュール 28 写真フイルムカートリッジ 36 露光部 37 暗箱 37a,37b 位置決めピン 39 撮影レンズ 49 液晶表示部 51 モジュール基板 51a,51b 位置決め穴 52 電源電池

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 写真フイルムカートリッジが装填され、
    撮影レンズ、暗箱、及びシャッタ機構などの露光付与機
    構を有する露光部が前面に設けられている本体基部と、
    この本体基部の前面で前記本体基部に対して着脱自在に
    設けられている前カバーと、前記露光部による撮影に機
    能を付加し、前記本体基部と前記前カバーとの間に介在
    する薄板形状の付加装置とを備えたレンズ付きフイルム
    ユニットにおいて、 前記付加装置の上部に設けた位置決め用のピン又は穴
    を、前記本体基部の前面に設けた位置決め穴又は位置決
    めピンに挿入した後、付加装置の前面側から前記前カバ
    ーを前記本体基部に装着することで、前記付加装置を前
    カバーと本体基部との間に挟み込んで保持することを特
    徴とするレンズ付きフイルムユニット。
  2. 【請求項2】 前記付加装置は、予めカレンダーを記憶
    した時計回路により自動的に更新される日付を表示する
    透過型の液晶表示部を有するデートモジュールであるこ
    とを特徴とする請求項1記載のレンズ付きフイルムユニ
    ット。
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US09/788,567 US6473565B2 (en) 2000-02-25 2001-02-21 Lens-fitted photo film unit having auxiliary module
CNB011043067A CN1169019C (zh) 2000-02-25 2001-02-23 具有辅助组件的装有镜头的照相胶片单元
KR1020010009449A KR100665725B1 (ko) 2000-02-25 2001-02-24 보조 모듈을 갖는 렌즈 부착 사진 필름 유닛

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